市職員の『のうかつ!』始めます

 本市の特産品であるさくらんぼ、ぶどう等の果樹は、収穫時期に集中して多くの労働力が必要となり、その確保が喫緊の課題となっています。
 市では、これまでも社会貢献や地域課題への一助となるよう「地域に飛び出す公務員の活動」を推進してきましたが、この度、収穫作業における労働力不足の解消とともに、市職員の果樹栽培に対する理解を深め、職員のスキルアップを図るため、新たに公務員の副業制度を活用した南陽市職員農業活動制度『 のうかつ!』の運用を開始します。

 

南陽市職員農業活動制度 『 のうかつ!』

1 目的

本市の農業は、水稲、果樹、畜産及び野菜栽培等を組み合わせた複合経営が中心である一方、第2種兼業農家が大半を占め、65歳以上の就業者が地域農業を支える状況にあります。
そのような中、特産品であるさくらんぼ、ぶどう等の果樹は、収穫時期に集中して多くの労働力が必要となり、その確保が喫緊の課題となっています。
本市では、社会貢献や地域課題への一助につながるよう、公務員が知識経験を生かしながら、または、新たな知識を得ながら、地域の一員として地域活動に励み、住民との協働により地域づくりを行う「地域に飛び出す公務員の活動」を推進してきました。
この度、新たに公務員の副業制度を活用した 南陽市職員農業活動制度『 のうかつ!』 を導入し、収穫作業における労働力不足の解消とともに、市職員の果樹栽培に対する理解を深め、職員のスキルアップを図ります。

2 実施期間

令和5年6月1日(木)から令和5年10月31日(火)まで

3 副業制度の内容

(1) 活動内容
市内の果樹生産農家における収穫・出荷作業等
(2) 副業の条件
・公序良俗に反せず、公務員としてのモラルを遵守すること
・公務に支障を来さないよう自己の就業時間及び健康状態の管理に努めること

4 具体的な手続き方法

 市職員が、『 のうかつ!』を活用して果樹の収穫作業等に従事する場合は、以下により手続きを行います。
(1) 「営利企業等従事許可申請書」を、所属長を経由して総務課に提出する
(2) 総務課において申請内容を審査し、副業を許可する
(3) 1日農業バイトアプリ「daywork」等を活用して、働き先の市内農家を探す
(4) 実際に作業に従事する
(5) 従事期間後に、実績報告書を総務課に提出する

5 備考

県内では、さくらんぼ収穫作業における労働力確保のため、令和4年度から山形県と寒河江市、令和5年度から東根市と上山市、山形市が職員の副業による支援を実施している。
さくらんぼ以外の果樹も対象に含めた公務員の副業による支援の取組は県内初となる。