平成13年9月定例会本会議(開会日)9月11日(火)10:00~10:42

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議事日程第1号
                       平成13年9月11日(火)午前10時開議

議会報告  議会運営委員長報告

日程第 1 会議録署名議員の指名

日程第 2 会期の決定

日程第 3 諸般の報告

日程第 4 承第 7号 平成13年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての専決処分の承認を求めることについて

日程第 5 議第 50号 南陽市吉野ふれあいプラザ設置条例の設定について

日程第 6 議第 51号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について

日程第 7 議第 52号 南陽市道路線の廃止について

日程第 8 議第 53号 南陽市道路線の認定について

日程第 9 議第 54号 平成13年度南陽市一般会計補正予算(第3号)

日程第 10 議第 55号 平成13年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

日程第 11 議第 56号 平成13年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)

日程第 12 議第 57号 平成13年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第3号)

日程第 13 議第 58号 平成13年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第1号)

日程第 14 議第 59号 平成13年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)

日程第 15 議第 60号 平成13年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)

日程第 16 予算特別委員会の設置について

日程第 17 認第 2号 平成12年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第 18 認第 3号 平成12年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 19 認第 4号 平成12年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 20 認第 5号 平成12年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 21 認第 6号 平成12年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 22 認第 7号 平成12年度南陽市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 23 認第 8号 平成12年度南陽市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 24 認第 9号 平成12年度南陽市中央第一土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 25 認第 10号 平成12年度南陽市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 26 認第 11号 平成12年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 27 認第 12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定について

日程第 28 決算特別委員会の設置について

日程第 29 請願の付託

 散   会
───────────────────────


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       開      会
○議長(小林啓市議員)  御起立願います。
おはようございます。
着席願います。
去る9月4日告示になりました平成13年南陽市議会9月定例会を開会いたします。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       開      議
○議長  ただいま出席されている議員は全員であります。よって、直ちに会議を開きます。
 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号によって進めます。
 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会の運営等について議会運営委員会委員長より報告を願います。
 委員長 小野健一郎議員。
 〔議会運営委員長 小野健一郎議員 登壇〕
○議会運営委員長  私から議会運営委員会の報告を申し上げます。
 本日招集されました平成13年9月定例会の運営について、去る9月7日午前10時より議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。
 最初に、会期について申し上げます。本定例会に提案されます議案は承認案1件、条例案及び事件案4件、補正予算案7件、決算案11件の計23件であります。当局より大場総務部長、佐藤総務課長及び高橋企画財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、議案数及び一般質問の通告を考慮し協議いたしました結果、定例会の会期を本日から21日までの11日間と決した次第であります。この11日間の会期において、お手元に配付してあります日程表に従い、本会議、各常任委員会及び特別委員会を開催し、御審査くださるようお願いを申し上げます。
 次に、議案の審査について申し上げます。まず、承認案については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論の後、表決を行うことといたしました。
次に、条例案及び事件案4件については一括議題とし、提案理由説明、総括質疑の後に、所管の常任委員会に付託といたしました。
また、補正予算案7件につきましては、一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、予算特別委員会設置、予算特別委員会に付託、また決算案11件につきましては一括議題として、提案理由説明、質疑省略、決算特別委員会設置、決算特別委員会に付託の上それぞれ審査していただくようにいたしましたので、よろしくお願い申し上げます。
次に、一般質問でありますが、通告議員は5名でありますので、御報告いたします。
 次に、請願でありますが、受理されました請願は2件でありますので、別紙請願付託表のとおり所管の常任委員会で審査いただくことにいたしましたので、議事日程に従い審査くださるようお願い申し上げます。
以上、本定例会の運営について議会運営委員会において協議決定いたしましたので、各議員の御賛同と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、報告といたします。
○議長  私のわきにありますコスモスですが、例年赤湯地区議員の方々、課長さん方々が丹精込めてつくられたコスモスであります。どうもありがとうございました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長が指名いたします。
 会議録署名議員は、4番須藤清市議員、17番塩田秀雄議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期については、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日より21日までの11日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日より21日までの11日間と決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
 本定例会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議会庶務報告、請願の処理経過並びに結果報告、定例監査報告など、別冊諸般の報告のとおりでございますので、御了承願います。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第4 承第7号
○議長  日程第4 承第7号 平成13年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
市長。
〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
本日より21日までの11日間、9月定例議会が開催されますので、何かと御指導そして御理解を賜りたいと思います。
提案理由の前に一言申し上げたいわけなんですが、台風15号が本県に向けても通るんじゃないかと非常に心配をいたしております。昨日の4時半に防災連絡調整会議を開き、本日の9時にも会議を開きまして、15号に備えた被害関係等の報告、対応、総務課を中心にやることに決定をさせていただきましたので、議員各位にもよろしく御指導、御指摘をいただければと思います。
それでは、承第7号について提案理由を申し上げたいと思います。
ただいま上程されました専決処分案件について、提案理由を申し上げます。
本案につきましては、借換債の発行に伴う所要額の補正について専決処分をいたしたものであります。既定の予算総額に 2,460万円を追加し、歳入歳出予算総額を22億 7,637万 8,000円といたしました。内容は、下水道高資本費対策として市債元金償還金を補正したものであり、財源については借換債にて措置いたしたものであります。
以上、専決処分案件について、御審議の上、御承認いただきますようお願い申し上げます。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております承第7号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第7号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
承第7号 平成13年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての専決処分の承認を求めることについて、質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので討論を終結いたします。
お諮りいたします。承第7号 平成13年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての専決処分の承認を求めることについては、これを承認したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第7は承認することに決しました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第5 議第50号から
 日程第8 議第53号まで計4件
○議長  次に、日程第5 議第50号 南陽市吉野ふれあいプラザ設置条例の設定についてから日程第8 議第53号 南陽市道路線の認定についてまでの4議案を、議事の都合により一括して議題といたします。
○議長  この際、市長対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第50号から議第53号について一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議第50号 南陽市吉野ふれあいプラザ設置条例の設定についてですが、本案は、南陽市吉野ふれあいプラザが旧吉野診療所跡地に本年10月1日オープンいたしますので、南陽市吉野ふれあいプラザ設置条例を設定いたすものであります。
次に、議第51号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、地方税法の一部改正を受けて行うものであり、長期所有上場株式等の譲渡所得について、緊急経済対策として平成13年10月1日から平成15年3月31日までの期間に限り、特別控除を行うものであります。
次に、議第52号 南陽市道路線の廃止について及び議第53号 南陽市道路線の認定について申し上げます。
 本案は、現市道2路線の終点の変更と、県からの一部移管による市道編入及び道路新設を行うため、2路線の廃止及び再編成による認定とともに、新たに1路線を市道認定いたすものであります。
以上、条例その他事件案4件について一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
ただいま議題となっております4議案について、総括して質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案4件は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付託表のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第9 議第54号から
日程第15 議第60号まで計7件
○議長  日程第9 議第54 平成13年度南陽市一般会計補正予算(第3号)から日程第15 議第60号 平成13年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)まで、補正予算7議案を、議事の都合により一括して議題といたします。
○議長  この際、市長より提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第54号から議第60号まで、予算案7件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議第54号 平成13年度南陽市一般会計補正予算(第3号)について申し上げます。
既定の予算総額に4億 6,247万 4,000円を追加し、歳入歳出予算総額を 170億 469万 8,000円とするものであります。主な内容は、市道蒲生田本線整備事業1億 2,900万円、災害復旧費 6,160万 1,000円等の補正であります。財源につきましては、地方交付税、国県支出金、繰越金、市債などにて措置いたすものであります。債務負担行為の補正は、(仮称)赤湯乳幼児保育センター実施設計業務委託料1件であります。また、地方債の補正は、中川児童館改築事業初め3件であります。
次に、議第55号 平成13年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
事業勘定について、既定の予算総額に 4,920万 6,000円を追加し、歳入歳出予算総額を28億 214万 6,000円とするものであります。内容は、療養給付費交付金返還金等の補正であります。財源につきましては、繰越金にて措置いたすものであります。
次に、議第56号 平成13年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
既定の予算総額に54万 8,000円を追加し、歳入歳出予算総額を 8,230万 3,000円といたすものであります。内容は、学校林伐採による収益を整理するための補正であります。
次に、議第57号 平成13年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。
既定の予算総額に 175万 4,000円を追加し、歳入歳出予算総額を22億 7,813万 2,000円とするものであります。内容は、補助事業費の組み替え及び排水区幹線変更設計委託料の補正であります。財源につきましては、受益者負担金にて措置いたすものであります。
次に、議第58号 平成13年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
既定の予算総額に 3,566万 4,000円を追加し、歳入歳出予算総額を37億 2,636万 1,000円とするものであります。
内容は、支払基金償還金等の補正であります。財源につきましては、一般会計繰入金にて措置いたすものであります。
次に、議第59号 平成13年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
既定の予算総額に 3,896万 7,000円を追加し、歳入歳出予算総額を17億 6,069万 8,000円といたすものであります。内容は、介護給付基金積立金及び国県支出金還付金等の補正であります。財源につきましては、繰越金にて措置いたすものであります。
次に、議第60号 平成13年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。
このたびの補正は、資本的収入及び支出の総額にそれぞれ 3,000万円を加え、収入の総額を1億 8,079万 6,000円とし、支出の総額を4億 8,639万 5,000円といたすものであります。内容は、石綿配水管の更新工事費の補正であります。財源につきましては、国県補助金、一般会計からの出資金にて措置いたすものであります。
以上、予算案7件につきまして一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。質疑は予算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、質疑を省略することに決しました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第16 予算特別委員会の設置について
○議長  日程第16 予算特別委員会の設置を議題といたします。
お諮りいたします。議第54号から議第60号まで補正予算議案7件を審査するため、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置することに決しました。
議第54号から議第60号まで補正予算7議案は、ただいま設置いたしました予算特別委員会に付託いたします。
なお、予算特別委員会は、日程に従い委員会を開催し、審査を願います。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第17 認第2号から
日程第27 認第12号まで計11件
○議長  日程第17 認第2号 平成12年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第27 認第12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまで決算認定11議案を、議事の都合により一括して議題といたします。
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
市長。
〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました認第2号平成12年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから認第12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまでの11会計について、監査委員の審査をいただいて提案するものであります。
初めに、一般会計でありますが、平成12年に10月末日をもって廃止いたしました病院事業の清算により、歳入歳出決算額が増大したものの健全財政運営の努力によりまして6億 1,847万 7,000円の純剰余金を見ることができました。また、ほかの9特別会計におきましても、決算剰余金合計2億 108万 1,000円の黒字決算を結ぶことができました。財政指標では、起債制限比率が10.8と 0.3ポイント、経常収支比率も84.3%と 0.6ポイント低下するなど、着実に改善されておりますので、改めまして議会初め関係各位の御協力に深く感謝を申し上げたいと存じます。
次に、認第12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定について申し上げます。
本年度も第2次拡張事業計画に基づき配水管の新設及び布設がえ工事等を施行いたしました。この結果、損益計算では 9,265万 4,000円の純利益を計上いたすことができました。今後とも引き続き、水道水の安定供給のために、事業の計画的推進と健全経営に努めてまいります。
以上、決算の概要を申し上げましたが、平成12年度における主要な施策等につきましては、決算附属資料として別冊を配付させていただいておりますので、御高覧をいただきたいと存じます。
御審議の上、御認定くださいますようよろしくお願い申し上げ、説明を終わります。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
ここで監査委員から決算の審査結果について報告を願います。
多勢 啓監査委員。
〔多勢 啓監査委員 登壇〕
○代表監査委員 おはようございます。
それでは、私から監査委員を代表して、平成12年度決算審査の意見について申し上げます。
まず初めに、一般会計並びに特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
市長より審査に付されました一般会計及び国民健康保険を初めとする9特別会計の歳入歳出決算並びに財産に関する調書や基金の運用状況について、法令等に準拠して処理されているか、計数が正確であるかについて関係書類等を照合するとともに、関係職員の方々から説明を受け、予算の執行が適正であるかについて主眼を置いて実施いたしました。
その結果、各会計の決算及び基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、また予算の執行及び財産運営についても全般的に適正であると認められました。
なお、決算審査の詳細につきましては、決算意見書に記載のとおりでありますが、その概要について申し上げたいと思います。
平成12年度は、第2次財政対策を継続しながら、経常経費を節減した反面、都市基盤整備事業としての道路改良や市立図書館整備事業、介護保険事業、まちづくりの中核となす中央公民館の開設、さらには今後の医療体制の根幹となる公立置賜総合病院、公立置賜南陽病院の開業など、市民生活に直結した事業を推進、一定の成果を得られたものと評価でき、その取り組みにつきましては心から敬意を表する次第でございます。
決算の結果についてですが、一般、特別両会計の歳入決算額は 284億 1,978万 1,000円、歳出 275億 9,297万 6,000円と、前年度より歳入、歳出とも15%強の増加となっており、実質収支額は8億 963万 3,000円の黒字決算となっております。さらに、前年度の実質収支額6億 6,898万 9,000円を差し引いた単年度収支額も1億 4,064万 4,000円の黒字となっております。このことは、第2次財政対策要綱、そして行政改革大綱により、財政の健全化対策に積極的に取り組まれた成果と評価しているところであります。
なお、普通会計における財政状況は、財政力指数が 0.382で前年度に比べ 0.007ポイント、公債費比率についても20%で 0.2ポイント上昇となっておりますが、依然としてその基盤は脆弱でありますが、経営収支比率は84.6%で 0.7ポイント改善され、好転しております。
また、市債残高は一般会計で 173億 3,515万 8,000円、特別会計で 119億 3,051万 2,000円、合計で 292億 6,567万円と前年度より 1.1%減少しております。今後も繰上償還に努めるなど市債の適正管理を図り、財政健全化に努力されるよう望むものであります。
一般会計の決算状況は、歳入 181億 5,197万 3,000円、歳出 175億 2,624万 8,000円と、いずれも前年度を上回っております。その主な要因としては、歳入では、財産収入の病院事業廃止後の土地建物売却収入、利子割交付金、地方特例交付金、県支出金などの増額であり、歳出では補助費等などの増額によるものであります。
歳入の財源別構成比でありますが、自主財源の構成比は34.2%で前年度より 1.3ポイント上回っております。しかしながら、大きな役割を占める市税の対前年比につきましては 2.5%減少しておりますが、財産収入、繰入金、諸収入等で大きく上回って、決算合計額では9億 9,812万 1,000円上昇しております。
一方、依存財源の構成比は65.8%で、特別地方消費税交付金、自動車取得税交付金、国庫支出金などの構成比は減少したものの、利子割交付金、地方特例交付金、県支出金などが増加し、決算合計額では13億 3,226万 2,000円増加しております。
次に、歳出の性質別経費でございますが、義務的経費の構成比は50.7%で、前年度より人件費、扶助費等は減少したものの公債費が大幅に増加しており、全体で 3.5ポイント上昇しております。決算合計額では17億 975万 4,000円増加しております。
一方、任意的経費の構成比は49.3%で、積立金、投資及び出資金貸付金、投資的経費が減少したものの補助費等が増加しており、決算合計額で、前年度より6億 2,563万 4,000円増加しております。
特別会計の決算状況は、歳入 102億 6,780万 8,000円、歳出 100億 6,672万 7,000円で、前年度より歳入で17.5%、歳出で16.2%といずれも増加しております。これの主な要因として介護保険特別会計が今年度から新設されたためであります。なお、剰余金として2億 108万 1,000円が生じております。
今後の本市財政運営に当たりましては、介護保険事業の円滑な施行並びに良質な保健サービスの提供、少子高齢化社会に対する総合福祉施策の強化、義務教育施設の改築、都市基盤整備。また、国のIT交付金による情報機器操作講習や小中学校における情報化教育の充実、そして地域委託でスタートした地域公民館の円滑な事業の推進など、市民生活に密着した重要事業が山積しております。
 一方、長引く不況のもとにあって、景気回復の先行き見通しも難しい中、市税を初めとする自主財源の伸びが当分見込めないなど、財源確保が困難な状況下でございますが、市民と市政の相互理解を前提として、総体的には、新たに策定された第4次南陽市総合計画を基本に、そして第2次財政対策要綱を根底に据え、諸施策の適切な運営を図られるよう望むものであります。
 なお、次のことについて留意事項とさせていただきたいと思います。
 市税等の収入未済額につきまして申し上げます。収入未済額の合計額は前年度比 7.3%増加しております。その金額が2億 8,983万円となって、年々増加傾向にあります。景気低迷下の現況とはいえ、滞納整理に鋭意努力され納税者の公平を失しないよう要望申し上げたいと思います。
続きまして、平成12年度公営企業会計決算審査の意見を申し上げます。
決算の審査は、市長から審査に付されました水道事業会計の決算報告及び財務諸表が当該事業の経営成績並びに財政状態を適正に表示しているか否かについて、会計伝票や関係証拠書類との照合を行い、諸資料について必要に応じ関係職員に説明を求めました。また、貯蔵品につきましては、3月30日に行った実地棚卸しに立ち会い、現物の確認を行うとともに、例月出納検査を参考として審査を行いました。
その結果、決算報告及び財務諸表は、地方公営企業関係法令等に準拠して作成されております。経営成績及び財務状態を適正に表示しており、計数についても正確で正当なものと認めました。
次に、経営状況でございますが、収益的収支は、事業収益で8億 8,274万 9,571円に対し、事業費用は7億 9,009万 5,047円で、 9,265万 4,524円の純利益が生じており、これに前年度繰越利益剰余金 1,516万 8,768円を加えた当年度未処分利益剰余金は1億 782万 3,292円となっております。
資本的収支につきましては、収入額が1億 7,470万 9,300円に対し、支出額は4億 5,860万 2,082円で、差し引き2億 8,389万 2,782円の不足額となっておりますが、その不足額は当年度損益勘定留保資金、減債積立金、建設改良積立金及び消費税資本的収支調整額により補てんされております。
なお、その他の内容については、決算意見書に記載のとおりであります。
当年度は、建設改良事業として長年懸案でありました石綿管配水管の布設がえを更新するなど、設備の改良や下水道、道路改良事業に伴う配水管の布設がえ、そして有収率向上のため老朽管の布設がえと漏水調査、補修を並行して行っており、その結果、有収率については前年度同様の81.1%となっております。取水源が遠く給水原価が高くなるという不利な条件下にある当市にとりまして、有収率を前年と同様に維持できましたことは、企業努力のあらわれと敬意を表したいと思います。
一方、水道料金の未収金については、不納欠損処分額が96万 9,000円と前年度に比較し34.5%ほど減少しておりますが、その未収要因としては依然行方不明者が多いことから、徹底した使用者管理対策や督促・徴収をさらに強化するなど引き続き努力されるよう望むものであります。
ここ数年来、他会計より繰入金を入れず、純利益を計上しておりますが、今後、劣化設備の改修、油等の流出事故の対応、また平成17年度より予定されております綱木川ダムからの受水による支出増加など、厳しい状況が予測されます。つきましては、今後も将来の水需要を的確に見きわめながら、「地方公営企業法の経営の基本原則」である企業の経済性を発揮し、健全財政を維持しつつ、「安全で安心な水の安定供給」を大原則として、公共福祉の増進のためにさらに創意を尽くされるよう要望申し上げます。
以上、事業会計並びに一般会計、特別会計の監査意見を申し上げ、終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長  多勢監査委員の報告が終わりました。
お諮りいたします。決算等についての質疑は決算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、質疑を省略することに決しました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第28 決算特別委員会の設置について
○議長  日程第28 決算特別委員会の設置を議題といたします。
 お諮りいたします。認第2号から認第12号までの決算認定議案11件を審査するため、議長並びに議員選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議長及び議員選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。
認第2号から認第12号まで決算認定11議案は、ただいま設置いたしました決算特別委員会に付託いたします。
なお、決算特別委員会は、日程に従い委員会を開催し、審査を願います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第29 請願の付託
○議長  日程第29 請願の付託であります。
本定例会において受理されました請願は2件であります。別紙請願付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       散      会
○議長  以上をもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
御起立願います。御苦労さまでした。

   午前10時42分 散 会