平成13年9月定例会決算特別委員会 9月18日(火)10:00~15:23

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     桑  原     仁  委員長        漆  山  鏗  一  副委員長
 
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本日の会議に付した事件
認第2号 平成12年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について
認第3号 平成12年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認第4号 平成12年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について
認第5号 平成12年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認第6号 平成12年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認第7号 平成12年度南陽市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認第8号 平成12年度南陽市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
認第9号 平成12年度南陽市中央第一土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認第10号 平成12年度南陽市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認第11号 平成12年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認第12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定について

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       開      会
○委員長(桑原 仁委員)  これより決算特別委員会を開会いたします。
 ただいま出席されている委員は21名全員であります。
これより決算の審査に入ります。
本委員会に付託されました案件は、平成12年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに事業会計決算11件であります。

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認第 2号から
認第11号まで計10件
○委員長  認第2号 平成12年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから認第11号平成12年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの10議案について、当局の説明を求めます。後藤武夫収入役。
 〔収入役 後藤武夫 登壇〕
○収入役 〔平成13年9月定例会 決算に関する説明書により 認第2号から認第11号までについて説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
初めに、認第2号 平成12年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について、事項別明細書により審査を行います。
まず、歳入から行います。
第1款市税から第11款使用料及び手数料までの72ページから87ページまでについて質疑ございませんか。
13番伊藤俊美委員。
○伊藤俊美委員  毎年言っているわけなんですけれども、監査の意見書にもありますように、未済額が年々ふえているということで、市税だけでも 2,000万円も去年からふえているというような状態でありまして、大変な状態になっておる現状であります。不納欠損額も少しは減ったんですけれども、 400万円以上もあるということで、毎年四、五百万円ずつの不納欠損も出ておるということで、全体としましても国民健康保険も入れますとかなりの金額になるわけですね。合計としましても2億八千、3億円近くの滞納額になっておるということでありまして、監査の意見を見ますと、「未納者の一部固定化になっている」というようなことが、意味がちょっとわからないんですけれども、これはどういうことで滞納者が変わらないのかというようなこと、その内容についてちょっとお尋ねします。
○委員長  市税の不納欠損額すべてですか、全体ですか。(「滞納者の内容」の声あり)滞納者の内容。
平税務課長。
○税務課長 収入未済の状況でございますけれども、ただいまございましたように、一般市税では1億 3,472万 6,875円というような状況になってございまして、国保の方につきましては1億 5,510万 4,946円というような状況でございます。
そして、その中身でございますけれども、現年の滞納というものについては 4,700万円というような状況で、滞納繰越分が非常に多いと。いわゆる今までの過年度の繰り越しが 8,771万円ということで、滞納繰り越し分が65%というものを占めております。
そして、御意見ございましたように、監査の意見書でございました固定化というものについては、やはりそういった滞納を繰り越す方が同じような方ではないのかなというようなことを意味しているのではないかと思っております。
なお、この未収の状況の内容ですが、固定資産税が 58.69%、固定資産が非常に多い状況になってございます。それから、市民税については 28.19%というような、税目別に見ますとそのように固定資産、固定した資産の未納が多いということもございまして、やはりこういった経済状況が非常に厳しい中、連日滞納整理、あるいは電話、そういったものも利用しながら、少しでも収税というものの向上を図っていきたいという努力をいたしておりますけれども、そのようなことから、やはり滞納繰り越し分の回収について、いわゆる収納については非常に困難を来しているという状況もございます。
そういった方には制度上の分納というようなことも奨励しながらやっておりますが、やはり生活的にもゆとりがないというような状況でこういった未収がふえてきているということが考えられるところでございます。よろしく御理解いただきたいと思います。
○委員長  13番伊藤俊美委員。
○伊藤俊美委員  課長の話はわかるんですけれども、やはり滞納するということは景気が悪いということが一番の問題になっているわけであります。失業者も 700人も 800人もいるというと、なかなかこれは税金の方に手が回らないということになるのは間違いないわけでありますけれども、失業保険をもらっている間は何とか払えるんだというようなことで、ただ、ほとんどもう終わりになっております。終わりにかかっているということで、今どうしたらいいかという私の方にも相談が来るんですね。そういう意味でこれからますますこれはふえると思います。そういう意味で、税務課としてもやはりそういう人の対応をどうしたらいいかということを考慮していただきたい。
やっぱり分割して払っている方もかなりいらっしゃると思うんですね。そうすると全然減らないんですね。そういう意味で、やっぱり減らないような支払いをしてもらってもは困るんですね。やっぱり 1,000円でも 2,000円でも前の滞納が減らない限り減っていかないわけなので、その点を重々考慮していただいて収納に何とか努力していただきたいと思っております。
また、国民健康保険についてお尋ねしますけれども、健康保険に対してもかなり分割して払っている方もいらっしゃるわけです。そういう意味で、保険庁の方からですか、余りにも金額がたまり過ぎると保険はききませんよと、保険証の対象になりませんよというような通知が来ている方が大分いらっしゃるんですけれども、これは市の方としては少しでも払っていれば大丈夫なんですか。その金額を幾らためればだめだというようなことになっているんでしょうか。その点もちょっとお尋ねしておきたいと思います。
○委員長  伊藤委員、国民健康保険は 303ページからまたありますので、そのときにまたその辺の質問をしていただきたいと思います。税金の方について、平税務課長。
○税務課長 今伊藤委員の方からおっしゃられたとおり、やはり全然現年度分に入らないというようなことのないように、やはり前年よりも少しでもとにかく納付をしていただくような関係、税務職員の中でも対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○委員長  ほかにござませんか。
12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  税収の問題ですが、御承知のように税収が相当落ち込んでいると。御承知のように大変な不況と。今伊藤さんもおっしゃったように、雇用の問題等々についても大変厳しい状況だと。それで、税収の大分落ち込みがあると、法人も含めてですね。来年度の見込みというか、それは当局としてどのような見方をされているのかお尋ねしたいと思います。
それから、もう一点でありますが、財政の問題でありますが、財政力指数の問題でありますが、財政力指数が年々落ちていると。これもそういうことがあらわれているのかなと思うんですが、財政担当の課としてどのように認識されているのか、その二つをまず最初にお尋ねします。
○委員長  初めに平税務課長。
○税務課長 税収の状況でございますけれども、来年の状況ということでございますけれども、まだ半ばでございますので来年度の状況についてはちょっと予想しかねますけれども、去年からの状況を見ますと、やはり給与所得が減っているということは、給与所得者の人数が減っておりますし、また営業の関係も非常に落ち込んでいると。また、農業についても、昨年と比べますと78%ぐらいということで非常に落ち込んでいるということを考えますと、非常に厳しい状況にあるのかなという感じがいたします。
ただ、これについては市民税の関係でございますけれども、またいろいろな税目を見てみましても、やはりプラスになるような状況はちょっと見当たらないということでございますので、非常に厳しいのかなという感じがいたします。
来年の状況としては、なお今後の推移というものを見ながら、調定を見ながらなお検討してまいりたいと思います。
○委員長  高橋企画財政課長。
○企画財政課長 財政力指数が落ちたという要因につきましては、税収の落ち込みなども当然含まれているというふうに認識をいたしております。
○委員長  12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  税収の落ち込みが非常にあると、しかも給与所得、あるいは農業所得、法人関係、あらゆる面について落ち込んでいると。これに対してどのような、来年度の予算どうなるか私わかりませんが、もう国なんかは始まっているわけですから、来年のことも考えまして財源力不足についてどのように対応されるのかお尋ねしたいと思います。
○委員長  大場総務部長。
○総務部長  お答え申し上げます。
先ほど財政力指数が落ち込んだという点から御議論ございましたけれども、財政力指数というのは、基準財政需要額と税収の見合いで落ちてきたということで、実質の予算の編成上はその不足額が交付税で措置されるわけですから、全体としての中身の問題でなくて、財政力指数が落ちたということは、いわゆる自主財源が落ち込んだと。依存財源になお一層頼らざるを得ないという状況を示すものであって、必ずしも予算編成上の問題とは直接に連動するものではないと。これはあくまでも交付税算定上の基準財政収入額の算定上の問題であるということでございます。
なお、税収その他、厳しい状況にありますけれども、来年度の予算編成ということで新聞紙上等でも一部交付税の問題なんか取り上げられておりますけれども、これは概算要求時点のお話であって、交付税については仮り置きの数字なんですね。あくまでも特別交付税の特会に入れるいわゆる入り口のベースのお話であって、出口ベースというのがいわゆる各地方公共団体に交付されると。ですから、概算要求の時点ではあくまでも仮り置きの数字です。今後、国税五税の収入見積もりがなって、その国税五税の一定比率が交付税の原資になるわけですから、その数値はまだ出ていないということでございます。
そんなことで、今後どのような国税五税の見積もりがなされるかによって交付税の総額が決まってくる、あるいは地方財政計画が組まれると。その中で交付税がどのように配分されるかということになることであって、現在、国の概算要求の時点では、交付税、新聞等で公表されている数字はあくまでも仮り置きの数字と。今度、地方財政計画なり国の国税五税の見積もりがなった時点で、もう一定割合交付税の原資ということで決まっているわけですから、まだ現時点では来年度の地方公共団体、一市の予算編成について確かな見通しというものは現時点では依存財源部分についてはなかなか見えにくいという状況にございます。以上です。
○委員長  ほかにございませんか。(「関連」の声あり)関連して。
20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員 普通会計、一般会計の関係の監査の審査意見を読んでみますと、かなり地方財政の地方の方は随分私はさまざまな面で努力をしているという形じゃないかなというふうに思います。今の国の状況から見れば、ずっと地方の方ははるかに努力をして進んでいるというふうに思うんですが、この監査委員会の一定の評価と、また非常に脆弱だという、南陽市の収入の面からいえば非常に脆弱な面があるわけなんです。
ここにありますように、南陽市は「第2次財政対策要綱」を平成10年度から目標を立ててやってきているわけでありますけれども、特に最近の財政の状況を見る目安として、前は公債費比率というのが非常に高く見られておったわけですけれども、最近はむしろ経常収支比率と起債制限比率を財政の状況の目安の大きなものとして見るようになってきたんじゃないかなというふうに思います。その辺の点について、専門家、専門的な立場もあると思いますから、まず一つは、その見方についてのどういう変化なのか、公債費比率よりもそちらを見るようになったのか、それをお聞かせいただきたいということが一つ。
あと、監査委員にお尋ねいたしますが、39ページの監査委員から報告あるんですが、私はこの監査の、普通会計の財政状況というのが載ってますけれども、ここには財政力指数、経常収支比率、公債費比率とありますけれども、私はこの下に起債制限比率もぜひ載せてもらうようにしていただきたいものだなと思います。そうすれば財政の状況というのはおのずとすぐにわかるということが一つあると思いますので、改善策をお願いしたいというふうに要望しておきたいと思います。
あと、もう一点、「第2次財政対策要綱」では、南陽市は経常収支比率80%程度、目標としてですね。さらには、起債制限比率は13%未満というのが目標になっているわけです。起債制限比率の方は、これはもうクリアして、今回は10.8%という状況ですから、そこのところは財政の進め方としてはかなり頑張って努力しているというふうに思いますけれども、経常収支比率も年々好転してきているという姿です。ですから、財政全体から見れば相当配慮しながら進められてきているという問題としてとらえることができるというふうに私は評価をしたいと思いますが、この目標、「第2次財政対策要綱」の目標が、経常収支比率も含めて、今年度含めながら80%未満まで達成できる目安といいますか、その辺はいつごろあたりを含めて「第2次財政対策要綱」で完全にできるというふうに大体考えておられるのかどうか、その点についてお尋ねしたい。
○委員長 大場忠夫総務部長。
○総務部長  お答え申し上げます。
いわゆる公債費比率と起債制限比率のとらえ方というふうなことかと思いますけれども、確かに財政を判断する指標はいろいろございます。中でも特に起債制限比率を重要視しているということは何も今始まったことでなくて、国の制度上、起債制限比率によって、例えば15%を超えれば一般単独事業債は制限されるとか、これは起債制限比率、いわゆる実質の公債費の見方なんですけれども、それによってなされるということですから、当然公債費比率も一つの見方でございますけれども、実質的には起債制限比率によって一般単独事業債が制限されるとか、そういった実質的な問題が発生してくるということで、当然起債制限比率をどのように見るかということが重要な指標でございます。
なお、経常収支比率は、これはもちろん財政の弾力化を見るわけですから、これは大事な指標でございますし、80%達成できるのはいつころかというふうな今お話がございましたけれども、これは目標として掲げて進めております。
いわゆる経常経費をなるべく削減するということによって達成されるものになるわけなんですけれども、ただ、御存じのように経常収支比率を算定する上で分母となるいわゆる標準財政規模、この標準財政規模の最も大きな部分を占めるのが当市においては普通交付税になります。ですから、普通交付税がどのようになるかによって、いわゆる分母がどのように変わるかによってなかなか経常収支比率という部分に影響しない場合もございます。相当経常経費を絞ったとしても標準財政規模が伸びなければ収支改善ならないと。経常収支比率が改善ならないということですから、現時点で、先ほど佐藤委員にもお話ししたように、交付税初め国の財政、あるいは地方も含めて、どのような方向に行くのかという厳しい状況があるわけですから、目標としてはいち早く80%にしたいと。
現に何ポイントか下がってきている状況がございます。ですから、あと何年で達成できるのかと言われると非常に厳しい問題ございますけれども、当然財政の運営としては経常経費の節減に努める、なおかつ大きく作用する普通交付税の動向、これらを十分に見きわめていかないと、なかなか何年度で達成するというふうなことにはならない。80%はとにかく達成しようという、そういったかたい決意で財政運営をしてまいりたいと思っております。以上です。
○委員長  多勢 啓代表監査委員。確認の意味でお願いします。
○代表監査委員  ただいま制限比率もというお話ですので、今後次年度からどうするか検討した上で実行していきたいと思います。
○委員長  ほかにありませんか。
3番松木新一委員。
○松木新一委員 全般的にお聞きしたいんですが、不納欠損額についてなんですけれども、先ほどの説明で市税の収入関係でおおよそはそういう理由でなっていること自体はわかるんですけれども、不納欠損処分の内容、また件数等を教えていただきたいと思います。
○委員長  平 光敏税務課長。
○税務課長 それでは、不納欠損についてでございますけれども、市税における不納欠損については、12年度について 124件でございます。それで、内容でございますけれども、死亡については9件、財産がないと、無財産という方については77件、生活困窮者ということで16件、あと行方不明18件、あと職権消除、これについては5件という状況でございます。
なお、これについては地方税法に基づき欠損をさせていただいたところでございまして、対象としては平成4年から7年までの滞納繰り越し分ということで不納欠損をさせていただきました。以上でございます。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第12款国庫支出金から第13款県支出金までの86ページから 107ページについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第14款財産収入から第19款市債までの 106ページから 127ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出について行います。
第1款議会費、 128ページから 131ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第2款総務費、 130ページから 163ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第3款民生費、 162ページから 185ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第4款衛生費、 184ページから 197ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第5款労働費、 196ページから 201ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第6款農林水産業費、 200ページから 221ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費、 220ページから 231ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費、 230ページから 247ページまでについて質疑ございませんか。
8番鈴木英昭委員。
○鈴木英昭委員 243ページの土木費、第1款都市計画に関連して、ちょっと心配される節がありますのでお聞きしたいと思います。これは農林課所管になるのかな、農業委員会かどっちかになると思います。
今回、赤湯バイパス、 113号線バイパスの周囲について、用地買収となって家屋移転を強いられている方が、これは住宅だけでなくて作業小屋その他も含めてでありますが、14軒。そして、それに伴って県道拡幅工事ということになりますと、あわせまして大体二十何軒かの住宅移転ということが予想されるわけでありますが、大半の方が自分の土地、つまり農地に移転をしたいというような考えでおられると思います。
ただ、その場所が、皆さんも御承知だと思いますが、農振の網がかかっているという状況の場所がほとんどだということを聞いておりますがこれは米沢土地改良との絡みになると思います。
ちょうど平成8年にですか、それ以前でありますと農振除外することにおいて農振除外の要綱をクリアすればほとんどが除外されたという経緯があったわけでありますが、ただ平成8年度ですか、農水省からの指導だということで、農振除外することにおいて組合全体としてさまざまな国営事業、それからさまざまな事業の賦課金を返還しないと基本的に個人的には農振除外は認めないよというような形になった記憶があります。その中で、私も農業委員時代さまざまな農振除外に立ち会って、そのような厳しい要綱のために農振が除外できなかったというような経験もあります。
ただ、昨年ですか、米沢土地改良区において国営事業その他の借金、組合全体として償還が終わっているという段階で、また前のようにある程度緩やかな農振除外要綱に変わったんじゃないのかなというような希望とまた考えもあるわけでありますが、その辺どのような移行になっているのかお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  竹田一夫農林課長。
○農林課長 ただいま御質問の農振の除外の関係の要件についての御質問でありますが、まず基本的に農振地域から除外をする場合には、代替地がないとか、軽微の変更であるとか、除外しても農地の集団性を継続して保てる、そういうふうな条件のもとで除外を進めております。
今鈴木委員からございました補助事業の要件が、いわゆる除外してもいいというふうな縛りなんですが、今現在、改良事業ですと8年を経過すれば除外してもいいというふうな状況になっております。
ただ、米平さんあたりで工事なさっている場合には水利費に係る工事費がありますので、それは米平さんと決済金を決定いたしまして除外することになるかとは思いますが、補助事業の関連でだけ申し上げれば、8年以上経過すれば除外は可能であるというふうな取り扱いで今私どもは進めております。以上です。
○委員長  8番鈴木英昭委員。
○鈴木英昭委員 今の話は承知しておりますが、ただ、さっき申し上げた、8年前ですか、それまでの農振除外だと、個人でさまざま賦課金を一括償還して土地改良区から利権書を提出してもらって、それを農業委員会なり農林課に提出する、そういう手続だったわけでありますが、平成8年のとき、基本的には個人の償還は認めないよと。組合全体としてさまざまな賦課金を償還して、それから農振除外を認めるというような、そういうことになった経緯もあるんです。正直言って、私もその場所にタッチしておりますので。
それ以来、本当に個人的な除外はとても厳しくなって、何か特別な理由がない限り農振除外できなくなったなというようなことで、これから先の赤湯バイパスに絡んでの除外申請する人にとっては大変だなというような考えもありますので、その辺、なお御検討いただいて、その場所しか行くところがないということでありますので、その辺考慮していただいて、よりよい内容で進んでいただきたいなということを希望申し上げたいと思います。
○委員長  答弁必要ないですか。(「希望」の声あり)
ほかにありませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第9款消防費、 246ページから 253ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第10款教育費、 252ページから 297ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第11款災害復旧費から第14款予備費までの 296ページから 301ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  討論はいたしませんが、12年度の決算等について反対の態度を表明させていただきます。以上です。
○委員長  ただいま反対の意見がありましたので、採決は起立により行いたいと思います。
認第2号 平成12年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決するに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長  起立多数であります。よって、認第2号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
暫時休憩いたします。再開を2時10分といたします。
   午後 1時57分 休 憩
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   午後 2時10分 再 開
○委員長  再開いたします。
次に、認第3号 平成12年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
これより質疑に入ります。 302ページから 341ページまでの事業勘定並びに施設勘定の歳入歳出全般について質疑ございませんか。
13番伊藤俊美委員。
○伊藤俊美委員  それでは、先ほどのちょっと続きで関連するわけでありますけれども、国民健康保険税の滞納者もかなりの額になっております。そういう意味で、このたび介護保険も入って上積みになってきている関係上、もっと余計になっているわけですね。そういう意味で、もう1億 5,000万円以上も滞納、不納になっているということで、不納欠損としても 700万円以上の不納欠損も出ているわけですけれども、この国民健康保険税も分割している人がかなりいらっしゃるということで全然減らないんですね。減らないで、あれは所得制限から試算して配分なるわけなんですけれども、ですからかなりの額になっている方もいらっしゃるということで、資格証明ですか、保険庁の方から来るわけですね。
 あれが「おたくは余りにもたまり過ぎているから資格はだめだ」というような保険庁の方から通知が来ている場合、医者にかかることができなくなるわけですね。そうした場合、市の方に分割でいいよと言われているものだから分割して払っているという場合、これは幾らためれば資格証明がなくなりますよということ、これは規定があるんでしょうか。そこをちょっと……。
○委員長  鈴木圓紀健康福祉課長。
○健康福祉課長 お答え申し上げます。
国保税の滞納につきましては、税務課長から先刻御答弁申し上げたとおりでございますが、ちょうど9月1日から国保の被保険者証が更新になりましたので、これを機に対処させていただいております。
それで、全滞納者が 445世帯ほどあるわけでございますが、そのうち滞納期間6カ月以上の方に対しまして短期被保険者証を交付しているところでございます。これは明文規定ございませんが、県の指導等によって実施させていただいております。人数は約 220名の方に対して行っております。
それで、市役所に呼び出しをいたしましていろいろ相対しまして、これからの納付の計画等についてその意思を確認いたしましたのでございます。それで、この短期被保険者証は有効期間4カ月ということで、ちょうど12月までの4カ月でございますので、その4カ月間の納付状況等を勘案いたしまして、それで全部納付していただければ1月から被保険者証を交付すると。それから、その期間にまだ滞っておるというふうな状態であれば、来年1月に審査委員会を開催いただきまして、それにお諮りして次の手段であります資格証明を交付するかいなかというふうな可否を御決定いただく段取りで予定しております。
○委員長  13番伊藤俊美委員。
○伊藤俊美委員  短期証明書ということで、その納めた分の間だけやるということなんですね。だから、また滞納になれば、そこからまたなくなることになるわけですね。だから、今の状態を見ますと、そのような状態の方がかなり今度ふえてくるという可能性は十分あるわけなので、その点、税務課としましても何とかそのようにならないような方法、それが来たということで、もう医者にかかれないということで心配している方もおられるわけで、そして市の方に問い合わせしても「納めないからだ」というようなことを言われているという状況でありますので、そのようなことのないように、これからますますふえてくると思いますので、その指導の方をいろんな面で広報するとか、市報に出してこうなりますよというようなことを教えていくような方法をとるような方法、よろしくお願いしたいと思いますので、これは御要望しておきます。よろしくお願いします。
○委員長  答弁必要ないですか。(「はい」の声あり)
ほかに質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認第3号 平成12年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第3号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第4号 平成12年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
これより質疑に入ります。 342ページから 381ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。認第4号 平成12年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第4号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第5号 平成12年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
 これより質疑に入ります。 382ページから 387ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認第5号 平成12年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第5は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第6号 平成12年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
 これより質疑に入ります。 388ページから 393ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認第6号 平成12年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第6号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第7号 平成12年度南陽市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
これより質疑に入ります。 394ページから 405ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認第7号 平成12年度南陽市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第7号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第8号 平成12年度南陽市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
これより質疑に入ります。 406ページから 415ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
15番佐藤寿哲委員。
○佐藤寿哲委員  各特別会計の預金利子ですが、存目として 1,000円とか 2,000円というのはあるんですけれども、ほとんど預金利子がついておりません。これは通帳をつくっておられるんでしょうか。もしつくっておられるとすれば、私の農協の貯金ですら3円とか2円とかつくんですけれども、どうなんでしょうか。
○委員長   408ページのことですか。(「はい」の声あり)
後藤武夫収入役。
○収入役 資金の管理につきましては、一般会計ほか各会計合わせて通帳1冊で運用しております。以前は利子収入若干あった時代がありました。そのときには一般会計ほか各会計に案分をいたしまして会計に配分をして決算を結んでおりましたので、決算の形式上、利子というふうな存目が残っているものだというふうに思います。
○委員長  15番佐藤寿哲委員。
○佐藤寿哲委員  私の勘違いでありました。
一般会計の方はちゃんと預金利子が入っておりますから、それはそれで結構だと思いますが、ほかのやつも一つの通帳ですからそれに入ると、こういうふうに理解していいんですね。はい、わかりました。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認第8号 平成12年度南陽市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第8号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第9号 平成12年度南陽市中央第一土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
 これより質疑に入ります。 416ページから 423ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。認第9号 平成12年度南陽市中央第一土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第9号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第10号 平成12年度南陽市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
これより質疑に入ります。 424ページから 431ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認第10号 平成12年度南陽市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第10号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第11号 平成12年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
 これより質疑に入ります。 432ページから 453ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
 20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員 この介護保険制度が12年度からスタートを切ったわけですね。大変混乱の中でスタートせざるを得なかったということで、南陽市の準備室を含めてやられてきたわけですが、1年間取り組んだ中での決算状況を見ますと、 4,294万円ぐらいの剰余金が繰り越されているということと、あと収納率が99.9%ということで、ほとんど 100%の収納率に近いぐらいの成果だったのじゃないかなということと、また介護保険制度を利用した方々も年々ふえてきているという状況、年々といいますか、去年から見たらことしはさらにずっと増加しているという状況なわけですけれども、課長として1年間取り組んでみた結果、何が今後の問題になっているのか。また、この制度によって、どういう市民の方々がこの制度を利用して救われているといいますか、またこの利用者がどんどんふえているということでの成果などについてどのように評価をしているのか、この辺についてお聞かせいただければと思います。
○委員長  佐藤秀一介護保険課長。
○介護保険課長 お答え申し上げます。
12年4月から制度が施行されたわけでございますが、それ以前から準備をいたした段階で、非常にこの制度自体が目まぐるしく変わって、私どもも手探りの状態と、それから皆さん方もなかなかこの制度自体を理解をしていただけなかったというのが実態だったのではないかと考えておるところでございます。
何点か総括というふうなことで、一般質問の中にもございましたけれども、私なりに総括をしますと、今申し上げましたように制度自体が非常に流動化している状態だったと。それが現在も、やや落ち着きつつありますけれども、まだまだ変わっていくと、このような考え方でおるところであります。
それから、この制度でネックになっておりましたショートステイの部分がございましたけれども、これが6カ月というようなことで管理期間を定めておられましたので、非常に前半の部分が利用を手控えたと。このようなことがちょっと課題だったのかなというふうに制度的には思っておるところであります。
それから、認定の関係のシステムでございますが、この部分については、前々から申し上げましたように、1次判定のシステムが痴呆になった状態をなかなか反映ができていないというようなところが全国津々浦々から出ておったところであります。この部分については私どもも実際事業をやってもなかなか難しいなと、このように感じておったところであります。
それから、最近になりましてこの利用者が非常に多くなりまして、認定期間は原則として30日以内に通知を出すということでございますけれども、その部分が、非常に申請者が多くなりまして、その30日を若干遅延しているような状態も今現在あらわれてきているところでございます。
ただ、この認定審査の事業の事務に関しましては、南陽市、東置賜郡医師会さん等の関係団体あるいは機関等の御協力によりまして、今のところ非常にスムーズに進捗しているのではないかなと思っておるところでございます。
それから、これも一般質問で御答弁申し上げたところでありますが、通所系サービスがサービスほぼ充足しているものの、訪問系サービス、この辺が南陽市的には若干基盤が脆弱だったのかなと、このように思っております。
それから、今後の課題としましては、やはり給付事業の質、それから量の拡大とあわせまして、介護予防関係、健康寿命の延伸を図るための事業が、介護保険事業の中でやるのか、あるいは市全体でやるのかは別にしまして、そういった事業が今後必要なのかなと思っておるところであります。
それから、高齢者の一般的な生活支援事業、この辺の拡充が今後の課題かなと思っているところであります。
それから、利用者がどのようにふえたかという、このような分野でありますけれども、従来の措置というような観点から考えますと、契約というような形になりまして一定程度負担は出てきますけれども、利用の状況によっては相当数ふえてございます。居宅サービスの部分についてもふえてございますし、それから施設も特養が1カ所建設されたということもありまして、待機者といいますか、希望者が多いというような状態はありますけれども、相当数南陽市ではカバーはしているところでございます。
あと、保険料の収納の関係も若干ありましたけれども、12年度は国の特例措置がございまして本来の税額の4分の1の保険料でございましたけれども、今年10月から本来の保険料に戻るということで、今後、収納対策についても十分強化をしてまいりたいと思っているところであります。以上です。
○委員長  20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員 全国的に各自治体の中では単年度から相当な赤字を出してしまって、一般会計から繰り入れしなきゃならないという状況も起きている自治体があるわけですね。これはやっぱり算定基準といいますか、それがしっかりしてこなかった自治体なのかなという感じもしますけれども、南陽市の場合についてはその辺がきちんととられてきたというのがあって、ほぼそういう問題がなくて非常に進んだというふうに思いますけれども、今課長がおっしゃられたように、今後介護保険制度をどう充実させていくのかということを考えますと、さまざま今お話ありましたけれども、在宅介護関係が今後の大きな、どう充実させるのかということが課題になってくるんじゃないだろうかなということだと思います。
つまり、施設の入所者というのは限られてくるわけでありまして、自治体にとってはそんなにいっぱいいっぱいどんどん建物を建てるということにはならないだろうと。ということを考えますと、在宅介護のいかに充実を図っていくのかということに課題が出てくるだろうと。そのときに、今の算定基準の中での税収と、また利用者の負担金、この金額でほぼ収支決算、そう問題なく進むことができるのかどうか。今年度あたりの状況を見ても非常に認定者が多くなってきておりますけれども、その辺の見通しはいかがでございますか。
○委員長  佐藤秀一介護保険課長。
○介護保険課長 在宅介護中心のというようなことで、おっしゃるとおりだと思っておりますが、介護保険料については都合3年間の事業の見通しの中で算定をしておるところであります。
ただ、12年度はほぼ思惑どおりのといいますか、計画に沿った形の事業が展開、数字的にはなったところでありますが、13年度、今年度に入りまして予想よりも申請者等、それから利用者の数が相当数伸びておるというような状態でございます。まだ半年でありますから、今後、後の半年の部分でどう進展するのかちょっとわからないところでありますけれども、基本的に保険料は3年間動かさないで事業を進めるというふうな形になっているところでございます。
○委員長 21番岩井一敏委員。
○岩井一敏委員 ちょっとお尋ねしますけれども、介護認定審査会、御苦労いただいているわけですけれども、当初の審査会の内容と変わってきているのか、現況についてお聞かせいただきたいと思います。
それから、審査会で審査されたものに対していろいろ苦情が出ているというふうな情報なども聞こえるんですけれども、その辺などの声としてどうとらえているのかお聞かせいただきたいと。
それから、今在宅の問題もあったんですけれども、介護度1、2、3、4、5、この認定になった方のサービス枠、要するに5ならば35万円というふうなサービスの枠をどのように認定者が利用しているのか。利用というよりも、 
1%の枠でしたか、5の場合ですと35万円の3万 5,000円でサービスが受けられるわけですけれども、しかしその3万 5,000円も大変だということで、ややもすると在宅でおっているという状況なども聞こえるんですけれども、その辺、自分での負担というものが非常に大変だということなどが聞こえてきて、その1、2、3、4、5の認定のサービスを受け切れないというふうな話もありますけれども、その辺などの状況をお聞かせいただきたい。
○委員長  佐藤秀一介護保険課長。
○介護保険課長 お答え申し上げます。
最初に、認定審査会の当初との変わったようなところはということでございますが、審査の内容等については全国一律でやる審査でありますから、内容等は変わってございません。ただ、審査をする体制が拡充されてございます。
現在、審査委員27名、間もなく10月からもう2名ぐらいふえる予定でありますが、30名以内というふうに条例で定まっております。その中で合議制でやっておりますが、1合議体5名ずつ、今4合議体で審査を行っております。従前は2合議体でやっておったわけでありますけれども、審査委員の方、毎週月曜日ということでなかなか御苦労をおかけしておりますので、そういった部分で、審査の中身自体はこれは変わってございませんが、審査体制の方は充実をさせていただいておるところであります。
それから、審査の結果についての苦情といいますか、そこまでいかなくても、理由を教えてくれと、このような話はよく聞かれます。
ただ、全体的に勘違いなさっている部分もあると思いますが、金額的には確かに3よりも4の方がいっぱい使えると、このような形でありますが、現在の状況の中で限度額いっぱいを使っていらっしゃるという方はまず在宅の方についてはほとんどおられないというような形になっております。そういったことで、3よりも4に何で下がったのやと、こういう話がよく聞こえるわけなんですが、あくまでも認定審査の段階で厳正なる審査の結果だと。
ただ、審査の結果でもし不都合があるといいますか、納得できない部分があれば、再度変更申請をすることは可能ですよということでお話を申し上げておるところであります。ただ、この変更申請は、1が気に食わないからもう一回すぐ翌日出すとか、1カ月に3回出すという、このようなことはできませんけれども、そのような形になっております。
それから、先ほどの審査の体制で一つ言い忘れましたが、審査の有効期間がございます。これが原則6カ月という形になってございますが、最近、原則は6カ月なんですが、1年間に延長することができるようにいたしたところであります。これは、大体有効期間の2カ月前から再申請というようなことになりますので、非常に煩わしい手続が必要になってくると、それからお医者さんから主治医意見書というものを書いてもらうわけでありますけれども、そういった部分も非常に事務煩雑になっておりますので、有効期間、特段状態が変化がないと思われる方についてはそのような形にしておるところであります。
それから、介護保険の限度額に対する、目いっぱい使ってそれでも足りないという人がいるのではないかという話もあるわけなんですが、先ほど申し上げましたように目いっぱい使っている部分についてはなかなかおらないところでありますけれども、ただ自分の一部負担金の兼ね合いで、やはり大変だなという部分は自己規制なさっている方もいらっしゃるかと思います。
ただ、この介護のどの程度のサービスを受けるかについては、本人、家族の希望をもとにしましてケアマネジャーがその計画を組むことになってございますので、今の段階ではケアマネジャーと十分相談してやっていただきたいということで申し上げているところでございます。
なお、限度額がいっぱいでケアマネジャーさんからもう何ともしようがないというような申し出等々については、今のところは聞いておりません。以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認第11号 平成12年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第11号は原案のとおり認定すべきものと決しました。

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認第12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定について
○委員長  次に、認第12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定について審査を行います。
当局の説明を求めます。山口光幸水道部長。
〔山口光幸水道部長 登壇〕
○水道部長 〔平成13年9月定例会 決算に関する説明書により 認第12号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  暫時休憩いたします。再開を3時20分とします。
   午後 3時05分  休  憩
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   午後 3時20分  再  開
○委員長  再開いたします。
 これより質疑に入ります。 505ページから 531ページまでの水道事業会計全般について質疑ございませんか。
12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  お尋ねしたいんですが、ページは、企業債の償還の関係でお尋ねしたいんですが、政府資金等で大分利息が高いのをお借りしているようであります。あと、最近ここ二、三年は大分安く借りているというふうな状況あるわけですけれども、これは借り換え等々についてはできないものか。例えば高い金利は8%あるいは7.何がしと、このようにあるわけですけれども、その辺お尋ねしたいと思います。
○委員長  山口光幸水道部長。
○水道部長 借換債につきましては、利子の高いもので公庫資金のみになるということで、政府資金につきましては借り換えできない仕組みになっております。利率が 7.3%以上のもので、平成13年度は平成11年度の指数で資本費が 127円、給水原価 216円以上のものに限るということになっておりまして、南陽市では資本費 113円、給水原価 226円のため、給水原価では該当いたしますが資本費の方で該当しないということになっておりまして、該当しないということですので御理解いただきたいと思います。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。認第12号 平成12年度南陽市水道事業会計決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第12号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上で本委員会に付託されました議案の審査は終了いたしました。
慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。

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       閉 会
○委員長  これをもちまして決算特別委員会を閉会いたします。
御起立願います。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。
   午後 3時23分 閉 会