長 嶋   茂 議員 質 問
○議長  次に、9番長嶋 茂議員。
 〔9番 長嶋 茂議員 登壇〕
○長嶋 茂議員 9番長嶋 茂です。
 去る8月23日、11号台風が夜、山形県南を通過予報に、農作物の被害を心配しましたが、何事もなくほっとしたところでした。また、今回の15号台風も被害がないことが何よりだと思っております。各地区の被害のあった方にお見舞いを申し上げたいと思います。
さて、既に通告しております2点について質問させていただきます。
1点目ですが、県南自然公園の白竜湖保全についてでありますが、私だけでなく何人かの方々からも訴えてきました問題であります。
市長、県議、関係当局が県との話し合いに努力したという経過は認めるところでありますが、山形県自然保護審査委員会は、白竜湖は自然公園ですので、自然にどうなろうとやむなしの答えというようなことでお聞きしております。
しかし、毎年、雑草、水草が繁茂して湖水部分がなくなっているのです。「波立たぬ 白竜湖水 眠る日々」と私は申し上げたいのでございます。
その姿を見るに見かね、南陽市地区長連絡協議会会長高橋二郎さん、並びに赤湯地区長会会長清野和夫さんを初めとし、市民全戸に署名捺印の上、要望書を県と市に提出されるものと思います。
市民の方々は、趣旨内容を理解、同意の上署名されたものと思います。ここで、趣旨内容を復習させていただきます。
“私たちの心の原風景「白竜湖」を守る運動 今私たちが見る大谷地に広がる美田は、我々の祖先がはかり知れない年月と労力をかけ営々と開拓しつくり上げてきた光景です。その中に、それよりはるか昔からこの地にできた「白竜湖」が清々と湖面に水をたたえ、遠くは吾妻連峰と飯豊連峰と対峙しながら、その存在を静かに、そしてやさしく我々に語りかけてきます。それはこの地に生まれた私たちにとって心のふるさとであり、心の原風景であります。
「白竜湖」は、かつてはサギソウを初めとするあまたの植物が群落し、またコサギを初めとする野鳥やハッチョウトンボなどの昆虫類、雪迎えのクモなどさまざまな生物をはぐくみ、さらに上杉藩時代には家臣により「丹泉八勝詩画」がつくられ、斎藤茂吉も汽車が鳥上坂に差しかかったときにきらきら輝く「白竜湖」を見て歌を残しています。
しかしながら、近年、周辺環境の変化に伴い植物や生物が激減し、湖底には年々泥が堆積し、水深わずか1メートル前後となり「白竜湖の存在が危ぶまれる現状」となっております。このような状況を目の前にし、心の原風景である「白竜湖」の保全運動を山形県と南陽市に行い、さまざまな生物をはぐくみ人々の心を魅了した豊潤な自然景観を後世に残していきたいと考えています。”とのことで、切々な訴えを革命的行動に移したものと思います。
私たちももちろん同感であり、何とか以前の「白竜湖」に戻すべく最善の努力をしなければならないと思います。お伺いいたします。
要望書を受けた以上、市民と行政一体となって運動を展開すべきと思いますが、市長のお考えをお伺いします。
2番目に、提出された要望書の署名人戸数等把握されておりましたら、その結果等をお伺いします。
3番目に、湖水保全のため、水門設置工事が済み、その後の水深の状態など設置前とではどのように違いが見られるかお伺いします。
「白竜湖」景観を楽しむ遊歩道計画が組まれておったと思いますが、今後「白竜湖」景観についてどう組まれておるかお尋ねします。
2点目は、不法投棄と産業廃棄物回収についてをお伺いします。
現在の国民生活様式が変わり、品物豊富でぜいたくな生活が災いなして、大切に利用しない、簡単に物を捨てることは何とも思わない人が多くなっています。
モラルは知っているが、ただ守ろうとしないだけなのであります。南陽市にも不法投棄監視員13名の方が委嘱されて活動なされていることは、大変御苦労さまであります。不法投棄がなくなり感じのよいまちを望みたいものです。
現在問題になっている産業廃棄物処理をどうするかが課題になっていると思います。
農業用ポリビニール類も処理に困って野焼きが目立つのです。ダイオキシン有害発生の法律によって、県の野焼き禁止条例も厳しくなったと伺っております。
それで、南陽市農業用使用済みプラスチック適正処理推進協議会組織が発足され、使用済みポリ等回収を行ったようですが、現在まで若干集めただけだそうでございます。
南陽市の果樹面積、昨年の農業センサス調査によると、デラウェアブドウ約 240ヘクタール、サクランボ92ヘクタール、計 332ヘクタールの約80%がビニールポリ等の被覆であります。10アール当たり量 120キロから 150キロ使用されています。キロ数で換算しますと、南陽市だけで約 400トン以上が使用済み廃棄物となる計算になります。平成13年度、適正処理推進協議会は、南陽市の使用済み廃プラ回収計画は 150トン目標だそうであります。
しかしながら、処理経費は生産者負担がキロ当たり50円でありますので、低所得の中での出費となるわけであります。現在では農業生産もコスト高になって困っている状態であります。そこで、市当局に要望申し上げたいと思います。
農用ポリ廃棄物回収費の生産者負担が大変なので、どうしても野焼きになるのではないでしょうか。完全に回収するには市の手助けが望まれるのですが、補助制度ができないものかお伺いいたします。
2番目に、市は県や不法投棄監視員と協力して監視活動や広報活動をしているとのことですが、活動内容についてお聞かせください。
3番目に、置賜では、産業廃棄物を処理する焼却所またはリサイクルについて、処理する場所、施設は何カ所あり、その能力はどの程度の取り扱いができるのかをお伺いします。
国道13号南陽バイパス線に車30台くらいの駐車待避所がありますが、不法投棄が後を絶たないのです。駐車待避所の管理はどこでどのようになされているのかお伺いします。
以上2点について誠意あるお答えを御期待申し上げ、私の質問といたします。
○議長  ただいまの長嶋 茂議員の一般質問に対して答弁を求めます。
市長。
〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  9番長嶋議員の御質問にお答え申し上げます。
初めに、県南県立自然公園の白竜湖保全についてでございますが、昨年の赤湯地区市政座談会の中で今までの白竜湖保全に関する要望等のお話を申し上げ、議員御指摘のように、県の自然保護審査会で自然のままなくなるのが当たり前だというようなことから、しゅんせつを含めた整備工事が中断的になっている現況のお話を申し上げました。
地区座談会では、じゃあ市民が、我々がみずから署名運動をしながら行政と一体となって再度しゅんせつができるように頑張るから、その節にはよろしくお願いしたいというふうな経緯から、今回の署名運動につながったものと理解をいたしております。
幸い、7月13日に置賜総合支庁の幹部の各部の部長さん方とこの市役所の3階で会議がございまして、そのときに総合支庁の部長の方からも現況の白竜湖では非常にうまくないんじゃないかという話がされました。私もこれは時宜を得たということから、平成13年度の重要要望事業に挙げて要望しましたが、当時の地方事務所の方からは、この要望は取り下げていただきたいと、県の自然保護審査会ではだめだと言ってるから取り下げてほしいという指導を受けまして取り下げた経緯があるわけなんですが、今回は総合支庁の方では、じゃあ15年度の、来年度の事業としてぜひ要望を申し上げますから、よろしくその位置づけをしていただきたいということも強く要請をし、私の受け取り方からいけば、あの時点では御理解をいただけたのかなと、こんなふうに思っておるところでございます。
従前、非常に白竜湖の保全に関しましては、当時私も議長時代で、前市長ともども県庁あるいは東北農水局、あるいは本省の農林水産省の方々にも御配慮いただきまして、調査にも現地に来ていただいた経緯があります。しかしながら、非常に残念なことに、自然保護審査会の先生から、先ほど議員御指摘のとおり、「白竜湖は自然のままに堆積してなくなるのが自然の姿だからいじってはいかん」ということで、きょうに至った経緯がございます。
そういうことで、要望書を受理した場合、先ほど申し上げたとおり、受理するしないにかかわらず、市の重要事業として平成15年度に再度要望活動を続けていきながら、特に県議とも連携をとりながらきちっと対応していきたいなと、このように考えておるところでございます。
それから、2点目の要望書の署名人数・戸数等につきましては、まだ手元にいただいてございませんので、きょう現在ではわからないということでございます。
それから、3点目ですが、水門設置前は現在の横堀排水路との接続部に土のうを積んで水位を調整してきたところですが、土のうの積み方によっては白竜湖周辺の田んぼまで湛水し農作業に支障が出たり、一方では湖水を必要以上に落水し農業用水としての確保ができなかったり、水の調整には大変苦労なさった経緯があるわけでございます。
設置後は農作業の時期やそのときの水量を見きわめながら自在に調整ができますので、良好な管理ができる状態となっております。水位の確保につきましては、農業用地を配慮しながらできるだけ安定的に湖水の水位を確保するよう水門を調整いたしておるところでございます。
4点目につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますが、平成6年に南陽市白竜湖保全整備構想懇談会、恐らく長嶋議員もこの委員に当時おなりになっていたと思いますが、 
「白竜湖保全整備構想」が策定されまして、構想に基づきまして白竜湖のしゅんせつを実施すべく県と国との協議を重ねてきましたが、申し上げたとおりの事情で現在に至っておることを御理解いただきたいと思います。
したがいまして、御質問の遊歩道などの整備計画は、現時点では中断をいたしているものと理解をいたしております。
次の質問に移らせていただきます。
不法投棄と産業廃棄物回収について申し上げます。
第1点目の農業用使用済みプラスチック等のいわゆる「廃プラ」処理は、市初め県やJAおきたま農協がそれぞれ15万円を補助し運営されております「南陽市農業用廃プラスチック等適正処理推進協議会」が中心に適正処理の推進に当たっておるところでございます。
農業者支援は、これら啓蒙活動を初め処理方法の指導活動など施策や事業で行っておりますし、回収費用または処理費用は、他の産業と同様に原因者負担の原則どおり排出者であります農業者が担うべきものであり、今のところ市単独の補助は考えておりませんので御理解をいただきたいと思います。
なお、回収作業並びに処理方法の設定に当たりましては、今後とも農業者への利便が一層図られますよう努めてまいりますので御理解をいただきたいと思います。
第2点目についてですが、不法投棄は廃タイヤやテレビ、冷蔵庫等の電化製品といった大きなものから、空き缶、空弁当、雑誌等さまざま市内各地で発見されておりまして、対策として非常に苦慮いたしておりますが、市内各地に不法投棄監視員13名を委嘱し、不法投棄の早期発見やポイ捨ての空き缶などの回収を行っておるところでございます。
また、市では不法投棄専門監視員1名を配置し、車による不法投棄の未然防止活動や不法投棄物の早期処理、そして最近苦情が多くなりました野焼き禁止の巡視活動等を行っております。
なお、毎年県とは不法投棄箇所の原状回復作業を協力して行っており、不法投棄監視員からも御協力をいただいておりますし、ボランティアの皆さんの御協力もいただいておりますこと、大変心強く感謝をいたしておるところでございます。
第3点目についてですが、現在、置賜地区で許可を受けている産業廃棄物処理施設は、瓦れき類及び木くず破砕施設が11カ所、1日に約1万 1,200トンの処理能力があり、市内では3カ所、1日に約 1,664トンの処理能力となっております。
産業廃棄物の焼却施設は23カ所、1時間に約24.7トンの処理能力があり、市内では3カ所、1時間に約 1.7トンの処理能力となっております。
産業廃棄物の最終処分場は12カ所で、約 406万立方メートルの埋め立て能力を持っておりますが、市内にはございません。
リサイクル施設は、缶、瓶、古紙類、布類、電化製品、自動車、食品、建築資材、家畜のし尿等、多岐にわたりますが、施設については届出義務がないことから、県、市としても施設の実数が把握できない状況下に置かれております。
また、家庭からの缶、瓶、布類の資源物リサイクル施設は、置賜地区では瓶類を再商品化する施設の1カ所となってございます。
第4点目の待避所についてですが、管理は国土交通省米沢国道維持出張所で行っており、清掃等については状況を見て適宜行っているが追いつかないということで、大変困惑をしているとお聞きしております。以上でございます。
○議長  それでは再質問に入ります。
長嶋 茂議員。
○長嶋 茂議員 御回答ありがとうございます。若干なりとも再質問させていただきます。
1番目の白竜湖の保全管理ということで、このたび地区長さんからの請願の数字はまだ明確でないというようなお話でございました。
それで、南陽市全域に区長さんを通して要望書をお願いしたんですが、ただし市提出のもの、県に提出するものが、何か区長さんが間違って1部しか要望書をいただけなかったということで、後ほど区長さんを通して再度要望書をいただいたということで、集計に長引いたということだそうでございます。
ただし、地区ごとに集計しますと、赤湯地区では 6,564名が署名されたと。それは市に対してのものは 5,704名の方に署名捺印をいただいたと。それで、県に提出するものと南陽市に提出するものが数字が違っておるというような実態だそうでございます。
そういうこともありまして、なかなか連絡、周知徹底がならなかったということに対しては残念に思っておる次第です。
ただし、今回の地区長さんの切実なそういう訴えをしているにかかわらず、このたびがいいチャンスじゃないかと、運動するチャンスじゃないかというふうに私なりに考えておるわけでございます。ただいま市長さんの話だと、平成15年度に再度要望書を提出して重要課題として取り上げるということで、現在の状態では取り下げということだそうでございますが、この際やらなければまた当分眠ってしまうのかなというふうに心細く感じておる次第でございます。
県にも自然保護審査会に対しても強く要望をお願いをする次第でございます。
それは市長の力量にかかっておるわけでございまして、県では南陽市の市長は相当評価がよいというふうなお話もお聞きしておりますので、自然保護審査会にはその現況を見ていただいたということでございますが、県知事には見ていただいたものかどうか、その点もお伺いしたいと思います。
それから、湖水を保つために水門の設置工事が終わったわけでございますが、私の見るところによると水深が60センチから80センチの間じゃないかなというふうに、私も棒なんか差してちょっとはかってみたりなんかしますと、現在60センチから80センチの間の水深でございます。
それで、今はヘラブナ釣りの方がほとんどいない。ということは、雷魚釣りというか、雷魚とかナマズ、それはルアーという道具だそうですが、それで釣っているというような状態で、どちらからおいでですかと聞くと、ほとんど米沢の方が大部分のようでございます。米沢にはコイはいるがナマズとか雷魚はいないんだということをおっしゃっておりましたが、米沢の人が大部分釣りにおいでになっているようでございます。
そういうこともございまして、また前に白竜湖策定委員会というような、私も市長おっしゃるとおり委員になったこともございまして、その景観を楽しむ遊歩道をいずれは設置するというようなお話でございましたが、現在ではあの桟橋がもう壊れて、関係当局が新しいくぎをばかんばかんと少し打ったところが見られますが、もうほとんど崩れてなくなっておると。危険性があるということで、「子供フナ釣り場」という看板だけは立派に立っていますが、「危険ですからその先には入らないでください」という立て札が立っているというような状態で、本当にその桟橋に行くにも大変だし、釣り場の場所が三、四人も入ると入れなくなるというような状態のようでございます。
また、ボートについても2そうはもう沈没して、最近行ってみると水にまだ入ってないボートが4そうは確かにあったようでございますが、そうしたら1そうはかぎがかかって全然こげないというような状態で、かぎかかっているところはないだろうというような釣り人のお話もあったわけでございます。
そういうことで、今回、白竜湖の桟橋解体ということで10万円ほど予算計上なされておるようでございますが、その後の遊歩道はどのようにいたしますかお尋ねしたいと思います。
それから、農業廃棄物でございますが、先ほどの新聞にも載ってますが、農業用の使用済みプラスチックは1997年から産業廃棄物に位置づけられたと。それで、その前は野焼きしたりどこかに処理しておったんですが、焼却すればダイオキシンなどの有害物資の発生も問題になって、条例の施行で野焼きが全面的に禁止になったということだそうでございます。
それで、県内では年間 5,000トンが産業廃棄物、農業用の使用済みの産業廃棄物ということで見通しておるわけでございますが、しかしながらリサイクルというようなことはほとんどできない。全国的に西高東低型ということで、高知県では98%がリサイクルやっているんだけれども、県内は5%というようなリサイクルだそうです。
そういうこともあって、以前リサイクルということで産業廃棄物として回収したことがございますが、すぐにコスト高で採算がとれないというようなことで生産者からも集めなかったということがございます。そういうことも今後また出るのではないかなと。
昨年の農協関係で集めたものは、よくよくしれたもの、平成12年度で50トンそこそこしか昨年は回収してなかったということでございます。今年は 150トンという目標で回収をするんだということで適正処理推進協議会で進めているということだそうで、なかなかそれも生産者にとっては、50円負担ということなんですが、農協から買い受けたものには25円援助しますよと、それから業者から買い受けたものは20円負担しますよというようなことで、業者によってまちまちだということだそうです。それについても市の方で幾らかでも援助していただいて、全面回収できるように御期待をするわけでございます。
それから、国道13号南陽バイパス沿いに30台の待避所があるわけでございますが、コスモス街道それから桜並木といった街道がごみのため台なしにしてしまうというようなことがたまたまあるわけです。
しかしながら、最近、市当局の御配慮もありまして若干は片づいておるわけでございますが、2週間もたてばまた相当捨てていくというようなことで、もっと近いうちに、1週間なら1週間のうちに、少なければ時間がかからないわけですが、そういう回収をしていただけないものかなというふうにお願いをする次第でございます。
春先なんかも足場のないくらい捨てていく。モラルの問題もございますが、そういう点で難儀をしておるところでございます。そういうこともお尋ねをしたいと思います。以上です。
○議長  市長。
○市長  第1点目の白竜湖の重要要望事業、私が答弁したことと議員のとらえ方が多少違うようなので、私は「14年度に15年度の重要事業として要望いたす」というふうに申しております。議員は何か15年度に要望するというふうなとらえ方でありますが、来年度、14年度に要望していきたいと考えております。
要望申し上げれば、当然自然保護審査会等でも、じゃあ南陽市の意見はどうだというような形でいろいろな話が煮詰められるのかなと、こんな期待をしております。
それから、知事が現地を見たかということでございますが、知事は何回もこの場所を車でも新幹線でも通ってございまして、正直、「白竜湖ってそんなにすごいんですか」というふうなことを言われたことを覚えております。我々、「南陽市の白竜湖は財産であり、むしろ県の財産としても大事な位置づけをしていただきたいんだ」というふうな話をしてました。農業に限らずですね。
あそこは何かいろいろの学者先生方、あるいは過去の方々が研究なさったことによりますと、「白竜湖があるからこそ赤湯温泉の源泉もある程度守れるんだ」というふうなお話も承っておりますから、私はいかに白竜湖が大事かということは強く認識をいたしております。
それから、遊歩道の設置、これは市の計画では今までございません。ただ、整備委員会等で遊歩道をつくったらいいんじゃないかという御提案でありまして、正式に遊歩道をつくるというふうなことではないように承っております。
それから、ボートの件、ボートはかぎが締まって4そうしかないと言うんですが、あれはおのおの個人の所有になっておりますから、おのおのの個人の方々が管理をしているわけでございまして、公共的なボートでないということも御理解をいただきたいと思います。
それから、廃プラの補助の件ですが、先ほど申し上げましたとおり、県、市、おきたまJAが15万円ずつを拠出しながら運営委託をやっておりますので、個々の農家の方々に直接補助を出すということは現在では考えてございません。
やはり他の産業と同様に原因者負担の原則というものをある程度守っていかなければ、行政としてはいろんな面で今度すべてのものに補助という形になっても行政運営ができなくなるだろうという心配もいたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。
あと、国道の待避所の件、早目にと、ごもっともな話でありますが、国土交通省の出張所とも話し合いをしながら、できればボランティア的に椚塚の方々も時には清掃なんかをしていただければ大変ありがたい話だなと。
それはそれとしても、出張所の方にはその旨を話しながら、行政としてもできる限りきちっとしたいと思いますが、やっぱり置いていく方のモラルそのものが非常に低下しているなと、こんな思いでいるところでございます。以上です。
○議長  再々質問に入ります。
 長嶋 茂議員。
○長嶋 茂議員 再々質問はございませんが、ただいま市長さんから椚塚地区でもボランティア活動として国道13号線の待避所についてのごみ収集くらい少しは手伝ってもいいのじゃないかというふうに受けとめたわけでございますが、以前老人クラブ等でやっておったわけでございますが、やはり 200メートルからの距離があそこにあるわけでございまして、私も一時拾ったこともございますが、私ひとりだと2時間ぐらいかかっちゃうというようなことで、とてもじゃないが老人クラブからお断りされたという経過がございます。
そういう点を含めまして、ひとつ大いなる白竜湖の問題も今後少し何とかなるように最善の努力を要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
○議長  以上で9番長嶋 茂議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまです。