岩 井 一 敏 議員 質 問
〇議長  次に、21番岩井一敏議員の一般質問に入ります。
  岩井一敏議員。
  [21番 岩井一敏議員 登壇]
〇岩井一敏議員  21番岩井一敏でございます。既に通告をしております2項目について何点かを質問させていただきたいというふうに思います。
  まず、第1点は、市の図書館問題についてでございます。図書館の運営の基本方針の中に、一つとしては、教養を深め、心豊かな香り高いまちづくりに貢献し、利用しやすく、広く市民から親しまれ、気軽に足を運び学べる図書館づくりを目指す。二つ目として、生涯学習、情報活動の中核施設として施設の拡充を図り、多様な学習需要に対応する資料や情報収集、整理、保存し、その利用に供する。三つ目として、利用者が求める資料や情報を得られるように、利用者の質問に答えるなど、直接情報を提供したり、雑誌、索引類の使い方を教えたり、読書相談に乗ったりし、利用者を何らかの形で援助する。このような基本方針が打ち出されております。さらに、具体的な政策としても4項目、何点かありますけれども、このような図書館の問題について私から質問させていただきたいというふうに思います。
  1967年、昭和42年に、南陽市立図書館の略歴表の中にも明確になっておりますように、南陽市が合併によりまして、臨雲文庫を市立結城図書館として南陽市立図書館が併設した形で、さらには宮内、沖郷の分館が配置されたわけでございます。そして、次の年、1968年に赤湯公民館とともに元税務署跡地に移転をして、公民館と図書館が一緒になって運営されてきたわけでございます。さらに、昭和54年、1976年に赤湯公民館が市民会館に移転をして初めて独立しての南陽市立図書館となり、以来元税務署跡地、たしか昭和24年ごろの建設だというふうにお聞きをしておりますけれども、ここの場所に実に33年余、この間私たち市立図書館の建設の運動にも携わってまいったわけでありますけれども、議会の中でも常任委員会、さらには特別委員会、そして会派等での調査、行政視察等を重ねてきたことは言うまでもないことでございます。さらに、行政側としても調査研究活動などを進めてきたわけでありましたけれども、この時期、各地区の学校建設を始めとして、ハイジアパーク、そして体育館等々の公共事業の優先順位等で図書館建設の機が熟さずして、御案内のように2001年、平成13年の3月27日に多くの市民の念願であった市立図書館が2階に、そして中央公民館が1階にえくぼプラザとして開館、移転されたことは言うまでもないわけでありますけれども、今申したように、非常にこの1年10カ月余、多くの市民が市立図書館を利用している姿を見て喜んでいるところでございます。このような新しい図書館が開館されて利用されていることに非常に喜んでいる状況にあるわけですけれども、この利用状況と図書の購入状況はどうなっているのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  それから、2点目に利用者の声を反映させるための手だて、このことは当然図書館運営をするに当たっては、今の基本方針の中にもあるように手だてをしているというふうに思いますけれども、さらに市民が公平に利用できる施設、このことに関しては多くの意見があるわけでありますけれども、特にこの利用状況を見てみますと、どうしても図書館から遠い施設の地域の方に関しては、どうしても利用率が少なくなっているというふうなことなどもありますので、この辺などどう考えているのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  それから、3点目でありますけれども、今年の12月1日の新聞、山新等で、12月1日から置賜全域で貸し出しがオーケーというふうな見出しの中で、この3市5町の図書館の合計が5万冊というふうな言い方をされておったようでありますけれども、得意分野を生かしというふうな報道をされておりましたけれども、このことに関してはこの新聞等の中身によりますと、3市5町ではもう既に前々から、96年ごろから実施されておったというふうな状況になっておるようでありますけれども、この置賜全域での図書貸し出し状況をお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  さらに、4点目に市内の学校図書館の充実のための施策というふうなことで、この問題も平成14年の、今年の5月5日の子供の日の全国紙の広告欄、全国の学校図書館協議会の名前で出されておったわけですけれども、あなたの地域の学校図書館には子供たちの本をきちっとそろうようにしていますかというふうな大きい見出しの中に、学校図書館の図書を増やすために国は年額130億円を用意しています。しかし、今年度4月末現在でこの施策どおり図書費を増額した市町村に関しては全体の約30%しかありません。子供たちの読書環境を整備するためにも、皆さんの力が必要ですというふうな広告欄があって、各自治体の議会にも応援してくださいというふうな内容の状況でありましたけれども、この掲示されている130億円の、たしか学級数の限定もあったようでありますけれども、南陽市の場合どうなっているのかお聞かせをいただきたい。
  さらに、5番目に庁内の図書等の管理。たしか聞くところによると、1万円以上の本に関しては、備品台帳として各課管理、そして集約的なところに関しては会計が担当するというふうに聞いたんですけれども、この庁内の図書等の管理についてお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  2番目のプールの問題でございます。多分市長の耳にも入っておって、市長からもたしか温水プールというふうな声をちょっとお聞きしたことがあるんですけれども、置賜広域行政の余熱利用に対するドーム問題が御破算になって、その後どのような形で置賜広域行政の中でどのような運動が出てくるのかというふうなことで心待ちをしておったときに、温水プール問題が浮上してきているというふうにちょっとお聞きをした経過があって、私などは非常に喜んでいる一人なんですけれども、この経過などお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  それから、二つ目に市民プールと学校プールの利用状況と維持管理というふうなことでお聞かせをいただきたいわけですけれども、言うまでもなく市民プールに関しては7カ所、学校プールに関しては3カ所今あって、いずれにしてもかなり経過をしておって、いつ壊れてもおかしくないぐらいの年齢を重ねているというふうに聞いておるところでありますので、これらの利用状況と維持管理、維持管理に関しても大変だというふうに担当者からは聞いておるわけでありますけれども、その辺のことと、プールに関しての南陽市としての今後の考え方、とりわけ今回の赤湯小学校に関しては、屋根のかかったプールなどが建設されているというわけでありますけれども、これらと学校プールと市民プールの状況、さらに市としてのプールに関する考え方お聞かせをいただきたいと、このように思います。
  以上でございます。
〇議長  答弁を求めます。
  市長。
  [荒井幸昭市長 登壇]
〇市長  21番岩井議員の御質問にお答え申し上げます。私からは、置賜広域行政の余熱利用温水プール建設に関する御質問にお答えいたし、他は教育長に答弁をいたさせたいと思います。
  議員御指摘のとおり、余熱利用温水プール建設の話でありますが、当初予定されておりました屋内多目的ドームが見送りとなりまして、今年の3月に新たな整備にかかわる基本事項の確認を理事会で決定しております。温水プールの話が出てきたのは、現町長の渡部町長になられましての理事会の、正式な場ではありませんでしたが、高畠町議会の特別委員会で検討をされている余熱利用の施設の中に、1番目にこの温水プールが入っておるということをお聞きいたしました。そういうわけでございまして、まだ現段階では理事会では正式な議題となっておりませんので、高畠の町議会の特別委員会の最終決定を仰ぎながら、我々理事会でも議題として恐らく取り上げることになろうと、このように感じておるところでございます。
  以上でございます。
〇議長  手塚教育長。
〇教育長  21番岩井議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、図書館の利用状況と図書購入状況についてですが、平成13年度図書資料の貸し出し者数は2万5,560人、貸し出し件数は8万4,231件であります。平成12年度は、移転準備のため閉館しておりましたので、平成11年度実績との比較になりますけれども、人数で1.89倍、冊数で1.59倍の利用増となっております。平成14年度は、11月末日までで貸し出し者数1万6,240人、件数で5万4,648件、昨年同期と比較して人数、件数ともほぼ同数というふうになっております。また、図書資料の購入状況ですけれども、平成13年度は4,118冊、年間購入費880万円、平成14年度は11月末まで1,868冊を購入し、年間購入費は580万円であります。平成14年度の市民1人当たりの購入費では160円となっております。
  2点目の利用者の声の反映、公平に利用できる施策についてでございますが、当初最大の要望でありました開館時間の延長につきましては、新館オープンに合わせて4月から11月までは8時までと、県内図書館では最も遅くまで開館しておりました。冬期でも6時まで開いております。また、貸し出し、返却についてはパソコン処理を行い、迅速に対応できるようになっておりますし、インターネットによる検索や予約もできるようになっております。それから、図書購入に対する要望も積極的に受けとめておって、平成13年度は332件の要望がありましたけれども、そのうち247件購入し、他館からの借り入れたものが51件ありました。なお、交通機関がなく来館できない方には、各地区の公民館を通して申し込んでいただければ、公民館の方に貸し出しできるようにしております。また、1回100冊まで、貸し出し期間60日間の団体貸し出しも行っておりますので、御利用いただきたいと、このように思っているところであります。
  3点目の置賜全域での各図書館利用に対する対応についてですが、今岩井議員から御案内のとおり、11月16日号の市報でお知らせしておりますけれども、12月1日から置賜地方に居住している方ならすべての公共図書館から本を借りられると、こういうふうになりました。利用する場合には、当然それぞれの図書館に出向くというような利用の仕方になるわけですけれども、それぞれの図書館から初回に運転免許証、健康保険証などの地域内に居住していることを証明するものを持参して登録し、その後はそれぞれの図書館から貸し出しを受けることができると、このようになっております。
  4点目の学校図書館の充実についてですが、14校の小中学校では、まず朝読書を設定して本に親しむ時間を確保して、学習全般にわたり学校図書館を利用し、総合的な学習の時間や教科の調べ学習等に力を入れているところであります。平成14年度11月現在の学校図書館の蔵書数は、小学校が5万4,160冊、中学校5万2,240冊、合わせて10万6,400冊と、このようになっております。今後の図書館教育の推進に関しましては、市立図書館の蔵書や貸し出し状況を各学校の図書館から調べることができるように、今年度中に情報末端を小中学校学校図書館に配置していく予定であります。また、学校図書館法が改正され、15年4月より全国の12学級以上の小中学校に司書教諭が発令されますので、学校図書館経営のより一層の充実を図って、蔵書の充実については計画的に進めてまいりたいと、こんなふうに思っています。
  5点目の庁内の図書等の管理についてですが、各課で購入している参考図書については各課管理となっています。これも岩井議員から先ほどあったように、1万円以上の図書については備品扱いになって、備品台帳に記載しての管理と、このようになっています。
  次に、プールのことについてお答え申し上げます。利用状況については、赤湯プール6,116名、宮内プール1万1,977名、沖郷プール7,575名、漆山プール3,084名、中川プール4,179名、梨郷プール2,791名、金山プール784名、合計3万6,506名というふうになっております。過去4年間の利用状況によると、全体的に減少傾向にありますが、宮内プールの幼児の利用状況だけが少し増となっております。学校プールの利用状況は、小滝小学校171名、赤湯小学校9,041名、宮内小学校953名、吉野中学校1,626名、合わせて1万1,791名というふうな利用状況になっております。今後の維持管理問題につきましては、沖郷プール及び中川プールは平成11年度に全面改修を行っておりますので、残る5地区プールも適切な維持管理に努め、安全で安心な利用をしていただけるように万全の管理に努めてまいりたいと、このように思います。
  2点目の考え方についてですが、市民プールはスポーツ振興法の趣旨にのっとり、地域住民の利用を目的に設定され、学校プールは学校教育法の円滑な実施を目的に設定されたものでありますので、今後も現状どおりの維持管理で行ってまいりたいと、このように思っております。
  以上であります。
〇議長  それでは、再質問に入ります。
  21番岩井一敏議員。
〇岩井一敏議員  ありがとうございました。それでは、何点か再質問させていただきます。
  最初は、温水プールに関してでありますけれども、まだ正式な議題ではないというふうなことでありますけれども、置賜広域行政の副管理者というふうな立場と南陽市長というふうな立場で、今後この問題に関してはどのように対応していこうというふうに考えているのか。積極的な推進なのかというふうなお聞かせをいただきたいというふうに思っているところであります。
  それから、図書館問題で今教育長の方からあったんですけれども、人数に関しては、利用状況に関しては、私自体この状況を見てみますと、いい利用状況にあるなというふうに思っているところでありますけれども、とりわけ図書館が新しくなって、私たちも図書館が出るまでは県内の図書館に関してはほとんどと言っていいぐらい視察をさせていただきましたし、私たちと非常に近い時期に建設された尾花沢で大体23億円ぐらいかかっておる図書館を見せてもらったり、上山のカミン、あそこも20億円近い金額がかかっておるというふうな意味では、私たちの方の施設に関しては、意外とそういう意味では用地費、改修費ともに金額少なくしていい建物を建てることができたなと、こんな評価を私なりにしているところでございますけれども、今後そういう意味では南陽市の多くの市民に訴えながら利用していただかなければというふうに考えているところでありますけれども、問題に関しては、2番目の市民が公平に利用できるというふうな意味からすれば、地区ごとに利用状況がきっちり把握されておるわけで、各地区の利用状況が児童と一般も含めて赤湯からさらに置賜管内全体の人数が出ているようでありますけれども、やっぱり問題は例えば児童の場合ですと、小学校の場合ですと、簡単に宮内から赤湯へ図書を借りにというふうな状況にはなっていないんじゃないかというふうに思いますし、なおかつ高齢者をどうするのかというふうな問題もあるわけで、そういう意味では先ほど教育長が申したように、図書館の中に職場、学校、グループ等で団体に100冊までというふうな団体貸し付けがあるわけで、まだオープンになって間もないがゆえにでありますけれども、平成14年の4月1日現在での団体利用に関しては、まだ数字にはあらわれていないぐらい少ない状況にあるわけで、例えばここが尾花沢のように100近い団体が公民館も含めてずっと100冊の図書を利用をするというふうなことになると、非常に図書館の職員だけでは対応できない、要するに米沢でも盛んにやっているようなブックモービル的なもので図書館の規定に基づいた貸し出しをやっていかなければならないんじゃないかと、こういうふうに思うわけですけれども、再度幼児の足の問題、とりわけ公共施設がほとんど吉野から市役所までのバスがあるだけで、ほかにはないわけですから、その辺の足の問題と高齢者の問題、この辺などを今後順次検討して、解決に向けて取り組んでいただかなければというふうに考えているところでありますけれども、これまたよろしく見解をお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  それから、たまたま宮内公民館に出向いたものですから、図書館が平成13年にオープンするまでに各分館が営々として昭和42年から沖郷、宮内分館が配置されておったわけですけれども、宮内分館ですら平成11年、12年、さらに10年というふうなことで、おおよそ2,000名近い一般の方、児童の方が利用しているというふうな状況が数字として残っているわけなんで、この辺などが今の段階ではほとんど子供と大人の方に関して果たしてこのまま赤湯に来ているのかというふうなちょっと疑問がありますんで、この辺などの現実の数字をきちっと把握しながら、公平な利用というものを今後やっていただかなければというふうに考えているところでありますので、再度お聞かせをいただきたいというふうに思います。
  それから、置賜全域でのというふうな問題に関しては、非常に喜ばしいことだというふうに思うわけですけれども、これも始まったばかりですから、何もかにも要望解決というふうなことにならないわけですけれども、共通した貸し出しの券など、今後検討していかなければならない課題ではないのかというふうに考えます。例えば南陽市の方が川西に勤めて行っても、川西でその利用券をもらわなければ、あるいは高畠でもらわなければというふうな今の状況のようでありますんで、貸し出し券の問題。それから、一部報道されておりましたけれども、返済方法の問題、例えば小国で借りて南陽で返すというふうな状況など今後検討していく等々の記事が載っておったんですけれども、この辺など再度お聞かせをいただきたいというふうに思います。
  それから、学校図書館問題、今教育長からあったように、平成15年の12学級以上というふうなことで、この資料等を見ますと、たしか非常に中身的にはいろいろ対応できているようでありますけれども、どうしてもこの問題で司書教諭と学校司書というふうな名称の中で、どうしても司書教諭と学校司書というふうな二つの立場の存在というふうなものを使い分けながら、名目的に校長から辞令をいただくというふうな状況になってはいないのかというふうな心配がちょっとあったり、予算的に、先ほどもちょっと申しましたように、全国の3分の1ぐらいしか国で定めた年額の130億円の予算が利用されていないというふうな状況がありますんで、この辺再度お聞かせをいただきたいというふうに思っているところでございます。
  それから、プール問題、今教育長の方からプール問題答弁いただいたんですけれども、この市民プールに関しては赤湯が42年、宮内が41年、漆山が41年等々の、梨郷が44年というふうなことで、いつ壊れてもおかしくないぐらい大体老朽化しておる、そして改修費が莫大にかかると、このような状況が担当者の方からはお聞かせをいただいているんですけれども、今後例えば温水プールが出たときに市民プールという位置づけをどういうふうにするのかというふうなことに関しては、スポーツ振興審議会等でも私もその一員として、莫大に金がかかるプール問題に関してはもう少し集約的に整理をしながら、市民プールに関してはこことここに力を入れて、あとは学校プールに移管というふうなこととか、市民プールと学校プールの利用状況も含めて利用状況と維持管理等を方向性を打ち出すべきでないのかというふうに考えているところでありますけれども、とりわけこの利用状況を見てみますと、市民プールに大人が入るというふうなことに関しては、昔はあったんですけれども、今この3万六千五百何がしの利用者が数多くおることに関しては結構なんですけれども、大人に関しては何%もいないというふうな状況の中で、今後市民プールをどうするのか、学校プールをどうするのかというふうな方向性を打ち出すべきだというふうに思うところですけれども、見解をお聞かせをいただきたいというふうに思います。
〇議長  市長。
〇市長  余熱利用の温水プールの件でありますが、先ほど申し上げたとおりでございまして、市長は積極的に進めるのかどうかということであるようでありますが、正式な議題に供されれば、私も過去のいろんな経緯から、例えば体協、あるいは連合婦人会、その他の各種団体から温水プールをぜひ設置してほしいと、設置していただきたいという要望をいただいておりますから、議題に供されれば積極的に推進する立場として進めてまいりたいと、かように考えておるところでございます。
  私の方は以上でございます。
〇議長  手塚教育長。
〇教育長  お答えいたします。
  1点目の公平というふうな点についてですが、一つは先ほど申しました来館できない方には各地区の公民館を通して云々というふうなことやら、1回100冊まで期間60日というふうな団体貸し出し、この点についてはやはり私どももPR不足といいますか、まだ徹底していないというような状況で、今議員さんがおっしゃられたようなことあって、実際には利用されている方少ないわけですので、1点目はこういった点で今後一層PRをして活用していただくような方向で進めたいと、こういうように思います。
  それから、ブックモービルの件出ましたけれども、たしか岩井議員さんの方から、12年でしたか、同じような御質問があって、専用車両の購入の問題とか、図書の購入、専門職員や運転手の配置、経常的経費の増大、そういったことからブックモービルについては考えていないというふうな答弁をしましたけれども、やはりこれも検討しましたけれども、今言ったようなことから、今の段階でブックモービルをというふうな考えは持っていないところであります。
  それから、そんな中で小学生やら高齢者の方々の足というようなことについてですが、これ確かにやっぱり遠いところの方々大変だろうなというふうには思いますけれども、子供たちは土曜、日曜しか活用する時間帯がないと思いますので、それをいわゆる学校週5日制の中で出ている家庭の日等でよく話し合ってくださって、できればやっぱりおうちの方々の、今自動車の時代ですから、月に1遍ぐらいは子供たちの読書力を高めるためにというふうな考えで、送り迎えしていただければありがたいなというふうに考えているところであります。
  それから、共通券とか、返済の問題についての置賜全域について、これは今出発したばかりですので、今後これから置賜地区の協議会で今言ったようなことも含めて検討していく、そんなことになろうかと、このように思います。
  それから、プールの件についてですが、これも例えば南陽市に温水プールなどできるというふうなことになれば、市民プールのことについてももう一遍考え直しして、学校プールとの関連も図っていかなければならないというふうに思っていますが、現状では先ほど申したとおり、学校プール、市民プールを、なかなか管理費もかかりますが、現状のままで維持管理していきたいと、そんなふうに思っております。
  それから、司書教諭についてですが、これ私どもはやはり定数外でというふうな要望を一生懸命にしているわけですが、実際のところは定数内での司書教諭というふうなことで、しかし資格を取って勉強した方がそういうふうな立場に立たれるので、今までよりは学校図書館の経営もよくなるんでないかと、そういうふうに期待しているところであります。
  以上です。
〇議長  再々質問に入ります。
  岩井一敏議員。
〇岩井一敏議員  ありがとうございました。それでは、3点ほど再々質問をさせていただきたいと思います。
  一つは、今教育長の方からあったように、図書に関しては新たになったばかりですから、何もかにも一緒というふうなことにはならないというふうに思いますけれども、とりわけ図書館に行っていろいろ状況を聞いてみますと、予算編成時の市長との関係もあるんですけれども、一律10%削減というふうな状況に関しては、やっぱりどうもそこに問題が出てくるというふうに感じてきたところでございました。とりわけ、平成14年度の予算、先ほど教育長もあったように580万円というふうな予算購入、どうしても一律10%の減にしますと、人件費を抑えるか図書購入費を抑えるかというふうなことになるわけですから、この削減という問題に関してですと一律というふうなことには、私自体の考えは土木のどぶ板も10%、図書も教育もすべて10%削減なんだというふうなことにはならないんじゃないかと。子供、あるいは人を育てるというふうな意味での教育に関しては、やっぱり一律というふうなことでなくして予算の編成をしていかなければというふうに考えているところでございます。とりわけ、南陽市の年間の580万円、1人当たり160円というふうなものに関しては、必ずしも県内で高いというふうなことでなくして、尾花沢の514円から見るとかなり安いというふうな状況に、川西あたりから見てもまだ安いというふうな状況になるわけですから、一概にこの数字だけを焦点にするわけではないんですけれども、その辺などとあわせて10%一律削減というふうな問題に関して、これは市長からちょっとお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  それから、先ほどちょっと答弁があって、お聞かせをいただいたんですけれども、庁内の図書の問題、たしかこの問題、備品台帳との関係では会計担当で総務部長あたりになると思いますけれども、この辺などの、要するに図書に関しては各課に例えば1万円以上の、1万円といっても3万円も5万円もの本もあると思いますけれども、その辺の管理に関してはうまくやられているのかどうなのかというふうなことと、さらには今こういう時世ですから、パソコンのソフト等の問題も出てくるというふうに思います。これも、図書ということよりも別な角度の管理になると思いますけれども、この辺はどうなっているのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。
  さらに、プールとの関係で教育長にもう一点お聞かせいただきたいのは、例えば赤湯小学校が新たにオープンした場合の、赤湯小学校の授業のときの学校プールの管理に関してはそれはいいわけですけれども、夏休み期間中の管理をどうするのか、あるいは土日のプール利用をどうするのか。こっちは学校プールで、ここは市民プールというふうな扱いになるのか、一切学校以外には利用させないというふうなことになるのか。学校5日制の問題で、図書館も開放する、体育館も開放するといったときに、このプール問題をどうするのかという新たな問題が出てくるというふうに思いますんで、この辺なども再度お聞かせをいただきたいというふうに思います。三つ。
〇議長  市長。
〇市長  一律10%の件でありますが、岩井議員、誤解をして受け取られているようでございます。我々言っているのは、総予算の一律10%でなく、経常経費の10%をめどに何とか削減できないだろうかということを申しておるわけでございますから、一律10%でなく、それをめどにと。これは、できない部署もあるでしょう。あるいは、10%よりできるところも出てくるかと思いますが、平均的に経常経費の10%をめどにということでございますから、御理解をいただければと、こう思います。
〇議長  手塚教育長。
〇教育長  新しくできる赤湯小学校のプールの件についてですけれども、今まで同様、赤湯小学校の学校プールというようにして使用していくと、こういうふうに考えております。
〇議長  大場総務部長。
〇総務部長  庁内備品の管理でございますけれども、これについては1万円以上の図書については備品ということで、これは財産ということになります。備品台帳に記載をし、なおかつ担当課、使用課が責任を持って管理をすると。使用以外のものに関しては、先ほど議員さんからありましたように、収入役の権限に至る部分がございます。
  それから、あわせてパソコンの関係の質問がございました。これについては、やっぱりこういう時代になりますと、一つはパソコンの業務上の問題があります。公的な使用なのか私的な使用なのか。私どもでも、若干これらも把握しながら、指導しながら進めているところでございます。一番問題は、やっぱりデータを集積するわけですから、それらが業務以外に使用される、あるいは持ち出される、そういったことが非常に心配で、これも検討してございます。今の文書管理規定上は、なかなかその部分を負う部分がございません。あわせて検討しておりますけれども、現時点では公務員として当然倫理規定がございますから、それらを信じて業務に当たっていると。なお、不適切な箇所があれば、その都度指摘をするというふうなことで進めさせていただいております。
  以上です。
〇議長  これで21番岩井一敏議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。