平成14年6月定例会本会議(初日)10:00~11:55

平成14年6月10日(月)午前10時00分開会・開議

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議事日程第1号
                          平成14年6月10日(月)午前10時開議

                                      
本日の会議に付した事件
 議事日程第1号に同じ

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       開      会
〇議長(栗原晴峰議員)  去る6月4日告示になりました平成14年南陽市議会6月定例会を開会いたします。

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       開      議
〇議長  ただいま出席されている議員は全員であります。よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第1号によって進めます。

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  議会報告 議会運営委員長報告
〇議長  ここで、本定例会の運営等について議会運営委員会委員長より報告を願います。
  委員長 小林武夫議員。
  [議会運営委員長 小林武夫議員 登壇]
〇議会運営委員長  おはようございます。私から議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本日招集されました平成14年6月定例会の運営について、去る6月7日午前10時より議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。
  本定例会に提案されます議案は、報告4件、同意案3件の計7件であります。当局より総務部長、総務課長及び企画財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、議案数及び一般質問の通告並びに受理されました請願の審査を考慮し、協議いたしました結果、定例会の会期を本日から17日までの8日間と決した次第であります。この8日間の会期において、お手元に配付してあります日程表に従い、本会議、常任委員会を開催し、御審査くださるようお願いを申し上げます。
  次に、議案の審査について申し上げます。まず、報告4件については、1件ずつ説明を求め、質疑、了承の順に行うことといたしました。次に、同意案でありますが、南陽市固定資産評価審査委員会委員の選任については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑の後、討論を省略し、表決を行うことといたしました。次に、財産区管理委員の選任2件については、一括上程とし、提案理由説明、委員会付託省略、討論省略、後に1件ずつ質疑、表決の順で行うことといたしました。
  次に、一般質問でありますが、通告議員は4名でありますので、御報告いたします。
  次に、請願について申し上げます。受理いたしました請願は1件でありますが、別紙請願付託表により所管の総務常任委員会で審査することにいたしましたので、御了承をお願い申し上げます。
  以上、本定例会の運営について議会運営委員会において協議決定いたしましたので、よろしくお願いを申し上げ、報告といたします。
  終わります。

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  日程第1 会議録署名議員の指名
〇議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長が指名いたします。
  会議録署名議員は9番長嶋茂議員、22番小林武夫議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

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  日程第2 会期の決定
〇議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。本定例会の会期については、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日より17日までの8日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日より17日までの8日間と決しました。


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  日程第3 諸般の報告
〇議長  日程第3 諸般の報告であります。
  本定例会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議会庶務報告、定例監査報告など、別冊諸般の報告のとおりでございますので、御了承願います。

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  日程第4 表彰状及び感謝状の伝達
〇議長  日程第4 表彰状及び感謝状の伝達を行います。
  去る5月28日、東京で開催されました第78回全国市議会議長会定期総会において、市議会議員10年在職として小野田貞一副議長並びに長嶋茂議員が、また4月17日、青森市で開催されました第54回東北市議会議長会定期総会において、市議会議員6年在職として鈴木英昭議員、桑原仁議員、田豊議員の計5名が表彰されました。
  また、全国市議会議長会産業経済委員会委員として、功績により、小林啓市議員に感謝状が贈られました。
  受賞されました各位には、長年の御功績に対し心より敬意を表します。
  それでは、このたび全国市議会議長会並びに東北市議会議長会から表彰並びに感謝状を贈られました議員に対しまして、これより表彰状並びに感謝状の伝達を行います。
  (表彰者登壇)
                    
        表  彰  状
        南陽市 小野田 貞 一 殿
  あなたは市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第78回定期総会にあたり、本会表彰規定により表彰いたします。
   平成14年5月28日
          全国市議会議長会
          会長 小 泉 昭 男
                    
        表  彰  状
        南陽市 長 嶋   茂 殿
  あなたは市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第78回定期総会にあたり、本会表彰規定により表彰いたします。
   平成14年5月28日
          全国市議会議長会
          会長 小 泉 昭 男
                    
        感  謝  状
        南陽市 小 林 啓 市 殿
  あなたは全国市議会議長会産業経済委員会委員として、会務運営の重責に当たられ、本会の使命達成に尽くされた功績はまことに顕著なものがありますので、第78回定期総会にあたり、深甚な感謝の意を表します。
   平成14年5月28日
          全国市議会議長会
          会長 小 泉 昭 男
                    
        表  彰  状
    南陽市議会議員 鈴 木 英 昭 様
  あなたは市議会議員として6年以上在職し、地方自治の進展に尽くされた功績はまことに顕著であります。よって、第54回定期総会にあたり、記念品を贈り、表彰いたします。
   平成14年4月17日
          東北市議会議長会会長
          秋田市議会議長
             高 橋 智 徳
                    
        表  彰  状
    南陽市議会議員 桑 原   仁 様
  あなたは市議会議員として6年以上在職し、地方自治の進展に尽くされた功績はまことに顕著であります。よって、第54回定期総会にあたり、記念品を贈り、表彰いたします。
   平成14年4月17日
          東北市議会議長会会長
          秋田市議会議長
             高 橋 智 徳
                    
        表  彰  状
    南陽市議会議員 髙 田   豊 様
  あなたは市議会議員として6年以上在職し、地方自治の進展に尽くされた功績はまことに顕著であります。よって、第54回定期総会にあたり、記念品を贈り、表彰いたします。
   平成14年4月17日
          東北市議会議長会会長
          秋田市議会議長
             高 橋 智 徳
〇議長  ただいま表彰状と感謝状の伝達を行いましたが、各議員は地方自治の振興、発展に多大なる御功績を上げられ、これが認められ、表彰されました。まことにおめでとうございます。今後とも市勢の発展と市民福祉の向上にますますの御活躍をお願い申し上げ、お祝いの言葉といたします。おめでとうございました。
  それでは、ここでこのたび受賞されました皆さんを代表して、小野田貞一副議長からごあいさつを願いいたします。登壇の上お願いいたします。
  [10番 小野田貞一副議長 登壇]
〇小野田貞一副議長  ただいま表彰及び感謝状の伝達を受けました6名を代表して、一言御礼の言葉を申し上げます。
  ただいま伝達いただきましたとおり、全国市議会議長会、東北市議会議長会、それぞれ表彰状、感謝状をいただきまして、私たちまことに光栄に存じます。これもひとえに議会議員の皆様、そして当局の皆様、さらには市民の皆様方の御支援があったればこそと深く感謝している次第でございます。今後はこれを契機としまして、南陽市勢発展のために、あるいは市民福祉向上のために、今まで以上、微力を尽くしたいと思いますので、今後とも皆様方から今まで以上の御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、感謝の言葉にかえさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。
〇議長  以上で表彰状及び感謝状の伝達は終了いたしました。

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  日程第5 報第1号 平成13年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について
          
〇議長  次に進みます。日程第5 報第1号 平成13年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告についてであります。

〇議長  この際、市長より説明を求めます。
  市長。
  [荒井幸昭市長 登壇]
〇市長  ただいま上程されました報第1号 平成13年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について申し上げます。
  (仮称)赤湯乳幼児保育センター整備事業など、3件の事業について、いずれも年度内に事業完了が困難であることから、地方自治法第213条第1項の規定により、繰越明許費として予算措置させていただいたものであります。歳出の状況につきましては、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、平成13年度南陽市一般会計予算繰越明許費繰越計算書により御報告申し上げます。
  以上でございます。
〇議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。報第1号はこれを了承いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、報第1号は了承することに決しました。

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  日程第6 報第2号 南陽市土地開発公社経営状況説明書の提出について
  
〇議長  日程第6 報第2号 南陽市土地開発公社経営状況説明書の提出についてであります。


〇議長  この際、市長より説明を求めます。
  市長。
  [荒井幸昭市長 登壇]
〇市長  ただいま上程されました報第2号 南陽市土地開発公社経営状況説明書の提出について申し上げます。
  公有地の拡大推進に関する法律第18条第3項の規定により、南陽市土地開発公社から提出がありました平成13年度経営状況及び平成14年度事業計画書をお手元に配付させていただきましたので、御高覧いただき、詳細は省略させていただきます。
  初めに、平成13年度の経営に関する用地については、2件の用地を取得し、8件の土地を処分いたしました。
  次に、資産の部、負債の部の差引正味財産及び資本の部の合計は、財産目録と貸借対照表のとおりでございます。
  次に、損益計算書ですが、当期純利益に前期までの繰越利益を加えた額が期末処分利益となっており、そのまま剰余金として平成14年度に繰り越すというものであります。
  次に、平成14年度の事業計画ですが、住宅用地の処分及び公共用地の取得を基本に事業を推進してまいりたいと思います。
  以上、南陽市土地開発公社経営状況について御報告申し上げます。以上です。
〇議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。報第2号はこれを了承いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、報第2号は了承することに決しました。

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  日程第7 報第3号 株式会社ハイジアパーク南陽経営状況説明書の提出について
             
〇議長  次に、日程第7 報第3号 株式会社ハイジアパーク南陽経営状況説明書の提出についてであります。


〇議長  この際、市長より説明を求めます。
  市長。
  [荒井幸昭市長 登壇]
〇市長  ただいま上程されました報第3号 株式会社ハイジアパーク南陽経営状況説明書の提出について申し上げます。
  地方自治法第243条の3第2項の規定により、株式会社ハイジアパーク南陽から提出がありました平成13年度経営状況及び平成14年度事業計画書をお手元に配付させていただきましたので、御高覧いただき、詳細は省略させていただきます。
  初めに、経営概況ですが、前年度に比較し、本館入場者数は目標数値を達成したものの、わずかに減少、ハイジアビーチは夏場の天候不順により大幅な減少となったところであります。一方、販売費及び一般管理費等の縮減の結果、単年度黒字となっております。
  次に、平成14年度の事業計画ですが、本館、ハイジアビーチを含めまして、年間利用者17万人の達成並びに単年度収支の黒字を目指し、引き続き経営努力を行っていただきたいと存じます。
  以上、ハイジアパーク南陽経営状況について御報告申し上げます。以上です。
〇議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。
  22番小林議員。
〇小林武夫議員  ハイジアについて御報告いただいておりますが、第5回取締役会で決まったようでありますが、退職役員の慰労金送呈の件となっておりますが、具体的にどのようなものか、御報告をいただきたいと思います。
  次に、ハイジアの事業報告でありますが、この決算書類を見せていただいただけではわからないという点がいっぱいあると思います。特にハイジアについては、トータルとしてどうだというようなことはわかるわけでありますが、これは今までの議会での質問でも出たりしておりましたし、また我々の会派でも要望しておりましたが、経営の内容について、それぞれの分野別に一体どのような状況になっているものかという点などについて御報告をいただきたいというふうにお願いをしておりますが、いただきました資料を見ますと、全く簡単なものしか出ておりません。それで、この経営の内容については、もう少しシビアに内容を分析する必要があるのではないだろうかと思っておりますが、その辺はどのように考えておりますか、御答弁をいただきたいと思います。
〇議長  市長。
〇市長  1番目の退職慰労金でございましょうか、これは取締役会で一応退任された前社長200万円、社長代行に30万円ということで、株主総会で一応話し合いがされたというふうに報告をいただいております。しかし、株主の中から、株主の配当もないのに慰労金は出すべきではないだろうというふうな意見がほとんどでございまして、この件は取り下げということで、なかったものということで、慰労金の問題は決着をしたというふうに報告をいただいております。
  それから、分野別の決算書の明細のことであろうかと思いますが、私も詳しくその中身等をまだ精査してございませんが、会社の民間企業の決算書はいろんな資料等がついてございますが、11期の事業報告書をお手元に配付してありますが、これ以上にもう少し詳しいものがあってもしかるべきだろうと、私もそう考えておりますので、後ほどハイジアパーク南陽の方に決算書の明細についても要求をしたいというふうに考えております。恐らく決算書出ていますから、議会中にハイジアの了解をいただければ、お手元に配付できるものと思います。
  以上でございます。
〇議長  22番小林議員。
〇小林武夫議員  ただいまの答弁でわかりましたが、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
  それから、もう一つお尋ねしたいと思いますが、このハイジアの経営について検討するといいますか、責任を持つのは会社の取締役会だと思います。それで、取締役及び監査役として10名の人がいらっしゃるわけです。それで、年間、取締役会については5回やっているようでございます。ただ、やっぱりこのハイジアについては、まず何といっても南陽市は第1番の株主でありますし、ハイジアパークは観光課の所管というようになっているわけです。それで、南陽市として、また担当課の観光課として、ハイジアパークの経営について、まずどのように考えていらっしゃるものか、これをきちんとしておくことが大事だと思います。それで、取締役会の年5回、いろいろ検討なさっているようではありますが、日常的にこのハイジアについて点検をしていくというのは担当課の責任であろうかと思います。それで、どのようにこのハイジアパークについて対応しているのかというふうなことをまず担当の方からお聞かせを願いたいと思います。
  また、この10名の取締役の人がいらっしゃいますが、南陽市で半分以上の資本出資をしていて、南陽市の意見を取締役会で代表するというふうな者はだれかというふうなことでありますが、今まで代表取締役としては市長、その後市長では民法上の規定もあってまずいのではないだろうかということで助役をやっていたわけですが、それでこのたびは今度途中で助役が助役の職を離れているというふうなことになっているわけでありますが、代表取締役として行っている前の助役さんと市の方の関係でよく打ち合わせをして代表取締役会に臨んでいるものかどうか、その辺はいかがなものでございますか。
〇議長  市長。
〇市長  まず、最初の南陽市が60.38の株を取得しておりますから、当然地方自治法においても監督責任がありますし、議会に対しても報告義務があるのは当然かと思います。そういう中で、今まで大竹前市長が社長を務めたり、あるいは山前助役が社長を務めていただいてきた経緯がございます。民法上の双方代理というようなことで、市長が社長を務めるのは不適当だろうということは、かつての議会でも議論させていただきましたから、当然私は代表権のある社長につくつもりはなく、山前助役にお願いをした経緯がございます。しかしながら、今議員御指摘のとおり、助役を退任なさった昨年の4月30日で一応代表取締役社長の職を解くことも可能ではありましたが、議会の皆さんと相談しながら、登記上の任期が残っておるというようなことで、引き続き登記上の任期いっぱい務めていただくことを御了承、御理解をいただいた経緯がございます。
  その連絡関係がうまくいっているかどうかというお話でありますが、市としてはだれ一人そのほかに取締役を送ってございませんし、一般職員はこれも法の規定により取締役に就任することはできませんので、だれも送ってございませんでした。連携がうまくいっているのかということでありますが、あくまでも経済部長なり、あるいは観光物産課長がオブザーバーとして参加しかできておりませんので、そういう意味では連携が密にいったかどうか、私自身も疑問に思うところもありますし、商法上の問題からいけば、これは取締役会の会議録等も裁判所の手続を経ないと公開する必要もないというふうな一面もありましたから、緊密に連携が不足、うまくいっていなかった、不足していたということは否めない事実かと思います。そういう意味で、取締役会の山前社長あてに推薦書として後藤収入役を代表取締役に推薦を申し上げたいという文書を南陽市長、荒井幸昭の名前でお出しした経緯がございます。8日に株主総会が開かれまして、何か報告をいただいたところによりますと、そのときには役員会開催できなかったということでありまして、15日に改めて役員会を開催いただくという手はずになっておるようでございますが、やはり60.38%の株を取得しておりますから、南陽市が責任を持ってこの経営に参画することが必要だろうということから、後藤収入役の代表取締役就任を要請してきた経緯がございます。
  また、どのような目的でこのハイジアをやるのだということでありますが、ハイジア設立当時は観光客を目的に、20万人くらいの誘客ができるというふうに踏んでのスタートでありましたが、その後、社会情勢の変化、あるいはバブルの変化、あるいは旅行の形態、ニーズも変わりましたから、今は市民の福祉、健康、体力保持のための有効施設として活用していくのが一番なのかなと、こんな思いでいるところでございます。
  なお、議員の質問に対して不足する部分がありましたら、オブザーバーとして出ております島津経済部長の方から答弁をいたさせたいと思います。
  以上です。
〇議長  島津経済部長。
〇経済部長  今経営の内容について、事務方との打ち合わせがスムーズにいっているのかというふうな問題でありますけれども、今市長が答弁したとおりでございまして、事務方といたしましては、主に施設の維持、修繕の維持管理の方の打ち合わせは頻繁に行ってございまして、そちらの方は年数回行っておりますけれども、経営そのものにつきましては、やっぱりノウハウを持っている職員がいないというふうなこともありまして、取締役の方にお任せしているというふうな状況になっているものと思っております。
〇議長  22番小林議員。
〇小林武夫議員  経営の詳しい内容については後でお知らせするというふうなことでありますが、やっぱり担当の部署としては、このハイジアの経営については、単に取締役会にお任せをするのだというふうなことだけでは私はいかがなものかと思っております。そもそも市長がお話ししましたように、ハイジアはたくさんのお客さんが来るのだと、20万から30万も来るのだというふうなお話で出発したわけです。そして、南陽市の一般会計には毎年1億円入れますよというふうなお話でスタートしたのですが、なかなかそういうふうなぐあいにはいかなかったと。最初の5,000万円についても、未処理といいますか、そのままになってきた経過がありましたが、株式を資本増資をするというようなことで、簡単にいえばパアにしてきたような経過もあるわけです。しかし、あくまでもこのハイジアについては、そういう出発点があったわけでありますし、株式会社としての営利を追求する団体でもあろうかと思いますし、市が多額のお金も出しておりますし、今までの営業してきた結果、累積した赤字もたくさん出ているというような状況もありますし、いずれにしても、市民に対して責任を負うというふうな立場を、南陽市もきちんとそういう姿勢をとるべきであろうと思うのです。ですから、ただ単に経営の問題については取締役会にお任せですよということではなくて、やっぱり担当の部署としてノウハウがないのだというふうなことではなくて、今まで10年もたっているわけですから、それなりに勉強もしていただいて、ハイジアについてはこういうようなことで事業経営をやって、市民に対して責任を持つのだという姿勢をまず明確にして、対応する必要があるのではなかろうかと思っておりますが、その点はいかがでございましょうか。
〇議長  市長。
〇市長  議員おっしゃるとおりであります。株式会社でありますから、株式会社というのは最低三つの経営理念がないといけません。一つは、株主に対して適正な配当ができるかどうか。二つ目は、同じ業種と比べて従業員の社員の待遇がどうなのかどうか。三つ目は、社会的に責任を全うしているか。例えば納税ができるかどうかです。四つ目は、地域に貢献できているかどうか。この四つが私は株式会社、あるいは有限会社の会社の基本的なとらえ方だろうと、こう思っております。幸い、私市長に就任させていただいてから、今まで1回の赤字もございません。全部単年度で黒字決算を結んでいただいております。しかしながら、まだまだ議員御指摘のとおり、改革しなければならない問題等もありますし、あるいは議会でも御議論いただいたように、もう少し料金を下げて、市で負担してもいいから、多くの市民の皆さんのために健康、あるいは福祉増進のためにハイジアを活用すべきだという御議論もいただいておりますから、その辺の整合性を見ながら、これからも経済部長が経営のノウハウないというふうな社員だということでありますが、大分なれてきたようでありますから、我々も積極的に、あるいは議員の皆さんにも積極的ないいアイデアを出していただきながら、ハイジアパークを健全経営になるようにこれからも努力をしてまいりたいと、こう思いますので、御支援と御理解をいただきたいと思います。
  以上です。
〇議長  16番小林議員。
〇小林啓市議員  16ページの貸借対照表なのですが、平成15年3月31日現在と、こういうふうになっているのですが、この流動資産の場合、現金預金でもう186円と円の端まで出ているという、貸借対照表は3月31日現在のものをありのまま書くというわけですが、今からこんなに186円あたりまで出てくるという貸借対照表自体おかしいと思うのですが、これはどういうことですか。
〇市長  円までの単位があってしかるべきだろうと思います。しかも、いろんな指数、試算を積み重ねての事業の貸借対照表でありますから、大ざっぱに1,000円単位で切るとか、あるいは10万円単位にすることも可能であろうかと思いますが、このように細かい積み重ねの方がより親切な事業計画、貸借対照表であろうと、このように理解をいただきたいと思います。
〇議長  16番小林議員。
〇小林啓市議員  そうなってきますと、損益計算書なり販売費及び一般管理費については、ほとんど1,000円単位以下はゼロと、こういうふうになってきているわけですが、それだったらこれの積み上げが貸借対照表と、こうなってくるわけですから、こちらの方もちゃんとした数字が出てきて、貸借対照表としての円の端まで出れば、それは結構だと思いますが、損益計算書ではゼロ、ゼロ、ゼロ、こちらでは円の単位まで出てくるというのはやはり不自然ではないかなと私は思います。貸借対照表自体が現実から若干離れてきているように思うのです。
〇議長  市長。
〇市長  損益計算書も、こういうふうに数字的にはきちっと出ておるものと理解をいただきたいと思います。雑収入にしても、最後の数字が333円というふうになっておりまして、たまたまこういうような結果になったということであります。つくり方にもよるのでしょうが、10万円単位で切れというようなことがあれば一番簡単にできますが、いろんな今までの過去の事例から推して、数値の積み上げの結果、このように端数まできちっと出てきたと。ただ、あくまでもこれは14年度の予測でありますから、多少は変わらなければまたうそであろうと思います。いい数字に変わるように頑張っていただきたいと、かように考えております。
〇議長  ほかに質疑ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。報第3号はこれを了承いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、報第3号は了承することに決しました。

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  日程第8 報第4号 財団法人結城豊太郎記念館経営状況説明書の提出について
              
〇議長  次に、日程第8 報第4号 財団法人結城豊太郎記念館経営状況説明書の提出についてであります。


〇議長  この際、市長より説明を求めます。
  市長。
  [荒井幸昭市長 登壇]
〇市長  ただいま上程されました報第4号 財団法人結城豊太郎記念館経営状況説明書の提出について申し上げます。
  地方自治法第243条の3第2項の規定により、財団法人結城豊太郎記念館から提出のありました平成13年度経営状況及び平成14年度事業計画書をお手元に配付させていただきましたので、御高覧をいただき、詳細は省略させていただきたいと存じます。
  初めに、事業報告ですが、平成13年度の総入館者は2,404人となっております。
  次に、平成14年度の事業計画ですが、継続展示を基本に特別展、郷学講演会、子供講座や素読会、さらには土曜自遊塾などを開催してまいります。
  以上、財団法人結城豊太郎記念館経営状況について御報告申し上げます。以上です。
〇議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。
  12番佐藤議員。
〇佐藤 明議員  ただいまの報告でありますが、入館者が2,404名というふうな非常に少ないわけであります。前年度と対比しても、四百数十人が落ち込んでいるというふうな状況であります。かなりお金をかけて建てたわけですから、やっぱりもっと広い意味で対策を講じない限り、年々減少の一途をたどっていくというふうな状況があるのではないのかというように心配をされるわけですが、今年度の事業計画でもさまざま催しされているようでありますが、これだけでお客さんが来るのかどうか、非常に疑問なわけです。そこで、このほかにどのように考えておられるのか、まずお聞きしたいと思います。
〇議長  柴田教育次長。
〇教育次長  お答えいたします。私は、結城記念館財団の評議員という立場でございますが、担当課でございますので、私から御答弁をさせていただきます。
  議員から今御指摘ありましたように、確かに入館者、年々減少しておりまして、いろいろ分析をしております。その中で、どうしてもやはり知名度の問題がございますので、全国的の入館者は望めないのではないかというように考えてございます。地元にとっては大変偉大な、功績のあった方でございますので、せめて南陽高校に入っている在校生全員の方に、学年を指定をいたしまして、せめてその方に知っていただきたい。それから、市内の学校でも1度は全員見ていただきたいというような取り組みをしておりまして、南陽高校、それから市内の学校とも打ち合わせをさせていただいておりますが、全部見るということには至っていないのが現状でございます。
  その中で、ことしは週5日制の取り組みの中で、やはり子供たちからも見ていただきたいというようなことで、土曜自遊塾ということで月ごとに取り組んでおりまして、これまで5回実施をしておりまして、その中で109名ほどの入館者がございましたので、そういうことを通じながら、また親の送迎等もございますので、そのついでに親から見ていただくというようなことで、地道に入館者をふやしてまいりたいというように考えてございます。
〇議長  12番佐藤議員。
〇佐藤 明議員  全国的な規模での誘致はちょっと困難というふうなお話でありますが、だとすれば置賜関係、あるいは県内というふうなエリアを絞るということも一つの、そういうこともあり得るでしょうが、だったら何か併設をするとか、そういうものはできないものか、その考え方はどうでしょうか。
〇議長  柴田教育次長。
〇教育次長  そういう意味で、事業報告書にもございますし、特別展というものを企画をいたしまして、そんな形で取り組んでいるわけでございますが、なかなか思うような入館者が実現していないというのが現状でございます。
〇議長  12番佐藤議員。
〇佐藤 明議員  私申し上げているのは、例えば書道とか、あるいは絵画とか、こういったことも含めての考え方はあるのかなというように質問しているのです。ちょっと舌足らずでごめんなさい。
〇議長  柴田教育次長。
〇教育次長  結城先生と関係のある方の特別展というものは、事業計画の中でも取り組んでおりますが、全く別な、結城記念館を利用しての別な展示会、展覧会とかというものについては、展示スペースの問題もございますし、結城記念館本来の目的にも沿うものではございませんので、本来の目的に沿った地道な活動を行ってまいりたいと、指導してまいりたいというように考えてございます。
〇議長  20番五十嵐議員。
〇五十嵐 諒議員  私もこの問題については何回か質問をしてきたのですが、私は何回かいろんな方々を結城記念館に連れていくのですけれども、いつも感じますのは、やっぱり何かわかりやすく説明してくれる方が必要なのではないかなと思うわけです。理解するには小学生の高学年からでないと無理ではないかなと思います。しかし、一般の旅館にお泊まりの社会人の方々が見ても簡単には理解できません。よっぽど知識のある方とか、またそれに理解を示している方ぐらいしか来ないだろうと思うのですが、例えばボランティアの団体をつくって、子供たちにもわかりやすく説明できるようなやり方というか、工夫できないものだろうかなというように思うわけです。あと、例えば金、土、日ぐらい旅行でお泊まりの旅館の方々について、近くの方だったらば、例えば朝のうちに、2時間ぐらいの時間を朝食の前に散歩方々結城記念館を見てもらうということの工夫とか、せっかくのあれぐらいの財産ですから、何かいろんなことを少し、目に触れて、そしてすばらしい蔵書を含めながら歴史的なものも理解できる、そういうものを広げていくという活動を、何かもう少しそういう工夫が足りないのではないかということを思いますので。何かそういう持論を積み上げれば、研究する、なぜお客さんが少ないのかということを分析してみることは大事だと思いますから、その中で何が必要なのかという、みんなで意見を聞いてみる必要があるのではないかなというふうに思います。市民の方々もいろんな施設、南陽市内にある中で、説明をしてくれる方々が必要だということがアンケートにも出ていますよね、少し意見が。だから、その辺がポイントなのかなというふうにも思います。ぜひ財団法人の中の結城記念館の顕彰会の組織もあるわけですから、そういう提言を市の方からしていただきながら、方向性を立ててもらったらいいのではないかなというふうに思います。
  以上、御要望しておきたいと思います。
〇議長  市長。
〇市長  結城先生の御寄贈いただいた中国の蔵書、あるいは掛け軸、非常に難解でありまして、普通の方々では大変理解しづらい。今五十嵐議員言われるように、ボランティアが説明できるまでの訓練が果たして可能なのかどうか、受けていただけるかどうか、言うはやすし行うはがたしと言われておりますが、非常に苦労をしております。本当に市内でもごく一部の方々が理解をしていただいておりますが、あの膨大な蔵書、掛け軸、常に掛け軸なんかは書いておるようでございますから、非常に難しい難題かなというふうに思いますが、一応そういう御指摘ありましたから、ボランティアの活動を含めて、財団法人結城豊太郎記念館の方にはそんな旨、申し上げることはやぶさかではありませんが、非常に難しいだろうなというのが私の実感でございます。でも、きちっとお伝えはさせていただきたいと思います。
  以上です。
〇議長  ほかに質疑ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。報第4号はこれを了承いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、報第4号は了承することに決しました。

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  日程第9 同意第4号 南陽市固定資産評価審査委員会委員の選任について
 
〇議長  日程第9 同意第4号 南陽市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。


〇議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
  [荒井幸昭市長 登壇]
〇市長  ただいま上程されました同意第4号 南陽市固定資産評価審査委員会委員の選任について申し上げます。
  本委員の安部實氏は、本年6月30日をもって任期満了となりますので、戸田千代子氏を適任と認め、選任いたしたいので、地方税法第423条第3項の規定により御提案申し上げるものでございます。御審議の上、御同意いただきますようよろしくお願い申し上げます。
  以上です。
〇議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第4号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、同意第4号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。同意第4号は討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、同意第4号は討論を省略することに決しました。
  お諮りいたします。同意第4号 南陽市固定資産評価審査委員会委員の選任については、これを同意いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、同意第4号は同意することに決しました。

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  日程第10 同意第5号及び
  日程第11 同意第6号まで計2件
〇議長  日程第10 同意第5号 南陽市宮内財産区管理委員の選任について及び日程第11 同意第6号 南陽市太郎財産区管理委員の選任についてを議題といたします。


〇議長 市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
  [荒井幸昭市長 登壇]
〇市長  ただいま上程されました同意第5号及び同意第6号について一括して提案理由を申し上げます。
  初めに、同意第5号 南陽市宮内財産区管理委員の選任について申し上げます。本財産区管理委員1名について欠員補充を行うため、議案掲載のとおり、新任1名について適任と認め選任いたしたいので、御提案申し上げるものであります。
  次に、同意第6号 南陽市太郎財産区管理委員の選任について申し上げます。本財産区管理委員のうち3名が本年6月30日をもって任期満了となりますので、議案掲載のとおり、3名について適任と認め、再任いたしたいので、御提案申し上げるものであります。
  以上、同意案件2件につきましては、南陽市財産区管理会条例第4条の規定により御提案申し上げましたので、御審議の上、御同意いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
  以上です。
〇議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第5号及び同意第6号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、同意第5号及び同意第6号は委員会付託を省略することに決しました。
  次にお諮りいたします。同意第5号及び同意第6号の2議案は討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、同意第5号及び同意第6号の2議案は討論を省略することに決しました。
  これより、各財産区管理委員会の選任について質疑及び同意の表決を1件ずつ行いたいと思います。
  最初に、同意第5号 南陽市宮内財産区管理委員の選任について、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。同意第5号 南陽市宮内財産区管理委員の選任については、これを同意いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、同意第5号は同意することに決しました。
  次に、同意第6号 南陽市太郎財産区管理委員の選任について、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
  (「なし」の声あり)
〇議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。同意第6号 南陽市太郎財産区管理委員の選任については、これを同意いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」の声あり)
〇議長  御異議なしと認めます。よって、同意第6号は同意することに決しました。

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  日程第12 請願の付託
〇議長  日程第12 請願の付託であります。
  本定例会において受理いたしました請願は1件であります。別紙請願付託表のとおり所管の総務常任委員会に付託をいたします。
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       散      会
〇議長  以上をもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  一同御起立お願いします。どうも御苦労さまでした。
    午前11時55分  散  会