平成15年12月定例会 予算委員会 12月16日(火)10:00~11:40

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本日の会議に付した事件
議第56号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第4号)
議第57号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第58号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
議第59号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)

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       開      会
○委員長(小野健一郎委員)  御起立願います。 おはようございます。
 御着席願います。
 これより予算特別委員会を開会いたします。
ただいま出席されている委員は21名で、定足数に達しております。
 なお、本日の会議に欠席する旨通告のあった委員は6番田 豊委員であります。
それでは、これより予算の審査に入ります。
本委員会に付託されました案件は、平成15年度補正予算4件であります。

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 議第56号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第4号)
○委員長  初めに、議第56号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第4号)について審査を行います。
 当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成15年12月定例会 予算に関する説明書により 議第56号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
 質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
 これより質疑に入ります。補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
 最初に、歳入全般について、10ページから15ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。第2款総務費から第7款商工費の16ページから23ページまでについて質疑ございませんか。
 20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  第7款商工費の映画政策支援費についてお尋ねします。
きのう試写会があって、大変いい映画だという言葉を私いただきました。見てきましたけれども、とてもよかったという話を聞いてきたわけなのですが、1月17、18、19日の3日間、無料で市民の方々に見ていただくということで 450万円の予算を使っているわけです。大変結構なことなわけです。
 ただ、私はやっぱりそれを市民の方に見ていただくには、たくさんの方に見てもらう方法を考えなければならないということだと思います。担当課の方で、ここにあるようなチラシもきのう常任委員会でいただきましたけれども、公民館に申し込みをいただくというような方法をとっておられるようでありますが、もう少しもっと多くの方に見てもらう方法を検討してもいいのではないかなと思います。これで公民館まで券をいただきにどんどんたくさんの方に行っていただければいいのですが、ちょっと工夫も必要なのではないかと感じますので。
 せっかくこのぐらいいい映画だとすれば、南陽市の発信をしていくためにも、そして無料で見ていただいた方にやっぱり情報を発信してもらうという何らかの工夫が必要なのではないかなと思うわけです。ただ見て「ああ、よかったな」というだけでは、これからの南陽市の、せっかくの政策の、我々南陽市というものを売り出していくためにも、その情報をさらに市民の方から発信してもらう方法も必要だと思いますので、無料で市民会館で上映されるときに来ていただいた市民の方に何らかのアプローチをしてもらうように検討してもいいのではないかと思いますので、その辺についてどうお考えになっているのかだけひとつお聞かせいただきたいということと、あと例えば今後東京南陽会とかいろいろなところがあると思いますけれども、そういうところでの試写会などは検討していく考えがあるのかどうかについてお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  前段につきましては私から答弁申し上げ、後段の細かい部分については情報発信主幹の方から答弁をいたさせたいと思います。
 議員御指摘のとおり、きのう、山形霞城セントラルで6時半から試写会を行いまして、私も出席し、舞台からあいさつを申し上げました。
これは、南陽市がたまたま35周年に当たるということで、35周年の事業を取りやめまして、市民の皆さんに完成したら無料で鑑賞いただこうということで進めてきた経緯がございます。1度とんざしながら非常に心配をいたしましたが、きのう、約2時間、1時間57分ほどかかるそうでありますが、非常に感動的で、米と命の大切さを訴えながら、南陽市を中心に置賜の情緒豊かな自然なり人情あふれる場面などがたくさんありました。私は案外涙もろい方ではないのですが、三、四度涙があふれるような場面もございまして、非常に感動して鑑賞させていただいたものでした。なお、委員御指摘のようないろいろなことを考えながら、もっと全国的にPRするにはどういう方法があるのか検討することも必要だろうと思いながら舞台あいさつも申し上げてきました。なお、東京南陽会の方は、これは主幹の方が詳しいと思いますが、東京南陽会でなく渋谷あたりで上映するような予定があるやに聞いておりますので、その辺を含めまして主幹の方から答弁をいたさせたいと思います。私は以上です。
○委員長  渡部俊一情報発信主幹。
○情報発信主幹  今御指摘ありましたけれども、市内の方のPRもいろいろ考えております。今のところ12月1日の市報でしか流していないものですから、きょう実は隣組回覧等で、新しいチラシもできたものですから、再度お回ししまして周知をしたいと。それから、看板の設置とか懸垂などの設置とか、新聞等も通じまして、市民の方には広く周知したいと思っています。なお、3万 6,000市民の2割ぐらいは何とか見てほしいということで、予定としては 7,200人ぐらいの入場者を見たいということで取り組んでいるような状況でございます。
それから、全国的な展開をこれからどうするのかということですが、映画の方が御承知のようにJAの全国中央会の推薦もいただいておりますので、ただいまJAを通じまして、一つはJAの女性組織部の理事会で、せんだって東京の農協会館で映画の試写会をやりまして、非常に好評でした。今度は1月下旬に全国集会があるということでございますので、その女性組織部の全国集会で上映しまして、JAの組織を通じて一つは全国展開を図っていくと。
 それからもう一つは、全国の映画センターという組織があるのですが、山形では山形県の映画センターがありますが、この映画センターは全国組織になっておりますので、例えばホールを通じての上映、劇場でなくて、市民会館と公民館とかそういう会館を通じての上映なのですが、その運動を全国的に展開するというふうな予定で今進んでおります。
 あと、県内の方は南陽市の後は置賜では21日が米沢市、22日が川西町、23日が高畠町で上映が行われますが、その後、既に7カ所ほど県内の上映も決まっておりますし、24日以降は山形県の劇場の方でも公開が決まっております。
その後、全国展開についてはこれからという状況ですが、3月以降、全国の劇場展開を図って、南陽市を大いに全国に売り込みたいというふうに思っております。以上のような状況でございます。
○委員長  20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員 大変大きな任務を持ってこの仕事に当たられた主幹には非常に心から激励を申し上げたいと思います。
 それで、私は、主幹の仕事としてこの映画上映会を成功させていくというか、そういう任務も持っていただいていくとすれば、市長として、来年度、この主幹の課をそのまま任務として置いていくのかどうか、その考え方をお聞かせいただきたいものだと一つは思います。
 それとあと、この映画上映によって南陽市が相当全国にアピールされていくわけでありますけれども、また、していかなければならないわけですが、それと観光物産といいますか、産業とそういうものを組み合わせてやっぱり南陽市のさまざまなものを発信してつないでいくということが必要だと思うんです。そういう体制をぜひ行政の中でも何らかの形でつくっていただいて進めるということが非常に大事なのではないかと思いますから、その辺についての考え方についてももう1点お聞かせいただきたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  主幹を来年度、映画PRのために置くつもりは毛頭ございません。本来は1年で終わりということでありましたが、先ほど申し上げたとおり、途中でスポンサーの広告なりいろいろな問題がありましたから、1年間延期をしながら今日の完成を見たところでございます。あとは主幹説明のとおり劇場映画のルートに乗ってやることでありますから、主幹を置かなくても十分プロダクションの方で対応できるだろうと、このように見ておるところでございます。
 また、観光の面を委員御指摘でありますが、確かにそのとおりだろうと思います。我々は映画に限らず常に南陽市の観光というものがどうあるべきかという姿を追求しながら、例えば八王子のいちょう祭りの物産展に出かけていったり、東京の渋谷の郵便局をおかりしながら物産展を開催したり、常にやっぱり観光と南陽市が一体となって進むような方策は模索をいたしております。特にこれからの観光はグリーン・ツーリズムを初め体験型観光が多くなりますし、農業も観光の一環としてのとらえ方をしていかなければ観光行政も成り立たない時代になりつつありますので、その辺も視野に入れながら、これからも本市の観光行政進展のために頑張ってまいりたいと思いますので、あらゆる機会をとらえて委員の方からも御指導いただければなお心強いなと、このように思っておるところでございます。以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
 21番岩井委員。
○岩井一敏委員  3款の民生費に関連して、18ページの児童措置費に関連して少しお聞きをしたいのですけれども、双葉保育園の園児問題で、乳幼児が措置する子供が多くなってきているというようなことを聞いておりますが、その辺、現況をお聞かせいただきたいと思います。二つ目としては、20ページの置賜広域事務組合、今回は電算の方なのですけれども、関連をして、余熱利用のプール問題、どのような進展状況になっているのかお聞かせをお願いをしたいと思います。三つ目として、きのう、厚生常任委員会の中でも少し議論があったのですけれども、斎場問題、これまで9月21日に全協で出されてから常任委員会等では全然報告なっていないのですけれども、担当をどこでどういうふうにしていくのか、きのうは市民福祉部長は、一定程度、場所指定をして市長に提起したので、あとは市長が決定するだろうというふうな答弁があったのですけれども、その辺の状況ですが、特にきのうの議論に関しては、議員がさまざま地域の中でいろいろな意見を聞いておるというふうなことから、花公園に斎場はおかしいのでないかというふうな意見、さらには、いや、市長の政策として花公園に場所をちょっと移してもやるべきだというふうな意見等々、かなり議論が重なったわけですけれども、いずれにしても担当をどこでされて、どういうふうな形になっていくのかお聞かせをいただきたい。
さらに関連して、山新等に10月上旬に、あそこは一般財産の指定になっているので一定程度の地目変換等の新聞等が記載されておったように記憶しているのですけれども、その辺に関してはどういう状況になっておるのかお聞かせをいただきたいと思います。
それから、今、合併問題が出て、市長答弁がこの前の一般質問でもされておったのですけれども、こんなことはないと思いますけれども、合併がとんとんとんと進んでしまって、合併と斎場がどっちどっちで進んだということになりますと、たしか合併の勉強会の中では、合併特例債に関しては斎場には特例債は適用にならないなんていう答弁が講師の方から、あのときは助役が講師だっただろうか、そのときに聞いた記憶があるのですけれども、その辺どうなっているのかお聞かせいただきたいと思います。3点とちょっと。
○委員長  市長。
○市長  斎場と合併については私の方から。それから、乳幼児のことについては健康福祉課長の方から答弁をいたさせたいと思います。
 最初に、斎場の件で、岩井委員にも大変心配をいただきながら、体協の4団体からでしたか要望をいただいております。承知しております。何か体協を除いたほかの3団体は要望の取り下げを行いたいというふうにお聞きしております。きょうあたり要望の取り下げに見えるという報告もいただいておるところでございます。
 斎場に関しては、9月の全協で、市の検討委員会が出した報告に基づいて、ありのままの報告をさせていただきました。その後、市政座談会なり、市長とのふれあいの日を通しても、斎場に関する質疑等はございません。「市長、花公園というのは非常にいい場所の決定をしたな」と言われた方がおりましたが、決定でなく、一応検討委員会の中での結論ですよというようなことを申し上げた経緯がございます。
 これからもいろいろな課題をクリアしなければならない。例えば、今岩井委員が御指摘のとおり、一般財産なのかどうかということでありますが、一般財産としては承知してございません。ただ、花公園は都市計画区域に入っているんです。だから、まず市の都市計画審議会を開いて、その中で斎場をつくることがいいのかどうかの議論をいただかなければならない。その結果、「よし」となれれば、今度は県の都市計画審議会、年3回ほどありますから、そこに諮る必要がある。そこでオーケーが出れば知事に申請して、知事の認可をいただいて初めて用地の決定になるという、やっぱり手順、順序をきちっと踏んでやっていきたいなと、こんなふうに考えておるところでございますので、御理解をいただきたいなと思います。
 斎場のいろいろな場所等についても、先人の皆さんが大変苦労しながらなし遂げられなかった非常にきつい歴史があるわけでございますから、市長が一番早く入っても結構でありますけれども、今回は何としても、任期中に斎場建設、竣工に向けて頑張っていきたいという熱意を御披露させていただきたいと思います。
 なお、合併の話もいただきましたが、合併すれば斎場は特例債を使えないのは当然かと思います。というのは、合併して一つの団体になれば、川西にも斎場ありますし、長井にも今我々がお世話になっているものがありますから、そういうところの施設を利用するというのが基本的な考え方で、合併特例債は合併して不便・不都合が生じる場合に合併特例債で手当てをしますということでありますので、斎場についてはたとえ合併しても合併特例債は使えないということのように認識をいたしております。
 それから、合併についてでありますが、とんとんとんとんと進むというのは余り芳しくないという御意見のようでありますが、私もそう思って、せんだっての一般質問の議論の中でも、まず何が必要なのか、2市2町が合併するに何が必要なのかといえば、やっぱり事務レベルの検討調査協議会を早く立ち上げて、合併したときの2市2町のメリット・デメリット、そういうものをすべからくあからさまに調査研究する必要があるのだろうというふうに思っております。首長ないしは議会だけが先行しても、そういうものがなければ、対議会、対市民の皆さんにも説得する、あるいは説明する義務が果たせないだろうと、こう思っておりますので、2005年の3月いっぱいで間に合うかどうかは別にしても、お話をいただきましたから、せんだっての一般質問でも議論したように前向きにとらえながら、るる調査検討をいたさせたいなと、こんなふうに考えておるところでございますので、首長が勝手に突っ走るというようなことはまず御心配いただかなくても大丈夫だろうと思いますので、議会ともども相携えながら検討は必要だろうと、このように申し上げて答弁といたしたいと思います。
○委員長  斉藤彰助健康福祉課長。
○健康福祉課長  乳幼児の措置についてのお尋ねにお答えしたいと思います。
 ことしの4月から公立と民間の方で、3歳以上については基本的には公立、未満児については民間の方に公設民営ということでお願いしております。特に0歳児については3歳から入園できるようになっております。
 これについては、宮内乳幼児センターですと0歳と1歳児、これは定員30名になっております。赤湯乳幼児センターは0歳から2歳までということで、定員90名。ただ、現在のところ定員については25%オーバーして可能というふうな基準がございます。その中で宮内乳幼児センターと赤湯乳幼児センターについては0歳児は44名、1歳児が44名になっております。2歳児が、赤湯乳幼児センターが30名。このほかに双葉保育園も0歳児から2歳児まで入園措置しております。これについては97名。
以上を総括して申し上げますと、双葉保育園ですと、2歳児以下が97名、宮内乳幼児センターが28名、赤湯乳幼児センターが93名ということになっております。都合ですと 220名の措置になってございます。
 現在、その中で25%まで定員の増が可能だということを申し上げましたが、ただし施設がそれだけあればということで、例えば0歳児ですと、匍匐とかそういったことがございまして、1人につき 3.3平米があればということで、現在、双葉保育園の方が 316名が定員になっておりますので、現実には97名定員以上受け入れることができるのですが、特に1歳児が現状のままですと来年度待機が出るということも含めまして、現在増床の計画をいただいております。これにつきましては、市の方に申請をいただいて、県の方とも相談いたしまして、定員をふやさないという中で待機者が出ないように施設の整備を行うというふうなことで現在整備を計画いただいているところでございます。
○委員長  高橋与一企画財政課長。
○企画財政課長 余熱施設の進捗状況ということでございますけれども、施設整備の検討の組織としまして、助役で構成する参与会、それから企画課長等で構成する検討委員会、そして置広の職員で検討するワーキング委員会ということで検討を進めております。
 過日、実施設計をどこにするかということでプロポーザル方式で1社に絞り込んだというような現在の状況でございます。来年度、再来年度とかけまして工事を行いまして18年度にオープンをすると、このようなことで、予定どおり進んでいるということでございます。
○委員長  21番岩井委員。
○岩井一敏委員 ありがとうございました。
 若干再質問をさせていただきたいと思います。
 市長の決意に関しては、きのうも常任委員会の中で、大先輩の方からは、とにかく施策なのだからというふうなことで話がいろいろ出たところでございます。これからも議会の中でもいろいろな議論が出ると思いますけれども、そのいろいろな議会の議論、あるいは市民の声をしながら、やっぱり最終的には決断をというふうに思うところでありますので、その辺、よろしくお願いをしたいと思います。
 さらに、乳幼児の方、随分施設が足りないぐらいいるようで、例えばこの前も視察をしてきた中でも宮内に関しては30人、25%増でまだ足りないとか、あるいは赤湯に関しては80で 100名近くいるとか、そういうふうなことで、喜ばしいことになるのかどうなのかわかりませんけれども、いずれにしても利用度合いが拡大なっておるということで喜んでおるところでありますけれども、今後ともやっぱりこれらに関しては、こういう施設に関しては県内でもちょっと珍しい施設でないかという感じがするところですけれども、聞くところによると、双葉も増床しながら対応していかなければというふうなことを齋藤忠明先生の方からもお聞きしたのですけれども、その辺の状況をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  健康福祉課長。
○健康福祉課長  お答え申し上げます。
 先ほどもちょっと申し上げましたが、双葉から増床というふうなことで、実際97名受け入れるだけの拡張工事をしたいということで、それは県の方も許可になりましたので、今工事中でございます。ちょっと補足して申し上げますと、冬にかかって工事をしたいということでございました。というのは、子供たちの安全を考えた場合、冬、降雪時ですと、工事をしているところに子供たちが行く危険性が少ないので、3月31日までで完成したいということでございます。以上でございます。
○委員長  市長。
○市長  双葉で今50人ふやそうというのは、民設民営ということで、市、県には一切の補助等の申請はございません。だから、双葉独自でやられるということで大変敬意を表しているところでございます。委員御指摘のとおり、乳幼児センター、南陽市が先頭を切ってやりましたから二つできましたが、今、公設民営、補助をもらってのものはみんな各自治体手を挙げてきましたので、非常に難しくなっております。やっぱりこういう施策は先陣を切ってやってしかるべきだなと、今そのように考えておるところでございます。以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
次に、第8款土木費から第10款教育費の22ページから27ページまでについて質疑ございませんか。
22番小林委員。
○小林武夫委員  土木費についてお尋ねしたいと思います。
羽付から和田の道路に放置になっている自動車の件でございます。これについては、皆さん御承知のように、漆山の座談会、梨郷の座談会、市長との座談会で出されております。それで、今までいろいろ地区の皆さんも要望はしてきたのですが、一体今までどのような経過になっておりますか、どのようにこれから考えているのか、担当部長の答弁を願いたいと思います。
○委員長  山口光幸建設部長。
○建設部長  羽付のところに放置されている自動車の件でありますけれども、あそこの件につきましては、長年いろいろ当事者とも話し合いをしてきたわけですけれども、その間、いろいろな人に間に入っていただいてやってきたわけですが、なかなか思うように進まないということです。また、相手の方もかなり困難な要求をしてくるということもありまして、今のところはちょっととんざしているところであります。
 道路との境界、そういったところを測量などをして確定しているわけですが、今後進めるに当たっては、やはりどうしてもだめなら法的手段で対応していかなければならないのかなというふうに思っているところであります。
○委員長  22番小林委員。
○小林武夫委員  御承知のように、ああいう状況になっておりますから、交通の支障になっているということは言うまでもありません。今まで道路として使っていたところが突然にしてあのような状態になったわけであります。そして、今まで何年たっているわけですか。今これを改善できないというふうな状況に置かれているわけです。これでは市民の皆さんにとってはとても納得できるものではないと思います。道路についても市の財産なんです。市の財産が侵害されているというような状況になっているわけです。交通上、極めて危険であり不便である。もっと強く対応して解決をすべきではなかろうかと思います。裁判しようかどうしようかというふうなお話も前にも言っているわけです。するときはする、さっさとしていただきたいと思うんです。
 それで、先の見通しのない話でもわかりませんので、見通しとしてはいつごろまで解決しますというようなことにしていただけるものかどうか、その辺の答弁をよろしくお願いをしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  委員御指摘のとおりでありまして、非常に四苦八苦しています。市有財産の侵害ということも視野に入れながら、ただ困ったことに、名義が道路であっても市の名義になっていないんです。個人の名義になっている。従前、慣習的に道路として使用していたというのが相手の言い分であり、だから、一番は境界の測量、立ち会いをぜひお願いしたいと言っても、それを拒否しているわけでありますから、測量しなければ道路との境界が確定できないわけであります。法的にということになれば境界確認の訴え、これを起こす以外にないだろう。警察に言っても、ナンバーも何もない車でありますから所有者不明ということで、道路としてあってもなかなか手が出さないということであります。
 確かにああいう状態が市に登記のなっていない道路にたくさんあるわけですから、前例を残しては必ず悔いが残る話でありますから、解決はもう法的以外にないのかなと。いろいろな方に御苦労いただきまして話し合いをさせていただきましたが、なかなか進展がありませんし、非常に頭の痛い問題です。
 ただ、危険、事故のないように、車を置いている反対側に多少用地がありましたから拡幅的にやっておりますが、要求は膨大な、全部買い取れと、何千万という。それでしたらばもう反対側に道路を切った方が楽かなと思っても、やっぱり従前道路として市が管理している場所でありますから、そう簡単に引っ込むわけにもいかないということで、非常に悩みを持ちながら、うまい解決はないかというふうに我慢をしてきた経緯がございます。
 かなり前からですから、私の方にもわけのわからない内容証明とか文書、前市長時代のことが主でありましたが、そういうものが来ておりますが、やっぱり何かいい方法があれば、我々行政も、そして議員のお知恵も拝借しながら、一番は同じ市民同士でありますから訴訟とか何かでなく話し合いで解決できれば私は一番いいのかなと、こんなふうに思っていますが、なかなからちが明かない。
 そういう面では苦労を強いられているというふうに思いますので、今後の何とかしなければならないという熱意に免じて、きょうのところは御理解をいただければと、このように思う次第であります。
○委員長  22番小林委員。
○小林武夫委員  そういうふうな熱意に免じてというお話でありますが、さっぱり進んでいない、進展はしていない、とんざしているというような状況であって、先の見通しについてもどうかと思えば、ただ単に熱意だけで勘弁するというわけにはいかないのではないだろうかと思うんです。もし、あんな状況が許されるとするならば、道路にみんないろいろなものを出したり、物つくったり、小屋建てたりします。それで解決するまでに何年も何十年もかかるというような状態がまかり通るというのであれば、大変市民の道路際に立って用地の狭い家にとっては朗報だと思います。でも、そういうわけにはいかないと思うんです。
 あのような状況は、これから冬期間に入りますので、非常に危険な状態になる。市長は何と言っていますか、「日本一安全で安心なまちをつくる」というふうなお話を言っているわけです。ですから、あのような危険な不便な状況については一日も早く解決してほしい。
 ですから、どうも話し合いで見通しがつかないとするならば、第三者機関できちんとした解決の方法をとるという方向で当然だと思うんです。ですから、そういうふうなことをやらないで今の状況を続けておいて、なかなかうまい解決はできないんだというふうなことだけでは納得はできないのではないだろうかと思います。せめて、これからどういうふうに仕事をしていくのか、いつごろまで始末をするのかという点について明確にお答えをいただきたいなと思っております。
○委員長  市長。
○市長  努力していないという委員の御指摘ですが、我々はいろいろな人を介しながら、何とか話し合いでまず解決できないかどうか、その努力はことしもずっと春先から継続してやっております。しかしながら、現実的にまだ先が見えないのも事実でありますから、訴訟を含めて、訴訟を視野に入れて、何とかしなければならないなという気持ちは持っておりますが、正式に人を介して、だめですよ、もうこれきり前に進みませんよという返事もまだいただいていない状況下にありますから、もう少しお待ちいただきたい。
 ただ、民事訴訟でありますから、裁判してもかなりの月日がかかるだろうと、こう思います。
 安全・安心を確保するために東側をちょっと拡幅して従前の道路幅は確保いたしておりますから、そう危険だということはありませんが、一番心配しているのは、委員御指摘のとおり、ああいう状況が登記になっていない自分の土地に、ここはおれのものだといってぽこぽこ出てこられることが我々一番危惧しているわけでして、もう少し、今中に入っていただいている人が最終判断をなされると思いますから、それを待って、法的な措置でも何でもとらざるを得ないだろうと、このように思いますので、いついつまでと言われても、ちょっと、これは民事訴訟ですから長くかかるのは当たり前でありますから、ちょっとお答えできませんが、そのような措置はとらせていただきたい、このように申し述べておきたいと思います。以上です。
○委員長  22番小林委員。
○小林武夫委員  市長、こういう問題でいろいろやっている、努力はしているんだというふうなことでありますが、そういう努力は認めたいとは思いますが、こういう仕事、政治の結果というのは、結果責任なんです。ですから、ひとつうまいぐあいに、裁判は民事でいつまでかかるかわからないから答えはいつ出るかわからないというふうなことではなくて、それはそれでいいんですが、そういうふうなことをきちんとやる、手だてをするのにいつまでするのですかというようなお話をしているんです。
 でも、いろいろ今までもやってきているものをこれからいろいろ検討してやるべきことがいっぱいあるのかなと思いますが、いずれにしても結果責任というふうなことが大事な問題だと思いますので、よろしく御配慮方お願いを申し上げます。終わります。
○委員長  ここで暫時休憩いたします。
 再開は11時17分といたします。
   午前11時02分  休  憩
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   午前11時17分  再  開
○委員長  再開いたします。
 第8款土木費から第10款教育費の22ページから27ページまでについて質疑ございませんか。12番佐藤委員。
○佐藤 明委員  22ページの第8款土木費、それから10款教育費に関連して2点ほど質問いたします。
 赤湯駅前が整備されましてスムーズな交通となっておりますが、この2カ月間、担当課としてどのようにとらえているか、第1点。それから2点目ですが、総合公園の利活用の問題ですが、現在どのように利活用されているかお尋ねしたいと思います。
○委員長  安彦 博都市整備課長。
○都市整備課長  お答え申し上げます。
 赤湯駅前の広場については、10月に完成しまして、2カ月ほどたちます。現地の方を見ていただきますとおわかりかと思うんですが、駐車状況については、北側の駐車場についてはまだ余裕があるようなスペースがございます。ただ、整備前にも申し上げましたけれども、起債事業を導入するということで、北側の一部を「イベント広場」、それから中央の広場を「ふれあい広場」というふうに設定をしております。駐車場のスペースをその部分については制限しておりますので、冬期間については制限を解いて、一応自由に活用できるような形にしたいと思っています。それは、除雪に支障もございますので、そういった形で、フラワーポットなども片づけております。ですから、全体的に見ますと、駐車場についてはきっちりした利用になっておりまして、若干の余裕がございます。あと、駐輪場についても、おおむね施設に見合った台数が駐車されているという状況にあります。ただ、使用上でなれない方がおられまして、若干の道路施設の物損事故なども発生した事例がございます。
それから、総合公園の利活用ですが、はっきりした人数は持ち合わせておりませんけれども、スポーツ少年団、それから野球連盟等のグラウンドの使用があるはずです。ちょっと回数とか人数についてははっきりわかりませんが、施設に見合った利用がされているかどうかという判断については、評価はいろいろあるかと思うんですけれども、総合公園の場所がああいった場所でございますので、ある程度制限を受けている、十分利用されていないという担当課としての評価をしているところです。以上です。
○委員長  12番佐藤委員。
○佐藤 明委員  総合公園ですが、今課長おっしゃったように、十分に利活用されていないと認識しているというお話でしたが、利用するにはどうしたらいいのかということでありますが、市長もそっちこっちのあいさつの中で常々おっしゃっているわけですけれども、「市民一人一スポーツ」と、あるいは「市民一人一文化」と、このようにおっしゃっているわけですけれども、そういう立場からも、南陽市施設の全体を見て、どこにどう配置をして、どのように利活用していくのか、こういったものを一つの担当課だけでなくて市全体としてどのようにしていくのか、このような立場からやっぱり検討していくことが大事でないのかなと私思うのですが、その辺いかがなものでしょうか。 それからもう1点でありますが、駅前広場の問題。私もいろいろ聞いておるのですが、やっぱりちょっと戸惑いがあるというふうなお話を聞いております。しかも、これから降雪期に入るわけですけれども、除雪はどのようにされるのか。例えば、2泊あるいは3泊して車が移動できない、そういう場合、次の人がとめる場合、非常に不便を感じるのではないか、こういう声も聞こえてくるわけですけれども、冬場の対策などもお聞きしたいと思います。
○委員長  安彦 博都市整備課長。
○都市整備課長  お答え申し上げます。
 総合公園の利用状況については、使用貸し出しの方は体育館の方で事務をとっていただいております。15年度、大きなイベントとしては、ゲートボール大会の県大会がありました。あと、先ほど申し上げた大会等が時期に分けて利用されているという状況にあります。
担当課としても、公園の利活用についてはできるだけ市民の方々に利用していただくようにいろいろ検討をしております。例えば、公園としては双松公園もあるんですが、双松公園についてはバラ園、それから菊まつり等の開催もございます。常々、公園を利活用していただくためにいろいろなボランティア活動なども入れまして、小さいことから少しずつ改善をしていっていただいております。来年度もそういった活動が継続する予定になっていますので、できるだけ市民の方々に喜んでいただける、あるいはお客様が来られた場合喜んでいただける、いい公園をつくっていきたいと考えております。
 管理面においても、いろいろと財政上の制約はございますけれども、できるだけ適切な時期に管理をするように心がけていきたいというふうに考えております。
それから、駅前広場ですけれども、確かに開設当時、進入禁止のところから入られる車もありました。ただ、市民の方々については、おおむね2カ月を過ぎまして、入り口、出口、それから駐車場、駐輪場、あるいは歩道の利活用についても、理解をされているというふうに思います。初めて来られた方が正面から入れないということで南側に回って入るということで若干の戸惑いはあるかと思うんですが、広場内の通路も大分余裕がございますし、歩道も分離になっておりますので、その辺についてはこれからだんだん使用の流れがスムーズになっていくのではないかというふうに理解しております。
それから、除雪対策ですが、広場全体には雪囲い等を必要とする植栽等は行わないことにしておりましたので、そういったものの雪の対策は余りございません。ただ、フラワーポット等、施設が破損することのないよう、それは一定の場所に集約して防護するつもりでおりますし、除雪のオペレーターについても、現地を十分に認識をさせるということで1日たっぷりかけて現地を案内しています。そういったことで、除雪の雪をどこに置くか、全部排雪するわけにはまいりませんので、やっぱり駐車場内、あるいは緑地等で利用されている部分にロータリーなりで雪をためていくというような手法をとっていきたいと思いますし、どうしても通路等が滞ってきた場合については排雪も考えていきたいということで今のところ考えております。それからもう一つ、広場の駐車場の利用の方法ですが、現場にも案内看板を立てておりますけれども、原則としては1晩、2晩と放置する車両については御遠慮いただくという原則に立っております。ですから、できるだけあそこの場所にそういった形で駐車をされることについては市報等でもお願いを申し上げておりますし、現地にもそういったお願いをしております。除雪の支障にならないように駐車場を利活用していただきたいと思います。以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料の28ページから35ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第56号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第56号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第57号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第57号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成15年12月定例会 予算に関する説明書により 議第57号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、44ページから47ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第57号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第57号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第58号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
○委員長  次に、議第58号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第4号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成15年12月定例会 予算に関する説明書により 議第58号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、56ページから61ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第58号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第58号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第59号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第59号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成15年12月定例会 予算に関する説明書により 議第59号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、70ページから73ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第59号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第59号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で本委員会に付託されました補正予算4件の審査は終了いたしました。慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。

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       閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
御起立願います。
 御苦労さまでした。
   午前11時40分  閉  会