平成15年6月定例会本会議(初日)10:00~10:44

       平成15年6月9日(月)午前10時00分開会・開議    

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議事日程第1号
                       平成15年6月9日(月)午前10時開議

議会報告  議会運営委員長報告

日程第 1 会議録署名議員の指名

日程第 2 会期の決定

日程第 3 諸般の報告

日程第 4 報第1号 平成14年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について

日程第 5 報第2号 南陽市土地開発公社経営状況説明書の提出について

日程第 6 報第3号 株式会社ハイジアパーク南陽経営状況説明書の提出について

日程第 7 報第4号 財団法人結城豊太郎記念館経営状況説明書の提出について

日程第 8 議第31号 旧宮内農協倉庫群保存活用事業2号及び3号倉庫主体工事請負契約の締結について

日程第 9 議第32号 南陽市手数料条例の一部を改正する条例の制定について

日程第 10 議第33号 南陽市高齢者住宅整備資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について

日程第 11 請願の付託

 散   会
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       開      会
○議長(栗原晴峰議員)  御起立願います。
 傍聴席の方もお願いします。
おはようございます。
御着席願います。
 開会前にお知らせいたします。
 従来ですと、永年在職議員の表彰状の伝達を開会初日に行っておりますが、全国議長会総会日程の都合上、最終日となりますので、御了承お願いいたします。
 それでは、去る6月2日告示になりました平成15年南陽市議会6月定例会を開会いたします。

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       開      議
○議長  ただいま出席されている議員は全員であります。よって、直ちに会議を開きます。
 本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第1号によって進めます。

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 議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会の運営等について議会運営委員会委員長より報告をお願いします。
 委員長 小林武夫議員。
 〔議会運営委員長 小林武夫議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
議会運営委員会の報告を申し上げます。
 本日招集されました平成15年6月定例会の運営について、去る6月6日午前10時より議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。
 本定例会に提案されます議案は、報告4件、事件案1件、条例案2件の計7件であります。当局より総務部長、総務課長及び企画財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、議案数及び一般質問の通告並びに受理されました請願の審査を考慮し協議をいたしました結果、定例会の会期を本日から20日までの12日間と決した次第であります。この12日間の会期において、お手元に配付してあります日程表に従い、本会議、常任委員会を開催し、御審議くださるようお願いを申し上げます。
 次に、議案の審査について申し上げます。
 まず、報告4件については、1件ずつ説明を求め、質疑、了承の順で行うことといたしました。
 次に、事件案1件については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で行うことといたしました。
 条例案2件につきましては一括議題とし、提案理由説明、総括質疑のあと、所管の各常任委員会に付託といたしました。
 次に、一般質問でありますが、通告議員は6名でありますので、御報告いたします。
 次に、請願について申し上げます。受理いたしました請願は1件でありますが、別紙請願付託表により、所管の文教経済常任委員会で審査することといたしましたので、御了承をお願い申し上げます。
 以上、本定例会の運営について議会運営委員会において協議決定いたしましたので、よろしくお願いを申し上げ、報告といたします。終わります。

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 日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長が指名いたします。
 会議録署名議員は、6番髙田 豊議員、16番小林啓市議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願申し上げます。

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日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期については、ただいま議会運営委員会委員長報告のとおり、本日より20日までの12日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日より20日までの12日間と決しました。

会期日程表

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 日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
 本定例会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議会庶務報告、議員派遣の報告、定例監査報告など、別冊諸般の報告のとおりでございますので、御了承お願いいたします。

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日程第4 報第1号 平成14年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について

○議長  日程第4 報第1号 平成14年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告についてであります。


報第1号

繰越明許費

○議長  この際、市長より説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  御苦労さまでございます。本定例会、よろしく御指導賜りたいと思います。
 ただいま上程されました報第1号 平成14年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について提案理由を申し上げます。
 1級市道蒲生田本線道路改良事業について、年度内に事業完了が困難であることから、地方自治法第 213条第1項の規定により繰越明許費として予算措置させていただいたものであります。
歳出の状況につきましては、地方自治法施行令第 146条第2項の規定に基づき、平成14年度南陽市一般会計予算繰越明許費繰越計算書により御報告申し上げます。以上です。
○議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
本件は報告事項でありますので、御了承お願いいたします。

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 日程第5 報第2号 南陽市土地開発公社経営状況説明書の提出について
○議長  日程第5 報第2号 南陽市土地開発公社経営状況説明書の提出についてであります。


報第2号

○議長  この際、市長より説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました報第2号 南陽市土地開発公社経営状況説明書の提出について申し上げます。
地方自治法第 243条の3第2項の規定により、南陽市土地開発公社から提出のあった平成14年度経営状況及び平成15年度事業計画につきまして、お手元に配付させていただきました。決算書及び予算書を御高覧いただき、詳細は省略させていただきます。
初めに、平成14年度事業の概要でございますが、用地につきましては4件の土地を取得し、10件の土地を処分いたしました。
次に、資産の部、負債の部の差引正味財産及び資本の部の合計は、財産目録と貸借対照表のとおりでございます。
 次に、損益計算書でございますが、当期純利益に前期までの繰越利益を加えた額が当期末処分利益となっており、そのまま剰余金として平成15年度に繰り越すというものであります。
 次に、平成15年度の事業計画でございますが、住宅用地の処分及び公共用地の取得処分を基本に事業を推進してまいります。
 以上、南陽市土地開発公社経営状況につきまして御報告申し上げます。
○議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
本件も報告事項でありますので、御了承をお願いいたします。

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 日程第6 報第3号 株式会社ハイジアパーク南陽経営状況説明書の提出について
○議長  次に、日程第6 報第3号 株式会社ハイジアパーク南陽経営状況説明書の提出についてであります。

報第3号

○議長  この際、市長より説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました報第3号 株式会社ハイジアパーク南陽経営状況説明書の提出について申し上げます。
地方自治法第 243条の3第2項の規定により株式会社ハイジアパーク南陽から提出のあった平成14年度経営状況及び平成15年度事業計画につきまして、お手元に配付させていただきました事業報告書を御高覧いただき、詳細は省略させていただきます。
初めに、経営概況でございますが、現下の厳しい経済状況もあり、ハイジアビーチ入館者数は前年度を上回ったものの、本館入館者と合わせた利用者総数は、夜間入館者、各種パック商品等の落ち込みにより、目標入り込み数を下回る結果となりました。しかし、諸経費の縮減に努めた結果、5期連続の単年度黒字となっております。
 次に、平成15年度の事業計画でございますが、本館、ハイジアビーチを含めまして年間利用者16万人の達成と、単年度収支の黒字計上目標に、全社員による営業活動の推進強化を図り、引き続き経営努力を行っていきたいと存じます。
 以上、ハイジアパーク南陽の平成14年度経営状況等につきまして御報告を申し上げました。以上です。
○議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。12番佐藤議員。
○佐藤明議員  ハイジアパークの問題ですが、会社が設立されまして10年を経過して、11年目に入ったわけですけれども、今、市長の報告によりますと、経営の改善というふうな状況が報告されたわけでありますけれども、この説明を迎えて、料金の設定の見直しでありますが、これからの状況をどのように考えておられるか、お尋ねをしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  料金の設定、従前より議会で議論いただいてございます。もう少し安くした方がいいんじゃないかという議論です。
 確かに、料金的に見れば非常に、ほかの施設等から見れば、価値か何かが違っても料金的には高いのかなという感じはいたしております。しかしながら、株式会社ハイジアパーク南陽という一つの民間企業の中での経営でございますから、一概に料金を下げて、赤字になればまた補てんをしなければならないという一面も出てまいります。
 従前にも申し上げたとおり、料金を市民の皆さんのために下げても、私はよろしいというふうに考えておりますが、その下げた分をどこかで、経営努力だけでは賄えない面も出てくるだろうというふうに想定もされますから、下げた分を市民の健康福祉増進のために市から持ち出してもいいものかどうか。その辺をはっきりと議会で基本づけをしていただかないと、ただ料金をもう少し見直したらどうでしょうかということだけでは、「はい、そうですね」というふうにはいかないのではないのかなと、こんなふうに思っておりますので、一つの提案として受けとめさせていただきますが、やっぱりその分は市で補てんしてもいいよというふうな議論をいただきたいなと、こんなふうに思っております。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。本件も報告事項でありますので、御了承をお願いいたします。

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 日程第7 報第4号 財団法人結城豊太郎記念館経営状況説明書の提出について
○議長  次に、日程第7 報第4号 財団法人結城豊太郎記念館経営状況説明書の提出についてであります。


報第4号

○議長  この際、市長に説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました報第4号 財団法人結城豊太郎記念館経営状況説明書の提出について申し上げます。
地方自治法第 243条の3第2項の規定により財団法人結城豊太郎記念館から提出のあった平成14年度経営状況及び平成15年度事業計画につきまして、お手元に配付させていただきました経営状況説明書、事業計画及び予算書を御高覧いただき、詳細は省略させていただきたいと思います。
初めに、事業報告でございますが、平成14年度の総入館者は 2,993人となっております。次に、収支計算でございますが、当期収支差額の39万 6,360円に前期までの繰り越しを加えた 216万 7,706円を時期繰り越し収支差額として平成15年度に繰り越すことといたしたものであります。
続きまして、平成15年度の事業計画は、継続展示を基本に特別展、郷学講座・講演会、子供講座や素読会等を実施してまいります。さらに、平成14年度から実施された学校週五日制支援事業として、土曜自遊塾を今年度も引き続き開催してまいります。
 以上、財団法人結城豊太郎記念館の平成14年度経営状況につきまして御報告を申し上げます。
○議長  ただいまの報告に対しまして、質疑ございませんか。
  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
本件も報告事項でありますので、御了承をお願いいたします。

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 日程第8 議第31号 旧宮内農協倉庫群保存活用事業2号及び3号倉庫主体工事請負契約の締結について
○議長  次に、日程第8 議第31号 旧宮内農協倉庫群保存活用事業2号及び3号倉庫主体工事請負契約の締結についてを議題といたします。

議第31号

配置図

2号倉庫平面図

3号倉庫平面図
○議長  この際、市長に説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第31号 旧宮内農協倉庫群保存活用事業2号及び3号倉庫主体工事請負契約の締結について、提案理由を申し上げます。
 本案は、現在、整備を進めております旧宮内農協倉庫群保存活用事業において、本年度予定されております工事のうち、2号及び3号倉庫主体工事につきまして、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により提案いたすものであります。
 なお、請負金額、契約の相手方等は議案書記載のとおりでございます。 御審議の上、御可決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第31号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第31号は、委員会付託を省略することに決しました。
 これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。22番小林武夫議員。
○小林武夫議員  ただいま提案されました議案についてでありますが、これの図面を見せていただきますと、前に議会に御説明いただいた図面とはかなり違ってきているわけです。
 特にこの2号倉庫については、前の我々がいただいた資料、説明いただいたものによれば、事務室がありましたが、あとはギャラリーというようなつくりになっていたかと思います。これが今回提案されている議案、改築しようとする内容では、ほとんど全部が会議室というような状況に変わっている。
 設計を変えたことについては、なぜこうなったものか、お聞かせをいただきたいと思います。
○議長  市長。
○市長  設計の最終版、全協の方で皆さん方にごらんをいただきました。内容等につきましては、双松まちづくり委員会と煮詰め、設計者と煮詰めて、最終的に、本来は2号館も余り活用しない方向で当初は検討しておったんですが、もったいないから利活用した方がいいじゃないかということで、設計の変更して、事務室なり展示場なりいろんなあれを取り入れたということであります。
 全協でたしか最終図面ですよということで、御説明申し上げたというふうに記憶しております。以上です。
○議長  22番小林武夫議員。
○小林武夫議員  設計の変えたことについては、使いやすいようにしようというようなことで、理解をさせていただきます。
 この倉庫群の保存改築活用の問題についてでありますが、今までの市の説明によれば、これはまちの活性化の起爆剤にするんだというようなお話でございます。
 このまちの活性化というのは、一体何を指して言っているんだろうかというふうなことについてお聞きしたいと思います。
 活性化の起爆剤といいますが、だんだんとまちがよくなるというようなイメージではなくて、辞書によれば、起爆というのは、火薬の爆発を起こさせることと、こういうふうになっているわけです。ですから、何か爆発的にまちの活性化が図られる方向になるんだというようなイメージがあるわけです。
 宮内の場合は、まちの活性化のための起爆剤にするんだというようなことで事業セットしたのが、最近では熊野神社の通りの石畳景観事業というようなことでやったわけです。あれも議事録に載っているわけでありますが、まちの活性化の起爆剤にするんだというようなお話でございます。
 この倉庫群がどのように、まちの活性化の起爆剤になるものか。まちの活性化というのは、どのようなことを指して言っているのか。これについてお聞きしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  起爆剤の意味まで御丁寧に御教示いただきまして感謝しております。
 まちの起爆剤の原点はということでありますが、やはり何と言っても、人がまず集まることだろうと、こう思います。人が集まらなくして、どんなまちでも活性化にはつながりません。まず人が集まっていただくことによって初めて、まちの活性化につながり、それが起爆剤となるんだろうと、こう思います。
 人が集まれば、当然、物、金も動きますし、あそこを拠点に、今まで、例えば熊野大社を中心に四季を通じたいろんな行事があるわけなんですが、ある程度、駐車場の問題あるいは宮内のまちを従前のように参宮のように歩いて通れるようなまちも築いていく必要あるだろうし、いろんな面であそこを拠点に、熊野門前町と、あるいは新町通りなんかもきちっと整備いたしましたから、これからもいろんな面でまちの活性化のために、人がまず通る、人が集まる、そしていろんな催し物に参画をいただける、そういうまちが私は活性化の起爆剤につながるんだろうと、こんなふうに理解しております。
 なお、物足りない点、もっとこうした方がいいんじゃないかという御提言があれば、御指導賜りたいと思います。以上です。
○議長  22番小林武夫議員。
○小林武夫議員  この倉庫群については多額のお金を使うということになっております。小さい公民館であれば、二つくらいは建つのではないだろうかと思われるような予算を倉庫群の保存改築のためにやるというようなことになっております。
 こういうたくさんのお金を使う公共事業というのは、まちを変える大きな力にもなるわけであります。これは今まで南陽市の場合も、例えばえくぼプラザなどは大変いい公共事業としてのやり方ではなかったのかなと思っておりますが、まちの様子を一変させるという力もあるわけです。
 今回は、物をつくるための議案の提案というふうなことになっているわけでありますが、問題は、その物ができました後、建物ができた後に、どのような管理や運営をしていくのかというようなことが、まず一番大事な問題ではなかろうかなと思っております。
 これについて私もこの場で前にもお話ししてきましたが、当時はそういうことについて、今検討していますというような御答弁でありましたが、現在までに具体的にこの倉庫群の活用についてどのようにするのかという点について、議会に示されておりません。
 そもそもこの建物の設計というのは、こういうふうな活用の仕方をやろう、運営をしていこうというようなことで図面をつくる、そして物をつくるんだと思うわけです。設計を思い切って変えているというようなことは、それなりの考えがあって変更したものと理解をしておりますが、いずれにしても、ハード面については、今回注文すれば請負業者が立派に物はつくっていただけるというように思いますが、その後のソフト面といいますか、つくった後の運用や活用の問題について、やっぱりこういうふうに物をつくろうというふうな前に検討して、議会の方にも示しておく必要があるのではないだろうかと思うんですが、その辺がなっていないと思います。
 今までも建物の問題などでは、ハード面、ソフト面、どっちがどう先行するのかは大事な問題なんだというふうな点でいろいろ議論がなった経過がありましたが、いずれにしても、ソフト面といいますか、どのような考えでどのような運営をやっていくんだというふうなことをきちんとしておかない限り、立派な建物はできるが、うまい具合の運営はできないというようになりかねないと思いますので、その辺お示しをいただけますか。
 それとも、今どうだこうだと言って、あと質問も3回で終わりなんで、できませんからですが、これから物ができれば、どう運営するかという点では、条例提案があるかと思いますが、そういう条例を提案する以前の問題として、その建物を整備する、活用するために、我々はこうやるんだと、こういう考えでやるんだという点を明確にしておいてほしいと思うんです。
 しかも、今回のこの倉庫群の建物の内容を見ますと、この建物の内容は、言ってみれば社会教育施設というような感じの建物になっているんじゃないかなと思います。社会教育施設のような建物を今回はまちづくりの観点で商工の担当というふうなことでやるわけです。ですから、こういうふうな感じの担当の仕方はいろいろあるわけですが、夕鶴の場合は教育委員会でやっておりますが、来るお客さんは観光客といいますか、そういうお客さんが大半を占めている。そういう点で教育委員会の施設でありながら、何か観光関係の施設というふうなことになっているかと思いますが、今回の場合は、教育委員会の施設のような建物で商工が担当するということになるわけでありますので、その辺についても、どのような考えで、どうやろうかというふうな点については、やっぱり建物をつくる、物をつくるのとあわせて提案をしていただくというか、議会に示していただく必要があろうと思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長  市長。
○市長  前段について私の方から、教育施設じゃないかと議員御指摘のようでありますが、我々はあくまでも、冒頭、議員から御指摘あったまちの活性化のための施設だというふうにとらえておりますから、やっぱり商工の方で担当をさせた方がいいだろうと。たまたまた夕鶴の方も文化的な見地から当然教育委員会だろうということで、来る人は観光を兼ねて来るという違いはあるかと思いますが、夕鶴の位置づけと倉庫群の位置づけは全く違うものであるということを申し上げて御理解をいただきたいと思います。
 あと、管理運営のことにつきましては、担当の経済部長の方から答弁をいたさせますが、なお不足するようなことがあれば、前任者なり、あるいは大場助役なんかも含めて答弁をいたさせたいと思います。
○議長  小野田経済部長。
○経済部長  管理運営面の方でございますけれども、今のところ、職員の配置については考えてございません。
 今現在、双松まちづくり推進委員会を中心とした各団体の方々と話し合いを持っているところでございます。とりあえず、具体的にはどのような管理運営がよいのか、管理運営委員会的なものを立ち上げながら、よりよい利用方法をことし中に結論を出していきたいというふうにお互いに話し合いをしているところでございまして、双松まちづくり推進委員会の方でも積極的にこれに協力していきたいという考え方を持っているようでございますので、ことし中に結論を出していきたいというふうに思っておるところでございます。
 それから、利活用方法でございますが、いろんな事業のメニュー、例えば市街地の活性化事業とか、そういったものを取り入れながら地域の活性化に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長  大場助役。
○助役  この施設につきましては、これまで進めた経過の中で、議会にもお示しさせていただきましたけれども、中心市街地活性化事業の中に取り込まれたということで進めてまいりました。
 それらの件で地総債も継続分として認められてきたという経過がありますので、あくまでも現時点での所管は商工振興課ということになってございます。
 なお、施設の管理運営については、いろんな面があろうかと思いますけれども、例えば外回りの管理、これらについてはやっぱり地元でやりましょうという機運が高まっております。前に市長の方からもお答えしたと思いますけれども、そんな機運が高まっておりまして、地元のいろんな団体ございますけれども、我々それくらいは協力してやっていきましょうというふうなことの声も大分高まっております。
 また、トイレの管理等についても、これらもやっぱり今までの施設のあり方から、火をつけられたとか、あるいは落書きをされたとか、いろいろありますけれども、やっぱり地元にいる方が目の届く中で管理することが一番かなというふうなことで、それらも地元でいろいろ話し合われているという経過がございます。
 それから、実際の運営、多目的に御利用いただくというふうな出発でございますので、それらについては、今、経済部長の方からお答えしたようないろんな想定できない部分もあるかと思いますので、それらは一つ一つ今後詰めていきたい。
 ただ、全体的に施設そのものにかかわる部分でない外回りとか外構の管理とか清掃の問題とか、それらについてはぜひ地元でさせてくれというふうなこともありますし、花壇の一つ二つ、花壇を設けていただいて、我々が花を植えたりしていきますよという声も現実に上がっておりますので、その辺も御理解いただきたいなというふうに思います。以上です。
 (「関連」の声あり)
○議長  21番岩井一敏議員。
○岩井一敏議員  今、この問題で答弁をいただいたわけですけれども、ちょっと関連して。
 完成までに10カ月切っているわけですから、経済部長答弁のように、早急にその体制を固めていかないと、でき上がってどうするのかというふうなことでは、ちょっと遅いというふうな感じしますので。 過日、双松まちづくり委員会の総会がありまして、地区の議員も御案内をいただいて、いろいろ議論に参加をしてきたんですけれども、まちづくり委員会も徐々に組織的に非常に膨らんでいると、いいメンバーが集まっているというふうなことで、行政と丁寧に話し合いをするならば、これも初めてのケースじゃないかというふうに思うんですけれども、そういうまちづくり委員会と話をしながら維持管理を話し合っていくというようなことに関しては、非常に重要なことだというふうに思います。
 そういう意味で、早急に話し合いを深めて、完成時には間違いのないように、移行できるようにお願いをしたいというふうに思いますけれども、その辺、あと9カ月ぐらいしかないわけですから、どんな工程の中で話し合いを進めていくのか、ちょっとその辺をお聞かせいただきたい。
○議長  小野田経済部長。
○経済部長  どんな工程かということでございますけれども、今現在、数回話し合いをしておりますし、できるだけ多くの機会を設けて話し合いをして、なるべく早い時期に結論を出していきたいなというふうに思っております。先ほど年内中と申し上げましたが、早ければ早いにこしたことはございませんので、早目に結論を出していきたいというふうに思っております。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第31号 旧宮内農協倉庫群保存活用事業2号及び3号倉庫主体工事請負契約の締結については原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第31号は、原案のとおり決しました。

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 日程第 9 議第32号から
 日程第10 議第33号まで計2件
○議長  次に、日程第9 議第32号 南陽市手数料条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第10 議第33号 南陽市高齢者住宅整備資金貸付条例の一部を改正する条例の制定についての2議案を、議事の都合により一括して議題といたします。

議第32号

議第33号
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第32号及び議第33号の条例案2件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。
 初めに、議第32号 南陽市手数料条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、鳥獣保護及び狩猟に関する法律の改正に伴い、鳥獣飼養許可証が鳥獣飼養登録票に名称が変わることにより、条例の一部を改正するものであります。
 次に、議第33号 南陽市高齢者住宅整備資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、資金運用部資金法の一部改正に伴い、借入資金の名称変更及び貸付利率の改正をいたすものであります。
 以上、条例案2件につきまして一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。
 ただいま議案となっております2議案について総括して質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 ただいま議案となっております2議案は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付託表のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託をいたします。


議案付託表

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 日程第11 請願の付託

○議長  日程第11 請願の付託であります。
 本定例会において受理いたしました請願は1件であります。別紙請願付託表のとおり、所管の文教経済常任委員会に付託をいたします。


請願付託表

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       散      会
○議長  以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会といたします。
 御起立お願いいたします。
 どうも御苦労さまでございました。
   午前10時44分  散  会