平成15年9月定例会本会議(最終日)10:00~11:31

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       開      議
○議長(栗原晴峰議員)  御起立願います。傍聴席の方も御起立をお願いいたします。
おはようございます。
着席願います。
 これより本日の会議を開きます。
 ただいま出席されている議員は全員であります。よって、直ちに会議を開きます。
 本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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 議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本日の会議の運営等について議会運営委員会委員長より報告をお願いします。
 委員長 小林武夫議員。
 〔議会運営委員長 小林武夫議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
 9月定例会の最終日であります本日の本会議の運営について、先ほど議会運営委員会を開催し、協議いたしました。その結果を御報告いたします。
 初めに、付託議案などの審査の結果についてでありますが、各常任委員長報告、続いて予算特別委員長及び決算特別委員長から報告を受け、それぞれ質疑、討論、表決を行うことといたしました。
 次に、本日追加されます議案について申し上げます。追加議案は、同意案1件、発議案2件の計3件であります。その審査の方法は、同意案については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑の後、討論を省略し、表決を行うことといたしました。次に、発議案2件については、一括議題とし、提案理由説明、委員会付託省略、1件ずつ質疑、討論、表決の順で御審査くださるようお願いをいたします。なお、発議案2件の採決方法については、起立採決といたしました。
 次に、報告1件については、特別委員会の委員長より報告を行っていただくことにいたしました。
 次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第3号により行うことといたしました。よろしく御了承願いたいと思います。
 以上、本定例会の最終日の運営につきましては、議会運営委員会において協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、報告といたします。終わります。

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(総務常任委員長報告)
 日程第1 議第36号 南陽市部設置条例の一部を改正する条例の制定について
○議長  日程第1 議第36号 南陽市部設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 ただいま議題となっております議案1件について、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 鈴木英昭議員。
 〔総務常任委員長 鈴木英昭議員 登壇〕
○総務常任委員 私から総務常任委員会の報告を申し上げます。
本定例会におきまして当委員会に付託されました議案1件について、日程に従い、9月16日午前10時より全員協議会室において、総務部長及び消防長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
議第36号 南陽市部設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。本案は、地方自治法の一部を改正する法律が施行されたことによりまして、都道府県の局部数の法定制が廃止されたことなどに伴い、条文の中の引用条項が変わることから、条例の一部を改正するものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの総務常任委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので討論を終結いたします。
お諮りいたします。日程第1 議第36号 南陽市部設置条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第36号は総務常任委員長報告のとおり決しました。

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(文教経済常任委員長報告)
日程第2 請願第9号から日程第3 請願第5号まで計2件
○議長  日程第2 請願第9号 パート労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件整備及び均等待遇を求める意見書提出を求める請願及び日程第3 請願第5号 農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現をもとめる請願の請願2件を議事の都合により一括議題といたします。
 ただいま議題となっております請願2件について、文教経済常任委員長の報告を求めます。
 文教経済常任委員長 桑原 仁議員。
 〔文教経済常任委員長 桑原 仁議 登壇〕
○文教経済常任委員長  おはようございます。
 私から文教経済常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました請願1件、また継続審査となっている請願1件を含めて計2件について、日程に従い、去る9月17日午前10時から全員協議会室において、教育次長及び経済部長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
初めに、請願第9号 パート労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件整備及び均等待遇を求める意見書提出を求める請願について申し上げます。
本請願は継続審査となっていたものであり、パート労働者及び有期契約労働者が適正な労働条件の整備と均等待遇を確保するため法整備を求める請願であります。
 現在、正社員とパートタイム労働者の処遇には大きな格差があることから、厚生労働省は8月末にパート労働法の改正指針を告示し、10月から適用することとなりました。内容は、パートの職務や人材活用の仕組みが正社員と実質的に同じ場合は、パートと正社員との処遇の決定方法を合わせるなどの措置を講じ、能力や成果に応じて両者の均衡の確保を図るよう努めることが盛り込まれました。
審査の中で、請願書の内容は「均等待遇」を求めるものであり、現実的には正社員とパートタイム労働者は責任の度合いも作業内容も違うことから、同じ待遇というのはあり得ないのではないかとの意見や、「均等」と「均衡」の意味の違いなどが指摘され、今後も引き続き調査し検討すべきとの意見が出され、全員異議なく継続審査と決した次第であります。
次に、請願第5号 農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現をもとめる請願について申し上げます。
本請願は、現在、米政策改革大綱に基づいた米政策の見直しが検討されており、特に担い手農家の経営が成り立つ施策、農家が稲作を続けられる施策を講じるよう国の関係機関に意見書の提出を求める請願であります。
当局より、現在の米政策大綱の現状と進捗状況について説明を受け、審査を行ったところであります。政府は、1993年のウルグアイ・ラウンド以降、政府が米を買い上げて流通量や価格を管理する食糧管理法を廃止し、自主流通米を主体とする食糧法を制定いたしました。2004年からは、米の生産調整を2008年度に廃止し、生産者が自主的に生産調整する制度に移行することを定めた改正食糧法を施行するなど、改革は進んでおります。2005年をめどにまとめる予定の「食料・農業・農村基本計画」でも大規模化などで農業の効率化を進める内容を盛り込むとのことであり、米改革は着々と進んでいる状況であります。
委員からは、請願の趣旨と請願事項等の整合性も含め再度慎重に検討すべきとし、継続審査とすべきとの意見が出され、採決の結果、賛成多数により継続審査と決した次第であります。
以上、文教経済常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの文教経済常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので討論を終結いたします。
 お諮りいたします。日程第2 請願第9号 
パート労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件整備及び均等待遇を求める意見書提出を求める請願及び日程第3 請願第5号 農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現をもとめる請願の請願2件については、文教経済常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、請願第9号及び請願第5号の請願2件については、文教経済常任委員長報告のとおり決しました。

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(建設常任委員長報告)
 日程第4 議第35号から日程第6 議第40号まで計3件
○議長  日程第4 議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定についてから日程第6議第40号 南陽市道路線の認定についてまでの議案3件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案3件について、建設常任委員長の報告を求めます。
建設常任委員長 高田 豊議員。
 〔建設常任委員長 高田 豊議員 登壇〕
○建設常任委員長  私から建設常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会において当委員会に付託されました議案3件について、日程に従い、去る9月16日午後1時から第2委員会室において、建設部長及び水道部長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、現地調査を行うなど慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定について及び議第39号 南陽市道路線の廃止について並びに議第40号 南陽市道路線の認定について申し上げます。
初めに、議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定についてでありますが、本案は、昨年12月から整備工事に着手しておりました赤湯駅前交流広場が本年10月15日に完了となることから、本施設の設置及び管理に関し必要な事項を定める条例を設定するものであります。
委員より、交流広場を損傷した場合等の罰則等について質問がありましたが、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、議第39号 南陽市道路線の廃止について並びに議第40号 南陽市道路線の認定についてでありますが、両議案は関連する部分がありますので一括審査を行ったところであります。
初めに、花窪中山線についてでありますが、元中山地内の原中川停車場線の道路改良に伴う路線再編のため一たん廃止し、起点を変更して新たに認定するものであります。
次に、郡山前田2号線についてでありますが、現在行きどまりとなっている郡山西地内の路線を郡山側道西線まで延長して接続するため、現市道を一たん廃止し、終点を変更して、新たに認定するものであります。
次に、荻中央線、東向側道線の2路線については、昨年度完了した主要地方道山形南陽線の道路改良事業に関連するもので、集落内に接続する路線であることから、新たに市道として認定するものであります。
次に、堀田3号線、桜木町7号線、沢見2号線及び長岡住宅線についてでありますが、住宅地開発により造成された道路でありますが、それぞれの開発業者等から道路敷地について、このたび寄附採納の申し出があったことから、整備された敷地内道路を新たに市道として認定するものであります。
最後に、赤湯駅東口線でありますが、現在整備を進めております赤湯駅前交流広場整備が本年10月15日に完了となることから、赤湯駅前交流広場のロータリー部を市道として新たに認定するものであります。
以上、廃止2路線、認定9路線について、現地調査を行い審査した結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、建設常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの建設常任委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので討論を終結いたします。
 お諮りいたします。日程第4 議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定についてから日程第6 議第40号 南陽市道路線の認定についてまでの議案3件については、建設常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第35号から議第40号までの議案3件については、建設常任委員長報告のとおり決しました。

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(厚生常任委員長報告)
 日程第7 議第37号から日程第8 議第38号まで計2件
○議長  日程第7 議第37号 南陽市駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第8 議第38号 南陽市自転車駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定についての議案2件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案2件について、厚生常任委員長の報告を求めます。
厚生常任委員長 長嶋 茂議員。
 〔厚生常任委員長 長嶋 茂議員 登壇〕
○厚生常任委員長  私から厚生常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会において当委員会に付託されました議案2件について、去る9月17日、第2委員会室におきまして、市民福祉部長及び関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
まず最初に、議第37号 南陽市駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、赤湯駅前交流広場設置条例が設定されることに伴い、南陽市赤湯駅前駐車場は赤湯駅前交流広場に包括されるため、「南陽市赤湯駅前駐車場」を削除し、現在、赤湯駅前交流広場工事の期間中に仮設駐車場として利用している箇所を「赤湯駅北駐車場」に改めるなど、条例の一部を改正するものであります。
また、条文中「荷物及び動物」とありますが、これは荷物と動物の両方を積載している場合に限定されるので、「荷物又は動物」に改めるものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、議第38号 南陽市自転車駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案につきましても、赤湯駅前交流広場設置条例が設定されることに伴い、赤湯駅前交流広場に包括されるため、「南陽市赤湯駅前自転車駐車場」を削除し、現在、赤湯駅の西側に仮設しております自転車駐車場を「赤湯駅西自転車駐車場」として新たに設置するため、条例の一部を改正するものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、厚生常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの厚生常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので討論を終結いたします。
 お諮りいたします。日程第7 議第37号 南陽市駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第8 議第38号 南陽市自転車駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定についての議案2件については、厚生常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第37号及び議第38号の議案2件については、厚生常任委員長の報告のとおり決しました。

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(予算審査特別委員長報告)
 日程第 9 議第41号から日程第14 議第46号まで計6件
○議長  日程第9 議第41号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第1号)から日程第14 議第46号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)までの補正予算議案6件を議事の都合により一括議題といたします。ただいま議題となっております補正予算議案6件について予算特別委員長の報告を求めます。
予算特別委員長 小野健一郎議員。
 〔予算特別委員長 小野健一郎議員 登壇〕
○予算特別委員長 予算特別委員会の報告を申し上げます。
本定例会において当委員会に付託されました案件は、補正予算6件であります。この6件を審査するため、9月18日委員会を開催し、審査を行いました。
当委員会は、議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみ報告させていただきます。
 議第41号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第1号)
 議第42号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
 議第43号 平成15年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)
 議第44号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
 議第45号 平成15年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第1号)
 議第46号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)
 以上、補正予算6件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの予算特別委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので討論を終結いたします。
お諮りいたします。日程第9 議第41号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第1号)から日程第14 議第46号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)まで補正予算議案6件は、予算特別委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第41号から議第46号までの補正予算議案6件は、予算特別委員長報告のとおり決しました。

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(決算特別委員長報告)
 日程第15 認第 1号から日程第24 認第10号まで計10件
○議長  日程第15 認第1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第24 認第10号 平成14年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまで決算議案10件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております決算議案10件について、決算特別委員長の報告を求めます。
決算特別委員長 伊藤俊美議員。
 〔決算特別委員長 伊藤俊美議員 登壇〕
○決算特別委員長 私から決算特別委員会の報告を申し上げます。
本定例会において当委員会に付託されました案件は、決算認定議案10件であります。
これを審査するため、9月18日委員会を開催し、審査を行いました。
当委員会は、議長及び議会選出監査委員を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみ報告させていただきます。初めに、認第1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてでありますが、佐藤 明委員より反対の発言がありましたので、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決した次第であります。
次に、
 認第2号 平成14年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第3号 平成14年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第4号 平成14年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第5号 平成14年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第6号 平成14年度南陽市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第7号 平成14年度南陽市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第8号 平成14年度南陽市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第9号 平成14年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第10号 平成14年度南陽市水道事業会計決算の認定について
以上、決算認定議案9件は、いずれも原案のとおり認定すべきものと決した次第であります。
以上、決算特別委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
 ただいまの決算特別委員長報告に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので討論を終結いたします。
 お諮りいたします。日程第15 認第1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第24 認第10号 平成14年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまで決算議案10件は、決算特別委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。12番佐藤議員。
○佐藤 明議員  ただいまの決算特別委員長の認第1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場を表明するものであります。以上です。
○議長  ほかにございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  決算特別委員長報告に対して、12番佐藤 明議員より、認第1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について反対の発言がありましたので、分割して採決をいたします。
お諮りいたします。認第1号の採決は起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
認第1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定については、決算特別委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長  着席ください。起立多数であります。よって、認第1号は、決算特別委員長報告のとおり決しました。
 次に、お諮りいたします。認第1号を除く決算認定議案9件については、決算特別委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、認第1号を除く決算認定議案9件については、決算特別委員長報告のとおり決しました。
委員会報告書 議案審査結果表 請願審査結果表  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(議会機能・議員定数検討特別委員長報告)
 日程第25 議会機能・議員定数検討特別委員会報告
○議長  日程第25 議会機能・議員定数検討特別委員会報告についてであります。
議会機能・議員定数検討特別委員会に付託されております諸調査事項について、特別委員長の報告を求めます。
委員長 佐藤寿哲議員。
 〔委員長 佐藤寿哲議員 登壇〕
○議会機能・議員定数検討特別委員長 私から議会機能・議員定数検討特別委員会の経過と結果について報告を申し上げます。
平成15年3月定例会において、市議会の議会機能及び議員定数に関する調査研究を行うため、委員8人で構成する「議会機能・議員定数検討特別委員会」が設置され、これまで8回の委員会を開催し、慎重に検討を重ねて審議を行ってまいりました。その経過の概要については報告書に記載しているところであります。
その結果でありますが、検討課題を3項目に整理し、調査いたしました。一つには、議会の組織に関すること。二つには、議会の機能に関すること。三つには、議会の公開に関すること。以上3項目にまとめましたので、ここで要点のみ報告といたします。
まず初めに、議会の組織に関することでありますが、議員定数については、人口、面積、産業構成、地区の数、地域性などを総合的に勘案しながら議論を行いました。南陽市の法定数は26人でありますが、条例定数の改正により、平成12年度の選挙から23人となっております。全国で南陽市と類似規模の議員定数の平均は 21.18人となっており、四捨五入で21人、小数点以下繰り上げで22人となっております。このように、全国及び県内の類似市の状況や各会派の意見等を考慮しながら適正な議員定数について議論してまいりました。議会は行政の議決機関でありチェック機関であることから、また市民の負託にこたえ得る適正な議員定数を理念に考えた場合、現行の条例定数は23人でありますが、定数を1人ないし2人削減し、21人ないし22人が適当であるとの結論に至りました。
なお、委員会での意見を一本化すべく調整いたしましたが、最終的に定数削減には全員が賛成したものの削減数で意見が分かれ、定数を21人と22人の両論併記とすることとなりました。
実施時期については、平成16年の一般選挙より実施すべきとの結論に至りました。議会人事については、正副議長及び常任委員会の任期は地方自治法第 103条及び第9条の規定に基づき、議員の任期は4年によるものとされておりますが、任期については現状のままで適正との結論となり、現行の申し合わせ事項のとおり任期は2年とし、再任は妨げないものとすることとなりました。
常任委員会の構成については、現在、当議会では地方自治法第 109条の規定に基づき、4常任委員会で構成されております。議員定数の削減にあわせ、現行の4常任委員会を3常任委員会体制にすべきものと考えられます。常任委員会の委員数は、議員定数が21人の場合は各7人体制とし、議員定数22人の場合は1委員会のみ8人体制となることも考えられます。
委員会の名称及び所管については、委員会の機能が十分に発揮できるよう、今後は慎重に所管する事務の組み合わせの検討をすべきとの結論になりました。議会報編集委員会については、当議会の議会報は議員みずからが編集作業を実施しており、県内外より好評を得ております。他の議会を視察してみると、委員会として認知させるために特別委員会としている議会もあるようであります。今後、議員派遣等の関係からも十分検討し対応すべきものと思われます。
次に、議会の機能に関することでありますが、議員の各種審議会への参画については、本会議に議案として提出された場合に公正な審議ができないとし、全国的に見直しがなされております。視察した際にも、議会と執行機関との関係を明確にし、それぞれの立場と権限を尊重しつつ、均衡ある行政運営を実現するため、各種審議会への参画については検討委員会を設置し、十分検討された自治体もあります。当議会としても、各種条例を洗い直しながら今後十分に検討し、見直しを行う必要があると思われます。
政務調査費については、地方自治法第 100条の改正により、南陽市議会政務調査費の交付に関する条例が平成13年4月に施行し、既に各会派に交付されております。本年で2年目を迎え、各会派とも趣旨に沿って使途基準に従い調査活動を行っております。交付対象、交付額についても現段階では特に問題はなく、現状のままで適正と思われます。
議員研修については、現在は県の市議会議員を対象とした研修会が年1会、市独自の研修会を年2回、初議会の年には新人議員を対象とした研修会など、随時開催されております。今後も議員の資質の向上を図るために、従来どおり目的に応じた、時代に即応した研修会を随時開催すべきものと思われます。
次に、議会の公開についてでありますが、議会の公開体制については、当議会では傍聴規則に従い自由に傍聴することができます。また、定例会中は本会議のみCATVにより録画放映されております。議会の定例会等の内容は随時ホームページに掲載し、公開しております。また、市民に対しては定例会ごとに議会報「なんよう議会だより」で全世帯に周知しております。今後も公開体制の充実を図るべきものと思われます。
 情報公開については、近年、議会に対する市民の関心が非常に高まってきております。政務調査費等の使途状況を含め、関係資料の請求があれば、速やかに市の情報公開条例に基づき公開すべきものと思われます。
 以上のとおり、審査結果の報告といたします。
 最後に、このたびの特別委員会は議員定数の見直しという議会組織の根幹になる最も重要な課題が含まれているにもかかわらず、委員各位の協力のもとに短期間内での審議となりました。各委員の御苦労に感謝と敬意を申し上げますとともに、議員各位の御理解と御協力のほどを申し上げ、特別委員会の報告とさせていただきます。
○議長  議会機能・議員定数検討特別委員長の報告が終わりました。
 報告でありますので、御了承をお願いいたします。

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 日程第26 同意第10号 南陽市教育委員会委員の任命について
○議長  日程第26 同意第10号 南陽市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
この際、手塚昌男教育長の退席を求めます。
 〔手塚昌男教育長 退席〕
同意第10号 略歴 略歴
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました同意第10号南陽市教育委員会委員の任命について、提案理由を申し上げます。
本委員のうち、手塚昌男、高橋まゆみ両氏が本年9月30日をもって任期満了になりますが、この両氏を適任と認め再任いたしたいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により御提案申し上げるものでございます。
御審議の上、御同意いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第10号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、同意第10号は委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。同意第10号は討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、同意第10号は討論を省略することに決しました。
お諮りいたします。同意第10号 南陽市教育委員会委員の任命については、これを同意したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、同意第10号は同意することに決しました。
 ここで、手塚昌男教育長の復席を認めます。
 〔手塚昌男教育長 復席〕
 ここで、ただいま教育委員に同意されました手塚昌男教育長より、登壇の上、ごあいさつをお願いいたします。
 手塚昌男教育長。
 〔手塚昌男教育長 登壇〕
○教育長  ただいまは、議員の皆様の温かい御高配によりまして御同意をいただけましたこと、大変うれしく、心から御礼申し上げます。
 再びこの職をいただけますことを大変名誉なことと思いますが、職務の重要性と責任の重さに身の引き締まる思いであります。
 今、教育改革の進行中でありますが、南陽市も、学校教育、社会教育全般にわたっていろいろ課題を抱えております。その課題解決に向けて、教育改革の理念に基づきながら、21世紀の日本を担っていく児童生徒の育成のために誠心誠意精いっぱい努力したいと思いますので、今まで以上に議員の皆様方の御指導、御鞭撻よろしくお願い申し上げまして、甚だ簡単でありますけれども御礼のあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。
○議長  ここで、暫時休憩といたします。再開を11時5分といたします。
   午前10時50分  休  憩
───────────────────   午前11時05分  再  開
○議長  再開いたします。

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 日程第27 発議第11号から日程第28 発議第12号まで計2件
○議長  次に、日程第27 発議第11号及び日程第28 発議第12号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についての発議案2件を議事の都合により一括して議題といたします。
発議第11号 発議第12号
○議長  ここで、提案理由の説明を求めます。
 初めに、発議第11号の提出者、11番小野健一郎議員。
 〔11番 小野健一郎議員 登壇〕
○小野健一郎議員 発議第11号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。議会機能・議員定数検討特別委員会の検討結果について、佐藤寿哲委員長より報告がございました。本年3月20日、定例議会において、市議会の議会機能及び議員定数に関する調査研究を行い適切な対応を図るため、委員8人で構成される議会機能・議員定数検討特別委員会が設置されました。その発議第1号の提出者が私でありましたので、提案理由を見てみました。「平成12年4月に地方分権推進法が施行され、地方自治体への自己決定権と自己責任が拡大されたことに伴い、意思決定や執行機関に対する議会としてのチェック機能を高めるためにも議会の果たす役割が大きくなっております。当市議会としては、平成9年には議会機能等に関する検討特別委員会、平成11年には議員定数検討特別委員会を設置し、調査検討を行ってまいりました。その結果、平成12年の市議会議員改選期から議員定数を25名から2名を削減し、議員定数を23名に改正してまいりました。このような状況下、全国の自治体においても今春の統一地方選挙に向け議員定数の見直しを行っておりますので、これまでの特別委員会の調査内容を尊重しながら、近年の内外の情勢等も踏まえ、少子・高齢化、情報化などの地域課題の解決、あるいは新しい時代に即応した議会機能の強化や議会の活性化など、開かれた議会はどうあるべきか、また市民の負託にこたえ得る適正な議員定数はどうあるべきかなどについて調査研究をするため、委員8名で構成する議会機能・議員定数検討特別委員会を設置するよう提案するものであります」と理由を述べております。特別委員会設置の経過に記載してあるとおりであります。佐藤寿哲委員長、松木新一副委員長を中心に調査検討を行った内容については、私も委員の一員でありますので十分存知いたしておりますし、御労苦に敬意を申し上げる次第であります。
 議員定数について、議会は住民意思を反映させる機関でありますので、議員の数が多い方が住民にとってはプラスなのですが、多くの住民は、みずからの意思の反映よりも経費を節減させるため議員定数の減少を求めているのが現実であります。議員定数の減少が経費節減に役立つことは明快ですが、執行機関を監視する唯一の法的機関は議会しかなく、減少によって住民意思の反映の低下や議会の監視力の低下につながることになります。委員会として検討し、意見の一本化すべく調整いただきましたが、最終的に定数削減には全員が賛成、減員数での意見が分かれて定数を21人と22人の両論併記となったものであります。
私たちは、平成11年9月28日の改正よりいまだ4年の経過であること、近隣市町の議員定数の動向を見れば、隣接の高畠町議会の定数が22人であることなどから、定数条例の一部本則中23人を22人に改めるよう、所定の賛成者連署の上、地方自治法第 112条及び会議規則第14条の規定により提案をするものであります。
 議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案の理由といたします。
○議長  次に、発議第12号の提出者、14番殿岡和郎議員。
 〔14番 殿岡和郎議員 登壇〕
○殿岡和郎議員 ただいま上程されました発議第12号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案者を代表いたしまして提案の理由を申し上げます。
今、国は税収不足を理由に公共事業に対する国庫助成金の廃止や地方交付税の削減、地域総合整備事業債の部分的廃止など、財政負担を地方自治体へ転嫁しようとしております。本市におきましても、厳しい市政、財政運営が続く中、より多くの市民の意見を市政に反映させるため、健全財政の確立や行政のスリム化など、重要課題の解決に全力投球することこそ私たち議員に求められている使命であると考えるものであります。
議会は、今さら申し上げるまでもなく、執行機関を監視するただ一つの法的機関であり、行財政改革など重要課題のチェック機能、市民の声の反映、市民への情報提供、市政への政策提言など、年々その使命が大きくなってきている現状にあります。そのためには、より多くの議員の目で、より広く、これらの諸問題に対応しなければならないことは承知しているものであります。しかしながら、その自治体に応じた適正な議員の数を市民の目線に立ち、自立的に判断すべきものと考えるものであります。議会の活性化を図ることを念頭に、議会のあり方を初め、本市が置かれております規模、行政改革の推移、財政状況、時代の趨勢、類似自治体の現況などを考慮しながら総合的に判断し、適正な議員定数を定めることが肝要と思うものであります。
我が南陽市3万 6,000余の人口と類似している全国の80市の定数の平均は 21.18となっており、県内類似市の定数状況を見てみましても、寒河江市21人、上山市20人、村山市21人、長井市21人、尾花沢市20人となっている現況であります。
このようなことのほか、時代の変化、市政・財政の現状、地域性などを総合的に勘案し、現在の定数を23名より2名削減し、南陽市議会議員の定数を平成16年の一般選挙から21名とするよう提案するものであります。
 議員数が減ることによって議会が市民皆さんの広範な意見を吸い上げるのに支障を来すのではないかとの事案もあることは十分承知しておりますけれども、私は、選ばれた議員おのおのが議員活動の質・量を高めることにより、その事案に対して十分に補えるよう努めていかなければならないと考えるものであります。熟慮に熟慮を重ねた結果、この際、議員の数を減らすことによって、議会も行政改革に真剣に取り組んでいる姿勢を市民に理解していただく契機となり、今まで以上、議会と市民の相互信頼が高まってくれるのを期待するものであります。
21名の議員全員が3万 6,000余の南陽市民の負託にこたえ、切磋琢磨しながら研さんを重ね、使命を果たし、議会の活性化を図ることこそ議会制民主主義の基本であり、議員がなすべき最大の責務であると強く思うものであります。
 議員皆様の御賛同を賜りますよう心からお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。ありがとうございました。
○議長  ここで、お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案2件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。これより1件ずつ質疑を行います。
初めに、発議第11号について質疑を行います。質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
次に、発議第12号について質疑を行います。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次、発言を許可いたします。
最初に、発議第11号及び発議第12号に対する反対討論の通告者、12番佐藤 明議員。
 〔12番 佐藤 明議員 登壇〕
○佐藤 明議員 私は、ただいまの発議第11号及び第12号 南陽市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論を行うものであります。「地方自治体の使命は、住民及び滞在者の安全、健康と福祉を守ること」、このように地方自治法第2条は述べております。今、多くの市民は、長引く不況が続く中で、個人消費の落ち込み、企業の倒産、商工業の閉店、戦後最悪の失業・雇用など、まさに深刻であります。一方、農業も、減反に次ぐ減反、米価の暴落、農畜産物価格の全般的低落によって、地方経済に大きな打撃となっております。こういう状況を打開し、市民の暮らしを守る防波堤として、地方自治体の議会の果たす役割はますます重要であります。私は議会制民主主義を守る立場から、次の点を指摘をしておきたいと思います。第1に、行政改革や財政節減を理由としておりますが、なぜ市の財政状況が危機的状況に陥ったのか、その原因等を明らかにすべきであります。私はこれまでも再三指摘をしてまいりましたが、国や県からの借金による事業を推進してきた姿勢にあったことは明らかではないでしょうか。仮に経費の面から見たとしても、南陽市の一般会計に占める議会費の割合は、平成15年度予算で1.58%であります。財政を圧迫するものではありません。また、議員報酬は国から交付税措置されております。それでどうして財政圧迫と言えるのでしょうか。今市民が求めている行財政改革は、行政のむだを省いて必要なところにお金をかけることであります。そのためにも、行政のチェック機能を果たす議会は、むしろ強化すべきものと考えるものであります。
第2番目には、議会は言論の場、審議する場、議決する場であります。そして、市民の負託にこたえる場でもあります。市民の中にあるいろいろな意見を議会で十分議論し、議会に反映すべきであります。数を減らせば減らすほど市民の願いは届きにくくなり、市民の政治参加への機会を減らすことにつながると思います。
第3点目には、「地方の時代」「地方分権」とよく言われている今日、市民のニーズも多様化しており、議会と議員の果たす役割はますます重要になってきております。地方議会は住民奉仕を貫き、清潔で公正、民主的で効率的な行財政を確立することは多くの市民が望んでおると思います。
以上、申し上げましたが、議会制民主主義を守り発展させるためにも、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私の反対の討論といたします。
○議長  次に、発議第12号に対する賛成討論の通告者、5番漆山鏗一議員。
 〔5番 漆山鏗一議員 登壇〕
○漆山鏗一議員  私は、耕陽会を代表し、ただいまの発議第12号に賛成の立場で討論を行います。
現在、南陽市は、少子・高齢化が一段と進む中で23名の議員が市民の負託にこたえるべく頑張っているわけでありますが、隣接する市・町、さらに当市と同規模の県内の自治体の定数をかんがみたときに、21名が妥当と思われます。議員定数の削減は多くの市民の声でもあり、一方、議員数が少なくなると市民の声が届かなくなるという意見もありますが、しかしこれからの新しい時代に議会が市民皆様の声を反映させ、安全で安心な南陽市の構築のために議会機能を発揮していくには、現状より2名削減をし定数21名とし、1委員会7名の新しい3常任委員会構成にかえ諸問題に取り組むことが市民の負託にこたえることにつながると思います。
以上の考えから、発議第12号への賛成討論とさせていただきますが、議員各位の御賛同を心からお願い申し上げます。
○議長  ほかに討論の希望がないようですので討論を終結いたします。
これより発議第11号及び発議第12号について1件ごとに採決をいたします。
最初に、発議第11号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について採決いたします。
一応念のため申し上げますが、この条例は議員定数を22名とするものであります。
採決は起立によって行います。
お諮りいたします。発議第11号について原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長  御着席ください。
起立少数と認めます。よって、発議第11号は否決いたしました。
次に、発議第12号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について採決いたします。
念のため申し上げます。この条例は議員定数を21名とするものであります。
起立によって行います。
お諮りいたします。発議第12号について原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長  御着席ください。
起立多数と認めます。よって、発議第12号は原案のとおり可決いたしました。

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 日程第29 閉会中の継続審査の申し出について
○議長  次に、日程第29 閉会中の継続審査の申し出であります。
別紙のとおり、閉会中になお継続して審査を要するものとして、文教経済常任委員長より申し出があります。
○議長  お諮りいたします。文教経済常任委員長より申し出のとおり、閉会中なお継続して審査することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、文教経済常任委員長申し出のとおり閉会中に継続して審査をすることに決しました。
 最後に、お諮りいたします。本定例会において議決されました議案の中で、条、項、字句、数字、その他整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、条、項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。
以上をもちまして、本定例会に提案されました議案並びに請願等の審査はすべて終了いたしました。

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   市 長 あ い さ つ
○議長  ここで市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  9月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本定例会におきましては、本日の追加議案を含めまして全議案とも慎重に御審議を賜り、原案のとおり御承認、御可決、御認定、そして御同意をいただきましたことに厚くお礼を申し上げる次第でございます。
 また、本定例会中に各議員からいただきました御指摘等につきましては、問題解決のため、可能な限り手法あるいは調査をいたしまして、解決の方向に向け頑張っていきたいと思いますので、今後ともさらなる御指導を賜りますようよろしくお願いを申し上げる次第でございます。
 さて、いよいよ10月4日から10日間の日程で「第18回国民文化祭・やまがた2003」が開催される運びとなってございます。本市では、御案内のとおり、社交ダンスフェスティバルに 231組、 462名、夕鶴の里語りフェスティバルにつきましては15団体、93人の参加をいただいての開催となりますので、多くの市民の皆さんと温かくお迎えいたしたいと思っておる次第でございます。また、皇太子殿下、同妃殿下が本市を御通過になられる予定でございますので、心から歓迎を申し上げる次第でございます。
冷夏だった夏も過ぎまして、収穫の秋を迎えております。議員各位から大変御心配をいただいております冷害対策につきましても、適期刈り取りの指導含め、すべての面で冷害被害を最小の被害にとどめるよう、さらなる努力をしてまいりたいと思いますので、議員各位にも今後一層の御理解、御協力をお願い申し上げまして、9月定例会の閉会に臨み、一言の御礼を兼ねたあいさつといたしたいと思います。以上です。

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      閉      会
○議長  これをもちまして平成15年南陽市議会9月定例会を閉会いたします。
一同御起立願います。
 長期間にわたりまして御苦労さまでございました。
午前11時31分  閉  会