平成15年9月定例会本会議(初日)10:00~10:44

       平成15年9月9日(火)午前10時00分開会・開議

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議事日程第1号
                       平成15年9月9日(火)午前10時開議

議会報告  議会運営委員長報告

日程第 1 会議録署名議員の指名

日程第 2 会期の決定

日程第 3 諸般の報告

日程第 4 承第3号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについて

日程第 5 議第34号 赤湯駅前交流広場整備工事請負契約の一部変更について

日程第 6 議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定について

日程第 7 議第36号 南陽市部設置条例の一部を改正する条例の制定について

日程第 8 議第37号 南陽市駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について

日程第 9 議第38号 南陽市自転車駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について

日程第 10 議第39号 南陽市道路線の廃止について

日程第 11 議第40号 南陽市道路線の認定について

日程第 12 議第41号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第1号)

日程第 13 議第42号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

日程第 14 議第43号 平成15年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)

日程第 15 議第44号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第2号)

日程第 16 議第45号 平成15年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第1号)

日程第 17 議第46号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)

日程第 18 予算特別委員会の設置について

日程第 19 認第 1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第 20 認第 2号 平成14年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 21 認第 3号 平成14年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 22 認第 4号 平成14年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 23 認第 5号 平成14年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 24 認第 6号 平成14年度南陽市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 25 認第 7号 平成14年度南陽市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 26 認第 8号 平成14年度南陽市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 27 認第 9号 平成14年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第 28 認第10号 平成14年度南陽市水道事業会計決算の認定について

日程第 29 決算特別委員会の設置について

日程第 30 請願の付託

 散   会
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本日の会議に付した事件
議事日程第1号に同じ


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       開      会
○議長(栗原晴峰議員)  御起立願います。
 おはようございます。
着席願います。
 去る9月2日告示になりました平成15年南陽市議会9月定例会を開会いたします。

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       開      議
○議長  ただいま出席されている議員は全員であります。よって、直ちに会議を開きます。
 本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第1号によって進めます。

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 議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会の運営等について議会運営委員会委員長より報告を願います。
 委員長 小林武夫議員。
 〔議会運営委員長 小林武夫議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
議会運営委員会の報告を申し上げます。
 本日招集されました平成15年9月定例会の運営について、去る9月5日午前10時より議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。
 本定例会に提案されます議案は、承認案1件、条例案及び事件案7件、補正予算案6件、決算案10件の計24件であります。当局より総務部長、総務課長及び企画財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、議案数及び一般質問の通告者等を考慮し協議いたしました結果、本定例会の会期を本日から24日までの16日間と決した次第であります。この16日間の会期において、お手元に配付してあります日程表に従い、本会議、各常任委員会及び各特別委員会を開催し、御審査くださるようお願いを申し上げます。
 次に、議案の審査について申し上げます。
 まず、承認案1件につきましては、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論の後、表決を行うことといたしました。
 次に、事件案1件につきましては、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で行うことといたしました。
 次に、条例案及び事件案6件については一括議題とし、提案理由説明、総括質疑の後に所管の常任委員会に付託といたしました。
 また、補正予算案6件につきましては、一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、予算特別委員会設置、同委員会に付託、また決算案10件につきましては、一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、決算特別委員会設置、同委員会に付託の上、それぞれご審査いただくよう、よろしくお願いを申し上げます。
次に、一般質問でありますが、通告議員は4名でありますので、御報告いたします。
 次に、請願でありますが、受理されました請願は1件でありますので、別紙請願付託表のとおり、所管の文教経済常任委員会で審査いただくことといたしましたので、議事日程に従い審査くださるようお願いを申し上げます。
 以上、定例会の運営について議会運営委員会において協議決定いたしましたので、各議員の御賛同と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、報告といたします。終わります。

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 日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長が指名いたします。
 会議録署名議員は、7番桑原 仁議員、17番塩田秀雄議員の両名を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。

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日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期については、ただいまの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日より24日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日より24日までの16日間と決定いたしました。
会期日程表
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 日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
 本定例会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議員派遣の報告、議会庶務報告、定例監査報告など、別冊諸般の報告のとおりでございますので、御了承お願いいたします。

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日程第4 承第3号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについて

○議長  日程第4 承第3号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
承第3号から9ページから22ページまで
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  おはようこざいます。御苦労さまでございます。
本日より24日まで16日間の日程で行われます9月定例会、御指導、御理解、御協力のほどよろしくお願いを申し上げます。
本定例会には、先ほど議会運営委員長より報告ありましたように、24件の議案を御提案申し上げておりますが、それぞれ御承認、御可決、御認定いただきますようお願いを申し上げる次第でございます。
それでは、ただいま上程されました承第3号平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについて提案理由を申し上げます。
 本案は借換債の発行に伴う所要額の補正について専決処分をいたしたものであります。
 内容は、下水道高資本費対策として市債元金償還金を補正し、財源は借換債にて措置いたしたものであります。
 御審議の上、御承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。以上です。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております承第3号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第3号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
 これより質疑に入ります。
 承第3号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。承第3号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについては、これを承認いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第3号については承認することに決しました。

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 日程第5 議第34号 赤湯駅前交流広場整備工事請負契約の一部変更について
○議長  日程第5 議第34号 赤湯駅前交流広場整備工事請負契約の一部変更についてを議題といたします。
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第34号 赤湯駅前交流広場整備工事請負契約の一部変更について提案理由を申し上げます。
本工事につきましては、昨年12月9日から本年12月25日までの工期で契約いたしましたが、駅利用者初め関係各位の御協力によりまして順調に工事が進んでいることから、完成期日を71日間短縮し、来月10月15日にいたすものであります。
また、請負金額につきましても、工期短縮及び舗装工事変更等によりまして 3,184万 6,500円を減額し、3億 8,815万 3,500円に変更いたすものでございます。
御審議の上、御可決くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議第34号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第34号は委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第34号 赤湯駅前交流広場整備工事請負契約の一部変更については、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第34号は原案のとおり決しました。

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 日程第 6 議第35号から
 日程第11 議第40号まで計6件
○議長  次に、日程第6 議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定についてから、日程第11 議第40号 南陽市道路線の認定についてまでの6議案を議事の都合により一括して議題といたします。
議第35号から
 26ページから37ページまで
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定についてから議第40号 南陽市道路線の認定についてまで、条例案4件、事件案2件について一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議第35号 南陽市赤湯駅前交流広場設置条例の設定について申し上げます。現在整備中でございますが、赤湯駅前交流広場が来月10月15日に完成予定でありますので、その設置条例を設定いたすものでございます。
次に、議第36号 南陽市部設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。地方自治法の一部改正により、都道府県の局部数の法定制が廃止されたことなどに伴い、条文中の引用条項が変わることから、条例の一部を改正いたすものでございます。
次に、議第37号 南陽市駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。南陽市赤湯駅前交流広場設置条例が設定されることに伴い、工事期間中、仮設駐車場として利用している箇所を「赤湯駅北駐車場」に改めるなど、条例の一部を改正いたすものでございます。
次に、議第38号 南陽市自転車駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。南陽市赤湯駅前交流広場設置条例が設定されることに伴い、現在、駅西自転車駐車場として利用している箇所を「赤湯駅西自転車駐車場」として設置するため、条例の一部を改正いたすものでございます。
次に、議第39号 南陽市道路線の廃止について申し上げます。現市道2路線の起点及び終点変更による路線再編のため、一たん廃止するものでございます。
次に、議第40号 南陽市道路線の認定について申し上げます。議第39号にて一たん廃止する現市道2路線を再編し、市道認定するとともに、県道改良事業等による7路線を新たに認定いたすものでございます。
以上、提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
ただいま議題となっております6議案について総括して質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案6件は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付託表のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託をいたします。
付託表
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 日程第12 議第41号から
 日程第17 議第46号まで計6件
○議長  日程第12 議第41号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第1号)から日程第17議第46号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)まで、補正予算6議案を議事の都合により一括して議題といたします。
議第41号から41ページから63ページまで
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました認第1号 平成14年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから認第10号 平成14年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまでの10会計について、監査委員の審査をいただいて提案いたすものであります。
厳しい財政状況のもと、健全財政の運営に努めてまいったところでありますが、おかげさまで一般会計の純剰余金4億 5,076万 5,000円、8特別会計の剰余金合計1億 1,510万円及び水道事業会計 5,631万 3,881円の純益で、それぞれ黒字決算となりました。改めまして議会初め関係各位に深く感謝を申し上げる次第でございます。
財政指標につきましては、起債制限比率が12.1、経常収支比率も89.9%と、それぞれ 0.7、 4.2ポイント上昇となりました。これは国の見直しによる地方交付税の減少による影響が大きく、今後もこういった動きが加速することも予測されるため、さらに行財政改革を推進しながら安定財政の堅持に努めてまいりたいと思います。
以上、決算の概要を申し上げましたが、平成14年度歳入歳出決算書及び主要な施策の成果報告書を配付させていただいておりますので、御高覧いただきますようお願い申し上げたいと存じます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
ここで監査委員から決算の審査結果について報告を願います。
多勢 啓監査委員。
 〔多勢 啓監査委員 登壇〕
○代表監査委員 おはようございます。
それでは、私から平成14年度の会計監査の結果を監査委員を代表して申し上げたいと思います。
その前に、南陽市決算審査意見書の正誤表を皆さんの前に配付してこざいますが、関係課よりの申し出があって、34ページの下水道事業についての水洗化率の計算に誤りがございました。担当課の課長をお呼びし精査したところ、数字等の計算の基礎が違っておったということで、決算審査意見書に正誤表を入れていただきたいということは非常に監査委員としては恥ずべきところだったのですが、数字のとり方の違いでこのような結果になりました。心からおわびを申し上げて、皆様方のお手元の34ページの下水道の水洗化率について、ここに正誤表を入れてありますので、御訂正方お願いを申し上げ、おわびを申し上げたいと思います。
それでは、まず初めに一般会計並びに特別会計歳入歳出決算について申し上げたいと思います。
市長から審査に付されました一般会計及び国民健康保険を初めとする8特別会計の歳入歳出決算並びに財産に関する調書や基金の運用状況について、法令等に準拠して処理されているか、計数が正確であるかについて、関係書類などを照合するとともに関係職員の方々から説明を受け、予算の執行が適正であるかに主眼を置いて実施をさせていだたきました。
その結果、各会計の決算及び基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、また予算の執行及び財産運営についても全般的に適正であると認められました。
なお、決算審査の詳細につきましては意見書に記載のとおりでありますが、その概要につきまして申し上げたいと思います。。
平成14年度は第2次財政対策の最終年度の年で、経常経費を節減した反面、都市基盤整備事業としての道路改良や赤湯小学校改築整備事業、旧宮内農協倉庫群保存活用事業、さらには本市の表玄関である赤湯駅前交流広場整備事業など、市民生活に直結した事業を推進し、その一定の成果を得られたものと評価でき、その取り組みにつきまして敬意を表する次第であります。
決算の結果でありますが、一般、特別両会計の歳入決算額は 273億 9,436万 5,000円、歳出決算額 268億 2,779万 5,000円と、前年度より歳入で 5.3、歳出で 4.4%の減少をしております。実質収支額は5億 6,586万 5,000円の黒字決算となっております。さらに、前年度の実質収支額8億 3,509万 5,000円を差し引いた単年度収支額は2億 6,923万円の赤字となっております。このことは、第2次財政対策要綱そして行政改革大綱により財政の健全化対策に積極的に取り組まれているものの厳しい財政状況となっております。
なお、普通会計におきます財政状況でありますが、財政力指数が 0.391で、前年度に比べ0.01ポイント好転しましたが、経常収支比率89.9%で 4.2ポイント、公債費比率についても20.8%と 0.1ポイント上昇しており、依然としてその基盤は脆弱なものとなっております。
また、市債残高は、一般会計で 189億 239万 7,000円、特別会計で 128億 7,524万 6,000円、合計で 317億 7,764万 3,000円と、前年度より 3.7%ほど増加しております。今後も繰り上げ償還に努めるなど市債の適正管理を図り、財政健全化に努力されるよう望むものであります。
一般会計の決算状況は、歳入決算額が 161億 8,976万 9,000円、歳出決算額 157億 3,829万 9,000円と、いずれも前年度を下回っております。その主な要因として、歳入では地方交付税、県支出金、各種交付金の減額によるものであり、歳出では公債費、積立金などの減額によるものであります。
歳入の財源別構成でありますが、自主財源の構成比は32.5%で、前年度より 2.2ポイント上回っております。財産収入、諸収入等でわずかながら上回っておるものの、大きな割合を占める市税の対前年度比につきましては 0.9%下回っており、決算合計額では1億 3,083万 7,000円ほど減少しております。一方、依存財源の構成比は67.5%で、国庫支出金などが増加したものの、利子割交付金、地方交付税、市債等が大幅に減少し、決算合計額で13億 9,426万 6,000円ほど減少しております。
次に、歳出の性質別経費でございますが、義務的経費の構成比は43.9%で、 8.2ポイント減少しております。前年度より扶助費は増加したものの人件費、公債費が減少し、決算合計額では19億 9,878万 5,000円減少しております。一方、任意的経費の構成比は56.1%で、積立金、投資及び出資金貸付金が減少したものの、投資的経費等が増加し、決算合計額で前年度より6億 5,311万 9,000円増加しております。
特別会計の決算状況でございますが、歳入決算総額が 112億 459万 6,000円、歳出決算総額 110億 8,949万 6,000円で、前年度より歳入で0.04%、歳出で 0.9%といずれも増加しております。なお、剰余金につきましては、1億 1,510万円が生じております。
今後は、本市財政運営に当たりましては、介護保険事業がおおむね順調に推移しており、引き続き良質な保険サービスの提供、少子・高齢化社会への対応を含む総合福祉施策の強化など、義務的経費である扶助費等の負担がますます増大してくるものと思われます。これらのことを考慮し、あわせて市民生活に密着した施設の整備、景観・道路整備など、都市基盤整備の充実を図っていただきたいと思います。
また、長引く不況下の折、景気回復の先行き見通しも難しい中で、市税を初めとする自主財源の伸びが当分見込めないなど財源確保が困難な状況下でございますが、市民と市政の相互理解を前提として、総体的には第4次南陽市総合計画を基本に、そして「財政危機のりきり戦略プラン」を根底に据え、諸施策の適切な運営を図られるよう望むものであります。
なお、次のことにつきまして留意事項とさせていただきます。
市税及び税外収入の収入未済額につきまして申し上げます。市税等の収入未済額の合計額は前年度比で 8.6%増加の3億 7,192万 5,000円、税外収入の収入未済額の合計額は前年比で10.2%増加の 6,576万円で、合計で前年度対比 8.8%増加の4億 3,768万 5,000円となっており、年々増加傾向にあります。景気低迷の現状とはいえ、滞納整理に鋭意努力され、市民への信頼・公平を失しないよう要望申し上げます。
次に、平成14年度公営企業会計決算審査の意見を申し上げます。
決算の審査は、市長から審査に付されました水道事業会計の決算報告及び財務諸表が当該事業の経営成績並びに財政状況を適正に表示しているか否かについて、会計伝票や関係証拠書類等の照合を行い、諸資料について必要に応じ関係職員の方々に説明を求めました。
また、貯蔵品につきましては、本年3月31日に行った実施棚卸しに立ち会い、現物の確認を行うとともに、例月出納検査を参考として審査を行いました。
その結果、決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業関係法令等に準拠して作成されております。経営成績及び財務状態を適正に表示しており、計数についても正確で、正当なものと認めさせていただきました。
次に、経営状況でございますが、収益的収支は事業収益で8億 4,334万 796円に対し事業費用は7億 8,702万 6,915円で、 5,631万 3,881円の純利益金が生じており、これに前年度繰越利益剰余金 2,085万 2,674円を加えた当年度未処分利益剰余金は 7,716万 6,555円となっております。
 資本的収支については、収入額が2億 2,086万 1,840円に対し支出額が4億 8,597万 9,207円で、差し引き2億 6,511万 7,367円の不足額となっておりますが、その不足額は当年度損益勘定留保資金、減債積立金、建設改良積立金及び消費税資本的収支調整額により補てんをされております。
 なお、その他の内容につきましては、決算意見書に記載のとおりであります。
当年度は建設改良事業として、前年度も実施されておりました老朽石綿セメント管の布設がえをさらに更新するなど設備の改修や、下水道・道路改良事業に伴う配水管布設・布設がえ、そして有収率向上を図るために老朽管の布設がえと漏水調査・補修を並行して行っており、その結果、有収率についてはここ数年同様の81.1%となっております。取水源が遠く、給水原価が高くなるという不利な条件下にある当市にとりましては、有収率を前年度と同率に維持できたことは企業努力のあらわれと敬意を表したいと存じます。
一方、水道料金の未収金については、不納欠損処分額が 224万 8,000円と前年度に比較して65.3%増加しております。その未収要因としては、依然、行方不明者が多いことから、徹底した使用者管理対策や督促・徴収をさらに強化するなど、引き続き努力されるよう望むものであります。
長期景気低迷による自治体の行財政の運営が厳しさを増す中で水道事業会計における当年度の純利益が 5,600万円と黒字決算となったことは、努力の成果と思われます。今後も劣化設備の改修、有害物資の河川流出への対応、また平成19年度より予定されております綱木川ダムからの受水による支出増加など、厳しい状況が予測されます。つきましては、将来の水需要を的確に見きわめながら、「地方公営企業法の経営の基本原則」である企業の経済性を発揮し、健全財政を維持しつつ、「安全で安心な水の安定供給」を大原則として、公共福祉を増進するため、さらに創意工夫を尽くされるよう要望を申し上げ、一般会計、特別会計、水道事業会計の監査の決算審査意見とさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長  多勢監査委員の報告が終わりました。
お諮りいたします。決算についての質疑は決算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、質疑を省略することに決しました。

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 日程第29 決算特別委員会の設置について
○議長  日程第29 決算特別委員会の設置を議題といたします。
 お諮りいたします。認第1号から認第10号まで決算認定議案10件を審査するため、議長及び議員選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議長及び議員選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。
認第1号から認第10号まで決算認定10議案は、ただいま設置いたしました決算特別委員会に付託をいたします。
なお、決算特別委員会は日程に従い委員会を開催し、審査をお願いいたします。
議案付託表
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 日程第30 請願の付託
○議長  日程第30 請願の付託であります。
本定例会において受理いたしました請願は1件であります。別紙請願付託表のとおり所管の常任委員会に付託をいたします。

請願付託表

請願第5号
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       散      会
○議長  以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会といたします。
 御起立願います。御苦労さまでした。
   午前10時44分  散  会