平成16年3月12日(金) 本会議閉会 10:00~10:57

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       開      議
○議長(栗原晴峰議員)  御起立お願いします。 おはようございます。
着席ください。
 これより本日の会議を開きます。
 ただいま出席されている議員は全員であります。よって、直ちに会議を開きます。
 本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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 議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会最終日の会議運営について議会運営委員会委員長より報告をお願いします。
 委員長 小林武夫議員。
 〔議会運営委員長 小林武夫議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
 3月定例会最終日の議会運営について、先ほど議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
 初めに、付託議案などの審査結果についてでありますが、各常任委員長からの報告、続いて予算特別委員長からの報告を受け、それぞれ表決することにいたしました。
 次に、本日追加されます議案について申し上げます。追加議案は、承認案1件、発議案2件の計3件であります。その審査の方法については、承認案1件につきましては、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論の後、表決を行うことといたしました。次に、発議案2件については、1件ずつ議題とし、提案理由説明、委員会付託省略、1件ずつ質疑、討論、表決の順で御審査くださるようお願いいたします。
 次に、報告1件については、赤湯小学校建設特別委員会の委員長より報告を行っていただくことにいたしました。
 次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第3号により行うことといたしました。
 なお、本会議終了後、引き続き本議場において全員協議会を開催することといたしましたので、よろしく御了承お願いいたします。
 以上、本定例会の最終日の運営について協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。終わります。

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(総務常任委員長報告)
 日程第1 議第 6号から
 日程第3 議第11号まで計3件
○議長  日程第1 議第6号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第3 議第11号 南陽市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてまで、議案3件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案3件について、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 鈴木英昭議員。
 〔総務常任委員長 鈴木英昭議員 登壇〕
○総務常任委員長  私から総務常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました議案3件について、日程に従い、3月3日午前10時より全員協議会室において、総務部長及び消防長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
議第6号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、地方公務員災害補償法の改正に伴い、議会の議員、さらに委員会及び審査会などの委員に対する公務上の災害等について、この公務災害補償等の認定機関である山形県消防補償等組合の審査会に対し、報告、出頭などを求められ、報告をせず、もしくは虚偽の報告、または出頭などをしなかった場合、その行為に対する罰金の額を「10万円」から「20万円」に改定するため、条例の一部を改正するものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
議第7号 南陽市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、平成15年4月、「母子及び寡婦福祉法」の改正に伴い、これまで「母子相談員」として県が委嘱し各市に駐在していた制度を廃止し、平成16年度から各市において「母子自立支援員」を設置すること、また「売春防止法」に基づく「女性相談員」もあわせて設置することから、「非常勤の特別職の報酬」を定めた別表第3の「家庭児童相談員」の欄に「母子自立支援員及び女性相談員」を加えるため、条例の一部を改正するものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 議第11号 南陽市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、防火対象物の喫煙所に係る制限について、近年における国民の喫煙率の低下及び喫煙に関する意識などの社会情勢の変化に対応したもの、また劇場等について形態に応じた火災予防上必要な措置を講ずるため、条例の一部を改正するものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの総務常任委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。日程第1 議第6号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第3 議第11号 南陽市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてまで議案3件については、総務常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第6号から議第11号まで議案3件については、総務常任委員長報告のとおり決しました。

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(文教経済常任委員長報告)
 日程第4 議第3号から
  日程第7 議第9号まで計4件
○議長  日程第4 議第3号 南陽市勤労者総合福祉センター設置条例の設定についてから、日程第7 議第9号 南陽市農業集落排水処理施設設置条例の一部を改正する条例の制定についてまで、議案4件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案4件について、文教経済常任委員長の報告を求めます。
文教経済常任委員長 桑原 仁議員。
 〔文教経済常任委員長 桑原 仁議員 登壇〕
○文教経済常任委員長  おはようございます。
 私から文教経済常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました議案4件について、日程に従い、去る3月4日午前10時から全員協議会室において、教育次長及び経済部長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
初めに、議第3号 南陽市勤労者総合福祉センター設置条例の設定について申し上げます。
 本案は、平成5年度に雇用・能力開発機構が設置した「南陽勤労者総合福祉センター」を本市が譲り受けたことにより、新たな条例の設定を行うものであります。
 設定前の管理条例では対象が勤労者に限定されており、目的が雇用促進と福祉の向上でありましたが、今回の条例では、対象が勤労者に限らず地域住民すべてを対象に利用できるよう設定されているものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第4号 南陽市交流プラザ蔵楽設置条例の設定について申し上げます。
 本案は、平成13年度から整備を進めてきた旧宮内農協倉庫群保存活用事業が完了し、新年度より「南陽市交流プラザ蔵楽」としてオープンすることにより、新たな条例の設定を行うものであります。
審査の中で、工事の進捗状況、備品の配備状況、管理委託の方法などについて質疑があり、現地を視察しながら慎重に審査を行いました。
工事に関しては、本体工事は3月10日工期で順調に進んでおりますが、外構工事に関しては3月20日まで工期延長したものの、4月1日オープンに向けて順調に進んでいるとのことでありました。
また、管理の方法については、地域の方に管理をお願いしたいということで検討しており、最終的には委託契約を結ぶ方向で進めているとのことでした。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第8号 南陽市市民プール条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、赤湯小学校プール新設に伴い、現在の赤湯小学校プールを廃止し、「第2赤湯市民プール」として移行するため、条例の一部を改正するものであります。
委員からは、学校プールや市民プールの建設経緯や利用状況等について質疑が出されました。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第9号 南陽市農業集落排水処理施設設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、下水道条例の改正により、その引用条項が変わるため、条例の一部を改正するものであります。
具体的には、平成3年に供用を開始した大橋地区の農業集落排水施設が対象となるもので、設計施工に係る施工者の登録、汚水数量の認定などが下水道条例に準拠するための改正であります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、文教経済常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの文教経済常任委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。日程第4 議第3号 南陽市勤労者総合福祉センター設置条例の設定についてから日程第7 議第9号 南陽市農業集落排水処理施設設置条例の一部を改正する条例の制定についてまで議案4件については、文教経済常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第3号から議第9号まで議案4件については、文教経済常任委員長報告のとおり決しました。

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(建設常任委員長報告)
 日程第8 議第 5号から
 日程第9 議第10号まで計2件
○議長  日程第8 議第5号 南陽市下水道条例の設定について及び日程第9 議第10号 南陽市子どもの広場設置条例の一部を改正する条例の制定についての議案2件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案2件について、建設常任委員長の報告を求めます。
建設常任委員長 田 豊議員。
 〔建設常任委員長 田 豊議員 登壇〕
○建設常任委員長  私から建設常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会において当委員会に付託されました議案2件について、日程に従い、去る3月3日午後1時から第2委員会室において、建設部長及び水道部長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
議第5号 南陽市下水道条例の設定について申し上げます。
 本案は、現在の「南陽市指定下水道排水設備工事店に関する規程」ではトラブルが起きた場合に十分な対応ができないことから、当該規程を廃止し、下水道条例に組み入れることによって、指定下水道排水設備工事店制度の補強を図るため、下水道条例の全部を改正するものであります。
 委員より、トラブル等に関する質問がありましたが、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第10号 南陽市子どもの広場設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、山形県住宅供給公社において開発された赤湯駅西団地内に造成整備された広場が市に移管となったことに伴い、「赤湯駅西団地子どもの広場」として、現在ある子どもの広場に追加するため、条例の一部を改正するものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、建設常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの建設常任委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。日程第8 議第5号 南陽市下水道条例の設定について及び日程第9 
議第10号 南陽市子どもの広場設置条例の一部を改正する条例の制定についての議案2件は、建設常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第5号及び議第10号については、建設常任委員長報告のとおり決しました。

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(厚生常任委員長報告)
 日程第10 議第 1号から
 日程第12 請願第1号まで計3件
○議長  日程第10 議第1号 南陽市安全で安心なうるおいのあるまちづくり条例の設定についてから日程第12 請願第1号 消費者保護基本法の抜本改正を求め国への意見書提出を求める請願についてまで、議案2件、請願1件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案2件、請願1件について、厚生常任委員長の報告を求めます。
厚生常任委員長 長嶋 茂議員。
 〔厚生常任委員長 長嶋 茂議員 登壇〕
○厚生常任委員長  私から厚生常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会において当委員会に付託されました議案2件及び請願1件の計3件について、日程に従い、去る3月4日午後1時から第2委員会室において、市民福祉部長及び関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
初めに、議第1号 南陽市安全で安心なうるおいのあるまちづくり条例の設定についてを申し上げます。
 本案は、「安全で安心なうるおいのあるまち・南陽」のまちづくりを推進するため、その基本理念及びそれぞれの役割を明らかにし、犯罪や事故等及び迷惑行為の禁止に係る防止施策を定め、日本一安全で安心なうるおいのあるまちづくりを実現するため、新たな条例を設定するものであります。
 審査の中で、この条例の設定は大変よいことではあるが、この目的達成を図るには、何といっても市の役割として今後どのような運動を展開していくのかが最も大事なことであり、行動を起こさなければ何にもならないなどの強い意見が出され、審査の結果、市に対する今後の実践力を大いに期待するものとし、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第2号 南陽市総合保健福祉施設設置条例の設定についてを申し上げます。
 本案は、地域の少子高齢化社会を支え、学童保育事業、訪問介護の促進及び市民ボランティア等の活動を支援するために、南陽市総合保健福祉施設を設置するものであり、南陽市沖郷会館設置及び管理に関する条例を廃止し、今回新たにこの条例を設定するものであります。
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、請願第1号 消費者保護基本法の抜本改正を求め国への意見書提出を求める請願について申し上げます。
 本請願は、ここ数年、商品やサービス、金融に関する消費者被害が急増し、国民の暮らしを脅かしております。さらには、食品偽装事件など、消費者は企業不祥事の連発で企業に対し大きな不信を抱いております。消費者にとって安全で安心な暮らしが保障される社会的システムを求める立場から、消費者の権利を基本に据えた消費者保護基本法の抜本改正を求めるため、政府に対しての意見書の提出を求めるものであります。
 紹介議員の説明を受け、消費者のあるべき権利などについて慎重に審査を行った結果、願意妥当と認め、全員異議なく採択すべきものと決した次第であります。
 以上、厚生常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの厚生常任委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。日程第10 議第1号 南陽市安全で安心なうるおいのあるまちづくり条例の設定についてから日程第12 請願第1号消費者保護基本法の抜本改正を求め国への意見書提出を求める請願についてまで、議案2件、請願1件については、厚生常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第1号から請願第1号まで、議案2件、請願1件については、厚生常任委員長報告のとおり決しました。

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(予算特別委員長報告)
 日程第13 議第19号から
 日程第22 議第28号まで計10件
○議長  次に、日程第13 議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算から、日程第22 議第28号 平成16年度南陽市水道事業会計予算まで、予算案10件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております予算案10件について、予算特別委員長の報告を求めます。
予算特別委員長 小野健一郎議員。
 〔予算特別委員長 小野健一郎議員 登壇〕
○予算特別委員長  予算特別委員会の御報告を申し上げます。
 本定例会において当委員会に付託されました案件は、平成16年度各会計当初予算10件であります。この10件について、去る3月10日、審査を行いました。
当委員会は議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみ御報告させていただきます。
 議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算
 議第20号 平成16年度南陽市国民健康保険特別会計予算
 議第21号 平成16年度南陽市財産区特別会計予算
 議第22号 平成16年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算
 議第23号 平成16年度南陽市育英事業特別会計予算
 議第24号 平成16年度南陽市下水道事業特別会計予算
 議第25号 平成16年度南陽市老人保健特別会計予算
 議第26号 平成16年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算
 議第27号 平成16年度南陽市介護保険特別会計予算
 議第28号 平成16年度南陽市水道事業会計予算
 以上、当初予算10件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  予算特別委員長の報告が終わりました。 ただいまの予算特別委員長報告に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 ここで、議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算に対し、12番佐藤 明議員より反対討論の通告がありましたので、これを認めます。
12番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  私は、予算特別委員長報告の議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算に対しまして反対の立場から討論を行うものであります。
長引く不況の続く中で、市民の暮らしと営業は依然として深刻な状況が続いております。御承知のように、ここ5年間で市で誘致した企業を初め20件近い企業が倒産、廃業など、さらに地元商店の転廃業も年々進行しております。ここ10年間で約 100件の商店が転廃業を余儀なくされております。その対策も緊急の課題となっております。
農業はどうでしょうか。米の一層の輸入自由化を前提として、米の安定供給責任を放棄し、生産流通を市場原理にゆだねる米政策改革大綱の実施。さらに、高齢化の問題、後継者の問題など、南陽市では新規学卒者は、ここ5年間でわずか11名であります。食糧自給率の向上を日本の民主的改革の一つとして農業を基幹的な生産部門として位置づけ、「農は国のもと、食は命のもと」、それを支える家族経営が成り立つ農政に転換することが今こそ必要ではないでしょうか。
また、教育の分野でも、教育環境の整備や改善、教材費の充実、父母負担の軽減など、願いは切実であります。
さらに、雇用問題も深刻であります。失業者も 700名とも 800人とも言われております。労働者の雇用も不安定となっており、失業者の再就職も極めて困難な状況となっております。
こうした状況のもとで、ハイジアパークにはこれまでも経営補助金、管理委託料、損失補償などを行ってまいりました。公設民営とはいえ、なぜそれほどまでに一民間企業にしなければならないのか、多くの市民は疑問と不信を抱いております。私は、管理委託料の負担は、今までも何回も指摘をしてまいりましたが、際限のないもであり、到底容認することはできません。
次に、介護保険の問題でありますが、私はこれまでも低所得者に対する介護保険料・利用料等の減免制度の創設など市独自のサービスを提案してまいりました。昨年4月より第2期南陽市介護保険事業計画策定に伴って、低所得者に対しまして一定の前進はあるものの、基準月額の保険料は 3,459円となり、31.2%の大幅な引き上げとなりました。保険料の滞納や収納率の低下などが懸念され、これからの介護保険の充実が一層強く求められております。多くの高齢者は、介護が必要になっても、できることなら住みなれた自宅で過ごしたいと思っております。介護疲れによる悲惨な事件が起こらないような、高齢者の願いにこたえて在宅で安心して暮らせる社会的条件を整備することは、施設の不足の解消にも役立ち、結果的には介護費用の節減にもつながるものであると思います。
私は次の点を要望するものであります。
第1点目は、米沢市などが実施している、保険料第1段階、第2段階の対象者に、所得金額及び扶養状況等の要件による2分の1、3分の1に減免し、さらに在宅サービス利用料の減免除、軽減制度を充実すること。
二つ目には、短期入所、ショートステイのベッドを確保し、必要な介護サービスを受けられるようにすること。引き続き介護保険制度の充実を強く要望するものであります。
 次に、消費税の市の一般会計の手数料・使用料の市民への転嫁の問題であります。私はこれまでも再三再四指摘をしてまいりましたが、低所得者層ほど重い逆進税は国会に提出した資料でも明らかであります。依然として市民生活や商工業者の経営と暮らしにとっても重い負担となっております。特にお年寄りや所得の少ない家庭は、まさに死活問題と言わざるを得ません。地方自治体の使命は、何よりも市民の暮らし、福祉や教育の充実、健康を守ることであります。特に一般会計の手数料・使用料等は納税義務のないものであり、手数料・使用料への消費税上乗せ転嫁は直ちにやめるべきであります。
以上申し上げましたが、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私の討論といたします。
○議長  ほかに討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 これより採決を行いますが、反対討論がありましたので、分割して採決を行います。
 まず、議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算について採決を行います。
起立採決により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
それでは、採決を行います。
 原案に賛成の議員の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長  御着席ください。
 起立多数であります。よって、議第19号は原案のとおり可決いたしました。
次に、議第19号を除く議第20号から議第28号までの予算案9件は、予算特別委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第19号を除く議第20号から議第28号までの予算案9件は、予算特別委員長報告のとおり決しました。 № 120  P209  № 121  P210  № 122  P211  № 123  P212   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 日程第23 承第2号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第7号)についての専決処分の承認を求めることについて
○議長  日程第23 承第2号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第7号)についての専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 № 124  P214  № 125  P215  № 126  P216  № 127  P217  № 128  P218 
○議長  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました承第2号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第7号)についての専決処分の承認を求めることについて提案理由を申し上げます。
 3月6日、7日の思わぬ大雪によりまして、既決予算が底をつきましたので、市道除排雪経費として専決処分をいたしたものであります。
 予備費から 1,000万円を組み替えし、既定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ増減がないものでございます。
御審議の上、御承認いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております承第2号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第2号は委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。 承第2号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第7号)についての専決処分の承認を求めることについて、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。承第2号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第7号)についての専決処分の承認を求めることについては、これを承認いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第2号は承認することに決しました。

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 日程第24 発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
○議長  日程第24 発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
№ 129  P220 № 130  P221
○議長  ここで、提案理由の説明を求めます。
11番小野健一郎議員。
 〔11番 小野健一郎議員 登壇〕
○小野健一郎議員  発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について提案理由を申し上げます。
 本案は、南陽市議会議員定数条例の改正に伴い、常任委員会の構成を変更するものであります。
 現在の「4常任委員会」を「3常任委員会」とし、名称を「総務常任委員会」「文教厚生常任委員会」「産業建設常任委員会」とし、委員の定数は各7名と改めるものであります。
以上、御提案申し上げますので、議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第1号は、会派会長全員の賛成を得て提案されたものであります。よって、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第1号は委員会付託を省略することに決しました。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第1号は原案のとおり可決しました。

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 日程第25 発議第2号 消費者保護基本法の抜本改正等を求める意見書の提出について
○議長  日程第25 発議第2号 消費者保護基本法の抜本改正等を求める意見書の提出についてを議題といたします。
№ 131  P223 № 132  P224
○議長  ここで、提案理由の説明を求めます。
厚生常任委員長 長嶋 茂議員。
 〔厚生常任委員長 長嶋 茂議員 登壇〕
○長嶋 茂議員  私から、発議第2号 消費者保護基本法の抜本改正等を求める意見書の提出について提案理由の説明を申し上げます。
 ここ数年、商品やサービス、金融に関する消費者被害が日本各地において急増し、暮らしを脅かしております。国民生活センターの統計によると、全国各地の消費生活センターなどに寄せられた消費者からの苦情件数は、2002年度には83万件にも及んでおります。
また、近年では食品偽装事件など企業不祥事の続発により、消費者は企業に対し大きな不信を抱いております。
こうした状況を踏まえ、政府では、消費者保護基本法見直しの検討作業が進められておりますが、改正するに当たっては、消費者の権利を基本に据えた抜本改正を初め、消費者団体訴訟制度の導入、消費者政策の推進体制の見直しを求めるなど、政府に対し意見書を提出するものであります。
以上、提案申し上げますので、議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。以上です。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第2号は、所管の厚生常任委員会全員の賛成を得て提案されたものでありますので、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第2号は委員会付託を省略することに決しました。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。発議第2号 消費者保護基本法の抜本改正等を求める意見書の提出については、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第2号は原案のとおり可決いたしました。

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(赤湯小学校建設特別委員長報告)
日程第26 赤湯小学校建設特別委員会報告
○議長  日程第26 赤湯小学校建設特別委員会報告についてであります。
 赤湯小学校建設特別委員会に付託されております諸調査事項について、特別委員会の報告を求めます。
 委員長 小野健一郎議員。
 〔委員長 小野健一郎議員 登壇〕
○委員長  赤湯小学校建設特別委員会の報告を申し上げます。
 赤湯小学校は、建設以来40年余が経過し、老朽化が進み、平成8年に実施された公立学校建造物耐久度調査の結果によって危険校舎に指定されました。それを受けて、赤湯園芸高等学校の跡地に移転することになり、議会といたしましては、平成11年6月の定例会において特別委員会を設置し、平成12年3月と14年3月の2回にわたり中間報告を行いながら、慎重に調査研究を行ってまいりました。
その間、校舎、体育館が完成し、平成15年4月1日には新しい赤湯小学校として開校いたしましたが、引き続きグラウンド整備や校舎周辺の環境整備、プールの新設が課題として残されておりましたので、本委員会はそれを踏まえ、引き続き調査研究を行ってまいりました。
グラウンド整備につきましては、国庫補助事業採択の関係から秋の運動会までに完成できるかどうか懸念いたしましたが、工事は旧赤湯小学校の解体で生じるコンクリートを破砕し再生利用を行いながら順調に推移し、 200メートルのトラックを備えた1万 3,850平方メートル規模のグラウンドが完成し、平成15年10月には予定どおり運動会を行うことができました。
校舎周辺の環境整備につきましては、グラウンド周辺の整備を初め、ランチルームと古墳広場の間の樹木植栽、張り芝等を今後整備することにいたしました。これから地域の親子、教員の皆さんが共生できる場所として、地域住民や親子作業についての取り組みについても積極的に推進していただきたいと思います。
プールにつきましては、屋内プールを基本設計に入れて検討してまいりましたが、学校教育方針には年間の体育時間が定められ、水泳時間もその中で限られていることや、置賜広域行政事務組合での室内温水プールの建設が確実になったこともあり、屋外プールが望ましいことといたしました。
工事は国庫補助金の内示を待ち、平成16年9月までには完成される見込みであります。
いずれにいたしましても、この新しい赤湯小学校は、吾妻連峰、飯豊連峰そして朝日連峰を一望することができ、貴重な文化財である稲荷森古墳に隣接し、自然環境に恵まれたすばらしい学校であります。
また、太陽光発電設置や雨水貯水槽の設置など自然エネルギーを有効利用したエコスクールで、近代的な設備を備えた学校でもあり、全国的にも誇れる学校であります。
今後は、校舎を初めとする施設の維持管理や学校周辺の環境整備はもちろん、学校運営を通じての改善策などは限りなく生じてまいります。地域の住民、そして親子、教員の全体が、ともに学び、語り、理解し合い、共生のできる場として見守りながら、みんなの手でさらに築き上げていただくことを祈念するものであります。
以上、これまでの委員会委員及び関係当局各位の御協力に感謝を申し上げ、赤湯小学校建設特別委員会の報告といたします。
○議長  赤湯小学校建設特別委員長の報告が終わりました。
 報告でありますので、御了承お願いいたします。
№ 133  P227 № 134  P228 № 135  P229 № 136  P230 № 137  P231 № 138  P232
○議長  最後に、お諮りいたします。本定例会において議決されました議案の中で、条、項、字句、数字、その他整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、条、項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。
以上をもちまして本定例会に提案されました議案並びに請願の審議はすべて終了いたしました。

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   市 長 あ い さ つ
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  3月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本定例会におきましては、追加議案を含めて慎重に御審議を賜り、全議案とも原案のとおり御可決、御承認、御同意をいただきましたことに厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 平成15年度も余すことろわずかとなりましたが、本年度の各事業につきましては、完了したもの含めまして、大変順調に進んでおるところでございます。とりわけ、「安全で安心なうるおいのあるまちづくり条例」の制定につきましては、安全・安心なまちづくりの実現に向け、大きく前進したものと確信をいたしておるところでございます。これも議員各位より御指導、御協力を賜っている結果であり、衷心より感謝をいたしておるところでございます。これからも日本一安全・安心のまちづくりを目指して各種事業を展開してまいりますので、より一層の御指導、御支援をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
さて、この3月末日をもって任期満了となり改選期を迎えられます議員の皆さんに、この場をおかりして、厚く御礼を申し上げたいと存じます。皆様には、この4年間、南陽市の発展のために大変な御尽力を賜り、本当にありがとうございました。厳しい情勢の中での行財政運営にもかかわらず各施策を確実に展開できましたのも、議員各位の御指導、御協力をいただいたからであると思います。衷心より改めまして御礼を申し上げる次第でございます。
また、今期をもって後進に道を譲られ、議員の職を辞される旨承っております5議員各位におかれましては、在職期間の長短はあるにせよ、地方自治の発展そして住民福祉の向上に昼夜を問わず全身全霊を打ち込まれての御労苦に対し、感謝と敬意を表させていただきたいと思います。まことに御苦労さまであり、ありがとうございました。
今後とも、一市民になられましても、地域、団体におかれましても、市勢発展のために、今までの経験を生かされ、御指導そして御協力、御支援をいただきますよう、心からお願いを申し上げる次第であります。
さらに、引き続き市議選に出馬を予定しておられる議員各位におかれましては、今回からは議員定数が削減になり、今まで以上に重責を担っていただくことになると存じますので、引き続きお互いが切磋琢磨し合いながら、市勢発展、住民福祉向上のために、ともに協力し合いながら頑張っていただくことをお願い申し上げる次第でございます。
結びになりますが、議員各位のこれまでの御厚情に対し重ねて感謝と敬意を表させていただきまして、閉会のごあいさつと御礼といたしたいと思います。以上です。

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       閉      会
○議長  これをもちまして平成16年南陽市議会3月定例会を閉会いたします。
一同、御起立お願いします。
長時間にわたりまして、大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。
   午前10時57分  閉  会