平成16年3月定例会 予算委員会(補正予算) 3月1日(月)10:00~11:59
              予算委員会(当初予算)3月10日(水)10:00~15:00
              


平成16年3月1日(月)予算特別委員会  

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本日の会議に付した事件
議第12号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第6号)
議第13号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議第14号 平成15年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)
議第15号 平成15年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議第16号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第5号)
議第17号 平成15年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第2号)
議第18号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第3号)

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       開      会
○委員長(小野健一郎委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
ただいま出席されている委員は21名で、定足数に達しております。
なお、本日の会議に欠席する旨通告のあった委員は14番殿岡和郎委員1名であります。
これより予算の審査に入ります。
本委員会に付託されました案件は、平成15年度補正予算7件、平成16年度予算10件であります。このうち本日の予算特別委員会では、平成15年度補正予算7件について審査を行います。

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 議第12号 平成15年度南陽市一般会計補 正予算(第6号)
○委員長  初めに、議第12号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第6号)について審査を行います。
 当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第12号に  ついて説明〕省略 別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
 質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事の進行に特段の御協力をお願いいたします。
 これより質疑に入ります。
 補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
 最初に、歳入全般について、12ページから19ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。第2款総務費から第6款農林水産業費の20ページから27ページまでについて質疑ございませんか。
 21番岩井委員。
○岩井一敏委員  二、三点お聞かせをいただきたいと思います。
  一つは、この前、説明のときにもお聞きしたように感じるんですけれども、このごろちょっと度が緩んでるものですから、お聞かせをいただきたいと思います。
 最初、20ページの企画費の地方バス維持補助金の問題で、たしか山交のバスというふうな説明を受けたんですけれども、まだ山交のバスは通っていたのだったかなという感じで、これぐらいのバスに対する補助金、多分、赤湯の一角をすっと通って逃げていくようなバスだと思いますけれども、これぐらいのつき合いの補助金を出すんだったら、市の循環の方に出した方がいいような気がするんですけれども、これらの状況をお聞かせをいただきたいと思います。
それから、22ページの環境衛生の部分のごみの減量基金積み立ての問題で、多分これは分別収集の中の古紙やら缶・瓶等の業者がやっておる、その業者と行政の安分の基金だというふうに思いますけれども、これらの積み立て状況、どのようになっておって、これまでこの基金が積み立てとして使用されたことがあるのか、二つお聞かせをいただきたいというふうに思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  それでは、私の方からは地方バス路線維持費補助金についてお答えを申し上げたいと思います。
この路線につきましては、赤湯から米沢にかかるバス路線でございます。一つは、米沢から高畠を経由して赤湯まで来る26.1キロメートルでございます。さらにもう一つは、米沢から津久茂経由で赤湯待合所まで来る20.2キロメートルでございます。もう1本については、米沢市立病院から津久茂経由で赤湯待合所まで来る 
20.2キロメートルでございます。
 先ほど総務部長の説明にありましたように、国庫補助金を得るための基準を満たす乗降客が得られませんでしたので、かわりに米沢市、高畠町、南陽市で、それぞれその町を走っている距離数に応じて補助をいたすものでございます。
全額で 1,195万 7,001円の国庫補助額に相当する額をそれぞれ負担をして、南陽市で 227万 
1,000円の補助をすると、このような形になっているところでございます。
なお、循環バスとの関連もお話しございましたけれども、循環バスにつきましては、かつて沖郷の地域バスを冬期間走らせた経過などもございますけれども、利用者が得られなかったというようなことで廃止になった経過がございます。
さらには、南陽市の北部バスということで、市役所から小滝までの関連が現在走らせている状況にあるといった内容になっておるところでございます。以上です。
○委員長  市民生活課長。
○市民生活課長 それでは、私の方からごみ基金の積み立て状況についてお話し申し上げたいと思います。
平成14年度ごみ減量基金の状況でございます。これは積立金でございます。 1,187万 1,710円となっております。さらに、今年度当初予算で 130万円ほど見込みましたけれども、今回増額あったということで、合わせて22万 1,700円を積み立てる状況になります。
それから、2番目に、この積立金につきまして使用したことがあるかというふうな部分でございますが、まだこの積立金、もう少し金額を多くしてから使いたいなというふうに考えてございます。以上でございます。
○委員長  21番岩井委員。
○岩井一敏委員  わかりました。やっぱり地方バスに関しては、南陽市だけやめたというわけにはいかないんだろうね。その辺の状況、山交におつき合いするということもあるんでしょうけれども、高畠、米沢、南陽のルートを外れたら、その路線にならないということになるのか、その辺、やっぱりおつき合いとしてはやむを得ないのだというふうなことになるのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
それから、基金に関しては、業者との安分に関しては何対何という安分になっておって、たしか10年近く積まれていると思いますけれども、どういうねらいのものに使うのか、例えば目的的な積み立てなのか、あるいは突発的に使わなければならないというときに使うのか、その辺の判断と決定をどうしていくのか、お聞かせをいただきたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  南陽市だけやめるわけにはいかないのかというようなことがございましたけれども、この3路線とも南陽市が発着地点になってございます。しかも、乗っている方がいわゆる交通弱者と言われる方々だというふうにお聞きをいたしておるところでございまして、これがたまたまことし国庫の補助を得る基準に満たなかった乗降客であったというようなことでございまして、昨年はそれ以上に乗っておったので南陽市の負担がなかったということでございます。したがいまして、ことしが基準に満たなかった乗降客であったから即廃止をするというようなことにはならないのではないかというふうに思っておるところでございます。今後、乗降客の数等を見ながらやっぱり判断をしていくべきものというふうに考えておるところでございます。
○委員長  市民生活課長。
○市民生活課長  それでは、基金の業者との額でございます。これにつきましては、新聞紙等につきましてはキロ1円ということで、これは値段の上がり下がりがございますけれども、その辺の単価で決めてございます。それから、紙パック等につきましてはキロ3円、それからシープレス、スチール缶でございます、これが1キロ2円程度、それからアルミプレス、1キロ59円、このような額で、年々、業者とは協議しながら進めてございます。
それから、基金の目的でございますけれども、基金につきましては、使える目的として定めてございますのは、ごみの減量化または資源化に関する市民活動、それから地域環境美化または公衆衛生の向上に関する市民活動、それからリサイクルに関する事業、こういうふうなことで目的を定めてございます。以上でございます。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費から第13款諸支出金の26ページから31ページまでについて質疑ございませんか。
20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員 10款教育費の29ページの25節積立金の件について、宮内中学校基金運用益積立金というのが計上されているわけです。これは、たしか杵屋さんの株の益の積み立てになっていると思いますが、総額、現在のところどのぐらいの積み立てになっているのかが1点と、例えばこの基金の積み立てを今後運用する場合に、この運用の権限というのはどこが持っておられるのか、宮内中学校の方にすべてその権限があってできるようになっていくのか、この2点についてちょっとお聞かせをいただきたいと思います。
○委員長  教育次長。
○教育次長  総額についてでございますけれども、手持ち資料がございませんので、後で調べて御報告させていただきたいと思います。
それから、基金運用については、教育委員会の管理のもとに宮内中学校の方で精査しているというようなことでございます。以上です。
○委員長  20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員 運用益の権限というのは、すべて宮内中学校そのものにあるのか、それとも教育委員会が、基金は一応管理はしていると思いますけれども、運用するための権限というのはやっぱり宮内中学校にすべて持ってあるのか、その点についてだけお聞かせください。
○委員長  教育次長。
○教育次長  市の一般会計の方に入っておりますので、宮内中学校と調整を図りながらやっていくということでございます。この積立金につきましては大規模改修等にそなえての積み立てでございますので、学校単独というわけにはいかないわけでございます。今、手持ち資料がないので正確な数字はわからないのですが、 520数万積み立てが今入っているということであります。以上であります。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料32ページから41ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第12号 平成15年度南陽市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第13号 平成15年度南陽市国民健康保 険特別会計補正予算(第3号)
○委員長  次に、議第13号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第13号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、50ページから53ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第13号 平成15年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第14号 平成15年度南陽市財産区特別 会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第14号 平成15年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第14号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、62ページから65ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第14号 平成15年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第15号 平成15年度南陽市小滝簡易水  道事業特別会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第15号 平成15年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第15号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、74ページから77ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第15号 平成15年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第16号 平成15年度南陽市下水道事業  特別会計補正予算(第5号)
○委員長  次に、議第16号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第5号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第16号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、88ページから95ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第16号 平成15年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第5号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第17号 平成15年度南陽市老人保健特 別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第17号 平成15年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第17号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 104ページから 107ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第17号 平成15年度南陽市下老人保健特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第17号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第18号 平成15年度南陽市介護保険特   別会計補正予算(第3号)
○委員長  次に、議第18号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第3号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第18号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 116ページから 119ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第18号 平成15年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第18号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で本委員会に付託されました平成15年度補正予算7件の審査は終了いたしました。

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       散      会
○委員長  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。
終わります。
  午前11時59分  散  会


平成16年3月10日(水)予算特別委員会  10:00~15:00

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本日の会議に付した事件
議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算
議第20号 平成16年度南陽市国民健康保険特別会計予算
議第21号 平成16年度南陽市財産区特別会計予算
議第22号 平成16年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算
議第23号 平成16年度南陽市育英事業特別会計予算
議第24号 平成16年度南陽市下水道事業特別会計予算
議第25号 平成16年度南陽市老人保健特別会計予算
議第26号 平成16年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算
議第27号 平成16年度南陽市介護保険特別会計予算
議第28号 平成16年度南陽市水道事業会計予算

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       開      議
○委員長(小野健一郎委員)  御起立願います。 おはようございます。
 御着席願います。
これより予算特別委員会を開会いたします。
ただいま出席されている委員は22名で、全員であります。
これより、平成16年度各会計予算の審査に入ります。

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 議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算
○委員長  初めに、議第19号 平成16年度南陽市一般会計正予算について審査を行います。
 当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第19号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
 質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事の進行に特段の御協力をお願いいたします。
 これより質疑に入ります。
予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
 最初に、歳入について行います。
第1款市税から第12款使用料及び手数料までの12ページから21ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第13款国庫支出金から第14款県支出金までの22ページから33ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第15款財産収入から第20款市債までの32ページから43ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、歳入について、これで終わりといたします。
 次に、歳出に入ります。
第1款議会費の44ページから47ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第2款総務費の46ページから73ページまでについて質疑ございませんか。
20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  市長車運行業務委託料の内容について少し、どんな形の委託をなされるのかお聞かせ願います。
○委員長  総務課長。
○総務課長 お答えをいたします。
このたびの業務委託につきましては、市長車運行業務委託と予算の説明欄にはなってございます。
具体的に申しますと、運行業務委託というと運転業務が考えられますが、運転業務のほかに車両も全部業者の方にお願いをして、委託料の中にそれも入ってございます。それからまた保険料等や車検とか、その他もろもろの費用がございますが、それらもすべて委託料の中に含むということで、運行業務すべて民間委託を行うということでございます。
○委員長  20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  そうしますと、今現在ある市長車、車ですね、市長の車、これはなくして、全く新たな車も運転手もすべてどこかの会社から来て運行すると、こういうことになるわけですか。
○委員長  総務課長。
○総務課長 今、御質問あったようなことでございます。
なお、市長車については、一般的に市長車を処分してということになるんですが、まだ車検等がありますので、車検が切れるまではこれを使用するつもりでおります。
今現在ある市長車のほかに前の市長車がございます。それについては廃車をさせていただく予定でおります。
○委員長  市長。
○市長  全面委託ということでありまして、予算上 650万円計上させていただいておりますが、実質的には 100万円前後下がって 550万円くらいで委託できるのかなと、こんなふうに思います。
なお、車両につきましては、そんなぜいたくな車は必要でありませんから、今タクシーで使っているような5ナンバーの車で十分だろうと。大体市長車の走行を見ますと、年間で1万キロ前後でありますから、しかも遠出というのは仙台に年何回か、あとはほとんど県内でありますから、そんなぜいたくな車は要らんだろうということを考慮しながら、できるだけ経費のかからないように。
ちなみに、今6名の運転手さんを抱えておりますが、平均すると 930万円くらいになっております。これらの退職金、共済とか、そういうもの全部見込むと、そのくらいになっておりますから、それに車両とか何かを合わせれば、千数百万かるわけですから、経費的には最低でも 500万円以上、委託することによって浮きが出てくるということが計算上、出てきてございます。以上です。
○委員長  20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  大体内容はわかりましたから、市長もその方向で進めていくのかと思いますけれども、例えば、今後、運転業務に当たられる方が決まり、その方は民間の方ですが、役所の職員が控える場所に控えるのか、それとも全く別の形になっていくのか、その辺はどういうふうになるのかお聞きしたいと思います。
○委員長  総務課長。
○総務課長 運転業務のみということになりますので、先ほど市長からお答え申し上げましたように、年間1万キロに満たない距離数で、実質的には空き時間が結構あるかと思います。その場合については、委託先のところに待機していただく、また場合によっては、今、運転手控室がございますが、こちらで待機していただくことになるかと思います。
○委員長  21番岩井委員。
○岩井一敏委員  関連してですけれども、ちょっと心配あるのは、数字だけでないことがあるんじゃないかというふうに感ずるわけですけれども。とりわけ、13市の中でも、ある市が市長車や議長車を民間に委託した、しかし何年かで元に戻したというふうな状況を聞いております。いろいろ聞く中では、今回の民間委託に関しては、下の方から委託してみてよかったから市長車の委託ということでなく、真っすぐ市長車の委託という形になるわけですけれども、市長が遠出をするに当たっては、いろいろな私的なこともある、相談しなければならないというふうな状況の中では、やっぱり公務員の方とは相談の仕方も違うというふうなことで、その辺、心配あるところでありますけれども。とりわけ民間の人が来るというふうなことになれば、民間ですから、どのような方が来るかわからない。市長は公選人ですから、丸きり逆のタイプの運転手が来るというふうなこともあるわけで、その辺の心配がちょっと。公的にきっちり秘密も保持しなくてはならないというような役職、そういうふうな身分を損なわないように、会話するに当たっては、ちょっと心配だなという感じがあるわけですけれども、その辺の調査等をやってのことなのか、あるいは、そんなことは当然調査して今回民間委託に踏み切ったということなのか、ちょっと心配あるんですけれども、お聞かせいただきたい。
○委員長  市長。
○市長  御心配いただきました件についてお答えいたします。
基本的には、毎日の運行を考え、委託すれば運転手さんを限定します。
守秘義務のことを心配いただいておるようですが、民間だから、あるいは市の職員だからというような差別的なことは考えてございません。重要な課題を車の中で何も話す必要もないだろうし、中央官庁に行かれても御存じのとおり、中央官庁もほとんどもう委託ですね。中央官庁でさえもこのような状況下にありますから、そういう御心配いただいているような守秘義務に関しても厳しく契約時には申し添えるということで御理解いただければなと思います。
○委員長  12番佐藤委員。
○佐藤 明委員  54ページの企画費に関連して企画財政課長にお尋ねしたいんですが、地総債については、今まで50数事業に取り組んできたと思いますが、算定の状況もあると思うんですが、今までの返済状況と申しますか、全体の枠で結構ですので、総額で現在の返済状況等について最初にお尋ねしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  地総債につきましては、既に14年度で終了している制度なわけですが、その時点で継続して認められている事業がございまして、南陽市ではまだ16年度まで継続しているのが向山野球場の事業のみになっているところでございます。
地総債だけの借金がどの程度か、しかも残金がどの程度かということについては、現在手元に資料がございませんので、後ほどお答え申し上げます。
○委員長  12番佐藤委員。
○佐藤 明委員 継続して認められている事業があるというようなお話でありますから、資料については後で結構ですのでぜひ教えていただきたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
 3番松木委員。
○松木新一委員 54ページの企画費、13節委託料の中に今回新たに出てきたわけですが、フラワー長井線駅舎周辺等環境整備委託料があるんですが、これが緊急雇用関係で16年度新たに出てきたと思うんですが、前にもお聞きしたわけですけれども、赤湯駅の西口のロータリーの交通の整理なども要望していた経緯があったわけですが、その辺につきましては大分改良になっているというようなことで、フラワー長井線につきましては赤湯駅から梨郷駅まで5カ所あるわけですが、それぞれ地域で負担しながらボランティアでも作業等をいろいろやっているわけですが、この駅舎周辺等環境整備、これはどこの駅なのか。今後、どのような内容をやっていかれるのかお聞きしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  委員質問のとおり、緊急雇用を活用しての事業を策定しているところでございます。フラワー長井線の駅舎ということで、市内に5カ所、先ほどもおっしゃったとおりでございます。周辺等の塗装や環境整備をやりたいということでございまして、なかなか山形鉄道ではなし得ないということで、経費増分については各自治体等の負担になってくるというような現状などを踏まえまして、緊急雇用制度が始まったので、これを活用しながら、今回、この5駅舎の、特に周辺のことを初め環境整備についてやっていきたいというふうな内容でございます。
○委員長 3番松木委員。
○松木新一委員 それでは、今現在まで各地域で駅舎の維持管理等、地域住民も一部負担しながら実施しているという地域もあるわけですけれども、駅舎の塗装やら、また移設等についても、ボランティアなどでもやってくださる方もいらっしゃいます。そういう今までやってきているような方に対しても、これを緊急雇用制度の中で一部していただけるものなのか。あくまでもボランティアはボランティア、またそれ以外のものについてさらにするということなのか。例えば梨郷駅などは、実際1週間に1度、各団体や付近の方などが清掃をするということは大変なことです。それを1週間に1回してくださっているというようなこともあるわけです。多分、どこの駅舎でもそういうような活動をしていらっしゃると思うんです。それらのものについて、この費用を使ってきちっと対応させていくのかどうか、その点、お伺いいたします。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  緊急雇用創出を含めた資金を使っての事業でございますので、南陽市の通年作業の掃除については該当しないというふうな性格の資金でございます。したがいまして、この事業で考えているのは、今までやられているもの以外で手がつけられなかった部分を想定しているものでございます。特にフラワー長井線につきましては、地元の方々から支えられての事業だというようなことでございまして、ボランティア活動については引き続き御協力をお願いしたいというふうに思っているところでございます。
○委員長  3番松木委員。
○松木新一委員 今の課長のお話ですと、新たなこととおっしゃいましたけれども、やはり除草等は例年ずっとやっているわけで、新たなことじゃないんじゃないかと思います。除草の範囲を広げて、制度といいますか、広い意味できちんとするというようなことであれば、また課長の言うのも一理あろうかと思いますが、その辺は了解するとしまして、でも実際、先ほど申し上げましたとおり、1週間に1度駅舎の塗装や清掃、雪囲い等、そのほかすべていろいろとボランティアで維持管理をやっているわけです。決してそれらすべてについて出してもらいたいのではないですけれども、市長わかっているとおり、行政と民間の協働のまちづくりの一環ではないのかなと私も思いますから。その辺、今後御検討いただければと思います。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第3款民生費の72ページから91ページまでについて質疑ございませんか。
 3番松木委員。
○松木新一委員  75ページ、3款民生費1項社会福祉費1目社会福祉総務費に関連してお尋ねします。
13節委託料の関係ですが、病院間連絡自動車運転業務委託料ということで本年 506万 4,000円計上になっているわけですが、このことにつきましては、一般質問なり予算委員会等でもたびたび質疑が出ているわけですが、病院間の運行についてほかの市内循環バス等の要望が出されているわけですが、このことについて、その後、何らか検討されたのかどうかお伺いいたします。
○委員長  市長。
○市長  毎回申し上げているとおり、今の病院バスも利用者がほとんどないような状況下にあります。循環バス、ないよりはあった方がましだとは思いますが、恐らく利用者がなくて空気を運ぶような状況下では非常に運行経費がかかりますので、現在のところ、検討した結果、市内の循環バスは走らせないという結論に達したことは御報告申し上げたとおりでございます。以上です。
○委員長  ただいま質疑中でありますが、ここで暫時休憩といたします。
 再開を11時15分といたします。
   午前11時00分  休  憩
───────────────────
   午前11時15分  再  開
○委員長  再開いたします。
 休憩中に2番長谷部俊一委員より早退の通告がありましたので御報告いたします。
 民生費の72ページから91ページまでについて質疑ございませんか。
3番松木委員。
○松木新一委員  先ほども答弁いただいたわけですけれども、私もバスの利用状況、これについては報告書をちょうだいしているわけですが、大体1日平均で52名ほどという状況のようですが、往復で10回運行されていると思いますので、1台平均大体5人ぐらいかなと。あと、座席は50弱ぐらいあるんでしょうか、その程度のバスかなと私は思っているわけですが。
乗車率が悪いという理由の一つに、まず病院間だけの運行ということが第一にあるんじゃないかなと思うわけです。バスを利用される方は、高齢者の方とか、運転免許証を持っていないとか。高齢者の方は子供さんがいても、今、非常に雇用状況が厳しいわけで、休暇をとってまで親を送迎できない、そういうような状況の中で、やはり遠くの方はタクシー利用ということになって、非常に財政的にも大変になることが考えられるわけです。
そんな中で、今現在、病院間だけ走っているわけですが、利用者は遠くの方はほとんど利用されていないのではないかなと思うわけです。逆に宮内の病院周辺、ここまでわざわざ来なくてはいけないわけですから、やはりその辺の利用状況、そういうものを調べたことはあるんですか。あと、年齢的な、どういう年代層が利用されているのか、その辺はどうなのかということをまず第1点。
それと、先ほどバスの循環、これについては考えてございませんというようなお話でございましたけれども、前にも一般質問の中である議員が言われたとおり、コースとして北回りと、南回りというような形で、考えられるコースとしましては、吉野、金山、宮内、漆山、梨郷、そして置賜総合病院というコース、中川、赤湯、沖郷、そして置賜総合病院というようなルートを考えれば、おおむねルート的には循環できるのではないかなと思うわけです。
市長車が運転業務委託というふうに切りかえてみたわけでございますけれども、先ほどのコースの中で、やはりそれらについても運転業務委託というような形で、そうした場合どうなるかという検討をする必要が私はあると思います。全く検討しないのではなく、そうした場合、経費的にどのぐらいかかるのかなという点と、あともう一つそのほかに、可能性として、これもまた厳しいとは思いますが、山形交通バスの路線バスが廃止になったと、これは病院ができる前に残念ながら路線バスが廃止になってしまったということで、病院があそこにあった場合、また利用客も違ったような状況があったのかなという点もあるわけです。
それと、これもその中にもあったわけですが、置賜総合病院の前のフラワー長井線の駅舎の設置ということも考えられるかなと思うわけです。それについても、もう少し駅舎を小まめにつくるとか、それができないなら、せめて置賜総合病院のところにだけでも駅舎をつくれないのかなと。大分なるわけですが、市民と団体等で寄附されたというようなことで、長井のあやめ公園駅が設置された経緯がございます。こういう中で、病院前の駅舎について、これは行政だけではできないかもしれませんが、そういうところの検討などもされたらどうかなということで、いろいろ考えられることを想定して申し上げたわけです。それらのことについてもぜひ御検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長  市長。
○市長  バスを1日5往復で50名そこそこ、大体5人乗っていればいいような状況下にあります。せっかく通っているんだから、宮内、漆山、梨郷あたり、町の中走ってとめてもらえないかという声がありますが、要は、総合病院が向こうに行ったときに、ここの病院までは皆さんバスがなくても来ていただいておったわけですから、その病院から総合病院までバスを不便ないように走らせようというのが原点であります。向こうに病院が行ったから全部市民の皆さんが不便を感じているというのではなく、やっぱりみずからのことはみずからでやらないとうまくないという点も意識的に持ってございます。それが第1点でございます。
それから2点目は、フラワー長井線のお話がありました。これは、やればぜひやってほしいんですが、あそこへ線路を引っ張っていくには億以上の金がかかると。山形鉄道では到底できませんとはっきり言っております。川西の一番近い西大塚駅から病院まで 500メートルくらいですね。冬の間とか雨の日とか、病院に行く人は体が弱い方でありますから、 500メートル歩いていくなどできませんから、委員御指摘のように、病院の真ん前あたりに市役所駅みたいにつくれればいいんですが、投資的には絶対無理ですよと。線路を引っ張っていかなくてはいけないということで、病院前駅は無理ですということは山形鉄道ではっきり言っております。
あと、委託すればいいんじゃないかということでありますが、白ナンバーのバスでは果たしてどうなのかなと。よく調べていませんが、ただで乗せる分にはいいんでしょうけれども、いろいろ問題点があるのかなというふうにも感じております。どこからこういう財源を捻出してやるのか、やるとすればやっぱり3本ぐらいは走らせないとうまくないだろうと、こう思っております。負担の問題、財源の問題、利用者の問題、種々検討をしていけばいくほど、私は難しい課題に突き当たるのだろうなと、こんなふうに思っております。
○委員長  斉藤彰助健康福祉課長。
○健康福祉課長  委員の御質問は二つの要素があるかと思います。一つは病院バスとしてのこと、あともう一つは市営といいますか、市の循環バスとしてのこと、この二つを一緒に御質問いただいたというふうに思います。
 病院バスにつきましては、病院が始まった平成12年11月から走らせておりますが、これを走らせる際に実は検討しております。本来、病院バスは病人が乗るわけですから、できるだけ早くお運びしたい。実際、梨郷地区をバスで回して、企画で検討したんですが、私も乗りました。市役所を出発して宮内、漆山、梨郷、病院まで元あるバス停を通ってみたら40分ぐらいかかりました。ですから、それでいいかということで、やっぱり本来の目的はできるだけ短時間に早くお運びするということで、病病バスということにさせていただいた経緯がございます。
それから、市の循環バスですが、これについても、御存じのとおり、2市2町で検討したことがございました。その結果、最初は沖郷を走ったり、金沢地区を走ったりしたんですが、地元で最初はみんな負担していたんですが、結局は、乗らない人までなぜ負担しなければならないのかということで、沖郷は途中でやめました。
 現在、長井市と川西町、それぞれバスを走らせておられます。長井市については、今泉と病院のシャトルバス、あともう一つ市の循環バス、病院まで行く1路線を走らせております。あと、川西町は、循環バスが2路線、あと伊佐沢から病院まで、これは南陽市で言う北部地区のような小滝とこちらを結んでいるような、ああいう感じの3路線になります。これについても川西町の方から、経費がかかるというふうなお話をいただいております。
特に、南陽市の場合ですと北部バスが走っているわけなんですが、これがうまくいっている理由は、谷合いを直線的に走っているという非常に恵まれた条件があり、乗降人数も多いためある程度うまくいっているので、循環バスにするとなかなか難しいというふうなお話をいただいております。
 以上のようなことなんですが、なお年齢的なアンケートとか、循環バスを走らせたらどのぐらいかかるかということは、まだ計算した経過はございません。
○委員長  3番松木委員。
○松木新一委員  先ほど市長は、私の言わんとするところをちょっと相違していたようなので、
私、訂正させていただきたいと思いますが、フラワー長井線の置賜総合病院駅と言ったのは、今あるルート上にとまる場所の設置という意味で、新たに引き込み線を引いて、そこまで持っていくという考えではございませんので、その点は、何とか今ある路線の中で一番近いところにとまられないかなというふうに思うわけです。
 あともう一つは、むしろ今あるルート、先ほど課長はぐるっと多分、宮内、漆山、梨郷と町中を通って40分かかるというようなお話でございましたけれども、最低限、今のルートの中で要所、要所とまって乗降させるような方法ができないかなと考えておりますがいかがでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  松木委員、駅が一番近いのは、さっき申し上げたとおり、西大塚駅なんですね。 500メートルしか病院までありません。でも、病人でありますから、雨が降ったり、雪が降ったり、風が強いときに 500メートルですら歩くのは大変でしょう。だから近くに駅をつくれと言っても、現実的に一番近い駅がありますから、無理でしょう。そういうふうに山形鉄道では言っております。お金を全部出してくれればどうなのかなと、課題になるのかと思います。よろしく御理解をいただきたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
 20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  77ページの19節負担金補助及び交付金で、一つは知的障害者授産施設建設事業元利補給金というのが 213万 2,000円計上されておりますが、この内容をお知らせください。
あともう1点は、知的障害者通所小規模作業所運営補助金、これは重度障害者の関係の運営をなされるということで、長い間、「クレヨ 
ン」の保護者から強い要望があったものだと思います。これは、新年度からどこの場所で運営をされる予定で検討しているのか、その辺、2点ちょっとお聞かせをいただきたいと思います。
○委員長  斉藤彰助健康福祉課長。
○健康福祉課長  第1点目の知的障害者授産施設建設事業元利補給金、この点につきましては、いちょうの家の建設に対する元利給付金でございます。ちなみに、平成4年から平成23年までということでございます。
あと、第2点の、16年度新たに重度心身障害者の小規模作業所ということで、今準備なされているものについては、長寿センターのボランティア室でやりたいと考えて進めております。
 これにつきましては、クレヨンの子供たち、20名ちょっとおりますが、15年度には5名、16年度には2名、17年度には1名、毎年学校を卒業されるわけですが、その先、これまで受け入れ先がなかったものですから、このたび通所の授産施設の作業所に通っていただき、いろいろなことを覚えていただきたいと思っております。
○委員長  20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  今の重度障害者の関係ですが、長寿センターの一室を利用して始まるということ、ようやくスタートされるということで私もやっぱりいいなと思うわけですけれども、今までの長寿センターの部屋を利用する場合に、一般の民間の人たちも土・日関係含めて利用できるわけですが、この部屋は常時そのまま重度障害者作業施設として一室きちんと設けてやるということになると思うんですが、一つの部屋として、重度障害者の利用の部屋しか使えないという形にきちんと定めてやるのかどうかということをお聞きしたいと思います。
○委員長  健康福祉課長。
○健康福祉課長  お答え申し上げます。
 この小規模作業所については、週3回開所いたします。それについては、時間も9時から3時ぐらいまでということです。
 ただ、建物そのものがもっといろいろな人たちに使っていただくというところですので、専用ということではなくて、週3回使う日は下にマットを敷く予定です。あと、設置するのは机、そんなに大きいものではないんですが、二つくらい、あとベッドを一つぐらいで、使わないときは、わきに移動するなり、独占はしないというふうなことを念頭に今検討しております。
○委員長  4番須藤委員。
○須藤清市委員  民生費の老人福祉費の委託料について関連してお伺いいたします。
79ページ、緊急通報体制等整備委託料、それから下から2番目に高齢者実態把握事業委託料というのがございまして、その件にですけれども、現在、南陽市の中に独居老人の方が何人いらっしゃって、そして在宅の方が何人いらっしゃるのかということが1点。
 それと、これからますます少子高齢化の中で、お年寄りのいろいろな課題があると思います。その中で、実態調査の委託ということでございますが、この2点についてお話をお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  長寿医療介護課長。
○長寿医療介護課長  お答え申し上げます。
実態調査の委託事業でございますが、在宅介護支援センターが4センターございますので、その中で施設に委託をお願い申し上げながら進めていきたいと思います。
件数的に 1,200件ということで予算を計上させていただいているところでございます。
 高齢者の実態でございますが、現在65歳以上の高齢者は 9,134人というような状況にあります。高齢化率にしますと 25.32ということで、年々高齢化が進んでいる状況でございます。
あと、ひとり暮らしのお年寄りの世帯でありますが、 630人という状況でございます。
在宅も含めまして、介護事業をいろいろ調査する事業でございます。以上でございます。
○委員長  4番須藤委員。
○須藤清市委員   630人のうちで在宅の人数は、施設に入っていない方ですね、何人いらっしゃるかということをお聞きしたんですが。
あと 1,200人分計上したと言われましたけれども、緊急通報体制というのは新規ではないわけですけれども、お年寄りの方が何かあったときに自宅から緊急で何か連絡したいということに対する内容かなと思っておるんですが、それをできるだけ多くのお年寄りの方に与えるという方向が大事だと思いますが、その点についての、いわゆる整備についての考えがあるかどうか、その辺を聞きたいことと、それから元気なお年寄りの方々がいらっしゃる中で、いろいろな市町村の事例を見ますと、そういったお年寄りの方が、お年寄りみずから協働の精神で、いろいろ助け合いをしている実態がございます。南陽市の中でも頑張っている老人の方もたくさんいらっしゃるわけで、その辺の高齢者の実態、これも把握の中に入れた方がいいんじゃないかなと思いまして、託老所とか、いろいろな発想が出てくるわけだと思いますので、この点についての新規事業としての高齢者実態把握という方向性はあるのでしょうか。その点、お伺いいたします。
○委員長  長寿医療介護課長。
○長寿医療介護課長  お答え申し上げます。
緊急通報システムを利用されている方は、97人でございます。途中、新規また廃止という状況がございますが、年間で大体 120件ぐらいになります。
あと、自立老人の対策というようなことでございますが、もちろん老人クラブ、またそれぞれの連合会、あと社会福祉協議会で委託申し上げております、やはり地域での支え合いというようなことで、最近、「お茶飲みふれあいサロン」というようなことも15年度で既に各町内単位で3カ所実施されております。これからどんどんふえてくるのではないかと考えております。以上でございます。
○委員長  ほかにございませんか。
4番須藤清市委員。
○須藤清市委員 ありがとうございました。
内容は大体わかったんですが、それでは一人でも多くの方の、そういった緊急の体制の整備を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○委員長  ほかにございませんか。
12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員 79ページの19節の置広事務組合負担金でありますが、やすらぎ荘に対しまして 2,800万円ほど計上されておるようですけれども、せんだって訪問したわけですけれども、大分老朽化してきたのではないかと思います。それで、身体障害者も中におられるわけですけれども、2階に部屋があるわけですけれども、上りおりが大変だというふうなお話も聞いております。そういう実態を把握されているのかどうか、まず1点。
それから、上りおりが大変でありますから、そのために何か対策を講じようとするのか、現状のままなのか、その辺はどうでしょうか。
○委員長  健康福祉課長。
○健康福祉課長 お答えします。
その点につきましては、エレベーターということで、業務用ではなく比較的簡易なものを計画しております。それについては大部前から建設要望があって、それなりに検討しておったのですが、その前提として補助金が必要だということで、その補助金がなかなか難しく、県の振興資金を借りて、それで整備したいと現在進めているところでございます。
○委員長  12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員 エレベーターの設置ということですが、具体的にはどの程度進んでいるのか。
あともう1点は、部屋の狭さなんですが、あの狭さに2人いるわけです。去年、たしか厚生常任委員会で視察したと思うんですが、私もお邪魔して、相当狭いなと思ったんですけれども、その辺の話を議論されているのかどうかお聞きします。
○委員長  健康福祉課長。
○健康福祉課長 お答えいたします。
エレベーターについては、16年度の予定に入っております。
あと、狭い、あるいは施設の老朽化というふうなことですが、それについては、耐震調査をいたしたところ、まだ十分に間に合うということで、なおかつ広域で対応しておるということもあって、 100人定員のところ、南陽市に住所のある方は43人入っており、南陽市にとっては大事な施設だと考えております。その辺については今後とも検討材料として考えてまいります。ただ、現在のところ、改築等は考えてございません。
○委員長  12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員 一つだけですが、中に入って座ってみるとわかるんですが、布団を敷いた場合、足の先から頭までいっぱいでした。たしかあそこは4畳半くらいで6畳ないと、それほど大きくないと思うんです。ですから、それで2人ということは非常に狭いということになりますので、広域行政の一環ですが、その辺、置広の議会などで、南陽市の声としてぜひ反映させていただきたいと思いますので、市長は今副管理者になっておるんですけれども、そういう立場でどうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  大筋は斉藤課長が答弁したとおりでございまして、狭いというお話でありましたが、だからといって、じゃ1人1部屋というと、かなりの人が他に移らざるを得ない。現実的に今、改築、改装の計画が出てございませんので、機会があれば、議会からもここに置広議員が3名いらっしゃるわけでありますから、力を合わせて環境改善に発言をしていきたいなと、このように思ったところでした。
○委員長  ほかにございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第4款衛生費の90ページから 101ページまでについて質疑ございませんか。
 12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  98ページの第4款の衛生費の問題でありますが、ごみの関係でありますが、ごみが有料化されまして大分経過したわけですけれども、この間、どのような成果があったのか、まず第1点お尋ねしたいと思います。
それから、朝早く農業の廃棄資材を燃やしたり、かなり真っ黒い煙を上げて、「あれでは 
な」というふうな話を聞いております。これは、関係課では実態を押さえているかと思うんですが、その辺の指導なども含めて、どのように考えているのかお尋ねします。
○委員長  市民生活課長。
○市民生活課長  ただいまのごみの有料化の成果でございますが、ごみ袋を有料化にしたということで、ごみがある程度減量化になったというところでございます。
 それから、農業の関係、野焼きというふうな部分で、いろいろ苦情とかが市役所に入ってまいります。そのことにつきましては、広報では一応、市報等でPRしておるわけでございますが、随時、電話が来た折に、その場所に出向いて注意をして、そういうふうな状況でございます。
○委員長  12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  資材の野焼きの問題ですが、私、早起きしてそっちこっち見て回るのですが、これは3時、5時から燃やしているという実態があるんです。ですから、日中だけでなく、やっぱりたまに早起きして見回ってほしいと思います。ましてや、これから雪が消えてごみが目立ってくるということがあると思うので、その辺、所管の課でも議論されまして、見回りをした方がいいんじゃないかなと思いますが、いかがですか。
○委員長  市民生活課長。
○市民生活課長  春先の対応というふうなことでございますので、ある部分でごみを燃やす時期の対応について、今議員がおっしゃったように係で検討してまいりたいと思います。
○委員長  20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  97ページの斎場の問題についてお尋ねしたいと思います。今回、業務委託料 1,000万円をつけて基本設計をつくるということになるわけですね。私もいろいろ市民の方々のお話を聞いてみますと、すべて賛成しているわけではないようです。当然ですが。私も、できれば花公園でない方がいいんじゃないかなという気がします。しかし、つくるということは市長の公約ですから、今も花公園の一部分につくるという案が出されましたけれども、当初、全協のときの案では、駐車場については、マイクロバス等は体育館の駐車場も利用するというようなことだったと思います。
いろいろ問題がありますから、まさか体育館で一生懸命応援して頑張ってやっているときに、黒い喪服来た人がおりてくるという状況では本当でないなと、こういうことも当然あります。一部、あるいはもう少し、今の計画ですと体育館から50メートルぐらいしか離れていないと思いますが、できる限り離して、例えば民間のあそこの敷地、農地がありますけれども、一部買って、できるだけ離してつくるということもあってしかるべきだと思います。とにかくできるだけ体育館と離して位置づけるということが一つ。そこら辺について、やっぱり市民の意見も十分に聞きながら、そして体育協会などの要望も出されているようでありますから、そういったものも含めて検討すべきじゃないか。全面的に位置を変更しろとは言いませんが、そういうことについて検討すべきではないかというのが一つ。
あともう1点は、広域合併との兼ね合いをどういうふうに考えていくべきなんだろうかというふうに私は思うんです。今、2市2町での広域合併の検討がなされていますけれども、市長が斎場についてここに提示するということは、市長の腹は合併はしないんだなと、こういうふうに私は理解しています。合併すれば斎場が三つになるわけですから。私はそのように自分では理解しておりますけれども、合併と斎場問題との兼ね合いをどういうふうに市長は考えておられるのか。この2点、お尋ねします。
○委員長  市長。
○市長  1点目の場所的なものでありますが、前市長は大変苦労しながら市内何カ所も何カ所も場所の選定に当たりました。結果的にはすべてだめでした。新たな場所を設定するということは非常に至難の技だろうと、こう思っております。そういう意味で、今は忌み嫌う施設ではなく、斎場は必要施設だというふうに私はとらえておりますから、しかも人生の最後を飾るにふさわしい場所がいいだろうと。上山市では山元村、あんな場所では、という市民の声を聞きます。花公園の一角で、体育館まで50メートルなんてだれも言っていませんね。最低でも七、八十メートルは体育館から離れるだろうと。具体的に委託料が認められれば、それも含めた基本的なものを考えていただく考えです。
それと、体育館の駐車場も使うというふうには言っていませんね。駐車場、斎場の中につくるわけなんですが、もし足りなかったらば今の体育館の駐車場も利用できますよということで、原則的にはやはり斎場の中に駐車場も設けるというのが今現在の考え方であります。
あと、合併を斎場のお話としましたが、これは全く関係ないですね。合併と斎場は関係なくやらなければならない課題だろうと、こう思いながら、五十嵐議員は合併しないんだなというとらえ方をいただいたようですが、合併に関しては一昨日も申し上げたとおりであります。以上です。
○委員長  20番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  私の考え方に若干相違があるわけなんですけれども、合併の関係については私はそういうふうに理解しているということなんですが、今後、基本設計が出てきて進んでいくと思いますけれども、できる限りやっぱり市民の意見なりを参考にして、十分に聞き取りながら配置をきちんと決めていただきたいということをお願いするわけです。
 また、広域合併の関係の問題については、関係なしにという市長の考え方のようでありますけれども、一般的に考えますと、合併を本当はするという考えですと、それでも斎場をつくるというのは不思議だなというふうにも思えますね。ですから、私は市長の先を読んで、合併はしないんだなと、こういうふうに言っているわけでありまして、そのように私自身は理解していきたい、こういうふうに思いますけれども、再度市長の考えがあればお願いします。
○委員長  市長。
○市長  一昨日の一般質問でもお答えしたとおりでありまして、合併するかしないか、まだ議会にも市民の皆さんにも説明責任を果たしておりませんから、現状では何とも申し上げることはできません。
ただ、斎場は合併と関係なく、必要施設だというとらえ方で整備をしていかなければならない。市民皆さんの意見ということですが、市民というと非常にいい言葉なんですが、じゃあ具体的にどういう方々なのかなと。3万 6,000市民全部に聞くわけにもいかないだろうし、どういう形で聞いたらいいのか。市政座談会、8カ所回りまして、斎場の話を必ずしてまいりました。「ぜひ」という声が大多数であります。やっぱり人間、十人十色でありますから、中には「斎場なんか要らない」と、「何で長井でだめなんだ」という方も五十嵐議員を含んでいるわけでありますが、大筋の方から「ぜひ市内に斎場をつくってほしい」という声がありますから、十二分に基本的なものが出れば、まず議会と相談しながら、その前段として市民の意見を聞けということでありますが、どういう形で聞いたらいいのか、その辺を模索しながら、まず基本設計をさせていただきたいなと。
あと、土地を買えという話ですが、買うのはきりがなくなります。隣まで行くと、「うちの分もぜひ」というようなことになるんです。次から次、かえって困難が起きることが想定されますから、現状の市有地の中で対応をしていきたいものだなと、こういうふうに考えておるところでございます。
○委員長  ただいま質疑中でありますが、ここで暫時休憩といたします。
 再開を午後1時といたします。
   午前11時59分  休  憩
───────────────────
   午後 1時00分  再  開
○委員長  再開いたします。
 第4款衛生費90ページから 101ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第5款労働費の 100ページから 103ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第6款農林水産業費の 102ページから 115ページまでについて質疑ございませんか。
12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員   102ページの農林水産業費についてお尋ねをいたします。
後継者問題でありますが、特に新規学卒者、ここ四、五年でわずか11名と、こういうふうにせんだっての資料に載っていたわけですが、特に今農業しても採算がとれないと、今の農政について、いろいろ疑問があり、しかも採算がとれないということから、農業離れが進んでいる現状が出てきたわけですけれども、特に若い人、新規学卒者、わずかこの5年間で11名と、こういうふうな状況があるわけですけれども、その対策等についてお聞きしたいと思います。
それから、せんだっての一般質問の中でも自給率の問題、市長からも答弁があったわけですけれども、5割を切っているというふうな状況があるんですけれども、これ一つ見ても、今の農政について一体どうなるのかと、この先々心配する声も聞こえてくるわけです。特に農業に従事している人が高齢化を迎えていると。この南陽市においても65歳以上の方が大分いると、このように私聞いているわけですけれども、南陽市の実態として、どのような構成になっているのか、あわせてお尋ねしたいと思います。
○委員長  農林課長。
○農林課長  お答え申し上げます。
 まず1点目の新規就農者の状況でございますが、やはり今佐藤委員おっしゃいましたように、非常に少ない状況でございまして、15年度の状況でも7名がいわゆる新規就農者として就業されている状況で、非常に少ない状況になっております。県の状況でも非常に少ないわけでありますが、私どもこの手だてといたしまして、新規就農者のための歓迎会やら、それから新規就農がスムーズにできますように、経理の問題やら農業貸し付け資金のあっせんやら、最近ですと販売に要するパソコンの研修とか、やってはいるんですが、なかなかこういう実績が新規就農の増に結びつかない実態が現実としてあります。
その原因は、おっしゃいますとおり、やはり農業の収入、いわゆる所得の確保が一番肝心なのではないかなと思っていまして、収入を安定した形で確保するには、今の農業を規模拡大していく、もしくは地域で集団営農をやるとか、法人化に向けてやっていくとか、やはりそういう大規模な形で進めざるを得ないだろうというふうに思います。
そんな意味で、農地の集積もかかわりますけれども、今後、地域営農集団なり法人化なりに向けて、やはり力をつけていかなくてはならないだろうと思います。
あと、2点目の自給率の問題でありますが、確かに自給率40%を切っていまして、22年までには45%にしようという国の流れもあります。
ただ、目先ではございますが、ことしも新しい米政策の中で米からの転換を求められているわけでありますが、自給率も比較的低い大豆とか麦とか、そういうふうな方向に転作していただきますと、手厚い交付金が出るような仕組みを今考えておりまして、そういう形で少しでも自給率の向上に寄与できたらなということで、今現在、新たな米政策の中でも議論している状況でございます。
あと、老齢化の問題でありますが、60歳以上の方が4割近い形での就労構造になっていたと思います。実際、60歳以上でも農業はできますので、そんな意味で私ども「農業マスタープラン」という将来の方向があるわけでありますが、その中で、このたび60歳から65歳くらいまで延長いたしまして、認定農業者としてまだまだ担ってもらいたいというふうな、改正といいますか、そういうものの見直しを今やっているところでございまして、高齢者の方でもノウハウは十分持ってございますから、ぜひ頑張ってほしい、このような願いを込めているところでございます。以上であります。
○委員長  12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員 新規学卒者、15年度は3人、Uターン組は4人ということで、計7人ということになりますが、年々、農業離れが進んでいるわけですね。さっき課長もおっしゃったように、所得が年々減っていると。やっぱり展望を持っていないから農業離れが進んでいると、こう言わざるを得ないわけであります。
しかも、例えば山形に行くときに、鳥上坂を行くとわかりますが、昔は白竜湖があって、山沿いにハウスが見えて、景観的にも非常にいい眺めだったわけですけれども、ここ何年かで、まさに虫食い状態ですね。せんだっての議会でも話が出されたわけですけれども、非常にみっともなくなっている。それだけブドウをつくる農家も採算が合わないということでやめざるを得ないと、こういう実態なんですね。
 ですから、これは国の問題も多々あるわけですけれども、やっぱり今、歯どめをかけない限り、若手の農業者はついてこない、こうなるわけだと思います。そういう点で、当然、市の考え、あるいは国の考えがあるわけですけれども、今何千年も続いた農をこれからの若い人につなげていくためには、ある程度の行政の手だてがない限り、発展は無理だと私は思うんです。ですから、これから5年先、あるいは7年、10年先のことも含めて、今から手を打っていく必要があるのではないかと思うわけでありますが、その辺どういうふうにお考えなのか、重ねてお尋ねしたいと思います。
○委員長  農林課長。
○農林課長 やはり農業を従前のように盛んにしていくということを考えた場合に、所得を安定した形で保障するというのが一番でないのかなというふうに思います。そう考えますと、今現在ございます中山間直接払い、いわゆるある一定の経営者の、南陽で言いますと、ブドウ園などの集落協定等で結んでいただきますと、10アール当たり1万何がし上げますよと、そのお金は共同で使っていただくなり、半分は自分の所得にしてもいいですよと、そういう考え方なんですが、それが5年間続きまして、単年度で 2,000万円、5年で約1億円南陽市に入っているわけです。
 それから、森林についても同じことが言えまして、森林交付金というのがあります。そのように、所得を補てんする、保障する、そういう仕組みの動きが最近ございます。このような新しい米政策の中でも経営対策といたしまして、所得を保障するというふうな、ある一定の農家にではありますが、所得補てんの考え方が最近出てきておりますので、大規模農家のみならず、そういう意味での所得安定対策を私ども期待しているわけでございます。そんな意味で当面私どもがやれる範囲では中山間のいわゆる面積を減らさないように、今年度逆にふえますけれども、そんな形で所得の確保に取り組んでまいりたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
8番鈴木英昭委員。
○鈴木英昭委員   106ページ、6款農林水産業費3目農業振興費に関連してお聞きしたいと思います。
 このたび施政方針並びに第4次南陽市総合計画の中にも取り上げておりますが、鍋田地区での畑地化モデル事業について2~3お聞きしたいと思います。
 多分、この鍋田地区の水田を畑地化するということの目的は、大変厳しい農業環境を打開するため、また将来の農業を担っていく農業者の育成を目的として畑地化していこうということだと思います。私もその地区の就農者の一人でありますが、今まで何回かこの補助事業を進める中でさまざま議論し心配されている点を2~3申し上げ、その対応策をお聞きしたいと思います。
 所有者は全員で30名近くいると思いますが、このうち将来この場所を畑地化して利用していきたいという考えの方が正直言って9割いないと思います。畑地化に反対するという方も2~3現在では見受けられる状態ではありますが、自分が将来百姓するつもりはないから人に貸して耕作していくというような考えの人が大半のように思います。佐藤議員からも話があったように、後継者が将来農業で頑張っていくという計画を持っている人が大変少ない現状にあり、また現在この地域で農業を頑張っている方は、ほとんどの方がもう精いっぱい規模拡大して頑張っている。それが実態。現在の田を5町歩ほど畑地化して将来果樹団地や蔬菜団地を形成して農業で頑張ってもらうというような方針でいるようですが、ただ本当にもう精いっぱい規模拡大して頑張っている人が、ここに来て、新たに農地をふやして農業をしようとする人がいるのかどうか。その辺について検討しているのかということが1点目。
 2点目は、水田は米沢土地改良区の管理区域だということで、現在ほとんどが減反、畑という現状になっておりますが、土地改良区から除外をしない限りは、水利費やさまざまな賦課金を納めなければならない状況にある。畑地化というと永久的に田に戻すことができないことになろうかと思うが、事業を進めるに当たって、その辺、完全に土地改良区から除外する計画でおられるのかどうか。参考までに、土地改良から除外するという手続の中で、さまざまな賦課金を一括償還すると、1反当たり10万ちょっとかかる。簡単に計算して5町歩とすれば 500万を土地改良に支払って除外していかなければならないことになる。その辺の見通しについてお聞きしたい。
また3点目は、この場所を選定した、指定した理由をお聞きしたいと思います。
○委員長  農林課長。
○農林課長  お答え申し上げたいと思います。
 たしか地権者は30名とおっしゃいましたけれども、私ども話を進めていただくのは大体24名くらいです。したがって、約8割の方が畑地化の意向を示しております。その中の今後の営農計画をどうやっていくかということでありますが、実は先月の夜、話し合いが行われまして、意向調査を始めたところでありますが、意向調査には、今後の規模拡大も含めてどのような営農をやっていくのか等の調査ですが、その結果はまだまとまってはおりません。
それから、米沢平野のいわゆる水利区域の中でありまして、決済金10万円が必要だということでありますけれども、米沢平野の2期事業も間もなく始まりますが、その中で、畑といえども水を使うということで、2期の営農計画を進めております。
そんなことを考えれば、畑地化の後も従来どおりの賦課金を納めていただくのではないかなというふうに思います。
 あと、鍋田を選定した理由でございますが、鍋田地区、あの地区は畑地化というよりも、正直言いますと水が欲しい土地、そういう場所もあります。元来、畑地化は排水管渠、暗渠をするのがまず第一になりますけれども、そんな意味で、逆に水が欲しいという土地でありますので、通常の畑地化より経費もかからず、最少の経費で最大の効果を上げられるということで進めております。特に大野地区の熱意なども土地の条件なども総合的に考えまして、鍋田地区をこのたび計画設計させていただきたいということであります。以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費の 116ページから 123ページまでについて質疑ございませんか。
 9番長嶋 茂委員。
○長嶋 茂委員   122ページの7款商工費、4目観光施設費の14節使用料及び賃借料についてお尋ねいたします。
用地借上料の 438万 9,000円について、内訳を教えていただきたいと思います。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  お答え申し上げます。
  438万 9,000円の内訳でございますが、 360万円がハイジアパーク南陽の源泉借地料でございます。あと、残った78万 9,000円については、観光物産センター、いわゆる駅舎の南側の部分でございますが、あそこのJRから借りておる借地料でございます。
○委員長  9番長嶋 茂委員。
○長嶋 茂委員  先ほど一般質問を申し上げ、一部理解できない質問をしてしまいましたが、その用地借上料については、 360万という膨大な金額が示されておりますが、答弁では20年という契約が結ばれているということでございますけれども、しかしながら現在の南陽市の財政、また、運営方針について、やはり地主さんと相互間の話し合いという一考が入っていなかったのかどうかもお尋ねしたいと思います。
それから答弁では、単年度ハイジアパーク経常収支は黒字だということでございますが、黒字だとすればなおさらのこと、営業の方から支出をすべきではないか。利益のあるところから、営業に関しての借地でありますので、固定資産税ではございませんので、そういう点でその方から支出できないものかと思っておる次第です。その点について、私の質問に間違いがあれば御勘弁いただきたいと思います。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  一般質問でも出てまいりましたが、賃貸借の期間は平成22年3月31日までとなってございます。その中で、値段の交渉という言葉になっておりますが、契約書ですから何かいろいろあった場合は協議をしますよという条項は確かにございます。そういった部分で、この契約書については、固定資産の評価額が変わった場合は両者協議して定めるという条項がたしかあったと思います。固定資産の評価額にその変更のものを求めると、名目の固定資産の評価額は、正直言って上がってございます。地価の方に追いつこうとしていくのが固定資産税の評価額になっておりますので、そういった部分で、かつて少し考えてもらえないかと、かなり前だそうですが、評価額の見直しということが約10年ぐらい前にあったそうでありますが、ハイジアパークの経営が当時も必ずしも芳しくなかったということで、ずっと据え置きさせていただいた、このような経過があったようでございます。したがいまして、今こちらから、 
「今はちょっと経営が大変だから、まだ安くしてくれ」というような交渉は、今のところしたことはございません。
それから、単年度収支で黒字計上になっているから、そこから出すべきでないかというような御意見でありますが、契約書はあくまでも南陽市と貸手側という形になってございますので、南陽市が出資してしかるべきと、こういう状況にございます。以上でございます。
○委員長  9番長嶋 茂委員。
○長嶋 茂委員  この借上料については、赤湯財産区に一般会計より繰り出された金額と同じようなわけでございます。それは、この借上料についてのトンネル式のものではないかなと私なりに感じておりますが、いかがでしょうか。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  今のことについては、全然関係がございません。あくまでも借地料については借地料、それから財産区の繰出金については源泉管理の電気料等の管理を行っているところでございます。以上でございます。
○委員長  9番長嶋 茂委員。
○長嶋 茂委員  そのようなことで、しかし確かに22年までは約束というか、条件の契約期間があるわけですけれども、だれに罪があるということではないんですが、借上料は固定資産の評価額に対して連動すると私は思いますが、やはり何回となく今の事情を理解していただいて、地主さんとお話をすべきでないかと、こういうふうに考えておりますので、今後そういう点で交渉を続けていただけないかと御要望申し上げます。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費の 124ページから 135ページまでについて質疑ございませんか。
5番漆山鏗一委員。
○漆山鏗一委員   127ページ、18節備品購入費の 710万円の除雪機械購入費とありますが、購入して、どのような用い方を計画しているかお伺いいたします。
○委員長  都市整備課長。
○都市整備課長 お答え申し上げます。
 除雪機械につきましては、16年度は小型ロータリー車を購入する予定でおります。この利活用については、今までにないクラスの、ちょうど間のクラスのロータリー車を購入しますので、それに合った道路に配置したいというふうに考えております。
○委員長  5番漆山鏗一委員。
○漆山鏗一委員  関連してですが、ことしも大雪がありました。そして、ある地区長さんにお聞きしたのですが、空き地がないと除雪、排雪ができないとのことで空き地に置かせていただいていると。この空き地に置かせていただいた雪の排雪、これも真剣にこれから検討すべき事項ではないかと考えております。南陽は雪さえ降らなければ本当にいいところだと皆さんおっしゃいます。ぜひ前向きに積極果敢に克雪に取り組んでいただきたいと要望申し上げます。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第9款消防費の 134ページから 141ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第10款教育費の 140ページから 175ページまでについて質疑ございませんか。
 20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員   174ページの3目市民体育館費に関連してお尋ねしたいと思いますが、今市民体育館の利用率が非常に高くなっているという喜ばしい状況になっています。それで、免除費の問題なんですけれども、体育団体関係、また教育関係の分野について、日中の使用料については免除されているわけです。電気料、冷暖房費は規定によって実費負担にされていると思いますけれども、使用料の免除の関係のことでお願いしたい点が一つあるわけですが、日中ですから電気を使わなくても十分体育館の利用はできますから、利用してもらった方が体育館としてもいいと思いますが、障害者の団体でも日中利用している方がおられます。そういった方には免除の規定がないわけですので、使用料を払わなくてはならないと、こういうことになっています。これを今の体育団体の利用をしている使用料の免除と同じように適用できるようにしていただけないだろうかということであります。この件について前向きな考え方をいただけないかと思いますけれども、御検討いただけないでしょうか。
○委員長  佐藤正昌社会教育課長。
○社会教育課長  市民体育館は大勢の方々に利用していただいています。それで、使用条例に基づいて料金をいただいているわけですが、免除条例も同じですが、身体障害者、体の不自由な方々の利用料を免除していただけないかということについては、市長が別に決定するということで減免の措置もございますので、なお今後ケース・バイ・ケースとして考えてまいりたいと思います。
○委員長  20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員  今課長がおっしゃった、市長の一つの権限というものがあるわけでありますけれども、もちろん障害者の団体の方々でも体育館の利用は少し体が動く人でなくてはできませんので。しかし、そういう人はそんなに数多くはないわけです。
 何回かに1回だけでも一つのレクリエーション的なことで使いたいということで、実際に使っている団体もおりますが、そういう方々にも一つのレクリエーションまたは体の予防医学といいますか、そういった形でも体育館の利用がされれば大変いいわけでありますから、ぜひそういった団体についても使用料の免除規定を適用されるようにお願いしたいと思いますが、市長としていかがでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  使用料については、規則によって市長の裁量権があるということのようですが、申請をいただかなければ減免措置はできません。いつでも御自由にただでどうぞという方式は減免のやり方ではありませんから、ぜひ五十嵐委員からも申請をするような指導をしてほしい。その結果、書類が上がってくれば、随時、適宜、ケース・バイ・ケースで、減免する場合も、あるいはできない場合も、判断をさせていただきたいと思います。
○委員長  20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員  市長からのそういう言葉もいただいきましたから、そういう形で、そういった団体についても温かい手を差し伸べていただくようにお願いをしたいということで要望としたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、第11款災害復旧費の 174ページから 177ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第12款公債費から第14款予備費までの 178ページから 179ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他・附属資料の 180ページから 203ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算は原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
 12番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員 ただいま議論されました平成16年度南陽市一般会計予算に対しまして、私は反対の立場を表明するものであります。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  ただいま、12番佐藤 明委員より反対の意思表示がありましたので、採決は起立により行います。
 お諮りいたします。議第19号 平成16年度南陽市一般会計予算は原案のとおり可決すべきものと決するに賛成の委員の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○委員長  起立多数であります。よって、議第19号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、特別会計予算の審査に入ります。

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 議第20号 平成16年度南陽市国民健康保険特別会計予算
○委員長  次に、議第20号 平成16年度南陽市国民健康保険特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第20号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。事業勘定及び直営診療施設勘定の歳入・歳出全般、 214ページから 241ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第20号 平成16年度南陽市国民健康保険特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第21号 平成16年度南陽市財産区特別会計予算
○委員長  次に、議第21号 平成16年度南陽市財産区特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第21号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 252ページから 280ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第21号 平成16年度南陽市財産区特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第21号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 ここで、暫時休憩といたします。
 再開は2時10分といたします。
   午後 1時55分  休  憩
───────────────────
   午後 2時10分  再  開
○委員長  再開いたします。

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 議第22号 平成16年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算
○委員長  次に、議第22号 平成16年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第22号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 288ページから 293ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第22号 平成16年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第22号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第23号 平成16年度南陽市育英事業特別会計予算
○委員長  次に、議第23号 平成16年度南陽市育英事業特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第23号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 302ページから 307ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第23号 平成16年度南陽市育英事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第23号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第24号 平成16年度南陽市下水道事業特別会計予算
○委員長  次に、議第24号 平成16年度南陽市下水道事業特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第24号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 318ページから 337ページまでについて質疑ございませんか。
 20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員  私の一般質問で、市長からの答弁に、下水道の市債が非常に高くなっているとありましたが、16年度の見込みという形で 128億 8,455万と数字が載っておりますけれども、巨額になってきたわけですね。それで、今後の下水道事業の進行状況、計画で言えばまだまだ進まなくてはならないわけですね。そうしますと、市債の方が相当膨れ上がってくるのではないか。どれぐらいの金額になるのか、もし計画どおり進んだ場合、それをちょっとお知らせいただきたいのが1点と、それと、下水道の工事をして、下水道の利用度が今何%ぐらいになっているのか。下水道事業で起債をする、返還する、市民から負担をいただいて返還する、そのバランスですね。そのバランスが市民のどれだけの水洗化率があればうまくいくのか、この辺について下水道課長の方から御答弁していただきたいと思います。
○委員長  下水道課長。
○下水道課長 それでは、お答え申し上げます。 ただいまの認可区域 781.2ヘクタールについては、平成22年度ころ事業完成ということでございます。その段階での市債残高ということでございますけれども、私どもの試算でございますけれども、 122億円程度ということで試算をしてございます。
 これは、元金の方の関係が減ってございますので、私の方の試算では、現在の段階での残高はこの程度ということであります。
あと、水洗化率がどのくらいなのかということでございますけれども、2月末現在で70%になってございます。
3点目、どの程度の水洗化率があれば間に合うかということでございますけれども、現在、使用料が2億 2,000万円程度という予算計上でございますけれども、整備率で申し上げますと大体70%を超えている状況でございますけれども、水洗化人口、これが平成22年ごろ 100%加入になった場合でも、大体使用料が4億 5,000万円程度にしかならないと試算してございます。
したがいまして、使用料で一応支払っていくと申しますか、そういう見込みをしておりますのが、浄化センター関係の建設負担金、あるいは維持管理負担金、さらには元金利子、これらを含めていきますと、大体 129億 6,000万円くらいの金が必要であるということになるわけです。
ただし、先ほど申し上げましたように、 100%加入を見込んでも使用料が4億 5,000万円ということになりますので、その不足分については、やはり一般会計からの繰り入れで対応しかないという考え方になってございます。以上です。
○委員長  20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員  かなり大変な数字だなというふうに予想されます。さっき課長がおっしゃったように、市債で22年ごろに 122億円になるというのは、要するに 100%利用したという形でですね。そうすると、水洗化率が今現在は70%だと、このまま推移していけば、もっともっと市債の残高は多くなるのではないかと思うわけです。ですから、これをもっといかに、例えば80%なり90%なりというふうに年々高めていかないと、市債は膨れ上がるばかりだと、こういうふうに思うわけです。
そうすると、どのように、例えば市民の方々に下水道の工事とともに利用度を高めていくのかというのが一番大きな課題になってくるんじゃないかと思います。それをしないと、最終的に非常に市の負担が大きくなってくるのではないかと思いますけれども、この辺について、現状からもう一歩市民の利用度を高めていくにはどのようにしたらいいのか、市の負担が少しでも少なくなるような方策というものを考えておられるのか。手だてといいますか、いろいろやっていると思いますけれども、その辺の手だてをもう一歩、どうすればいいのかということについて、お考えがあればお願いしたい思います。
○委員長  下水道課長。
○下水道課長 まずは水洗化率を高めるということが第1点でございまして、現在70%という水洗化率でございますけれども、私どもも生活排水処理計画では75%以上を目指すということでございまして、それでも、先ほど申し上げました4億 5,000万円というような使用料にしかならないわけでございますので、とにかく水洗化率を高めていく必要があるということでは十分認識をしております。
その手だてとしましては、各地区長さんを通じて普及員を御委嘱申し上げておりますので、皆さんのお力と、排水設備工事店の皆さん、私どもの方で情報提供もしてございますので、排水設備工事店さんのお力添えなどもいただきながら、水洗化率の向上に努めてまいりたいと思っております。
あと、起債の方でございますけれども、7%以上の起債も大体 5,000万円程度残ってございます。これを早急に今の低利の起債に借り替えをしたいという考えでございます。いろいろな機会をとらえておりますけれども、借替債が認められるのは公庫資金のみでございますので、これを6%あたりまで拡大していただけないものかということでは、いろいろな機会を通じて情報なりを国の方、あるいは県の方に言っていきたいと思っております。以上でございます。
○委員長  20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員  課長の苦労もわかるわけです。簡単に繰り上げ償還はできない仕組みになっているということについても理解できますけれども、今後のやり方として、例えばこのとおり下水道事業を計画的にこのまま進めていくのか、それとも合併浄化槽というものも非常に高度な、そして低コストでやれるような仕組みがつくられておりますから、そういったものに切りかえていくのか。私は合併浄化槽に切りかえていった方が最後の市の負担が少なくなるのではないかなと、こういうふうに思うわけです。この辺の市長の政治判断も私はあると思いますけれども、市長として、その辺について、今後の方向としてどのように考えていますか。
○委員長  市長。
○市長  先ほど下水道課長が申し上げましたとおり、 780ヘクタール、これが認可区域でありますから、これが平成22年ごろに全部終了するということになります。
委員御指摘の合併浄化槽、これは区域内はだめですね。むしろ区域外を区域内に入れるよりも、御指摘のとおり合併浄化槽で対応いただいた方が、ずっと市にとりましてもプラスの要素がありますから、そのような形でしていきたい。
ただ、認可区域内は 780ヘクタールは計画に沿って22年まで進めなくてはならない。
それから、先ほどの質問の中で、どのくらいの水洗化率があればいいのかということですが、最低やっぱり85%以上の水洗化率がないとだんだん苦しさが厳しくなってくると思います。
なお、公共施設も必ず入れなくてはならないものでして、市役所も今まで下水道入っておりませんでしたが、16年度の早い時期になると思いますが、供用が開始できるだろうと思います。あと公民館、区域内の学校、そういう公共施設をやらないで、市民の皆さんにだけ「やれ、やれ、使ってくれ」では、筋道が立たないということになりますから、そのような姿勢で頑張っていきたいなと、こう思います。
○委員長  20番五十嵐 諒委員。
○五十嵐 諒委員  理解しましたけれども、金額の変更というのは絶対できなくなっているのか、その1点だけいかがでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  絶対できないということはありません。特別重要な事由があれば変更もできるだろうと思います。詳しくは下水道課長にも答弁をいたさせます。
○委員長  下水道課長。
○下水道課長 ただいま市長が御答弁申し上げたとおりでございますけれども、ただ、一旦認可をいただいている区域でございますので、それを縮小するということになれば、それなりの理由づけが必要になってくると思われます。いわゆる都市計画決定、これを変更するということになりますので、その辺の手続が必要になってくるということでございます。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第24号 平成16年度南陽市下水道事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第24号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第25号 平成16年度南陽市老人保健特 別会計予算
○委員長  次に、議第25号 平成16年度南陽市老人保健特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第25号に  ついて説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 346ページから 349ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第25号 平成16年度南陽市老人保健特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第25号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第26号 平成16年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算
○委員長  次に、議第26号 平成16年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第26号に  ついて説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 358ページから 363ページまでについて質疑ございませんか。
 21番岩井一敏委員。
○岩井一敏委員 ちょっとお聞かせをいただきたいんですけれども、農集排の受益者負担と下水道での受益者負担とを比較して、どのような額になっているのか、比較していると思いますけれども、聞かせていただきたい。
さらに、行政の負担の割合を大橋地域の負担と下水道の負担でどういうふうな状況になっているのかお聞かせいただきたい。
○委員長  農林課長。
○農林課長 お答えさせていただきます。
まず、負担金の方は農業集落排水も新たに加入いたしますと15万円となっております。また使用料でありますが、下水道料金と同じような設定でございまして、10立方まで 1,500円、あと1立方超過するたびに 160円となっていまして、大橋の場合には現在 260人くらいの処理をしてございまして、使用料とすれば維持管理相当分は使用料でいただいておりまして、起債の償還分は一般会計から繰り出していただいておる、そんな経営の内容でございまして、料金につきましては、公共下水道に準ずる形をとらせていただいております。
 繰り出しに関しましては、毎年、公債費相当、ことしの場合は 1,000万円ですけれども、それをいただいております。
○委員長  21番岩井一敏委員。
○岩井一敏委員 大橋地区の農業集落排水をいつの日か公共下水道につなぐというふうな計画があるのか。多分、やる気になれば可能だとお聞きしたことがあるが、いかがでしょうか。
○委員長  農林課長。
○農林課長 かつて建設省、農林省という時代には相当縦割りでございまして、接続が難しかったんですが、事実上、最近は可能になりました。
 しかし、私どもの場合には、大橋地区という立地を見た場合に吉野川を挟んだ地域でございまして、簡単に接続できるような状況ではございませんで、今後私ども独立した形で農集を経営していきたいと考えております。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第26号 平成16年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第26号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第27号 平成16年度南陽市介護保険特別会計予算
○委員長  次に、議第27号 平成16年度南陽市介護保険特別会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。長岡昭広総務部長。
 〔総務部長 長岡昭広 登壇〕
○総務部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第27号に  ついて説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、 372ページから 387ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第27号 平成16年度南陽市介護保険特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第27号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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 議第28号 平成16年度南陽市水道事業会計予算
○委員長  次に、議第28号 平成16年度南陽市水道事業会計予算について審査を行います。
当局の説明を求めます。島津紘恵水道部長。
 〔水道部長 島津紘恵 登壇〕
○水道部長  〔平成16年3月定例会 予算に関する説明書により 議第28号に  ついて説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。収益的収支及び資本的収支全般、 392ページから 415ページまでについて質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議第28号 平成16年度南陽市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第28号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で本委員会に付託されました予算の審査は終了いたしました。

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       閉      会
○委員長  慎重な御審査を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。
なお、この際、当局にお願い申し上げます。本委員会において各会計とも原案のとおり可決すべきものと決したところでございますが、これまでの審査の過程で貴重な御意見も数多くありました。市長を初め当局におかれましては、行政の執行に当たり、本委員会における議論や意見を十分酌み取られ、適切に対処されますことを強く望むものであります。
これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
御起立願います。
御苦労さまでした。
  午後3時00分  閉  会

予算特別委員長 小 野 健一郎