~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      開      議
○議長(塩田秀雄議員)  御起立願います。
 おはようございます。
 着席願います。
 これより本日の会議を開きます。
 ただいま出席されている議員は全員であります。よって、直ちに会議を開きます。
本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会最終日の会議運営について議会運営委員会委員長より報告を願います。
 委員長 髙田 豊議員。
 〔議会運営委員長 髙田 豊議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
 私から、3月定例会の最終日の議会運営について、先ほど議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
 初めに、付託議案などの審査結果についてでありますが、各常任委員長からの報告、続いて予算特別委員長からの報告を受け、それぞれ表決することにいたしました。
 次に、本日追加されます議案について申し上げます。追加議案は、発議案1件であります。その審査方法については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で御審査くださるようお願い申し上げます。
 次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第3号により行うことといたしました。
 なお、本日の本会議終了後、引き続き議場において全員協議会を開催することにいたしましたので、よろしく御了承をお願いいたします。
 以上、本定例会の最終日の運営について協議、決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、報告といたします。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(総務常任委員長報告)
 日程第 1 議第 1号から
 日程第10 議第13号まで計10件
○議長  日程第1 議第1号 南陽市課設置条例の設定についてから、日程第10 議第13号南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定についてまで、議案10件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案10件について、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 小野健一郎議員。
 〔総務常任委員長 小野健一郎議員 登壇〕
○総務常任委員長  総務常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました議案10件について、日程に従い、3月4日午前10時より全員協議会室におきまして、総務部長及び消防長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
初めに、議第1号 南陽市課設置条例の設定について申し上げます。
 本案は、新年度から組織機構を見直し「部制」を廃止することに伴い、課の設置及び分掌事務を定めるため新たな条例を制定するものであり、これに伴い「南陽市部設置条例」は廃止になるものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議第2号 南陽市課設置条例の制定に伴う関係条例の整備に関する条例の設定について申し上げます。
 本案は、南陽市課設置条例の制定に伴い、字句の改正を要する南陽市振興審議会条例、南陽市都市計画審議会条例、南陽市一般職の職員の給与に関する条例、南陽市技能労務職員の給与の種類及び基準に関する条例、南陽市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例、南陽市水道事業の設置に関する条例の6条例をまとめて整備するため、関係条例の一部を改正するものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第3号 南陽市個人情報保護条例の設定について申し上げます。
 本案は、高度情報通信社会の進展に伴い個人情報の利用が拡大していることから、個人情報の適正な取り扱い等について必要な事項を定めるとともに、個人情報の開示、請求等の権利を保障することにより個人の権利、利益を保護する基本となる事項を定めるため、新たに条例を制定するものであります。
 審査の中で委員から、「法令の定めで開示できない情報、また行政の公平性や円滑な運営等に支障が生ずるおそれがある情報は開示できない」とあるが、どのようなものかと質問等が出されました。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第4号 南陽市法定外公共物の管理に関する条例の設定について申し上げます。
 本案は、本年3月31日付で市内全域の法定外公共物が市に譲与されるのに伴い、その管理及び使用料等を定めるため、新たな条例を制定するものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第5号 南陽市小滝移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例の設定について申し上げます。
 本案は、小滝地区の携帯電話の不感地帯を解消するため、南陽市小滝移動通信用鉄塔施設を本年4月の供用開始に向けて整備している事業について、事業費の6分の1を通信事業者から分担金として徴収するため、新たな条例を制定するものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第9号 南陽市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、個人情報保護条例の制定に伴い、情報公開の調査審議機関として設置している「情報公開審査会」を「情報公開・個人情報保護審査会」に改組するなど、条例の一部を改正するものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第10号 南陽市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、納税組合を本年度末で廃止することに伴い、非常勤の特別職の報酬を定めた「別表第3」の納税組合長の部分を削除するため、条例の一部を改正するものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第11号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、国民健康保険税の応能、応益の構成割合について、それぞれ60対40で推移してきたものでありますが、応益負担の平準化を図ることで低所得者の税負担を軽減し、あわせて国民健康保険財政の安定化を図るため、条例の一部を改正するものであります。
審査の中で委員から、低所得者層には配慮がなされておりますが、改正になれば中間所得者層がますます厳しい状況になるのではないのかと反対意見が出されましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、議第12号 南陽市手数料条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、学童保育手数料を、収入と人件費の収支バランス及び他市町手数料との均衡を図るため、現在の月額「 5,500円」を「 8,000円」に改定するため、条例の一部を改正するものであります。
審査の中で委員から、本市はほかの市と比較して安いし、安心して今まで預けられたと思う、増額になれば負担が大きくなり、反対との意見が出されましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、議第13号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、内湯旅館営業者より温泉受給量増量の申し出があり、温泉受給量を変更するため、条例の一部を改正するものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
ただいまの総務常任委員長報告に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。日程第1 議第1号 南陽市課設置条例の設定についてから、日程第10議第13号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定についてまで議案10件については、総務常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第1号から議第10号まで議案10件については、総務常任委員長報告のとおり決しました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(文教厚生常任委員長報告)
 日程第11 議第7号から
 日程第12 議第8号まで計2件
○議長  日程第11 議第7号 南陽市立赤湯小学校改築整備基金条例を廃止する条例の設定について及び日程第12 議第8号 南陽市乳幼児保育センター設置及び管理に関する条例を廃止する条例の設定についての議案2件を議事の都合により一括議題といたします。
 ただいま議題となっております議案2件について、文教厚生常任委員長の報告を求めます。
 文教厚生常任委員長 漆山鏗一議員。
 〔文教厚生常任委員長 漆山鏗一議員 登壇〕
○文教厚生常任委員長  私から文教厚生常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました議案2件について、日程に従い、去る3月7日午前10時から全員協議会室において、教育次長及び市民福祉部長並びに関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
初めに、議第7号 南陽市立赤湯小学校改築整備基金条例を廃止する条例の設定について申し上げます。
 本案は、平成11年度から進めてきた赤湯小学校改築整備事業が今年度の屋外水泳プール新築工事の完成をもって全事業が完了したことに伴い、条例を廃止するものであります。この条例は、平成8年度に赤湯小学校の改築整備を図る目的として設定したもので、最高で5億円の積み立てを行ったとのことであります。当局より、事業の概要及び事業費総額に占める基金の割合等詳細の説明を受け、審査した結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議第8号 南陽市乳幼児保育センター設置及び管理に関する条例を廃止する条例の設定について申し上げます。
 本案は、公設民営保育所である宮内乳幼児保育センター及び赤湯乳幼児保育センターを本年4月から民設民営保育所にするため、本条例を廃止するものであります。審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、文教厚生常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
 ただいまの文教厚生常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。日程第11 議第7号 南陽市立赤湯小学校改築整備基金条例を廃止する条例の設定について及び日程第12 議第8号 
南陽市乳幼児保育センター設置及び管理に関する条例を廃止する条例の設定についての議案2件については、文教厚生常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第7号及び議第8号の議案2件については、文教厚生常任委員長の報告のとおり決しました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(産業建設常任委員長報告)
 日程第13 議第 6号から
 日程第16 請願第2号まで計4件
○議長  日程第13 議第6号 南陽市都市公園条例の設定についてから、日程第16 請願第2号 地域農林水産業活性化を図るための「地産地消自治体宣言」を求める請願までの議案2件、請願2件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案2件、請願2件について、産業建設常任委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長 長谷部俊一議員。
〔産業建設常任委員長 長谷部俊一議員 登壇〕
○産業建設常任委員長  私から産業建設常任委員会の報告を申し上げます。
 本定例会において当委員会に付託されました議案2件及び請願2件について、日程に従い、去る3月4日午後1時から 401、 402会議室において、経済部長、建設部長及び水道部長並びに関係課長の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
議第6号 南陽市都市公園条例の設定について申し上げます。
 本案は、都市公園法が一部改正されたことに伴い、都市公園の設置及び監督処分に係る手続等を定めるため、都市公園条例の全部を改正し、新たな条例を設定するものであります。当局より、中央花公園等が都市公園に位置づけられたことにより、従来の「南陽市中央花公園設置条例」及び「向山公園夜間照明設置及び使用料条例」を廃止して、本条例に一本化するとの説明を受け、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、議第14号 南陽市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本案は、「市営住宅入居者選考委員会」を廃止することに伴い、条例の一部を改正するものであります。当局より、従来の入居者選考委員会による選考方式から抽選方式に改正することによって手続が簡素化されることや申し込み者負担の経費が削減されること、透明性が図られることなどの説明を受け、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、請願第1号 全頭検査による万全なBSE対策の継続を求める意見書を政府関係機関に提出することを求める請願について申し上げます。
 政府は、一昨年末にアメリカでBSEが発生して以来、日本と同水準の検査を要求し、輸入を停止してきましたが、アメリカ政府の輸入再開を求める強い働きかけのもと、目視による牛の月齢判断法を基本的に受入れ、輸入再開の方向で合意しております。このことから、本請願は、安全対策を最優先した全頭検査による万全なBSE対策の継続を求める意見書を政府関係機関に提出することを求めるものであります。
 委員からは、消費者の立場から安全策をとって全頭検査すべきではとの意見や、国の食品安全委員会に諮問されたもののまだ結果が出されていないことや、アメリカ政府との関係も考慮し慎重に審査すべきとの意見が出され、審査の結果、全員異議なく継続審査と決した次第であります。
 次に、請願第2号 地域農林水産業活性化を図るための「地産地消自治体宣言」を求める請願について申し上げます。
 輸入農畜産物の急増に伴い、残留農薬問題や遺伝子組み替え食品のはんらん、鳥インフルエンザ、BSE問題など、国民の食に対する不安が高まっており、地域のより安全な農林水産物を地域内で流通させようという取り組みが全国的に活発になっております。
 本請願は、地域循環型の地域経済と産業を振興していくことは地域を守る上で重要な取り組みであることから、本市において「地産地消自治体宣言」をするよう求めるものであります。
 委員からは、山形県は地産地消を推進しており、中でも本市は一部の学校で給食に地産地消を導入するなど積極的に進めていることから、あえて宣言しなくても地産地消は推進できるものであるとの意見が出され、審査の結果、全員異議なく不採択すべきものと決した次第であります。
 以上、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
 ただいまの産業建設常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
 13番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  ただいまの委員長の報告ですと不採択というお話でありましたが、請願趣旨の中身の問題が問題なのか、それとも請願の内容がだめなのか、その辺はっきりおっしゃらなかったものですから、もう一回お尋ねいたします。
○議長  4番長谷部俊一委員長。
○産業建設常任委員長  お答え申し上げます。
 内容でございますけれども、6委員から委員会の中で一人一人御意見等を伺ったのですが、内容的には地産地消を推進するということで大変結構であると、こういう委員の方も多いわけでありますけれども、自治体として宣言するとはどういうことなのか、何も宣言しなくても地産地消は進められるのではないか、こういうふうな御意見の方もあったわけです。
 また、言ってみれば、宣言するとなった場合、市場や問屋が要らなくなってしまうのではないかというふうな御意見もありましたし、また自治体で宣言するということは行政が間に入って推進してしまうというわけで、決して自治体で宣言をすべきでないのではないか、こういうふうなことで、御意見が6議員ともそういう方向で不採択という決定を見たわけであります。以上であります。
○議長  13番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  よくわかりました。紹介議員が悪かったのかなというふうに思いますが、そうでなかったようであります。先ほどの報告ですと、中身については悪くなかったと、こういうふうなお話であります。しかも、一人一人の御意見をお聞きしながら、このたびの請願については不採択と。
 私思うのでありますが、さっき委員長の御答弁ですと、行政が間に入っていくのはうまくないというふうなお話でありますが、何も行政が一々口出しをしてどうのこうの言うというふうなことではなくて、やっぱり自治体として南陽市を発信していくという立場からも必要でなかったのかなというふうに思っております。そういう点ではどうでしょうか。
○議長  4番長谷部俊一委員長。
○産業建設常任委員長  今、佐藤 明議員の方からあったわけですが、これもなかなか意味の理解等についてもすっきりしない部分もあるわけですけれども、ただ、地産地消ということになると、中には余りにも行政として徹底的に、行政が先頭に立つということはちょっとおかしくなるのではないか、こういうふうな御意見などもあったわけです。別に行政として推進しなくてもいいのではないか、一つ宣言をすれば、またほかの商売的にもこういう例がふえてくるのではないか、こういうふうな懸念の声もあったわけです。そういうことで不採択という結果になりました。以上です。
○議長  13番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  ひとつ議長の方から、行政の方に御答弁求めたいんですが、1点だけ、地産地消の自治体宣言をしている自治体があるのかないのか、この1点だけ、議長の方から御配慮願いたいと思います。
○議長  4番長谷部俊一委員長。
○産業建設常任委員長  それでは、経済部長に答弁をお願いします。
○議長  経済部長。
○経済部長  ただいまの御質問でございますが、私ども、その点は調査したことがございませんので、今現在は存じておりません。後で調べて御報告をさせていただきたいと思います。
○議長  次に進みます。ほかに質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。日程第13 議第6号 南陽市都市公園条例の設定についてから、日程第16 請願第2号 地域農林水産業活性化を図るための「地産地消自治体宣言」を求める請願までの議案2件、請願2件については、産業建設常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第6号から請願第2号までの議案2件、請願2件については、産業建設常任委員長の報告のとおり決しました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(予算特別委員長報告)
 日程第17 議第21号から
 日程第26 議第30号まで計10件
○議長  次に、日程第17 議第21号 平成17年度南陽市一般会計予算から、日程第26 議第30号 平成17年度南陽市水道事業会計予算まで予算案10件を議事の都合により一括議題といたします。
ただいま議題となっております予算案10件について、予算特別委員長の報告を求めます。
予算特別委員長 小林武夫議員。
 〔予算特別委員長 小林武夫議員 登壇〕
○予算特別委員長  予算特別委員会の御報告を申し上げます。
 本定例会において当委員会に付託されました案件は平成16年度各会計補正予算6件及び平成17年度各会計当初予算10件の計16件であります。このうち平成17年度当初予算10件について、去る3月10日、審査を行いました。
当委員会は議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみ御報告させていただきます。
議第21号 平成17年度南陽市一般会計予算
議第22号 平成17年度南陽市国民健康保険特別会計予算
 議第23号 平成17年度南陽市財産区特別会計予算
 議第24号 平成17年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算
 議第25号 平成17年度南陽市育英事業特別会計予算
 議第26号 平成17年度南陽市下水道事業特別会計予算
 議第27号 平成17年度南陽市老人保健特別会計予算
 議第28号 平成17年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算
 議第29号 平成17年度南陽市介護保険特別会計予算
 議第30号 平成17年度南陽市水道事業会計予算
 以上、当初予算10件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  予算特別委員長の報告が終わりました。 ただいまの予算特別委員長に対し質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
 ここで、議第21号 平成17年度南陽市一般会計予算に対し13番佐藤 明議員より反対討論の通告がございましたので、これを許可いたします。
13番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  私は、予算特別委員長報告の議第21号 平成17年度南陽市一般会計予算に対しまして、反対の立場から討論を行うものであります。
長引く不況の続く中で、市民の暮らしと営業は依然として深刻な状況が続いております。ここ五、六年で市で誘致した企業を初め20件近い企業が倒産、廃業など、さらに地元商店も、市の統計資料でも明らかなように、平成3年時と比べてみても売り上げは大幅に落ち込み、 103件の商店が転廃業を余儀なくされており、その対策も緊急の課題となっております。
農業はどうでしょうか。米の一層の輸入自由化を前提として、米の安定供給の責任を放棄し、生産流通を市場原理にゆだねる米政策改革大綱の実施、さらに高齢化問題、後継者問題など、南陽市では新規学卒者はここ5年間でわずか10数名であります。食糧自給率の向上を日本の民主的改革の一つとして、農業を基幹的な生産部門として位置づけ、農は国のもと、食は命のもと、それを支える家族経営が成り立つ農政に転換することこそ必要ではないでしょうか。
また、雇用問題も深刻であります。市内の失業者も 400人とも 500人とも言われております。労働者の雇用も不安定となっており、失業者の再就職も極めて困難な状況となっております。
こうした状況のもとで、国民健康保険税や介護保険税の課税は総額で1億 1,400万円となっており、さきの総務常任委員会でも議論になったところであります。今回の引き上げ案は、応益割の均等割・平等割が現行と比べてみても大幅になっております。世帯で申し上げますと、1世帯で1万 8,075円、このようになっております。私は、未納者、滞納者を拡大することになり、悪循環を生み、収納率の低下も心配されてくることと思います。
今回の引き上げは、低所得者に対する一定の緩和策はとられたものの、中間層、とりわけ小学生や中学生を扶養する方々に重い負担となるものと思います。このことは、国の施策も大幅な補助金の減額、こういったことを地方自治体に押しつける、こういうこともやってきたわけであります。ですから、私は、今回の引き上げは当然、容認することはできません。
さらに、これまでも何回となく指摘をしてまいりましたハイジアパークの問題でありますが、経営補助金、あるいは損失補償などを行ってまいりました。公設民営とはいえ、なぜそれほどまでに一民間企業にしなければならないのか、市民は疑問と不信を抱いております。今回の管理委託の負担は、今までも指摘をしてまいりましたが、際限のないものであります。ですから、容認することはできないわけであります。
次に、介護保険の問題であります。私はこれまでも、低所得者に対する保険料・利用料の減免制度の創設など、市独自のサービスを提案してまいりました。一昨年の4月より第2期南陽市介護保険事業計画策定に伴って低所得者に対しまして一定の前進はあるものの、基準月額の保険料は 3,459円となり、31.2%の大幅な引き上げとなったわけであります。保険料の滞納や収納率の低下などが指摘したとおりになっており、これからの介護保険の充実が一層強く求められております。
 多くの高齢者は、介護が必要になっても、できることなら住みなれた自宅で過ごしたいと思っております。介護疲れによる悲惨な事件が起こらないような、高齢者の願いにこたえて在宅で安心して暮らせる社会的条件を整備することは、施設不足の解消にも役立ち、結果的には介護費用の節減につながるものであると思います。
次に、消費税の転嫁の問題であります。この問題も何回となく指摘をしてまいりました。一般会計の手数料・使用料の市民への転嫁の問題でありますが、一般会計分は上納する必要はありません。ですから、消費税の上乗せ転嫁はやめるべきであると思います。
 小泉内閣の三位一体による改革の地方交付金の削減、補助負担金の削減は、地方自治体にとって予算編成が困難となり、全国の地方自治体や地方公共6団体などから抗議と批判の声が一斉に上がったのは当然であります。地方交付税は、福祉、教育など国民の権利である一定水準のサービスをどの自治体も提供できるよう国が財政を保障する制度であります。国庫補助負担金も約7割は福祉、教育への国の義務的支出であり、地方への財源保障のもう一つの柱でもあります。住民サービスの維持と自治体運営を脅かす地方交付税と国庫補助負担金の縮減に反対し、地方自治法の精神と住民サービス向上に一層努力することが今こそ求められております。
以上、申し上げましたが、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私の討論といたします。
○議長  ほかに討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 これより採決を行いますが、反対討論がございましたので、分割して採決を行います。
 まず、議第21号 平成17年度南陽市一般会計予算については起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
 それでは、採決を行います。
 原案に賛成の議員の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長  着席願います。
 起立多数であります。よって、議第21号は原案のとおり決しました。
次に、議第21号を除く議第22号から議第30号までの予算案9件は、予算特別委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第21号を除く議第22号から議第30号までの予算案9件は、予算特別委員長報告のとおり決しました。 №140 №141 №142 №143  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第27 発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
○議長  日程第27 発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 №144 №145 ○議長  ここで、提案理由の説明を求めます。
 8番髙田 豊議員。
 〔8番 髙田 豊議員 登壇〕
○高田 豊議員  私から、発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について提案理由を申し上げます。
 新年度から南陽市の組織機構の見直しにより「部制」を廃止することになりました。本案は、それに伴い、委員会条例の常任委員会の所管内容を変更するものであります。
 以上、御提案申し上げますので、議員各位の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由といたします。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第1号は、会派会長全員の賛成を得て提案されたものであります。よって、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第1号は委員会付託を省略することに決しました。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
 (「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第1号は原案のとおり可決いたしました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第28 閉会中の継続審査の申し出について
○議長  日程第28 閉会中の継続審査の申し出についてであります。
 別紙のとおり、閉会中になお継続して審査を要するものとして産業建設常任委員長より申し出があります。
 お諮りいたします。産業建設常任委員長より申し出のとおり閉会中なお継続して審査することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、産業建設常任委員長申し出のとおり閉会中に継続して審査することに決しました。
○議長  最後に、お諮りいたします。本定例会において議決されました議案の中で整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。
以上をもって本定例会に提案されました議案並びに請願の審査はすべて終了いたしました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      市長あいさつ
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  3月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 本定例会におきまして御提案申し上げました議案につきまして、慎重に御審議を賜り、全議案とも御承認、御同意、御可決いただきましたことに、心から厚く御礼を申し上げたいと存じます。
 本定例会におきましては新年度の施政方針を述べさせていただきましたが、市民協働のまちづくりを基本に、効果的で効率的な行財政運営に努めながら、安全で安心なうるおいのあるまちづくりをより一層進めてまいりますので、議員各位のさらなる御指導、御支援をお願い申し上げたいと存じます。
 さて、この冬の大雪では雪害による人的被害が過去10年間で2番目に多く、 157件という県内の状況であります。市内におきましても雪おろし中の事故が3件ございましたが、その他は大きな事故もなく推移をいたしたところでございます。南陽市では1月17日に豪雪対策本部を設置して対応してまいりましたが、昨日付で解散をいたしたところでございます。なお、この後の全員協議会で詳しく申し上げたいと存じます。
結びになりますが、本年度も残すところあとわずかになりました。完了いたしました事業を含めまして今年度事業も順調に進んでまいりましたが、これも議員各位、市民皆さんの御支援、御協力のたまものだと、この場をおかりいたしまして厚く御礼を申し上げたいと存じます。
時節柄、非常にいい時期に向かおうとしております。十二分に御自愛いただきながら、今後も行政各般にわたりまして御指導、そして御支援、御理解をいただきますよう心からお願いを申し上げまして、一言の御礼とあいさつとしたいと思います。まことに御苦労さまでございました。ありがとうございました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      閉      会
○議長  これをもちまして平成17年南陽市議会3月定例会を閉会いたします。
 一同、御起立願います。
 御苦労さまでした。
   午前10時53分  閉  会

南陽市議会議長 塩 田 秀 雄
会議録署名議員 髙 橋   篤
同       小野田 貞 一