田 中 貞 一 議員 質 問
○議長  次に、2番田中貞一議員。
 〔2番 田中貞一議員 登壇〕
○田中貞一議員  2番田中貞一であります。
 さきに通告いたしております質問について質問を申し上げます。
 近年、異常気象が大変続いておりまして、この5月27日夕刻5時10分ごろから5時30分ごろまで、南陽市内の南部地区におきまして、親指の頭くらいの降雹がありました。人的被害といえば精神的なダメージでありますが、農作物に対しましては、春果物から秋果物、野菜まで、多大な被害を受けました。昨年の7月の突風降雹被害に続き、2年連続での降雹でございます。過去に2年続けての降雹ということは聞いたこともありませんでした。昭和63年に5月と6月に突風降雹が2回続けてあったんですけれども、そのときの雹の量も大きさも、今回のようなひどさではありませんでした。
農業書を開いてみますと、春から秋まで降雹が起こり得るとあります。被害範囲は狭いんですが、そのつめ跡は大変大きなものがあるというふうになっております。今回被害を受けまして、そのつめ跡の大きさというものが大変わかりました。
さて、6月2日、JA及び農政対策協議会の連名で提出させていただきました7項目にわたる要請書に対しての当局のお考えをお聞きいたしたいと思います。
 特に、7項目めの防雹ネット設置導入の件は、現在県の方でも政策支援を検討されているというふうに言われておりますけれども、災害に強く足腰の強い農業育成のためにも、県とは別に政策支援を出すべきであるというふうに考えますが、市長の考えを賜りたいと思います。
 次に、被害を受けられた方々に、来年度の再生産の意欲を強く持っていただくために、秋果実、秋野菜まで含めた、地場市場それから中央市場等への小きず果の取り扱い要請並びに再生産できる取引価格の要請が必要であるというふうに思われますが、ひとつ御答弁をいただきたいと思います。
 次に、白竜湖景観保全についてでございます。
 私がいろいろ言わなくても、この重要性は市民初め多くの人たちがわかっているわけでございます。昨日の山新の夕刊の一番裏の面に、写真5枚と白竜湖のいわれ、歴史、そして稲作を栽培する水源の重要性、そして観光スポットとしての重要性、そして「白竜湖は市民の宝だ」というふうなタイトルで取り上げられておりました。非常にそのとおりで、いい新聞記事にしていただいたなというふうに思っております。
 それで、本市の重要事業としてもなっております、県への要望事項ともなっている景観保全が、なぜ進まないのかをお聞きしたいと思います。
 次に、湖水を利用して、現在、水稲作付面積はどのくらいか。また、その農家の数、そしてその生産販売額はいかほどあるのかということもお聞きをしたいと思います。
 次に、鳥上坂付近から見ました風光明媚な姿は非常に観光の面でも大きな効果があると考えられますけれども、この辺もどのように当局は考えておられるかをお聞きしたいと思います。
 それから、湖水が満々と蓄えられていることによって、防災面でも市民の方々に大きな安心感、安寧感を与えているということでございます。新知事も理解を示していただいておりますけれども、今が一番のチャンスと考えますので、市長の考えをお聞きしたいと思います。
 次に、本市の観光施策でございます。
 県知事も新しくなりまして、県でも新しい時代の新しい行政が行われようとしております。特に、広域的な取り組み、隣県との連携などを通しての施策が一生懸命行われております。県民としても大変心強く感じておるわけでございますけれども、当然本市といたしましても県の流れを先取りしながら、今何をどう打ち出していくかということがポイントだろうというふうに思います。
 とりわけ、定住人口の増加が期待できない今は、交流人口をいかにふやして本市の経済を上昇気流に乗せるかということが大事なことであるというふうに考えます。
 そこで、高速道や国道などの整備が進んでおりまして、本市の表玄関である国道13号付近に、本市の名所旧跡、観光スポット、体験観光などを示す総合的な看板、そして駐車場、売店、トイレなども備えまして、観光の流れを市内に向かわせることが重要なことであると考えますが、市長の考えをお尋ねいたします。
また、「道の駅」を設置し、本市の観光行政のキーステーションとして、温泉を含めたすべての観光の底上げというものが必要であろうと思います。今年度中に第4次総の後期を策定されるわけでございますけれども、ぜひその中にこれらのことを入れることも検討すべきと思いますが、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。ひとつよろしくお願いを申し上げます。
○議長  ただいま2番田中貞一議員の一般質問中でございますが、ここで暫時休憩をいたします。
 再開を午後2時といたします。
   午後1時48分  休  憩
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   午後2時00分  再  開
○議長  再開いたします。
 休憩前に引き続き一般質問を行います。
 先ほどの2番田中議員の一般質問に対し答弁を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  2番田中議員の御質問にお答え申し上げます。
 初めに、降雹被害に対する市の対応策の1点目、JA農政対策本部提出の7項目の要請に対しての市の考え方についてでございますが、 
5月27日の降雹につきましては、市の南部、特に最上川に近い地域において大きな被害が発生しており、被害に遭われました農家の方々には心からお見舞いを申し上げる次第であります。
市といたしましては、異常気象対策班を常設しており、同日夕方と翌28日に置賜総合支庁や山形おきたま農業協同組合との合同で被害の実態調査を行ったところであります。その結果、全協でも概略御報告したとおり、収穫を目前にしたサクランボを中心に約35ヘクタールが被害を受け、特に甚大な被害のあった地域におきましては生食としての出荷が皆無に等しい園地も見られるなど、極めて深刻な状況となっております。
これらを受け、御指摘のとおり、6月2日には山形おきたま農業協同組合から7項目の要請がありましたが、内容的には災害資金の創設や諸税の減免、薬剤・施肥に対する助成など多岐にわたっており、市において対応できるものばかりではないことから、早速県に対し被害対策支援の要望書を提出したところでございます。
今後は県を初め各関係機関と連携を図りながら一体となった支援策を講じてまいりたいと考えておりますので、御理解と御支援をよろしくお願い申し上げます。
2点目の防雹ネット設置に対しての政策支援についてでございますが、防雹ネットにつきましては、県の園芸関連補助メニューの中に盛り込まれておりますので、現行制度の中での御活用をいただけるものと考えておりますが、予算の確保については、これまた強く御要望申し上げているところであります。
3点目の市場への要請活動についてでございますが、山形おきたま農業協同組合におきまして近く被害果樹を市場に持参しながら交渉を行う方向で検討されると聞いておるところでございます。また、6月25日開催予定の南陽市農業祭りにおいても、被災農家の御理解をいただきながら、積極的に販売できるよう、現在作業を進めておるところでございます。
被害を受けた果実の販売につきましては、作業コストに見合った収入が得られるかなどの課題もありますが、市といたしましても、被害果実が少しでも商品価値を高めるような方策を今後とも関係機関と一緒に模索してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
次に、白竜湖景観保全と周辺水田農業についての1点目、重要事業である景観保全がなぜ進まないのかについてでございますが、平成14年度から置賜総合支庁内に白竜湖保全対策プロジェクト会議を設置していただき、さまざまな検討を行いながら、できることから事業を実施してまいりました。
議員御承知のとおり、白竜湖は自然公園や天然記念物としての指定などを受けておりますので、具体的な事業を行う場合は関係法令との調整を図りながら対応しなければなりませんが、県御当局の御理解もあり、危険なボート小屋や桟橋の撤去、毎年の菱の除去作業も自然形態に影響を与えない範囲内で水質検査とあわせて順次実施してまいりました。
また、市民参画のワークショップについても、行政だけではなく市民活動を主体とした永続的な保全管理が必要になることから実施してまいりました。
白竜湖の景観保全については、しゅんせつすることも一つの選択肢ではありますが、それだけで完結するものではございませんので、今後の進め方あるいは今後の事業について強く要望してまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
2点目の湖水を利用して水田作付されている面積等についてでございますが、白竜湖の周辺と北側に限定して水田が40ヘクタール程度あり、転作分を除くと水稲作付面積は27ヘクタール、農家数は90戸、その生産販売額は 3,600万円ほどと推計されます。
3点目の観光面でも大きな効果があるのではということでございますが、鳥上坂や十分一山から見た白竜湖及び大谷地一帯の美しい自然景観は、まさに本市のシンボルであり、大きな観光資源と認識しております。そのことが平成13年11月に「白竜湖を昔の姿に戻してほしい」との趣旨で「私たちの心の原風景を守る陳情嘆願書」として、市民の皆様による2万 350名の署名簿になったと理解をいたしておるものでございます。
4点目の湖水が満々とたたえられていることにより防災面でも市民に安心感を与えているということについてでございますが、防災面での安心感ということについては、平成11年4月の十分一山林野火災やことし4月の大洞山林野火災での防災ヘリによる消火活動の際に立証済みであり、私もそのように認識をいたしております。
白竜湖のしゅんせつについては議会でも何度か答弁しておりますが、昨年度までは県の方からはなかなか御理解をいただけない状況だったと認識をいたしております。また、自然公園や天然記念物としての指定を初め、関係法令との調整という面では、何ら情勢は変わってございません。しかしながら、議員御指摘のような機会に恵まれる恵まれないにかかわらず、しゅんせつについては今後ともさまざまな角度から検討してみる必要があると考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
また同時に、白竜湖の環境保全は、農業用水としての利水、水質保全や周辺環境対策など多くの分野にかかわり、市民の皆様にも御協力をいただきながらの長期的な課題でありますので、あわせて御理解をお願い申し上げたいと思います。
次に、本市観光施策についてでございますが、高速交通時代に入り、これからは一市町だけで観光客を呼び込むということはなかなか難しい状況になってございます。今後は隣接市町や隣接県との広域連携による観光交流拡大のための周遊型観光の取り組みが重要になってきております。
こうしたことから、置賜3市5町で組織する「山形おきたま観光協議会」や宮城県白石市、七ケ宿町、高畠町、南陽市で組織する「国道 113号2市2町観光推進協議会」等による広域観光事業を推進してまいらなければならないと思います。
 御指摘の総合案内看板施設については、現在の設置状況は、JR赤湯駅、双松公園駐車場、夕鶴の里駐車場に設置してあります。このほか、市民会館、宮内公民館の敷地に教育委員会で設置した「南陽市の文化財案内看板」にも市内観光施設などを表示し、案内しております。
 御指摘のありました国道13号沿いには、総合案内看板は設置されておりません。これは、県屋外広告物条例により規制がかけられており、総合看板のような大きな看板を設置することは現実的に難しい状況になっておりますことも御理解をいただければと思います。
また、「道の駅」の設置につきましては、第4次南陽市総合計画の中で、観光物産機能を併設した観光物産館道の駅の整備検討を上げてございますが、道の駅の設置者は自治体なり、あるいは第三セクター、あるいは公益法人で自治体の長が推薦するものとなっておりますので、市町村で設置する場合、相当額の投資が必要となる上、国道13号、 113号は将来の高速道路化が予定されており、設置場所等についても、将来を見据え、今後十分な検討をしていかなければならないものの、当面の設置については困難と判断をいたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
 2番田中貞一議員。
○田中貞一議員  それでは、再質問させていただきます。
 今回の雹害に対しまして7項目、特に2に上げております防雹ネットの件でございますけれども、私も見たこともありませんでしたので、長野のメーカーよりネットの種類、そのサンプルを取り寄せまして、現在手元に持っているんですけれども、1平米当たり50グラムから60グラムの重量があるということでございます。サクランボのハウス、ビニールを上げる屋根の上に乗せるには、さほど不可能なことではないと。ただし、リンゴ、ナシなどのようなものの上に乗せるとすると防災棚というものの設置が必要になって、その上にロープ2本を引っ張ればつつっと上がってくるような仕組みの専用のネットだというようなことでございます。
ネット代だけで 1,000平米あたり大体20万円くらいのお金がかかると。そして、防災棚は、延長によって違うんですけれども、パイプなどを使えば大体30万円から50万円ぐらいの間であろうということでございます。合わせて約50万円ぐらいかかるのかなという状況でございます。
足腰の強い農業を目指す、天災に負けない農業ということになれば、当然そういった今ある装備も必要になってくるんじゃないかなと思っております。
二、三日前に当地区の方で果樹関係の集まりがございまして、そのネットの見本をみんなに見てもらいましたらば、需要が非常にあって、「おれも使ってみたい」というような意見が強くございました。20年近くぶりで当地方も雹害がありましたけれども、10代から20代ぐらいの担い手、後継者というのが南部地区に大体十七、八名くらいいらっしゃいます。その若い人も雹を初めて見まして、一生懸命手塩にかけたものが15分足らずでだめになったということで、涙を流している若い衆が多くございました。
そんな中で、県の方でも今議論をしていただいておりますけれども、防雹ネット、そして防災施設というものを導入するに当たって、県の方でもどういうふうになるかわからないんですけれども、市の方でもひとつ一生懸命、我々も見たことのない防災ネットの技術面、そういったものも教えていただきたいなということで、県の方に強く要望していただきたいというふうに思います。ひとつその辺をお願いしたいと思っております。
次、白竜湖の景観保全でございますけれども、40ヘクタールの水稲が湖水によって潤されている、90戸の戸数がある、 3,600万円ぐらいの売り上げがあるということでございました。非常に大きい金額でもございます。
過日、「出前知事室」の中でも白竜湖を見ていただきまして、いろいろな議論を出させていただきました。その中で、地元の農業者の方にもたくさん出ていただきまして、白竜湖の浅くなった沼、そして周辺に置いてあるポンプ場、そのポンプの沼の水をくみ上げる給水管が年々長くしないと水がくめない状況だということだそうでございます。ここ七、八年で3メートルも4メートルも長くして沼におろしてやらないと水がくめないようになっているというのが現状だそうでございます。ここで生活をされている方々もあるわけでございますから、沼のしゅんせつというものはぜひとも必要なものだろうと思います。
確かにしゅんせつとなると大変なお金がかかるわけでございますけれども、しかしお金をかけた以上に必ずメリットがあると思います。観光スポットとして、将来、しゅんせつした残土で周辺に公園などをつくりながら、じいちゃん、ばあちゃんが孫を連れて白竜湖にいろいろなことを見せに遊びに連れてこられる場所として、またボートなども浮かべて、若いアベックがボート乗りをできるように、そして上にはハング、そういったものがうらやましいように回っているような状況を想像すると、非常に大きなメリットが出てくるだろうと私は思います。費用と効果というようなこともあろうと思いますけれども、ぜひとも荒井市政のうちにこれを何とかしていただきたいなというふうに思うわけでございます。
それから、観光面ということでございますけれども、県知事も言われておりました、「この白竜湖は前から非常にいいところだなと思っていた」というふうなことでございまして、何とかしたいなというふうな考えもありましたようなので、ひとつ市長からも強く理解をしてもらえるように何とかお願いをしていただきたいなと思います。
あと、道の駅でございますけれども、かなりの費用がかかって無理だということでございます。
 飯豊の「めざみの里」でございますけれども、町が51%の出資、そして民間で49%の出資ということで、12月、1月、2月、3月の4カ月の入場者数と6月1カ月の入場者数がほぼ同数だそうでございます。それで、冬期間の入場者をふやすために、観光イチゴ園をやり始めたんだという話でございました。その効果はこれから出てくるものと思いますけれども。
東北に 115駅現在あるそうでございます。県内には15駅がありまして、形態はいろいろな形態があるということでございました。公設民営、それから駅の方は行政が、そして売店の方はテナントで対応しているというようなところも多いということでございました。経営内容はといいますと、いまいまやめるような状態のところではないというような状況のところが多いということでございました。
当然、南陽市といたしましても、本市の観光の底上げを図るには、やっぱり表玄関にそういったものをポイントとして、市内への観光客の誘客を図るべきであろうと思いますが、もう一度市長のこの辺の答弁をいただきたいなと思います。よろしくお願いします。
○議長  ただいまの再質問について答弁を求めます。
市長。
○市長  3点について答弁を申し上げます。
最初に、防雹ネットの件でございますが、議員も初めてそういうものを見たということであります。正直言って、私はまだ現実的に見たこともございませんし、恐らく担当の方ではカタログ等を通じて見ておるんじゃないかと思いますが、やはりここ2年連続してこういう降雹被害があるとすれば、農家の方々の御負担も多いかと思いますが、これによって防げるならば、やはり防ぐ方法を選択してほしいなと思います。
また、これらに関して、今県の制度の中でも防雹ネットの補助、恐らく利子補給とかそういうものだろうとは思いますが、行政も県あるいはJRと一体となって、必要というものには支援をしていかなければならないだろう、こう考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
それから、県への要望はきちっと、総合支庁を通じながら県にも出向いて、お願いをしておきたいと思います。
それから、白竜湖のしゅんせつ、費用とその効果ということもあろうと思いますが、今までの論争を聞いておりますと、なかなか難しいんです。しゅんせつそのものは、今非常にいい機械が出ておりまして、パイプを投げ込んで泥を吸い上げるような。昔みたくバックホーでわざわざしなくても大丈夫だということのようでありますが、県の自然環境保護団体から言わせれば、従前強く言われたことは、白竜湖は自然湖でありますから、泥炭がたまって自然になくなるのが自然の姿だと。このようなことで、しゅんせつがなかなか進まない経緯がありましたが、議員御指摘のとおり、知事も出前知事室で見ていただいたということで、意欲的に白竜湖に取り組もうというような姿勢が感じられたと。私は実際見ておりませんから、同行していませんから、わかりませんが、そういう姿勢があれば、さらに歩を進めていただきたく、頑張りをしていかなければならない。
従前、あそこを公園にして、長井のアヤメに負けないくらいのアヤメを植えて一大公園化を図ったらいいんじゃないかというような赤湯議員団からの御提言もいただいたことがあります。しかし、今現実的に、白竜湖そのものがああいう状況であります。私なんかも小学校時代、中川でありましたから、よく歩いて白竜湖に、花火もやっておりましたし、ボートにも乗りに行きましたが、まだまだ広かったです。東側の林の中までボートで悠々と行けた立派な白竜湖でありましたが、恐らく現実的には当時の3分の2以下に小さくなったなというふうに通るたびに思っております。
議員御指摘のとおり、あそこでボートを浮かべ、若い方々がペアでボートを楽しんだり、あるいは公園づくりをして、子供なり家族なり、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒に過ごせるような場所、そして上にはハングが飛んでいる、想像しただけでもすばらしい観光資源だなというふうに私も考えております。できるだけそういう時期が来るようにしたい。これはやっぱりいろいろ考えても、天の利もあるし、地の利もあるし、時の利もあるし、これら三つが一体となったときに初めてそういうものができ上がるなと。
しかし、前向きに検討をしながら、どこが、だれがやる部分なのか、行政はどうするのか、県はどこまでしていただけるのか、役割分担を考えながら、強力に要望したり、行政としても考えていきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
最後に、道の駅でありますが、めざみの里は非常に当たった駅ですね。車である程度何分間か走ると大抵休憩をしたくなるというのがドライバーの意向のようでありますから、いい場所につくられました。
ただ、南陽は、じゃあどこの場所にどういうものを設定するかというと、今 113号も赤湯バイパスということで梨郷まで20年には完全につながる、あるいは中川のバイパス、川口まで21年ぐらいにはトンネルが抜けてつながるということでございますから、車の流れ、人の流れがどのように変わってくるかを見きわめながら、その当時になっても変わらなければ、あるいはここだったら絶対交通量、あるいは観光客の人が必要だなという意識を持ったときには、改めて考えをはっきりとしていかなければならないなと、現在ではその程度にしか考えてございませんので、御理解をいただきたいと思います。以上です。
○議長  再々質問に入ります。
2番田中貞一議員。
○田中貞一議員  この降雹被害に対して県の方へもよろしくお願いしたいと思います。
 それからあと、白竜湖、非常に防災面でも、先ほど市長言われました平成10年の大洞山、防災ヘリがあそこに入りまして、一番近い北の方からくもうとしたんですが浅くてくめない、ごみが入るということで、真ん中付近からちょっとずれた西側の方から水をくんで、まいてもらったわけでございます。あれから7年たちまして、17年、今年の大洞山火災のときに、そこも浅くなってごみが入るということで、白竜湖に一、二回飛来しただけで、あとは新田堤の方に入ってみたら、そっちから水をくんだということでございます。ですから、いかに白竜湖が浅くなっているかということがあろうと思います。
そして、地元の人たちが言うには、あと七、八年もこのままするならば、恐らく埋まる進度が進んで早く埋まってしまうだろうというような、地元の一番わかっている人の話でございました。その辺も正面から取り組んでいただきたいなというふうに思います。
道の駅の方でございますけれども、大変な箱物的なものでお金もかかるわけで、なかなか今すぐはいかないということは私もわかります。ただ、中期展望の中で、こういったものも将来に備えるため、今から検討していただきたいというふうにだけお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  答弁はないですね。
以上で2番田中貞一議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございます。
 以上をもちまして、通告されました4名の一般質問はすべて終了いたしました。
 質問された議員、答弁なされた執行部各位の労をねぎらい、今後の市政運営に生かされることを期待いたします。

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      散      会
○議長  本日はこれにて散会といたします。
 御起立願います。
 御苦労さまでした。
   午後2時28分  散  会