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      開      会
○議長(塩田秀雄議員)  御起立願います。
 おはようございます。
 御着席願います。
去る8月29日告示になりました平成17年南陽市9月定例会を開会いたします。

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      開      議
○議長  ただいま出席されている議員は20名でであり、定足数に達しております。
よって、直ちに会議を開きます。
なお、本日の会議に欠席する旨通告のあった議員は21番渡部 敬議員であります。
 本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第1号によって進めます。

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 議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会の運営等について、議会運営委員会委員長より報告を願います。
委員長 高田 豊議員。
 〔議会運営委員長 高田 豊議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
 私から、議会運営委員会の報告を申し上げます。
 本日招集されました平成17年9月定例会の運営について、去る9月2日午前10時より議会運営委員会を開催し、協議をいたしましたので、その結果について御報告申し上げます。
本定例会に提案されます議案は、承認案1件、条例案その他7件、補正予算案8件、決算案10件の計26件であります。当局より総務課長及び企画財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、議案数及び一般質問の通告者等を考慮し、協議をいたしました結果、本定例会の会期を本日から21日までの17日間と決した次第であります。この17日間の会期において、お手元に配付してあります日程表に従い、本会議、各常任委員会及び各特別委員会を開催し、御審査くださるようお願いを申し上げます。
次に、議案の審査について申し上げます。
まず、承認案1件につきましては、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論の後、表決を行うことといたしました。
 次に、条例案及びその他案件7件については一括議題とし、提案理由説明、総括質疑の後に所管の常任委員会に付託といたしました。
 また、補正予算案8件につきましては、一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、予算特別委員会設置、同委員会に付託、また決算10件につきましては一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、決算特別委員会設置、同委員会に付託の上、それぞれ御審査くださるようお願いを申し上げます。
次に、一般質問でありますが、通告議員は3名でありますので御報告いたします。
以上、本定例会の運営について議会運営委員会において協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、御報告といたします。

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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長が指名いたします。
 会議録署名議員は、4番長谷部俊一議員、15番殿岡和郎議員の両名を指名いたします。

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日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期については、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日より21日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日より21日までの17日間と決しました。

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 日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
 本定例会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議員派遣の報告、議会庶務報告、定例監査報告など、別冊諸般の報告のとおりでございますので、御了承願います。

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 日程第4 承第4号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについて
○議長  日程第4 承第4号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
御苦労さまでございます。
 9月定例議会も議員各位の御理解と御指導をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
ただいま提案されました承第4号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについて提案理由を申し上げます。
本案は、衆議院議員選挙経費の補正について専決処分をいたしたものでございます。
財源は、県支出金、繰越金にて措置いたしました。
御審議の上、御承認いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております承第4号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第4号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
 これより質疑に入ります。承第4号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについて、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
 お諮りいたします。承第4号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第1号)についての専決処分の承認を求めることについては、これを承認いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第4号は承認することに決しました。

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 日程第 5 議第48号から
 日程第11 議第54号まで計7件
○議長  次に、日程第5 議第48号 南陽市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第11 議第54号 南陽市道路線の廃止についてまでの7議案を議事の都合により一括して議題といたします。
 この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第48号 南陽市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてから議第54号 南陽市道路線の廃止についてまで、条例案等7件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議第48号 南陽市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、老朽化により平成4年より政策空き家として管理してきました矢ノ目住宅が、残る5戸もこのたび空き家となりましたので、用途廃止をいたすことに伴い、条例の一部改正を行うものでございます。
次に、議第49号 山形県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の一部変更について申し上げます。
本案は、北庄内地区4市町の合併により、酒田市が設置され、本組合を構成する地方公共団体の数が減少することなどに伴い、本組合規約の一部変更が行われますので、地方自治法第 
290条の規定により提案をいたすものでございます。
次に、議第50号 山形県自治会館管理組合規約の一部変更について、議第51号 山形県消防補償等組合規約の一部変更について申し上げます。
本案は、合併により、既に庄内町が、今後、鶴岡市及び酒田市がそれぞれ設置されることに伴い、本組合規約の一部変更が行われますので、地方自治法第 290条の規定により提案をいたすものでございます。
次に、議第52号及び議第53号 山形県市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団体の数の減少、規約の一部変更及び財産処分について申し上げます。
本案は、合併により、鶴岡市及び酒田市が設置されることに伴い、本組合規約の一部変更が行われますので、地方自治法第 290条の規定により提案いたすものでございます。
次に、議第54号 南陽市道路線の廃止について申し上げます。
本案は、市営矢ノ目住宅の廃止に伴い、住宅地内にある2路線を廃止いたすものでございます。
以上、一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。
ただいま議題となっております7議案について、総括して質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案7件は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付託表のとおりそれぞれの所管常任委員会に付託いたします。
議案付託表  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第12 議第55号から
 日程第19 議第62号まで計8件
○議長  日程第12 議第55号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第2号)から日程第19 
議第62号 平成17年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)まで、補正予算案8議案を議事の都合により一括して議題といたします。
 この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第55号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第2号)から議第62号 平成17年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)まで、補正予算案8件につきまして一括して提案理由を申し上げます。
なお、詳細につきましては、予算特別委員会におきまして担当課長より詳しく説明をいたさせたいと存じます。
初めに、議第55号 平成17年度南陽市一般会計補正予算(第2号)について申し上げます。
補正の主な内容は、4月の人事異動に伴う給与費、地域交通総合対策事業、財政調整基金積立金などであり、財源は、地方交付税、国県支出金、諸収入などによって措置をいたすものでございます。
債務負担行為の補正につきましては、住民情報システム使用料を初め、2件の追加及び3件の変更を行うものであります。
次に、議第56号 平成17年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
補正の主な内容は、老人保健医療費拠出金などであり、財源は国庫支出金、繰入金などで措置いたすものであります。
次に、議第57号 平成17年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
補正の主な内容は、緑資源機構分収造林事業委託料の減額などであります。
次に、議第58号 平成17年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
補正の主な内容は、4月の人事異動に伴う給与費、流域下水道維持管理負担金の減額などであります。
次に、議第59号 平成17年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
補正の主な内容は、審査支払基金交付金の返還金の確定に伴う補正であり、財源は一般会計繰入金、国庫支出金などにて措置いたすものであります。
次に、議第60号 平成17年度南陽市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
補正の主な内容は、施設改修工事費などであり、財源は一般会計繰入金にて措置いたすものであります。
次に、議第61号 平成17年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
補正の主な内容は、国県支出金還付金などであり、財源は一般会計繰入金、繰越金にて措置いたすものであります。
債務負担行為の補正につきましては、介護保険システム更新整備事業の追加を行うものであります。
次に、議第62号 平成17年度南陽市水道事業会計予算(第1号)について申し上げます。
補正の主な内容は、4月の人事異動等に伴う給与費、水道料納付書郵送のための通信運搬費、建設改良費の組み替えであります。
収益的収支につきましては、収入の増減はなく、支出を 600万円増額し、また、資本的収支につきましては、給与費の減額及び委託料と工事請負費の組み替えをいたすものでございます。
以上、一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決いただきますようお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。 お諮りいたします。質疑は予算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、質疑を省略することに決しました。

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 日程第20 予算特別委員会の設置について
○議長  日程第20 予算特別委員会の設置を議題といたします。
 お諮りいたします。議第55号から議第62号まで補正予算案8件を審査するため、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置することに決しました。
議第55号から議第62号まで補正予算8議案は、ただいま設置いたしました予算特別委員会に付託いたします。
なお、予算特別委員会は、日程に従い委員会を開催し、審査願います。
P21 予算付託表  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日程第21 認第1号から
日程第30 認第10号まで計10件
○議長  日程第21 認第1号 平成16年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第30 認第10号 平成16年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまで、決算認定10議案を議事の都合により一括して議題といたします。
この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
市長。
〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました認第1号 平成16年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから認第10号平成16年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまでの10会計について、監査委員の審査をいただいて提案を申し上げるものでございます。
厳しい財政状況のもと、健全財政の運営に努めてまいったところでありますが、おかげさまで一般会計の純剰余金4億 3,760万 4,000円及び8特別会計の剰余金合計 7,250万 1,000円及び水道事業会計の純利益 7,407万 5,000円で、それぞれ黒字決算となりました。
改めまして、議会初め関係各位に深く感謝を申し上げる次第でございます。
一方、財政指標につきましては、経常収支比率が90.7%で 1.1ポイント上昇し、起債制限比率が13.0で 0.3ポイント改善されたものの、非常に厳しい状況下であります。これは、国の三位一体改革による地方交付税の減少による影響が大きく、今後もこういった動きが加速することが予測されるため、さらに行財政改革を推進しながら、安定的な財政運営に努めてまいりたいと存じます。
以上、決算の概要を申し上げましたが、平成16年度における主要な施策につきましては、決算附属資料として別冊を配付させていただいておりますので、御高覧をいただきたいと存じます。
御審議の上、御認定いただきますようよろしくお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
なお、詳細につきましては、決算特別委員会で収入役より詳しく説明をいたさせたいと存じます。以上でございます。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。 ここで、監査委員から決算の審査結果について御報告願います。
多勢 啓監査委員。
 〔多勢 啓監査委員 登壇〕
○監査委員  それでは、私から監査委員を代表して平成16年度決算審査の意見について申し上げます。
まず初めに、一般会計並びに特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
市長から審査に付されました一般会計及び国民健康保険を初めとする8特別会計の歳入歳出決算並びに財産に関する調書や基金の運用状況について、法令に準拠して処理されているか、計数が正確であるかについて、関係書類などを照合するとともに、関係職員から説明を受け、予算の執行が適正であるかに主眼を置いて実施いたしました。
その結果、各会計の決算及び基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、また予算の執行及び財産運営についても全般的に適正であると認めました。
なお、決算審査の詳細につきましては、意見書に記載のとおりでありますが、その概要について申し上げます。
平成16年度は、「財政危機のりきり戦略プラン」の2年度であり、経常経費を節減した半面、都市基盤整備事業としての道路改良や向山公園野球場整備事業、公園駐車場整備事業、赤湯小学校プール整備事業など、市民生活に直結した事業を推進され、一定の成果を得られたものと評価でき、その取り組みにつきましては敬意を表する次第であります。
決算の結果でありますが、一般、特別両会計の歳入決算額は 243億 5,154万 8,000円、歳出 238億 4,144万 3,000円と、前年度より歳入で 6.7%、歳出で 6.9%減少しております。実質収支額は5億 1,010万 5,000円の黒字決算と 
なっております。さらに、前年度の実質収支 
額4億 9,927万円を差し引いた単年度収支額は 1,083万 5,000円の黒字となっております。このことは、「財政危機のりきり戦略プラン」、そして行政改革大綱により、財政の健全化対策に積極的に取り組まれた結果と評価しているところであります。
なお、普通会計におきます財政状況は、財政力指数が 0.413で、前年度に比べ0.01ポイントの増、経常収支比率で90.7%で 1.1ポイントの増となり、公債費比率については18.4%で 3.1ポイント減少したものの、依然としてその基盤は脆弱であります。
また、起債残高は一般会計で 190億 6,818万 8,000円、特別会計で 129億 2,510万 6,000円、合計で 319億 9,329万 4,000円と、前年度より 0.9%減少しております。今後も繰上償還に努めるなど、起債の適正管理を図り、財政健全化に努力されるよう望むものであります。
一般会計の決算状況は、歳入 129億 1,044万円、歳出 124億 7,283万 6,000円と、いずれも前年度を下回っております。その主な要因として、歳入では市債、繰入金、国庫支出金、地方交付税であり、歳出では土木費、公債費、商工費等の減額によるものであります。
歳入の財源別構成でありますが、自主財源の構成比は34.0%で、前年度より 2.1ポイント上回っております。大きな役割を示す市税の対前年度比につきましては 0.8%上回っております。決算合計額では2億 9,740万 1,000円減少しております。
一方、依存財源の構成比は66.0%で、起債の構成比は減少し、地方譲与税、地方消費税交付金などが増加したものの、決算合計額で14億 
1,251万 8,000円減少しております。
続いて、歳出の性質別経費でございますが、義務的経費の構成比は56.5%で、前年度より公債費、人件費が減少し、扶助費は増加し、全体で 3.1ポイント増加しております。決算合計額では5億 7,446万 1,000円減少しております。
一方、任意的経費の構成比は43.5%で、積立金、繰出金が増加したものの、投資的経費、補助費、物品費等が減少し、決算合計額で前年度より12億 3,405万 5,000円減少しております。
続きまして、特別会計の決算状況は、歳入 
114億 4,110万 8,000円、歳出 113億 6,860万 7,000円で、前年度より歳入で 0.4%減少し、歳出で 0.4%増加しております。なお、剰余金として 7,250万 1,000円が生じております。
今後の本市財政運営に当たりましては、多様化・高度化する市民ニーズを的確に把握し、引き続き良質な保険サービスの提供、少子高齢化社会への対応を含む総合福祉施策の強化など、義務的経費である扶助費等の負担がますます増大してくるものと思われます。これらのことを考慮し、あわせて市民生活に密着した施設の改築、景観、道路整備など、都市基盤整備の充実を図っていただきたいと思います。
また、長引く不況下の折、景気回復の先行き見通しも難しい中、市税を初めとする自主財源の伸びが当分見込めないなど、財源確保が困難な状況でありますが、市民と市政の相互理解を前提として、総体的には「第4次南陽市総合計画」を基本に、そして「財政危機のりきり戦略プラン」を根底に据え、諸施策の適切な運営を図られるよう望むものであります。
なお、次のことについて留意事項とさせていただきます。
市税及び税外収入の収入未済額について申し上げます。
市税等の収入未済金の合計額は、前年度比 
5.4%増加の4億 2,343万 2,000円、税外収入の収入未済金の合計額は、前年度比 8.8%増の 6,680万 2,000円で、合計で前年度対比 5.9%増加の4億 9,023万 4,000円となり、年々増加傾向にあります。景気低迷の現状とはいえ、収納対策本部長を中心にして、滞納整理に鋭意努力され、納税者の公平を失しないよう、御要望申し上げます。
引き続きまして、平成16年度公営企業会計決算審査の意見を申し上げます。
決算の審査は、市長から審査に付されました水道事業会計の決算報告及び財務諸表が、当該事業の経営成績並びに財政状態を適正に表示しているか否かについて、会計伝票や会計諸証拠書類との照合を行い、諸資料について必要に応じ関係職員から説明をいただきました。また、貯蔵品については本年3月31日に行った実地棚卸しに立ち会い、現物の確認を行うとともに、例月出納検査を参考として審査を行いました。
その結果、決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業関係法令等に準拠して作成されており、経営成績及び財務状況を適正に表示して、計数についても正確で正当なものと認めさせていただきました。
続いて、経営状況でございますが、収益的収支は事業収益で8億 2,093万 1,533円に対し、事業費用は7億 4,685万 6,297円で、 7,407万 5,236円の純利益金が生じており、これに前年度繰り越し利益剰余金 2,291万 1,352円を加えた当年度未処分利益剰余金は 9,698万 6,588円となっております。
資本的収支につきましては、収入額1億 2,387万 5,399円に対し、支出額3億 4,420万 214円で、差し引き2億 2,032万 4,815円の不足額となっておりますが、その不足額については、当年度損益勘定留保資金、減債積立金、建設改良積立金及び消費税資本的収支調整額により、すべて補てんされております。
なお、その他の内容については決算意見書に記載のとおりであります。
当年度は、前年度に引き続き老朽石綿セメント管の布設がえや下水道・道路改良事業に伴う配水管の布設がえ、本管未布設箇所の新管布設工事等を行ったが、水質汚染事故の排水処理が影響したため、有収率については77.8%、前年度より 3.4ポイント減少しております。有収率は取水源が遠く、給水原価も高くなるという不利な条件下に加え、16年度は水質汚染事故という一過性の事故もあり、低下しましたが、今後も施設整備等を続けながら、早い時期の回復を望みます。
一方、水道料金の未収金については 3,877万 2,000円で、前年度に比べ11.6%、不納欠損処分額については 196万 7,000円で、前年度に比較し 174.3%とそれぞれ増加しております。
未収要因としては、依然行き先不明者等が多いことから、徹底した使用者管理対策や督促・徴収をさらに強化するなど、引き続きさらなる努力をされるよう望むものであります。
長期景気低迷による自治体の行政運営が厳しさを増す中で、水道事業会計における当年度の純利益が 7,407万 5,000円の黒字決算となったことは、努力の成果と思われます。今後とも劣化設備の改修、有害物質の河川流出への対応、また平成19年度より予定されております綱木川ダムからの受水による支出増加など、厳しい状況が予想されます。
つきましては、将来の水需要を的確に見きわめながら、「地方公営企業法の経営の基本原 
則」である企業の経済性を発揮し、健全財政を維持しつつ、水質汚染事故の経験を教訓とした危機管理体制対策マニュアルを整備された等 
「安全で安心な水の安定供給」を大原則として、公共の福祉を増進するために、さらに創意工夫されるよう要望を申し上げます。
以上、一般会計、特別会計、水道会計の監査の決算報告とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長  多勢監査委員の報告が終わりました。
 お諮りいたします。決算についての質疑は決算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、質疑を省略することに決しました。

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 日程第31 決算特別委員会の設置について○議長  日程第31 決算特別委員会の設置を議題といたします。
 お諮りいたします。認第1号から認第10号まで決算認定議案10件を審査するため、議長及び議会選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議長及び議会選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。
認第1号から認第10号まで、決算認定10議案はただいま設置いたしました決算特別委員会に付託いたします。
なお、決算特別委員会は日程に従い委員会を開催し、審査願います。
P26決算付託表   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       散      会
○議長  以上をもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 御起立願います。
 御苦労さまでした。
   午前10時40分  散  会