───────────────────
   高 橋 篤 議員 質 問
○議長  次に、1番高橋 篤議員。
 〔1番 高橋 篤議員 登壇〕
○高橋 篤議員  おはようございます。
 1番高橋 篤であります。
荒井市長、市当局の皆様には、安全で安心なうるおいのあるまちづくりを目指し、粉骨砕身奮闘なされ、市民の方々からも安全・安心という声が日に日に多く聞こえてくるようになってきました。これも市長初め当局の皆様の御努力のたまものと強く感じ、心より感謝と敬意をあらわすものであります。
既に、通告してあります2点について質問をさせていただきます。7番漆山鏗一議員の質問と数多く関連するところもあると思われますが、当局側の誠意ある御答弁をお願いいたします。
1点目であります。第4次南陽市総合計画も5年目に入り、前期基本計画の中に盛り込まれた事業も着実に実行され、荒井市長が掲げておられる安全で安心なうるおいのあるまちづくりを目指している中、昨今、毎日のように新聞、テレビ等で報道され、取りざたされているアスベストという石綿の建築物の使用による人体への影響で、日本全国で多くの方々が亡くなられ、大きな社会問題となっている中、本市でもアスベスト使用状況調査が行われていると、8月全員協議会の中で報告がありましたが、今回行われた施設への使用状況の調査結果はどのようになっているのかお伺いいたしたいと思います。
 また、調査後に使用されていると結果が出た場合、今後の対策としてどのように進められていくのか、あわせてお伺いいたします。
また、先日、10年以上前までアスベストを含んだロックウールという岩綿も建築物に使用されていると報道されておりましたが、本市としてもアスベストの調査同様に行われているのか、また今回調査されたほかにも公共の施設もあると思われますが、安全と安心を考えた場合、早急に調査をし、対処するべきと思うのであります。
人体に影響が出てくるのが20年後から30年後と聞いておりますが、今の子供たちが南陽に住んでよかった、生まれてよかったと言えるまちに、そして何よりも今南陽市に住んでいる3万 6,000名の方々が不安のない安全で安心なうるおいのあるまちづくりをするためにも、もし調査がまだであれば、ぜひ調査をお願いしたいのですが、市長の考えをお伺いいたします。
2点目であります。
荒井市長2期目もあと1年を切ったわけでありますが、2期目公約の中に斎場建設もありましたが、市長はいろいろな諸問題に対しても真っ向から立ち向かい、市長みずから先頭に立ち、斎場建設に対しても4月着工以来、順調に進んでいると思われます。着工当初、地盤が悪いということで、パイル交換というアクシデントがあったわけで、その後、何もなかったのか、現在の建設工事の進捗状況をお伺いいたします。
また、平成18年4月1日稼働を目指し、建設が進んでいるわけでありますが、斎場内の炉が3基という中に、ペット用ということで炉が1基設けられているわけですが、今、本市内でどれぐらいのペット愛好者の方がいるのかわかりませんが、現在のペットブームの中で炉が必ず必要だと私も思っておりました。当局のお気遣いに感謝を申し上げたいと思っております。
 しかし、ペットの飼い主は死んで火葬まではいいが、その後はどうするのか、心配をしている愛好者の方もいるというのも事実であります。飼い主はどこで慰霊をし、またどこに安置するか、大変困っているという声もお聞きしております。
本議会前、会派勉強会において、当局側の説明で、補正予算の中にペット慰霊碑設置工事の予算が盛り込まれ、私も安心はしましたが、どのようなつくりの慰霊碑なのか。また、火葬したペットの遺物などはどうなるのか。あるペットを愛する方からは、ペットの霊園も考えていただきたいという声もありましたので、霊園を造成するという構想はないのか、あわせてお伺いいたします。
以上、2点について明確な御答弁をお願いいたします。
○議長  ただいまの高橋 篤議員の一般質問に対して答弁を求めます。
市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  高橋議員の御質問にお答え申し上げます。
 最初に、アスベストまたはアスベストを含んだロックウールの公共施設への使用状況、調査状況と今後の対応についてでございますが、調査結果及び今後の対応等につきましても、7番漆山鏗一議員の御質問にお答え申し上げたとおりでございますので、御理解を賜りたいと思います。
なお、ロックウール、人造鉱物繊維ということでございますが、以前は確かにアスベストの含有があったようでありますが、ここ近年では含有しておりません。例えば、ハイジアなんかもロックウールを使っておりましたが、調査の結果、アスベストは一切関係ないということでありますので、御理解をいただきたいと思います。
なお、先ほど漆山議員の質問に水道管の石綿管についてありましたので、水道水で市民が生活の糧として使っているわけでありますから、この辺についてはWHOの飲料水質ガイドラインによりましても、アスベストが飲料水に含まれることのリスクについては全く支障がないものという発表をされておりますし、厚生労働省なんかも石綿管を通る水道水でも何ら問題がないということでありますので、御安心をいただければと、このように思います。
なお、2番目の斎場建設についての進捗状況でございますが、現在、基礎工事が終了いたしまして、1階部分の柱や、はりの鉄筋・型枠の建て込み工事中でございます。御指摘いただきましたパイルの地盤がちょっと当初より軟弱でありまして、4メートルから8メートルのパイルにかえた経緯がありますが、コンクリート打設を今月中旬に予定しておりまして、当初計画をいたしました工程表と比較いたしますと、約2週間ほど早く工事が進捗しておりまして、今のところおおむね順調に工事が進められておるというふうに御理解をいただければと思います。
2点目のペットの霊園整備についてでございますが、議員御指摘のとおり、斎場にはペット用の動物専用炉も設置いたしまして、炉前に祭壇を備える予定もいたしております。また、斎場敷地内には先ほど御指摘のとおり、飼い主がペットを火葬した後にどうなるのかという声もありますし、動物供養塔になるのか、慰霊碑になるのか別にしても、今回の予算に 300万円ほど計上させていただきまして、内容等につきましてはコンペ方式によりましてこれからどういう内容にするのか、まずその前に敷地内のどの場所に設定するのか、その辺も含めて検討をしなければならないだろうと、こう思っております。
もちろんペットの遺骨は御家族が持ち帰る場合もありますし、あるいは持ち帰らないであそこに納骨できるような施設があればいいなというお話もたくさん出ておりますので、やっぱり納骨室も設置する必要があるのでないのかな、こんなふうに考えております。
なお、ペット霊園につきましては、今のところ整備する予定はございませんので、できれば民間活力で民間の方がやってくださるのが一番いいのかなと思います。
それと、南陽市の犬の頭数でありますが、 
1,468頭ございます。これは、犬は予防注射その他で登録いたしますから把握できるんですが、猫は登録制度がございませんので、猫が何匹いるか、これは把握いたしかねる課題でありますので、御理解をいただきたいと思います。
私からは以上でございます。
○議長  それでは、再質問に入ります。
1番高橋 篤議員。
○高橋 篤議員  御答弁ありがとうございました。
それでは再質問という形になるのか、要望となるのか、すべて漆山鏗一議員と重なっておりますので、アスベストの方は早急に、とにかく市民の方が御安心できるような、例えば私たち議員の方にもお知らせがありましたけれども、市民の方にも大体これぐらいだと安心だということをお伝えできるような何かあればお願いしたいものだと思います。
 斎場問題に関して、市長の方から御答弁ありましたけれども、工事も順調に進んでいらっしゃるということで、今の御答弁で早目に工事が進んでいると。そこまではいいのですけれども、その後、4月1日稼働になるわけでありますが、管理運営等はどのようになさるのか、御答弁をお願い申し上げたいと思います。
 以上です。
○議長  それではただいまの再質問に対して答弁を願います。
 市長。
○市長  管理運営につきましては、指定管理制度も含めて今検討をいたしておるところでございます。どのように形にすれば一番経営的に効率的になるのか、あるいは市民の皆さんになるほどなというお言葉をいただけるのか、その辺含めて直営でやるのか、指定管理制度でやるのか、その部分で委託するのか、民間に委託するのか、今検討をいたしておるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長  再々質問に入ります。
 1番高橋 篤議員。
○高橋 篤議員  再々質問はありません。
○議長  御苦労さまでした。