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      開      議
○議長(塩田秀雄議員)  御起立願います。
 おはようございます。
 着席願います。
 これより本日の会議を開きます。
 ただいま出席されている議員は20名であります。定足数に達しております。よって、直ちに会議を開きます。
なお、本日の会議に欠席する旨通告のあった議員は21番渡部 敬議員の1名であります。
本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
 本定例会において一般質問の通告のあった議員は3名であります。
 一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう、特段の御配慮をお願いいたします。
それでは、順に従い一般質問に入ります。
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   漆 山 鏗 一 議員 質 問
○議長  最初に、7番漆山鏗一議員。
 〔7番 漆山鏗一議員 登壇〕
○漆山鏗一議員  おはようございます。
 7番漆山鏗一であります。
 台風14号は、九州各地に大変な被害をもたらしております。我が南陽市に影響のないことを祈り、間近に控えた実りの秋に、果物も米も豊作になりますことを心から願うものであります。
さて、南陽市3万 6,000人の市民の皆さんの幸せを願い、日々奮闘されている市行政に携わっておられる方々に敬意を表し、私は2点について質問をさせていただきます。
まず初めに、今年度、平成17年度はこの9月で年度前半を経過するわけであります。そこで、今年度の後半期に荒井市政としてどのようなところに力点を置かれるのかお聞きしたいと思います。
次に、今、全国的に深刻な被害が報告され、連日のように新聞報道されておりますアスベスト被害に対する南陽市としての対応をお尋ねいたします。
 去る7月8日の朝刊に、横須賀の造船所の従業員の方、さらにセメント工場に勤務していた方が中皮腫と診断され、死亡しておられたとの報道がありました。7月19日には、機械大手のクボタでも被害が報告され、そのほかにも49社、 490名もの死亡が明るみに出され、8月1日のある新聞の社説の中では、アスベストは危険性が指摘されても、身近に肺がんの患者が出るまで、その怖さがわかりにくい、いわゆる「静かな時限爆弾」と呼ばれている。そして現在、多くの公共施設で使用されていると警鐘を鳴らしており、8月23日のテレビニュースでは、アメリカで年間1万人ものアスベストによる死亡が確認されているとの報道がされております。
そこでお尋ねいたします。当南陽市では、8月に 183の市有施設の現況調査を実施したとされておりますが、どのような公共施設に使用されているのか、何カ所の施設で使用されているか、どのような対策を考えておられるか、いつごろまでに対応を終了されるのかお尋ねをし、私の質問といたします。
○議長  ただいまの漆山鏗一議員の一般質問に対して答弁を求めます。
市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  おはようございます。御苦労さまでございます。
 7番漆山鏗一議員の御質問にお答え申し上げます。
 初めに、今年度の後半期における市政の力点についての御質問でありますが、議員も御承知のとおり、本来、市政運営は単年度を基礎単位として行っておりまして、前半期、後半期という市政運営は意識をいたしておりません。しかしながら、御質問いただきましたので、無理をしながら私なりに答弁させていただきたいと思います。
私は、市長就任以来、「安全で安心なうるおいのあるまち・南陽」の実現を政治課題として職員の英知を結集させながら常に果敢に決断し、市民と議会の御理解を賜りながら、確実に平成17年度の施策に取り組んでおるところでございます。また、議員も御承知のとおり、常に市民本位の明るく心豊かで開かれた市政の運営に努めていることも御理解をいただきたいと思います。
今年度後半期の力点ということでありますが、先ほど申し上げたように前半とか後半じゃなく、3月定例会で申し述べました本年度の施政方針に基づきまして、あえて言うならば最優先事業として位置づけた斎場の整備を初めとして、まちづくりのための環境整備などに力を入れておりまして、極めて順調に経過いたしておりますので、引き続き情熱・気力・体力を充実させながら、さらなる「安全で安心な、元気なまちづくり」を目指して頑張りますので、御理解と御協力をいただきたいと存じます。
次に、全国をにぎわしておりますアスベスト被害に係る南陽市の対応についてでございますが、市有施設の吹きつけアスベストの現況調査を行いました結果を、議員各位にも2日の夕方会長会終了後に資料をファクスで全議員に送付させていただいたところであります。部分的に、吹きつけアスベストが使用されている可能性があると思われる施設が8施設ございます。うち、2施設につきましては防止工事を行いましたが、残り6施設につきましては、現在、分析調査中でございます。この調査が最低3週間から1カ月近くかかりますので、その結果、防止工事が必要な施設においては、防止工事等を早急に行ってまいりたいと考えているところでございます。その場合には、予算の専決処分もしなければならない、緊急を要するということで考えておりますので、議員各位にも御理解をいただきたいと思います。
私の方からの答弁は以上でございます。
○議長  それでは、再質問に入ります。
漆山鏗一議員。
○漆山鏗一議員  単年度で、そしていろいろまちづくりやら斎場建設等の事業を計画的に推進なさっている。これはわかりますけれども、本当に御苦労さまだとは思うんでございますが、ちょっと申し上げます。
 第4次南陽市総合計画、つまり4総でありますけれども、2001年から2010年までの10年間のものでありまして、今年度で前期5年が経過するわけでございます。社会資本整備、いわゆるインフラも進められておりまして、子育て支援等は一応の評価は得られるとは思います。
そこで、要望になりますか、社会資本の整備をさらに推進していただくことが、市内の今冷え切っております商工業の景気浮揚にもつながりますし、子育て支援策の充実、さらに高齢者対策の充実、これは市民の皆さんの暮らしの安全・安心につながるわけであります。
最近、また宮城県などで地震が発生しております。ある資料によりますと、山形県内には活断層4カ所あるそうでございまして、庄内平野、新庄盆地、山形盆地、長井盆地断層帯。南陽市に一番近い長井盆地、これを見てみましたらば、長井盆地西縁断層帯とありまして、山形県内では一番発生化率が低いというような資料を見まして、ちょっと安堵しておるところでございます。また、全国の主要断層帯98カ所のうち、最も発生確率が低いとされているのも、安全・安心の裏打ちにもなると、私は思います。
それで、地震発生確率が全国一少なく、国道も交差している。交通の要衝でもある南陽市であります。安心な南陽市に住みたいというふうに、近隣の市町村から移り住むような施策も大いに盛り込んでいただきまして、これから施策を講じていただきたいというようなことでございます。
それから、アスベストに関しましては、高度経済成長期に建てられたアスベスト使用の建物が耐用年数を経て解体し、建てかえになるのが2010年ごろにピークになると予測されているとの報道もありました。正確な使用実態の調査、そして対策の徹底が重要であります。現在、いろいろファクスをいただきましたが、市民の方々からは、市の水道の石綿管、これは大丈夫なのかというような不安の声も聞かれております。石綿管は、最終的にどのような処理方法をとっておられるのか、1点だけお尋ねしたいと思います。
○議長  ただいまの再質問に対し、答弁を願います。
市長。
○市長  まず、1点目の4次総の後半の要望のようでありますが、今、都市計画審議委員を含めたあらゆる階層の皆さん方にこれから御検討をいただきながら、前期で達成したものを除いてどのような形で4次総の後半を乗り切るかということを課題として取り組んでおるところでございます。
それから2番目の非常災害時のあり方ですが、私も常々非常災害時の場合は何が必要なのか、災害起こるなといっても自然でありますから必ずひどい目に遭う場合があります。そういう場合には、起きた場合にはいかに人的被害を含めて被害を最小限度に食いとめるかが行政の大きな役割だろうと思います。
もちろんそういう場合には、一番の抑止力は市民の皆さんが自主防災ということをしっかり意識をしていただかないと、行政だけに頼られても、行政も市民の皆さんも心を一つにした形の中で、この非常時の取り組みをしていかなければならない。この場合には、消防本署あるいは消防団、あるいは各地域の方、そして市民一人一人が自主防災という強い意識を持っていただければ被害は最小限度に食いとめられるだろうと思います。
2点目の水道の石綿管の課題でありますが、このことについては水道課長より答弁をいたさせたいと思います。以上です。
○議長  水道課長。
○水道課長  それではお答え申し上げます。
去る7月1日に労働安全衛生法に基づきまして、石綿障害予防規則が施行されたところでございます。これにつきましては、石綿管を切断する際には、取り壊す際、また石綿が飛び散らないようにということで、石綿管を濡らして防塵マスクを着用し、また作業着に付着したものを除去して作業所からは持ち出さないというようなことで業者の方にも指導しているところでございます。
なお、処理ですけれども、漏水等におきまして石綿管を切断した場合、これにつきましては最終処分場の方に搬出を行っているというようなことでございます。
また、更新工事におきましては、現在、石綿管が深い位置に入っていると。ただ、その位置より現在の施工法は浅くなってございますので、また反対側の方に新しい管が布設されるといった場合なんですけれども、これにつきましては、道路管理者との協議もございますけれども、モルタル注入を行ってそのまま埋設を行っているというような状況でございます。以上です。
○議長  再々質問に入ります。
7番漆山鏗一議員。
○漆山鏗一議員  今、大道寺課長さんからちょっと説明がありました。
石綿管、特に心配なさっている市民の方が多いんですね。今、対応策を聞きまして私もちょっと安堵したところでございますけれども、要望になりますけれども、使用済みのアスベストの廃棄方法もきちんと対策を講じていただきまして、県内の自治体に先駆けて一日も早く南陽市としてもアスベスト安全宣言というようなものも出していただけるように御尽力されますことを強くこの際、御要望申し上げ、私の質問を終わります。
○議長  御苦労さまでした。