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本日の会議に付した事件
 議第66号 平成18年度南陽市一般会計補正予算
      (第4号)
 議第67号 平成18年度南陽市国民健康保険特別
      会計補正予算(第2号)
 議第68号 平成18年度南陽市下水道事業特別会
      計補正予算(第3号)

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開      会
○委員長  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は20名全員です。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成18年度補正予算3件であります。

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議第66号 平成18年度南陽市一般会計補
      正予算(第4号)
○委員長  初めに、議第66号 平成18年度南陽市一般会計補正予算(第4号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成18年12月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第66号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般について、10ページから13ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。
  第2款総務費から第7款商工費の14ページから21ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  14ページの4目の財政管理の積立金でありますが、このたび財政調整基金ということで3,400万円ほど積み立てるわけですけれども、全体的に現在の積立金が非常に少なくなっておるというのが現況かなというふうに思っております。
  そういう点で、例えば国保の積み立ても大分取り崩して充てているというふうなお話を聞いているわけですが、今後の推移等についてどのように考えておられるか、お尋ねをしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  私からは、財政調整基金の積立金について申し上げたいと思います。
  現在の積立金については4億2,882万6,000円がございますけれども、取り崩し予算として3億4,150万円を計上いたしております。このたび、12月補正で3,406万5,000円を積み立てさせていただくというようなことでございまして、このようにいきますと1億2,100万円ほどの残額に、この補正が確定した後にはなるというふうなことでございます。
  ただし今後、3月の補正、さらには降雪の状況、こういうものがありますと、これがごくごく少なくなるのではないのかなというような見方をいたしているところでございます。
  以上です。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  だんだん少なくなると、取り崩して。それらが実態、現状だと思うんですけれども、さっき言った国保などは、特に大分取り崩して、もはや2億円も残っていないというふうなお話聞いているんですが、このことによって国保税の引き上げがまたくるのかなというふうな心配もされている人が結構いるわけですけれども、昨年の3月議会で総額で1億二千何百万だと思ったんですが、上がったわけですけれども、そういった状況を考えておられるのかどうかお尋ねします。
○委員長  松田長寿医療介護課長。
○長寿医療介護課長  お答え申し上げます。
  平成17年度末の国保の基金の残高につきましては、9,384万1,919円になっております。平成18年度中にこれを基金から繰り入れしなければ、国保財政は運営ができないというような状況になっております。
  そのような状況でありますので、国保運営協議会の方に去る11月28日に保険税の改定の諮問を市長よりいたしたところでございます。第1回目の検討会を持ちまして、1月末日までに答申をいただくと、そのような日程になっております。
  以上でございます。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  国保の場合ですと維持できなくなると、しかも基金が残っていないと、さっき言った9,300万円ほどというお話でありますが、そうすると国保運営協議会にいろいろと諮問をしたというふうなお話でありますが、例えば市長にお聞きしたいんですが、一般会計から何とか持ち出しできないものか、その辺の考え方をお聞きをしたいと思うんです。
  なぜならば、さっきも申し上げたんですが、昨年の3月議会で大幅に引き上げになったと、今まで負担がならなかった人まで含めてなってきていると。悪循環の繰り返しで、国保税の滞納が年々ふえているというふうな状況が続いているわけでありますが、その辺の方策についてどのように考えておられるか、2点ほどお尋ねをいたします。
○委員長  市長。
○市長  佐藤委員の御質問ですが、既に皆さん御承知のとおり、非常に国保の状況は厳しいということはだれしもわかるわけで、既に何年か前からもうちょっと違った手法あるいは年を含めて検討していれば、こんなに厳しくならなかったのかなというふうな、今思えばそういう思いを持っておるわけですが、含めてやはりこのままでは民生費等々、一般会計の繰り出しもどうにもならない状況になっていることも、皆さん御承知のとおりだというふうに思います。
  こんなことで、ただ単にきょうは国保の話ですけれども、国保税のみならず、さまざまなものが相当窮屈になっています。これは、追って全協等でも御説明申し上げたいなというふうに思っておったんですが、相当厳しい。恐らく、ことしのさまざまなことがあるので、そういう課題を少し先送りしてきた嫌いがあるのではないのかなというふうに私は思っております。
  したがって、今回は避けて通れない状況になっているんで、やはりいろいろな形で市民の皆様方にも御理解いただきながら、多少痛みもあるでしょうが、御理解いただく以外にないのかなというふうに思っております。
  ただ、そのことによってですね、値上げをすることによって、未納者がふえるという問題の解決策はいろいろ難しいものもあると思いますが、いろいろな形で全力を尽くして対応をするわけですけれども、どうしても払えない人、あるいは払えないのではなくて払わない人、そういうことの区別をしっかりしながら対応をしていく以外にないのかなと。どうにもならない人については、それなりの手だてをすることを考えながら、皆さん方で応分、公平に欠けることがないような対応を進めていきたいというふうに思っていますので、御理解いただきたいなというふうに思っております。
○佐藤 明委員  あと1点ある。
○委員長  市長。
○市長  先ほど言ったように、さまざまな面で相当一般会計そのものが厳しくなっているわけなので、御承知のとおり実質公債費比率を見てもわかるとおり、山形県内で下から市では3番目、町も含めれば5番目ですよと相当厳しいわけですから、何もかにも一般会計でやれと言われれば、これはどうにもならないわけなので。私も市長になって、こんなに大変だとは思わなかったわけです、財政のやりくりが。そこは皆さん方の御理解をいただきながら、一緒にみんなでどうやれば一番いい方法をやることができるかなということを今回諮問したりして、皆さんの意見を聞きながら対応をしていきたいというふうに思っていますので。
  いずれにしても、どこかで必ずつまずくわけですから、早目早目の対応というのはやはり大事だと。一般会計、一般会計といっていれば、必ず一般会計そのものが厳しくなるわけですから、どこかにしわ寄せがくるということは明らかなわけなので、その辺を十分御理解いただきながらお願いしたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  3款の民生費の件でお伺いいたしますが、障害者自立支援法が施行されて始まったわけですが、この問題についてちょっとお尋ねしたいと思います。
  名前は「自立支援法」という名前なんですけれども、名目は。私は、全くそういう項目には値しない法律なのではないかなというふうに理解をしているわけです。現場の声を聞いてみますと、本当に障害者がこの法律で救われるのかと、全くもう大変な状況だということです。
  よく私は、与党の自民党、公明党でこれを強行採決して決めたという法律ですが、公明党もよくこんなものに賛成したなと、こういうふうに思うわけです。
  それで、この法律が施行されて、現在、南陽市の中でもグループホームがございますけれども、今それぞれ入所なされている方々の、何級に該当するかということをもう一度なされていますよね。それで、この施設ではないところに移らなければならないという方々も何人かおられるというように聞いています。市の方で、その辺の状況をどのようにとらえておられるのか。また、どのような手だてを考える方法があるのか、その辺についてまずお尋ねしておきたいと、こういうふうに思います。健康福祉課長でいいでしょう。
○委員長  健康福祉課長。
○健康福祉課長  2点ほど、今御質問の趣旨がおありかと思います。
  第1点目のグループホームについてですが、これについては市の方ではまだ退所というふうな情報はつかんでおりません。
  あと、法そのものに対しての運用の仕方についてですが、これについては特に低所得者、市民税非課税、そういった方については今回特段の軽減措置が図られております。
  ただ、今こちらの方で持っておる情報としては、いずれこの軽減措置についても、もっと一段と軽減措置をするというふうな情報も受けております。また、法そのものについても、改正が視野に入っているという情報も得ております。
  特に、南陽市につきましては、9月の段階で特に通所、授産施設、そういったものについては従来であれば月額で算定されて、それで施設を運用しておったのが日割り計算になったということで、利用者が利用を差し控えるのではないかというふうなこともありまして、市の方では助成措置というふうなこともとらせていただいております。
  そういった中で、法の趣旨としては、生活保護に陥らない、そういったための軽減措置というふうなことを法ではうたっておったんですが、必ずしも現実ではそれが実現できないというふうな国の考え方があるので、もうしばらく推移を見守りながら、なおかつ具体的にお話しいただいたような施設の退所とか、あと利用を差し控えるというふうな実態調査等も含めながら、対応をしていきたいというふうに思っております。
  なお現在、市の考え方としては、障害者福祉計画、障害福祉計画、この2つを現在策定中でございます。その中に、今お話しいただいたようなことを十分に盛り込みながら、対応をしてまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  これまで、長い年月かけながら南陽市の場合についても、この障害者の施設、いちょうの家関係、みなみのの家、ひまわり作業所関係含めてつくられてまいりまして、大変障害者も年々充実して、そこで一定の作業をしながら、そして一定の報酬を少しいただきながら頑張ってこれたのではないかなというふうに思います。それらに南陽市の行政としても力を与えてくれたらと私は思っております。
  今回のこの自立支援法によって、もう一度考えていただきたいなと思うのですが、大変、課長から前向きな答弁をしていただいておりますけれども、1割負担が今度出てくるわけですよ。そうすると、大体障害者の方々は障害年金いただいている方がほとんどですから、8万円くらいが大体です。それで、グループホームに入っておられる方々を見ますと、大体1カ月6万円くらいかかります。宿泊等、朝食、昼食、夕食3食含めて。あとは土曜・日曜は自分たちで帰って食べると、こういう形になりますから、それは別なわけですけれども、ほとんど残る2万円で土・日曜日の食事をする。若干、自分のおいしいもの食べ物を買い求める。ぎりぎりの生活でなされているというのが今の現状なわけです。作業をしても、1カ月大体3,000円から5,000円なわけです、1カ月です。
  その中で1割負担が出てくるということは、大体5,000円くらいの負担になるのかなというように思いますと、自分が働いた金額以上のものを負担金として支払わなければならないと、これが現実なんですね、今回の法律の改正で出された内容は。全く私は、これは障害者を切り捨てる法律なのではないかと、ここまで断言してもいいぐらいの内容ではないかなというふうに感じています。日本が健常者と障害者が共生できるような社会をつくるというのが目的としてなされてきたわけなんですけれども、今回の法律というのは全くそういうものを、本当に逆立ちしたような内容のものではないかなということを感じます。
  そこで、行政としてどれぐらい手だてをされるかというのは、非常に限界あるわけでありますけれども、例えばこの作業をそれぞれの方が施設でなされておりますけれども、そういった作業の製品つくる金額も物すごく低いわけです。中国にやったよりも安いぐらいの金額でやっているわけですよ。ボールペン1本、全部するのに1円とか、50銭とか30銭とかという金額です。これを何かもう少しいい方法がないものだろうかと。例えば、1カ月ぐらい働けば、せめて1万円くらいの金額になれるようにすれば、今の負担金よりも若干多く自分のものに入ってくるわけでありますから、払ってもですね。せめて、そういったぐらいのものを何とか検討できないものだろうかと、いろいろな方々から力をいただいて。企業からも、もう少し力をいただくなりして、働く意欲はあるわけですから、何かそういう、少しでもそういったものに対する周りからの支援というものを検討される、そういう輪を行政で仕組まれないだろうかなというふうに思いますけれども、その辺のところを検討していただければ、もう少しまた明るい方向を障害者も考えることができる活動になっていくのではないかなと思うわけです。
  その辺について、課長としての、私が今提言しているんですが、お考えあれば御答弁いただきたいなというふうに思います。
○委員長  斉藤健康福祉課長。
○健康福祉課長  今御質問をいただいた中で、行政としてやれるというふうなことは、今の段階で2点あるのかなというように思います。
  1つは、収入そのものをもっとふやすような納入先、そういったものについては確かにお話いただいたように、施設運営者の御努力に負うというふうなことが大変多うございました。今やっております精神障害、あと知的、身体、すべて施設そのものが独自に製品を売り込むというようなことでしたので、それについては今後課題にさせていただきたいと思います。
  あと、もう一つ、例えば市でやってきたことですと、収入が少ないものですから、授産施設に来て工賃をもらっても、いろいろな諸経費でむしろ足が出てしまうと、そんなこともありまして、北部バスなんかは私どもが北部協議会の方にお願いいたしまして、バスで通ってこられる方には免除していただきたいというふうなことでやってきております。少しでも、そういった形で御支援できればというようなことでやってきております。
  そういったふうに、1つは環境整備、どうやったら働きやすく、また御本人もよく思ってできるというふうな、今回の福祉の計画にも、そういったことを盛り込んで、今計画策定中でございます。そういったありとあらゆることをできる限り行政としてはやっていきたいというふうに思っております。
  ただ、行政のやれるというのは非常に限界もございますので、その辺は民間で御協力いただける部分、行政でやれる部分、あと障害者、御家族含めて、みずからやれるという、そういう三者協力してというふうなことが今後の課題かと思われますので、その辺の点についても御理解いただきたいと思います。
○委員長  ほかに。
  髙田委員。
○髙田 豊委員  20ページ、7款商工費、3目観光費に関連してお尋ねをいたします。
  このたびハイジアパーク、社長がかわりまして、内装を随分かえるということでありましたが、このたびの修繕費というのはどのくらいかかったのですか。また、かかるのでしょうか。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  ハイジアパークの修繕費の見込み額ということでございますが、大体20項目くらい、中では今後必要であろうというふうに言われてございます。金額的な部分については、今進行中でございますので、自分の自己資金でやるもの、それからいわゆる小破修繕というやつで30万円以内でやるもの、あるいは市の施設ですので、市で負担をしてやるもの、さまざまあるかと思いますが、その中で現在のトータル的な進行中のものについては、自己資金の中でやれるものからやろうというふうな形でやっておるところでございます。金額的には、80万円ほどの現在予算で進行中でございます。
  なお、今後予想される金額につきましては、滑りどめ防止を一番早く実施、浴場の滑りどめをやりたいというようなことで約300万円ほどの見込みでございます。その他、臨時で随時出てくるかと思いますが、それについては新たな見積もりをとっていただきながら対応をしたいと、こんなふうなことでしたので、今後出てくるかというふうなことで、前回見積もりとったときには大体6,500万円くらい総額で必要でしたので、そんな額に将来的には更新も含めるとなるのかなというふうな、そんなような金額になってございます。
  以上です。
○委員長  髙田委員。
○髙田 豊委員  ハイジアパークの責任という問題を私一般質問でさせていただきましたが、私がとるというふうなことを市長はおっしゃいました。市長のポケットマネーで出すわけではございませんので、こういう部分はぜひどのくらいかかるということがわかったら、我々議員にお示しをいただきたいというふうに思います。
○委員長  いいですか。
○髙田 豊委員  要望で。
○委員長  ほかに。
  大坂委員。
○大坂正十四委員  20ページの9款消防費についてちょっとお伺いします。
  この間も、消防長もわかっていると思いますが、宮内の足軽町の尻無沢、あの尻無沢は防火用水だということで昔からあの辺の人は言っていたということで、あの沢がかなり古くなって水漏れしているということで、危険だというようなことで消防の方にも情報が入っておると思うんですが、全然その対策というものがここに計上されていないというようなことになっているんですが、それでこの間見てもらったんですが、消防署の方から、消防署ではどうにも返事はできないということで、企画財政あたりと相談して何とかというような話になったわけですが、現状を見ますと今、消防の方で危険だから水を抜けということで、洞を抜いたということですが、その後、木の葉やいろいろ流れてきて、洞に全部詰まってしまって、洞から水が流れないというようなことで、危険だから水を抜いたところが洞が詰まったために満水近くになってしまったと。これから雪解けになれば、また水がたまるということになれば、あの尻無沢が決壊して水が流れてくれば、下の家何軒も流れるのではないか、また人災にも影響あるのではないかということで、あの辺の人はかなり今騒いでいるという状況なんです。
  それで、その辺消防長としてどのような、あの後にまずいろいろな対策を練られたのか、ちょっとお聞きします。
○委員長  関消防長。
○消防長心得  確かに、尻無沢につきましては、防火用水というようなことになったというお話でありますが、私どもについては、それが防火用水としては、もし火事があれば、あの洞を抜いて使わせていただくというようなことには考えておりました。
  現在、大坂委員御指摘のとおり、洞が壊れておりまして、下の方に水は流せないような状況になってございます。したがいまして、関係課の総務課、あと企画財政課、現在は管財の方で管理をしているということでありますので、月曜日に現地を視察をさせていただきました。
  今後、委員御指摘のとおり危険であれば、何らかの対応をしなければならないのではないかということで、今後、総務課が中心になって、それではどうしようかということにこの間は話をしてきたところであります。現在、具体的に、おっしゃるようにすぐどうするんだということの結論については、まだ出ておりません。
  以上であります。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  消防長が言われたとおり、昨日ですか、現場を見てきて、私も報告を受けたところでございます。本日は、業者を伴って現場を見ながら、経費がどのくらいかかるのか見積もっている作業中でございます。
○委員長  大坂委員。
○大坂正十四委員  私がなぜこんなことを言うかというと、本当にこの冬、春先どきに、上には農業用水があって、堤が、あれから流れてくるということで、そうなると、あの堤がどうも抜けない、そういうことになると、みるみるうちに満杯になってしまうということになってくると、どこから漏れてくるかわからないんですが、あの石垣、コンクリートの上に石垣が詰まっている、その石垣の中から漏れてくるのではないかと地元の人は見ているんですが、春先になると下からもこもこもこもこ水が漏れると。あれが大きくなって、あの堤がどーっと抜けたら、とんでもない。堤だから屋根より高い。家なんか何軒も本当に流されてしまうというようなことで、あの下の住民は本当に夜も眠れないぐらい心配しているというのが実態なんです、本当に。こんな話聞いて、何、というような話でなくて、地元の人は本当に真剣になってお願いしているというような状況なわけです。
  そのようなことから、まず財政、総務、市長でも結構ですが、春先にあの水が満水になれば、本当に危険だというようなことになっているので、この冬期間にどのような予算化をして、消防と一緒になって対策をされるのか、ちょっとお願いします。市長でもだれでもいいです。総務課長でも財政でも、どっちでも。
○委員長  市長。
○市長  今初めて聞く話なんですが、そういう危険な部分があるとすれば、必要な対応はしなければならんというふうに思いますので、追って、きょう何か話聞きますと、業者を伴って調査をしているということでありますから、そのうちに私のところに報告があるだろうというふうに思いますので、その報告を見て対応をしたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  大坂委員。
○大坂正十四委員  要望ですが、対処をしたいというような今、市長からの話なんですが、ただ単にそのようなことではなくて、この冬期間のうちに何とか水を抜けるようにだけ、まず対策をしていただきたいというのが地元の要望なので、まずそれを要望申し上げます。よろしく。
○委員長  よろしくお願いします。
  ほかにございませんか。
  桑原委員。
○桑原 仁委員  14ページ、総務管理費の諸費の償還金利子及び割引料の国庫補助金の返還の関係なんですが、勉強会の中でも話を聞いたわけですけれども、中山間地の直接支払い制度、これについて300万円ほど自主返還をするというような話だったわけですけれども、全員協議会、さらには常任委員会の中でも、南陽市としてはそういうような不正行為、さらには要綱の間違いもないというような状況であったわけですけれども、例えば間違ってもいない、そんなことのために返還をするというのは、ちょっと私不合理なものですから、そんなことでもう少し詳しく説明をお願いしたいと思います。
○委員長  竹田農林課長。
○農林課長  この関係につきましては、先日の全協でもあらまし御報告させていただきました。今回も、常任委員会の中でも触れさせていただいた関係であります。
  この関係について、国、それから県、市、それぞれの指導が不十分であったという会計検査の指摘につきまして、各集落の方々には大変な御迷惑をかけているということについては、おわびをしたいというふうに思っております。
  市がこの返還金を立てかえるに至った理由でありますが、5つほど述べております。本来、交付を受けた団体がみずから返還すべきところなんですが、先ほど申しましたように、1点目は会検からも国、それから県、市、それぞれその制度の趣旨の説明が不十分であったと、それから現場への対応も不十分であったと。それから、県としては私どもの申請した審査そのものにも余り十分な審査を行わなかったと。したがって、最終的にこういうことになったというようなことで平成12年、6年前になりますが、その当時からの是正計画をつくれというふうなことになったわけです。
  1つ目は、先ほど申しましたように、まず一蓮托生、行政としては説明不足の責任は十分あるだろうという指摘を受けております。
  2つ目でありますが、桑原委員からもございました。不正ではないとはいえ、おかしいのではないかということなんですが、そのとおりで、他の全国のケースを見てみますと、面積を非常に多く申請をしていた。それから、対象地域でない農業振興区域以外にも、その交付金を受けていたとか、いろいろな事例がございますが、そのような虚偽もしくは不正なものではなくて、単なる勾配のはかり方がおかしかったという点が今回の指摘であります。
  3つ目でありますが、そのような中で協定を結んでやってきたわけでありますが、中山間の制度に沿うような生産活動は健全な形で他の団地の方々と一緒にやられてきているという実態があるというのが3つ目の理由であります。
  4つ目でありますが、もし仮に集落に返還金を求めた場合には、たくさん団地があるわけでありますが、該当にならなくなった団地の所有者のみ、そのお金を返還しなさいよという形になる場合もありますし、いや集落協定で全体でやったんですから、集落協定全体のほかの団地の方々も一緒に返還する、返還しなければならない、いやどちらだということで、非常に問題が地域に出てくると思っています。
  そのような関係で、地域のコミュニティーという関係に亀裂が入っては、私ども今一番、農業の中では経営安定化対策とか集落営農とかございますので、地域のコミュニティーは崩したくないというのが私どもの理由であります。
  最後に、この集落の分について、市町村が立てかえていいのかという質問があったんですが、それは市町村の判断に任せるというふうなことがございまして、総体的にこのたび是正計画を会検から受けた中でも、さらに絞り込んだ是正計画を組ませていただきました。
  そんな関係で、このような状況になりました。
○委員長  桑原委員。
○桑原 仁委員  丁寧な説明ありがとうございました。
  私聞いたのは、確かに今、課長言ったようなその5項目を聞いたわけではなくて、農家の人から返還をしろというようなことではなくて、あえて南陽市でその返還をするということであれば、やはり要領の中で、あのときには山形県の中で5市町村だったのかなと思っているんですよ。そうだとすれば、その解釈をした5市町村は間違っていたんだということで、そこだけ聞きたかったんです、間違っていたのかと。
  ただ、ここのところでは不正行為でもないし、要領にも違反していないと、何も悪くないんだけれども、返還するというような話だったので、この辺についてはおかしいのではないかと言ったのであり、課長が今長々話をしたわけですが、その項目については常任委員会で聞きましたのでわかっていますが、なぜ間違っていないのに返還をするんだと聞いたんです。
  先ほどの中では、第1項目の中で、はかり方については間違っていましたということなので、間違っていたということであれば、それで結構なんですけれども、間違っていなくて金返すということであれば、先ほどの五十嵐委員の中にもあったような、ああいうふうな施設にやった方がいいのではないかと思ったものですから、そんなことでの質問をしているわけです。
○委員長  竹田農林課長。
○農林課長  会検から確かに指摘を受けました。その中で、私どもさらに精査をいたしまして、実態等を見て、交付は受けるべきだというものは除きまして、その上で是正計画を組んだので、計画を組んだ中には、やはり会検から指摘のように勾配が足りなくて、交付にはならないだろうということも集団で15カ所ございました。その分であります。
○委員長  桑原委員。
○桑原 仁委員  わかりました。
  そんなことで、15カ所の集落については、そのはかり方については、この間全協で話したように、その中間に道路があったとか、そういうことでのはかり方に誤りがあったということですね。
○農林課長  そのとおりです。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  ここで、暫時休憩をいたします。再開を11時10分といたします。
午前10時55分  休  憩
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午前11時10分  再  開
○委員長  次に、第8款土木費から第12款公債費の20ページから25ページまでについて質疑ございませんか。
  髙田委員。
○髙田 豊委員  20ページの教育費に関連して御質問をいたします。
  4月から、各中学校も給食ということでございます。給食をすごく喜んではいらっしゃるようでありますが、月額どのくらいかかるのか教えていただきたいと思います。
○委員長  学校教育課長。
○学校教育課長  給食費でございますか。1食当たり290円でございます。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  22ページの教育総務費に関連してお尋ねしたいんですが、7月の市長選挙があったわけですけれども、そのことによって9月で人事もありまして、今までいました赤湯と宮内の公民館長が社会教育課長に兼務されたと、こういうふうになっておるわけでありますが、このことによって支障がないのかどうかお尋ねをしたいと思います。
○委員長  髙橋社会教育課長。
○社会教育課長  お答えいたします。
  私が社会教育課長、宮内公民館、それから赤湯公民館の兼務というふうな辞令をいただきました。地域の公民館につきましては、当然地域の拠点施設、それから一番は窓口ということで、今までの公民館長さんはかゆいところに手が届くというふうな形でしていただきました。
  今回、私が兼務というようなことで、いろいろな兼務辞令をいただきまして、現在やっておるわけでございますけれども、大きい事業について、特に運動会とか、地域の大きい行事については、第1四半期、第2四半期というような形で終了をさせていただいたと。残りの部分についても若干ございますけれども、そういった大きい事業はほぼ終了したというふうなことで、地区公民館の館長代理の方には若干負担はかかりますけれども、私が各公民館とも定期的にお回りをいたしまして、公民館事業の運営に当たっているというふうなことでございます。若干、常勤の館長さんよりも、ちょっと手抜きというふうなことがあろうかと思いますけれども、一生懸命やらせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  自分で自分のことをなかなか言いづらいというのが本音かなというふうに思うのでありますが、ただいま課長がおっしゃったように、やはり地域地域の拠点として、地域の人と密着があって、さまざまな運営されているわけですけれども、非常に大事な仕事だと思うんです。それをあえて宮内公民館長、あるいは赤湯公民館長というふうな兼務をされて、日々頑張っておられると。その姿を見れば、日曜日もあるいは土曜日も休日もないのかなというふうに私思うんですが、非常にその辺体を心配しているわけです。今まで御苦労された助役と教育長、ここにお見えになっておるわけですけれども、そういう点ではかなり頑張っているのかなというふうに思っているんですが、この人事について後任というか、いつ公民館長を赤湯と宮内に置かれるのか、市長が人事権あるわけですけれども、どうですか。
○委員長  市長。
○市長  ただいまの件ですが、できるだけ各地区の公民館運営に支障のないように、嘱託なども宮内と赤湯に配置しまして、既に計画どおりやっておられるということなので、多少先ほど課長が言うように大変な部分もあるかもしれませんが、これまでの仲間力合わせて頑張っていけるから大丈夫だと、こういうふうな話を聞いております。
  さて、それでは新しい公民館長の人事をいつにということでありますが、やはり人事でありますので、ちょうどいい期間とか区切りがあるわけなので、そういう意味を含めて来年の3月に決めて、4月1日からというような形にしたいなというふうに今思って、人事に着手できる体制づくりあるいは人選を進めているというようなことで、まだ公表できる段階ではありませんが、そういうふうな予定で今進めているところでありますので御理解と、特に手薄になる地区の皆さん方については御協力をひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  10款教育費に関連して、ひとつ質問させていただきたいと思いますが、教育委員会の方になるのか総務なのか、それは行政側で判断してください。
  今回、教育基本法が改正になりました。国を愛する心ということを中心にしてなされるようでありますけれども、国を愛する心そのものは私は、当然日本人としてもちろん当たり前でありますから、今度、それに伴ってどういう法律が出てくるのか、余り押しつけにならないようにするべき問題ではないかなというふうに思います。
  特に、教育の問題は人間の心まで責めるわけにはいきませんから、みずから国を愛する心が出てくるようにするのが必要だろうというふうに思います。その問題を含めて、タウンミーティングの問題も国会で大変大きな問題になりました。71回の大量動員、司法制度改革含めて6回含めて計15回のやらせ質問があったという報告がなされまして、本県では2年前ですか、2004年4月に米沢市で開催されたと。それで、内閣府の要請で市が市職員や学校関係者への参加を呼びかけて行ったと、こうなって新聞に載っておりましたが、南陽市からこういう要請を、米沢で開催されたときに職員の学校関係者にしたのかどうか、それをまずお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  学校教育課長。
○学校教育課長  全くございません。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  今の答弁でわかりましたけれども、そうすると南陽市は全然関係なくて、米沢中心になされたということになったということなんでしょうか、その辺少しわかれば。
○委員長  学校教育課長。
○学校教育課長  米沢でタウンミーティングがありますということを周知してくださいということは連絡がありましたけれども、人数を出してください、何名を出してくださいというような要請は一切ございませんでした。
  以上です。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  その周知してほしいということは、市民に対してなのか、このタウンミーティングに参加してくださいということの周知だったんでしょうか。そこらの周知の方法はどうだったんでしょうか。
○委員長  学校教育課長。
○学校教育課長  住民の方にも、保護者の方にもお知らせくださいと。ただ、割り当てとか、こういうのがありますので、ぜひ関心のある方はお聞きになってください、意見を述べてくださいというようなことでありまして、やらせるとか何人動員しなさいとか、そういうようなことは全くございません。
○委員長  ほかにございませんか。
  大坂委員。
○大坂正十四委員  10款の教育費のライフル射撃場の工事ということ、これは13号線のバイパスに関連して、あそこがかかるということで、恐らくその事業だと思うんですが、それと関連してライフル射撃場の利用状況はどの程度になっているのか。それから、このライフル射撃場の工事、どの辺をどのようにかかって、何を直すのか、ちょっとお聞きします。
○委員長  髙橋社会教育課長。
○社会教育課長  お答え申し上げます。
  平成18年度のライフル射撃場の利用状況でございますけれども、利用人数としては11月末現在でございますけれども、1,705名というふうなことになっております。そのうち、有料のものについては202名というふうな利用状況でございます。
  それから、工事の状況でございますけれども、今回の整備工事については掲揚台の一部がかかるというふうなことでございますので、移転するのではなくて、一部を削除するというような、角を切るというような形になろうかと思いますけれども、そういった工事と。それから、駐車場の白線を引くというふうな工事でございます。
  全体的には、ちょうど斜めにかかるというふうなことでございまして、駐車場の一部がなくなるというふうなことになります。その工事については、既にフェンスが張られておりますけれども、そのフェンスは全部取り払いまして、国土交通省の方で補償費として全部設置をするというふうなことになってございます。
  したがいまして、補償費としていただいた部分についての掲揚台と白線の引き方というふうなことで、今回19万8,000円を計上させていただいたものでございます。
  以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「進行」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料、26ページから31ページについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第66号 平成18年度南陽市一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第66号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第67号 平成18年度南陽市国民健康保
      険特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第67号 平成18年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成18年12月定例会 予算
          に関する説明書より 議第
          67号について説明〕省略別
          紙参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、40ページから44ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第67号 平成18年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第67号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第68号 平成18年度南陽市下水道事業
      特別会計補正予算(第3号)
○委員長  次に、議第68号 平成18年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成18年12月定例会 予算
          に関する説明書より 議第
          68号について説明〕省略別
          紙参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、52ページから55ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第68号 平成18年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第68号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました補正予算3件の審査は終了いたしました。慎重な御審査を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。

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閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御起立願います。御苦労さまでした。
午前11時28分  閉  会

       予算特別委員長 伊 藤 俊 美