午後1時00分  再  開
○議長  再開いたします。
 休憩前に引き続き一般質問を行います。
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   渋 谷 晏 弘 議員 質 問
○議長  6番渋谷晏弘議員。
 〔6番 渋谷晏弘議員 登壇〕
○渋谷晏弘議員  6番渋谷晏弘であります。
 景気が上向きとはいっても地方ではまだまだ厳しい経済状況の中にあって、市長においては、ことしは大変な大雪
に見舞われ除雪委託費が大幅に増加する中で平成18年度予算を市民生活に重点を置き作成され、日本一安全で安心な
まちづくりをスローガンに市政運営に当たられる荒井市長初め市職員に、まずもって敬意を表したいと思います。
さて、今、日本は危険な方向に進んでいるように思われます。国外では、靖国神社参拝問題で韓国や中国とトラブ
ルが続き、拉致問題では北朝鮮との話し合いが一向に進まず、そしてアメリカ産の牛肉問題が発生しています。また
、国内では、アスベスト問題が出たと思ったら、矢継ぎ早に耐震偽装問題、防衛施設庁の入札談合問題、ライブドア
グループによる証券取引法違反事件、さらに前社長からの送金を指示したとされるメール問題では民主党が大揺れに
揺れている現状でございます。
このようなさまざまな問題も少なからず規制緩和やチェック機能を民間委託している部分が多々あるように思われ
ます。民間委託を否定するわけではありませんが、南陽市でも、「民でできるものは民で」とよく言われます。今後
拡大される指定管理者制度導入についても慎重な対応をしていただきたいと思います。
それでは、さきに通告してあります項目について質問いたします。
初めに、雪対策でございますが、先ほどの橋 篤議員と重複する点もございますので、その点、御理解いただけ
ればと思います。
昨年は世界中で異常気象による災害や地震と、
目を覆いたくなるような災害が多く発生し、日本でも台風や地震における大きな被害がテレビの画面に映し出される
たびに、南陽市は大きな災害もなく、雪さえ降られなければこんなに住みよいところはないと感じた年でもありまし
た。
しかし、雪にはなれているはずの南陽市民でも、この冬の記録的な大雪で屋根からの落下による骨折事故等が多く
発生し、その多くがお年よりの事故でして、これからも日本一安全で安心なまちづくりを掲げる南陽市にとりまして
、このような雪対策を真剣に取り組んでいかなければと思っておるところでございます。
つきましては、今年度の予算、道路除雪委託費1億 560万円が次年度も同じ予算のようになってございます。今年
度 9,000万円という補正を組みましたが、同等の予算で次年度もよろしいのですか、伺います。
また、このたびの雪の被害によりまして人的被害が軽傷者を含めまして16件ほどと報告されておりますが、過去の
人的被害というものは、ことしのようなことになったこともあるのでしょうか、その辺を改めて伺いたいと思います

次に、合併問題でありますが、一昨年には置賜広域病院組合を枠組みとする2市2町の合併協議会から離脱し、合
併しないで、小さくても元気な自主自立の南陽市を目指すということを確認しましたが、ことしの2月に山形県から
新たに西置賜を含めた3市5町の大型合併案が示されました。アンケートに答える形で市長の考えが新聞報道されま
したが、南陽市第4次総合計画後期基本計画では「市民みずから自主自立するまちづくりを推進していく」という方
針を確認している南陽市としては到底納得できるものではないと思いますが、現時点での市長の見解をお願いします

次に、国は経済情勢について回復傾向にあると言っていますが、本市においては、企業間の格差はあるものの、中
小企業を多く抱える南陽市としては全体としていまだに先の見えない状況が続いていると言わざるを得ません。来年
度の予算編成においては、税収について若干の増が見込まれるが、国の構造改革の一環である三位一体改革による地
方交付税等の前年比3億 
6,000万円ほどが減額されるなど、市の行財政運営は大変厳しいとの見方が示されました。
そこで、このような厳しい経済情勢における予算編成の基本的な考えと今後の見通し及び地域経済の振興と雇用の
拡大についてどのように進めていくのか伺います。
次に、中学校の統廃合についてでございますが、先ほど橋議員の質問の中に、これからの学校施設のあり方につ
いて長期的な視野に立って検討するということで市長より答弁がございますので、この件については結構でございま
す。
次に、白竜湖の景観保全についてでありますが、平成18年度施政方針の中にも「引き続き置賜総合支庁と連携を図
りながら白竜湖の景観保全に取り組んでまいります」ということでありますが、17年度実施された、いかだを浮かべ
ての水質調査等の結果並びに効果を伺いたいと思います。
そして、18年度新規に計画されている白竜湖公園整備促進事業について、具体的な事業内容をお聞かせいただきた
いと思います。
最後に、公衆浴場の整備事業について伺います。
平成18年度当初予算の特別会計赤湯財産区予算の中で、新浴場建設及び駐車場用地購入費として 6,910万円ほどが
計上されておりますが、この用地購入は財産区の予算でも可能だとお聞きしておりますが、新浴場建設となりますと
南陽市が行わなければならない事業になると聞いております。また、将来は、現在5カ所の公衆浴場を3カ所に整備
されるということも耳にしておりますが、今後の見通し並びに事業計画をお聞かせいただきたいと思います。
ことしは市制施行39年を迎える南陽市、そして7月には市長選が見込まれております。より一層の英断を持った市
政運営を荒井市長にお願いしたいと思います。
以上、当局の誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の壇上からの質問を終わります。
○議長  ただいまの6番渋谷晏弘議員の一般質問に対し答弁を求めます。
 市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  6番渋谷晏弘議員の御質問にお答え申し上げます。
 初めに、雪対策については、先ほどの議員の御質問にお答えしたとおりでありますが、若干補足して説明をさせて
いただきたいと思います。
 今回の大雪では、国でも「平成18年豪雪」というふうに命名をいたしたようでございます。本市におきましても、
昨年の12月28日に豪雪対策本部を設置しながら、除排雪の徹底を図るとともに、除雪による事故その他被害の防止に
努めたところでございます。幸いにして2月の中旬から小康状態となりまして、ようやく春めいてまいりましたので
、今月の6日には対策本部は解散いたしましたが、今後とも融雪による土砂や浸水の災害などに警戒を怠らず、心配
される農林被害についてもしっかりと対応してまいりたいと、このように思います。
議員御指摘の、18年度予算も前年並みかということでありますが、当初予算としては前年並みであります。1億
560万円ほど組ませていただきました。
また、過去の事故等でありますが、ことしは結構人的被害が多かったようです。屋根から落ちたとか、転んで足を
くじいたとか、骨折したとか。今までから比べると、ことしは12件ほどあります。しかし、例年ですと10件未満とい
うことでありますから、ことしはちょっと多かったのかなと。これは全国的にも報道されておるとおりであります。
できるだけこういう人的事故・被害に遭わないようなPRにも努めていく必要があるのかなと、こう思います。
ちなみに、南陽が大体1億 560万円、ことしは 9,000万円ほど専決処分をさせていただきましたが、実質的に
2,000万円前後、最後の 3,000万円残るような報告もいただいておりますから、総体からいけば1億 7,000万から
8,000万円ぐらいで済むのかなと思います。
ちなみに、隣の高畠町は3億円だそうであります。それから、川西も3億円だそうであります。路線的には大体同
じキロ数に近いのでありますが、一番は除雪機械の整備の違いだろうと思います。南陽はロータリー、私が市長にな
りましてから3台導入いたしましたし、その前の1台と合わせて4台を所有しております。例えば、排雪をするにも
ブルとかほかの機械でいきますと大体10トンダンプに積むのに二、三十分かかる、ロータリーだと3分ぐらいで10ト
ン車いっぱいになれる。やっぱり機械力が必要かなと。できれば除雪機械の整備をさらに推進しながら、ひとり暮ら
しの高齢者などの問題にも今後も市民あるいは消防団とも協力いただきながら、協働型の除雪体制をさらに積極的に
支援していく必要があるのかなと、こんなふうに思っておるところでございます。
次に、合併問題についてでございますが、山形県は、市町村合併特例法に基づきまして、新たに総務省が定める自
主的な市町村の合併を推進するための基本的な指針に沿って市町村合併の推進構想を策定中でありまして、その中間
報告案が示されているのは議員も御案内のとおりであります。
それによりますと、従前と変わらず、置賜地域は住民の通勤・通学・買い物など日常生活や行政サービスにおいて
各市町が深い相互依存関係にあり、各首長とも、将来的には「置賜は一つ」の認識を基本的に共有はしているわけで
すが、3市5町全体での合併への取り組みをどのようにしていくのか温度差があるように思います。ただ、円滑な協
議を進めるため準備の整ったところから協議開始を検討すると柔軟に対応する姿勢が示されておるところでございま
す。
合併議論を推進することについて異論はありませんが、今までの経過をもとに何度か議会でも申し上げましたが、
現在のところ、自主自立のコンパクトで機動力を生かした元気なまちづくりを目指していきたいと考えておるところ
でございます。
それと、「置賜は一つ」と簡単に言われましても、西と東ではいろいろな面が違います。言葉も文化も歴史も、い
ろいろな面で違う。また、面積的に、置賜が一つになれば約 2,300平方キロという広大な面積となり、県境を三つ持
ち、日本一広い面積を扱うことにもなります。果たしてそれで住民サービスを維持できるのかどうか、大きな疑問も
感じておるところでございます。
議論を重ねる必要性はありますが、一つ一つ慎重に、市民の声を聞き、議会の御意見をいただきながら進めること
が大切だろうと考えているところでありますので、御理解をいただきたいと思います。
次に、地域経済の振興と雇用の拡大についてでございますが、地域経済の活性化のためには産業の振興、特に商工
業の振興は重要な柱と考えております。2月の月例経済報告によりますと、景気は回復していると報じられており、
市内でも2社目の上場企業が誕生したことや新規に会社を設立する動きなど、徐々に市内企業も元気を取り戻しつつ
ありますが、公共事業の減少などにより中小企業の経営環境は依然として厳しいものがあるのかなと、こう思います

三位一体改革や税収の大幅な伸びが期待できない厳しい財政環境下にありますが、市民生活に直結した事業を積極
的に推進するとともに、民間活力の導入、さらには信用補完制度の整備充実を図りながら、地域経済の振興に結びつ
けてまいりたいと存じております。
また、雇用につきましては、県内の有効求人倍率がほぼ8年ぶりに 1.0倍を超えるとともに新規学卒者の就職内定
率も上昇するなど改善に広がりが見られる情勢にありますが、労働環境が大きく変化しておりますので、それらに適
切に対応するため、ハローワーク米沢を初めとする関係機関・団体と連携を図りながら雇用の拡大に取り組んでまい
りたいと思います。
なお、市の行財政運営における今後の見通しは松木議員にお答えいたしたとおりでございますので、御理解をお願
いしたいと思います。
中学校の統廃合についても、先ほど橋議員にお答えしたとおりであります。
次に、白竜湖の景観の保全についてでございますが、平成14年度から置賜総合支庁内に「白竜湖保全対策プロジェ
クト会議」を設置していただきまして、さまざまな検討を行いながら、できることから事業を実施してまいりました
。御承知のとおり、白竜湖は自然公園や天然記念物としての指定などを受けておりますので、具体的な事業を行う場
合は関係法令との調整を図りながら対応しなければなりませんが、県当局の御理解もあり、これまで危険なボート小
屋や桟橋の撤去、毎年の菱の除去作業も自然形態に影響を与えない範囲内で水質調査とあわせて順次実施してまいり
ました。
昨年度のいかだの成果ということでありますが、まだ私の方には報告が参ってございませんので、もし担当課長が
承知しておれば、その分は答弁させたいと思います。
幸いにも、赤湯地区を中心とする白竜湖保全のボランティア団体設立の準備も進んでいるように伺っておりますの
で、行政との役割分担をしながら協働して取り組んでまいりたいと思いますので、議会並びに議員各位におかれまし
ても御協力と御理解をお願い申し上げたいと思います。
また、白竜湖の環境保全は、農業用水としての利水と同時に環境対策としての水質保全など多くの分野にかかわり
、市民の皆さんにも協力をいただきながら、永続的な課題でありますので、あわせて御理解をお願いしたい、こう思
います。
次に、公衆浴場についてでありますが、市内5カ所ある公衆浴場についても、いずれも老朽化が進み、耐用年数ぎ
りぎりになっておるという報告をいただいております。財産区の課題でありますから赤湯財産区管理委員会が本来そ
の任に当たるべき課題でありまして、さまざまな検討を重ねていただいております。
公衆浴場の入浴者についても、市制施行後の最盛期95万人を数えていたものが現在41万人台で半分以下に推移して
おりますし、先ほど申し上げた5カ所の公衆浴場も耐用年数等の関係で維持していくことが困難でありまして、建て
替えが必要な状況を引き延ばすということは座視できないところに来ているのかなと、こう認識をしております。
ただ、あくまでも公衆浴場管理、温泉管理は赤湯財産区管理委員会が行ってございますので、その方と十分な連携
を図りながら、議員御指摘のような統廃合の問題についても対処していかなければならないなと、こう思います。
新たな浴場の建設に当たりましては、市の支援がなければ、財産区の財政、積み立てはほとんど底をつく状況であ
りますから、財産区管理委員会でどのような結論をお出しになるのか、市としてどのような対応をしてあげればいい
のか、十分な話し合いをさせていただきながら、しっかりとした対応を考えてまいりたいと存じますので、よろしく
お願いを申し上げたいと思います。以上です。
○議長  再質問に入ります。
6番渋谷晏弘議員。
○渋谷晏弘議員 答弁ありがとうございました。 次に、何点か再質問をさせていただきます。
 雪対策でございますが、今の市長のお話ですと、 9,000万円ほど補正を組んで、そして最終的には 2,000万円ほど
残るのではないかというような答弁でございましたが、3月6日の豪雪対策本部よりのファクスを見ますと、除雪関
係で予算額が1億 9,560万円、それに対しまして最終契約額が1億 9,559万 9,250円ということで 750円しか残らな
いような報告になっておりますが、これはどのように理解すればいいのか再度お聞きいたしたいと思います。
あと、人的被害につきましては、過去にも何件かあったということでございますが、当初予算も今年度と同額で進
めていくということで理解いたしました。
合併問題につきましても、自主自立で向かうということで、そのような方向でやっていけばと思います。
次の地域経済の振興と雇用の拡大ということでございますが、商工振興課長の方に、今現在の労働者対策貸付金と
いう 3,500万円の予算がございますが、平成17年度につきまして、16年度でも結構ですので、どのように利用されて
いるのかお聞かせいただきたいと思います。
白竜湖保全についてですが、今年度新たに新規事業として企画財政課と都市整備課に二つ、公園整備促進事業並び
に公園整備事業ということで予算が組まれておりますが、別々に企画財政課と都市整備課がなさる事業なのか、その
辺の事業内容をお聞かせいただきたいと思います。
また、公衆浴場についてでございますが、今回用地買収するというのは前の山銀の赤湯支店の跡地ということで、
その場所を購入して、そして丹波湯と大湯を一括する、そういうお話をお聞きしておりますが、用地購入をした場合
、今のメーン通りの土地をそのまま封鎖しておくのか、それとも当分の間、新浴場を建てるためにどのような、今年
度は恐らく新設ということは無理だと思いますので、用地を買収した中でそのまま、で囲んで現状で保管するとい
うことなのか、それとも何らかの利用を考えているのか、その辺についてもお聞かせいただきたいと思います。
以上、再質問させていただきます。
○議長  ただいまの再質問に対し答弁を求めます。
 市長。
○市長  最初に、除排雪の工事契約、私、 2,000万円前後残るだろうと申し上げました。これは間違いなく残りま
す。契約事項と執行状況の都合によりまして、その後、大分雪が降りませんから、除排雪はしておりません。万が一
に備えて、契約はきちっとした次第でございます。そういう意味で、都市整備課長の方では 
2,000万円前後契約から残りますよという報告でありますから、間違いないと、このように思います。
それから、商工振興課長の方から、 3,000万円のことについては答弁いたさせます。
それから、白竜湖の整備について、企画財政課と都市整備課の両方に予算があるのではないかという御指摘であり
ますが、それぞれ企画財政課長ないし都市整備課長に答弁をいたさせたいと思います。
それから、御指摘いただきました旧山銀跡地の買収の問題、どうするのかということでありますが、買収がうまく
できれば、相手方もいるわけですから、財産区として管理をしていただくということになります。あくまでも市の一
般財産にはなりませんので、財産区の財産として管理委員会の方でしっかりと管理をしていただくと。
ただ、先ほど申し上げました、建てるとすればですよ、行政が支援しなければできませんし、その間に財産区管理
委員の皆さんなり、あるいは議員の皆さんに御努力いただいて、そこに統合してもいいという合意が得られないと、
行政は金を出して、むしろいろいろな苦情を賜ったのでは大変だなと、こう思っておりますので、統廃合するにして
も、当時の半分以下、今40数万人ということでありますから、その辺も視野に入れながら考えておく必要があるのか
なと、このように思っております。
私の方からは以上です。
○議長  商工振興課長。
○商工振興課長  それでは、私の方からお話をさせていただきたいと思います。
 先ほど 3,500万円というふうなことでございますけれども、その内訳を申し上げますと、東北労働金庫南陽支店の
方に 2,500万円を貸し付けておりまして、これにつきましては、未組織労働者への生活資金の貸付と住宅資金の貸付
に充てるものでございます。
残りの 1,000万円につきましては、山形県労働者信用基金協会の方に貸し付けしておりまして、労働者信用基金協
会につきましては労働金庫を利用して生活資金を借りた方への保証料を補給するというふうな機関でございますけれ
ども、それの一部に充てるということでございます。これは4月1日に貸し付けまして翌年の3月31日に返ってくる
というもので、毎年更新しているものでございます。以上でございます。
○議長  次に、企画財政課長。
○企画財政課長 それでは、白竜湖の整備関係の予算について、私の方から御説明を申し上げたいと思います。
 白竜湖は、御存じのように、多面的な機能を持ってございまして、文化財であり、都市公園であり、さらには農業
用水であったりということで、窓口もいろいろな課にわたっているものでございます。そんなことで、今回は特に菱
と既存橋の工事等の経費 400万円については都市整備課の方に置かせていただいたという経緯がございまして、その
ほかの木歩道の関係とか植栽いかだの関係とかは企画財政課の方に置かせていただいていると、 114万 7,000円は企
画財政課に置かせていただいているという関係になっているものでございます。
さらには、植栽いかだの成果ということもありましたけれども、昨年の7月に3基ほど設置いたしまして、水の浄
化に役立てたいということでやっているものでございますけれども、数カ月たつといかだに付着しました微生物を魚
のえさにするということで食物連鎖が起きるということなども聞いておりまして、根と、さらには木炭が、水質悪化
の原因となるリンや窒素を吸収すると、このような効果などもまだ如実にはあらわれていないという現状にございま
す。御存じのように、あのように広い湖面でございますので、3基では顕著な効果というのはなかなか見られないの
かなというふうに思ってございます。以上でございます。
○議長  よろしいですか。
 再々質問に入ります。
 6番渋谷晏弘議員。
○渋谷晏弘議員  では、最後の質問でありますが、1点だけ、公衆浴場の件に関しまして、財産区が当面用地を買
収し管理をするということでございますが、公衆浴場にとりまして利用する大半は地域の市民の方で、ほかから入る
人も大分おるとは聞いておりますが、その点につきまして、今後5カ所を3カ所に整備する計画ということで、地域
のかかわりある市民の皆様方に、財産区が管理と言われますとどうしても当局は明確な答えが出ないと思いますが、
企画財政課の方としては、地域の関連する人のために広報なり、これからこういう方向で進むというようなことも地
域の住民の皆様には説明するような段取りをとっていくつもりなのか、それをお聞かせ願えればと思います。
○議長  再々質問に対し答弁を求めます。
 市長。
○市長  財産区管理委員会では既に統廃合をやりたいというふうに決議をしているというふうに報告をいただいて
おります。
 ただ、利用者とのコンセンサスは、委員が努力しながら、あるいは赤湯在住の議員の皆さんにもお願いをしながら
、何とか合意を早くとりたい、進めたいということでありますから、そういう問題が解決すれば、行政としても早い
時期に、まず大湯、丹波湯、2カ所の統廃合は考えて支援していかなければならないだろうなと、このように基本的
に考えておるところでございます。
 それから、なかなか財産区の決議に乗ることなく、ごたごた、ごたごたもめている間は、行政としてはそういう統
合的な手当てはしないということもはっきり申し上げておきたいと思います。以上です。
○議長  以上で6番渋谷晏弘議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。
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