午前11時15分  再  開
○議長  再開いたします。
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   高 橋 篤 議員 質 問
○議長  次に、1番高橋 篤議員。
 〔1番 高橋 篤議員 登壇〕
○高橋 篤議員  1番高橋であります。
 荒井市長、当局の皆様には、本市まちづくりの目標であります「安全で安心なうるおいのあるまち・南陽」を目指
し日夜奮闘されていることに、心より感謝と敬意をあらわすものであります。
 既に通告してあります4点について質問をさせていただきます。
 1番松木議員の質問と関連するところもあると思われますが、誠意ある御答弁をお願いいたします。
 1点目であります。第4次南陽市総合計画の後期展望についてお伺いいたします。
 国の三位一体改革による交付税や補助金の大幅な削減により財政的に厳しい環境の中で、市民の目線に立った協働
のまちづくりを強く意識され、さまざまな事業を推進され、前期計画においては進捗率73%と、また重要事業におい
ては90%という高い進捗率を達成され、大変喜んでいるものであります。
前期計画も平成17年度で終わり、平成18年度より後期計画が始まるわけでありますが、社会の流れや行政を取り巻
く環境はますます厳しさを増すばかりと思われます。
そのような中で、現在進められている都市計画を後期計画で道路整備、住宅整備をどのように進められるのかお伺
いいたします。
次に、多くの市民の方や団体の方が関心を持ち、また臨んでいる総合文化センター整備についてお伺いいたします

現在、本市には、市民会館、体育館、えくぼプラザ、また蔵楽など、催し物ができる施設はそろっているものと思
われますが、しかしながら現在の市民会館では、車社会の今、駐車場も狭く、建物自体も古くなり、他の施設では収
容できる人数が少なく、大きな催し物ができないのが現状であります。後期計画において、多くの団体や市民の要望
でもある総合文化センターの整備を後期計画においてどのように進められていくのか、市長のお考えをお伺いいたし
ます。
2点目であります。
平成17年は、今まで経験もなかった12月の大雪で、本市においても2月末の積雪量は 129センチと最高を記録し、
また累積の降雪量は 654センチと、平成になってから2番目の記録となりました。財政的にも予算を大幅に超え、専
決処分において 9,000万円の補正をしたわけでありますが、雪が降れば除雪・排雪と、市長、当局に御苦労をかけた
ものと思っているものであります。
本市が目標としている安全・安心を目指したまちづくりにおいて、本年度、消防団員、消防署員によるひとり暮ら
し高齢者の方への雪おろし、また除排雪、ある地区においては地区内の除雪、またある地区においてはそれぞれ機械
などを持ち寄り、歩道の除雪など心温まるボランティア活動が芽生えたことは、市長が常々望んでおられる協働のま
ちづくりに合致するものと思われます。やはり、市民のためにはすべて行政がしてくれるものという考えから、やれ
ることは自分たち、地区全体でという考えを市内全域に広げ、自主自立を目指したまちづくりが本市には最も必要な
ことだと思っているものでありますが、市長の考えはいかがか、お伺いいたします。
先ほど、道路整備についてお聞きいたしましたが、雪に強い道づくりについてお伺いいたします。
平成17年度の道路除雪は、大雪により市民の足に不便をかけてはならないと正月・休日返上の除雪作業で、市長初
め豪雪対策本部の皆様や関係者、委託業者の皆様には頭の下がる思いであります。「毎年のようにもっときれいに除
雪ができないのか」「早く除雪をしてくれ」とかいろいろな苦情もあり、大変だったとは思います。雪国では十分考
えた道路整備をしているとは思いますが、ある業者の方や市民の方からは、「きれいに除雪をしてくれと言われても
、ことしのような大雪の年は雪をやるところがない、大変困っている」という声も聞かれました。
道路が整備されれば必ず住宅が建ち並ぶわけでありますが、整備していく中で緑地などを設け、夏は緑を眺め、冬
は除雪の手助けになるような、安全で安心な道路づくりを目指していただきたいと思いますが、市長のお考えをお伺
いいたします。
3点目であります。
これまで宮内の双松公園で開催されてきた菊人形・菊花展が、現在、市民の皆様においしい水を供給するため公園
内に配水池の工事が行われ、平成18年度・19年度は開催場所の変更ということでありますが、この件に関しましては
3月2日の山形新聞に詳しく書かれておりましたが、荒井市長に一部をお伺いしたいと思います。
まず、メーン会場となる電器工場の跡地を借りて行うことのようですが、借地料などはどのようになされるのか、
また菊人形展の縮小に伴い入場料も値下げのようでありますが、毎年赤字になっている現状で、平成18年度・19年度
は経費の面で大丈夫なのか、市長にお伺いいたします。
4点目であります。
中学校の統合問題は、小・中生を持つ保護者のみならず、私たち議員、また多くの方が関心を持っているのが現状
であります。今まで多くの議員の皆様がこの問題について取り上げられ、
答弁をいただいたとお聞きしておりますが、教育委員会としては2校案、また財政面から考えれば1校案という考え
もあるようでありますが、
2校案、1校案ともそれぞれ一長一短あると思われますが、教育委員会より具申が平成13年2月にあったようですが
、今は平成18年、現在も考えが変わっていらっしゃらないのか、建設時期としては宮内中学校の危険校舎指定の年に
なるのか、市長のお考えと、また教育現場の最高責任者である教育長の考えをお伺いいたします。
次に、児童生徒の安全と安心を望み、市内小中学校でそれぞれ地区また保護者と学校が知恵を出し合い、見守り隊
やパトロール隊が市内各地でボランティアによる活動が活発に行われております。昨今、子供たちを巻き込んだ犯罪
も年々増加している中、本市においてもそのようなことをかんがみ、今まで以上に児童生徒の安全・安心を考え、市
長が先頭に立ち、昨年10月には青色防犯パトロールカー出発式、防犯ステッカーお披露目式が行われました。また、
この3月1日には脱着できる青色回転灯の出発式が行われ、各地区へ公民館単位で9個配置されたということで、安
堵しているものであります。
しかし、パトロールカーや回転灯搭載車は公用車扱いであり、だれでも運転ができるものではないということであ
りますが、PTA役員や地区の方が手伝うということができないのが現状であります。本来であれば、よいことは多
くの皆様に手伝っていただき、安全で安心の運動を啓蒙するのが一番だと思っているものであります。安全・安心の
生みの親でもあります市長の考えをお伺いいたします。
また、教育長にお伺いいたします。各地区でそれぞれの児童生徒の安全・安心を心から願い、地区の方々の熱い情
熱から、それぞれの地区においてパトロール隊や見守り隊が結成されており、腕章や帽子などはそれぞれの地区、学
校、PTAで準備をし活動を行っているとお聞きしております。教育委員会としての今後の安全・安心についての施
策をお伺いいたします。
以上、明確な御答弁をお願いし、私の質問を終わらせていただきます。
○議長  ただいまの1番高橋 篤議員の一般質問に対し答弁を求めます。
市長。
 〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  1番橋 篤議員の御質問にお答え申し上げます。
 なお、児童生徒の下校時対策につきまして、それから中学校の統廃合、教育長にも答弁を求めているようでありま
すから、この件については教育長から答弁いたさせます。
 初めに、第4次南陽市総合計画後期展望についての1点目、現在進められている都市計画において道路整備及び住
宅地の配置についてでございますが、都市計画における道路整備は、将来のまちづくりを考え、都市の健全な発展と
秩序ある整備を図るために、都市の骨格を形成し、円滑な都市活動を確保し、良好な都市環境を保持するために必要
不可欠な公共施設です。
 このたびの後期計画における都市計画道路の整備計画では、現在、県の都市計画街路事業として県道赤湯停車場線
が平成20年度を目標として進められているほか、市街地の計画的な配置と誘導を目的に整備を検討しております。
しかし、現下の非常に厳しい社会情勢や財政環境から、膨大な事業費の確保を要求される都市計画道路の整備は厳
選せざるを得ない状況だということもあわせて申し上げたいと思います。
そのため、当分の間は既存道路網を最大限に活用することを最優先し、安全で安心な市民生活関連道路を重点に整
備を推進していかなければならない、このように思います。
次に、都市計画における住宅地の配置についてですが、本市の現在の住宅地事情を見ますと、土地価格が比較的安
価で求めやすい市街地周辺部が数多く宅地化され、利用されております。都市計画における宅地の配置については、
求めやすく、災害や除雪等の心配もなく、コンパクトなまちづくりの実現可能な社会基盤が整った用途地域内とその
周辺に誘導すべきだろうと考えておりますし、現在の社会状況に即した規模や規格で検討することが肝要と考えてお
りますので、御理解と御支援を賜りたいと存じます。
2点目の総合文化施設の整備についてでございますが、現下の厳しい状況において新たな施設の建設はまず困難で
なかろうかと、このように認識をいたしております。何回も申し上げているとおりでありまして、総合文化施設、補
助金もほとんどございませんし、すべて起債で賄うということになれば最低でも20数億円以上の投資が必要になると
いうことで、今は考えておらず、既存の施設を改修した方がより利用度も上がり効率的にできるのではないかという
ことで、早い時期にこれらが完成できるよう検討をしてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思いま
す。
次に、雪対策についての1点目、高齢者・障害者に対する除排雪等の地域協力体制づくりについてでございますが
、寝たきり高齢者はもとより、高齢社会における冬期対策は積雪地域の大きな課題であります。特にことしのような
大雪では一気に問題が顕在化いたしました。「備えあれば憂いなし」の精神から、一般の災害と同じように常日ごろ
の心がけが極めて重要であると痛感いたした次第であります。
さて、このたびの豪雪におきましては、消防団員による雪おろしをボランティアで行っていただきました。八つの
消防団、1分団から8分団まで、 168件のそういう除排雪活動をしていただきまして、また消防本部職員も生活保護
家庭を中心に雪おろしなり排雪をしていただきましたこと、大変ありがたく、心から感謝の念でいっぱいでございま
す。
また、市民も積極的に協力いただきました。若狭郷屋地区でも、地区内のひとり暮らしの高齢者宅の雪おろしを実
施していただいたという報告をいただいております。
このように、ボランティアによる協力は、地域協力の大きな柱であると思います。また、屋根に上がらなくても、
玄関口の雪を掃くなど手軽にできることでもお手伝いすることが非常に貴重なことであり、相手方にとりましては大
変ありがたく感じているということでございます。
行政の役割としては、ボランティアの皆さんが安心して活動できる環境づくりをするとともに、市民と行政による
協働の除雪体制を検討してまいらないといけないというふうに思いますので、御理解と御協力をいただきたい。
特に、議員御指摘のように、自主自立のまちづくりを進めるには、やはり一番は市民と協働のまちづくりをさらに
強い意識を持ってお互いが進めることが肝要であると、このように思います。
2点目の雪に強い道づくりについてでございますが、現在市が除雪計画に組み入れ実施しております道路延長は、
御案内のとおり、市道 
645路線、一定の基準を満たす生活関連道路 
284路線の合計 929路線、総延長 281キロメートルとなっております。また、歩道除雪は、通学路等の重要な路線を
対象に20路線、17.7キロで、すべて除雪組合に業務委託をいたしておるところでございます。
道路整備面では、雪対策のみを対象とした単独事業では多額の経費を要することから、通常の道路整備事業の中で
、除雪車両が入れない狭隘箇所の解消や路肩に雪を置くスペースの確保、流雪機能を持つ側溝の整備や路面・路肩整
備など、雪対策に配慮した整備に引き続き努めてまいり、雪に強い道づくりに今後ともさらに力を入れてまいります
ので、御理解を賜りたいと存じます。
次に、菊人形展についてでございますが、これまで93回を数え、名実ともに全国一の歴史を誇る「南陽の菊まつり
」につきましては、議員御指摘のとおり、水道の配水池工事に伴い平成18年・19年の2カ年は従来の双松公園が使用
できないことになりますが、菊まつり実行委員会として、商店街活性化のため、宮内の市街地で開催したい旨の報告
をいただいたところでございます。
詳細は実行委員会での決定としながらも、本町、新町、熊野門前を中心とし、お客さまに回遊いただくような会場
配置になろうかと思いますので、場所の制約等諸問題を乗り越え、大いに盛り上げていただきたく、行政としても積
極的に支援してまいりたいと存じます。
また、御質問の会場予定地の借地料につきましては、まだ話し合いがなされていない状況でありますが、一般的に
は、固定資産税課税標準額の何%といった形でお支払いするのかなと、こんなふうに思います。
入場料金につきましても、これは実行委員会での決定事項でありますが、メーン会場のスペースから会場面積も若
干縮小になるものと承っておりますので、それに対応した料金設定になると思われますが、今までの会場とは一味違
った内容にしていただきたいと願う次第であります。
なお、成功に向けては、熊野創建1200年祭や商店街イベントなど市民各位の協力が不可欠と思われますので、協働
のまちづくりからも、多くの市民の積極的な参加、取り組みをお願いするものでございます。
次に、市内中学校統廃合についてでございますが、これまでも議会の中で何度か答弁申し上げておりますとおり、
基本的には今後の重要な検討課題と認識しておりまして、後期基本計画において、「適正規模を踏まえ、長期的な視
野に立って中学校の統廃合を検討」するとしております。
議員御指摘のとおり、平成13年2月の教育委員会からの具申は2校案であります。これは、生徒数が最初から倍・
半分となりまして、本当にこれでいいのだろうかというふうに私は考えております。
また、いつになるかというお話があるわけなんですが、やはり宮内中学校が一番早く危険校舎の指定を受けますか
ら、それと同時ぐらいにできれば一番問題はないわけでありますが、それには議会でも特別委員会をつくっていただ
くなり、あるいは多くの市民の皆さんなり教育関係者なりが意見を取りまとめながら最終的には早い時期に何校案に
するのかを表明し、議会の御理解をいただけるのが一番スムーズに中学校の統廃合が進む道でなかろうかなと、こん
なふうに考えておるところでございます。
また、少子高齢化の進展あるいは人口減少時代が予想よりも早く進行している情勢などを考慮しますと、この問題
は慎重に判断していかなければならない課題だなと、こんなふうに思います。
いずれにいたしましても、メリット・デメリットの問題もありますし、後期基本計画の5カ年という期間中に、先
ほど申し上げました議会を初め教育関係者や市民の皆さんの意見を十分に拝聴しながら、非常に中学校の統廃合は大
きな課題でありますから、お互いが慎重に検討をしながら最終的な判断をさせていただきたい、このように申し上げ
ておきたいと思います。以上です。
○議長  教育長。
 〔手塚昌男教育長 登壇〕
○教育長 1番高橋議員の御質問にお答え申し上げます。
 最初に、中学校の統廃合の件についてですが、今現在、教育委員会としての考えは、具申いたしました内容そのま
まの考えであります。考えは変わっておりません。
しかし、御指摘あったように、今から5年前の具申ということもありますし、具申の内容が基本的なことについて
ですので、先ほど市長から答弁あったように、今後、後期基本計画の中で検討される段階で、教育委員会としてさら
に細部について具体的に検討させていただきまして、検討委員会にお諮りしながら、多くの方々の御意見をいただき
ながら、将来に禍根を残さないような、いい統合にしていきたいものだと、このように考えております。
今の件については以上であります。
 それから、児童生徒の安全についてですが、けさも新聞に3件ほどの事故が載っておりました。毎日のようにこう
いうことが起きて大変心を傷めておるわけですが、私は、対策といたしまして一番大切なことは、子供たち一人一人
ができるだけ一人になる時間を少なくすることだろうと、こういうふうに思います。もう一つは、できるだけ多くの
人の目で子供たちを守っていただく、これが基本になるのかなと、そういうふうに思っています。
 したがいまして、各学校にお願いしながら、登下校、小中学生、特に小学生については、集団登下校をお願いして
いるというふうな現状にあります。
 あと、多くの人の目でということから、いろいろ関係者にお願いをしながら、特に地域の方々にお願いをしながら
、子供たちの下校時間に合わせていろいろな形で子供たちを見ていただくような方策を考えている、しかも少しずつ
実施していただいている、そういうふうな状況にあります。
 これもお話の中にあったように、それぞれのところで自主パトロール隊の結成なども見られて、腕章をつけたり帽
子をかぶったりということもあるようですが、この点についても教育委員会として検討させていただきながら、でき
るだけその方の準備もさせていただきたいなと、そんなふうに思っています。
 安全については、これで十分だということはないわけですので、できるだけ一時的なものでなくて継続して子供た
ちが安全で登下校されるような方策を考えながら、地域の方々、関係者の方々の御協力を得て、できるだけ教育委員
会としても他のいろいろな地区の例も検討させていただきながら頑張ってみたいなと、そんなふうに思っていますの
で、よろしくお願いしたいと思います。以上であります。
○議長  再質問に入ります。
1番高橋 篤議員。
○高橋 篤議員  御答弁ありがとうございました。
 何点か再質問をさせていただきます。
 4次総の後期計画においての道路、住宅の整備について御答弁ありましたが、都市計画地域の道路整備は地域の住
民の方々が強く望んでいるところもありますので、一日も早く整備をしていただくよう、これは御要望でございます

 次に、文化センター整備についてお伺いいたします。先ほど市長の方から御答弁ありましたが、時期としてはまず
いつごろにお考えなのか、また中身的に何かお考えがあれば、お聞かせ願いたいと思います。
 次に、除排雪によるボランティア活動は、今の答弁で、市長も強く望んでおられるものと感じました。もう一度そ
の件に関して再質問をさせさていただきます。
 これは県の公共事業においてだと思いますが、山形市のある地区で、除雪機の燃料費と保険代を県が負担をして労
力を住民ボランティアが受け持つという仕組みにし、除雪費の削減だけでなく、行政と住民のつながりが深まったと
いうお話もお聞きしました。市長が強く望んでおられる協働のまちづくりの中で今後考えていく必要があると思われ
ますが、市長の考えをお伺いいたします。
 菊人形・菊花展につきましては、いろいろ大変だとは思われますが、天候にも恵まれ、多くの観光客また南陽市民
の皆様に一人でも多く足を運んでいただき喜んでもらえるよう強く望むものであります。
 中学校の統合問題に関しましては、市長、教育長の方から御答弁があり、私もぜひ早く、保護者の皆様が望んでお
られますので、いつごろかという大体のところ、なるべく早く結果を出していただくように要望いたします。
 また、安全・安心対策に関しては、教育長がおっしゃられたように、本当に子供たちが安心して、ほとんど下校時
だと思いますが、下校ができるように、我々も御協力いたしますので、ぜひ南陽市からは1件も事故のないような教
育をお願い申し上げ、私の再質問を終わらせていただきます。
○議長  ただいまの再質問に対し答弁を求めます。
 市長。
○市長  最初の道路整備、道路整備もいろいろな手法がございまして、市道は市が直接できるわけなんですが、都
市計画道路、例えば議員の蒲生田本線なんかは、そういう形でやらなければならない。そうしますと当然国・県の許
可も必要となりますので、計画的に、どの路線を最優先でやっていくかという課題を含めて、十二分に検討をしてお
るところでございます。御理解をいただきたいと思います。
 ただ、私思うんですが、家が何十軒も連檐して車が余り通らないところも何とかしてくれと言われても、これはで
きない。補償費だけ
で 100メートルに億の金がかかるような道路では対応できないなと、こんなふうにも考えておるところでございます
。でも、できるだけ協力をいただきながら、道路整備は重要な柱でありますから、きちっとやらせていただきたい、
このように思います。
それから、2番目の総合文化センター、先ほど申し上げたとおり、新たに建設をすることは財政的にも非常に負担
がかかります。今、試算でも二十五、六億円前後かかるでしょう。その前にもっとしなければならない大きな事業が
ありますね、中学校の統廃合の問題も出てきましたし、あるいは開発公社の先行投資している部分、これも十二、三
億円買い戻しをしなければならないし、あるいは耐震制度、これをやった結果、18年くらいまでに何とかしようとす
れば18億円前後、そのうち4億円くらいは国から来るわけでありますが、これにも十何億円。それらを単純計算して
も、総合文化センターを入れなくても30億円以上にはなるのではないかなと、
こんなふうに見ておりますので、総合文化センターは、そういう機能を装備したところをリニューアル化するのが一
番いいのではないかなと。
特に 1,000人規模の催し物をできるところが今ありませんね。市民会館でも 800人程度。でも、余り大きなあれは
ないようでありますが、一つの例を挙げれば、じゃあ市民会館をリニューアルするのか、あれは駐車場がなくてだめ
だということになれば、市民体育館をリニューアル、音響とか照明とか舞台とか何とかできないものなのかどうか、
この辺もあわせて検討しながら、何とか早い時期にクリアしていかなければならない。
その場合、そんなに膨大な費用はかからないと思いますが、私は素人でありますから、体育館をやるとすれば、設
計とも十二分に連携をとるように都市整備課の方には指示をしております。まず、できるのかできないのか、その辺
も含めながら、できるとすればどのくらいの費用でできるのか、そうすることによって市民の皆さんがさらに文化活
動に前進できるというのであれば、その選択もせざるを得ないだろうと、こう思います。
ただ、あそこも非常にお使いいただいておりますから、体協関係とも、もし市民体育館をやるとすれば、十分な話
し合いをさせていただかないとだめですね。今のところ、そういう話し合い、あそこを確定的にやるという結論では
ありませんが、やるとすれば、新しくできないとなれば、市民会館か体育館以外にないだろうと、こんなふうに考え
ておりますので、御理解をお願いしたいと、こう思います。
それから、除雪の共同体ということで山形市の例を挙げていただきました。非常にいいことだろうと思います。私
も施政方針の中で、市民と協働して克雪に向かおうということを申し上げておりますから、どういう形で克雪が協働
でできるのか、るる担当あるいは区長会等とも意見をいただきながら、前向きにやっぱり取り組んでいく必要があり
ます。そのように思います。
それから、中学校の統廃合、これは先ほど申し上げたとおりでありまして、教育委員会でも、教育長の答弁ですと
、5年前とまたあれで、もう1度というお話もいただいておりますから、やはり将来に禍根を残さないような、統合
できてよかったなという中学校のあり方を今後も検討し、議会でも恐らく特別委員会などをつくっていただきながら
、いろいろな民意を反映させていくのが私は一番すっきりした形できれいに解決できるのかなと、こんなふうに考え
ております。以上です。
○議長  それでは、再々質問に入ります。
 高橋 篤議員。
○高橋 篤議員  再々質問に入らせていただきます。
 質問というより、今市長の方から御答弁があったとおり、南陽市民の皆様のために早急にできるようなことを考え
ていただき、私の要望とさせていただきます。
 荒井市長におかれましては、12月の議会において3選出馬を決意され、安全で安心なうるおいのあるまち・南陽を
目指し、あわせて住民参加による協働のまちづくりに今後とも手腕を発揮され、くれぐれもお体を御自愛いただくよ
う強く望むものであります。
また、今年度をもって退職なされる皆様、今までの労をねぎらうとともに、今後とも市勢発展のためお力をおかし
くださいますことをお願いし、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長  以上で1番橋 篤議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。
 ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。
 再開を午後1時といたします。
  午後0時00分  休  憩
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