~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開      議
○議長(小野健一郎議員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席お願いします。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は2名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして、市民の負託にこたえられるよう、特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
───────────────────
髙 田   豊 議員 質 問
○議長  最初に、8番髙田 豊議員。
〔8番 髙田 豊議員 登壇〕
○髙田 豊議員  おはようございます。
  8番髙田であります。
  さきに通告のとおり、3項目について御質問をいたします。
  まず、身体障害者療護施設、南陽の里についてお尋ねをいたします。
  身体障害者療護施設は、身体障害者であって、常時の介護が必要とする方を入所させて治療及び養護を行う施設であり、山形県には山形市と舟形町、そして、遊佐町に合わせて4施設設置されているようであります。
  置賜地域には身体障害者療護施設はなく、置賜地域の重要事業として要望を続けられ、このたびの南陽の里の建設となった経過と聞いております。また、当局のこれまでの説明によれば、バセドウ病等の難病患者も受け入れられるとのことであり、この置賜地域にはその難病患者が900人もいると聞いております。しかし、その中でどれくらいの患者が対象となるのかわかりませんが、非常に朗報であると思っております。荒井市長の補助採択に向けた力強い取り組みに対し敬意を表しながら、2点の質問をいたします。
  置賜地域には、米沢市の梓園や川西町のコロニー希望が丘、そして、南陽市にはいちょうの家がございますが、これらの既存施設とこの南陽の里との関係はどのように整理されているのか。また、南陽市を含む置賜地域から他の施設に入所されている方もおられますので、施設を変えることが可能かどうかもお尋ねをしたいと思います。
  また、障害者には身体障害、知的障害、そして精神障害とございますが、機能分担について、すなわち、どのような障害の方が入所の対象となるのかをお尋ねいたします。
  次に、安全で安心な南陽構築についてお尋ねをいたします。
  南陽市では、平成16年3月定例会において、安全で安心なうるおいのあるまちづくり条例を制定いたしました。しかし、条例は制定されたものの、どこが他の自治体よりも安全で安心なのか、私は疑問を持ったことがございます。
  最近、小さな子供が犠牲になる事件が後を絶たない状況であります。子供が安全で親が安心できるような、そんなまちにできればと考えております。そこで、このような事件が起こらないように、未然に防ぐための方策を考えていらっしゃるのか、まず1点お尋ねいたします。
  3点目は、教育についてお尋ねいたします。
  テレビや雑誌に、親の収入と子供の成績との関係を指摘されているようでありますが、親の収入が高いほど子供の成績も上位で、親の収入が低いほど子供の成績が低いというふうに言われております。これは、週5日制が導入されてからであると指摘されております。週5日の勉強で足りない生徒、そして、お金に余裕のある親を持つ生徒は塾で補い、収入の低い親を持つ生徒は成績が低く、親も子供の成績に関心が低いということが理由と言われております。これは、都会の話というふうに言うかもしれませんが、本市においてもそのような傾向はあるのかお尋ねをするものであります。
  また、成績の上下の差を現在南陽市ではどうとらえていらっしゃるかお尋ねを申し上げ、私の質問を終わります。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔荒井幸昭市長 登壇〕
○市長  おはようございます。御苦労さまでございます。
  8番髙田 豊議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、身体障害者療護施設南陽の里と既存施設との関係と機能分担についてでございますが、身体障害者療護施設は、議員御指摘のとおり、現在県内で4施設が運営されておりまして、全体で入所定員290人となっておりますが、いずれも置賜地域以外でありまして、市内からは6名の方が山形市の2施設に、また、置賜地域からは50人程度の方が入所されております。ようやく平成17年、18年の2カ年事業として、60人定員の身体障害者療護施設整備事業が市の福祉エリアに決定され、工事も順調に進んでいるとお聞きをいたしておるところでございます。
  南陽の里は、身体障害者療護施設として国庫補助の申請をしておりますので、重度身体障害者を主対象とし、難病などを原因とする障害者も受け入れながら、生活介護サービスを中心とした施設運営がなされるものと考えております。
  特に、県が保健福祉圏域としている4ブロックのうち置賜地域では初の施設でありますので、市におきましても既存施設の知的障害者施設、精神障害者施設に、新たに身体障害者施設が加わりまして、今年末にオープンする運びとなったことは、3障害者対策が一応完了いたすものでございます。
  議員の役割分担についてという細かい点につきましては、後ほど健康福祉課長から答弁をいたせたい、このように思います。
  また、本市から他の圏域の同じ施設に入所されております方の南陽の里への入所につきましても、御本人や御家族の希望に沿えるよう関係機関との調整に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。
  なお、安全で安心な南陽構築の今後の考え方、教育については教育長から答弁をいたさせますので、御理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○議長  教育長。
〔手塚昌男教育長 登壇〕
○教育長  8番髙田 豊議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、学校での児童・生徒の安全対策については、学校独自の学校安全マニュアルを作成し、不審者侵入への対策を初め、学校の安全管理や安全確保の充実に努めております。
  また、登下校時の児童・生徒の安全確保については、学校と家庭と警察等関係機関、地域住民との連携の強化が重要であり、地域の子供は地域で守るという機運を高めていくことが急務であると考えております。
  また、児童・生徒の発達段階に応じて、危険予測、危険回避能力を身につけさせるための安全教育の推進に計画的、継続的に取り組むことも重要であるというふうに考えております。
  次に、教育についての1点目、親の収入の問題と子供の成績についてでございますが、学校、教育委員会において保護者の収入に関する調査は行っておりませんので、それらの傾向については把握できない状況であります。
  教育の機会均等とは、すべての国民に等しくその能力に応じた教育を受ける権利を与えることであるというふうに思っています。市内小・中学校においては、常に子供理解に努め、個に応じたきめ細かな指導により、学力を含む個々の能力の伸長に努めておるところでございます。
  2点目の成績の上下の格差についてでございますが、義務教育段階では基礎的、基本的な学習内容の確実な定着と確かな学力の育成が大切であり、そのことが将来の進路選択の幅を広げることにつながるというふうに思っています。したがって、児童・生徒一人一人にみずから学びみずから考える力などの生きる力を育成することを重視し、学習指導要領に示された内容を確実に身につけさせることができるよう、教師は日々の授業を自ら評価し改善に努めるとともに、各種の研修を通し、わかる授業を目指した指導力の向上に努めておるところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  以上であります。
○議長  斉藤彰助健康福祉課長。
〔斉藤彰助健康福祉課長 登壇〕
○健康福祉課長  機能分担についてお答えいたします。
  機能分担については、障害の方は精神、知的、身体と3障害あるわけですが、その中で入所と通所、そういう2つの要素が一体となって機能するというふうなことで、精神につきましては、市内には入所と通所が整備されております。
  知的については、市内には授産所というふうなものがございます。入所施設はないわけですが、本年度米沢市に松風園が改築され、そこで整備されれば、当然にその機能が整備されるというふうに思っております。
  最後に、身体の中で、今まで市内にはございませんでした。このたび入所施設が60床整備になるというふうなことなんですが、当初の計画ですと、通所の部分でデイサービスも兼ね備えるというふうなことで進んでおったわけですが、国の補助採択の事業の変更もあり、デイサービスには補助がつかないというふうなことで、現在デイサービスをどうするのかが課題になっております。
  以上、精神、知的、身体について、機能分担というふうなことでは、入所と通所が機能すれば、それぞれ役割を果たすというふうなことと考えております。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  髙田 豊議員。
○髙田 豊議員  この南陽の里について、1つ質問をさせていただきます。
  これが完成しまして、入所を希望する場合の手続等はどのようになっていらっしゃいますか、まず1点お尋ねをいたします。
  安全で安心なまちづくりについて質問いたします。
  現在、青色回転灯ということで、いろいろなところを巡回していただいているようでありますけれども、各公民館にも脱着可能な青色回転灯が配備されたようであります。そちらの方の現在の使用状況をお知らせいただきたいと、このように思います。
  あと、教育についてでありますが、中学校3年生になりまして、受験が近くなってまいりますと、学習会なるものが設けられているようであります、各学校で。しかしながら、教室にみんな集まって、わからないところを先生に聞きに来なさいというふうな形のようであります。わからないところをわかって先生に聞きに行ける生徒は、ほとんどできる子ではないかなというふうに私は思います。しかしながら、どこがわからないのかわからないような生徒もいることは間違いありません。そういった中で、やっぱり受験に向けて、最低限点数をとれるような、そういった教育が私は必要でなかろうかなと、このように思います。数学であれば正の数、負の数だとか、そういうふうな部分を完璧にできるような、そんな教育が私は必要であろうと、このように思いますが、教育長いかがでしょうか。
○議長  市長。
○市長  入所手続等については担当の健康福祉課長、それから、各公民館におかげさまで配置いただきました青色回転灯については公民館所管の社会教育課長に答弁をいたさせます。
○議長  斉藤彰助健康福祉課長。
○健康福祉課長  お答えいたします。
  申請手続につきましては、事業者の方に申し込みをいただき、そこで調査をいたしまして、106項目の項目について調査をいたします。それをコンピューターにかけて判定を出して、また審査会をやり認定いたします。1から6というふうな程度区分の中で、それに応じて入所を決定するというふうなことになっております。
  なお、このたびの身体療護施設については、最終的には事業者がどの程度の区分の方から入所をするのか、また、どういう、身体と知的重複まで可能なのか、そういったことを決めるわけですが、特にこのたびの事業採択に当たっては、常時介護を必要とし、なお医学的管理のもとにというふうな、ちょうど南陽病院の隣に立地したというふうなこともございまして、そういった方を主に入所させるものと想定されます。最終的には、先ほど市長がお話し申し上げたとおり、障害者の身体障害者手帳1、2級をお持ちの方が申請をできるその範囲であろうかと思われます。
  以上でございます。
○議長  髙橋大吉社会教育課長。
○社会教育課長  各公民館に青色回転灯つきの車を配置していただいておりますが、各公民館長、それから公民館長代理が交代で巡回をさせていただいております。ただし、件数については、ただいま手持ちの資料がございませんので、各公民館等に連絡を申し上げまして、後ほど件数については御報告させていただきたいというふうに思います。
  以上でございます。
○議長  手塚昌男教育長。
○教育長  南陽市の教育の一つの大きな目標は学力の向上だと思っています。したがって、そういうふうなことを各学校の校長を通してお願いしているわけですが、学力といってもいろいろな中身があるわけですが、1つには、やはり今議員おっしゃられた、自分が3年生を卒業するときに、自分の決めた学校に受かるようなやっぱり点数を持つことも一つの学力だというふうに考えています。その学力は、私大切なことは、やっぱり中学校の3年のときでなくて、小学校の1年生から基礎、基本をきちんと勉強することが学力向上、したがって、自分の将来の進路を決める入試にもつながってくると、こんなふうに思っています。
  3年生のときには、今議員おっしゃられたような、そういうふうな子供もいるかと思います。しかし、各学校でそういう子供も少しでもその子供の力をつけるべく、能力を伸ばすべく頑張ってくださっているものだというふうに私はとらえています。したがいまして、今後もそれぞれの学校にお願いして、少しでもやっぱりそれぞれの生徒の持っているものを全部出し切れるような、そんな指導をお願いしたいというふうに思っているところでありますので、御理解いただきたいと、こんなように思います。
○議長  再々質問に入ります。
  髙田 豊議員。
○髙田 豊議員  青色回転灯の件で要望といいますか、1つ御質問させていただきます。
  各公民館に現在脱着式のやつがあるわけでありますが、私は、やっぱり小学生等は、学校に行くときは、みんな集団登校で行くわけであります。ただ、帰りは、学校の方でもいろいろ努力をしていらっしゃいますが、ばらばらになるような気がいたします。したがって、やっぱり各地区で小学生が下校する際に、そういう青色回転灯でちょっと回っていただければ親も子供も安心なのかなというふうに、このように思いますが、どのように思われますか、1つ質問いたします。
  また、教育の問題につきましては、やっぱり教育長おっしゃるとおり、学力の低下が進んでまいりますと、余計な方に向きがちでありますので、また、これからの日本、南陽市を背負っていく子供たちが、進路の選択の幅を先ほど教育長言ったとおり広げられるように、すばらしい教育になるように御期待を申し上げまして私の質問を終わります。
○議長  市長。
○市長  公民館の青色回転灯の車を下校時に回せという御指摘いただきましたが、十二分に、公民館がそういう事業に積極的に参画できるのかどうか含めて、しかも、運転する人が限られています。そういう意味で、これから検討課題として早急に、教育委員会なり何かと相談しながらその対応は考えていきたい。ここでわかりましたという即答はできないことを御理解いただきたいと思います。
  以上です。
○議長  よろしいですか。
  以上で8番髙田 豊議員の一般質問は終了いたしました。
  御苦労さまです。