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開      議
○議長(小野健一郎議員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は8名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして、市民の負託にこたえられるよう、特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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松 木 新 一 議員 質 問
○議長  最初に、6番松木新一議員。
〔6番 松木新一議員 登壇〕
○松木新一議員  おはようございます。
  6番松木新一です。
  昨日、秋篠宮様には親王殿下の御誕生、まことにおめでとうございます。衷心よりお祝いを申し上げます。
  去る7月14日執行の南陽市長選挙において、現職との一騎討ちの激戦を、より多くの市民の指示を得て第7代南陽市長に就任されました塩田市長、おめでとうございます。
  選挙戦において、市政の流れを変えよう、行財政改革においては、市長・助役の報酬を半額、市長の退職金を半額、収入役を廃止、高齢者に優しいまちづくりとして市内循環バスの実現に努力、安全で充実した教育環境づくりとして市内すべての中学校で学校給食を平成19年4月より導入などの訴えと、現職に対する批判票を集め、晴れて市長になられたと思うわけでございます。
  就任後、最初の定例会の開会初日に所信表明があり、常に市民の立場で考え、市民の声が反映される市政を実現していきたいなど、市政運営の一端を述べられました。
  また、8月30日の新聞報道によりますと、県は29日、県内35市町村の財政健全度を示す新指標として導入された実質公債費比率2003年から2005年の平均値の速報値を発表しました。比率が最も高かったのは新庄市の29.9%、長井市が27.7%、金山町23.0%、白鷹町22.7%で、次に我が南陽市22.3%で5番目の順、13市の中では3番目で、地方債発行に県の許可が必要であると報じられております。大変財政的に厳しい状況にあることを再認識させられたところでございます。
  市長は、早速、行財政改革の一環として、選挙公約である市長と助役の報酬を50%とするための特別職給与条例の一部改正と収入役を置かない条例を今定例会に提案されました。就任後一月と少し経過しましたが、「清潔で信頼される市政の実現」に向けて、日夜市政運営、事務事業に当たっています塩田市長初め行政当局に対しまして、敬意を表するものであります。
  さて、私は、さきに通告しています交通手段を持たない高齢者などの交通対策、安全で安心なまちづくり、中学校の学校給食の3点について質問いたします。
  1点目に、交通手段を持たない高齢者などの交通対策について質問いたします。
  このことにつきましては、今までも何回か一般質問や予算委員会で質問・提言をしてきましたが、残念ながら改善されず今日に至っております。
  そこで、現在運行している病院間連絡バスは平成12年11月から運行してきており、年間利用状況は、平成12年度が4,742人、平成13年度1万3,161人、平成14年度1万3,023人、平成15年度1万2,938人、平成16年度1万2,131人、平成17年度1万4,155人が利用し、平成16年度までは年々減少し、平成17年度は増加していますが、この間に議会、市政座談会などで、路線途中での乗りおり、路線の迂回・延長・循環などの議論、要望などが出されてきましたが、医療バスと位置づけ、地域間の平等性とのことから改善されず、現在に至っていますが、本当にこれでよいのか。よいはずがありません。今後どのようにしていくのかお伺いいたします。
  次に、市長は、マニフェストの中で高齢者に優しいまちづくりを進める一環として、市内循環バスの実現に努力しますとしておられます。私の記憶違いであれば御勘弁を願いたいわけですが、マスコミのインタビューの中で、秋からでも試験的に実施する旨を述べられていたと思います。また、所信表明の中で、検討委員会を立ち上げ現在の調査を行い、検討するとも述べられました。
  そこで、市内循環バスをいつ、どのように運行されるのかお伺いいたします。
  次に、デマンド交通システムは要望に応じて巡回するもので、一般電話や携帯電話など通信ネットワークを利用して要望を聞く。既に、飯豊、高畠、川西の3町で導入しました。タクシーを借り上げるなどして乗り合い形式で運行し、バスのような低料金で戸口から戸口まで利用者を輸送するシステムです。飯豊と高畠両町では、指定地域内ならばどこでも自由に乗りおりができる。
  県は、本年度、導入を促進するため2,000万円を予算化、自治体に事業費の半分、上限400万円を補助するなどの支援を行っております。このシステムは、お年寄りの足の確保という福祉サイドの事業だが、町の商店街活性化やタクシー会社の経営安定という側面も持っています。
  それらの町では、循環バスなどからデマンド交通に移行してきました。当市としても十分に検討されて、最終的には、市内循環バスでなく、戸口から戸口までのどこでも乗りおりができ、利用しやすいデマンド交通、予約型乗り合いタクシーシステムを導入してはいかがかお伺いします。
  2点目に、安全で安心なまちづくりについて質問をいたします。
  市長は、「安全で安心な南陽市をつくることは、行政の当然の責務です。市民は安全で安心して暮らせるように税という浄財を出しています。地域住民の活動を物心両面から支援し、ともに知恵を出し合って、それを行動に結んで安心・安全の南陽市が実現します。安全・安心は当たり前」と選挙中言われておりました。
  過去の洪水被害は、昭和42年8月の羽越水害、平成10年8月の豪雨、地震は、隣接県で、昭和39年6月16日の新潟地震、昭和53年6月12日の宮城県沖地震、平成16年10月23日の新潟県中越地震があり、大きな被害をもたらしました。
  また、県では、8月21日長井会場、8月28日米沢会場において、長井盆地西縁断層帯で地震が発生した場合の被害想定結果がまとまり、住民説明会を行いました。国の地震調査委員会が、マグニチュード7.7の地震が30年以内に0.02%以下の確率で発生するとの長期発表。震源に近い置賜、村山地域では震度6強以上を記録し、最も被害が大きい冬季早朝なら、死者1,700人のほか負傷者1万6,400人、建物の全壊が2万2,500棟とする調査結果をまとめた説明がありました。「長井盆地の活断層調査をもとに」講演、災害に対する日ごろの備え、自主防災組織の結成に向けて、住宅の耐震診断促進についての説明がありました。
  さて、防災能力の向上や災害時の被害軽減を図る有効な方法の1つとして、防災情報の公表・提供が挙げられます。最近では、各自治体で自然災害による被害の可能性を示すハザードマップや被害想定などの防災情報が数多く提供されるようになりました。既に、近隣の市町の一部では、ハザードマップが公表されております。
  防災マップにも多種多様があり、台風や豪雨による浸水、土砂災害、地震災害、避難場所表示マップがあり、国や県の防災情報を収集し、地域に入り、地域の意向を聞きながら、災害時に市民が安全かつ的確に避難行動ができるような情報を中心に、避難活用型防災マップを作成し、各戸に配布し、住民説明会などをするべきと思うのであります。
  そこで、防災マップ作成についての現状と今後の作成計画はどのようにしているのかお伺いします。
  次に、平成7年1月17日の阪神・淡路大震災、平成16年10月23日の新潟県中越地震を初め、大規模な地震が発生するたびに、学校施設が大きな被害を受けています。学校施設は、災害発生時に児童・生徒などの安全を確保するとともに、地域住民の避難場所としての役割も求められるため、その耐震性は、地震防災対策上、特に重要であります。
  3月議会において、平成16・17年度に学校施設耐震化優先度調査を小学校5校行った。その結果、耐震化の優先順位や耐震化に18億円かかるとお聞きしました。国の補助は、校舎・体育館の改築・老朽改造が3分の1、耐震補強3分の1、新築・増築は2分の1とお聞きしております。また、耐震診断は1カ所350万円ともお聞きしております。耐震診断調査をきちんと行い、大変厳しい財政的状況下にあり、財政計画もあわせて行わなければならないと思います。
  そこで、子供たちが安心して学べる環境としての学校、災害時の避難場所としての小学校の耐震診断、耐震化整備改修、改築計画について、どのようにしていくのかお伺いいたします。
  次に、近年、小・中学校児童・生徒が登下校中において事故や事件に巻き込まれるケースがふえています。そこで、子供見守り隊の結成が各地区で、地域、公民館、PTAを中心として組織したもの、そのほかに、ヤクルトレディース、郵便局、JA山形おきたまなど民間等で組織したものがありますが、事故や犯罪の予防、防止対策として、重要な役割の一端を担っています。
  そこで、子供たちを事故や犯罪から守るための子供見守り隊の現状と、その充実をいかに図っていくのかお伺いします。
  3点目に、中学校の学校給食について質問します。
  現在、市内には中学校が7校ありますが、そのうち沖郷中学校だけが昭和41年より学校給食を実施しており、現在は赤湯小学校の施設を使用し、委託業者が調理、運搬、洗浄作業を行っています。献立作成、発注、栄養管理などは学校栄養士が行っているため、地産地消を推進することができていますと報告されております。
  ほかの6校は、赤湯中学校の生徒数359名から吉野中の生徒数33名と学校の規模や地理的条件もそれぞれ違うわけですが、このことについても所信表明の中で触れ、今後検討委員会を設置し、既存の施設を利用しての学校給食を検討したいとしていましたが、安全で充実した教育環境づくりとして、平成19年4月より市内すべての中学校で学校給食を導入するとのことですが、どのような方式で行うのかお伺いいたします。
  以上、当局の親切丁寧な誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の質問を終わります。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  6番松木新一議員の御質問にお答えを申し上げます。
  高齢者等の交通対策についての1点目、病院間バスの今後についてでございますが、公立置賜総合病院が開院しました平成12年11月より、総合病院と南陽病院とを結ぶ病院間連絡バスを運行しておりますが、これは、各病院の持つ医療分担機能を高めるために、病院間を最短距離で結ぶ交通手段として、シャトル的な機能を果たしております。
  今後の病院間連絡バスのあり方については、現在実施しております連絡バス利用者の実態調査を分析しながら、市内循環バス運行の研究の中で検討するよう指示をいたしておりますので、御理解を賜りたいと思います。
  2点目の市内循環バスの運行についてでございますが、庁内関係課で構成する市内循環バス運行検討委員会を設置いたしました。北部地区連絡バスや病院間連絡バスも含めて、高齢者の足の確保のみならず、市内の経済効果に結びつくような手法を幅広く研究いたさせ、早期に実現できるよう進めてまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。
  3点目のデマンド交通システム導入の考えについてでございますが、置賜地区では、タクシーを活用したデマンド交通システムについて、高畠町と飯豊町が平成17年度に導入し、川西町が平成18年度より導入しております。各町の情報も得ながら、運行検討委員会の中で、手法の一つとして研究するよう指示いたしておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、安全で安心なまちづくりについての1点目、防災マップ作成についてでございますが、防災マップは、主に地震災害、火山災害、風水害、土砂災害などの自然災害を対象に、被害の軽減を図る目的で作成され、市民の皆さんが災害に関する知識を正しく共有するために、極めて大切なものであります。
  本市では、平成16年度に、土砂災害に備えるための情報が記載されている、県で作成しました土砂災害危険箇所図を危険区域に隣接する対象地域へ配布しております。今後は、水防法に基づく洪水ハザードマップを年次計画の中で作成してまいりたいと考えているところでございます。
  2点目の避難場所としての小学校の耐震診断等についてでございますが、小学校8校のうち5校につき、耐震化が必要であります。
  現在の進捗状況といたしましては、平成16年度と平成17年度で耐震化優先度調査が終了したところでございます。今後、該当施設の耐力度調査や耐震診断調査、さらに本格的な耐震化整備改修など、多額の財政需要となりますので、財政計画と調整を図りながら、児童・生徒の安全確保はもとより、地域の避難所として重要な役割を担っていることから、将来を見据え、慎重に計画を練ってまいりたいと存じます。
  したがいまして、事業実施にかかわる財源確保のため、国に対し、国庫補助制度の拡充、事業起債の支援体制の充実に向け、要望してまいりたいと考えております。
  3点目の子供見守り隊の現状と充実についてでございますが、登下校の児童・生徒の安全確保については、住民参加型の小・中学校子供見守り隊が全小・中学校区に組織され、総勢約500名による活動が展開されております。さらに、市内事業所等の自主的な見守り活動も行われており、地域の子供は地域で守るという機運が高まっております。
  児童・生徒のみならず、市民全体の安全で安心な生活を確保するために、地域における主体的で積極的な防犯意識の高揚と、防犯活動を一層充実させることが重要であると考えますので、今後とも関係機関等との連携・協力を図りながら取り組んでまいる所存でございます。
  次に、中学校の学校給食についてでございますが、学校給食は、学校給食法に基づき教育の一環として行われることが大切であり、生徒にとって最も望ましい形で実施すべきものであると考えております。
  市内の中学校7校のうち、大規模校、赤湯・宮内中学校については、弁当給食の検討もいたしましたが、現在弁当給食を実施している他市を参考にすると、弁当業者への委託料が多額であり、また、時間的な面や衛生面で食中毒等の危険性が懸念されることから、今のところ、近隣の小学校で給食をつくり中学校に配送する親子給食方式の採用を考えております。
  親子給食方式は、給食をつくってから短時間で喫食できること、また、旬の食材、地元の食材を生かした地産地消の推進ができることなどのメリットがあります。
  なお、細部にわたりましては、今後検討委員会を設置し、その中で種々検討してまいりたいと存じますので、御理解をお願いいたします。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  松木新一議員。
○松木新一議員  まず、1点目の病院間の連絡バスについては、実態調査をまず実施して検討するというようなお話でございました。
  私は、このことにつきましては、3月にも、1日だけだったのですが、自分が実態調査を行いまして、それらについても実態調査をすべきだというふうに申し上げたわけであります。あれからもう何年かたっているわけで、実質そういうことを申し上げても、御提案申し上げても、なかなか取り上げていただけないといいますか、そういうことを実施に移るのがなかなか鈍いというのが現状でないかなと私は思っているわけです。
  病院間の連絡バスについて十分実態調査をしていただいて、それとあわせて市内循環バスをどうしたらいいかという、そういうものを実態調査をした上で御検討いただければよろしいのではないかと思うわけでございます。
  しかし、私は、最終的には、近隣の町でもそうなったように、メリット・デメリットはあるかと思いますけれども、やはり、デマンド交通システムが一番住民のためになるのではないかと常々思っているわけです。
  やはり、高齢者の方で、なかなか歩き、足の不自由な方と言っては失礼ですが、そういう方が大変いられるわけですが、デマンド交通の場合だと、戸口から戸口まで来ていただけるわけです。路線バスであれば、乗降する路線が決まっていて、乗り降りする場所は限られてくると思います。そういう中でございますので、総体的に御検討をいただいて、やはり、デマンド交通システムを取り上げていただきたいと思うわけでございます。それが第1点。
  あと、防災マップにつきましても、既に他の市町村等でつくっているところがある。当南陽市におきましては、いろいろな面で、隣接市町村の、その結果なり状況を見て、それから何年か、相当経過してから実施するという、すべてのものとは言いませんが、そういう傾向が非常に多いのではないかと常々思ってるわけです。
  積極的にそういうものを取り組んで、市民の安全を守るのが行政だと思いますので、その辺についても、マップの作成についても、国や県の情報を得ながら、何か補助事業等もあるみたいに聞いております。当山形県の場合は、国・県があるんですが、マップまで補助事業があるかどうかは、ちょっとそこまで詳しい調査はできませんでしたが、ただ、補助事業があるということです。
  その辺も十分調べていただきまして、やはり、できるだけ早い機会にそういうものを作成していただきたいと思いますので、その辺のことについてどのようにしていくのかお伺いしたいと思います。
  また、耐震診断、耐震関係についても、先ほどお話あったわけですが、補助の要望を行うというようなお話がございました。しかし、今現在、もう既に補助事業があるわけです。そういう中で、きちんと耐震診断をして、市独自で、やはりきちんとしたものを計画して、要するに改築・改修するのは幾らかかるんだという、前から私が申し上げているとおり、そういう非常に厳しい財政状況の中でございますので、多額な経費がかかるわけですので、それらをきちんと調査をしていただいて、あわせて財政計画をお願いしたいわけでございます。その辺のことについて、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。
  あと、今現在、前にもちょっと質問の中にほかの議員からあったかなと思うわけですけれども、公民館に配車してあります青色回転灯の車の利用でございます。
  下校時に巡回とか運転できるのは、これらについては、やはり、限られた職員の方しか現在できないというようなことで、例えば、見守り隊とか防犯協会、安全協会とか、そういうことで利用したいとしても、やはり、その方が運転しないと利用できないというような状況にあるとお聞きしています。そうでなく、それらの方もできるような、全員ができるとまではいかないにしても、やはり、何人かの代表の方でもできるような、そういうことに拡大して、研修なりが必要であれば研修をして、そういうような方向に持っていけないのかお聞きしたいと思います。
  あと、学校給食の件ですが、小学校でつくって中学校に運ぶ親子給食というようなお話がございました。ちょっと弁当給食なんていう話も前に出ていましたので、その点を私は心配していたわけですが、やはり、親子給食になる検討をされるということでございます。
  しかし、今現在、沖郷中学校は民間委託されまして、赤湯小学校でつくって沖郷中学校に運んでいるという中で、やはり、赤湯小学校から赤湯中学校、沖郷中学校と、大規模校の2つまでそれで本当にできるのか。今後それは検討委員会で検討されるとは思いますが、やはり、先ほど申し上げましたとおり、こういう大規模校から小規模校で、小学校、中学校の距離が短いところと離れているところといろいろあるわけでございますが、その辺について再度御答弁をお願いしたい。
  あともう1点は、それらの親子給食をする場合、今の給食関係職員の人数で十分であるのか。また、それらについても一部民間委託する考えがあるのかどうか。そして、この給食が、大体目安として1食当たりどれぐらいの給食費を目指しているのか、その辺についてもお答えいただきたいと思います。
  あと、この学校給食を行うには、市長は多分選挙中もおっしゃっていたと思うんですが、家庭に何らかの事情があり、朝食をとらなかったり、弁当をつくってもらえないなど、要するに欠食児童・生徒のための給食が必要とおっしゃってございます。そういう中で、それらの実態は把握されているのか。
  以上、再質問をさせていただきます。
○議長  市長。
○市長  5点ほどの再質問がございました。まず最初に、バスの問題であります。
  病院間のバスの実態調査が遅い、利用度が悪い、さまざま御迷惑をかけていると、こういうことであります。松木議員がおっしゃったような調査については、私が就任して既にやっています。きょうも、今も、既にやっていますので、間もなく結果が出るのではないかと、こんなふうに思っております。出次第対応したい。既に検討委員会もできていますので、その中で、恐らく松木議員の期待される内容になっていくのではないのかなというふうに私も期待をしていますし、そのような指示をしているところであります。
  それから、デマンド交通にしたらと、こういうことであります。これらも含めて検討させていますけれども、これも、時間的なものは当然有利になるわけですけれども、経済的なもの、あるいは民と官の役割です。さらには、市民に対するサービスとわがままというのか、その辺の区別をどのようにつけていけばいいのか、対応をどうすればいいのか、その辺の部分がはっきりしないとなかなか難しいと。限られた人間にのみサービスが偏るというようなことになってもいかがなものかということで、それらも含めて、今検討させておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
  それから、防災マップの対応については、これまた遅いと、こういうことであります。私も就任して1カ月でありますから、皆さん方の御期待にすべてこたえるということはなかなかできないわけですが、これらについても一生懸命やっています。それで、先ほど申し上げましたように、水防法にのっとってハザードマップを検討させておりますし、さらには、各地域の具体的に細い部分での地域ごとの防災マップを検討するように指示をしていますので、近いうちに議員の希望にかなうようなものができるのではないかと、こんなふうに思っておるところであります。
  さらに、学校の耐震関係、これもまた遅いと、こういうことでありますけれども、これも先ほども申し上げましたように、市の財政等も、私も、実はこれほど厳しい状況になっているとは想像していなかったわけで、その辺は大分私も当てが狂っているわけでございますけれども、これはやむを得ないと思いますので、随時、我が南陽市の財政規模に応じた内容で、子供たちの安全を優先しながら、財政を全く無視するということはできませんので、この辺も含めながら随時対応してまいりたいというふうに思っております。
  それから、公民館の青色回転灯の件でありますが、これは、公民館、社会教育、あるいは中央公民館を通して、可能であるならば指示をしていきますので、検討させていただきたいというふうに思います。
  それから、給食の件であります。給食の赤湯中学校、沖郷中学校、一緒で大丈夫かと、こういうふうなことのようであります。特に、大規模校と言われている中学校に対する親子給食ができるのかと、こんなことでありますが、今のところ考えているのは、沖郷については沖郷小学校にお願いしたいと、こんなふうなことで対応したいというふうに。それで、赤湯中学校については赤湯小学校で、宮内の中学校については宮内の小学校でと。従来も、そのぐらいの規模の給食を全盛期といいますか、生徒の多い時代はやっておったという経緯もあるわけなので、十分可能だと。さらに、職員の対応についても、今の人数で十分対応できるというような報告を受けていますので、これも可能だろうというふうに思っております。
  なお、家庭のどういう、食事をとっていない子供、あるいは状況等々については、私もそう細かく把握をしておりませんので、この件については、必要とあらば担当課長に答弁をさせたいというふうに思いますので、御了承願いたいと思います。
  以上であります。
○議長  給食費の見込み。
○市長  では、再質問してください。
○松木新一議員  さっき申し上げてありますので、お答えいただいてから。
○議長  給食費の見込みについては答弁漏れでありますが、再々質問にしてほしいという市長のお話でありますので、よろしいですか。
○松木新一議員  いや、給食費について先ほど再質問で私は申し上げました。
○議長  では、答えてください。
○市長  松木議員のたつての願いでありますので、お答えを申し上げます。
  沖郷中学校が290円ということでありますので、全中学校これと同じようにしたいと、このように思って指示をしているところであります。
  以上であります。
○議長  よろしいですか。
  学校教育課長。
○学校教育課長  6番松木新一議員さんの欠食児童の実態はということについてお答えを申し上げます。
  先般ですが、中学校の生活実態調査を行いました。その中で、中学生でありますが、全く朝食べてこないという子供、あと1日、2日食べていないという子供をあわせますと3%、週に1日か2日食べない日もあるという子供を入れますと14%の子供たちが朝食を食べてこないというふうなことがあります。86%の子供は、毎日朝食を食べている。県の調査と数字がほとんど一致しているという状況であります。
  以上であります。
○議長  再々質問に入ります。
  松木新一議員。
○松木新一議員  では、再々質問をさせていただきます。
  まず、先ほどいろいろ再質問をした中で、就任されて間もないわけですから、そのような答弁もいたし方ないのかなと思いますけれども、ほとんどが検討しますというようなお答えでした。そういう中でございますので、市内循環バス、デマンド交通システム、防災マップ作成、耐震診断、耐震化整備計画を今度の3月定例会に施政方針が示されるわけでございますので、その辺についてきちんと、前向きな掲載をお願いしたいと思いますので、その辺について最後の質問とさせていただきますが、市長のお考えはどうでしょうか。
○議長  市長。
○市長  先ほど申しましたように、予算もかかわる課題もありますので、それらを精査しながら、議員御要望の3月の施政方針には、できるだけ詳しく提案できるように心がけて頑張りたいというふうに思いますので、むしろ御指導のほどをよろしくお願いをいたします。
  終わります。
○議長  以上で松木新一議員の一般質問は終了いたしました。
  御苦労さまでした。
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