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開      議
○議長(小野健一郎議員)  御起立願います。傍聴者の皆様もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において、一般質問の通告があった議員は8名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分
得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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松 木 新 一 議員 質 問
○議長  最初に、6番松木新一議員。
〔6番 松木新一議員 登壇〕
○松木新一議員  おはようございます。
  6番松木新一です。
  塩田市長は、就任してはや1年数カ月を経過し、その間、特別職の報酬カット、地域公共交通
機関の充実、地域情報通信基盤整備事業、ハッピーママギフト事業、ハッピーひよ子サポート事業、
すくすくサポート事業、安心ひよ子セーフティー事業、学童保育などの拡充などによる子育て支援、
そして、子育て支援都市宣言、中学校の学校給食、小学生議会、中学校再編統合委員会などの教育
の振興、市制40周年記念事業などの諸施策を着実に執行されてこられました。敬意を表します。
  その一方、大変厳しい財政状況下のもと、国民健康保険税や下水道使用料等の値上げ、さらに
は不足する財源を補うため期末手当の独自削減などが行われました。やむを得ないこととはいえ、
よく決断されたと思います。
  そこで、私はさきに通告しています4点について質問いたします。
  1点目に、平成20年度の施政方針と予算について質問いたします。
  原油価格の高騰に伴い諸物価の値上げ、急激な米価の下落など、市民生活に与える影響は多大
なものがあります。そして、格差社会は広がる一方です。
  そのような状況下ですが、新年度予算編成作業が本格化してきました。政府予算案については、
編成の基本方針が4日、閣議決定されました。政府予算案に関しては、経済財政諮問会議の報告を
受けて、歳出削減路線を堅持すると同時に地方再生の施策を重視していくことになりました。中で
も、三位一体改革で地方交付税が大幅に削減になった上、地方法人2税(法人事業税と法人住民税)
の税収格差が大きいことから、この是正策が課題になっていました。
  こうした中で、政府と与党の間で、自治体間の格差是正を法人事業税の再配分で行う方向でま
とまりました。今後、自民党税制調査会、与党の税制改革大綱などを踏まえて最終決定されます。
  また、県は4日、新年度予算編成に向けた各部局の要求概要を公表しました。米の価格下落に
苦しむ稲作農家の支援策として、転作作物のソバ生産などを対象にした独自の助成制度、市町村合
併支援の拡充、NPO支援基金の創設、一方、障害者小規模作業所やシルバー人材センターへの助
成・支援費の削減など、財政再建を重視した事業見直し方針も示されました。このことについて、
県は5日、市町村の財政担当者らを県庁に集めまして説明を行いましたとの報道がありました。
  まだまだ不確定な部分は多々ありますが、(1)平成20年度の主要施策は何か伺います。(2)
平成20年度予算編成の基本方針について伺います。(3)平成20年度歳入見込みと今後の財政見通
しについて伺います。
  2点目に、安全で安心なまちづくりについて質問をいたします。
  南陽市市制施行した昭和42年8月に羽越災害があり、甚大な被害がありました。近年は、幸い
にも大きな災害もなく済んでいますが、台風、豪雨、地震、豪雪、その他の災害が想定されます。
災害発生時に、ひとり暮らしのお年寄りや障害者など、要援護者の人たちが地域で避難支援を受け
られるようにすべきであります。
  少子・高齢化社会を迎え、市内には高齢者、65歳以上が9,265人、ひとり暮らし高齢者は833人
おります。また、障害を持っていられる方も数多くの方がおられます。
  そこで、災害時の要援護者支援体制として、関係機関、団体などと地域、市民が連携して、災
害時における要援護者への情報伝達、避難誘導、安否確認などを行う災害時たすけあいネットワー
ク制度の創設についてお伺いいたします。
  3点目に、市町広域合併について質問いたします。
  このことについて知事は、県議会9月定例会、10月15日開催の県幹部と各市町村長、議会議長
による県・市町村行政懇談会での合併推進の訴えや要請、4日開会の県議会12月定例会でも、合併
に関する課題を念頭に、県として合併実現にできる限りの支援を行っていくと述べておられます。
  11月12日開催の置賜3市5町の首長と議長、県議、県置賜総合支庁の幹部らが地域課題につい
て話し合う置賜地域行政懇談会での合併に関する話などがありました。また、先ごろの米沢市長選
挙では、広域合併についても論点となり、再選された市長は置賜3市5町の合併に前向きに取り組
む方針を示されました。
  その一方で、市長はいきいきトークでも合併に関する質問に答弁されておられます。さらに、
12月3日の新聞報道によれば、報道関係者懇談会で、「南陽市長示唆 東置賜3市町の合併も」の
見出しで大きく報道され、南陽・東置賜3市町の枠組みでの合併を模索する考えを示唆したとの報
道がありました。
  これらのことから、次のことについて伺います。
  (1)といたしまして、県議会9月定例会の本会議で、県知事は市町村合併について、新合併
特例法の期限が平成22年3月に迫っているとし、早期実現に向け具体的な話し合いが開始されなけ
ればならない、今後市町村に対し合併に関する考え方や意思について個別具体的に聞いていくと述
べていたが、その聞き取りがあったのか、また、その内容について伺います。(2)として、置賜
3市5町の首長会で広域合併についての話し合いがなされたかどうか、お伺いいたします。(3)
合併実現に向けて進めていくのか、または自立の道を歩むのか伺います。
  4点目に、中学校の再編統合について質問いたします。
  このことにつきましては、3月定例会でも一般質問をいたしました。教育委員会に、市内中学
校を再編統合する際の適正規模と配置、通学区域、統合の時期の3項目を諮問し、これを受けて、
南陽市中学校再編統合検討委員会を発足させ、4回開催し、市内7中学校を3校に統合することが
望ましい、適正規模については1学年3学級の9学級以上、適正規模と通学距離の公平性を考慮し
て対等統合による3校、統合時期については速やかに取り組むべき課題と指摘し、遅くとも平成25
年まで完了することが望ましいと検討委員会答申をまとめるとの新聞報道がありました。
  一方、議会といたしましても昨年9月に中学校統合検討特別委員会を設置し、今日まで13回の
委員会の開催、県内外の先進地視察、各中学校へ出向いての調査を実施し、広範囲にわたる項目に
ついて真剣に調査検討が行われ、その報告が今定例会の最終日に報告されると聞いております。
  そこで、次の事柄について質問いたします。
  (1)南陽市中学校再編統合検討委員会の答申、教育委員会の市中学校の再編統合基本構想の
策定について、経過と議会への報告について伺います。(2)議会の中学校統合検討特別委員会の
報告書の取り扱いについてお伺いいたします。(3)中学校の再編統合の時期はいつか、今後のス
ケジュールについて伺います。
  以上、当局の誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の質問を終わります。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  6番松木新一議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、平成20年度の施政方針と予算についての1点目、主要施策は何かについてでございま
すが、ただいま来年度予算の編成中であり、地方交付税など歳入見込みの不確定要素はございます
が、特に力を入れて取り組む事業として、さきの6月定例会で議決いただきました子育て支援都市
宣言のシンボルとして中央花公園に大型遊具を設置し、子育て環境を整備してまいりたいと考えて
おります。また、中学校の統廃合を初めとする教育分野の整備についても積極的に取り組んでまい
りたいと考えております。
  その他の事業につきましては、現在予算の確保を含め精査している段階でございますので、最
少の経費で最大の効果を得ることを基本に、継続事業につきましても評価と検証を行いながら事業
の決定をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
  2点目の予算編成の基本方針について、及び3点目の来年度の歳入見込みと今後の財政見通し
についてでございますが、依然として厳しい景気を反映し、市税の伸びは期待できない状況であり
ます。地方交付税は、総務省の試算で4.2%の減額、また臨時財政対策債は15%の減額とされてお
り、これを今年度の決定額に当てはめますと、約2億5,000万円近くの減収となる見込みでござい
ます。年末の地方財政対策の決着次第ではさらに大幅な減収をも懸念されるなど、財政環境の厳し
さがますます高まっております。
  こうした中、協働のまちづくりを目指し、市民の皆さんの声に真摯に耳を傾けながら、市民生
活重視型の社会資本の整備、市内景況に配慮した施策の推進など市民生活の条件整備に努めてまい
りますとともに、公約に掲げた施策の推進を図り、第4次総合計画に位置づけられた課題解決のた
め、南陽市行財政改革大綱に沿って行政サービスの維持向上を図ることを予算編成の基本方針とし
ているところでございます。
  次に、安全で安心なまちづくりについてでございますが、高齢化や核家族化が進展している中
で、障害者やひとり暮らしの高齢者などが安心して地域で生活していただけるシステムづくり、と
りわけ災害時における支援体制の整備は重要な課題であると認識をいたしております。
  それには、要援護者の実態の把握が必要不可欠であります。現在、行政として住民基本情報は
所有しておりますが、日中ひとり暮らしとなる高齢世帯などの把握は行政の目では困難であります
ので、民生委員・児童委員活動の中で実態の把握に努めていただいているところでございます。
  個人情報保護法などによる課題を整理しながら、地域住民、各行政機関や福祉関係者などの関
係団体が連携し、協力体制を確立しておくことが必要でありますので、今後、福祉事務所の要支援
者対策にあわせ、南陽市地域防災計画の中で検討してまいりたいと考えております。
  次に、市町広域合併についての1点目、県からの個別具体的な聞き取りがあったかということ
についてでございますが、情報の提供や意見の交換は常に行っておりますが、正式な聞き取りはご
ざいません。
  2点目の、置賜3市5町の首長会で話し合いがなされたかについてでございますが、これも合
併に関する研修や意見の交換は行っておりますが、合併の枠組みなどの具体的な話し合いはいまだ
至っておりません。
  3点目の、合併に向けて進むのか、自立の道を歩むのかについてでございますが、先ごろ開催
いたしましたいきいきトークなどでも申し述べておりますように、非常に厳しい財政状況や将来の
推計人口を見ましたときに、このままの状況では今のサービス維持は難しいと考えております。そ
の意味では、自立の道は険しいものと認識をいたしております。
  私は、合併するのであれば、どうにもならなくなってからではなく、少し余力のあるうちの合
併が必要だと考えております。県においては、置賜は1つという合併構想を打ち出しておりますが、
一方、この構想にはとらわれない自由な枠組みもあり得るとの考えも示されておりますので、歴史
的、文化的なつながりを大切にした南陽、高畠、川西の1市2町の枠組みも1つの検討材料として
考えているところであります。
  いずれにしましても、米沢市長も合併に前向きな姿勢を表明したということでございますから、
今後合併に向けた話し合いが加速されるのではないかと思っております。そのため、今後も県及び
近隣市町との意見交換や市民に対する情報の提供を積極的に行い、あわせて、さまざまな機会をと
らえ、市民の皆さんの声をお聞きすることを基本に、議会の御意見などもいただきながら進めてま
いりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
  次に、中学校の再編統合について、一括して申し上げます。
  平成13年2月に、教育委員会から2校案で具申をいただいておりましたが、全国的な少子化に
よる中学校の小規模化が進展している現状にあります。このようなことから、地域のバランスや既
存施設の有効利用も考慮した適正規模や整備金額等についてさらなる調査研究、検討が必要と考え、
市といたしまして本年3月に再度教育委員会に検討の依頼をさせていただいたところでございます。
  教育委員会においては、本年6月に南陽市中学校再編統合検討委員会を設置し、これまで4回
の検討委員会と3回の正副委員長会が開催され、11月30日に教育委員会に検討結果の報告がなされ
たところであります。この検討結果を受け、教育委員会内での議論を深め、今年度内に委員会とし
ての検討結果を取りまとめ、市に報告をいただけるとお聞きをしておるところであります。
  また、市議会におきましても、昨年9月に特別委員会を設置され御協議をいただいておるとい
うことでございますので、特別委員会の報告につきましても真摯に受けとめ、教育委員会の報告と
あわせて十分に検討し、本市の将来を見据えて真にふさわしい中学校の規模や配置、再編統合の時
期なども含め、来年度中には方向性を示してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただき
たいと思います。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  6番松木新一議員。
○松木新一議員  それでは、何点か質問をさせていただきます。
  平成20年度の主要施策につきましては、今、予算並びに施政方針等について積み上げられてい
る時期ではないかなと私も思うわけで、まだまだ不確定要素があって、そんなに多く答えられない
というお話も十二分にわかります。
  そういう中で、本年度は子育て支援を特にやられてきたわけですが、それの延長として来年度
は、先ほどの一般質問での回答なり全協での話なりでもお話があったわけですが、中央花公園の遊
具の整備ということでございますが、もっとそのほかにも県あたりでも子育てに関して、ほかの議
員が後ほど質問なども出るようですが、そういう関係での子育て関係、そういう関係でも拡大枠の
話もいろいろと出ているわけでございますので、なお一層の子育て支援について、遊具をつくるだ
けでなくて、もっといろいろなメニューを何かないかと。
  子育て宣言をして、市長は、子育てをするなら南陽市、教育を受けるなら南陽市というような
考えもお持ちでございますので、その辺についてなお一層の十分な課題として、施策としてやって
いただければありがたいなと思います。
  あとのことでも質問したわけですが、本年度は中学校の統廃合がはっきりと教育委員会からの
答申も今年度末までには上がると、そして議会からの報告も今議会で出るというような中で、やは
り中学校の統廃合につきましては平成20年度にきちっとした方向性を見出していかなければ、地域
に関しての説明、そして理解を得られなければ、最終的な目標、新聞等にも出ていますけれども、
宮中の危険校舎といいますか、それはもう目に見えているわけですので、それの改築に合わせる時
期までにはきちっとした統廃合がされていかなければならないと思うので、それらについてきちっ
とやっていかなければならないのではないかなと思うわけでございます。
  そのほかに、第4次総合計画の後期基本計画にのっとっている事業とか、また、その中にのっ
ている市の重大事業などについて継続のものについては十二分に、大変厳しい財政状況ではござい
ますけれども、事業を進めていっていただく必要があるのではないかなと思っているわけです。
  それと、先ほどもお話しありました行財政改革大綱、これについては実施状況については現在
市長室の前に掲示ですか、それで管理をされているというような中で、144項目に上る項目の実施
状況が掲示されています。あそこの掲示ではやはりなかなかあそこまで足を運ぶ市民の人は少ない
のではないかなと思うわけです。そのほか、それらの管理状況については市のホームページやら市
報で報告いたしますというようなこともうたわれているわけですが、それらの市報などに年度ごと
で市民には知らせられるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
  あと、なかなか予算編成につきましては本当大変厳しいものがあるかと思うわけでございます
が、市税の伸びは考えられないと。それは当然ではないのかなと思うわけでございますが、来年度
予算は財政計画などにのっていますが、大体一般会計で113億程度の予算になるのか。また、義務
的経費の比率が非常に多くなっているわけですが、特に扶助費などは年々上がっていくという中で、
人件費の削減やら、それらでどのようになっていくのか、それについてのお示しをいただければあ
りがたいなと思います。
  あと、災害時の要援護者の支援体制ですが、このことについて私は以前にも予算委員会か一般
質問かは忘れましたが、議会の中で一度申し上げたことがございます。そういう中で、私たちもこ
の前、会派で視察に行ってきました。こういう避難支援のプラン、ネットワーク制度ですか、こう
いうものについてはやはり目の前に災害がないと余りきちっとしたものは整備なされないで、その
ままになっていくという傾向が多いのではないかなと。
  災害はいつやってくるかわからないというようなことで、これらのことについては、先ほども
おっしゃられましたけれども、特に民生・児童委員の方々、それらの方々から常に情報等について
はわかっていらっしゃるとは思いますが、それに関して、また、今は個人情報保護条例などという
非常に大変厳しいものがありますけれども、それらについても災害時要援護者対策の避難支援の国
などからもガイドラインがもう出されておると。
  そういう中で、避難支援の情報の共有ということで、また、保護条例とは別に、それらの方々
を助けるという意味で、それらの情報も共有することが、やはり保護条例には抵触しないといいま
すか、そういう中で災害支援の情報の収集等について、また、こういうネットワークをつくったと
いたしましても、これらを整備しまして、本人からの手を挙げての要請なり、こちらからの情報を
持っているという共有。こちらからの火つけではなく、そういう要援護者側からの手を挙げてから
の希望による、そういうものとか、また、同意を持ってそういう情報を本人からの同意を得てとい
うようなことで、今後それらの整備をしていく必要が私はあるのではないかなと思っているわけで
ございます。
  先ごろのこのことについても、残念ながら新聞にもう載っておりました。村山市でそれらのこ
とを、避難支援プランの策定というようなことの記事が11月の末に載っています。これらのことに
ついて私も前にも申し上げたとおり、それらについても南陽市は安全で安心なまちづくり、以前か
ら日本一の安全で安心なまちづくりをキャッチフレーズといいますか、それらを考えて進んでいる
わけですので、率先してそういうものを整備していただきたいなと思うわけでございますので、そ
の点についてよろしくお願いいたします。
  あと、広域合併につきましては、3市5町の枠組み、または1市2町の枠組み、それらも1つ
の検討材料だというようなこともおっしゃられました。そういう中で、市長はいきいきトークの中
では非常に前向きな形の答弁がそれぞれでしてこられたなと私は思っているわけですし、また、新
聞報道などによりますと、市長はもう合併に向けてどんどん進んでいくような方向性かなともとれ
るような記事でもございます。
  そういう中で、自立の道ではなくて行財政改革の1つの方法として、やはり合併は必要だとい
うような認識でおられるのではないかなと思うわけで、その辺についてもう少し、ある新聞により
ますと、この1市2町の合併は要するに新合併特例法のその期限までに間に合うような書き方もさ
れていましたので、もう一度その辺についてお聞きしたいと思います。
  あと、中学校の再編統合の関係でございますが、これについては市の教育委員会から市長の方
へ答申があってから議会に示されるのかどうか。(1)の中でそれらのことについての議会への報
告等についてはどうなのかというふうに質問したわけですが、それらのことについて教育委員会か
らの答申を受けたもの、報告書なりについて議会にはいつ報告されるのかという点、1点。
  それとあと、議会の統合特別委員会の報告書、これについては、私は委員ではないわけですが
時々傍聴もさせていただきました。そういう中で、私は議会の特別委員会の報告書はすばらしいも
のが出てくるのではないかなと期待しているわけです。そしてまた、そのような内容でもあると私
は思うわけです。
  そういう中で、これは決定ではないわけですが、新聞報道に載っているように、統合するには
やはり市長が考えておられるように3校案が早い時期に一番しやすい統合の方法ではないかなと、
また、ある施設について利用しながらしていくというようなことで、やはりそれは一番ではないの
かなと私も思っているわけです。ただ、統合の組み合わせなり、大きい学校と小さな学校、小さな
学校は大きな学校へ行くわけですから、そこに吸収されたような統合ではなくて、それぞれの学校
が新設された統合というようなことで、平等の中での統合という方式をとっていただきたいなと思
うわけでございます。
  あと、スケジュール的なことで、来年重要な課題とは市長もおっしゃったわけですが、これら
のことについては住民の、大きな学校はいいと思うんですが、小さな学校については地域の方々へ
の説明や理解が一番重要ではないのかなと思うわけです。
  特に、梨郷中学校については、あの新聞報道によれば宮内の方に行くのか、沖郷の方に行くの
かというような両方の案も載っていたわけですが、今後それらのことについても教育委員会の方で
は3月末までにまとめられると思うわけですが、その辺について地域の住民方の説明やら理解を得
るような方法をぜひとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  何点か質問やら要望しましたけれども、それについてよろしくお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  松木議員の再質問でありますが、一生懸命メモをとっておったんですが、なかなか質問
なのか、あるいは松木さんの独自の見解を述べられたのかちょっとなかなか聞きにくいところもあ
ったので、もし答弁漏れがあったら再々質問でぜひお願いをいたします。
  まず最初に、子育て支援に力を入れてくれと、こういうふうな意味なのかなということであり
ますが、今考えておることは、これからの子供を産み育てていただく方々の環境整備はもちろんで
ありますが、現在の子供たちの、こういった教育関係の環境整備も極めて大事だというふうに私は
思っております。
  特に、これからの南陽市人材育成にはこれまで以上に力を入れていきたいというふうに思って
おりますので、それらにかかわる対応を教育委員会の方にも指示をしておりますので、一生懸命恐
らく松木議員が求められているような内容のことが来春には整理されるのではないかなというふう
に思っております。今その作業中でありますので、もうしばらくお待ちいただきたいなというふう
に思っております。
  それから、この中に来年度の財政規模の話がありました。18年度は私の記憶では110億4,000万
ほど、19年度は114億8,000万というような予算規模でありますから、松木さんが先ほどお話しされ
ました130億というのはちょっと多いのかなと。113億と言ったんですか、そうですか、そんな前後
した規模になるのかなというふうに思っております。額的にはそんなに期待できないんじゃないか
と、非常に厳しい状況でありますので、むしろこれまで継続された事業につきましても精査を必要
とするような状況にありますので、この辺は協働のまちづくりという観点からも、いつまでも行政
に頼るということでなくて、独自でやれるものは独自で、あるいは地域でやれるものは地域で、あ
るいは民間でできるものは民間でというようなものの考え方に沿って対応していかなければ、市の
財政はなかなかやりくりできないんではないかなというふうに思っておりますので、御理解いただ
きたいなというふうに思います。
  それから、災害関係、要援護者支援体制についてでありますが、これはいずれも非常に難しい
課題であります。特に、近年南陽市は大きな災害もございませんので、なかなか実感として市民の
皆さん方も持っておられない部分もあります。確かに、昭和42年の羽越水害以来、こういうふうな
比較的安全なまちでありますが、おのおのの地域でやはり地域防災組織、こういったものをつくっ
ていただいて、その中でやっぱり全体を把握していただくことが一番いいのかなと思っております。
  今おっしゃられたような、制度の中でいろいろと助け合いネットワーク制度を創設しろという
ことでありますが、今ある施設で一番取り組みやすい地域の方々が自主的、自立的に立ち上げた組
織、こういったものが一番いいのかなというふうに思っております。
  先般、民生委員、児童委員の会合に行きましたけれども、個人情報保護というものがあってな
かなか必要な情報を仕入れることができなくて、万が一の災害のときもどこにだれがいるのか、ど
うなっているのか、そういう状況をつかめないので、救援の方法も援護の方法もなかなか見つから
ないと、こういったことで、これらを積極的に情報開示を行政の方でもしていただきたいというふ
うな要請がありました。私どもでできる範囲ではやりますが、やはり地域の皆さん方でしっかり調
査をしていただいて、こういった一朝有事の際に対応できる体制を整えていただくことも極めて大
事なのかなというふうに思っておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。
  なお、必要な整理については積極的にやっていきたいと思っておりますし、市でも今年度中に
はハザードマップも完成する予定になっておりますので、それらを含めて防災体制には万全を期し
てまいりたいというふうに思っております。
  次に、合併のもう少し詳しくと、こういうことであります。合併については私も私なりの持論
を持っているわけでありますが、いかんせん相手が必要なことでありまして、私だけが突出してさ
まざまなことを考えましても、なかなかその辺も非常に難しい課題でありますが、県が言っておら
れるような、いきなり中核都市を目指しての3市5町広域合併ということは、今の首長さん方の感
触からすれば相当厳しいし、私自身もそんなに急いで大合併をしてもどうなのかなと。まずは、実
現可能な、あるいは市民の皆さん方にもそれなりの合併した後の状況が想像できる範囲というのが
あるのではないかなというふうに私は思っております。
  したがって、全国一大きな、大きいというのは面積です、広い市をつくってみてもどうかなと、
本当に市民の皆さん方に必要な行政サービスができるのかなというような不安はあります。したが
って、まずは1市2町というような観点から、段階的にそれなりの準備ができた段階でさらにステ
ップアップあるいはバージョンアップをしていくような段階的な合併方法も模索する必要があるの
かなというふうには考えております。
  いずれにしましても、これからどういうふうな話し合いに進展するのか全く想像つきませんの
で、その段階になったら、また皆さん方にさまざまな途中経過をお話ししながら、御理解をいただ
くような方法で進めていきたいというふうに思っております。
  それから、中学校の統廃合につきましては、もちろん一番は子供たちの対応が大事であります
ので、この辺には十分な意を尽くして、配慮をした統合の方法をやっていきたい。ただ、財政的な
ものもございますので、やっぱり一番は現実的に対応可能な選択をせざるを得ないのではないかな
というふうに思っております。
  特に、23年度に宮内中学校の校舎が危険校舎になるというようなことも目の前にありますので、
その前にできれば来年度早い時期に市の方針を決定して、それに沿って準備を進めていきたいと。
そうすることによって、各学校、地域や子供たちも余り混乱なくスムーズに進むのではないかなと
いうふうに思っております。
  ただ、それまでに著しく小規模が進む学校もございますので、それらについてはまた特別な対
応をしてまいりたいなというふうに思っております。
  なお、距離的には通学距離なども制限がありますので、それらも十分勘案してこれから対応し
ていきたいなというふうに思っておりますし、先ほど申し上げましたように、教育委員会並びに議
会の皆さん方からの答申なども十分しん酌して、今後の統廃合を検討してまいりたいというふうに
思っておりますので、御理解をいただきたいなというふうに思います。
  私がメモした内容は以上でありますので、もし答弁漏れがございましたら再質問でよろしくお
願いいたします。
○議長  再々質問に入ります。
  6番松木新一議員。
○松木新一議員  先ほどちょっと要望か何かわからないような私の話しぶりで大変申しわけなか
ったんですが、行財政改革大綱の実施状況、これらについての進行管理についても先ほど申し上げ
たようなつもりでしたが、これらについての市民への公表、ホームページで開示しているとは言わ
れたとしても、なかなかインターネットをみんな引いているわけではないし、やはり一番わかりや
すいのが市報等ではないのかなと思うわけです。それの実施状況等については、1年過ぎたら1年
ごとくらいにするのか、半年ごとくらいにするのか。
  市長室の前の廊下には私もちょっと時々目にするんですが、どういうあれなのか、何月何日現
在というようなふうに表示されているわけですが、その辺についてはぜひ市民に開示することも大
切なのではないかなと思っているわけですので、その辺についてお伺いしたいと思います。
  あと、歳入の関係ですが、いつも議会の中でも問題になっているわけですが、これについては
ほかの議員が質問しますので私は要望としておきますが、未収金の問題でございます。これについ
ては公平性という中で、未収対策については十分に対応していただきたいなと思っているわけです
が、今現在収納関係で職員3名増員しているというようなお話でございますが、前にも民間委託な
ど、また県関係の方では県の方で直接というような報道もございました。そういう中で、ぜひ実の
上がる未収対策を進めていただきたいなということで、これについてはほかの議員が質問事項でき
ちっと書いていますので、私は要望とさせていただきます。
  あと、合併については、市長が言われたとおり当然相手があることでございますし、また、県
で3市5町という大きな枠組み、なかなかこれは本当にそれぞれの市町村が温度差があって非常に
難しいことではあるとは思いますが、米沢市長は今後それぞれを回ってお話をするというようなこ
とで、勉強会をするというような報道もございました。そういうことでございますが、それとまた
市長の考えの1市2町の枠組みについてもお話がございました。それも相手のあることでございま
すが、それらについても終局的には合併は私も避けられないのではないかなという意味で、それら
について勉強なり検討していく必要はあると思います。そのようなことで、これについてはぜひ検
討していっていただきたいと、これについても要望とさせていただきます。
  あと、中学校の統合の関係については、先ほどもお話しいただいたとおり、教育委員会なり議
会の意見を十二分に尊重されまして、市としての対応を示していただければいいわけでございます
が、それらについて議会にそういう最終的な形が出た段階で示されるのか、先ほどから私、教育委
員会の報告等についての件についてお伺いしているわけですが、それらについてはいつごろ議会に
示されるのか、最後にその点、御質問いたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  松木議員の再々質問でありますが、まず最初に行財政改革の実施状況、進捗状況をどの
ようにして報告しているのか、市報等に掲載するべきではないかということでございますが、これ
は毎年4月と11月の市報には掲載しております。したがって、もっとというふうな頻度であれば検
討しますが、なかなかそう毎月毎月急激な進展がございませんので、この辺で十分なのかなという
ふうに思っております。それにつけても、しっかりみずから管理をしているということもあって想
像以上の進捗状況になっておりますので、3カ年計画でありますが、物によってはもっと短い期間
に達成するのではないかなというふうに思っております。
  それから、教育委員会の答申等々について議会の方にいつ報告されるのかと、これは中学校の
統廃合の問題でありますが、答申いただければすぐに精査をして、2月の全協なり3月の全協、ど
の時間帯に答申があるかですが、その時期を見て対応していきたいというふうに思っております。
いずれにしても、先ほど申し上げましたように、市の方針としては来年度20年度のできるだけ早い
時期に方針をしっかり決めて、これから進めていきたいというふうに思っておりますので、その辺
を十分に考えていきたい。
  それから、財政関係でありますが、これについては先ほどお話ししたように、議員が申された
ように扶助費等の想像以上の毎年毎年のやっぱり予想以上のスピードで進んでいますから、そうい
ったものに経費がかかって、事務的経費が相当莫大になっておるということもありますので、先ほ
ど申し上げましたように、これらについては間違いなく横ばいか、やや下向きかなと、余り、本来
であれば少し景気対策等も含めて、できれば景気刺激になるような予算編成をしたいと思っており
ますから、予算を窮屈にするのは余り良としていないんですが、いかんせん状況が状況であります
ので、必ずしも希望どおりにはいかない状況もありますので、御理解いただきたいなというふうに
思っております。
  私からは以上であります。
○議長  以上で、6番松木新一議員の一般質問は終了いたしました。
  御苦労さまでした。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時5分といたします。
午前10時51分  休  憩
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