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開      議
○議長(小野健一郎議員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は20名で定足数に達しております。
  なお、本日の会議に欠席する旨、通告のあった議員は18番大坂正十四議員の1名であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  なお、当局より説明員青木勲代表監査委員が、都合により欠席の旨の通知がありましたので御
報告いたします。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会最終日の会議運営について、議会運営委員会委員長より報告を願います。
  委員長 遠藤栄吉議員。
〔議会運営委員長 遠藤栄吉議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  3月定例会の最終日でありますが、本日の議会運営について、先ほど議会運営委員会を開催し
協議いたしましたので、その結果を御報告いたします。
  初めに、付託議案及び請願の審査の結果についてでありますが、各常任委員長からの報告、続
いて、予算特別委員長からの報告を受け、それぞれ質疑、討論、表決を行うことにいたしました。
  次に、本日追加される議案について申し上げます。追加議案は発議案5件であります。
  その審査の方法については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で、御審
査くださるようお願い申し上げます。
  次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第3号により行う
ことといたしました。
  なお、本日の本会議終了後、引き続き本議場において、全員協議会を開催することにいたしま
したので、よろしく御了承願います。
  以上、本定例会の最終日の運営につきまして、議会運営委員会において協議決定いたしました
ので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。
  終わります。

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 (総務常任委員長報告)
日程第 1 議第18号から
日程第14 議第46号まで計14件
○議長  日程第1 議第18号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関
する条例の設定についてから、日程第14 議第46号 松川堰組合規約の一部変更についてまでの議
案14件を、議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案14件について、総務常任委員長の報告を求めます。
  総務常任委員長 松木新一議員。
〔総務常任委員長 松木新一議員 登壇〕
○総務常任委員長  総務常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会におきまして、当委員会に付託されました議案14件について、日程に従い、去る3月
6日午前10時より全員協議会室において関係課長等の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査い
たしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第18号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条
例の設定について申し上げます。
  本案は、平成18年6月7日に地方自治法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、関
係6条例をまとめて改正するものであります。
  主な内容については、「助役制度の見直し」と「吏員制度の廃止」であります。
  具体的には「助役」を「副市長」に変え、「事務吏員」と「技術吏員」の区別をなくし、一律
「職員」に改正するものであります。
  審査の中で、委員からは、「助役」の名称が「副市長」に変わることによる権限委譲の有無の
質問に対し、当局からは法改正により市長の権限の一部を告示することにより副市長に権限委譲す
ることが可能になったものの、現在、移譲の予定はないとの説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第19号 南陽市副市長定数条例の設定について申し上げます。
  本案も、地方自治法の一部改正に伴い、副市長の定数を1名に定めるための条例の設定であり
ます。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第20号 南陽市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の設定につい
て申し上げます。
  本案は、山形県及び県内全市町村が共同で行う電子申請システムを導入するための条例の設定
であります。
  具体的には、行政手続等が書面等により行われていたものを、加えてオンライン化等により行
うことが可能となるものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第21号 南陽市公益法人等への職員の派遣等に関する条例の設定について申し上げま
す。
  本案は、平成14年4月1日に施行された「公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関す
る法律」に基づき、職員の派遣制度を導入するために必要な事項を条例で定めるものであります。
  具体的には、このたびの赤湯保育園の民営化に伴い、市の保育士2名を社会福祉法人双葉会に
派遣するための条例の設定であります。
  審査の中で、派遣する保育士の処遇や目的の質問に対し、当局より身分は市の職員であり、給
与も市で支払う、期間は2年、目的は赤湯保育園から赤湯ふたば保育園に転園する園児並びに保護
者の不安の解消と、円滑な移行を図るためとの説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第29号 南陽市公告式条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、条例等を公布する掲示箇所を現在の9カ所から1カ所に変更するための条例の改正で
あります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第30号 南陽市課設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、課の統廃合及び名称変更を行うもので、あわせて名称変更により改正が必要な条例の
改正を行うものであります。
  具体的には、市民生活課を市民課に、また都市整備課を建設課に名称変更し、健康福祉課と長
寿医療介護課を福祉課と保健課に業務再編し、商工振興課と観光物産課を商工観光課に統合するも
のであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきのもと決した次第で
あります。
  次に、議第31号 南陽市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、委員の選任権を市長に専属させるため、議会の同意を外すための条例改正であります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第32号 南陽市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につい
て申し上げます。
  本案は、地方自治法の一部改正に伴い、「助役」を「副市長」に改める改正と県の人事委員会
勧告の内容に沿って、特別職の期末手当を0.15月削減するための改正であります。
  具体的には、現行の期末手当3.3月の支給割合を0.15月に削減し、3.15月に改めるものであり
ます。
  対象となるのは、常勤特別職の市長と副市長、並びに非常勤特別職の議会の議員であります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第33号 南陽市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につい
て申し上げます。
  本案は、県の人事委員会勧告に沿った手当の改正に加え、独自に期末手当を削減するための改
正であります。
  県の人事委員会勧告に沿った内容としては、管理職手当を定率制から定額制に移行するもので
あります。
  また、扶養手当については、3人目以降の子等の支給月額を5,000円から6,000円に上げるもの
であります。
  次に、期末手当の削減については、一般職の期末手当を県並みの0.2月に0.3月を加え、独自に
0.5月を3年間の期限で削減するものであります。
  また、教育長については、期末手当を特別職同様に0.15月削減し、加えて勤勉手当を0.05月削
減する内容であります。
  審査の中で、独自削減の根拠や職員組合との交渉の経緯等の質問が出されました。
  当局からは、予算編成上、独自削減が必要であったこと、職員組合とは何度も話し合い、合意
に達していることの説明がありましたが、委員からは財源の確保が厳しい状況の中で、新規事業を
行うことにより財源不足が生じ、それにより予算編成に支障を来したため、職員の給与を削減する
ことには反対である、その前にやるべきことがあるはずである、財源不足の分は一般職員だけでな
く特別職を含め全体で痛みを分かち合うべきとの意見が出されました。
  審査の結果、全会一致で否決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第36号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げま
す。
  本案は、急速な高齢化や医療技術の高度化等による医療費の増加に伴い、歳入の確保を図り、
国民健康保険財政の安定化のため、平成19年4月1日から税率の改正を行うものであります。
  当局より国民健康保険の加入状況や国保税と医療費の推移、また給付基金の運用現状等の説明
がありました。
  当局より、市の国保財政は非常に厳しい状況にあり、給付基金の残額も底をつくことが予測さ
れるために、国保運営協議会の答申を受けての税率改正であるとの説明がありました。
  委員からは、改正内容の詳細について、市民にわかりやすく、周知すべく検討するよう意見が
ありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第37号 南陽市税外収入金の督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例
の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法に準じて延滞金等の割合について、関連条例も含め改正するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第43号 置賜広域行政事務組合規約の一部変更、議第44号 山形県市町村職員退職手
当組合規約の一部変更、及び議第46号 松川堰組合規約の一部変更についての3議案は、関連があ
りますので一括して申し上げます。
  本案は、地方自治法の一部改正に伴い、組合の規約変更を行うものであります。
  内容は、「助役」を「副市長」に、「収入役」を「会計管理者」に、「吏員」を「職員」に改
めるものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの総務常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。20番小林武夫議員より議第33号、並びに14番佐藤 明議員より議第
36号について、総務常任委員長の報告に対し、反対討論の通告がありましたので、順に発言を認め
ます。
  初めに、20番小林武夫議員。
〔20番 小林武夫議員 登壇〕
○小林武夫議員  おはようございます。
  ただいまの総務常任委員長報告のうち、議第33号 職員の給与改正条例案については賛成であ
りますので、委員長の報告には反対というふうなことでございます。
  総務常任委員会は、依然花の総務委員会と新聞報道され、にぎやかに論議するところと言われ
ておりました。
  今回も、結構長い時間をかけて論議したことは聞いておりますが、その結果、全員一致で否決
をしたということは、一体どうしたものかと思っております。
  なぜ職員の皆さんも、よしとして提案された議案をだめだというのか。困っていることに職員
もみんな協力しようというのは、これは当たり前のことではありませんか。
  予算質疑の中で、五十嵐議員より特別職も云々というスタートラインのお話がありましたが、
議案の賛否には条件つきはありません。
  33号議案についてはどうかということが問われているものであります。
  なお、塩田市長は選挙戦で得票獲得の手段として公約された特別職の市長、助役の月給半分、
これは既に実行されており、教育長についても大幅な給与の減額であり、これらは市民のだれもが
知っていることであります。
  また、33号議案は予算直結の議案であります。既に予算案は予算委員会において可決されました
が、いろいろと新たな施策、市民の要望を盛り込んだ塩田市政の船出を見守ってもいいのではない
かと、私は思います。
  ただ、この際市長に申し上げたい。市財政の現状は今回予算では歳入不足の一部に職員給与を
当て込んでいること。このような予算編成は今までありませんでした。
  また、市財政の経常収支比率は赤信号の90%を既に超えていること。これらは毎年、毎年、予
算の継続を必要とする、これ以上の新規事業は許されない現状であること。
  市長においては、どうぞ、間違いのない市政のかじ取りを願いたいものであります。
  それでは、33号議案に賛成する議員は、総務常任委員長の報告に反対ということですから、こ
れも間違いのないようにお願いをしたいと思います。
  以上、総務常任委員長への反対討論といたします。
  終わります。
○議長  次に、14番佐藤 明議員。
〔14番 佐藤 明議員 登壇〕
○佐藤 明議員  私は、総務常任委員長報告の議第36号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正
する条例の制定について、反対の立場から討論を行うものであります。
  南陽市でも国保税が払えず、滞納している世帯が年々増加をしております。
  先日の一般質問でも明らかなように、2月末現在で滞納額は3億2,300万円、長期滞納者の人
数は432人、資格証明書の発行状況は14件、短期被保険者証発行は355件と答弁をされております。
  国民保険は農家や自営業者、あるいは無職の人などを対象にした医療保険制度であります。病
気やけがをしたとき、国民健康保険を窓口に提出し、医療が受けられることになっております。
  その財源は、加入者の保険税及び国庫支出で賄うことが基本とされております。
  運営主体が市町村なのは、国民の医療保障を行うことは、国の責務であるとされているからで
あります。
  滞納者がふえている原因は、長期不況やリストラ、非正規雇用の広がりなど、暮らしが困窮し
ている中、保険税が一昨年に引き続き引き上げられ、他の健康保険に比べてみても高過ぎて払えな
い保険税になっていることであります。
  国民健康保険は無職や所得なし世帯が増加し、高齢者や低所得者が多い特質を持っており、国
民皆保険制度を支える制度として、その維持には国の政策が不可欠であると考えるものであります。
  ところが、政府は国の責任を放棄し、国庫負担率を45%から38.5%に引き下げ、それ以降も国
庫負担を削減し続けております。
  これが、市町村の国保財政を悪化させ、保険税の高騰を招いたことは明らかであります。
  私は次の点を提案し、強調するものです。
  第1点目は、国庫負担率をもとの45%に戻すよう、国に対し強く要請、要望すること。同時に、
県に対しても財政支援を要請するよう求めるものであります。
  2点目には、基金の取り崩しはもとより、一般会計からの繰り入れをすること。
  3点目には、国保加入者の生活の実態を正しくつかみ、実効ある減免措置が講じられるように
すること。
  また、さきの一般質問でも指摘をしておきましたが、資格証明書の発行は14件と答弁されまし
た。
  私は、悪質滞納者は別として、病人、子供のいる世帯への発行は配慮すべきと考えるものであ
ります。県内でも、山形市を初め6自治体で発行は配慮していると聞いております。
  厚生労働省は、特別の事情の判断はそれぞれの自治体が行う、自治体が決めれば、生活保護基
準以下も特別の事情に入れてよいと、このように答えております。
  一般質問でも指摘をしてまいりましたが、国保税の値上げで滞納額の増加や収納率の低下に拍
車がかかり、悪循環になるのではないかと心配と懸念でいっぱいであります。
  私は、地方自治体の使命は何よりも地域住民の福祉、健康、暮らしを守ることであると考えま
す。
  以上、申し上げましたが、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、反対の討論といたしま
す。
○議長  ほかに討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  総務常任委員長報告に対し、反対討論がありましたので、分割して採決を行います。
  まず初めに、議第33号 南陽市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
について、採決を行います。
  お諮りいたします。議第33号の採決は、起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議
ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。それでは、採決を行います。本案に対する委員長報告は原案否決
でありましたので、原案に対する採決を行います。議第33号 南陽市一般職の職員の給与に関する
条例の一部を改正する条例の制定について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長  御着席ください。起立多数であります。よって、議第33号は原案のとおり可決されました。
  次に、議第36号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について採決を行い
ます。
  お諮りいたします。議第36号の採決は、起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議
ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。それでは、採決を行います。議第36号 南陽市国民健康保険税条
例の一部を改正する条例の制定について、先ほどの総務常任委員長報告のとおり、可決すべきもの
と決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長  起立多数であります。よって、議第36号は原案のとおり可決されました。
  次に、議第33号及び議第36号を除く議第18号から議第46号までの議案12件について、採決を行
います。
  ただいまの議案12件について、先ほどの総務常任委員長報告のとおり決するに御異議ございま
せんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第33号及び議第36号を除く議第18号から議第46号まで
の議案12件については、総務常任委員長報告のとおり決しました。

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 (文教厚生常任委員長報告)
日程第15 議第22号から
日程第24 議第45号まで計10件
○議長  日程第15 議第22号 南陽市薮田艶子まちづくり基金条例の設定についてから、日程第24
 議第45号 山形県市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団体の数の減少、規約の変更及び
財産処分についてまでの議案10件を、議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案10件について、文教厚生常任委員長の報告を求めます。
  文教厚生常任委員長 渋谷晏弘議員。
〔文教厚生常任委員長 渋谷晏弘議員 登壇〕
○文教厚生常任委員長  私から、文教厚生常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました議案10件について、日程に従い、去る3月7日
午前10時から全員協議会室において、関係課長等の出席を求め、委員会を開催し慎重に審査いたし
ましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  まず初めに、議第22号 南陽市薮田艶子まちづくり基金条例の設定について申し上げます。
  本案は、一昨年に亡くなられた薮田艶子氏から寄附された不動産の賃貸住宅の収益を積み立て、
地域振興、まちづくりに活用していくため、地方自治法第241条の規定により基金を設置するもの
であります。
  当局より、寄附を受けた賃貸住宅の収益や維持補修に係る費用等を考えたとき、維持補修費の
方が大きくなる時期を見極めながら、寄附いただいた財産を最大限に活用し、今後の地域振興に生
かしていくとの説明を受けました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第23号 南陽市出産祝条例の設定について申し上げます。
  本案は、次代を担う子供の誕生を祝福するとともに、健やかな成長を願い、子育てを支援する
ため、出産祝いとして市内で使用できる商品券を交付し、住民福祉の向上に寄与するものでありま
す。
  委員より、第1子から祝い金がもらえるだけでなく、申請時に南陽市に住所を有する者であれ
ば過去の住所要件は必要ないということから、商品券を目的に住所を異動したものの、すぐ転出す
るようなことにはならないか。その他の子育て支援事業をPRしながら、子育てに何を望んでいる
のかアンケート調査や追跡調査が必要ではないか。
  また、市内すべての商店で使用できるため、そのほとんどが大型店に流れてしまうのではない
か、もしそうなれば、地元商店街が恩恵を受けず、地域活性化につながらないのではないか等の意
見が出されました。
  当局より、まずは南陽市により多くの子供が住んでくれることが第一であり、その他の子育て
支援事業をもPRしながら、定住を図られるように考えていく。
  また、商品券については、まだまだ手探りの状態であることから、今後の商品券の行方を検証
しながら、地域活性化に効果が出るように見守っていくとの説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第24号 南陽市立赤湯学童保育施設設置条例の設定について申し上げます。
  本案は、このたび赤湯学童保育施設が新築されたことから、設置条例を設定するものでありま
す。
  当局より、平成19年度からは全地区を対象として、対象学年を6年生まで引き上げて学童保育
を実施するとの説明を受け、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決す
べきものと決した次第であります。
  次に、議第25号 南陽市高齢者等緊急通報支援事業の運営に関する条例の設定について申し上
げます。
  従来の南陽市高齢者等在宅支援事業の運営に関する条例で実施していた、寝具洗濯事業と緊急
通報支援事業について、寝具洗濯の支援は介護保険制度の中でこれにかわる制度が出てきているこ
とから、事業を終了しました。
  よって、本案は緊急通報支援事業について、文言を整理し新たな条例として設定するものであ
り、なお附則の中で、従来の条例を廃止するものであります。
  当局より、緊急通報システムについての説明を受け、審査の結果、全員異議なく原案のとおり
可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第26号 南陽市自立老人等生活支援事業の運営に関する条例を廃止する条例の設定に
ついて申し上げます。
  本案は、介護保険制度の開始に当たり、介護保険の対象とならない方に実施していた生活支援
事業のホームヘルパー派遣、デイサービス、短期入所について、平成17年度から利用者がなく、該
当する場合は現行の介護保険制度の中で対応が可能なことから、条例を廃止するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第27号 南陽市自立高齢者生きがい活動支援事業の運営に関する条例を廃止する条例
の設定について申し上げます。
  本案は、介護保険法の一部改正により、従来の事業をより充実した新たな介護予防事業を実施
することから、条例を廃止するものであります。
  当局より、新たな介護予防事業について、高齢者の心身機能の維持向上、閉じこもりの予防等、
在宅高齢者が要支援・要介護状態になることを予防するために実施するものであるとの説明を受け、
審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であり
ます。
  次に、議第35号 南陽市駐車場設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、このたび土地開発公社より赤湯駅西口駐車場を取得したため、本条例を一部改正する
ものであります。
  委員より、駐車場にとめてある放置車両等についての質問が出されましたが、所有者を割り出
し撤去するよう催促しているとの説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第38号 南陽市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、赤湯保育園が3月末で閉園し、新たに民間の赤湯ふたば保育園として開園することに
伴い、本条例より赤湯保育園に関する事項を削除するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第39号 南陽市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定につ
いて申し上げます。
  本案は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正に伴い、本条例の文言等を整理し、あわせ
て一般廃棄物収集運搬業者等の認可申請手数料について見直しを行うものであります。
  当局より、県内13市の手数料の状況について説明を受け、それに対し委員より、見直しに当た
ってはまずは置賜近隣市町とのバランスや調整を図るべきで、人口が一番多く、金額も一番高い山
形市と同等に考えるべきではないのではないかとの意見が出されました。
  審査の結果、山形市と南陽市は全く同じ仕事を行っており、同じく経費もかかっていることか
ら、適正にいただくべきとの当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決
した次第であります。
  次に、議第45号 山形県市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団体の数の減少、規約の
変更及び財産処分について申し上げます。
  本案は、川西町が本年3月31日で山形県市町村交通災害共済組合を脱退することから、交通災
害共済組合の財産の処分と規約について変更するものであります。
  当局より、南陽市の交通災害共済の加入状況等について、現在の加入率が47.58%であること、
約660万円の掛金に対し78人が見舞金を申請し、約700万円が支給されていることなどの説明を受け
ました。
  委員より、県内13市の中で加入しているのが南陽市だけであり、加入率も50%を切っているの
で、脱退を考えるときではないかとの意見が出されましたが、1日1円の年間400円で、自転車で
転んでも保障される手頃な保険でもあるので、加入率が30%を切った時点で検討したいとの当局の
説明を了とし、審査の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、文教厚生常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの文教厚生常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第22号から議第45号までの議案10件については、文教厚生常任委員長の
報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第22号から議第45号までの議案10件については、文教
厚生常任委員長報告のとおり決しました。

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 (産業建設常任委員長報告)
日程第25 議第28号から
日程第31 請願第1号まで計7件
○議長  日程第25 議第28号 南陽都市計画事業南陽市中央第一土地区画整理事業施行条例を廃止
する条例の設定についてから、日程第31 請願第1号 日豪EPAに関する対応についてまでの議
案5件、請願2件を、議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案5件、請願2件について、産業建設常任委員長の報告を求
めます。
  産業建設常任委員長 小林武夫議員。
〔産業建設常任委員長 小林武夫議員 登壇〕
○産業建設常任委員長  産業建設常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました議案5件、請願1件及び継続審査となっており
ます請願を含めて2件について、日程に従い委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その
経過と結果について御報告を申し上げます。
  初めに、議第28号 南陽都市計画事業南陽市中央第一土地区画整理事業施行条例を廃止する条
例の設定について申し上げます。
  本案は、昭和60年から平成14年までの期間で、赤湯駅西地区の土地区画整理事業30.7ヘクター
ルを進めておりましたが、平成17年7月をもって換地処分、その他清算事務もすべてが完了したた
めに、本条例を廃止するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第34号 南陽市肉用牛特別導入事業基金条例の一部を改正する条例の制定について申
し上げます。
  本案は、国の三位一体改革に伴う基金の資源が税源移譲の対象となり、今後、国、県及び市が
拠出している基金が、国費を除いて県と市による基金で行う運営事業とかわり、基金の上限を1,20
0万円から900万円に改正するものであります。
  当局からは、地方の負担ということで減額にはなりますが、今後も十分運営は可能であるとの
説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第40号 南陽市肉用牛特別導入事業貸付条例の一部を改正する条例の制定について申
し上げます。
  本案は、議第34号と同様、肉用牛特別導入事業が県と市による基金事業にかわり、県で新たに
制定した実施要領に基づき、繁殖雌牛の増頭を幅広く促す観点から、貸付対象者の高齢者限定をな
くし一般にも広げるため、一部を改正するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第41号 南陽市農業集落排水処理施設設置条例の一部を改正する条例の制定について
申し上げます。
  本案は、下水道料金の見直しに準じて、基本料金10立方メートルまで1,500円を1,600円に、超
過料金を1立方メートルにつき160円を180円に改定するものであります。
  審査の結果、委員から、このような市民に直接影響のある公共料金の見直しについては、施政
方針にも出されていないし、常に市民に理解を求める姿勢が必要であるので反対との意見が出され、
採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第42号 南陽市下水道条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、三位一体改革による国の政策改正に伴い、高資本費対策の使用料適正化が打ち出され
ました。そのことにより、使用料単価が1立方メートル当たり150円未満の事業については、17年
度から調整され、20年度には高資本費対策の対象外となることから、南陽市の料金は平成8年から
改定はなく、利用者負担の軽減を図ってきましたが、早急な使用料の適正化が必要となり、下水道
使用料検討委員会で提言されておりました。
  下水道使用料、一般基本料金10立方メートルまで1,500円を1,600円、超過料金1立方メートル
につき160円を180円、温泉排水1立方メートルにつき47円を53円、温泉公衆浴場1立方メートルに
つき37円を42円に改定するものであります。
  審査の結果、委員から、このような公共料金の見直しについては、議第41号同様、市民の理解
を求める姿勢が必要であるので反対との意見が出され、採決の結果、賛成多数により原案のとおり
可決すべきものと決した次第であります。
  次に、請願第4号 南陽市木材製品利用住宅建築奨励助成金制度の創設について申し上げます。
  本請願は、継続審査となっていたものであり、南陽市内に個人住宅の新築または増改築をしよ
うとする場合、地元産木材を使用して建築を行う住宅に対して助成金が受けられるように、木材製
品利用住宅建築奨励助成制度の創設を求める請願であります。去る2月19日にも委員会を開催し、
請願者の出席を求め審査したところであります。
  審査の中で、置賜の木材生産量は約4,000立方メートルで、建築可能な木造住宅は114戸であり、
置賜地区の木造住宅着工数893戸の13%に相当する。また、戦後国策として植栽された杉人工林は、
15年後主伐期を迎えるが、利用されている量は14%にすぎない現状である。
  木材として十分活用されないで放置される杉林が大量に発生するおそれがあることや、木材の
需要の約8割が住宅用資材で、住宅建築での置賜産木材の利用拡大を図る必要があり、置賜「地材
地住」ネットワークを設立、行政と協働のまちづくりとして置賜住民に置賜産木材住宅の相談、P
Rを実施し、森林の保育管理も含め林業の振興をしていること、19年度の事業として「おきたまの
木」のブランド化を検討し、普及啓発を推進する計画であるとの説明がありました。
  委員からは、小学校時代から山林の下刈り等、森林保護に作業をしてきた。その森林が非常に
荒れていると思われますが、杉丸太のブランド化はできるのか。採算的にはどうなのかとの質問が
あり、現在、場所の悪いところは切り捨て伐採を進めているが、北京オリンピックの開催などもあ
り、日本への材木輸入も減少している。
  今後、国内産材の需要が多くなり、価格もよい方向に向く可能性も考えられるため、よい林を
つくるために、長期スパンの中で計画的経営体制を構築していく必要性があるとのことでした。
  審査の結果、願意妥当と認め、全員異議なく採択すべきものと決した次第であります。
  次に、請願第1号 日豪EPAに関する対応について申し上げます。
  本請願は、我が国政府は日豪首脳会談において、EPA、経済連携協定交渉の開始に合意した
ことに伴い、豪州からの農水産物輸入の占める割合が高く、重要品目に対する関税撤廃をせず、例
外処置を確保することや、WTO農業交渉に対する我が国の主張に基づいた整合性のある適切な内
容が確保されるよう、県・国に対し、意見書の提出を求める請願であります。
  委員から、今後、これらの国々との交渉で、日本の重要品目が守れなくなると食料自給率も40
%から大幅に落ち込み、日本農業の破壊につながりかねないとの意見があり、審査の結果、願意妥
当と認め、全員異議なく採択すべきものと決した次第でございます。
  大変長い間でございましたが、産業建設常任委員長の報告といたします。
  終わります。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの産業建設常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第28号 南陽都市計画事業南陽市中央第一土地区画整理事業施行条例を
廃止する条例の設定についてから、請願第1号 日豪EPAに関する対応についてまでの議案5件、
請願2件については、産業建設常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第28号から請願第1号までの議案5件、請願2件につ
いては、産業建設常任委員長報告のとおり決しました。
  ここで暫時休憩といたします。
午前11時00分  休  憩
───────────────────
午前11時10分  再  開
○議長  再開いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 (予算特別委員長報告)
日程第32 議第7号から
日程第42 議第17号まで計11件
○議長  日程第32 議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算から、日程第42 議第17号 平成19
年度南陽市水道事業会計予算までの予算案11件を、議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております予算案11件について、予算特別委員長の報告を求めます。
  予算特別委員長 伊藤俊美議員。
〔予算特別委員長 伊藤俊美議員 登壇〕
○予算特別委員長  私から、予算特別委員会の御報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました案件は、平成18年度各会計補正予算6件、及び
平成19年度各会計当初予算11件の計17件であります。このうち、平成19年度当初予算11件について、
去る3月13日に審査を行いました。
  当委員会は、議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみ御
報告させていただきます。
  議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算
  議第8号 平成19年度南陽市国民健康保険特
       別会計予算
  議第9号 平成19年度南陽市財産区特別会計
       予算
  議第10号 平成19年度南陽市小滝簡易水道事
       業特別会計予算
  議第11号 平成19年度南陽市育英事業特別会
       計予算
  議第12号 平成19年度南陽市下水道事業特別
       会計予算
  議第13号 平成19年度南陽市老人保健特別会
       計予算
  議第14号 平成19年度南陽市農業集落排水事
       業特別会計予算
  議第15号 平成19年度南陽市介護保険特別会
       計予算
  議第16号 平成19年度南陽市出産祝事業特別
       会計予算
  議第17号 平成19年度南陽市水道事業会計予
       算
  以上、当初予算11件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  予算特別委員長の報告が終わりました。
  これより質疑に入ります。
  ただいまの予算特別委員長報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  ここで、議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算に対し、14番佐藤 明議員並びに19番五十
嵐 諒議員より反対討論の通告がありましたので、これを認めます。
  初めに、14番佐藤 明議員。
〔14番 佐藤 明議員 登壇〕
○佐藤 明議員  私は、予算特別委員長報告の議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算に対しま
して、反対の立場から討論を行うものであります。
  長引く不況の続く中で、市民の暮らしと営業は依然として深刻な状況が続いております。平成
8年度より昨年12月段階で、市で誘致した企業を初め、負債総額1,000万円以上の企業倒産が45件
であります。
  さらに、地元商店も市の統計資料でも明らかなように、平成3年度と比べてみても売り上げは
落ち込み、100件以上の商店が廃業、転業を余儀なくされております。
  さらに、農業はどうでしょうか。農業も深刻であります。米を初めとする農産物の一層の輸入
自由化を前提として、米の安定供給の責任を放棄し、生産流通を市場原理にゆだねる米政策改革大
綱の実施など、さらに高齢化問題、後継者問題など、南陽市では新規学卒就農者も平成14年から平
成19年まで、ここ5年間でわずか19名であります。
  食料自給率の向上を日本の民主的改革の一つとして、農業を文字どおり基幹的な生産部門に位
置づけ、農は国のもと、食は命のもと、それを支える家族経営が成り立つ農政に転換することこそ、
必要ではないのでしょうか。
  また、雇用問題も深刻であります。市内の失業者もさきの一般質問でも明らかなように、500
人と答弁されております。労働者の雇用も不安定となっており、失業者の再就職も極めて困難な状
況が依然として続いております。
  こういう状況の中で、追い打ちをかけるように国民健康保険税や下水道使用料金等の公共料金
の値上げは、市民生活に直結し、一層負担増になり、到底容認することはできません。
  また、ハイジアパークの問題でありますが、私もこれまで何回となく指摘をしてまいりました。
新年度も管理事業費として3,595万円も計上しております。
  さきの予算委員会でも問題になりましたが、今まで経営支援として補助金、出資金など約2億
6,595万円、管理費として施設管理費、また源泉借地料など約2億7,292万円、合わせて5億数千万
円もの支出であります。
  公設民営とはいえ、なぜそれほどまでに一民間企業にしなければならないのか。多くの市民は
疑問と不審を抱いております。今回の管理事業費の負担は、今までも再三指摘をしてまいりました
が、際限のないものであり、到底容認することはできません。
  次に、消費税の市の手数料の問題であります。消費税の市手数料、使用料の市民への転嫁の問
題でありますが、これまでも政府発表で国会に提出した資料でも明らかなように、低所得者にほど
重い逆進性が改めて示されております。
  依然として、市民生活や商工業者の経営と暮らしにとっても重い負担増となっております。ま
た、お年寄りや所得の少ない家庭まで、まさに死活問題と言わざるを得ません。
  地方自治体の使命は、何よりも市民の暮らし、福祉や教育の充実、健康を守ることであります。
特に、一般会計の市手数料、使用料等は納税義務のないものであります。手数料、使用料等への消
費税上乗せ転嫁は直ちにやめるべきであります。
  もう1点は、前小泉内閣の三位一体の改革の問題であります。前小泉内閣の三位一体改革によ
る地方交付税の削減、補助負担金の削減は、地方自治体にとって予算編成に大変な困難を来してお
ります。
  そのことによって、全国各地の地方自治体あるいは地方公共団体などから批判と抗議が上がっ
たのは当然であります。
  地方交付税は福祉、教育など国民の権利である一定水準のサービスなどを自治体にも提供する
よう、国が財政を保障する制度であります。
  国庫補助負担金も、約7割は福祉や教育への国の義務的支出であり、地方への財源保障のもう
一つの柱であります。
  住民サービスの維持と自治体運営を脅かす地方交付税と国庫負担補助金の削減に反対し、地方
自治法の精神と地域住民サービス向上に一層努力をすることが今こそ強く求められていると思いま
す。
  以上、申し上げましたが、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私の反対の討論といた
します。
○議長  次に、19番五十嵐 諒議員。
〔19番 五十嵐 諒議員 登壇〕
○五十嵐 諒議員  19番五十嵐であります。
  佐藤議員が反対討論なされましたが、ちょっと違った立場から私は意見を述べたいと思います。
  私は、このたびの議第7号 平成19年度一般会計予算に対し、以下の理由により反対の意見を
述べます。
  塩田市長が昨年の市長選挙において、公約された施策の多くをこのたびの当初予算に計上され
ております。市民の皆さんが要望されていた課題を実行していくという点では、市長の政治姿勢は
評価できます。
  しかるに、私がどうしても納得できない点は、塩田市長が公約された新しい施策を実行するに
当たり、不足となった4,000万を南陽市の独自策として、一般職の期末手当を0.3カ月分減額をし、
それに充てるというものであります。
  一般職の皆さんにも、厳しい痛みを感じていただくということであるならば、行政の執行責任
者である市長みずからも、一般職と同じく期末手当を0.3カ月分減額をして理解をいただくことが
道義的責任というべきものではなかろうか。
  市長選挙での公約である市長、助役の報酬を半分にしているのだから、自分たちはさらにする
必要がないということとは、道理が違うのではないのか。
  行政のトップがみずからの姿勢を示して、一般職員にも、議員にも協力をお願いをするという
のが、筋の通ったやり方ではないのか。こう考えるものであります。
  総務常任委員会における条例案件の審査において、全員一致で否決となったことも、このよう
な意見によってのことであったと思っております。
  今日の日本の社会において、法律の条文より最も大切な道理ということをもっと重くとらえる
べきものと考えます。
  以上が私の意見であります。賛同できる議員各位の御支持をお願い申し上げ、討論といたしま
す。
○議長  ほかに討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  予算特別委員長報告に対し、反対討論がありましたので、分割して採決を行います。
  まず初めに、議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算について採決を行います。
  お諮りいたします。議第7号の採決は起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ご
ざいませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。それでは採決を行います。議第7号 平成19年度南陽市一般会計
予算について、先ほどの予算特別委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長  御着席ください。起立多数であります。よって、議第7号は原案のとおり決しました。
  次に、議第8号から議第17号までの予算案10件について、採決を行います。
  ただいまの予算案10件について、先ほどの予算特別委員長報告のとおり決するに御異議ござい
ませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第8号から議第17号までの予算案10件は、予算特別委
員長報告のとおり決しました。







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日程第43 発議第1号 南陽市議会委員会
      条例の一部を改正する条例の制
      定について
○議長  日程第43 発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議
題といたします。
  ここで提案理由の説明を求めます。
  9番髙田 豊議員。
〔9番 髙田 豊議員 登壇〕
○髙田 豊議員  私から、発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定につい
て、提案理由を申し上げます。
  昨年、地方自治法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、議会制度に関する事項につ
いても議長の権限が強化されるなど、一部改正が必要となったため、南陽市議会委員会条例の一部
を改正するものであります。
  また、組織機構の見直しにより南陽市課設置条例の一部が改正されることから、委員会条例の
常任委員会の所管内容を変更するものであります。
  以上、御提案申し上げますので、議員皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理
由の説明といたします。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第1号は、会派会長全員の賛成
を得て提案されたものであります。よって、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御
異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第1号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第1号 南陽市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
は、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第1号は原案のとおり可決いたしました。

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日程第44 発議第2号 南陽市議会会議規
      則の一部を改正する規則の制定
      について
○議長  日程第44 発議第2号 南陽市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを議題
といたします。
  ここで提案理由の説明を求めます。
  9番髙田 豊議員。
〔9番 髙田 豊議員 登壇〕
○髙田 豊議員  私から、発議第2号 南陽市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、
提案理由を申し上げます。
  昨年、地方自治法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、議会制度に関する事項につ
いても委員会に議案を提出する権限が認められるなど、一部改正が必要となったため、南陽市議会
会議規則の一部を改正するものであります。
  以上、御提案申し上げますので、議員皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理
由の説明といたします。
  終わります。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第2号は、会派会長全員の賛成
を得て提案されたものであります。よって、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御
異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第2号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第2号 南陽市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、
原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第2号は原案のとおり可決いたしました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第45 発議第3号 日豪EPA交渉に
      関する意見書の提出について
○議長  日程第45 発議第3号 日豪EPA交渉に関する意見書の提出についてを議題といたしま
す。
  ここで提案理由の説明を求めます。
  20番小林武夫議員。
〔20番 小林武夫議員 登壇〕
○小林武夫議員  先ほどは大変長かったので、今度は短く1行で終わらせます。
  この意見書案は、採択された請願に基づき提案するものです。
  よろしくお願いをいたします。
  終わります。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第3号は、所管の産業建設常任
委員会全員の賛成を得て提案されたものでありますので、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第3号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第3号 日豪EPA交渉に関する意見書の提出について、原案のとお
り決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第3号は原案のとおり可決いたしました。

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日程第46 発議第4号 医師・看護職員確
      保対策の充実強化を求める意見
      書の提出について
○議長  日程第46 発議第4号 医師・看護職員確保対策の充実強化を求める意見書の提出につい
てを議題といたします。
  ここで提案理由の説明を求めます。
  3番田中貞一議員。
〔3番 田中貞一議員 登壇〕
○田中貞一議員  私から、発議第4号 医師・看護職員確保対策の充実強化を求める意見書の提出
について、提案理由を申し上げます。
  高齢社会の進展、医療の高度化・専門化に伴い、保健、医療、福祉に対する需要が増大してき
ており、その担い手となる医師・看護職員の確保が重要かつ緊急の課題となっております。
  本県における人口10万人当たりの医師数は、全国平均を下回っており、さらに平成16年度から
始まった医師臨床研修医制度をきっかけに都市部への医師の偏在化が進み、地域医療を担う自治体
病院等では勤務医不足が深刻化しております。
  また、看護職員においても昨年の診療報酬改定に伴う看護基準見直しにより、医師同様、地域
の病院での看護職員確保が困難となっており、本県地域医療にとって重要な課題となっております。
  よって、国においてはこうした地域の深刻な実情にかんがみ、医師確保対策の強化と地域にお
ける医師・看護職員の確保対策の充実、強化を図られるよう、別紙意見書を提出するものでありま
す。
  以上、御提案申し上げますので、議員皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げ、
提案理由の説明といたします。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第4号は、所管の文教厚生常任
委員会全員の賛成を得て提案されたものでありますので、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第4号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第4号 医師・看護職員確保対策の充実強化を求める意見書の提出に
ついて、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第4号は原案のとおり可決いたしました。

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日程第47 発議第5号 道路整備予算の確
      保に関する意見書の提出につい
      て
○議長  日程第47 発議第5号 道路整備予算の確保に関する意見書の提出についてを議題といた
します。
  ここで提案理由の説明を求めます。
  20番小林武夫議員。
〔20番 小林武夫議員 登壇〕
○小林武夫議員  最後でございます。
  発議第5号 道路整備予算の確保に関する意見書について、提案理由を申し上げます。
  これもなるべく短めにいたします。
  国においては、一般財源化を前提とする道路特定財源の見直しに関する具体策が、閣議決定さ
れました。
  道路特定財源の見直しに当たっては、地方の道路整備の推進に必要な財源の配分割合を高める
など、地方における道路整備財源の充実を図るよう、別紙意見書を国の関係機関に提出するもので
あります。
  議員各位の御賛同をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
  終わります。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第5号は、所管の産業建設常任
委員会全員の賛成を得て提案されたものでありますので、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第5号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第5号 道路整備予算の確保に関する意見書の提出について、原案の
とおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第5号は原案のとおり可決いたしました。
  最後にお諮りいたします。本定例会において、議決されました議案の中で整理を要するものに
ついては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。
  これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任す
ることに決しました。
  以上をもって、本定例会に提案されました議案並びに請願等の審査は、すべて終了いたしまし
た。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

市長あいさつ
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  3月定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
  本定例会におきましては、御提案いたしました議案につきまして、慎重に御審議を賜り、全議
案とも原案のとおり御可決、御承認いただきましたことに、心より厚くお礼を申し上げます。
  本定例会におきましては、新年度の施政方針を述べさせていただきましたが、効果的で効率的
な行財政運営に努めてまいりますので、議員各位のさらなる御指導、御協力をお願い申し上げる次
第でございます。
  さて、本年度も残すところわずかとなりました。私が市長に就任以来、早いもので間もなく8
カ月が過ぎようとしております。
  おかげさまで、今年度の事業も順調に進んでまいりました。議員各位に対し、心より御礼を申
し上げる次第でございます。
  新年度におきましても、市の発展と市民福祉の向上を目指し、各種施策を展開してまいります
ので、皆様方のさらなる御支援、御協力をお願い申し上げる次第であります。
  結びになりますが、ことしは記録的な暖冬で、積雪もほとんどない状況でございましたが、先
週は真冬並みの寒気で、断続的な降雪となりました。
  どうぞ、議員各位におかれましては、御自愛いただき、各般にわたる御活躍をお願い申し上げ
まして、御礼のごあいさつとさせていただきます。
  まことにありがとうございました。

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閉      会
○議長  これをもちまして、平成19年南陽市議会3月定例会を閉会いたします。
  一同、御起立願います。
  どうも御苦労さまでした。
午前11時44分  閉  会

南陽市議会議長 小 野 健一郎
同   副議長 鈴 木 英 昭
会議録署名議員 松 木 新 一
同       小 林 啓 市