平成19年3月定例会 予算委員会(補正予算) 3月5日(月)11:30~12:10
              予算委員会(当初予算)3月13日(火)10:00~15:33
              予算委員会(当初予算)3月14日(水)10:00~11:35


              
平成19年3月5日(月)予算特別委員会


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本日の会議に付した事件
 議第1号 平成18年度南陽市一般会計補正予算
      (第5号)
 議第2号 平成18年度南陽市国民健康保険特別
      会計補正予算(第3号)
 議第3号 平成18年度南陽市財産区特別会計補
      正予算(第2号)
 議第4号 平成18年度南陽市下水道事業特別会
      計補正予算(第4号)
 議第5号 平成18年度南陽市老人保健特別会計
      補正予算(第3号)
 議第6号 平成18年度南陽市介護保険特別会計
      補正予算(第2号)

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開      会
○委員長(伊藤俊美委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は20名全員であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成18年度補正予算6件、平成19年度予算11件であります。
  そのうち、本日の予算特別委員会では、平成18年度補正予算6件について審査を行います。

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議第1号 平成18年度南陽市一般会計補正
     予算(第5号)
○委員長  初めに、議第1号 平成18年度南陽市一般会計補正予算(第5号)について審査を行い
ます。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第1号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願い
いたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般について、12ページから17ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。第2款総務費から第6款農林水産業費の18ページから23ページ
までについて質疑ございませんか。
  松木委員。
○松木新一委員  18ページの3款の民生費、1項の社会福祉総務費に関してお聞きしたいと思い
ます。
  病院間のバスの運行、12月から試行運転されたというようなことで、また、1月からは中川地
区から公立置賜南陽病院まで運行されたというようなことで、そしてまた、北部地区連絡バスにつ
きましても、赤湯駅まで運行が延びたというような状況の中で、まず病院間のバスのルート変更し
て、途中での乗り降りができるようになったということで、特にことしは暖冬でもあったので、利
用客が大分伸びてよかったというお話もお聞きしているわけですが、この病院間の連絡バスは昨年
のこの時期と比べて利用状況がどうなのか。また、中川地区や北部バスの運行状況、それに対する
利用客等についてどのような状況になっているか、お聞きしたいと思います。
○委員長  斉藤彰助健康福祉課長。
○健康福祉課長  最初に、病院間の連絡バスの運行状況について御報告いたします。
  昨年度と比べまして、ことしについては、12月から1月、2月比較で申し上げますと、昨年度
比較で96.35%になっております。若干の減になっております。これについては、まだ3カ月の短
い期間なので、その分析についてはもう少し時間をいただきたいというふうに思います。
  なお、その乗降については、内訳としては、公立置賜南陽病院、漆山、宮内、その3地区につ
いては、途中乗降客がそれぞれ3分の1ぐらいずつになっておりますので、従来南陽病院から乗ら
れた方が途中から乗られる、降りられるということで利便性が上がったというふうな内容かと思い
ます。
  ただ、梨郷地区の方については、予想に反してあまり利用されていない。その辺は今後詳細の
分析を待ちたいと思っております。
  以上でございます。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  それでは、中川からのバスについて、私の方から御報告を申し上げます。
  1月から市のマイクロバスを利用しまして、試行を行ったわけでございますが、1月19日、2
月17日間のデータを御報告をさせていただきたいと思います。
  1月につきましては、乗客人数が724名、1日の平均乗車人数が38.11人、1便の平均乗車人数
が4.2名です。2月につきましては785名の乗車人数、1日の平均人数が46.18人、1便の平均人数
が5.1人となってございます。
  元中山から南陽病院までということで、途中8カ所の停留所を設けて試走をいたしております
けれども、停留所別の乗車人数については、一番多いのが小岩沢公民館口から乗られている方だと
いうことでありますけれども、それが19%でございます。あとは元中山公民館えくぼプラザが16%、
川樋公民館が10%、中川中学校12%ということで、ほぼイーブンに乗られておるというようなこと
が判明をいたしておるところでございます。
  なお、降りる場所でございますが、やはり南陽病院が43%というふうに半分近い方が病院まで
の利用になっているなと。あとは、大きいのはえくぼプラザで21%、赤湯駅前で14%、南陽郵便局
前で13%というような数字が上がっているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  順調に利用されているというようなお話も聞いていたわけですが、病院間のバ
スにつきましては、逆に若干前年度よりことしのような暖冬の中でも利用率が下がったというよう
なことが非常に残念だと、逆にそう思うわけでございますが、その辺についても、今後とも利用の
PR等よろしくお願いしたいと思います。以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費から第13款諸支出金の22ページから29ページまでについて質疑ござ
いませんか。
  大坂委員。
○大坂正十四委員  22ページの畜産についてですが、前から肉用牛特別導入事業ということで、高
齢者に貸し付けるという指針を国、県と市がやったというような運用でございますが、今回国の方
の基準分を返すということで、県と市のみで導入をやるということですが、この返納について、こ
の資金に利子がついているのかなんだか、私は利子というものはないものと思っていたんだけれど
も、利子がついているのか、お聞きします。
○委員長  農林課長。
○農林課長  この返還金、国庫分なんでありますが、この返還金の中には利子70万円含まれており
ます。
○委員長  大坂委員。
○大坂正十四委員  そうすれば、70万円という利子がついているということは、当初からの利子が
累積になって70万になったというように理解していいんですか。
○委員長  農林課長。
○農林課長  創設が昭和55年になってますので、それ以来の利子を累積した利子の国庫分だけ案
分いたしまして、計算いたしまして、先ほどの70万という利子も合わせて含まれた額で返納したい
と思ってます。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料30ページから37ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第1号 平成18年度南陽市一般会計補正予算(第5号)は、原案のとお
り可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第1号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第2号 平成18年度南陽市国民健康保険
     特別会計補正予算(第3号)
○委員長  次に、議第2号 平成18年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について
審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第2号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、46ページから49ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第2号 平成18年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、
原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第2号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第3号 平成18年度南陽市財産区特別会
     計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第3号 平成18年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)について審査を
行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第3号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、58ページから61ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第3号 平成18年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)は、原案
のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第4号 平成18年度南陽市下水道事業特
     別会計補正予算(第4号)
○委員長  次に、議第4号 平成18年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第4号)について審
査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第4号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  ただいま12時になったんですけれども、時間を延長して補正予算を終わらせたいと思
いますけれども、よろしいですか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  では、よろしくお願いいたします。
  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、72ページから79ページまでについて、質疑ございま
せんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第4号 平成18年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第4号)は、
原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第4号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第5号 平成18年度南陽市老人保健特別     会計補正予算(第3号)
○委員長  次に、議第5号 平成18年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第3号)について審査
を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第5号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、88ページから91ページまでについて、質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第5号 平成18年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第3号)は、原
案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第6号 平成18年度南陽市介護保険特別     会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第6号 平成18年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)について審査
を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第6号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、100ページから107ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第6号 平成18年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)は、原
案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第6号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました平成18年度補正予算6件の審査は終了いたしました。
  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝
申し上げます。
  なお、次会の予算特別委員会は3月定例会会期日程により開催いたしますので、御参集をよろ
しくお願い申し上げます。

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散      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を散会いたします。
  御苦労さまでした。
午後12時10分  散  会




3月定例会 予算特別委員会(当初予算)
平成19年3月13日(火)10:00~15:33


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本日の会議に付した事件
 議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算

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開      議
○委員長(伊藤俊美委員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は19名で、定足数に達しております。
  なお、本日の会議に欠席する旨通告のあった委員は、18番大坂正十四委員であります。
  これより平成19年度各会計予算の審査に入ります。

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議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算
○委員長  初めに、議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第7号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願
いいたします。
  これより質疑に入ります。
  予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入について行います。
  第1款市税から第12款使用料及び手数料までの12ページから21ページまでについて質疑ござい
ませんか。
  14番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  何点か質問いたします。
  今までいろいろ議論もされてきたわけですけれども、三位一体改革等によって、地方交付税を
初め、さまざまな分野で削減をされているという状況があるわけですけれども、それと同時に、県
も昨年度あたりから合併浄化槽あるいは施設等の利子補給等の、こういったものが減らされて、将
来は廃止をすると、こういう状況でありますが、県などについては、ことしもそういう形でなるの
かどうか、まず最初にお尋ねをしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  県のいわゆる市町村に対しての支援等の削減があるのかどうかというような御
質問かと思いますけれども、県も御案内のように大変厳しい財政状況にあるといったことで、行政
改革を一段と強めるといった姿勢でございまして、財政削減もそのうちの大きな一つの手段として
取り組んでいるところでございます。
  結果としまして、市町村に来る、先ほど委員が申されましたようなものについては、やはり削
減になっている状況にございます。ただ、すべてが削減というようなことではなくて、いわゆる農
地・水の対策費などは新しい支援として行われているというようなことでございまして、今、県も
国も私どももでありますけれども、削減をするものと、それから新たな事業に対して取り組むもの、
こういったいわゆる選択と集中と申しますか、そのような傾向が一段と強くなってきているなとい
うようなことを感じているところでございます。
○委員長  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  せんだっての一般質問等でも松木議員からこもごも質問が出されたわけですけ
れども、こういった形で削減されますと、際限のないものと思わざるを得ないわけですね。ですか
ら、来年度あるいは再来年、こういった形で、そういった見通しもお先真っ暗な状況のように見え
るわけですけれども、その辺、財政当局としてどのように見ておられるか、お尋ねをしたいと思い
ます。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  国の三位一体初め、県にしても今申し上げたとおりでございますので、やはり
上から来るというか、国・県から来るものというのは今後も縮小していくのかなというふうに思っ
ております。したがいまして、独自で生きる道というか、南陽市としましては、そういったものは
減るというような前提に立って今後の財政計画を計画していかなければならないのではないかなと
いうふうに思っております。
  したがいまして、経常経費をいかに減らしていくかというようなことが非常に大きな課題にな
ってくると存じております。そのようなことから、行政と財政の対策を一本にしました行財政改革
大綱というものを今、計画策定いたしておりますけれども、これらの歩みを一段と速めながら、そ
ういった対応に取り組んでいかなければならないというふうに考えているところでございます。
○委員長  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  私は前にもたしか言ったと思うんですが、いわゆる小さい町や村、市、こうい
った自治体を将来なくすと。いわゆる合併をして、そして全国的には1,000ぐらいにして、いわゆ
る小さな政府と、今そういう計画をやっているというふうに思うわけですね。しかも、今、道州制
の話も出てきておるわけですけれども、そういった形でどんどん小さい自治体はなくなっていくと
いうふうに思うんですね。
  そういった形ですと、この南陽市においても対象になるわけですから、将来的にはそういう方
向にならざるを得ないというふうに私は思うんですが、市長はどのように考えておられるか。昨年
7月に市長になって7カ月ほどたっているわけですけれども、市長の見解を賜りたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  国・県の考え方は、佐藤委員が考えておられるようなことだろうかなと。最近のマスコ
ミでは、市の数を全国で300ぐらいにしたいと、こういうのが自由民主党の道州制委員会での議題
のようでありますから、そんなふうに進む。
  県も確かに、今の知事は何とかして合併を進めたいと。したがって、合併をしようとしている
ところ、あるいはしたところ、全然まだ取り組んでいないところのめり張りをつけた対応をしてい
きたいと。このめり張りというのは金額的なもので、明らかにわかるように、数字でわかるような
対応をしたいと、こういうことを言っているわけでありますから、相当これからは厳しい対応を迫
られるものというふうに思っております。
  そんなことを受けながら、皆さん方の、市民のコンセンサス等も含め、あるいは近隣の市や町
との対話なども含めながら、しっかり後世にツケを残すことのないような判断をしていきたいなと、
こんなふうに思っております。いずれにしても、近い時期にそういうふうな議論がまた起きるので
はないかなというふうに思っています。
  私個人としては、佐藤委員が言うように南陽市だけでの独自の選択というのは非常に難しいの
かなと、こんなふうにも思っておりますが、国のこれからの末端の地方自治体に対する対応なども
十分勘案して判断せざるを得ない。これ以上、市民にとって行政サービスが低下すると、あるいは
便利が悪くなるというようなことも必然的に起きるだろうというふうに思いますので、その辺はど
ういうふうに御理解を得ながら進められるのか、そんなことも十分考えながら皆さんとともに研究
をして、南陽市にとって一番いい選択をしていきたいというふうに思っていますので、今の段階で
はそういう方向に進むだろうとは思いますが、急激な、ことしじゅうにとか、今の段階ではですよ、
急激な国や県の指導があればわかりませんが、今の段階では安易な対応はできないのかなと、こん
なふうに思っているところでありますので、御理解賜りたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  よろしいですか。
  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  19ページ、1目の地方交付税の件についてちょっとお聞きしたいと思います
が。
  ことしも施政方針にあるように地方交付税も削減されてきていると、こういう状況の中で、こ
こに普通交付税、特別交付税の予算が組まれておりますが、普通交付税は、これは当然きちんと定
まった内容によって交付されてくるという。道路から含め、すべてあるわけですが、特別交付税が
ここに5億5,000万円予算化されていますが、どういう内容を考えられて、事業なり、そういうも
のについて予定されているのか、これについてちょっとお伺いしておきたいと、こういうふうに思
います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  交付税の中で普通交付税と特別交付税というようなことがございまして、全体
の94%が普通交付税、残りの6%が特別交付税と、このようになっているわけでありますが、普通
交付税については、基準財政需要額と収入額の差を埋めるものとして、いわゆる標準的な市の経費
をもって、その算定基準になっているというものでございますので、南陽市で独自に取り組んだ経
費については特別交付税の対象になるというふうに、大きく言えばそういったことでございます。
  さらには、そういったものには災害とか、そういう特殊事情がかかわってくる。最近の傾向と
しては、合併したところによる合併の経費といったものが大きく見られているのが特徴になってい
るところでございます。
  南陽市としましては、特に他市と比べて繰り出しが多いというか、繰り出しというか、多く経
費を使っているのが子育て事業というようなことでございまして、基準以上に出しているものにつ
いては、これらの対象になっているものというふうに理解をいたしているところでございます。
○委員長  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  そうすると、この特別交付税の予算措置というのは市独自の事業というもの
が大きくかかわってくると、こういうふうになるわけですよね。それと同時に、それぞれ、国に対
する働きかけによって交付税も若干、市長のそういう行動によって違ってくる部分はあるのかなと。
これまでの歴代市長の行動などを見ておればですね、考えられますけれども、そういった意味で、
特にこういう財政難のときに南陽市の独自事業というものをしっかり定めて進めていく中で、やは
り国に対するこの特別交付税をいかに少しでも多くいただいてくるかという活動、運動も必要にな
ってくるだろうと、こういうふうに思いますけれども、市長として、こういった国に対する働きか
け、また各国会議員に対する働きかけ、さまざまな領域があるわけでありますけれども、そういう
意味で、この5億5,000万円の予算より少しでも多く南陽市に交付されるような方向を検討、また、
そういう働きかけがやっぱり必要じゃないかなというふうに思いますけれども、市長としての基本
的な考え方についてちょっとお尋ねしておきたいと、こういうふうに思います。
○委員長  市長。
○市長  基本的なことですから、特別働きかけをしたから額が上がるとか、そういうのはいかが
なものかなと。政治の力関係で奪い合いをするというようなことは、私の考えより、むしろ五十嵐
委員のこれまでの政治感覚から言えば極めて不思議な発言だなというふうに私は今聞いておったん
ですが、そういうことではなくて、健全な形でしっかり国から認めていただけるような対応をぜひ
していきたいなというふうに思っています。
  ただ、残念ながら、ことしは全体的に特交はマイナス。平均的にこれは大体12%ぐらいマイナ
ス。特に、ことしは特別要因と言われていました去年から見ると雪が少ないということなども大き
く影響していますから、当然マイナスになります。さらに、先ほど課長もお話ししましたが、合併
ですね、合併に取り組む姿勢。もう取り組んでいるよとか、やっているよとか、もうやったよとい
うところには相当やっぱり手厚く来ています。そんなこともあって、今の段階では有利に進んでい
る内容というのは、自分が欲目で見てもちょっと厳しいのかなというような判断をしていますが、
そういうふうな五十嵐委員の期待にこたえることができるように、一生懸命これからも働きかけを
していきたいというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  市長のその姿勢を大変買いたいと思いますけれども、私は言葉の中で悪いこ
とをしてまで市長は働きかけてこいということは一つも言っていませんから、やっぱり正々堂々と
働きかけの方は働きかけて、できる限り少しでも多くいただいてくるというのは、これは当然のこ
とでありますから、何らこれまでの、市長のこれまで市会議員の行動を含めて、もっともっとやっ
てもらっていいのじゃないかなと、こういうふうに思いますから、強くそのことについては何ら誤
ったことの考え方で申し上げているのではないということだけ言わせていただいて、頑張ってほし
いと、こういうふうに思います。
  以上です。
○委員長  ほかにありませんか。
  4番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  14ページの市税についてお伺いします。
  たばこ税、これ上がっていますよね。この辺のことを教えてください。
○委員長  税務課長。
○税務課長  今、たばこ税は上がっているかとの御質問でございます。
  たばこ税につきましては、本数は減ってございますが、昨年7月の値上げがございました。そ
の関係で、今年度につきましては前年度対比で530万6,000円ほどの増を見てございます。
  以上です。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  このくらい恩恵を受けていますよね、2億円ぐらい。市長は本当に禁煙家で、
私は愛煙家なんですが、公的建物からの締め出しは、どう思われますか。
○委員長  市長。
○市長  たばこ税の収入は確かにあるわけですが、先般の医師会との懇談会でもあったんですが、
このたばこの税金で入ってくる以上に、たばこをお吸いになる方々がかかるんですね。医療費、さ
らにはさまざまな維持費ですね、施設も含めて。こういったものへ与える影響というのははるかに、
これはもう統計的にきちっと数字に出ていると、こういうことでありますので、その辺については
少し今後勉強などをしていただくようにして、皆さん方、いずれ愛煙家の皆さんにとっては大変な
世の中になってきているかもしれませんが、たばこを吸わない方々に迷惑がかからない、あるいは
健康増進法に抵触しない範囲でぜひお願いしたいなと、こんなふうに思っているところであります。
  以上です。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  ごもっともだと思います。ただ、このくらい入ってきているわけです。役所の
中にも愛煙家はいるわけです。この間も一般質問なんかで、火葬場では外で吸うということだった
んですが、火葬場に至っては市民だけでないですね、来る人が、利用する人が。ほかの自治体の火
葬場なんかでは中で吸えますよね。このくらい税も見込んでおられるんですから、もうちょっと緩
和する気はないですか。
○委員長  市長。
○市長  法律ですからね、健康増進法という法律。受動喫煙とか、たばこを吸わない人に迷惑を
かけないで吸うというのがモラルだろうというふうに思いますので、引き続き市としては公共施設
の中では禁煙を奨励していくし、推進していく。さらに、やっぱり世の中の流れというものがあり
ますので、一概に南陽市だけが逆行するような行動をとることは、私はあまり了としていませんの
で、ぜひ遠藤委員については特段の御理解を賜りたいなと。むしろ禁煙に御協力賜りたいと、こん
なふうに思っているところであります。
  以上です。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  禁煙すると、このくらい入ってこなくなるわけだ。イタチごっこなんだかもし
れないが、その辺もうちょっと緩和する気は全然ないですか。
○委員長  市長。
○市長  何回も同じことを申し上げるわけですが、世の中の流れというものもありますし、最近
は特に禁煙の方々からの要求も相当強くなっていますので、その辺は十分理解いただきたいという
ことであります。
(「議事進行」の声あり)
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  ここで暫時休憩をいたします。再開を11時10分といたします。
午前10時58分  休  憩
───────────────────
午前11時10分  再  開
○委員長  再開いたします。
  次に、13款国庫支出金から第14款県支出金までの22ページから29ページまでについて質疑ござ
いませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第15款財産収入から第20款市債までの28ページから39ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
  7番渋谷委員。
○渋谷晏弘委員  30ページ、15款財産収入について伺います。
  不動産売払収入の中で、先ほど赤湯保育園の跡地を売却するという説明がございましたが、こ
の予算の中で坪数と見込みの単価がわかれば、お聞きしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  今後、売り払いの手続をいたしますので、ここで単価等については控えさせて
いただきたいと思います。
○委員長  7番渋谷委員。
○渋谷晏弘委員  坪数。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  坪数については、手元に数字がございませんので、後ほどお知らせをしたいと
思います。
○委員長  7番渋谷委員。
○渋谷晏弘委員  坪数もわからないということで、この予算を計上したわけですか。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  言い方がちょっとまずかったと思いますけれども、訂正させていただきます。
ここにその坪数の数値をちょっと持っていないというようなことでありまして、全体の数値は押さ
えてございます。かつ、ここだけじゃなくて、ほかのものも見込んでおるというようなことでござ
いますので、御理解を賜りたいと思います。
○委員長  よろしいですか。
  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  36ページの第20款市債についてお尋ねいたします。
  19年度の市債は8億5,710万円。第4次南陽市総合計画の3カ年実施計画の中で述べておりま
すが、平成20年度は8億5,000万円、それから平成21年度には6億8,000万円と、このように記載さ
れておるわけですが、年々減らすというふうな形だと思うんです。さっきも答弁の中で、今、非常
に財政が厳しい状況の中で借金を減らしていくというのは大変結構な話だと思うんですが、その辺
どういうふうなことで、こういうふうに記載されているのか、私はわからないんですが、その辺ど
のように考えておられるか、まず1点お尋ねしたいと思います。
  それから、2点目でありますが、せんだっての内示の中での予算の概要の中で、経常収支比率
は91%程度と、それから実質公債費比率が24%程度と、このように述べておりますが、そういう形
でいきますと、19年度あるいは20年度、21年度、この経常収支比率あるいは実質公債費比率は下が
っていくのかどうか、それとも現状より多くなっていくのか、その辺お尋ねしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  最初に、市債の残高の見込みというようなことになろうかと思いますけれども、
予算書の184ページ、185ページに前々年度から19年度末までの見込みというふうに記載をいたして
おるものでございます。これを見ますと、17年度の現在高が186億円と、18年度末の見込みが175億
円と、そして19年度末が168億円というふうに年々減っていくといったことがおわかりいただける
かと思います。
  これの大きな要因というものは、やはりハード事業が少なくなってきているといったことでご
ざいます。市債の主なものについては、大きな建物を建てるときに、そういった市債を発行して、
それに充てるといったものが主なものでございますので、それが大きな要因になっているといった
ことであります。
  さらには、これをごらんいただきますと、この表の1、2、3と大きく分かれて、3のその他
というのがございますよね。その下の方で(3)減税補てん債から(4)臨時税収補てん債、さら
には(5)の臨時財政対策債、これについては後ほど交付税としてお返しいたしますよというよう
な性格の借金なわけです。ですから、これを19年度現在高で足しますと、37.6億円ほどになってご
ざいます。したがって、理論上からですが、南陽市が返さなければならないというのは、見かけは
168億円になりますが、実質は130億円程度になるといったものでございます。
  こういったことで、今後の大きなハード事業というのも、当面は3カ年計画の中で盛り込んで
おりませんので、少なくなっていくといった状況になっているものでございます。
  次に、経常収支比率と実質公債費比率について申し上げたいと思います。
  経常収支比率につきましては、17年度決算で89.9%というようなことでありますが、やはり歳
入が委員御存じのとおり年々減っておりますので、分母が小さくなっていくというようなところで、
これが上がらざるを得ないというような状況にございます。
  南陽市では、1億円歳入が減りますと、経常経費については1.1ポイント上がる計算になって
ございますので、どうしても上がらざるを得ないというような状況になってございます。人件費等
を減らしながら分母の方を削っておりますので、これが今言ったように1.1ポイントずつどんどん
上がっていかないというような状況になっておりますけれども、若干ずつ上がらざるを得ないので
はないかなというふうに思っております。
  これは決して南陽市だけじゃなくて、全国の地方自治体が味わっている厳しい状況だというよ
うなことを御理解賜りたいと思います。
  次に、実質公債費比率の関係でございますけれども、これは今年度から総務省が示した財政健
全化を示す指標として新たに出てきたものでございます。いわゆる標準的な財政規模に占める借金
返済の割合がどの程度あるのかといったものをあらわす指標でございます。
  今まで起債制限比率という指標があったわけでございますけれども、これに一部事務組合、さ
らには特別会計に繰り出す、いわゆる借金返済のための性格の数値も合わせて連結的に見ましょう
といったのが実質公債費比率でございまして、これも3カ年平均で見るわけでございますが、南陽
市の17年度で結果を見ますと、22.3%というふうな数値になっているものでございます。
  今後の推移はどうかというようなことでありますけれども、これは来年、再来年というふうな
のが南陽市のいわゆる公債費のピークに当たりますので、上がらざるを得ないというふうに見てお
ります。それ以降は徐々に下がっていくというふうに見込んでいるところでございます。
○委員長  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  いろいろ課長からお話があったわけですけれども、私もそういうふうに思って
いるんですが、実際問題として、年々予算規模も少なくなると、そういう関係もあって、そういう
ふうなことだということはわかるんですが、今までいろいろな大型公共事業をやってきたわけです
けれども、そのピークを私、去年、おととしあたりかな、過ぎたのかなというふうに思っているん
ですが、来年、再来年、その次の年あたりになってくると、よっぽど違ってくるというふうに、さ
っきお話しされたわけです。
  この17年度の決算の資料を見ると、これは新聞等でも報道されたわけですけれども、新庄の場
合、30%近い29.9というふうな数字があらわれているわけですが、その次、隣の長井市が27.7と、
その次が南陽となっているわけですけれども、やっぱりこういう数字を見れば、あるいは新聞等を
見れば、市民の皆さんも非常に財政は楽でないんじゃないかと、こういう心配も実際持っているわ
けですね。ですから、その辺やっぱり事実関係を明らかにしながら減らしていくものは減らしてい
くと、こういう計画も必要でないのかなと私は思っております。
  それから、もう1点でありますが、今まで助役さんを先頭にしていろいろな計画を立ててきて、
各課の協力も得てさまざま、乗り切りプラン等も実施してきたわけですけれども、その結果どうい
うふうな効果があらわれたのか、お尋ねをしたいと思います。
  以上です。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  今後、この実質公債費比率について減らしていくべきだと。これは今までの借
金の積み重ねが今こういうふうにしてあらわれているものでございますので、すぐにどうこうでき
るというようなことではなくて、私が先ほど申し上げましたように、来年、再来年度には上がらざ
るを得ないというような状況があるわけでございます。
  最初に申し上げましたように、この市債を起こすというものは、やはり大きな建物や、いわゆ
る市の財産を形成する際に起こり得るものでありまして、それは今ある人だけが負担をするのでは
なくて、後年の方にも当然負担をしてもらうべき筋だというようなことで借金をいたすものでござ
いますので、そういった意味においては、ある程度、今ある制度を生かしながら、そういった整備
をするというようなことも大きな選択肢の一つかなというふうに考えてございます。
  ただ、影響を及ぼすような起債というものは慎まなければならないのではないかなというふう
に思っておりまして、これが25%を過ぎますと一定の、一般単独事業とか公共用地の先行取得事業
について借金ができなくなるといった歯どめがかかるものでありまして、さらに35%を過ぎますと、
一般公共事業の補助事業等に係る、いわゆる地方債も認められなくなるといったものでございます
ので、こういった数字には絶対ならないようにしなければなりませんけれども、一定の起債という
ものは、その中で許される範囲であれば大いに活用しながら、市民サービスの向上を図っていくべ
きものではないかなというふうに思っているところでございます。
  もう1点、乗り切りプランの効果というふうなことでありますけれども、乗り切りプランをつ
くったのは平成14年でございまして、委員御存じのとおり15年の決算から地方交付税が大幅に減っ
てきているというような状況がございます。したがいまして、この乗り切りプランをつくった時点
で想定していた以上の歳入の落ち込みがあったというふうなことから、起債制限比率を当時は14%
未満までに抑えましょうと、さらには経常収支比率を85%程度に抑えましょうと、こういった目標
を立てたのではありますけれども、残念ながらそれには及ばない状況になっているといったことも
御理解賜りたいと思います。
○委員長  よろしいですか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  1点だけ。その乗り切りプランのお話ですけれども、それは今、平成14年とお
っしゃいましたね。そこから始まったというふうなことでありますが、結果的には、一応目標、計
画を立ててやってきたわけですけれども、その目標には達しなかったと。これはだれが悪いとか、
だれがいいという問題でなくて、一つの市の政策として、議会や、あるいは市民の中に市の計画と
してそういう計画を立てたんですよと明らかにしているわけですから、できなかったときはできな
かったと、あるいは、できたときにはできたと、こういうふうなきちっとした位置づけを持たない
と、やっぱり市民も何をやっていると、こういうふうな状況があると思うんですね。その辺の考え
方について、市長の見解を賜りたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  確かに前回までの計画、これは物差しが変わったということもあって、なかなか評価は
難しいわけですが、厳しい状況であることは変わりません。したがって、このたび19年度から21年
度までに新たに現状の実態を正確に分析をして、どういった体制をつくれば将来にしっかりした行
財政改革、いわば継続可能な南陽市の財政状況を構築できるかということで、今、盛んにやってい
ます。
  したがって、従来はやはり、いま一つ現実的な数字でわかるような、その都度その都度検証で
きる計画でなかったというところが、一つ私は反省だろうなというふうに思っております。したが
って、今回は、一定程度の成果が上がっているのかどうかということを、その都度都度、節目節目
に確認できるような、しっかりした数字で出すようにと、こういうようなことで指示をしています。
  それから、もう一つ、先ほどから行財政のことで佐藤委員、随分詳しく御存じであるがゆえに
いろいろ質問されておるようでありますが、これは企業で言えば設備投資と運転資金のようなもの
なんですね。だから、経常経費に係る、いわば企業でいう運転資金については後世にツケを残しち
ゃだめですよと、医療費のようなもの。さらに、先ほど課長が言うように、社会資本の整備、後世
の方々にも負担をしてもらいながら、皆さんで利用できる施設、そういったものを区分けしながら
これから当然やっていかなくちゃならないわけですが、一概にこの数字を合わせようと思って無理
をしますと、南陽市全体の景気が非常に冷え込みます。したがって、多少の時間をかけながら、し
っかりした計画に基づいてやっていくことが何よりも大事だというように思っていますので、急激
な数字合わせをあまり期待しない方がいいのかなというふうに思いますので、その辺はぜひ御理解
賜りたい。
  なぜならば、今は金額よりも、率というのは、先ほど言うように分子と分母の絡みがあります
から、急激に率は変わります。しかし、金額は着実に減らしていますから、その辺はぜひ御理解を
賜るようにお願いをして、むしろ支援をいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願
いします。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  ちょっとそれは、反論するわけじゃないんですが、つまり私が言いたいのは、
市民にサービス低下の起こらないような市政をやっていただきたいと、これだけの話ですよ。
○委員長  わかりました。
  ほかにありませんか。わかったようですので。
  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  それでは、質疑がないようですので、歳入については、これで終わりといたします。
  次に、歳出に入ります。
  第1款議会費の40ページから41ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第2款総務費の42ページから67ページまでについて質疑ございませんか。
  5番長谷部委員。
○長谷部俊一委員  1点お聞きしたいわけですけれども、45ページの総務費の補助金の関係でご
ざいますけれども、日中友好の補助金の関係でございますが、中国河南省の南陽市より招待があっ
たと、こういうふうに市長の施政方針の中でもお話ししておりましたけれども、この中国河南省の
南陽市の方の音楽祭ですか、こういうふうな内容と、それから補助金として100万円ほど予算が計
上されておりますけれども、その方法、我が南陽市からの参加方法とか、具体的にひとつお聞きし
たいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  それでは、河南2007日中友好合唱祭について御説明をさせていただきたいと思
います。
  これは、河南省内で日本と中国で友好都市を締結している都市間で、それぞれ合唱団を河南省
の省都であります鄭州に集めまして、合唱のお祭りをやるといったものでございます。河南省では、
日本と姉妹都市を締結しているのが10都市あるというようなことでございます。
  南陽市は、御存じのように南陽市と南陽市と。中国南陽市と友好都市を締結しているわけでご
ざいまして、日本からは一団20名の団員、そして中国からは一団30名の団員というようなことで、
団員をそこに派遣をしながら、2007年8月9日から14日にかけまして合唱祭並びに友好交流を図る
といった内容でございまして、20名でありますので、今までの日中友好の翼などへの前例を踏襲し
ながら、1人5万円の単価での補助金を見込んでおるところでございます。
○委員長  長谷部委員。
○長谷部俊一委員  次に、市長にちょっとお伺いしたいわけですけれども、前市長時代にいろい
ろ河南省の南陽市の方で物質的な要望事項が、例えばマイクロバス1台をどうこういうことで、前
々市長あたりからの契約内容であったと、こういうことで、私も当時、一般質問の中でいろいろお
聞きしながら御意見を伺ったわけですが、ただ、今どういうふうに指示しているのかなということ
で、当時、非常に物質的な我が南陽市への一つの要求だけであったと、こういうふうなことでお聞
きしているわけですけれども、市長は施政方針の中で文化活動を通じた交流を図りたいと、こうい
うふうな思いでありますけれども、今後どういうふうに河南省南陽市との交流を考えておられるの
か、最初にお聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  基本的には、従来からやってこられた政治的なものよりも、まずは文化、スポーツを中
心に交流を深めていくことが何よりも重要かなと。まずお互いの気持ちというか、そういったもの
を確認できないで、お互いに何か不信を持って対応しておったのでは進展しないのではないかと、
こんなことを思っておりますので、まずは文化、スポーツを中心に交流を推進していきたいという
ふうに思って、その中からさまざまなものを見出していければいいのかなと、こんなふうに思って
いるところであります。
○委員長  よろしいですか。
○長谷部俊一委員  はい。
○委員長  ほかに。
  桑原委員。
○桑原 仁委員  51ページの地域情報通信基盤整備工事3,815万円ということで予算をつけてあ
るようでありますけれども、先ほどの説明の中では既存の設備を利用しながらというようなことが
あったわけですが、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  南陽市では今、光ケーブルを使った通信ができるのは赤湯の一部。昨年の8月
から始まったばかりでございます。南陽市の西工業団地であります漆山地区にはそういったものが
全くないというようなことでございまして、今いろんなデータのやりとりを、いわゆる光ファイバ
ーケーブルによって大容量の情報を送ったり、もらったりするといったやり方が主流になってきて
いるわけですね。そういったことから、企業の方からも要望がありましたし、さらには若者からも
こういった速い速度の通信網というものが望まれていたというような状況を踏まえまして、南陽市
が市の公共施設を結んでいる光ケーブルを持っているわけですね。それを一部、民間事業者に貸し
出すことによって、それの見返りとして、見返りとしてというか、それをやることによって南陽市
一円を全部、光ファイバー網を張りめぐらせることができるといった話し合いがついたものですか
ら、そういった経費を盛り込んだというようなことでございます。
○委員長  10番桑原委員。
○桑原 仁委員  赤湯地区については昨年入ったということで、宮内地区にはまだ入る予定がな
いというようなNTT東日本の話だったわけでありますけれども、今の話を聞きますと、光ケーブ
ルを張って、NTT東日本に貸すということですか。
○委員長  市長。
○市長  基本的にはそういう部分もあります。便利の悪い山間地区、吉野とか、そういう部分に
ついては、今ある光、公共施設全部、各学校にありますから、これを貸し出して、さっき言ったよ
うに共有すると。それと同時に、旧宮内地区といいますか、俗に言う、桑原さんはよく知っている
わけですけれども、宮内、梨郷、漆山も含めて、あるいは沖郷、中川、こういったところを全部ひ
っくるめて利用できる、今ある市の光を使ってできるところは、それを使ってやってもらう。それ
よりも既に自前でやった方が、自前というのは企業ですね、企業側の技術をもってやった方が便利
がいいし、速いというものについては、それもありということで、両方ですね、両方いいものを出
し合って一緒にやっていくというようなことであります。
  目的は、ことしのできるだけ早い時期に、秋ごろまでには南陽市全地区でこの光ケーブルが使
えるように、光ファイバーを使ってのインターネット、こんなものができるようにしたいというの
が目的であります。
  今までの計画ですと、NTTの計画では南陽市には予定がないと、こういうことですから、そ
うなりますと、企業の懇談会で相当こっぴどく今どきどうなっているんだということであって、そ
こから、去年の暮れから急激にこういうふうな話が出まして、どういう方法をすれば光を入れても
らえるのかというような双方の話し合いをしてできた案が、今、南陽市にある財産を提供してやれ
ばできると、こういうことだったので、これを進めたということであります。
○委員長  10番桑原委員。
○桑原 仁委員  では、再確認させていただきますが、私が聞いている部分については、赤湯に
入っている交換機と宮内に入っている交換機が違うので、交換機の中身によって、光を張ることは
可能なんですけれども、そのことについては無理だというような話があって、ちょっと計画性はな
いというような話を私は聞いていたんですけれども、市長が言ったように、本当に工業団地であれ、
宮内もさまざまな若い人がおりますので、これについては大変喜んでいるというか、待ち望んでい
るという部分が結構あると思うんですけれども、そういうふうな、例えば今まだ契約書はつくって
いないと思うんですけれども、例えばNTTに光を貸した場合の借料、さらには今度東北電力とか、
いろんなところの電柱に転架をするというようなことで転架料、さまざまな部分というようなこと
で出てくると思うんですけれども、それについては、すべて企画財政の方と一緒にNTTはやると
いうことですか。
○委員長  市長。
○市長  基本的にはこの予算の中でできるようになっています。それ以外の特別、電柱が自宅と
いうのかよくわからないが、そういう部分についてはまた別ですが、基本的な部分では、これをす
ることによって、すべての地区で光が使えると。
  確かに桑原さんが言うように、去年の暮れごろからことしの正月までではそういうことで、な
かなか話が進まなかったんです。こういう方法もある、こういう方法もある、何遍もいろいろ意見
交換をして、協議をして、山形の支店長にも来ていただいて、私と直接何回もお話をして、何とか
協力してくれということで話が進んで、大体仮契約と、こういうようなところまでは進んでいます
から、ことしの秋には十分使えるようになると、もう約束していますから大丈夫だと思います。
  以上です。
○委員長  よろしいですか。
○桑原 仁委員  はい。
○委員長  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  43ページの総務管理費の市制施行40周年記念の事業でありますが、これは市長
の施政方針にも明確に、この市制施行40周年を記念したイベントとして、8月にはNHKの巡回ラ
ジオ体操と、9月には名球会によるドリームベースボールと、この開催を予定していると。この2
つを予定しているというふうなお話でありますが、具体的にどういうものなのか私はちょっと理解
できないんですが、つまり40周年という一つの節目の年ということで、40年間市政を執行してきた
わけですけれども、これは多くの先輩方、あるいはいろいろ市政発展のために尽力いただいた方々
がいらっしゃると思うんですね。こういった人たちのことも考えてのイベントなのか、その辺お尋
ねしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  1つは、あと10年で50年なんですね。50年という節目を本来頭に置いて、どこのレベル
でも。大体昭和30年ごろに合併していますから、ほかのところは。南陽市も、宮内町とか、そうい
うところの段階では、昭和30年に合併して、50年、去年、おととしあたりなっているわけですけれ
ども、本来であれば50年が目安なんですが、40年ということで、これを機会にそういった可能な行
事を組み合わせてやっていこうと、それで盛り上げていこうというようなことなので、50年の記念
イベントのような大々的な金を使ってやれるようなものではないですが、40年ということで、とり
わけ40年をやって皆さんでお祝いしようと、この辺のことで、それにあわせた事業を、比較的お願
いしやすい事業を組んだというような感覚で御理解いただければいいのかなと思います。
○委員長  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  50年というんですけれども、50年といったら10年あるわけですよ。大変失礼で
すが、何やるかわからないんですけれども、やっぱり一つの節目として、今まで先人が頑張ってこ
られた人もたくさんいらっしゃると思うんですが、そういった方も含めてやはりだれでも参加でき
るような、そういう記念事業というか、そういうのが大事でないのかなと、このように思っている
んですが、いかがでしょうか。
○委員長  総務課長。
○総務課長  市制施行40年の関係でございますが、まず表彰がございます。通常、市の表彰条例
に基づく表彰を毎年行ってございますが、これの記念の年ということで、隠れた善行者であります
とか、通常上がってこないような人についても、枠を拡大いたしまして広く表彰していくというこ
とが、まず1つ大きな事業の柱でございまして、これが43ページの各記念の予算が組まれている部
分でございますが、そのほかにラジオ体操と、あとドリームベースボールということで、特にラジ
オ体操などは多くの市民に参加していただける、40年の節目というものを肌で感じていただけるよ
うな、そういう広がりのある行事にしていきたいということで今考えているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  後ろの方でラジオ体操だめだというようなお話があるんですが、つまり私が言
っているのは、こういうふうなものも大事かもしれませんが、さっきから何遍も言うようですが、
今まで南陽市を支えてきた多くの方がいらっしゃると思うんですよ。50年まで待つことが果たして
いいのかどうかわからないんですが、やっぱり一つの節目としてやった方がいいのではないのかな
というふうに、私はこのように思っております。それは市長が最終的に判断することでありますか
ら、わかりませんが、私の一応意見として申し上げたところです。
○委員長  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  43ページ、市長等特別職の給料に関連して質問するわけなんですが、市長は
今回の施政方針を含めて、初めてみずから予算措置を当初予算でやったわけですけれども、中学校
の給食の実施、バスの運行、また少子化対策、さまざまやりまして、大変頑張っていらっしゃるも
のだと、そこは評価をしたいと思います。
  それで、もうほとんど市長の公約を単年度でやるというふうな形でなされていますけれども、
施政方針の中にこういう項目があるわけですが、新年度予算につきましては、国の予算編成及び地
方財政計画の見通し並びに現下の経済情勢を踏まえ、人件費の削減を初めとして経常経費の抑制と
事業の見直しを図りながら、少子高齢化に対応してやっていくということが載せられています。
  大変厳しい状況で、みずからの公約の実現のために新しい施策を展開なされた。その中で財源
的に不足をしてきているということで、今回、条例の改正、議第32号、議第33号、この問題が提起
をされています。特に財源が不足して厳しい、こういう状況の中で、一般職員を含めて独自に0.3
%の一時金の削減をするという、こういうことになってきたわけですが、なぜに特別職の削減も同
時に同じくしないのか。また、本来ならば、それ以上に執行者は削減をして、市の職員にお願いを
するというのが筋ではないのかと思いますけれども、なぜにこういう姿になったのかについて、ま
ずお伺いしておきたいと思いますけれども、市長からの御答弁をお願いしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  現下の情勢というのは、単に予算がどうのこうの、あるいは国・県からの補助金がどう
のこうのということのみならず、南陽市の実情はどうなのかと、こういうことが一番大事な要因で
あります。それを市民との乖離を少なくすると、市民の皆さん方からも理解をいただけるような中
身にしていくということは何よりも大事であります。市民の信頼を得るということが基本でありま
すから、そういったことを念頭に置いて対応したわけであります。
  なお、特別職、だれを指しているのかわかりませんが、特別職の皆さん方についても県並みの
御協力をいただきましたし、私は特別給のみならず、本給の50%カットをみずからやって頑張って
いるわけでありますので、その辺の理解ができるかできないかというのは、やっぱり五十嵐さんの
人間性の問題なのかなというふうに私は思っております。
  以上です。
○委員長  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  人間性の問題というのは、むしろ私は市長の方に言葉を返したいわけですが、
この条例案件が総務常任委員会でも議論になって、特にこの議第33号については随分長く総務常任
委員会でさまざまな角度から議論をして、総務課長、企画財政課長からもそれぞれ説明があって、
我々はそれを十分踏まえた上で話し合いをしたわけでありますけれども、総務常任委員全員でこの
議第33号の一般職員だけ独自に0.3%プラスして一時金を削減するという条例案件というのはおか
しいんじゃないかと、こういうことになったわけです。全員で否決と、こういうふうになったわけ
ですね。
  なぜにこの問題を我々は重視をしたのかということです。確かに組合を含めて合意をなされた
ものでしょう。それは十分わかるわけでありますけれども、私たちは考え方の問題として、市長は、
今お話があったけれども、給与についてはもうみずから50%削減しているんだと、こうおっしゃい
ます。それは大したことだと思いますけれども、しかし、これは市長選挙に出るときの、みずから
の公約としてやったわけですよね。それは、それで市長選に勝ったわけです、そのことによって。
それだけじゃありませんけれども、それも一つの大きな要因だったでしょう。市長、助役を半分に
しますと、こういうことでしたのは。それは選挙のときの公約です。
  しかし、今回は、みずからの予算編成に当たって、財源の不足が生じたと。みずからの施策を
実行するに当たって。これで言えば、一般職員の一時金から0.3%削減すると、4,000万円の財源な
わけであります。こういうことを考えたときに、市長選挙の公約と、今回のみずからの施策を予算
編成するに当たって不足した財源というものを生み出すために、一般職員の削減だけして、みずか
らの削減を出さないで。例えば民間の会社と考えた場合に、社長がいろいろ事業を起こした。財源
が不足した。自分の給料、自分の手当は一切減らさないで、社員の給料、一時金を減らしてお願い
したいと、こう言うのと同じなんですよね、言っているのは。そこはやっぱり執行者としてちょっ
と違うのじゃないかなということを私は思います。
  それで、総務常任委員会でも大変な議論を長い間やって、やっぱりそこのところは、みんな一
致した意見としてなされたというような経過があるわけでありますけれども、この予算を執行する
に当たって、やはりそういうみずからの責任をしっかり明らかにして、そして、みずからもそうい
う削減というものを、むしろ0.3%、同じくするか、それよりも少しでも上回ってやるというのが
本来は執行者のやる姿じゃないかなと、こういうふうに私たちは思うわけですね。
  大変厳しいことですよね。しかし、その厳しいことを乗り越えるという市長の施策ですから。
それは施政方針に載っているわけですから、これはやむを得ないことなわけですよ。しかし、それ
があって初めてみんなが納得できる問題じゃないのかというふうに思うわけでありますけれども、
そういった意味で市長として、こういう姿の予算というものに対して、予算と、あと条例というも
のに対する、もう一度いろいろ検討し直すという考え方はございませんか。
○委員長  市長。
○市長  全くありません。五十嵐委員はどう考えているかですが、基本給を要するに半分にする
ということは、特別給だって自動的に半分になるんですよ。全然減らしていない、どういう計算の
仕方をしたのでしょうかね。0.5カ月の範疇じゃありません。まるっきり半分なんですよ。特別職
も自動的に。基本給を半分減らすということは。そこが基準になっているんですから。どういうふ
うな計算をしたのか。
(「私はそこを言っているんじゃない」の声あり)
○市長  そのことだろう、特別給というのは。
○委員長  ここで暫時休憩をいたします。再開を午後1時といたします。
午前11時55分  休  憩
───────────────────
午後 1時00分  再  開
○委員長  再開いたします。
  午前に引き続きまして質疑を行います。
  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  引き続き質問いたしますけれども、今、私の質問に対して市長からの答弁が
ありましたけれども、市長の答弁を聞いていますと、私たちが総務常任委員会でるる議論して出し
た結論については全く誤っているんだと、こういうことになるわけですよね、そのお話ですと。
  私は、やはり最初のスタートラインというものをどういうふうに考えるのか。市長は市長選に
立候補した公約が、それがスタートラインと、こういうふうにお考えの答弁なわけです。また私た
ちは、今回、新たな予算執行するに当たって、この3月議会に提案したものがスタートであると、
こういうふうに認識しているわけでありますけれども、それで、一般職の独自の削減というものに
ついては、私たちはそれを引き下げろとか、だめにするとかという問題だけを言っているわけじゃ
ないのでありまして、まず特別職の、市長を初めとして、みずからの責任をきちんとして、議会の
方も納得できるようにしてはいかがですかと、こういうことを私は言っているわけであります。
  それで、もう少しお互いにきちんと方向性が定められるようにするべきものが執行者としての
役割じゃないかなというように思うんですね。つまり、総務常任委員が全員でこれに対してはおか
しいと、こう言っているわけですから、それに対して聞く耳を持たないというわけにはいかないん
じゃないですか。聞く耳を持たないということでいくのか。もう一度、市長としての冷静なる判断
を含めて、お考えができないものなのかどうか、お尋ねします。
○委員長  市長。
○市長  これは私の方針として、当初から、みずから給与半分、こういうふうな努力のみならず、
三役、四役の教育長も含めてこういうふうに努力をしているということで、職員の皆さん方に何回
も何回も誠心誠意交渉して、御理解をいただいて進めている内容なんですよ。その辺が少し五十嵐
さんと私どもの方の考えが違うところで、既に組合とも、市長を初め四役の方々がそのぐらい努力
をしておられると。私たちも大変苦しいけれども、そういう方針であれば、市の方針に協力して頑
張ってやっていきましょう。そして、この3年と限られた行財政改革を達成していきましょうと、
こういうふうな約束事で妥結をしているわけですよ。だから、それを受けて皆さん方に提案してい
る。組合や職員が一生懸命それでいいですよというのに、議会の御理解がいただけないというのは、
私はちょっと理解できないんですが、そういうことで進めているので、決して一方的なやり方をや
っているということじゃないんですよ。だから、ぜひ御理解いただきたい。お願いします。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  市長の言うこともわかるんですよ、それは。ただ、私たちはそれで完全に納
得できるものかといったときに、そこが違うところがあるわけですね。
  要するに、こういうものを提起するに当たっての物事の考え方のところがあると思うんです、
どうしても。やはり議会の方もなるほどという、そういう議員も納得できるものがきちんと示され
れば、我々でもそうでしょう、それでいいということになるわけですよね、当然。
  確かにそういういろいろな議論の中でなされてきたという、組合等も含めてあると思いますけ
れども、私は道義的な物事の考え方として非常にそこのところが進まない、納得いかない点が一つ
大きくあるというふうに思っていますけれども、恐らくお互いに議論してもなかなかここはかみ合
わない、スタートラインが違いますから、ということになると思います。
  私としては、再度、当局側のもう少し歩み寄れる方向性を出せないだろうかと、そういうこと
をまず強く要望しておきたいということにしておきたいと思います。
○委員長  ほかに。
  小林啓市委員。
○小林啓市委員  55ページの10目諸費の25節ですが、藪田艶子まちづくり基金の積み立てについ
てでありますが、このまちづくりについての具体的なものはあるのか。どういうまちづくりをする
のか。それとも、まだまだこれから藪田さんからの家賃収入が入ってくるので、差し当たって基金
として積み立てておくのか。この辺をお聞きしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  このたびの予算の提案につきましては、とりあえず果実を積み立てるといった
ものでございまして、今後どういったものに使用させていただくかというようなことを議論を進め
てまいりたいというようなことでございます。御理解を賜りたいと思います。
○委員長  小林啓市委員。
○小林啓市委員  藪田氏からは遺言状もあるというのをお聞きしているので、その遺言状に沿っ
たことでまちづくりをしていただきたいと希望したいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  鈴木委員。
○鈴木英昭委員  58ページの総務費の4項の選挙費でありますが、関連して局長にお尋ねしたい
んですが、昨年7月の選挙は日曜日でない投票ということで、投票率も今までにないような低投票
率だったというふうに言われております。今回の選挙管理委員会の議論の中で、もとの日曜日に戻
すと、こういう結論に達したそうでありますが、これはどういうふうにそうされたのか。今度の市
長選挙は、4年後にあるわけですけれども、日曜日にすると。あるいは市会議員等も日曜日にする
と、こういうことなのか。これは県や国政の場合はまた違うわけですから、どうでしょうか。
○委員長  選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長  ただいまの御質問にお答えいたしたいと存じます。
  市長選挙で行いました平日投票につきましては、平成12年度のときに諮問を受けまして検討し
てまいりました結果、試行として1回行ってみて、その経過を点検して次に持っていこうというこ
とでなったものでございます。たまたま前回の市長選挙は無投票だったということで、今回、18年
の選挙につきましては平日投票にさせていただいたところでございますが、委員の御指摘どおり投
票率が極めて下がってしまったということで、委員会の中で検討してまいりました結果、4年後に
つきましては平日でなくて日曜日にした方が、現在の時点では、より投票してくださる方が多くな
るのではないかということになりまして、そのような考え方で次期委員会の中で検討していただく
ということで報告書がまとまったところでございます。
  なお、市議会議員の選挙等につきましては、従前から日曜日ということで行っておりまして、
前々回の市長選挙の平日投票という部分につきましても、市議会議員の選挙については日曜日実施
するということで結論がなっておりまして、そのまま進むのではないかなと思っております。
  以上でございます。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  試したというふうなお話でありますが、大体普通の日、平日というのは、普通
の方はお仕事をしているわけですよ。これはだれもがわかる話であって、そういう点では、やっぱ
り決定した段階で選挙管理委員会で問題にならなかったのかなと不思議に思っているわけですよ。
たまたま去年の市長選挙の4年前の選挙は無競争というふうな話でしたから、それは投票がなかっ
たから、そうだと思うんですが、大体考えてみたってわかる話でないのかなと私は思うんですが、
その辺どうでしょうか。
○委員長  選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長  その件につきましては、確かに少しは下がるのではないかなと懸念
された部分もございましたが、その時点におきまして、先ほど申し上げました平成12年度につくら
れました報告書等ということで、試しに行ってみるべきではないかと、今後の効率的な選挙の運営
等々も兼ね合わせて行うべきではないかということがございまして、そのようになった経緯でござ
います。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  その試しにしてみたというのは、公的な選挙でありまして、有権者がさまざま
な政策や、あるいはマニフェストを見ながら行動するわけですから、やっぱりきちっとした位置づ
けを持って、しっかりね。だれかから言われたから、あの人から言われたからでなくて、きちっと
した基本的な見解を持たないと、うまくないのではないかなというふうに私は思うんですよ。そう
いう点で、何というか、きちっとした対応をしていただきたいというふうに思います。
○委員長  要望ですね。
○佐藤 明委員  そういうことでいいです。
○委員長  では、そのようにやるそうでありますので、よろしく御了解のほどお願いします。
  10番桑原委員。
○桑原 仁委員  先ほどの小林委員の方の藪田艶子さんからのまちづくり基金の件で、関連して
御質問申し上げたいと思います。
  実は遺族、本人、艶子さんの要望では、あの場所を子供の遊び場、さらには雪捨て場というふ
うな状況で書かれている遺言書があるということを聞いているわけですけれども、何か最初、課長
の話では、賃貸住宅の収益を積み立ててまちづくりにするということになっているわけですけれど
も、これについては、艶子さん本人はいないわけなので、遺族の方から確認をとったということを
聞いているわけですけれども、再確認でお願いします。
○委員長  斉藤健康福祉課長。
○健康福祉課長  藪田艶子さんの自筆証書遺言書につきましては、藪田さん自体が17年10月7日、
午前9時、御自宅が焼失に遭われて、同時にお近くの御婦人が亡くなられたというふうな大変御不
幸であったわけですが、その1週間前ほど、9月29日、民生委員さんと、あと藪田艶子さん御本人、
あと一緒に亡くなられた御婦人の方、3人が市においでになりまして、自分のお持ちになっている
不動産、土地・建物について市に寄附したいというふうな申し出がございました。
  その折、私の方も一緒に同席させていただきました。その折に、当初は市としては、個人の財
産なのでお引き受けすることはできないというふうな固辞をいたしましたが、どうしても市でこれ
を有効にお使いいただきたいというふうなことがございました。そして、その折に、できれば将来、
郡山西区の雪捨て場とか、今お話のありました子供の遊び場にしていただきたいというふうなこと
で、遺言証書には確かに雪捨て場ないし子供の遊び場というふうなことに書いてございましたが、
その折については、できれば将来そういうふうに使っていただきたいというお話がございました。
  なお、その後、相続された方との話は、むしろそういったことよりも、財産として、火災保険
とか、あと賃貸料とか、そういった交渉を主に進んできたものですから、確かに今お話しいただい
たように、相続なさった方と将来どうこうというふうな将来の話も十分な点はなかったので、その
点については今後とも藪田艶子さんの御遺志をお伝えしながら、なお御理解いただきたいと思って
おります。
  なお、そんなふうにして進めさせていただきました。
  以上でございます。
○委員長  10番桑原委員。
○桑原 仁委員  ちょっと課長、変な感じがするんですが、今回、条例をつくって、まちづくり
の基金にするというような条例も出しているわけですよ。それで、本人の遺志としては、あそこの
場所を取り壊すことは書かれていなかったんですけれども、ないと思うんですが、実は子供の遊び
場、さらに雪捨て場にして利用してくださいということでやっているわけですよね。それで、その
ものでやっているにもかかわらず、賃貸料ということは、貸している家賃は市でもらっているわけ
だ。その金でやっているんですけれども、遺族の方と全然その辺の話をしないで、3,000万円もの
金をただ単なる基金にするということ自体は、先ほど、前にも、何かちょっと違うような気がする
んですが、確認もしないで、こんなことで勝手に南陽市で基金をつくるということ自体については
私はおかしいと思うんですけれども、どうですか。
○委員長  斉藤健康福祉課長。
○健康福祉課長  1つは、いただいた財産を南陽市のために有効に使わせていただくというのは
藪田さん御本人と市のお約束というふうなことで、御遺族の方とのお話というのは、その次の段階
の従の部分で、経過としてはお話はしてこなかったんですが、前の議会等についても、将来はこん
なふうにしたいというような、全協等々で議員の皆さんにも市長自体がお話を申し上げてきたとい
うふうな経過がございます。
○委員長  10番桑原委員。
○桑原 仁委員  議員に申し上げてきたなんていうのは全然関係ない話でありまして、要するに
その亡くなった人の、10月7日に亡くなったという話をしましたよね。そのときに1週間前に来ま
したと、3人で来たという話なんですけれども、遺言書にはそんなことは実際書かれていないんで
す。書かれていないものを南陽市が勝手にこんなことをしていったとすれば、また工業団地で裁判
になったような形で、同じようなことになってこないですか。
○委員長  暫時休憩をいたします。
午後 1時19分  休  憩
───────────────────
午後 1時20分  再  開
○委員長  再開いたします。
  健康福祉課長。
○健康福祉課長  市といたしまして、まず藪田さん御本人の御遺志を実現するというのが遺言証
書の執行の大切なことかと思っております。先ほど申し上げましたように、御本人が来られて市に
申し出なされたのは、土地・建物について市のために使っていただきたいというのが最初におっし
ゃられて、そして将来できれば雪捨て場と子供の広場にしていただきたいというふうな御本人の御
意志があったものですから、市のために使っていただきたいというその部分で、まず基金にして、
それを有効に使わせていただくというのが藪田さんの御遺志の実行ではないかというふうに判断さ
せていただいたという経過でございます。
○委員長  桑原委員。
○桑原 仁委員  何か将来はという話をしていますけれども、何だかんだ言いながら、やっぱり
裁判にかかれば、遺言書だけなんですよ。勝手に南陽市が取り壊しをしないで、賃貸料を使って自
分たちのまちづくりの基金にしたと言われたときに、本当にそのとおりで、亡くなった人が前に来
たときにこういう話をしていましたなんていうのは、こんなことは理由にならないと思うよ。大丈
夫ですか。また問題にならないですか。
○委員長  市長。
○市長  これは本人の遺言書の中には市で有効に、その中に子供の遊び場あるいは雪捨て場に。
それで、そもそもは現金というのがないわけですね。これは不動産だけ南陽市に遺贈すると、こう
いうことでありますから、その不動産を有効に利用し、将来、遺族の皆さん方の意向よりも本人で
すね、寄贈された本人の意向として、その遺言書の中に、私も目を通しましたけれども、その中に
は、あの本意は、一部雪捨て場や子供のためにだけれども、基本的には、内容を全体的に見ると、
やっぱり南陽市のために有効に御利用いただきたいと、こういうことなんですね。
  ですから、単なる、すぐ壊して雪捨て場にするとか、あるいは子供の遊び場というような安易
なことではないだろう。それも含めてこれから、とりあえず基金にして、金が入ってくるわけです
から、基金にして、これからいろいろと皆さんで検討して、遺族の皆さん方も、特に寄贈された本
人の遺志を継いでいくに最もいい方法はどうなのかなということを、これからいろいろ検討してや
っていくんですよということで、とりあえず基金としてここで設定をしますよという説明だったわ
けです、先ほど。だから、そういうことで、これからいろいろ研究するということですから、もう
既に金が入ってくるわけですから、アパートの賃貸料というのかな。その金をただ置くのもどうな
のかということになりますので、とりあえず基金として積んで検討しましょうと、こういうことで、
ことし1年かけて検討しましょうというふうな内容になっているので、十分そのときに桑原さんの
言われたようなことも含めて、南陽市のために、あるいは遺贈した本人の遺志が一番伝わる方法は
どれだろうかということなども含めて検討の材料になるのではないのかなというふうに思いますの
で、ここでああでもない、こうでもないと議論しても、ちょっと難しいのかなというふうに思いま
すので、御理解を賜りたい。
○委員長  桑原委員。
○桑原 仁委員  私のためになんて1回も言っていませんので。実際そんなことで、もしかして
裁判になったときにということで心配しているんですよ。まず、遺言書の中で市長はかなり拡大解
釈しているようですけれども、あの場所を有効に使ってくれなんてどこにも書かれていないし、た
またまそこを郡山西区の子供たちの遊び場、さらには雪捨て場にしてお願いしたいというのを書い
ているのに、そこを南陽市で有効利用してくださいなんて、どこにも書いていないわけですよ。
  そして、あえて自分たちでもって賃貸料を取って、たまたま基金をつくったというようなこと
であれば、遺族の方に何かその辺を言っておかないと、遺族の人も全然了解しないで、何だ、3,00
0万円ほどあったのに、おかしいなと言われたときに、使い方がおかしいのでないかというような
ことのないように。ただそれを心配しているんです。裁判とかになって、また同じような形で、何
か南陽市がまた新聞にどどっと出ないようにだけ。この辺は、一番先にまちづくり基金をつくると
なったときには、その部分をやっぱり遺族の方に確認をするというのは最低限だと私は思うんです
けれども、その辺だけ。なければ、それでいいんです。
○委員長  市長。
○市長  遺族はもうわかられているわけで、私どもの市でいただいたものですから、遺族の了解
を得るとかなんか、そこはちょっと違うと思いますよ。だから、それはできれば了解なんかいいけ
れども、基本的には市でいただいたものですから、市でやっぱり有効利用するのが基本的な物の考
え方かなと。
  ただ、今はアパートも利用されているし、中へ入っている人もいるわけですから、権利とかさ
まざまあって、さまざまな法に基づいてやっていくには、すぐ出ていけというわけにもいきません
ので、当面は今の形で進めるしかないということでの基金の設定ですから御理解いただきたい、こ
ういうことです。
(「議事進行」の声あり)
○委員長  ほかにありませんか。
  4番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  先ほどの五十嵐委員のに関連です。よろしくお願いします。
  感覚の違いと、さっき五十嵐委員は言ったと思うんですが、私もスタートラインの考え方の違
い。私が考えるには、市長の公約としてやったわけですね、半額。それが今回、一般職の0.3とし
たとき、ここから始まるんですね。3月から提案したんだから、今から始まる。そのときに一般職
だけ。管理職は0.2ですよね、人事委員会勧告で。議員に至っては1.5。一般職も0.2プラス一般職
だけ0.3なんですよね。その辺どう思って一般職だけにしたのか、まずお願いします。
○委員長  市長。
○市長  私は既にやっていると、既に取り組んでいるので、皆さん方にもおくればせながら、そ
ういうことでの協力をいただけないかと。県の人事委員会勧告は0.2カ月ですね、それから市独自
が0.3カ月、これを協力できないかと。私は既にやっているので、皆さん方にも御協力を賜りたい
と、こういうことの感覚ですよね。
  あと、議員の皆さん方については、皆さん方独自に。私の方では県の部分についてはお願いし
ましたので、あとは遠藤委員さんの自主的な対応が望まれているのであって、むしろ私にどうのこ
うのということではないのかなというふうに私は思っていますが、そういうふうな物の考え方で今
進んでいますので、ぜひ御理解を賜りたいと思います。
  以上です。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  その市長の言い分はわかるんです。ただ、一般職というのは何も言わないよね。
まず助役、助役は職員でしたよね。そのとき、交渉の段階で、そういうふうなとき、どう思ったか、
職員のとき。ちょっと述べてください。
○委員長  助役。
○助役  職員のときというようなことですが、遠藤委員さんの中で一般職の認識がちょっと違っ
ている点がございますので。課長も一般職でございますので、御理解いただきたいと思います。
  その時点ということで、職員の代表の組合の役員と相談をいたしまして合意をいたしましたの
で、当然その中では一般の職員の意思はそこに入っているということで理解をしておりますので、
一般の職員の皆さんからも今回の給与法案については御理解をいただいているというふうな認識で
ございます。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  私が聞いているのは、今、助役さんだよね。特別職だけ0.3ないわけです。一
般職だけ0.3プラス独自になっているわけです。その辺のことをお聞きします。
○委員長  助役。
○助役  再三市長が申し上げていますように、市長、私は、スタートラインの考え方が遠藤委員
とはちょっと違うところがありますけれども、私どもはボーナスも含めて5割カットされておりま
す。それから、教育長については、教育長からの申し出がございまして、12月議会で可決をいただ
きましたように、0.3カ月分はすべてカットされておりますので、給与及び賞与についても3割カ
ットになっております。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  質問のすれ違いじゃなくて、どう思われるか、思ったか。
○委員長  遠藤委員、もう一回。
○遠藤栄吉委員  今まで一般職でしたね。今、特別職だよね。特別職は、根本的な市長と助役の
考え方の違い、スタートラインが違うということで、それはわかったんです。自分が特別職になっ
て、0.3マイナスにならなくて、一般職が0.3、一般職だけマイナスになったことについて、心苦し
くないですか。
○委員長  助役。
○助役  一般職というふうな中での考え方ですと、率直に申し上げますと、市長が、助役が半分
という中で、一般職として0.3カ月のカットは、これはやむを得ないのかなと。特に今、今回の議
会で提案しておりますように、下水道の料金の値上げ、国保税の値上げというものもございますの
で、職員としてはそういう痛みということも十分考えながら協力をしていただいたということで、
私も一般職とすれば当然協力すべきものだというふうな考え方を持っております。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  では、一般職というのは、特別職から言われると、さっき組合どうのこうのと、
話はついたんだと。それはやっぱり、話はついたと言われれば、そのとおりだと思うんです。でも、
いくら組合といえども、やっぱりいろいろな権限を持っておられますから、あまりなことも言えな
いと思う。ただ、私が言いたいのは、そのスタートラインが違うんだから、今からなんだから、同
じでないのかというふうな私の考えなんです。
  委員会でもいろいろ話が出たんですが、市長の公約で市長と助役は半額です。みずから選んだ
んです。そのとおり言って、公約を守ってきていただいているんですね。だから、0.3に至っては、
さっき市長が、企業だとすれば社長と専務なんだよね、市長と助役というのは。その職員の懐へ手
を入れるとき、マイナスするとき、心苦しくないんですかというのが1つなんです。みずから、我
々もするから、しろというのが、普通、どうですかと、お願いしますというのが。それが一般職だ
け0.3というのは心苦しくないんですかと。助役さん、お願いします。
○委員長  助役。
○助役  まさにスタートラインの差だと思いますので、私どもは、私は就任時期から半分カット
しておりますので、私も半分カットしていますから、職員の皆さんどうですかという問いかけは私
はいたしません。今回の削減につきましては、私から会派の皆さんにもお伺いしまして御説明をさ
せていただきましたが、ただ数字合わせでなくて、今後、収入の中でも、企画財政課長から答弁申
し上げていますとおり、ますます交付税、いわゆる実際財源が少なくなってくる中での生き残りと
して、どういうような策があるのか、それを市の職員とみずから一緒になって考えていきたいと。
その第一歩が今回の行財政改革の柱であるというふうな認識から取り組んだこのカット案でござい
ますので、職員の皆さんからも御理解をいただいたものというようなことで考えています。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  私が聞いているのは、心苦しくないですかということです。
○委員長  助役。
○助役  市長も私も、職員の給与をカットするというのは、だれしも嫌なことです。社長が従業
員の給与を上げることは喜びなんですが、下げるということは、これは避けたいというのが本音で
す。だけれども、下げざるを得ない状況なので、皆さんから御理解をいただいたと。そして、今後
下げないような知恵を今後職員と一緒に出していこうと。その改革の第一歩だということで御理解
をいただいて、この条例案を提案したものです。ですから、職員もその点で御理解をいただいたと
いうことです。非常に喜んではおりません。悲しいことと思っております。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  ちょっと関連して。それは、私は思うんですが、だれでも嫌だと、値上げする
のは嫌だというふうなお話でしたが、昨年7月の市長選挙では、助役と市長は報酬を半額にすると。
これ選挙公約です。そして当選して、そういうふうに実施したと。それは結構なんです、それで。
それはそれで終わりなんですよ。
  遠藤さんが言っているのは、恐らくこういうことでないかなと思う。職員に痛みを与えておい
て、あなた方はどうなの、特別職はどうなんですかと。簡単に言うと、そういうことだと思うんで
すよ。だから、それに対してきちっとした答弁をすべきでないのかなと私は思うんですが、こっち
では国保税や、あるいは下水道料金の、いわゆる公共料金の値上げをしておいて、こっちでは子供
さんを産んだ場合は5万円とか10万円、こういうふうなことをやっているわけですね。つまり私は、
あめとむちでないのかなと思うんですよ。
  ですから、本当に長の責任は重いというのはこの間の一般質問でも申し上げたんですが、どう
いう立場に立って市政を担うかと、ここが問われると私は思うんですよ。ですから、そういう点で、
やっぱり長たる者は市政実態をよく見ながらすると、これが私は地方自治体の長の責任ではないの
かなと、このように思っております。いかがでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  質問の趣旨がよくわからないけれども、私は常に政治姿勢の一番大事なものは、政治と
いうのは市民のためにあるんだと。だから、市民のためには、今、私が取り組んでいる政策は、私
はこれがベストだと思ってやっているわけですから、それについてまた皆さん方がいいのか悪いの
かを判断していただくしかないわけですよ。今はこれがベストだと、私が考える範囲の中ではベス
トだと思ってやっているわけですよ。市民のためなんです。だから、さっきも言ったけれども、職
員と一般市民の乖離があり過ぎちゃだめだと。市民の信頼を損なうような中身じゃだめだと、こう
いうことを先ほどから私は言っているわけです。何回も五十嵐委員の質問に。そういうことのない
ように、市民の皆さんがなるほどなと、そのぐらい職員も挙げて頑張っているのかと、我々も行政
に協力しましょうと言われるような市政を何とかしてやっていきたいと、こういうことで頑張って
いるわけですよ。その辺を御理解いただけないとすれば極めて残念だなと、こういうふうな思いな
わけですね。
  だから、私はみずから既にやっているから。そこがどうもちょっと五十嵐委員と遠藤委員の姿
勢がわからないんだけれどもね。私は既にやって頑張っているんですよ。これでもなおかつ御理解
いただけないとすれば、これは万やむを得ないわけですけれども、そういう意味では一生懸命やっ
て、あとは結果、政治ですから結果で判断されるべきですよ。だから、そういう意味で一生懸命頑
張ってやっていきますので、ぜひ佐藤委員にも御理解を賜りながら応援いただきたいと思います。
そういうことです。
○委員長  4番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  やっているからというのは、わかるんです。やったんだから。これからやる気
を起こしてもらわないと困るんですよ。だから、自分もやるから職員もやってくださいなら、わか
ります。議員もやってくれと。職員は0.5になっているわけでしょう。だから、0.45でも0.4でも何
とか市長と助役とやればいい。私たちももう一回するから、カットするからと、そういう考えにな
らないですか、助役。
○委員長  助役。
○助役  全くスタートラインの認識の差だと思いますので、その辺はちょっとかみ合わないのか
なと思います。
○委員長  今いろいろありますけれども、今の質問、答弁を聞いていますと、やはりいくら言っ
ても水かけ論みたくなっています。そういう意味で、お互いに言い分はわかったようでありますの
で、了解していただけますか。
(「了解はできない」の声あり)
○委員長  このことについてよ。了解の前に、このことについて。質疑を終了していいですか。
(「進行」の声あり)
○委員長  これについては質疑を終了させていただきます。
  ほかにありませんか、67ページまで。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第3款民生費の68ページから85ページまでについて質疑ございませんか。
  14番佐藤委員。
○佐藤 明委員  第3款民生費の78ページの2項児童福祉費に関連いたしまして何点か質問いた
しますが、第1点目は、御承知のように赤湯保育園が創立されてから58年というふうなことであり
ましたが、このたび閉園となって、公益法人へ職員を2名派遣すると、このようなことが提案され
ているわけであります。
  それで、私が心配しているのは、この職員を派遣した場合、だれが管理して職員を指導、指揮
するのか、まず第1点お尋ねをしたい。
  第2点目は、現在8名の職員のうち2名を派遣するということなんですが、いろいろお話を聞
いてみますと、父兄の中には、今までいた先生がいなくなったりすると、こういうことで、いわゆ
る子供たちが情緒不安定や、あるいは保育園に行くのが嫌になるというふうなことがないようにと、
こういう声があるわけですが、その辺の対応の仕方をどのように考えるか、お尋ねしたいと思いま
す。
  それで、3点目は、派遣される職員の身分ですね。この間の説明ですと現在のままの身分だと、
このようなお話でありますが、そうしますと、当然、民間でありますから給料等の差が歴然と出て
くると。こういうふうな格差が生じてくるのではないかと、このように考えるわけでありますが、
その辺のところをどのようにお考えか、お尋ねをしたいと思います。
  以上です。
○委員長  総務課長。
○総務課長  それでは、公益法人等への職員の派遣につきまして、主に制度面につきまして私の
方からお答えをさせていただきます。
  まず最初に、その職員の指導あるいは指揮命令系統の関係の御質問でありますが、これにつき
ましては、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律というもので事細かく規定が
ございまして、いわゆる公益法人等へ、あるいは営利法人等への派遣ということで2種類あるわけ
でございますが、今回、市の方で派遣を想定していますのは保育園ということで、公益法人等への
派遣というふうなものに該当するわけでございますが、これにつきましては身分を有したまま派遣
を行うということでございますが、その仕事は、派遣元の身分を有したまま行きますが、派遣先の
仕事を行うということでございますので、指揮命令系統はその派遣先の監督者から命令を受けると
いうことになるわけでございます。
  あと、給与でございますが、これについては法的には両方可能でございます。派遣元で支払う
ことも可能でありますし、派遣先で払うということも可能でございます。今回、本市で採用しよう
としているものは、派遣元であります南陽市の方で給与を支払うということで、保育単価等から導
き出された一定額を法人の方から市の方に繰り入れていただくということで考えてございますので、
今回の予算にも2名の人件費は織り込んでいるものでございます。
  それから、もう一つ、格差の問題がございますが、いわゆる市の方の保育所にそのまま勤務す
る保育士と派遣される保育士との間では、これは格差は生じない。今申し上げたように、市の給与
制度のまま、給与も市の方で払うということですから、格差は生じないということでございますが、
派遣先の法人の給与体系と市の方の給与体系では、これはいささか給与制度も違いますので、多少
の差は、多少じゃないとおっしゃる向きもあろうかと思いますが、差は事実としてあるわけでござ
いますが、ただ、向こうで払うということじゃなくて、あくまで市の方で払いますので、そう表に
出るものでもございませんので、差は見えない状態で支給されるものと思っておるところでござい
ます。
○委員長  健康福祉課長。
○健康福祉課長  派遣された職員のフォローをどうするのかというふうなことですが。
(発言する声あり)
○委員長  市長。
○市長  このたびの派遣は、既に私が市長になった段階で、もう保育園が向こうへ移るというこ
とは決まっておったので、さまざま父兄の方々から相談されました。非常に心配だと。全く違う場
所に、全く見覚えのない人ということで、この問題は、こういった不安を解消するための策として
いろいろ検討させていただいて、たまたま公益法人に派遣が法的に可能になったということなども
あって、今の3歳児が今度は4歳、5歳となりますので、2年間だけ限定で何とか協力いただきた
いということで職員組合の方にお願いした経緯があります。その結果、大変快く、子供たちのため
に私どもも頑張ってやれることは御協力申し上げますと、こんなことで協力いただきましたので、
その問題も解決できるのかなと、こんなふうに思っているところであります。
  以上であります。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  総務課長が言っているのは、そのとおりなんですが、問題は、派遣された職員
が2名ですね、これは市の給与体系に基づいて給与をもらうと。それは当たり前の話ですけれども、
その派遣された先のいわゆる公益法人である双葉の職員は、民間ですから給料が当然安いと。手当
等も違うと思うんですね。それは年齢差によっていろいろあるでしょうけれども、どの程度になる
のかなと。何でかというと、ある人が、一体派遣して、いざこざ起きないものだかなというような
心配があるわけです。だから私ちょっと聞いているんですけれども、そういった心配はあるのかな
いのかですね。まず1点。
  それから、市長がさっき言った3歳、4歳児の2年間、何とかお願いをしてと。いわゆる卒園
するまでということだと思うんですが、その対策、手当てというか、何というか、心配のないよう
にというふうなことですが、やっぱり非常に、1人がかわるとか2人がかわるんじゃなくて、全体
が大きくかわるものですから、その辺を心配するわけですよ。ですから、こういったものをきちっ
としてしていかないと、後でいろいろ出てくると大変でしょうから、そういった意味で質問してい
るわけですから、その辺のかかわりで答弁を求めたいというふうに思います。
○委員長  市長。
○市長  佐藤委員が心配のことが確かに完全に解消されるということは、これは世の中ですから、
どういうふうになるかわかりませんが、できるだけ不安視される課題は取り除いていくというのが
我々がとるべき対応だろうというふうに思って、ただいまのような派遣をしました。
  また、これは職場においてはさまざまなことがあるかもしれませんが、そこはやっぱり大人の
世界ですから、お互いに理解しながら協力していただけるというふうな確信のもとに実行しますの
で、ぜひ佐藤委員も、近くだと思いますので、時々訪問していただいて御指導賜ればありがたいな
と、こんなふうに思っております。
○委員長  総務課長。待遇のことを言っていましたね。
○総務課長  待遇につきましては、予算上、給与は見込んでいるというふうに申し上げましたが、
一方、法人から入ってくる分も予算書上にきっちり織り込んでございまして、37ページ、戻る形に
なりますが、この金額は法人の方からはじき出して、法人と協議しながら決めている金額でござい
ますが、南陽市の職員とそう大きな差ではございません。そんなに想像なさっているよりも大きな
差ではないというふうに御理解いただいてよろしいのかなというふうに思います。現場での混乱は
特にないものと考えているところでございます。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第4款衛生費の84ページから95ページまでについて質疑ございませんか。
  6番松木委員。
○松木新一委員  89ページの置賜広域病院組合負担金、特にこの長井病院の関係についてお聞き
したいと思います。
  昨年につきましては800万円程度と、今回は1,534万8,000円というようなことで、ほぼ倍近い
数字になっているわけですが、それらについてはどのような内容でこういうふうな数字になったの
か、まずお聞きします。
○委員長  斉藤健康福祉課長。
○健康福祉課長  その辺のこまい資料をちょっと手元に持ち合わせておりませんので、後ほど御
報告したいと思います。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  今、手持ちに資料がないというようなお話のようですが、先ほども説明の中で、
もう少し私も全体的な話から入っていけばよかったんですが、置賜広域病院組合全体で3,724万円
ほど、昨年と比べて非常に多いという中で、今、前段質問した事項が特に飛び抜けて、ほかの項目
についても金額的には2,000万円とふえているのもあるんですが、ただここだけが倍近いような内
容でふえていますので、その辺のどういう内容でこういうような状況になっているかということで
質問したものですから、もし今なければ、やむを得ないですから、後ほど回答でも結構ですが、そ
れとも若干その辺を委員長に御配慮いただきまして、ここで暫時休憩をとっていただきたい。再開
後、答弁をいただければありがたいと思います。
○委員長  企画財政課長、わかりますか。
○企画財政課長  後ほどでお願いします。
○委員長  それでは、暫時休憩をいたします。再開を2時10分といたします。
午後 1時55分  休  憩
───────────────────
午後 2時10分  再  開
○委員長  再開いたします。
  斉藤健康福祉課長。
○健康福祉課長  大変失礼いたしました。
  原因といたしましては、算定の仕方が変わったということでございます。交付税が従来であれ
ば総合病院、基幹病院の方に一括入っていたものが、それぞれにつけかえになったというふうなこ
と。あと、もう一つ、全体としても負担金が、診療報酬が下がったことにより負担金がふえている
というようなことで、ちなみに18年度の当初ですと3億8,000万円から、今年度は4億2,000万円と
いうふうに、4,000万円ほど負担金がふえております。
  以上でございます。
○委員長  よろしいですか。
○松木新一委員  はい。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第5款労働費の94ページから97ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第6款農林水産業費の96ページから109ページまでについて質疑ございませんか。
  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  101ページの農林水産業費の3目に関連して、農林課長にちょっと質問して
おきます。
  それで、循環型農業促進事業補助金、またエコ農業推進補助金というのが予算化されています
けれども、昨年の12月8日に国会で有機農業推進法という法律が成立したわけです。そして12月15
日に施行されたということで、要するに衆参国会議員、超党派で169名の賛同でこの法律を提案し
て、可決したというふうになっているわけです。
  これは非常に画期的な法律でありまして、これまで長い間、日本の農業は近代化農業というこ
とで、化学肥料を中心にしての農業が多くて、それがいろんな問題が引き起こされて、今、有機農
業というものを国を挙げて進めるというふうになってきた、こういうことなわけでありますけれど
も、この今回の法律の内容を見ますと、第1条に、有機農業の推進に関し、基本理念を定め、並び
に国及び地方公共団体の責務を明らかにするというふうになってきております。地方自治体につい
ても、この法律について、しっかり今度責任を持って進めなきゃならないよという内容になってき
ているわけでありますけれども、これとあわせながら、私は今後、今の環境の問題を考えたときに、
要するに土壌から出る二酸化炭素というのが非常に多いわけでありますけれども、そういったもの
と有機農業というのを、二酸化炭素を少なくしていくという意味もありますが、私はそこの関係で、
この中に有用性微生物群を活用すれば、もっともっと循環型農業の促進とこの法律の推進というも
のが生きてくるんじゃないかなと、こういうふうに思っております。
  そういった意味で、今後、これから具体的に、今回予算が載っておりますけれども、これを推
進していくということになると思いますが、また来年、再来年、もっと国の方からの予算化も出て
くるでしょう、今度は。ということを考えたときに、ぜひこの有用性微生物群と言われているEM
というものも含めながら農業にどんどん活用してもらうということが、今度明らかに法律で定まっ
てきましたから、堂々と私は推進することができるものになるだろうと、こういうふうに思います
ので、そういったことを含めて、農林課長の最後の今回の議会ですから、長い間お世話になって頑
張っていただきましたけれども、課長としてのまず御答弁をいただきたいと思います。
○委員長  竹田農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問にお答えしたいと思います。
  この有機農業推進法、昨年成立されたようでありますが、今後の進め方というのは、国で今後
その方針をつくりまして、地方公共団体である県、それから市が今後具体的な基本計画をつくると
いうふうな手順になっておるようであります。
  今現在その有機農業推進法、まだ基本的なことだけに触れているようでありまして、なかなか、
土壌改良剤としての位置づけは何々あるかとか、そういう部分がまだ明細になっておりません。多
分、国でガイドラインを示しまして、使える有効性微生物の名前などを具体的に挙げるんだと思い
ます、将来。そうなれば、なお一層この有機農業が進むのかなと私も思っております。要するに、
国のガイドラインを見て、見守っていきたいと考えております。どうぞ御理解をお願い申し上げた
いと思います。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  今の課長の考え方、恐らくそういう方向で国の方も今度具体的なものが出て
くるだろうというふうに思いますので、ぜひ今後、農林課として、こういう環境循環型の農業を進
めるときに大いに調査して、研究していただいて、南陽市の農業、また山形県の農業が本当に有機
農業として徐々に、もっともっと発展できるようにして、地産地消がもっと進むようにお願いして
おきたいと、こういうふうに思います。御苦労さんでございます。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費の108ページから115ページまでについて質疑ありませんか。
  9番髙田委員。
○髙田 豊委員  115ページのハイジアパークについて御質問をいたします。
  昨年、指定管理者制度を導入いたしまして、頑張っていらっしゃるとは思いますが、また今回、
2,536万8,000円という大きなお金を支出することになっております。先ほど施設改修費用と言って
おりましたが、具体的にどのような改修をなされるのか、まずお尋ねをいたします。
○委員長  板垣観光物産課長。
○観光物産課長  それでは、お答え申し上げます。
  ハイジアパークは、開設以来15年が経過してございます。施設全体が老朽化してきたこと等が
ございまして、安全・安心を守るというふうな観点からいろいろな、開設当初からの懸案でありま
した指摘を長年されてきたわけですが、浴室が滑って危ないというふうなことがございまして、そ
れの改善、改修費。いわゆるタイルの滑りどめをまず第1点にというふうなことでございます。
  そのほかに、女子のサウナぶろ、全く改修してこなかったわけですが、床板、腰板ともに、も
うふけてしまって、大変危険だというふうなことがございまして、ぜひ新たな改修をしたいという
ふうなこと。
  それから、浴室の中があまり広過ぎて真ん中あたりに入れないので、島なんかも一つつくって、
お年寄りでも安全・安心に背中がつけられるような部分があったらいいのではないか、そういう案
もございまして、そういう安全・安心のための改修費、工事費として計上するものでございます。
○委員長  髙田委員。
○髙田 豊委員  ハイジアの件だと、やっぱり何か上っ面だけで、中身はいつも変わっていない
ような感じを受けます。あと、こんな言い方は申しわけないんですけれども、私が議員になってか
ら3人の市長さんがいましたけれども、どうもできの悪い、かわいい息子みたいな状況に毎回なっ
ているなというふうに私は思います。中身が全く変わらなくては、私は売り上げなんか伸びっこな
いと思いますし、やっぱり一番大切なのは、お客様に対するサービスだとか、そういうことがまず
徹底されていない。私は、ずっとそれは思っています。好きで通っているからこそ、わかります。
その辺、今後の経営方針について、社長もかわったわけですし、少し迷惑にならない程度の売り上
げが上がるような、そんな方策は考えていらっしゃいますか。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  民間の社長さんが登用になったということもございまして、今、改善策をいろ
いろしてございます。小手先だといえば小手先かもしれませんが、そうでなくて、心底サービスを
して、よりよいものにしようということで、社員一丸となって頑張っているようなところでござい
ます。
  1つ目といたしましては、営業時間を11時まで延ばしました。それから、もう1点は、タクシ
ー、お酒を召し上がる方もいらっしゃいますので、代行車と契約をいたしまして、半額といいます
か、ハイジアでいろいろな会合等がございましたならば、代行車を2分の1だけ補助しますよとい
うふうなものとか、あるいは無料休憩室の部分のさまざまな模様がえをしたり、従業員の手にまだ
成果としてきちっと上がったというわけではないんですが、いわゆる接し方ですね、客に対するフ
ォローの仕方、あるいは御案内の仕方等々、接客マナーについて、今いろいろ勉強しながら頑張ら
せているところでございます。
  以上、今そんなような状況でございます。
○委員長  髙田委員。
○髙田 豊委員  今、御答弁いただきましたが、9時半から11時まで営業時間を延ばしたわけで
ありますが、その件でどのぐらい伸びていらっしゃいますか。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  実際は1月から正式にはしたわけでございますが、1月中の対前年比の比較で
ございますが、424名増というふうな数字が1月だけですが出てございます。2月については、今、
統計中でございますので、間もなくハイジアの方から上がってくる予定でございます。
○委員長  髙田委員、よろしいですか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  今、髙田委員もおっしゃったように、ハイジアについて関連してお尋ねしたい
んですが、ハイジアができましたのは平成3年でしたね。平成元年、2年、3年ということで、用
地買収したりして、あるいは建設したりして3年かかって、土地と建物で42億円というふうなこと
でありますが、こういう莫大な金をかけてつくった施設も、そろそろ傷んできたと、老朽化したと
いうふうな今課長のお話でありますが、例えば安全・安心のためにタイルの交換とか、あるいはそ
ういったことを今答弁されたわけですけれども、私は思うんですが、タイルは前々から指摘されて
いたことですね、危ないというのは。議会でも皆さんから言われたと思うんですよ。それで、なぜ
今までほっておいてきたのかなというふうに非常に疑問に思うわけです。
  それで、資料を見ますと、今まで財政的な支援を相当してきたわけですよ。例えば出資金とい
うことで5,000万円ずつ3回、あるいは補助金等は相当してきたわけですけれども、今まで恐らく
5億何千万というふうな投資をしてきたというふうに指摘をされているんですが、こういった指摘
をどのように考えておられるか、まず第1点。
  それから、先ほど髙田委員がおっしゃったんですけれども、今回、ハイジアに対しまして、源
泉管理事業で約1,000万円、それから指定管理委託料で、管理料ですか、これが2,500万円と。3,50
0万円も新たな投資をすると。非常に私は問題があると思うんですが、今、一般企業は大変苦労し
て経営をしているわけです。せんだっての産業建設常任委員会でも報告されたように、市内の企業
の景況状況を報告されたわけですけれども、いずれの指標を見ても下がっていると、こういう状況
があるわけですよ。そういう中での投資というのは、私は前々から指摘しているように、問題があ
るというふうに言わざるを得ないというふうな状況です。
  それから、もう1点でありますが、今、11時までですか、営業しているというふうな報告であ
りましたが、1月では424名ふえていると、こういう状況でありますが、しかし、せんだっての、
たしか1月の全協ですか、この1月の全協で渡された指標を見ますと、昨年の4月から毎月減って
いるんですよ。12月段階で8,544人減っているというふうな市の資料でも明らかなようであります
が、今回恐らく全員協議会でこの資料を渡されると思うんですが、営業時間を延ばしたからふえた
んだというふうなお話でありますが、私は根本的に考えてもらいたいのは料金の設定の問題ですよ。
これ前々から皆さん方からも指摘されているように、500円ぐらいで入られるような施設にしても
らいたいということもそっちこっちから出ているわけですけれども、そういった考えはあるのかな
いのか、はっきりした答弁を願いたいと思います。
  以上です。
○委員長  板垣観光物産課長。
○観光物産課長  第1点目でございますが、浴室の部分になると思いますけれども、決してほっ
ておいたわけではございません。今までも、危険だという委員御指摘のとおりでございまして、い
ろいろ議論がされて、あるいは注意を受けたり、指摘を受けたり、さまざまな経緯がございます。
その中で、タイルの塗装を何回か試して、いわゆる滑りどめを施工したり、さまざまな対策を講じ
てきたわけでございますが、根本的な対策には結局なっていなかったというふうなことがございま
して、いわゆる塗装がはげると、また滑りが起こるというふうな繰り返しでございましたので、根
本的に直す、変える必要があるであろうというふうな判断のもとに、そうしたらいかがかなという
ふうな、張りかえしたらいかがかなというのが1つ目でございます。
  2つ目、いわゆる設立の目的があると思うんですが、当初から市民の保養というふうな部分を
前面に出しました施設でございます。したがって、そういう目的に沿ったような形で今まで相当額
を投資してきたものでございますので、それにつきましては、そういう目的に沿ったというふうな
ことでの御理解を賜ればというふうに思います。
  料金の設定でございますが、料金の設定につきましては値下げをということでございますけれ
ども、原価計算等々もございまして、下げると、それではそれなりに原価を割ってしまうというふ
うなこともございまして、なかなか今の段階では難しいのかなというふうに思っていたんですが、
ただ会社の方針としてどうなのか、私も今ちょっとその辺まで把握してございませんが、その辺の
兼ね合いがあって、これからいろいろ御検討なさるというふうには伺ってございます。
  以上でございます。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  これは大事な問題でありますので重ねてお尋ねしたいんですが、さっき課長は、
設立の目的は市民の保養、健康増進と。いわゆる市民の活性化というか、そういうふうな目的とい
うので設立されたと。
  これは私も、塩田市長が小委員長のとき、私は副委員長として、塩田委員長のもとで小間使を
したわけですけれども、当初の計画は、一般会計へ初年度は5,000万円と。それから、次年度から
は一般会計に対して1億円ずつ繰り入れをすると。そして、一般財源が潤うと。駐車場は、これで
狭いのではないのかなんていうふうな意見もかなり出たんですよ。というのは、大型バスがぞろぞ
ろ来て困るだろうと、こういう話まで出たんですね。ですから、私は営業というのは、第三セクタ
ーとはいえ、やっぱり売り上げを上げて、営利を目的にすると、こういう定款だと思いますよ。違
いますか、それは。
  確かに市民の保養、健康増進を守るというならば、もう少し低料金で市民に提供すると、これ
が仕事ではないんですか。市長、答弁を願います。
○委員長  市長。
○市長  佐藤委員がおっしゃられるように、当初の計画はさまざまあって、それに一つ加えれば、
健康増進、あるいはプラスアルファで南陽の経済の起爆剤だと、こういうふうなことで我々も納得
して応援してきたような嫌いがあるわけですけれども、いろいろ佐藤委員いわく御不満も多少ある
かもしれませんが、今ここに来て過去のことをとやかく言われても、私も責任のとりようがないわ
けです、過去のことについては。したがって、これからですよ、これからあのハイジアを南陽市の
貴重な財産としてどう生かしていくかということを考えることの方が大事なのではないのかなとい
うふうに私は思っております。せっかく今まで42億円プラス、これまでの維持管理費をひっくるめ
れば相当の投資をしてきたわけでありますから、これをどうやって市民に還元するかということを
考えていくことが優先するべき課題だろうというふうに思っております。
  そういう意味では相反するんですね、利益を出せと言われること、市民の皆さん方に還元しろ
という部分では多少。利益を度外視してサービスを最優先しろと言っているのが、少し赤字が出れ
ば、何をやっているんだと、こういうふうになるわけなので、非常に難しいんですが、できるだけ
私としては指定管理者の域を超えない範囲で、新たな設備投資とか修繕は別としても、一般的に運
営費として株式会社ハイジアに市から特別な支援をしなくても、何とか自立できるようなものにし
ていきたいというのが私の本音であります。それで、なおかつ市民の皆さんからあまりクレームの
つかない、一定程度のサービスをしっかり確保していけるものにしたい、こういうふうなことを思
って、今回、斎藤社長にお願いしたわけです。
  まだ12月、1月、2月、3カ月そこそこですから、そんなに急いで結果を求めても、それは無
理だと思います。もう少し長い目で、皆さん方も、こうしたらどう、ああしたらどうという建設的
な御意見をどんどん出していただいて、それを今回の民間の社長に採用していただいて、さらに盛
り上げていくということは非常に大事ですが、あの種この種の過去のことを引っ張り出してきて足
引っ張りしても、これはちょっとどうかなというふうに思いますので、とにかく安くて、サービス
がよくて、はやると、これは当たり前ですよね。だから、そういう当たり前に向けて一生懸命これ
から努力をしていきますので。
  もちろん料金等についても、安くせいというのは、どこまでなのか。それは採算が合う、合わ
ないがあるわけです。分岐点があるわけですから、そういったことをきちんと計算をして。単に安
ければいいと。安くなれば明らかに、何倍もの人がふえればいいですが、ふえなければ、その分、
赤字になるわけです。原価割れですからね。その辺も十分示唆して、整理をして、皆さん方の利便
性を考えながら対応していきたいというふうに思っていますし、そのことも斎藤社長の方に私の方
から、こういう議員さん方の意見がありましたよと、採用できるものは使ってやってくださいと、
こんなお願いをして頑張らせたいなと、こんなふうに思っていますので、御理解賜りたいというふ
うに思います。
  以上です。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  市長、私は批判とか何でなくて、事実を言っているんですよ。ですから、私が
言いたいのは、12月に社長が交代したと。社長が交代したからこそ、今までの活動を、10何年間の
活動を総括して、よかった点も悪かった点も明らかにして、そして取締役会で大いに議論して、何
が問題だったか、何が進まない原因だったか、何が進んだのかと、こういうふうにして総括をしな
がら、社長が交代したならば、新たな年に向けていくということが大事だと私は言っているんです
よ。
  しかも、今まで毎年毎年、管理委託料と称して、あるいは問題なのは源泉の借地の問題、これ
今、月30万円でしょう。年間360万円。今、年々あれでしょう、土地代が安くなっているわけです
から、これだって大問題ですよ。何で360万円も年間出して借りているのかと、こういう話も言わ
れているわけですから。
  ですから、私は、こういうふうな状況をきちっと踏まえた上で、立て直しを図っていくという
ことを提案しているんですよ。ですから、500円にしてくださいと言うの。今までかなり出してお
いて、このぐらい投資。そろそろそういう方向でいったって、そのぐらい出しているならば、した
っていいのかなというふうな私の意見なんです。どうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  私は十分、佐藤委員の言うことは了解しながら、わかりながら答弁しているわけですが、
もちろん従来のことを総括してやっていますよ、それはね。もちろん総括をして、何がよかったか、
何が悪かったか、原因は何だと言えば支障の出る人も出てくるから、そこら辺は、言わぬが花とい
う言葉があるけれども、そこは抑えて、ただ料金なんかも、今、回数券を発行していまして、従来
700円のが12枚で583円ぐらいになるような、いろいろ研究していますので、だんだんいい方法をこ
れから考えて対応していきます。
  一番はやっぱり、職員並びに取締役、会社にかかわるすべての皆さんですが、の意識の問題、
意識の改革、こういったものが何よりも大事だと私は思っていますので、そこから始めて、どんど
んと一つ一つ改善していきますので、ひとつ温かい目で、あまり気をもまないで、ひとつ御支援賜
りたい。言われていることは全部わかって、それを全部のみ込んでやっていますから。
(「借地料のこと」の声あり)
○市長  それもさっき言ったように、私はわかっているんだけれども、やっぱり与えられた条件と
して、抵抗しても、いろいろ決まり事の中で進んでいるわけですから、それは十分、佐藤委員の言
わんとすることもわかるけれども、受け入れざるを得ないものについては、まずとにかく、今ここ
でじたばたしても、どうしようもないわけですから、それはやむを得ない。与えられた条件の中で、
今、斎藤社長にお願いしているわけですから、それを全く無視してやれるならば、これは何も問題
ないんですが、やっぱり限られた条件も、これを受け入れながらやらざるを得ないという部分もあ
るので、そこは今後の交渉の課題ではあるかもしれませんが、いろいろな過去のいきさつや約束事
があると思うので簡単にいかないと思いますので、今の段階では与えられた条件の中でしっかり頑
張るしかないというふうに思っているわけで、その言わんとすることはわかっています。
○委員長  ほかに。
  4番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  ちょっとお尋ねします。課長さん、1月、424人プラスしたという。9時半以
降、何人くらい入っていますか。
  あと、もう一つ、ハイジアの市民の位置づけ、さっきちょっと聞き漏らしたので、もう一回お
願いします。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  9時半以降、きちっとしたものといたしましては、先ほど申し上げました424
名、ふえた分がほとんど9時以降に入ったということでございますので、割れば1日当たり10何人
かというふうな、そんなような人数になります。
  あと、位置づけでございますが、位置づけにつきましては、先ほど来ありますように、市民の
保養、そんなふうな部分での当初位置づけとして、観光、準観光施設のような、そういう複合的な
部分としてとらえております。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  健康に関しての施設ですよね、課長。違いますか。健康が位置づけの施設です
よね。さっきしゃべったのが、何か酒飲みの場所みたく聞こえたよね。代行を半額とかね。それが
健康の位置づけの保養所。何かもうちょっと詳しく説明してください。
○委員長  観光物産課長。
○観光物産課長  いろいろありますが、考え方なんですが、確かにいわゆるお酒を飲んで気晴ら
しも健康づくりの一つであろうかというふうに考えますし、いろいろなことが言えるんじゃないか
と思います。いわゆるストレスの解消にもなりますし、それも一つだと思いますし、いろいろな考
え方、意見があると思いますが、そういうふうな、酔ってといいますか、それこそ、試飲しても代
行車を利用しないとだめなわけでございますので、やっぱりそういった意味、観点からいたしまし
ても、健康、保養プラス、いわゆるストレス解消といいますか、そういうのも含めて、お酒も多少
入ることによってリラックスして、翌日からの仕事の活力が生まれる、あるいは地域の活性化にも
寄与できるというふうな、そんなふうなとらえ方をしてございます。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  市長も最近私のまねをして、酒飲まない分、ストレスがかなりたまっているみ
たいな感じに聞こえるんだけれども、市長のお考えはいかがですか。
○委員長  市長。
○市長  質問の趣旨がよくわからないんですが、いろいろな意味で、さっきも言ったように、健
康増進、あるいは福祉、さらには南陽市の経済の活性化、起爆剤という、当初はさまざまな目的で
建設されたが、なかなか思うようにいかなかったという反省に立って、今さまざまなことを今度や
り直していこうと、こんなことでありますので、いいものはそのまま残して、ちょっとやっぱりま
ずいんじゃないかという部分については改善というようなことで、これからも進めていきたい。
  ただ、基本的には、市民の福祉や健康増進や保養の場、そういったものは全く度外視して、営
利一本やりというのもいかがなものかなというふうな反省も、批判もあるとすれば、それも十分加
味し、検討していく必要があるだろうなというふうに思っております。ただ、その場合は一般会計
からの持ち出し、繰り入れということになることも、そういうリスクがあるということも十分考え
ながら対応していかないとならないのかなというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  ほかにありませんか。
  7番渋谷委員。
○渋谷晏弘委員  115ページ、今のハイジアの下の温泉施設建設設計監理等委託料1,400万円、そ
して18節の工事請負費3,500万円と。5,000万円の温泉の共同浴場の建設費が見込まれておりますが、
どの程度この5,000万円で19年度の予定はなされているんでしょうか、お伺いします。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  今、計画している浴場の、どの程度というようなことでありますけれども、一
応2割程度というふうに見込んでおるところでございます。
○委員長  渋谷委員。
○渋谷晏弘委員  5,000万円で2割程度ということは、それでは2億5,000万円という予定額。市
長は2年でこの浴場を立ち上げるということで、今、企画財政課長の話ですと、合わせて5,000万
円が2割程度ということは、結局5分の1ということですよね。それでは、2億5,000万円を2年
間でかけるという解釈でよろしいでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  大まかな数字だと思うんですよ、さまざま含めて。だから、2億円前後、限りなく2億
円ぐらいのものができればなというようなことだと思いますので。ちょっと感覚的に数字、何かほ
かのことも含めてお話しされたのかなというふうに思いますので。恐らくこれからいろいろなこと、
具体的な設計ができますが、それも見て、これだったらば、さらに投資をして、2億5,000万円で
も市民の方々に御理解いただけるというものであれば、そういうこともあるかもしれませんが、今
の段階ではそこまで。
  それとちょっと、さっきから大変議論されている南陽市の財政もどうなのかなということもあ
るので、その辺はこれからの課題で、あまりここで金額にこだわると、設計屋さんとか、さまざま
な余計なことを考えてくれますので、なるべく金額は出していただかない方が私としてはありがた
いなというふうに思っています。ただ、そんなことで、暗黙の了解で、こんなものかなということ
で御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  渋谷委員。
○渋谷晏弘委員  では、この工事請負費の3,500万円、一応計上されておりますが、今年度、来
年度ですか、平成19年度中には工事は立ち上げるということの理解でよろしいでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  ことしというか、19年度、20年度で完成ということですから、そのような御理解でよろ
しいのではないでしょうか。
○委員長  よろしいですか。
○渋谷晏弘委員  はい。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費の114ページから125ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  122ページの第8款土木費の住宅管理費に関連してお尋ねしたいんですが、1
点目は、最近、南陽市内で空き家、空き店舗、あるいは空き地、こういったものが随分、随所に、
市内各地にあるようであります。しかも、例えば空き家の中に泥棒が入っていたりとか、あるいは
空き家から火事が出たり、こういう状況が続いていると。
  あるいは、せんだって8日ですか、西部区長会の総会もありまして、ある区長さんもお話しし
ておったわけですけれども、区長として、空き家が160軒のうち20軒近くもあると。非常に大変な
状況だと。しかも、水道管の破裂などもあったりして、その対応に非常に苦慮していると、こうい
うお話であったわけです。
  ですから、こういった空き家対策、あるいは空き店舗、空き地等、環境の面からも含めてどの
ように考えておられるか、お尋ねをしたいというふうに思います。
  それから、もう1点でありますが、関口住宅の件ですが、大分老朽化して、そっちこっち補修、
補強しなければならない状況もあると思うんですが、住宅の問題について前にも質問したいろいろ
いきさつがあるわけですけれども、今はどういう状況なのか。そして、どういう対応をしたい、ど
のようにするのか、お尋ねしたいと思います。
○委員長  安彦都市整備課長。
○都市整備課長  お答えいたします。
  空き家、空き店舗、空き地などの対策というふうなことでございますけれども、空き家にしろ、
空き店舗、空き地、これについては、すべて民有地でございますので、いろいろな御相談がござい
ますが、解決については民民での解決をお願いしているという状況にございます。例えば、空き家
が危険なために歩道に倒壊のおそれがあるという場合については、その所有者または関係者の方々
に取り壊し等の改善をお願いしているような状況でございます。ですから、一件一件事情が違いま
すので、その都度対応しているところです。
  それから、関口住宅の今の状況ということですが、今の状況ということですから、建てかえを
考えるということじゃないかと思うんですが、関口住宅は58戸ございまして、昭和45年から昭和50
年にかけて建設しております。58戸に対して現在56世帯が入居しておりますけれども、大分老朽化
がひどくて、転出者がいる場合については、維持補修、次の方に貸す場合の補修費がかなり割り増
ししてかかるという状況にございます。ただ、補修をすれば、またお貸しできるということでござ
いますので、今のところはそういった形で、転出者がいれば補修をして、直ちに公募して入居させ
るというようなことで進めております。当分の間、建てかえについては計画がちょっと見えており
ませんので、しばらくは今の建物を維持補修をしながら住んでいただくことになろうかと思います。
  以上です。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  空き店舗、空き家、空き地、この問題については民民でというふうなお話であ
りますが、民民で解決される問題でないと思うんですね。つまり、確かに所有者や、あるいは関係
者の方々が、いわゆる関係ある人が対応して処理をしていくというのが基本だと思いますが、こう
いった方が何ぼ探してもいないと、こういう状況もあるわけです。そういう方に対しての対応を私
は聞いているんですけれども、そういった状況についてはどのように考えておられるか。
  それから、関口の問題でありますが、当分建てかえる計画はないと、このようなお話でありま
したが、いつだったかちょっと、何年前だか忘れたわけですが、検討はしたいなどといった一時あ
ったわけですけれども、計画がたしかあったわけです。これはいつ、こういう形になったのか。課
長も結構かわるわけですけれども、その辺のとらえ方について答弁願いたい。
  以上です。
○委員長  安彦都市整備課長。
○都市整備課長  空き家、空き店舗、空き地の関係なんですが、原則的には民民の対応で、市が
中に入っていろんな対応をしてまいります。ただ、どうしても関係者がいない場合というのが一番、
市としても苦慮することでございまして、各地区長さんから要望があった場合も、どうしたらいい
のか大変悩んでおります。ただ、最大限、関係者の方を捜索する形で何とかしのいでおりまして、
全く関係者がいないというのは多分そんなに多くはないはずです、探していけば。できるだけ関係
者、少しでも関係のある方を探して対策をしていきたいというふうに思います。ただ、これが、こ
ういった業務が都市整備課ですべてできるかというふうになりますと、これはなかなかできません。
今までの例を見ますと、総務課なりの方の御協力もいただいて対応しているということでございま
す。
  それから、関口住宅の方の建てかえについては、以前に市営住宅の建てかえ基本計画を作成し
ました。その中で同じ場所に何とか建てかえをしたいという計画を立てたんですが、事業費が莫大
だということで、現在の市の財政を考えた場合、かなり無理があると。建てかえの場合は国庫補助
事業にもなるんですけれども、それにつけても市の持ち出しが莫大であるというふうなことで、事
業を今現在では引き延ばしをしているという状況にございます。ただ、人口、あるいは少子高齢化
の時代がさらに進行するというふうになりますので、市営住宅の考え方についても、やっぱりもう
少し整理をしていかないとまずいのかなというふうに思っております。ただ、あのままでいいとは
私は思っておりません。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  空き家の場合ですと、隣近所あるいは地区長さんが非常に苦慮しているわけで
すよ。どうしたらいいのかと。これは恐らく市長も聞いているんですよ、この話。知らないわけで
はないと思うんですよ。よく知っていると思うんですよ。ですから、市長からも答弁いただきたい
んですが、例えば空き店舗の場合、商工関係ですけれども、何か利用できるような状況なんかある
のかなと私は思うんですけれども、もしその辺の考え方があれば、どういうふうに考えているか。
空き店舗ですよ、どういうふうに考えておられるか、答弁いただきたい。
  関口住宅については、引き延ばし作戦だということで、延ばしてきたというふうな経過がある
ようですけれども、金がないから結局は建てられないんだというふうなことでしょうが、やっぱり
今、状況を見てみますと、かなり傷んでいるというふうなことだと思います。そういう点で、もう
少し計画をこれからつくっていく必要があるのではないのかなというふうに思うんですが、その辺
の考え方について、もう一回答弁をいただきたいと思います。
  以上です。
○委員長  それでは、先に商工振興課長。
○商工振興課長  空き店舗対策につきましては、商工会さんを含めながら進めているところであ
りますけれども、宮内の新町におきましては2店ほど、今、活用している状況であります。
  なお、ほかのところについては、まだ話し合いが進んでおりませんけれども、今後、商工会と
も協議をしながら、活用の方法を検討してまいりたいと思います。
○委員長  安彦都市整備課長。
○都市整備課長  関口住宅の建てかえですけれども、市の施設におきましても大分老朽化した建
物がございます。これらの優先順位があると思いますので、これはやっぱり市の重要事業としての
優先順位、これらを判断して決定するべきものというふうに思っておりますので、これは私の方か
らは明確な回答にはならないんですが、このぐらいの回答で御理解いただきたいと思います。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  この空き店舗、空き家、これは市内ずっと見渡すと結構あると思うんですが、
これは何軒ぐらいあるか押さえていますか。押さえていない。もしわかれば。
  市長、その対策について最高責任者の市長に問いたいんですが、どういうふうに考えています
か。この話は聞いていると思うんですよ。
  軒数と対策について。
○委員長  市長。
○市長  軒数については、私のところではわかりません。
  対策についても、これはさまざまな状況があって、一概には言えない。なぜならば、これは財
産権がありますから、おのおのやっぱりですね。一度貸してしまえば、権利がついて、なかなか自
由にできなくなるとか、さまざま理由があって簡単にいかない状況がありますので、ケース・バイ
・ケースで対応せざるを得ないんですが、商店街の景観であったり、活性化を考えた場合は、もう
少し違った、全体的に、商店街全体をそれではどうやっていこうかというような話ができるように
なれば、これはそれなりに方法はあると思いますが、今の段階で1対1とか、行政がどうのという
ような方法はちょっと難しいのかなと、こういうふうに思っております。
  あと、関口については、全体の南陽市のビジョンあるいはグランドデザインが出ないと、そこ
だけ、ここだけ、あそこだけというような開発の仕方はできないと思いますので、少しその辺も含
めて長期にわたって検討させていただきたいと思います。
○委員長  軒数、商工振興課長、どのくらいありますか、空き店舗。
○商工振興課長  2年に一度調査をしておりますけれども、ただいま資料が手持ちにありません
ので、後ほど御報告させていただきます。
○委員長  休憩の時間ですけれども、このまま進めてよろしいでしょうか。
(「休憩」の声あり)
○委員長  それでは、暫時休憩をいたします。再開を3時15分といたします。
午後 3時03分  休  憩
───────────────────
午後 3時15分  再  開
○委員長  再開いたします。
  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  123ページの13節委託料の関係で、それぞれ公園管理委託料を含めてずっと
予算化されていますけれども、ちょっと内容を詳しく説明していただけませんか。
○委員長  安彦都市整備課長。
○都市整備課長  お答え申し上げます。
  委託料の項目ごとでしょうか。
(「はい、そうです」の声あり)
○都市整備課長  項目ごとですと、少々お待ちください。
  公園管理委託料については、都市整備課で管理します公園の管理委託料の合計になります。た
だ、公園でも、烏帽子山公園、それから双松公園、総合公園、向山公園、これらは別途計上になっ
ているはずでございます。
  それから、駅西緑地については、区画整理地内の緑地の管理委託料でございます。
  それから、次の公園等の環境保全事業委託料については、公園の中にはいろんな施設がござい
ますが、それらが老朽化したり、危険になった際の補修等に要する、そういう関係の委託料になり
ます。ですから、施設が壊れた場合、その都度委託をして修繕をする内容になります。
  次の環境保全事業の委託料については、白竜湖の菱等の除去に要する費用でございます。
  それから、緑地の草刈業務については、名称のとおりでして、その他の緑地等、緑地について
は駅西もございますし、区画整理地内にもございますが、それらの除草の委託料になります。
  次のスコアボードについては、向山グラウンドの野球場スコアボードのメンテナンス業務委託
料になります。
  以上です。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  この中の環境保全事業の業務委託料、白竜湖の菱除去という、200万円の予
算がついているんですが、御承知のとおり県のですか、教授の方からいろいろな意見があって、問
題提起されているようですが、今まで植栽いかだを3基、最初やって、その後、2基プラスして、
今、5基浮かべているわけですよね。ここ大体浮かべてから丸4年、恐らくたっていると思います
けれども、これは水の浄化をするためにしてきたわけでありますけれども、結果出ていますか、そ
の浄化についての結果。課長はちょっとわからないんじゃないかなと思いますから、むしろ企画財
政課長の方がかえって、担当だったから、企画で、その辺はどうなっていますかね。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  植栽いかだによる水の浄化が、結果が出ているかというような御質問でござい
ますけれども、御案内のように非常に少ない基数でありまして、白竜湖の水を浄化するには何百基
と必要だというようなことでございます。したがいまして、あの基数では結果が出ているとは言い
がたいというふうに思います。
  むしろ、子供たち、さらにはボランティアの方々もあわせて設置をいただいておりますので、
そういった学習面とか意識づけの方に効果が上がっているのかなというふうに思量いたしていると
ころでございます。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  まさにそのとおりで、確かに今までの白竜湖を守る会ですか、の方々、ボラ
ンティアを中心にして活動なされてきて、このいかだであの広大なる水面のところを浄化できると
いうことは、とても考えられるわけじゃないわけです。今言ったように何百基と必要だろうと。恐
らく小さな、あそこに炭を、いかだに炭、炭というのは浄化力がありますから、一つの微生物でも
あるわけです。しかし、小さな池だったら、これは可能ですよね。私はそう思います。しかし、あ
の大きなところでは、とてもできるわけないだろうと。恐らく何の効果もないだろうと、こういう
ふうに思います。
  私も県の置賜総合支庁の環境の課長さんとお会いしたときに、この話をしたときに、課長みず
からも、あれはデモンストレーションですと、こういうふうにおっしゃいました、私のところに。
市民の意識を高めていくためにあれを浮かべたんですと、こういうことなんですよね。私はそのと
おりだと思うんです。しかし、本気になってこの菱を除去する。
  県の方の調査結果の中で、菱の除去作業については、人為的駆除では湖面浄化の効果はそれほ
ど期待できないというふうに言われていますよね。この菱の浄化は手で人為的にやっているわけで
すけれども、取っても取っても毎年出てくるわけですよ、4月から7月にかけて。なぜなのか。あ
れはもう水が酸化しています。それで、窒素、りん、カリウムが富栄養化してあまりにも多過ぎて、
それによって出てきているわけですね。これを中和させなきゃならないということだと思うんです。
  それで、私も今回、実は昨年11月、埼玉県戸田市での環境サミットというのがありまして、水
の浄化、いろんな湖面の浄化の報告がありましたけれども、こういうことにやっぱり本格的に、県
の言っている状況からすれば、南陽市独自に結果を出す必要があるだろうと。するならばですよ。
今回も何百万というお金、200万円も使っているわけですよね、毎年。やっぱりあの水面のところ
が、もう菱が出ない状況を、全国的にもそういうことができる、状況が出ているわけですから、私
は真剣にそういう方向に取り組むべきだと。そうじゃないと、これはむだ金だ、こうなってしまう
わけでありますから。本当に南陽市のシンボルですから、白竜湖は。本当にきれいにすることによ
って、県がなるほどと言うぐらいにさせる必要があるだろうと、こう思うんですよね。
  これも全国的に海、湖、川、浄化をしています、炭で。お金をかけないで、十分これで私は解
決できることになるんじゃないかと思いますが、これが毎年毎年200万円もつぎ込んで取らなきゃ
ならないという、こんなむだなことをやっていることはないわけでありますから、ぜひ市独自に調
査をしっかりして、きちんとあそこの白竜湖が自然の力で、やっぱり私は微生物の力というのはす
ごい大きいなと思っていますから、そういうものを土台にしてやっていく必要があるだろうと、こ
う思いますので、特にその辺のことを今後しっかり調査研究していただいて、そういう方法がある
わけですから検討していただきたいなと思います。いかがでございますか。
○委員長  安彦都市整備課長。
○都市整備課長  お答え申し上げます。
  ただいま委員から申し上げられたとおり、菱の撤去については、かなり手ごわいというふうに
思います。18年度におきましても、直接湖面に出まして2回ほど作業をしましたが、湖面全体、底
に全部、菱の根が張りめぐらされておりまして、手で取っただけでは到底処理できるものではない
というふうに認識しております。
  ただ、その新たな手法ですけれども、いろんな手法がございまして、都市整備課でも経費が少
なくて済む手法をいろいろ検討しています。ただ、確証を得ないということで、なかなかほかの手
法に変更できないでいるというのが実情です。
  ですから、今回予算化されている200万円で何ができるんだというふうになりますと、ほんの
わずかの菱を取っただけ。取って、1週間か10日ぐらいしか湖面がきれいにならないという状況に
しかなりません。ですから、この執行については、十分企画の方とも相談をして執行していきたい。
よりいい方法があれば、いろんな方法を検討してまいりたいというふうに思っております。
○委員長  五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  非常にこれまでの手法では解決できないということは、はっきりしていると
思うんですよね、それでは。せっかく200万円も毎年毎年つぎ込みながら、もうたった、本当に年
間の中の少ない日数しかきれいにならないという。完全に水が酸化しているという状況なわけです。
  これをやっぱり、今、インターネットでも見られますから。例えば、私の知っているところで
は、大阪の道頓堀。これが大阪の漁業協同組合が有用性微生物群のEMだんごなり、そういうもの、
活性液の投入で、そして本当に1年で大阪の道頓堀はきれいになったんですよね。においもしなく
なって。お城のお池、お堀ですね、こういったものもやっていますし、それも今までの手法から見
ればお金を本当に何十分の一でできると、いうことが出ているわけです。私は自信を持ってこれは
勧めているわけでありますけれども、本当に200万円もこんなにあれば、白竜湖、あの浄化ができ
るというふうに私は思いますよ。私のいろいろな調査ではですね。
  ですから、もっとしっかり、今までのデータなり、いろいろあるわけですから、インターネッ
トを含めて、それを見ていただいて、そして、技術員も確かに配置されていると思いますから、そ
ういったことを含めながらきちんとされれば、もっともっと早目にこの白竜湖が本当に見違えるよ
うな形にすることができるだろうと、こういうふうに私は思っていますので、こういうむだなお金
を今後使わないようにしながら。財政が非常に厳しい中ですから、やっぱり今までの感覚でない、
そういうものをもって進めていただきたいものだなというふうに思いますので、まず、今までは企
画財政課が担当であったわけですが、今度は都市整備課で、公園一帯が都市整備課になってきてい
るわけですから、ぜひそういった方向を、今までの制度の枠組みの形、これだけじゃなく、本当に
全国でどうなっているのかということをきちっと調査していただいて、そういう手法でお金をかけ
ないでやれる、検討できる方法があれば、それをやってほしいなということで、私の方からも今ま
で全国の例がたくさんあるよということを含めてお話ししましたけれども、前向きに前向きに進め
ていかれるように要望を強くしておきたいと思いますので、よろしくやってほしいと思います。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第9款消防費の124ページから131ページまでについて質疑ございませんか。
  小林啓市委員。
○小林啓市委員  消防費全般でお聞きするんですが、今、消防署で広域行政と協力、合併という
ような話が出ているというふうにお聞きしているんですが、今どのくらいまでその話が進んでいる
のか。
  それとまた、これによってのデメリット等についてお聞きしたいと思います。
○委員長  関消防長。
○消防長心得  お答え申し上げます。
  御承知のとおり消防組織法が改正になりまして、平成19年度に県の方から広域に関しての推進
計画が示されます。それに基づきまして、平成24年度までに広域化を進めなさいというふうになっ
てございます。なっていないのが東南置賜地区。西置賜は、長井、白鷹、飯豊、小国で既に広域を
組んでおりますので、なっていないのは、東南置賜がなっていないわけでありますので、県の方と
しては東南置賜をやれと来るのか、あるいは南陽と高畠をやれと来るのか、これについてはまだ全
く不透明でございます。
  広域にすることによりまして、確かに人員がふえますので、初動態勢は充実すると思いますが、
そのやり方として、例えば今よりも人員の削減等も今後は考えられるところであります。消防本部
が、例えば東南置賜地区だけ申し上げますと、米沢、南陽、高畠、川西、消防本部4つ。これに本
部院が1つで間に合うのでないかというような考え方も出てきますので、その辺については、デメ
リット、メリットについてはいろいろあろうかと思います。
  ただ、申し上げられるのは、現在のところ、そういった24年度までに計画が進められておりま
すが、全く消防としては不透明な状況であります。首長さんの考え一つになってくるのではないか
というふうに感じております。
  以上であります。
○委員長  よろしいですか。
  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第10款教育費の130ページから165ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第11款災害復旧費から第14款予備費までの164ページから176ページまでについて
質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料の168ページから191ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきも
のと決するに御異議ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  私は、平成19年度の南陽市の一般会計、議第7号ですか、反対の態度を表明し
たいと思います。
  なお、最終日の本会議に討論をしたいと思います。
  以上です。
○委員長  ただいま14番佐藤 明委員より反対の意思表示がありましたので、採決は起立により
行います。
  お諮りいたします。議第7号 平成19年度南陽市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきも
のと決するに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長  起立多数であります。よって、議第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

散      会
○委員長  本日はこれにて散会といたします。
  特別会計の審査は明日10時より行いますので、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
  皆さん、御起立願います。
  大変御苦労さまでございました。
午後 3時33分  散  会




3月定例会 予算特別委員会(当初予算)
平成19年3月14日(水)10:00~11:35

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本日の会議に付した事件
 議第8号 平成19年度南陽市国民健康保険特別
      会計予算
 議第9号 平成19年度南陽市財産区特別会計予
      算
 議第10号 平成19年度南陽市小滝簡易水道事業
      特別会計予算
 議第11号 平成19年度南陽市育英事業特別会計
      予算
 議第12号 平成19年度南陽市下水道事業特別会
      計予算
 議第13号 平成19年度南陽市老人保健特別会計
      予算
 議第14号 平成19年度南陽市農業集落排水事業
      特別会計予算
 議第15号 平成19年度南陽市介護保険特別会計
      予算
 議第16号 平成19年度南陽市出産祝事業特別会
      計予算
 議第17号 平成19年度南陽市水道事業会計予算

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開      議
○委員長(伊藤俊美委員)  御起立願います。
  おはようございます。御着席願います。
  きのうに引き続き、これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は19名で、定足数に達しております。
  なお、本日の会議に欠席する旨通告のあった委員は、18番大坂正十四委員であります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第8号 平成19年度南陽市国民健康保険
     特別会計予算
○委員長  それでは、これより特別会計予算の審査に入ります。
  議第8号 平成19年度南陽市国民健康保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第8号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  事業勘定及び直営診療施設勘定の歳入歳出全般、202ページから233ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  歳出全般の件について質問しますが、国民健康保険税含め、財政的にますま
す厳しい状況になってきているわけですよね。それで、市長も施政方針の中にもちょっと触れられ
ているようですが、予防医学といいますか、病気にならない、または寝たきり老人にならない、そ
ういう体制をどうつくるのかということが大きな課題になるわけです。
  ちょっと見ただけでも、介護給付、老人保健医療給付、国民健康保険給付の資金が、総額もう
80億をはるかに超えているという状況なわけです。年々これがふえ続けてきているというのが今の
現状だと思います。莫大なる金であります。
  それで、どうやったら健康で働き続け、また生活ができる状況をつくるのか、ますます老人が
老齢化して、高齢者の方がますますふえてきているということの中で、60歳以上になれば病気にな
る方が非常に多くなってきているというのが現状なわけですね。
  そうしたときに、予防医学的に健康でいられる体制をどうつくるのかを具体的にどういうこと
をしていくことによって市民が少しでも病院、医師、そういったところに重症的な状況にならない
で、そういう生活ができるかということが一番大事だと思いますけれども、長年いろいろな議論が
あって来ているんですが、具体的に何か今までこうしてきたことでこういう状況があったとか、今
後こういうものに取り組んでいきたいとか、その施策があればお答えいただきたいと思いますけれ
ども。
  これは関係しますよね。介護保険から、健康福祉課長から、市民生活から、みな関連してくる
問題ですけれども、それぞれの課長のところで考え方があればちょっとお答えいただきたいと思い
ます。
○委員長  松田長寿医療介護課長。
○長寿医療介護課長  まず国保の部分について申し上げます。
  今までも健康教室、ヘルスアップ教室、医療費の通知、多重受診者の指導、人間ドック、あと
慢性的な治療者の保健指導を行ってまいりました。あとは健診による病気の早期発見というような
ことで、平成20年度からは各保険者に対して、健診とその後の指導が義務づけられます。国保にお
きましても、当然そのような制度が導入されますので、平成20年度からはその事業に取り組みます
が、とりあえず平成19年につきましては、それらの計画を作成しながら、その準備の方にスムーズ
に移行されるように進めていきたいと、そのようなことで取り組んでいきたいと思います。
  介護の方につきましても、私の管轄でございますので、お答え申し上げます。
  介護の方につきましては、いきいきデイサービスというようなことで、一般の高齢者に対して、
一般財源を用いまして事業を行ってまいりました。場所につきましては、老人憩いの家、太陽の里
ふたば、あと吉野の施設あるんですけれども、その3カ所で行っています。それを今度は介護保険
事業の中から、保険、国の補助金を利用しまして、この事業を引き継いで、しかも介護の方に役立
つ啓蒙、軽い体操なども導入いたしまして、発展的に進めていきたいというようなことで、平成19
年度につきましては、廃止する条例の中で、新しい事業の方、体系も若干述べましたが、そのよう
にして進めていきたいと思っております。
  国保については、平成20年から大きく変わるということで、今までの事業を継続しながら、新
しい事業の方にも進めるというようなことでございます。
  国保会計、介護保険会計の方からは、以上でございます。
○委員長  斉藤健康福祉課長。
○健康福祉課長  健康福祉課といたしましては、これまで、まず健康を守るというのは健診がま
ず最初にあるというふうなことで、健診をしていただく。そして、健診の結果、いろいろな病気が
見つかった、あるいは疑いがあるという方については御通知を申し上げ、そして、その通知で集ま
っていただいて、先生による指導をしていただいております。
  こういった健診とあわせて、これまで市内、従来は健康福祉まつりというふうな形でいろいろ
な周知をしておったわけなんですが、3年前からそれを健康のつどいというふうなことで、各地区
に3カ年にわたりまして回って、いろいろな健康の周知を図ってきたところでございます。
  それとあわせて、一番基本的なこととして生活習慣病、これは子供のときから食生活、あと運
動、そういったものも含めて、御高齢になってから病気になるというふうなことではなくて、それ
は蓄積だというふうなことで、生活習慣病対策として、保育園のとき、あるいは青年、あるいは老
人、そういうふうな年代層にわたっていろいろな事業をやってまいりました。
  あと、これからにつきましては、今、長寿医療介護課長の方から申し上げましたとおり、大き
く制度が変わる中で、メタボリックシンドローム、あるいは糖尿病、こういったポイントを絞って
効果を上げる形で、今までは周知あるいは運動として進めてきたものを、今度は医療費を抑制する、
そして、なお健康になってもらうというふうなことで、結果を出すようなポイントを絞ったような
事業になっていくというふうな方向で今検討しております。
  以上でございます。
○委員長  市民生活課長。
○市民生活課長  市民生活課は事業課でございませんので、特にそういった活動は行っておりま
せんが、老人クラブ等で交通安全の指導というふうなことで行っているということです。
  以上です。
○委員長  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  それぞれの所管のところで取り組みなされている状況で、新たな考え方も出
されてきているようですけれども、一言でこれだけというふうにはいかないのが、それぞれの状況
によっての指導なり健診なり、さまざまなものがあるというふうに思いますけれども。
  特に、私たちのこの辺は雪国なわけですよね。ほとんど老人、高齢者になれば、冬、例えば外
に出るという機会が少なくなってきます。そして、もし外に出て非常に冷え込んだときには、今度
すべって転べばすぐ骨折、入院と、こういうことになって、また医療費が莫大にかかっていくとい
うふうにつながるわけですね。
  やはり私も前にテレビを見ていて、これは役に立つものだなというふうに思っておったのは、
だんだん60歳を超えると大腰筋という腰の筋肉が腹筋も含めて落ちていきます。そうしたときに、
どこの町だかちょっと忘れたんですが、30センチの高さの台を置いて、それを1日20回か30回上が
りおりするだけで大腰筋という腰の筋肉というのは落ちていかない。だんだんついていくという。
それによって、転んでも骨を折ったりしなくなるという結果が出ているということがNHKで放送
されました。
  これは大変お金もかけないでやれる一つの方法じゃないかなというふうに思いますし、特に雪
国の場合だと、例えば歩いて朝のジョギングとか何かはできませんよね、もう雪が降ってしまえば。
そうすると、やっぱり家の中でできる方法というのを考えなければならないということが一つある
と思います。
  それも一つの私はやり方だなというふうに思ってますけれども、何か具体的に、例えば地域ご
とに公民館もそれぞれありますし、60歳以上になった方々を対象にしながら、そういったものを取
り入れることができないだろうかなと。
  特に、多額な金をかけないでやれるわけですから、台一つあればできるということになるとす
ればですね。そういったことも一つの予防医学につながっていくものじゃないかなというふうに思
いますので、やはり具体的に本当にヘルスアップ教室ずっとなされてきてもいいんですが、あそこ
に行ける人はもう決まっているわけですよね。もう固定されているんじゃないかと思います、私は。
  やっぱりいつまでもそういうことだけにこだわるんじゃなく、もっと住民単位というか地域単
位におろした形で、そこに来やすい形をとりながら、自分の健康、体力、そういうものにつながる
ようにやっていくべきなのじゃないかなと、こういうふうに思いますので、ぜひそれぞれの所管の
ところで縦割りのところだけでなく、お互いに課長同士でもいいですから、係長同士でも。そこで
いい方法を出し合って、その方向を目指していくということが大事だと思うんですよね。
  やっぱり今の行政というのは、縦割り行政が非常に強いですから、まだまだそういうところが
私から見ても不十分だなということを感じます。
  ひとつ、新年度の事業の中で、新たな方向としてもう少し具体的に地域の中に入っていってや
れる方法を検討してみてはどうかというふうに思いますので、そのような考え方、まず答弁のでき
る課長、ひとつお願いします。
○委員長  松田長寿医療介護課長。
○長寿医療介護課長  それでは、お答え申し上げます。
  一般質問の中でも、伊藤俊美議員の方にもお答え申し上げておりますけれども、今現在、市内
には39のサロンがあるというようなことで、公民館を拠点にとか、あとは数名なりにそこの団体の
自宅を会場にというようなことで、それらのサロンがございますので、補助金なんかもどうでしょ
うというような議員の質問にもありました。
  先ほど言いました介護保険予防事業の中で、大きな拠点、吉野ふれあいプラザと太陽の里と憩
いの家と、それは大きい拠点でありますけれども、そのほかの今言った39の各小さいところの場所
でも、そのような事業を取り入れて、19年度から進めてまいる考えでありますので、御理解を賜り
たいと思います。
  以上でございます。
○委員長  斉藤健康福祉課長。
○健康福祉課長  健康福祉課の方では、先ほどもちょっと申し上げましたが、健康のつどいとい
うことで、3カ年にわたって7地区を回って、その中でウオーキングのコースなども設定しており
ます。そういうことで、来年度、ひとつ一番シンプルで一番やりやすい、楽しみながら歩いていた
だけるというようなことで、ウオーキングをベースにした健康づくりを進める計画でおります。各
地区にその指導者を養成いたしまして、そして、今歩こう会という組織がございますが、それとは
別個に健康というふうなことをテーマに、楽しみながら皆さん健康になっていただくというふうな
ことで計画しております。
  以上でございます。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第8号 平成19年度南陽市国民健康保険特別会計予算は、原案のとおり
可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第8号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第9号 平成19年度南陽市財産区特別会
     計予算
○委員長  次に、議第9号 平成19年度南陽市財産区特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第9号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、244ページから272ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第9号 平成19年度南陽市財産区特別会計予算は、原案のとおり可決す
べきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第9号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第10号 平成19年度南陽市小滝簡易水
      道事業特別会計予算
○委員長  次に、議第10号 平成19年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算について審査を行い
ます。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第10号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、280ページから285ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第10号 平成19年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算は、原案のと
おり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第11号 平成19年度南陽市育英事業特
      別会計予算
○委員長  次に、議第11号 平成19年度南陽市育英事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第11号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、294ページから299ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第11号 平成19年度南陽市育英事業特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第11号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第12号 平成19年度南陽市下水道事業
      特別会計予算
○委員長  次に、議第12号 平成19年度南陽市下水道事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第12号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、310ページから329ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第12号 平成19年度南陽市下水道事業特別会計予算は、原案のとおり可
決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第13号 平成19年度南陽市老人保健特
      別会計予算
○委員長  次に、議第13号 平成19年度南陽市老人保健特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第13号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、338ページから343ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第13号 平成19年度南陽市老人保健特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第14号 平成19年度南陽市農業集落排
      水事業特別会計予算
○委員長  次に、議第14号 平成19年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算について審査を行い
ます。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第14号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、352ページから357ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第14号 平成19年度南陽市農業集落排水事業特別会計予算は、原案のと
おり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第15号 平成19年度南陽市介護保険特
      別会計予算
○委員長  次に、議第15号 平成19年度南陽市介護保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第15号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、366ページから389ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第15号 平成19年度南陽市介護保険特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  ここで暫時休憩をいたします。再開を11時15分といたします。
午前11時00分  休  憩
───────────────────
午前11時15分  再  開
○委員長  再開いたします。

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議第16号 平成19年度南陽市出産祝事業
      特別会計予算
○委員長  次に、議第16号 平成19年度南陽市出産祝事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋与一企画財政課長。
〔企画財政課長 髙橋与一 登壇〕
○企画財政課長  〔平成19年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第16号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、398ページから401ページまでについて質疑
ございませんか。
  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  今回新しい事業で市長が施策の一つとして始める事業なわけでありますけれ
ども、1点は、必ず目的があると思いますので、出産ですから、出生率を高めるためのものにつな
がるようにということが1つじゃないかなというふうに私は感じますので。
  現在、国の出生率、県の出生率、市の出生率がどのぐらいになっているのか、それを御説明い
ただきたいということが1つ。
  あと、市長には、出生率を少しでも高めていくという、そういう考え方があってのことじゃな
いかなと私は思いますけれども、どのようにこの事業の中でそういう方向に数字的に結果として考
えられておられる点があれば、どのぐらい出生率が少しでも伸びるのかということを含めてですね、
全くないのかどうか、ちょっとそこの辺についてお尋ねしておきたいと思います。
○委員長  大沼市民生活課長。
○市民生活課長  私の方からお答えします。国と県の出生率等について、本日持ってきませんで
したので、後で委員の方にお渡しいたしたいと思います。
  なお、市の方の出生率ではなく、出生者数ですが、18年度、19年の2月までで本年度は259人
で、昨年度の226人より若干ふえているというふうなことで、この予算の推計になったものです。
  新聞報道でありますように、本年度の出生者数については上昇の傾向があるようです。ただ、
その原因については、まだよくわからないというのがそのマスコミ等の報道でした。
  以上です。
○委員長  市長。
○市長  特別そういう考えではなくて、子育ての環境整備、出産費助成、こういったことに重視
をしているわけであります。そのことが結果として何らかの形で出生率も上がれば幸いだと、こう
いうふうなとらえ方をしていただきたいと思います。
○委員長  19番五十嵐委員。
○五十嵐 諒委員  259名という18年度、19年の2月までということでの出生者数のようであり
ますけれども、そのほかにハッピーサポート事業というのも、南陽市は第4子以降については保育
園、幼稚園の保育料の無料化を始めるということにしているわけですね。また、学童保育なども6
年生まで拡大するということで、大変ひとつずつ子育てできる環境を整備していくということにつ
いては大変いいことじゃないかというふうに思います。
  それで、やはり今の状況でいえば、子育てをして、さらに第2子、第3子と子供たちを育てら
れる、また第4子を育てる家庭もおられますけれども、数字的にやっぱり高められるように施策の
充実というものがちゃんと生かされるようにしておくべきじゃないかなというふうに思いますので、
環境を整えるということは、それに結びつくものになっていくことが大切じゃないかと、こういう
ふうに思いますので、あまりそこは関係ないんだということじゃなく、やっぱりそういうふうに結
びつくように施策としてしっかりしていくことが大事じゃないかと、このように思います。
  今後のこの数字的なものもどういうふうに変わっていくのかについて、まだ19年度の状況の中
で出てくれば、そういうことも数字的にしっかり押さえていただきたいということを要望しておき
たいと思います。
  以上。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第16号 平成19年度南陽市出産祝事業特別会計予算は、原案のとおり可
決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第17号 平成19年度南陽市水道事業会
      計予算
○委員長  次に、議第17号 平成19年度南陽市水道事業会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。大道寺新一水道課長。
〔水道課長 大道寺新一 登壇〕
○水道課長  〔平成19年3月定例会 予算に関
        する説明書により 議第17号に
        ついて説明〕省略 別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。収益的収支及び資本的収支全般、406ページから430ページ
までについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第17号 平成19年度南陽市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべ
きものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第17号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました予算の審査は終了いたしました。
  2日間にわたり慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に
対し、深く感謝を申し上げます。
  なお、この際、当局にお願い申し上げます。
  本委員会において、各会計とも原案のとおり可決すべきものと決したところでございますが、
これまでの審査の過程で、貴重な御意見も数多くありました。市長を初め、当局におかれましては、
行政の執行に当たり、本委員会における議論や意見を十分酌み取られ、適切に対処されますことを
強く望むものであります。

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閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御起立願います。
  御苦労さまでございました。
午前11時35分  閉  会

       予算特別委員長 伊 藤 俊 美