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開      議
○議長(小野健一郎議員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会最終日の会議運営について、議会運営委員会委員長より報告を願います。
  委員長 遠藤栄吉議員。
〔議会運営委員長 遠藤栄吉議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  私から、6月定例会最終日の本会議運営について、先ほど議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
  初めに、付託議案の審査の結果についてでありますが、各常任委員長報告、続いて予算特別委員長から報告を受け、質疑、討論、表決をすることにいたしました。
  次に、本日追加されます議案について申し上げます。追加議案は発議案1件であります。
  審査の方法については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で御審査くださるようお願い申し上げます。
  次に、報告1件につきましては、議会機能等検討特別委員会の委員長より報告を行っていただくことにいたしました。
  次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第3号により行うことといたしましたので、御了承願います。
  以上、本定例会の最終日の運営につきまして、議会運営委員会において協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。
  終わります。

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日程第1 表彰状の伝達
○議長  日程第1 表彰状の伝達を行います。
  去る6月19日、東京で開催されました第83回全国市議会議長会定期総会において、市議会議員15年在職として小野田貞一議員が表彰されました。長年の御功績に対し心より敬意を表します。
  それでは、このたび全国市議会議長会から表彰されました小野田貞一議員に対し、これより表彰状の伝達を行います。
○事務局長  12番小野田貞一議員、前にお進みお願いをいたします。
(表彰者登壇)
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表  彰  状
       南陽市 小野田 貞 一 殿
  あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第83回定期総会に当たり、本会表彰規定により表彰いたします。
  平成19年6月19日
           全国市議会議長会
           会長 藤 田 〓 之
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○議長  ただいま表彰状の伝達を行いましたが、地方自治の進展に多大なる御功績を上げられ、これが認められ表彰されました。まことにおめでとうございます。今後とも市政の発展と市民福祉の向上に、ますますの御活躍をお願い申し上げ、お祝いの言葉といたします。おめでとうございました。
  それでは、ここでこのたび受賞されました小野田貞一議員からごあいさつをお願いいたします。
  登壇の上、お願いいたします。
〔12番 小野田貞一議員 登壇〕
○小野田貞一議員  ただいまは、はえある受賞をいただきまして、本当に感激しております。これもひとえに議員各位の御指導のたまもの、そして当局各位の長年の御指導のたまものと深く感謝申し上げます。
  今回の受賞を糧としまして、さらなる議員活動に一生懸命尽くしたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
○議長  以上で表彰状の伝達は終了いたしました。
  次に進みます。

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 (総務常任委員長報告)
日程第2 議第55号から
日程第4 議第59号まで計3件
○議長  日程第2 議第55号 南陽市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例の設定についてから、日程第4 議第59号 字の区域及び名称の変更についてまで議案3件を、議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案3件について、総務常任委員長の報告を求めます。
  総務常任委員長 松木新一議員。
〔総務常任委員長 松木新一議員 登壇〕
○総務常任委員長  私から、総務常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会におきまして、当委員会に付託されました議案3件について、日程に従い、6月7日午前10時より全員協議会室において、関係課長等の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第55号 南陽市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例の設定について申し上げます。
  本案は、近年、自動車の不法投棄や放置の事例が見られ、市民の安全で快適な生活環境に障害を与えられていることから、撤去や処理についての法的根拠を明確にするための条例を設定するものであります。
  当局から、この条例は、市有地に放棄されている自動車があるとき、調査等を行い所有者が判明した場合、所有者に対して撤去するよう勧告をする。その際、環境保全上の必要があると認められる場合は、放置自動車を移動、保管し、条例規則で定める告知を行い、6カ月を経過しても撤去されない場合、市において処分することができるとの説明がありました。
  委員からは、現在、市有地に放置されている自動車は何台あるのかなど質問がありましたが、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第57号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、介護保険法の一部改正により、介護付有料老人ホームを規定する条項が変更されたことに伴い、「施設入所者介護」を「施設入居者介護」に改める。
  また、温泉受給権譲渡申請に基づく、「株式会社こうとく」を「医療法人社団公徳会」に、「介護付有料老人ホーム」を「介護付老人ホーム ヒルサイド羽黒」等に改めるものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第59号 字の区域及び名称の変更について申し上げます。
  本案は、地方自治法の規定により、国土調査法に基づく地籍調査事業を実施した区域について、現況にそぐわないことから、地域住民の利便性を図るため、沖郷地区の坂井・宮崎区域の一部約4,520平方メートルについて、字の区域及び名称を変更するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの総務常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。日程第2 議第55号 南陽市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例の設定についてから、日程第4 議第59号 字の区域及び名称の変更についてまで、議案3件については、総務常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第55号から議第59号までの議案3件は、委員長報告のとおり決しました。

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 (産業建設常任委員長報告)
日程第5 議第56号 南陽市皆川健次菊ま
     つり振興基金条例の設定について
○議長  日程第5 議第56号 南陽市皆川健次菊まつり振興基金条例の設定について議題といたします。
  ただいま議題となっております議案1件について、産業建設常任委員長の報告を求めます。
  産業建設常任委員長 小林武夫議員。
〔産業建設常任委員長 小林武夫議員 登壇〕
○産業建設常任委員長  私から、産業建設常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました議案は1件であります。日程に従い、去る6月7日午後1時から委員会を開催し、慎重に審査いたしました。その経過と結果について御報告を申し上げます。
  議第56号 南陽市皆川健次菊まつり振興基金条例の設定について申し上げます。
  本案は、埼玉県在住であります皆川健次氏より、菊まつりの振興を目的に寄附されました5,000万円を基金として積み立て、その運用益を菊まつりの事業に充てるなど、地域の活性化に資するため、地方自治法第241条第1項の規定により、南陽市皆川健次菊まつり振興基金条例を設定するものであります。
  審議では、基金の使い方については、菊まつりに限定して利用されること、今年度5%250万円の運用益を見込んでいる根拠については、基金の運用方法が皆川氏本人の意向として、高い運用益が確保できるファンド等も検討するなど、またファンド等リスクのある商品の場合には、元本割れする歯どめ等が必要であり、今後詰めていかなければならないこと、さらには行政としてもっと堅実な方法を選択すべきとの意見や、菊まつりの振興のためには毎年一定額の予算計上が適当と考えていることなどが審議されました。
  これらの質疑及び審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、産業建設常任委員会の報告といたします。
  終わります。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの産業建設常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第56号 南陽市皆川健次菊まつり振興基金条例の設定について、産業建設常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第56号については、産業建設常任委員長報告のとおり決しました。

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 (予算特別委員長報告)
日程第 6 議第50号から
日程第10 議第54号まで計5件
○議長  日程第6 議第50号 平成19年度南陽市一般会計補正予算(第1号)から、日程第10 議第54号 平成19年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)までの補正予算案5件を、議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております予算案5件について、予算特別委員長の報告を求めます。
  予算特別委員長 伊藤俊美議員。
〔予算特別委員長 伊藤俊美議員 登壇〕
○予算特別委員長  私から予算特別委員会の御報告を申し上げます。
  本定例会において当委員会に付託されました案件は、平成19年度各会計補正予算5件であります。本議案について、去る6月13日補正予算5件について審査を行いました。当委員会は議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみを御報告させていただきます。
  議第50号 平成19年度南陽市一般会計補正予
       算(第1号)
  議第51号 平成19年度南陽市国民健康保険特
       別会計補正予算(第1号)
  議第52号 平成19年度南陽市財産区特別会計
       補正予算(第1号)
  議第53号 平成19年度南陽市育英事業特別会
       計補正予算(第1号)
  議第54号 平成19年度南陽市水道事業会計補
       正予算(第1号)
  以上、補正予算5件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  予算特別委員長の報告が終わりました。
  これより質疑に入ります。
  ただいまの予算特別委員長報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。日程第6 議第50号 平成19年度南陽市一般会計補正予算(第1号)から、日程第10 議第54号 平成19年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)までの補正予算案5件は、予算特別委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第50号から議第54号までの補正予算案5件は、予算特別委員長報告のとおり決しました。
(原版入る) (原版入る)
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 (議会機能等検討特別委員長報告)
日程第11 議会機能等検討特別委員会報告
○議長  日程第11 議会機能等検討特別委員会に付託されております諸調査事項について、特別委員長の報告を求めます。
  委員長 小林武夫議員。
〔議会機能等検討特別委員長 小林武夫議員 登壇〕
○議会機能等検討特別委員長  私から、議会機能等検討特別委員会の経過と結果について御報告いたします。
  去る平成18年9月5日の定例会において、議会の組織や機能及び運営、議員定数などの調査研究を行う委員6名で構成される議会機能等検討特別委員会が設置され、委員長に私、小林武夫、副委員長に髙田 豊議員が選任され、これまで11回の委員会を開催し、慎重に検討を重ね審議を行ってまいりました。
  ここに審議途中でありますが、議員定数については、次期改選が平成20年3月であることから、特に優先的に検討を進め、このたび結果がまとまりましたので、その経過と結果について御報告いたします。
  議員定数問題については、今まで平成9年、11年、15年と特別委員会を設置し、再三の調査・検討を行い、結果、現在の21名の定数とした経緯があります。また、この間の議会を取り巻く環境は、平成12年4月の地方分権一括法の施行、平成18年6月に地方自治法の一部を改正する法律が施行されるなど、近年の内外の情勢を踏まえての議会活動が求められてきております。
  今年4月の統一選挙においては、県内各市町村とも議員定数が削減されている状況があり、三川町、そして南陽市以外のすべての市町村で定数の見直し、削減が行われております。
  県内の類似の市町の状況では、新庄市が4人減の20人に、東根市が4人減の18人に、寒河江市と長井市が3人減の18人、村山市が4人減の17人、上山市が5人減の15人、高畠町が3人減の19人、川西町4人減の15人の議員定数となっております。
  なお、その他の県内各市町村の議員定数、全国市議会議員定数、全国3万人から4万人未満の議員定数などについては、資料を添付しておりますので、ごらんいただきたいと思います。
  このように、類似市の議員定数や人口状況等を参考にしながら、全議員から議員定数や議会機能、運営問題等のアンケート調査を実施し、各議員より貴重な御意見を集約いたしました。
  また、地区長会長連絡協議会の役員の方々との懇談会でも意見交換をいたしました。これらの内容についても資料として添付してございますので、ごらんいただきたいと思います。
  各会派や無会派議員などでも検討を重ねていただきました。その結果、法定数でよい、削減の必要なしという意見から5名削減まで、幅広い御意見がありましたが、議員の定数削減はやむを得ないという意見が多数でありました。
  ここで、定数削減に賛成の主な意見としては、1点目は、県内の市町村や全国類似市でも、行財政改革や財政難の中で定数削減を行っているので、当市議会としても定数削減はやむを得ない。
  2点目は、地区長からの要望、大方の市民の意見が削減の方向であり、市民から選ばれた議員でもあり、市民の要望にこたえるべきである。
  3点目は、市の人口の減少、そして財政的に厳しく、歳出を抑えなくてはならない状況であり、これからも景気の回復や税収の増は期待できない。よって、議員も率先垂範となり、経費の削減を図るべきである。
  4点目は、市議会議員の仕事や内容が市民に理解されていない。議員活動の質の向上を図っていくべきである。
  次に、議員定数削減に反対の主な意見としては、1点目は、地方の時代、そして地方分権が進めば、議員の果たすべき役割がますます増大してくるので、現状のままでよいのではないか。
  2点目は、議会はチェック機能を果たす役割を持っている。もっとレベルの向上を図り、市民の意見を反映させる議会とすべきである。
  3点目は、定数削減は、小規模地区からの意見を言う議員が出せなくなる。
  4点目は、これ以上の削減は、議会機能の維持へ多大な影響となるといった内容でありました。
  以上のような経過を踏まえ、検討委員会としましては、南陽市議会の現在の議員定数21人を、次の一般選挙から2人削減し、19人とすることの結論となりましたので、御報告いたします。
  なお、その他の議会機能等の全般の問題については、9月までの調査期限内で引き続き検討してまいりますので、議員各位の御理解と御協力をよろしくお願いを申し上げます。
  以上でございます。終わります。
○議長  議会機能等検討特別委員会の報告が終わりました。報告でありますので、御了承をお願いいたします。

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日程第12 発議第6号 南陽市議会議員定
      数条例の一部を改正する条例の
      制定について
○議長  日程第12 発議第6号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
  ここで、提案理由の説明を求めます。
  20番小林武夫議員。
〔20番 小林武夫議員 登壇〕
○小林武夫議員  私より、発議第6号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案者を代表して提案理由を申し上げます。
  さきに報告いたしました議会機能等検討特別委員会の中間報告のとおり、当議会の現行の議員定数21名を2名削減し、19名とするものであります。
  なお、この条例は、次の一般選挙から施行するものであります。
  議員各位の御賛同のほどをよろしくお願いを申し上げて、提案理由とさせていただきます。
  終わります。
○議長  ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております発議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑を行います。
  発議第6号について質疑を行います。
  質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  14番佐藤 明議員より反対討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
  14番佐藤 明議員。
〔14番 佐藤 明議員 登壇〕
○佐藤 明議員  私は、発議第6号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論を行うものであります。
  地方自治体の使命は、住民及び滞在者の安全、健康と福祉を守ること、このように地方自治法第2条は述べております。
  今、多くの市民は、長引く不況が続く中で、個人消費の落ち込み、企業の倒産、商店の転廃業、失業や雇用問題など、まさに深刻であります。
  一方、農業もWTOと財界農政によって、農産物価格の暴落と農業経営の破壊、農山村の衰退など、農民の苦難と日本農業の危機がさらに深まっており、地方経済に大きな打撃となっております。
  さらに、テレビ、新聞報道で御承知のように、年金記録が5,000万件宙に浮き、年金受給権利者が消えてしまうという前代未聞の大問題に、国民の間に不安と怒りが起きております。さらに介護事業での不正行為により、厚生労働省からの行政処分を受けたコムスン問題、定率減税廃止や住民税増税など、暮らしを直撃する大増税が押し寄せております。
  こういう状況を打開し、市民の暮らし、健康を守る防波堤として、地方自治体と議会の果たす役割はますます重要となっております。
  私は、議会制民主主義を守る立場から、次の3点を指摘をしておきたいと思います。
  第1点に、行政改革や財政節減を理由としておりますが、なぜ市の財政状況が危機的状況に陥ったのか、その原因等を明らかにすべきであります。私は、これまでも再三指摘をしてまいりましたが、国や県からの借金による事業を推進してきた市政にあったことが明らかではないでしょうか。
  仮に、経費の面から見たとしても、南陽市の一般会計に占める議会費の割合は、平成19年度予算で1.6%であります。財政を圧迫するものではありません。また、議員報酬は、国から約8,950万ほど交付税措置されております。それでどうして財政圧迫と言えるのでしょうか。
  今、市民が求めている行財政改革は、行政のむだを省いて、必要なところにお金をかけることだと思います。そのためにも、行政のチェック機能を果たす役割はむしろ強化すべきものと考えるものであります。
  第2点目には、議会は言論の場、審議する場、議決する場であります。市当局からの提案される議案、予算案、人事案件、条例など、こういったものを十分に議論する場であります。そして、市民の負託にこたえる場でもあります。市民の中にあるいろいろな意見を議会で十分議論し、議会に反映すべきであります。数を減らせば減らすほど市民の願いは届きにくくなり、市民の政治参加への機会を減らすことにつながると思います。
  第3点目には、地方の時代、地方分権とよく言われます。今日、市民の諸要求も多様化しており、議会と議員の果たす役割はますます重要になってきております。地方議会は住民奉仕を貫き、清潔で公正、民主的な効率的な行財政を確立することは、多くの市民が望んでおると思います。
  以上、申し上げましたが、議会制民主主義を守り、発展させるためにも議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私の反対の討論といたします。
○議長  ほかに討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  これより採決をいたします。
  発議第6号 南陽市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について採決いたします。
  反対討論がありましたので、採決は起立により行います。
  お諮りいたします。発議第6号について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長  御着席ください。起立多数であります。よって、発議第6号は原案のとおり決しました。
  最後にお諮りいたします。本定例会において議決されました議案の中で、整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。
  以上をもって、本定例会に提案されました議案等の審査は、すべて終了いたしました。

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市長あいさつ
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  6月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
  本定例会におきましては、慎重に御審議を賜り、全議案とも原案のとおり御同意、御承認、そして御可決をいただきましたことを厚くお礼を申し上げます。
  このたび、長年にわたり議員としての御活躍が認められ、全国市議会議長会から表彰を受けられました小野田議員におかれましては、まことにおめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。今後ともますます御活躍いただき、市政発展のためにさらなる御尽力を賜りますよう、お願い申し上げる次第でございます。
  さて、東北南部地方も間もなく梅雨に入ると見込まれ、うっとうしい時期を迎えますが、6月は、土砂災害防止月間となっております。関係機関と連携し、危険箇所のパトロールや点検を実施しながら、不測の事態に備えておるところでございます。
  防災面のみならず、あらゆる面において安全・安心、そして、夢はぐくみ笑顔あふれる元気なまちづくりを推進してまいりますので、議員各位のさらなる御支援、御協力をお願い申し上げる次第でございます。
  結びになりますが、暑さに向かう折、議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛いただきまして、ますます御健勝でありますことを御祈念申し上げ、閉会に当たりましてのあいさつとさせていただきます。
  以上であります。ありがとうございました。

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閉      会
○議長  これをもちまして、平成19年南陽市議会6月定例会を閉会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  どうも御苦労さまでした。
午前10時42分  閉  会

南陽市議会議長 小 野 健一郎
会議録署名議員 漆 山 鏗 一
同       大 坂 正十四