午後 1時00分  再開
○議長  再開いたします。
  休憩前に引き続き一般質問を行います。
  ただいま、11番鈴木英昭副議長、14番佐藤 明議員、21番渡部 敬議員より早退の通知がありましたので、御報告をいたします。
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板垣 致江子 議員 質問
○議長  それでは、始めます。
  1番板垣致江子議員。
〔1番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  1番板垣致江子でございます。
  さきに通告してあります内容について質問させていただきます。
  初めに、1点目の環境問題についてです。
  このたび南陽市では、笑顔で明るく子育てができる地域社会を構築するため、市民、事業者、行政が手を携え、それぞれが主体的かつ積極的に子育てを応援する都市を目指すとして、南陽市子育て支援都市宣言がなされました。このことは、子育て中の親やさまざまな不安を抱えながらこれから親になろうとしている人々、またすべての市民にとって大変ありがたく、心強いことだと思います。
  しかし、一方で、この子供たちが生きていく未来の環境はどうなっていくのだろうか。安心して暮らせるのだろうかと考えざるを得ません。
  地球温暖化の影響で、これまでも世界各地で自然災害が増加し、日本でも異常な暖冬、豪雪、集中豪雨の頻発など、地球規模の気象の不安定さが及んでいると言われています。2020年ごろには水不足に悩む人口が数億人ふえ、生物種が絶滅の危機に瀕するのではと予測され、また2040年ごろには北極から氷が消えてしまうのではという予想もつかない結果が発表されています。また、酸性雨や黄砂の影響、環境ホルモンの危険性なども現実に私たちを脅かしています。
  このような中、国際的にも地球温暖化対策に注目が集められ、国も政府方針を発表し、山形県もいろいろな事業に積極的に取り組む対策を打ち出しております。
  しかし、今、一番大事なことは、私たち一人一人が自覚することと、まず何からできるか、小さなことでもやってゆこうという気持ちだと考えます。
  南陽市でもこれまでいろいろな方や団体などが環境問題への提案や活動を一生懸命やってくださっております。大変ありがたいことだと思います。
  しかし、そのような活動や思いをしっかりと広め、続けてゆくには、行政側の取り組み方が重要になってくるのではないでしょうか。子供たちの安心して暮らせる未来のために、南陽市としての環境への取り組みはどのようになっているのかお伺いしたいと思います。
  また、子供たちが自分たちの周りの環境や自分たちが食べているものへの関心や学習も、もっともっと必要だと考えます。リサイクル率が90%以上のスウェーデンでは、4歳から環境学習がしっかりなされているそうです。南陽市のリサイクル率は、残念なことに13.64%だそうです。そのようなことからも、これからの子供たちへの環境浄化や循環型社会などの学習への取り組みについてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
  次に、2点目の高齢者対策、介護についてお聞きしたいと思います。
  近年、全国で老老介護をしている老人が、介護に疲れて心中をしたり、配偶者を殺してしまったりとか、大変悲しい事件が起きています。日本の大変な時代を支え、一生懸命生きてきた人たちが、なぜこんな切ない目に遭わなければならないのかと残念でなりません。また、そのようなことになるまでに、何とか周りが気づく手だてがなかったのかと考えざるを得ません。
  このようなことを考えると、今後、市としても、さまざまな高齢者対策に取り組まなければならないとは思いますが、今現在、ひとり暮らしのお年寄りは何人おられるのか、またお年寄りだけの世帯は何世帯あるのかお伺いしたいと思います。
  昨年4月より改正介護保険法が施行され、1年を過ぎました。介護認定審査で今まで要介護だった人が要支援になったケースが多かったといことでしたが、その介護認定などで問題はなかったのでしょうか、お伺いしたいと思います。
  また、高齢者虐待防止法も施行され、1年を過ぎ、県内では254件の相談、通報があり、そのうち70%の179件で虐待の事実が確認されたと公表されました。これも何ともやり切れない事実ですが、南陽市での高齢者虐待の実態はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。
  次に、3点目の観光についてお伺いします。
  南陽の市の木でもあります桜。桜の春の大イベントである置賜さくら回廊、赤湯温泉桜まつりも終わりましたが、ことしの桜は、赤湯の烏帽子山も宮内の双松公園も、残念ながらよくありませんでした。連日、ボランティアガイドをしてくださった南陽えくぼの里案内人の方たちも、大変御苦労されたのではないでしょうか。
  市民の方も大変気になさったようで、カメラを手にされたお客さんに、「ことしの桜は余りよくなくて残念でね」と声をかけられる方もいらっしゃいました。
  それでも多くのお客さんが来てくれたわけですが、結果的に昨年と比べて観光客数はどうだったのでしょうか。また、他市町村の実態はどうなっているのかお伺いしたいと思います。
  また、桜がよくなかったことに対し、ウソのせいだとか、木が古くなったからとか、いろいろお聞きしましたが、一番の要因は何だったのでしょうか。また、それらに対する対策はどのようになされてきたのでしょうか。今後の対策などについてのお考えもお伺いしたいと思います。
  以上、当局の御誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の質問を終わります。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  1番板垣致江子議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、環境問題についての1点目、子供たちの未来のために、南陽市としての環境への取り組みについて申し上げます。
  廃棄物抑制の取り組みとしては、消費者連合会が主体となっており、レジ袋の削減を目的としたマイバッグ運動を推進しているところであります。
  また、衛生組合を中心としながら、地球温暖化防止国民運動の「チームマイナス6%」の具体的行動として、節電、節水、エコドライブの推進など、温室ガス削減に結びつく運動の啓蒙を行っているところであります。
  地球環境を守るには、私たち市民一人一人の心がけと、できることから実践することが大事でありますので、市報への掲載や衛生組合の活動を通じ、市民の皆さんに今後とも積極的に環境のPRを行ってまいりたいと存じます。
  また、南陽市役所温暖化対策実行計画を作成し、少しでも温室効果ガスの削減に貢献できるよう、市役所全体として取り組んでまいります。
  2点目の子供たちへの環境浄化や循環型社会の学習への取り組みについてでございますが、地球温暖化や野生動物の減少など、危機的な環境問題を解決していくために、環境教育の果たす役割が一層高まってきていると認識しております。
  従来、特別の教科等は設けておりませんが、道徳、特別活動、総合的な学習等の時間の中で、それぞれの特性に応じた、またそれらを相互に関連させながら、学校教育全体の中で実施をいたしております。
  次に、高齢者対策、介護についての1点目、ひとり暮らしのお年寄りと世帯数についてでございますが、本年4月1日現在、65歳以上の高齢者は9,273名で、そのうちひとり暮らしの方は833名となっております。また、高齢者のみの世帯数は1,720世帯となっております。
  2点目の介護保険法改正による介護認定等の問題についてでございますが、このたびの法改正は、自立支援と安定的な制度の維持が目的とされており、特に新予防給付や地域支援事業の創設による予防重視型システムへの転換が大きな柱となっております。
  介護認定では、従来の要介護1の区分を要支援2と要介護1に二分する仕組みとなったところであります。
  このうち、認定区分が軽い方の場合に、一部サービスが不足する状況が全国的に見られ、そのための変更申請も一部あったことから、特種ベッドや車いす、福祉用具貸与等の緩和策が講じられ、必要なサービスが受けられるようになったところでございます。
  なお、新たに設置いたしました市地域包括支援センターを通して、介護予防事業などに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
  3点目の高齢者虐待の実態についてでございますが、平成18年4月から高齢者虐待の予防、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律が施行されたことに伴い、地域包括支援センターにおいて、高齢者虐待の早期発見並びに実態把握に努めているところでございます。
  昨年度把握した高齢者虐待の件数は3件で、そのうち2件は身体的虐待、残り1件は経済的虐待となっております。
  また、虐待とまでは確認されなかったものの、民生委員等からの相談が同数程度となっております。
  次に、観光についての1点目、さくら祭りの誘客数並びに他市町の実態についてでございますが、赤湯温泉桜まつりは、4月13日から5月6日まで開催され、祭り期間中、市民の皆さんに足を運んでいただきましたことに心から感謝を申し上げる次第であります。
  残念ながら、期間中の観光客数は約10万人で、前年対比9.1%の1万人の減という結果でございました。
  また、置賜さくら回廊の長井市が13万1,700人で、前年対比14.3%の2万2,000人の減、白鷹町が5万1,400人で、前年対比44.3%の4万900人の減となってございます。
  2点目の桜がよくなかった要因や今後の対策についてでございますが、ことしの烏帽子山公園の桜は、花自体がまばらで、寂しいものでございました。原因については、暖冬の影響で、鳥が里におりてくるのが早く、ソメイヨシノの花芽を食べてしまったことや、昨年の花芽のつく時期の異常気象等が考えられますが、専門家の意見もお伺いしながら、薬剤散布の時期や種類を検討し、来年はより多くのお客様に楽しんでいただけるよう対応してまいりたいと存じているところであります。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  1番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  御答弁ありがとうございます。
  再質問させていただきます。
  まず、環境問題に対してですが、市としても、いろいろな事業に取り組まれているわけですが、実際にごみの減量はほとんどなっていない状況ではないのでしょうか。
  18年度は1人当たり952グラムのごみの排出量と聞いております。17年度が930グラムで、18年度の方が22グラムほどふえています。このような現実もありますし、また生ごみの堆肥化ということで、容器のコンポスターなどへ補助が出ているということで、今まで活動なさってきたようなんですが、なかなか最近はその補助も少なくなってきているんですというお話も伺いました。
  補助が少なくなってきているということは、市民がそれだけ知らないのではないかということも考えられまして、やはり毎年毎年、いつの時期にも、市民の方にこういうことをやっています、みんなで頑張っていきましょうということをもっともっとアピールしていただかなくてはならないのではないでしょうか。
  私が本当に残念に思うのは、先ほども市長さんからもありましたが、ごみの減量化の運動や買い物袋持参運動など、市民の方が頑張っておられます。それがなかなか普及しない。市民の協力が得られない。それらの問題が出てきているということは、やはりまだまだ行政側の力が入っていないのではないか。そこで、市民の方が、ボランティアをやっている方たちが、ちょっと挫折ぎみになってしまう。そのようなことがあるというのは、市の方の力強い後押しがまだまだ足りないのではないかと考えます。
  今後、もっともっと広めるために、行政側もこんなこと、あんなことを一緒にもっともっとやってみましょう、そのような思い入れやアクションなど、やっぱりボランティアの方に対する力強い後押しをやっていただければありがたいのではないかと思います。
  また、ごみの不法投棄が大変多いと伺っております。経費的にもかなりかかるということで、ボランティアの方や環境係の方は大変忙しい時間を過ごしていると聞いております。そのような市民のモラルの低下は本当に残念だと思います。自己中心的なそのような行いが、市民みんなに迷惑をかけているということを自覚してもらいたいとともに、そのような大人たちをつくらないために、また子供たちへの継続的な環境学習や循環型社会の学習が本当に必要と思われます。ぜひ今まで以上にそういう時間を設けて、教えていただければと思います。
  先日の婦人会の環境教室で、南陽市にはごみ基金が積み立ててあるというお話でした。18年度までの累計が1,614万5千円ほどあるということでしたが、これらの使い道はまだ何も考えられていないというお話でしたが、年間400万円近い積立金があるとすれば、もっともっと市民に潤う使い方をしていただければよいのではないかと思います。
  ごみ減量のために使いたいということで積み立ててあるということも考えられますが、やはり最近、ごみ収集所にカラスがしっかり時間を覚えてくださって、毎日のようにカラスが出没します。やはり袋を破って大変な状態になっているところもありますので、そのようなごみ基金をぜひごみ集積施設のごみステーションの充実に使っていただけないかということを私からお願いしたいと思います。
  昨年までは、違う団体の方から市の方に10基ほど寄附されていたということですが、今年度からなくなったということで、市の方でその辺に力を入れていただけないかなと思います。
  高齢化社会についてですが、先ほど65歳以上の方が9,273人と、市民の約4割近くの方がもう65歳になっているということで、その中でひとり暮らしが833人もいらっしゃる。また、お年寄りだけの世帯が1,720世帯もあるということで、本当に高齢化問題は深刻になってきたんだなという実感です。
  介護予防として、今までも市としてもかなり力を入れていらっしゃるようなんですが、各地区の社会福祉協議会の方たちが、やはり高齢者の方や障害者のために多くの事業に取り組んできていただいています。本当にこれも皆さんボランティアで、大変ありがたいと思っています。
  その一つに、生き生きふれあいサロンという行事がありますが、やはりこういうサロン的なものをもっともっと多くしていただければと思います。お年寄りが気軽に行ける場所でやっていただければありがたいなと思います。
  これは3月の議会でも質問があり、そのときのサロンの数は、市内まだ39カ所ということでした。市長さんもそのときに、介護の前の支援に優先的に考え、そのようなサロンの運営費の補助的なものも検討したいというお話でした。
  やはりお年寄りが気軽に行ける近くの会館などでたくさんのサロンができれば、介護予防だけでなく、地元の方との交流ができ、自然にそのお誘いなんかのついでに声がけや見守りができ、お年寄りが孤立することもなく、またいろいろな対応も迅速にできると思います。市として、今年度はどのようにお考えになっているのでしょうか。
  次に、改正介護保険に関してですが、やはりサービスの変更申請ということが多々あったようですが、今、お年寄りも本当に暮らしが厳しくなっております。そういう中で、介護保険も使える分も使えない。支払いができないから使えない。じっと我慢している、そういうお年寄りも結構いらっしゃいます。
  そのようなことも考えたときに、やはりサロン的なところで、隣近所の人が顔を出して、「どうしている」と一言かけてもらうだけで、お年寄りの方は安心できる部分もあると思いますので、そのようなところも含め、介護認定審査の方で問題ありませんかということで、余り大した問題はなくて、皆さん了承してくださるということでしたので、それは大変よかったなと考えております。
  また、高齢者虐待防止法について、南陽市でも身体的虐待が3件、経済的虐待が1件という、本当に痛ましいことだと思います。
  ただ、これもやはり格差社会がますますひどくなれば、社会的な不満やいらいらをどうしても弱者にぶつけてしまう人もいるわけですので、最悪の状況をやはり防ぐためには、民生委員の方や地区長さんの力も大変なことかと思いますが、隣近所の地域の力をもっともっとつけていかなければならないのではないかと考えますので、行政側も、その辺に力を入れて、あと相談窓口をしっかりと、市民の方にここにこういうことを相談してくだされば、私たちが一生懸命対応しますよというものをきちんと見せていただければ、相談しやすくなるかなと思います。その辺のこともお伺いしたいと思います。
  最後に、さくら回廊の観光についてですが、昨年よりもマイナス10%ほど悪かったということで、自然界のことですので、いろいろ原因はあると思いますが、ことしの桜が悪かったということで、また来年、南陽にいらっしゃる方が少なくなるのではないかという心配があるわけです。その辺のことも本当に市長さんも心配していらっしゃると思いますが、何か考えていかなければならないとは思います。
  烏帽子山桜保存会の方や、双松公園緑を守る会の方が、桜の手入れその他の樹木への手入れをボランティアで一生懸命やってくださっています。
  やはりその中で、どうしても皆さんの声が、市の消毒の方はどうかわからないが、自分たちがやっぱり消毒をしようと思っても、届かない部分がかなりあるんだ、大変なんだということもお聞きしました。市の方で大型の消毒機械を購入してもらえないものだろか。緑環境税なんかも活用できなんだろうか、そういう要望もありますので、その辺のこともやはり考えていただければと思いますので、市長さんのお考えを聞かせていただきたいと思います。
  では、よろしくお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  それでは、板垣議員の再質問にお答えしますが、大分項目があったんで、もし抜けておれば、再々質問でお願いをいたしたいというふうに思います。
  最初に、環境問題で、ごみの減少が進んでいないのではないか。さらに、行政の力が弱いのではというような御指摘ございました。
  どのような部分にそれを感じられるのか、具体的にこういう部分はどうやっているのというようなことをむしろ率直に御指摘をいただいた方が、行政あるいは職員はやりやすいのではないかというふうに思っております。そういう具体的な事例をどんどんと出していただいて、改善できるように、むしろしやすいように御協力賜りたいなと、こんなふうに思った次第であります。
  それから、子供たちの指導ということもございましたが、子供たちは極めてモラルがしっかりしていますから、そういうことはほとんどありません。むしろ大人が問題であり、子供たちの親、こういった者への指導の方がはるかに難しいわけでありまして、学校や保育園、幼稚園等での指導は、全く問題ないのではないかなというふうに私は思っているところであります。
  それから、ごみ基金であります。この使用方法を検討してほしいということであります。
  ごみステーションへの補助金、これも今現在もあります。自分たち地域の皆さん方がボランティアでつくるのか、あるいは専門の方に発注するのか、さまざまのその内容で額がちょっと違いますが、そういう制度になっておりますので、その辺は遠慮なさらずに、ぜひ担当課にお尋ねいただければよろしいのではないかなというふうに思います。
  なお、基金の適正な運用等については、さまざまな段階で検討するべきだというふうに私も思っているところであります。
  次に、高齢者の問題でございますけれども、生き生きサロンの数がどうかということでありす。必要とあれば、担当課長の方に答弁させますが、私は何よりもやはり健康で元気なお年寄り、これを南陽市の最大の課題として心がけているところでありますので、これからもそういった病気にかからない南陽市政を構築していきたいというふうに思っておりますので、よりいい方法があれば、大いに御指導賜りたいし、今、市民体育館等でも、単に保健課あるいは福祉課のみならず、体育館でもそういった対応を積極的にやっているところでありますので、よろしく御理解いただきたいと思います。
  なお、介護関係の認定問題等につきましては、できれば私も要支援の部分においてはある程度柔軟に対応して、やっぱり介護を必要としない、自立できるお年寄りをというふうな思いを持っておりますので、その辺については、問題があれば御指摘いただきたい。
  さらに、虐待対策でありますが、これはやはり地域の協力なくしては、行政だけではとてもとても把握し切れないのではないかというふうに思っておりますので、より一層、地域の相互互助の体制を強めていく必要があるのではないかというふうに思っておりますし、窓口につきましては、市民課でしっかり対応していきますし、あるいは福祉、保健、さまざまな窓口ありますが、その辺も統一させる必要があるとすれば、その辺も対応してまいりたいというふうに思います。
  さらに、さくら回廊の件ですね。大分今回は集客減になってしまったということであります。
  中でも、置賜さくら回廊の中でも、南陽市はその割に集客減が少なかったということでありますけれども、それにつけても、1割ほど下がっているわけでありますから、この問題等については、しっかり対応していきたいというふうに思っておりますが、今のところ、なぜ花芽のつきが悪かったのか、明確な結論に至っていないのが現状であります。消毒の時期が悪かったのではないかというような方もいますし、あるいは薬剤の規制が最近うるさくなりまして、効果が薄かったのではないかというような方もいますし、すべてが鳥の被害だと言い切れないほどの数でありますので、その辺がどうだったのか、しっかり検証して、来年はこのようなことのないように鋭意努力をしてまいる所存でありますが、いかんせん、先ほど議員からもおっしゃられたように、自然界のことでありますので、いい妙案があれば、ぜひ御指導賜りたいなというふうな思いでいるところであります。
  以上であります。
○議長  答弁を求めます。
  佐藤秀一福祉課長。
○福祉課長  お答え申し上げます。
  サロンの数でございますが、昨年度末では39、御指摘のとおりでございますが、現在は40に1カ所だけふえてございます。
  なお、蛇足ではございますが、今年度、介護予防の活動支援事業というふうなことで、サロンの立ち上げにつきまして一定の補助金、運営についても一定の補助金、人数とかそういったものもございますが、出す予定になってございますので、御活用をいただきたいというふうに思っております。
  なお、社会福祉協議会を通じて、各皆さんの方に御連絡を申し上げているところでございます。
  以上でございます。
○議長  再々質問に入ります。
  1番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  では、また何点か質問させていただきたいと思いますが、先ほど環境問題で、具体的などういうことがということがありましたが、まずコンポスターなどの半額補助ということで、平成5年から南陽市は補助を出しているということでしたが、当初はかなりの数が出たんですが、最近はほとんど出ないということで、ほとんど出ないというのは、ちょっとやっぱりおかしいなと考えます。
  今までできなかった人たちが、今度はできるよというふうな方もたくさんいるとは思います。自分の周りに畑がないとか、そういうことでできない方も多くあると思いますが、やはりもう少し普及できるような、循環型社会を目指すとしたら、その辺のことももうちょっと力が入ってもいいんじゃないか。
  また、買い物袋持参運動なども、市の消費者連合の方で頑張ってやってくださって、このたびも市の方へも寄附があったわけですが、やはりなかなかそれでお金が集まらなくて、実は現金で寄附をしてくださる方もいるという話を聞きました。そういうところを考えると、やはり南陽市全体がもう少しエコ活動に対して市民が力を入れれるような後押し、それが欲しいなというふうに思ったわけです。その辺のところでした。
  あと、ごみ減量のごみ基金のことで、ごみ収集ステーションの補助を市の方も今までも行っているということでしたが、やはりかなりの金額をやっぱり区費から出さなければいけないということで、そこまで踏み切れないところもたくさんあると思います。そういうこともありますので、もっともっと少しの金額出して、市の方で補助をたくさんしていただいて、きちんとごみが置ける状態になれば一番いいのかなと思いますので、その辺ももう少し検討していただければと思います。
  あと、高齢化の問題で、サロンが39カ所から40カ所になったということで、少しずつはふえてきているのかなと思いました。
  介護予防法で一定の補助が今度できるということで、これは本当にありがたいことだと思います。やはり近くに行けるというところでなければ、お年寄りが宮内でやって、公民館においでくださいといって、なかなか行けない人もいるわけです。だから、近所の会館とかそういうところができれば一番いいわけで、やはり補助をしていただけるということで、その辺、では私たちももう少し頑張ってお年寄りのために何かやってみようという方たちがいっぱい出てくればいいわけですので、また年代的に団塊の世代の方にもぜひ御協力いただいて、健康で自立できるお年寄りのために働いていただければなという希望です。
  あと、観光についてですが、さくら回廊は本当にちょっと残念な結果だったんですが、私もことし、赤湯、宮内の桜が終わってから、ちょうど山形へ行く途中、金山、吉野とすばらしい景観の桜回廊を見ながら行きました。帰りも、本当にゆっくりと周りを見ながら帰ってきたんですが、この時期、サクランボの花も咲いています。桃の花も咲いています。本当にきれいでした。そういう本当に自然のいいところをもっともっと南陽市も公園だけでなくて、アピールできていければいいのではないかというふうに本当に心から思いましたので、その辺のことも観光の方にぜひつけ加えていただければありがたいかなと思います。
  6月1日から双松バラ公園もオープンしました。本当にたくさんの観光客の方がいらっしゃると思います。白竜湖の景観の保全についても、南陽市も力を入れているようです。ただ、白竜湖についても、いや、電車から見たらすばらしい景観だったので、白竜湖に行ってみたら、もう目の前でヘドロしか見えなくてがっかりしたとかという観光客の人が嘆いておりました。やっぱり観光に来てくれた方ががっかりしないような施策をとらなけば、観光客はふえないと思いますので、その辺のことも今後積極的に考えていただければと思います。
  要望も含めまして、終わらせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  板垣議員の再々質問であります。
  この中で、コンポスターの補助が問題なのか、あるいは利用者が少ないというようなことであります。
  これは、私も調査をしておりませんので、明確な答弁はできませんが、おおむね一次的な装備といいますか、完備されたので、毎年更新しなければならないというものではございませんので、一定程度整備になれば、やっぱりずっと数は減ってくるのが普通なのかなと、こんなふうにも思っております。
  なお、新しく買いかえる必要のある方については、御遠慮なさらず申請していただければいいのではないかなと、こんなふうに思っております。
  それから、買い物袋の啓蒙活動をもっとしっかりやれと、こういうことであります。
  これは、担当課の方に私の方から追って指示をしたいというふうに思いますし、さらにエコ活動対策等も含めて、もう少し大きな意味で、単に市民課あるいは福祉、保健ということじゃなくて、全体的に、南陽市全体でどのような対応をすることができるのか、それも含めて検討させたいというふうに思いますので、御理解賜りたいというふうに思います。
  なお、ごみステーションの補助額の検討も要請ありました。これについて、どういった内容のものをつくるかによって、先ほど申し上げましたように、必要なですね、そんなに極端に地域の皆さん方の御負担をしなくても可能なステーション、これらを検討してまいりたいというふうに思いますので、御理解賜りたいと思います。
  なお、サロン対策、これは大いに結構なことだと思いますので、特にどのようなことで御不便をなされておるのか、その辺も含めて具体的に御提言をいただきながら、市としても、できる限りの支援をしながらやってまいりたいというふうに思います。
  さらに、白竜湖の問題も含めまして、観光に力を入れろと、こういうことであります。
  従来にも増して観光には力を入れておるつもりでありますが、もし御指摘があれば、具体的に御指摘をいただきながら、その場面の改善を図ってまいりたいというふうに思います。
  なお、白竜湖については、なかなか毎回毎回御指摘を受けるわけでありますが、簡単にいかない。県とのかかわりもあったりして、難しい課題でありますが、今後ともあきらめることなく頑張ってまいりたいというふうに思います。
  なお、先ほどの質問の答弁、ちょっと漏れましたが、桜の消毒機械の件もありましたが、これもボランティアや民間の方々が安易に使用できるものなのかどうかも含めて検討しますが、そういう大きなものについては、やはり専門の方々にお願いするのが一番安全なのかなということもございますので、その辺は担当課の方に検討をさせたいというふうに思っているところであります。
  私の方からは以上でございます。
○議長  以上で1番板垣致江子議員の質問は終了いたしました。
  御苦労さまでした。
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