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開議
○議長(小野健一郎議員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は6名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう、特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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漆山 鏗一 議員 質問
○議長  最初に、8番漆山鏗一議員。
〔8番 漆山鏗一議員 登壇〕
○漆山鏗一議員  おはようございます。
  8番漆山鏗一であります。
  恒例の南陽バラまつりも6月1日に始まり、バラの香りの漂うまことによい季節となりました。バラの花はもちろんでありますが、サクランボ、ブドウ、リンゴ、ラ・フランスなどの南陽特産の果物や、さらに米も、災害などに遭わずに、大豊作になりますことを心から願うものであります。
  さて、私は、この6月議会に3点に焦点を絞り質問をさせていただきます。
  まず初めに、第4次南陽市総合計画、いわゆる4総でありますが、2001年から2010年までの10年間の計画でありました。そして、昨年、平成18年3月には、後期基本計画として「ネクストナンヨウシティ21」とし、70ページにわたる冊子に計画が示されたのであります。
  塩田市長は、ことし3月議会本会議初日の施政方針の中で、平成19年度を初年度に、21年までの向こう3カ年の基本計画を示されておりますが、その中で、具体的に何に力点を置かれるのか、特に力を入れる施策は何か、お尋ねするものであります。
  その表明の中で、「新生南陽市の構築を目指す」と語っておられましたが、市民の皆さんが希望の持てる力点があれば、ぜひお聞かせ願いたいと思います。
  2点目は、観光への取り組みをお聞きいたします。
  南陽市は、春は桜、バラ、シャクヤク、秋には日本一の伝統を誇る菊まつりと、まさに百花繚乱の感があり、さらに果物は柑橘類以外何でもとれる土地柄と、大変恵まれたところでもあります。
  また、熊野大社、烏帽子山千本桜、夕鶴の里、赤湯温泉に白竜湖、双松公園やバラ園、そして菊まつりと、数々の観光スポットがあります。見てよし、食べてよし、そして体験する材料が山ほどあるわけですので、それらの観光資源を首都圏や仙台圏に積極的に売り込むべきと考えますが、市としての観光に対する考え方、そして取り組み方をお聞きしたいと思います。
  3点目に、雪対策についてお聞きいたします。
  南陽市は、「雪の降らない冬はない」と言われ、また「雪さえ降らなければ、この南陽は本当に住みよいところ」と言われております。幸いにもことしの冬は暖冬になり、例年になく積雪量が少なかったのでありますが、春、桜が咲くころになると、雪の大変さをすっかり忘れてしまいます。そこで、私は、あえてこの6月議会の暑いときに、半年後、確実に到来する冬に向けての雪に対する施策をお聞きするものであります。
  通勤の方々や通学生、これから高齢人口の増加が予想され、車に乗れない方々がふえることが想定される中で、雪に対する考え方とその対策をお聞きするものであります。
  以上、質問をいたしますが、誠意ある御答弁を御期待申し上げ、私の質問といたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  8番漆山鏗一議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、市政運営についての1点目、第4次市総合計画後期基本計画の力点について申し上げます。
  平成18年3月に策定しました後期基本計画は、市振興審議会の慎重な審議をいただき、総合的な観点で平成18年度から22年度までの5年間に重点的に実施する施策を示したものでございます。
  特に、21の施策・事業を重点事業と位置づけ、推進するものですが、その実施においては、効率的な行政運営と維持可能な財政の構築が基本であると考えておりますので、本年3月に策定しました行財政改革大綱の方針に沿い、毎年の3カ年実施計画の策定作業の中で検証しながら進めてまいりたいと存じております。
  2点目の観光についての取り組みでございますが、本年3月に本市観光の今後10年を見据えた南陽市観光基本計画を策定したところでございます。本計画に基づき、もてなしの心やバリアフリー化を重点に、受け入れ態勢の整備や多様化する観光客のニーズに対応できるよう、事業を推進してまいりたいと存じます。
  特に、団体旅行から個人・グループ旅行への志向変化や観光スタイルも多様化する中で、1つの地方自治体だけで観光客を呼び込むことはなかなか難しい状況でありますので、隣接する市町や県などの連携を深めながら、広域観光による誘客アップを目指して事業を展開してまいります。
  また、農業と観光との連携、体験型グリーンツーリズムのさらなる推進を図ってまいるとともに、引き続き八王子市いちょう祭りへの参加を通じて相互交流を深めながら、本市観光のPRに務めるなど、積極的に情報発信を行ってまいりたいと存じます。
  次に、雪対策についてでございますが、高齢化社会における雪対策は、積雪地域における大きな課題でございます。
  高齢者世帯等を対象にした高齢者等雪下ろし費支給事業を実施しており、年間の支給額は、1世帯当たり1回9,000円を上限といたしております。
  また、平成18年度から安全安心生活環境整備事業除雪費支援として、地区の皆さんが主体となり、高齢者世帯や除雪困難な世帯の玄関先から道路までの除雪を行っていただいた際の除雪機燃料費の補助を行っております。
  記憶に新しい平成18年豪雪のときには、ボランティア組織や消防団の皆さんが雪おろし、除雪にと自主的に活動され、大変心強く感じた次第でございます。
  今後とも、地区ボランティア組織等の皆さんが安心して活動できる環境づくり、協働のまちづくりに努めてまいりたいと考えておる次第でございます。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  8番漆山鏗一議員。
○漆山鏗一議員  市長は常日ごろ、山新にも掲載されましたが、市民の目線で施策を遂行したいというふうにおっしゃっておられます。財源的に大変厳しい部分もあるとは思うのでありますけれども、本当に南陽に住んでよかったと、南陽市民であることに喜びを感じて、また誇りに思っていただけるような施策をぜひ遂行していただきたいと思います。
  それから、観光でありますけれども、今、るる御説明いただきましたが、グリーンツーリズム、それからもてなしの心、バリアフリーでありますとか、それから近隣の市町村とタイアップというような御説明でありましたが、よく市内を歩きますと耳にするのが、「南陽市は宣伝が下手だもな」というような話をよく耳にするわけであります。
  桜と温泉、あるいはサクランボ狩りと参拝、あるいはワラビとりと温泉、ブドウ狩りとワインと温泉、あるいは雪おろし体験と例えばハイジアパークなど、2つ以上のメニューなどを合わせて、そして売り込むという方法もあると思いますし、それから八王子いちょう祭り、せっかくのチャンスでもありますので、ぜひ複合メニューといいますか、そういうものをお考えいただいて、発信していただきたいと思いますが、その点、その考えがありやなしや、お聞きしたいと思います。
  それから、雪対策でありますけれども、やっぱりおっしゃる市民の目線からすれば、歩道の小まめな除雪と排雪がこれから当然必要になってくると思います。そこで、町中にある空き地、最近ちょっとふえておるような気がいたしますが、その土地の所有者にお願いして、雪降る前から雪置き場として使わせていただくというふうな工夫が必要だと思うんですが、その点のお考えをお聞きしたいと思います。
  それから、除雪費でありますけれども、当初、今年度も1億560万円計上されておりますが、これをお聞きしますと、7年から8年前から同額なんですね。やっぱり車の所有台数の増加とか、あるいはお勤めの人がふえているというような状況を考えれば、つまり時代状況を考えれば、当然ちょっと増額といいますか、そういう方向でお考えいただきたいと思うんですけれども、その点、見解をお聞かせいただきたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  ただいま漆山議員より、政治姿勢については、市民の目線で、今後とも市民の声をよく聞きながら対応していくということについては全く変わりございませんので、御指導のほどよろしくお願いしたいというふうに思います。
  それから、観光についてのPRがいささか不十分ではないかと、こういうふうなお話だろうというふうに思っております。
  いろいろな形でことしからはPRに特に力を入れてまいりたい。特に、南陽市については、赤湯温泉を初めとするさまざまな観光資源豊富でありますので、議員御承知のとおり、それらを生かせるような対応をぜひしていきたいし、JR等の協力を得ながら、今、現に置賜花回廊、こういったさまざまなイベントにも乗っかりながら、上手にPRをしてまいりたいというふうに思っておりますし、八王子のいちょう祭り等についても、今後とも積極的に参画をしながら、PR発信をしてまいりたいというふうに思っております。
  さらに、除雪の問題でございますが、歩道の除雪をしっかりやってほしいと、これは毎年出るわけであります。できる限り皆さん方の意向に沿えるように努力をしているつもりではありますが、いかんせん自然でありますので、一度に降雪があった場合、非常に難しい状況になるということもありますので、年次計画で随時やっておれるということであればいいんですが、なかなかそれもいかないので、今後、できるだけ市民の利便性を欠くことのないように努力してまいりたいし、空き地の利用等についても、御提言のとおり、しっかり今のうちから手当てをして、努力してまいりたいというふうに思っておりますし、ただ、予算でありますが、できれば除雪費に余りかからない方が市としては助かるわけで、特別後世に除雪をしても財産が残るというようなことでもございませんので、非常に春になれば自然になくなるわけなんで、その辺は難しいんですが、これも含めて、ただいまの御意見なども含めて、市民の利便性を欠くことのないように鋭意努力をしてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいというふうに思います。
  以上です。
○議長  再々質問に入ります。
  8番漆山鏗一議員。
○漆山鏗一議員  観光を積極的にする、これから売り込みたいというような力強い御答弁をいただいて、ほっとしておりますが、例えばフラワー長井線、あるわけでございますけれども、フラワーライナー、あるいは花電車などと銘打ちまして、バラ電車、菊電車、アヤメ電車、ダリヤ電車、桜電車、ユリ電車とか、そういう近隣の自治体と連携プレーで誘客の目玉といいますか、そういうふうにお考えになるつもりはございませんか。その点1点だけ。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  ただいまの件は大変ユニークで、結構な提案だろうというふうに思います。
  山形鉄道自体も、そうしたような考えで盛んに今、特別企画をやっておられますので、それらとタイアップをしながら、今おっしゃられたような内容も計画の中に組めるように、私の方からも提案させていただきたいと思っております。
  特に、フラワー長井線、花電車、あるいはお座敷関係、随分力を入れておられるようでありますね。それらの成果が、これまでの成果がどのようにあらわれているのかもしっかり検証しながら進めてまいりたいというふうに思っておりますので、一層の御指導、よろしくお願いします。
  以上です。
○議長  以上で8番漆山鏗一議員の質問は終了いたしました。
  御苦労さまでした。
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