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開議
○議長(小野健一郎議員)  傍聴席の皆様にもお願いいたします。御一同様、御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  なお、当局よりの説明員、青木 勲代表監査委員は、都合により欠席する旨通知がありました
ので報告いたします。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。
  これより本日の会議を開きます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は4名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分
得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう、特段の御配慮を願います。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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伊藤 俊美 議員 質問
○議長  最初に、15番伊藤俊美議員。
〔15番 伊藤俊美議員 登壇〕
○伊藤俊美議員  おはようございます。
  15番伊藤俊美であります。
  まずもってことしの夏は、74年間にわたって日本一の記録を誇っていた山形市の最高気温40.8
度の記録が、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市の40.9度の記録に破られ、第3位になったわけであり
まして、山形県民にとっては、残念というか、複雑な心境であります。
  それとともに、日常生活への悪影響も心配されているほど、ことしの夏は大変暑い日が続きま
して、体調を崩された方も多いと言われております。夏の疲れは、涼しくなってから出てくると言
われておりますので、十分に気をつけていただきたいと思っております。
  平成19年度もスタートしまして5カ月が過ぎました。今の世の中を見てみますと、まさにあき
れるような、これからの日本はどうなっていくのだろうかと思いたくなるようなことが、次から次
と起きております。
  皆さん御存じのように、毎日のテレビ・新聞で、耳にたこができるように毎日聞かされること
は、国を、国民を守っていくべき国会議員の不祥事の数々、また社会保険庁による年金不備の問題、
あげくの果てに社会保険庁の職員による、苦労して納めた年金の保険料を横領するという、まさに
考えられないことが起きております。
  各市町村の窓口でも、横領が起きておったとの報道も報告されておりまして、今後調査して処
罰をするとのことでありますけれども、全く情けないとしか言いようのないのが、まかり通ってい
るのが今の世の中であります。
  南陽市は大丈夫なんだろうかと心配しておられる市民の方も多いと思いますので、そんなこと
はないと信じておりますけれども、いち早く調査をすべきだと思っております。
  また、人間を人間と思わない、目を覆いたくなるような凶悪で卑劣な事件・犯罪が報道されて
おります。特に少年が親や祖父母を些細なことで簡単に殺してしまうというショッキングな事件も、
頻繁に起きているわけであります。
  悪いことをしているのを注意すると、逆恨みされ、殺されてしまうかもしれないような、見て
見ぬふりが当たり前の世の中になっております。
  大人としての自覚はどうなっているのか、子供の教育はどうなっているのかと、これからの社
会を考えると、不安でならないのが現状であります。
  先日、南陽市初となる南陽市制40周年記念として小学生議会が開かれました。将来の南陽市を
担っていくにふさわしい意見や考えを述べておりました。この子供たちに、今のような大人たちの
やっている現状をどのように説明していけばよいのか、決して人ごととは思わないで、真剣に対応
・対策を講じていかなければならないと思います。
  こういう子供の事件を初め、いろいろな事件・犯罪が起きる原因は、教育・指導の低下と景気
の低迷にあると言われております。特に景気が悪いと失業者がふえ続け、毎日ハローワークに仕事
を探しに行っても、適当な仕事が見つからない。仕事が見つかっても、正社員にはなれず、すぐや
めてしまうというケースが繰り返され、心の中にいらいらが積もり、やけくそになって、子供の教
育どころではなくなり、あげくの果てに犯罪につながってしまう傾向が強いと報告されております。
  今の本市の経済状況を見てみますと、依然として不況が続いておりまして、市内の事業主の方
々を初め市民の方々も、大変な苦労をされているようであります。給料が減収の上に、保険税等の
値上げで四苦八苦しているのが現状であります。それによって、滞納額もふえることは間違いない
わけであります。現在でも6億円以上の滞納額があり、市民の方々に迷惑のかからないように、不
公平感が起こることのないように、今度どのような市政運営をしていくのかが、行政に課せられた
課題だと思っております。
  各自治体でも、夕張市の二の舞にならないように、いろいろなアイデアを出して、対応・対策
を講じているわけであります。
  本市でも、地方交付税の減額を初め、経常収支比率も92.6%となっておりまして、大きな事業
などできない状態になっているわけであります。
  このような状況を少しでも打開するためには、いかに個人所得を上げて、税収増につなげるこ
とができるかにかかっているわけであります。
  そこで、既に通告してあります、市民の方々が「安全で安心なうるおいのあるまち南陽」構築
に向けて、大いに関心のある4項目について質問をいたします。
  まず、企業誘致あっせん事業についてでありますが、私は以前から市の活性化のためには、企
業誘致あっせん事業が不可欠だと訴えてまいりました。
  今年度より企業誘致主幹・副主幹を配置して臨んだ企業誘致事業が、先日、西工業団地に待望
の大岸製作所さんの立地が決まり、早速効果があらわれた結果だと喜んでおります。市内への大型
企業の進出は、実に16年ぶりでありまして、大いに市民の関心が高まっております。今後あらゆる
面で市の活性化となるように、期待をしてまいりたいと思っております。
  そこで、事業の内容、また地元の雇用に対する対応についてお尋ねいたします。
  次に、市内の工業団地は、すべて完売したわけでありますが、今後の団地造成について、どの
ように考えておられるのかお尋ねいたします。
  次に、企業誘致事業の工業用地等についての情報を掲載している「まちむら交流きこう」とい
うのがあります。その中で南陽市の枠がなくなるわけでありますけれども、今後どのような内容を
掲載して情報を知らせていくのかお尋ねいたします。
  次に、AEDの導入状況についてでありますが、今、全国でAEDの活用の重要性が注目され
ております。安全で安心なまちづくりを目指すためには、何としても普及に力を入れていくべきで
あると思います。
  そこで、現在までの設置件数と設置場所について、AEDの使用に対する救命講習会の実施状
況についてお尋ねいたします。
  次に、南陽の家づくり資金融資あっせん利子補給事業についてでありますが、この事業は低迷
しているまちの活性化を取り戻すために、大事な事業だと思っております。
  そこで、現在までの申し込み件数について、現在までの利用状況、また融資金額についてお尋
ねいたします。
  次に、市のホームページや市報への広告の掲載についてでありますが、今どこの市町村でも、
重要な課題の一つとして取り組んでいるわけでありまして、本市としても市の財政を少しでも安定
させるためにも、考えていくべきだと思うが、その考えについてお尋ねいたします。
  以上、誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の質問を終わります。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  15番伊藤俊美議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、企業誘致あっせん事業についての1点目、大岸製作所の事業内容について申し上げま
す。
  建設用機械の部品製造を手がけておられ、今回新設される工場では、パワーショベルのアーム
部分を製造する旨の報告を受けております。
  2点目の地元雇用に対する対応についてでございますが、来春に50名程度の従業員をもって操
業予定であり、その大部分は本市を主体とした置賜地域からの雇用であるとお聞きしております。
  なお、将来的には従業員100名体制を予定されているとのことでございます。
  3点目の工業団地の今後の造成予定についてでございますが、経済の回復基調ともあわせ、積
極的に展開してまいる所存でありますが、農村地域工業等導入促進法に基づく、工業団地の新規の
実施計画における優遇税制の交付税措置が既に打ち切られていることなどから、今後、十分検討を
要するものと考えております。
  4点目の財団法人都市農山漁村交流活性化機構の今後の取り扱いについてでございますが、以
前、工業団地コンサル業務を受注した財団法人は既に解散し、議員御指摘の「まちむら交流きこう」
並びに財団法人日本立地センターが事務継承をいたしているものでございます。
  さきに申し上げましたように、新規の農工法工業団地における優遇税制の交付税措置が既に打
ち切られている状況を踏まえ、どのような手法による工業団地の造成が得策であるかを検討してい
るところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
  次に、AEDの導入状況についての1点目、現在までの設置件数と設置場所についてお答え申
し上げます。
  現在、公共施設に15台が設置されております。市役所に3台、消防署に救助工作車・消防ポン
プ車への積載など6台、市民体育館、県立南陽高等学校、南陽検診センター、JR赤湯駅にそれぞ
れ1台設置されております。
  また、民間では、赤湯温泉旅館の1カ所、特別養護老人ホーム1カ所に設置されております。
  2点目のAEDの使用に対する救命講習会の実施状況についてでございますが、本年8月末現
在で普通救命講習会が26回行われ、629名の方が修了証の交付を受けております。
  また、一般の救命講習会は、49回、1,155名の方が受講しており、合計で1,784名の方がAED
を使用する際の知識を習得しているところであります。
  なお、一人でも多くの方を救命できるよう、市民の約20%以上の方に救命講習会を受講してい
ただくために、市報等に記事を掲載するなど、普及推進を図っているところでございます。
  次に、南陽の家づくり資金融資あっせん利子補給事業についての1点目、現在までの申し込み
件数についてお答え申し上げます。
  本年8月末現在で8件の申し込みがあり、うち4件が工事を完了しております。
  2点目の現在までの利用状況、また融資金額についてでございますが、8件で1,400万円、融
資実行額は2件で420万円となってございます。
  次に、市のホームページや市報に広告の掲載についてお答え申し上げます。
  議員御指摘のとおり、市の新たな財源確保対策といたしまして、行財政改革大綱、実施計画の
取り組みの一環として、現在、関係課で検討を行っている状況でございます。
  今後、準備が整ったものから実施してまいる予定でございますので、御理解を賜りたいと思い
ます。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  15番伊藤俊美議員。
○伊藤俊美議員  何点か再質問していきたいと思います。
  まず、企業誘致事業についてであります。
  本当に16年ぶりに大型企業の進出ということで、これについては大変な御苦労をなさったおか
げで、このように待望の企業誘致ができたということは、これはすばらしいことだと思って、敬意
を表したいと思います。
  この企業誘致事業につきましては、どこの市町村でも、今は競争しているような状態で、奪い
合いをしておるような状態であります。そういう意味で、企業誘致の事業については大変重要な事
業であると、どこの市町村でも受けとめて、今やっているわけであります。
  それで、この事業の内容は、パワーショベルの、大分難しいような事業の形態だということを
お聞きしておるんですけれども、やはり南陽市の今の雇用対策にしても、やはり50名から100名ぐ
らいの雇用をやっていきたいというような社長の方針だそうでありますけれども、やはり今、南陽
市では300名ぐらいの失業者がいるわけでありますので、やはりこういう特殊な技術でないとだめ
だというようなことにならないように、やはりいろいろな講習会等もしながら、雇用対策に臨んで
いただきたいと思っておりますので、その点をよろしくお願いしたいと思います。
  それで、来年の5月操業とお聞きしておるんですけれども、ことしからいろいろな面で始まる
と思うんですけれども、操業までの日程なんかも、ちょっとわかったら教えていただきたい。従業
員の雇用の対策も、いつごろからこういうふうな募集が始まるとか、そういうものをお聞きしてい
ると思いますので、その点もちょっとお聞きしたいと思います。
  それから、市長、団地造成でありますけれども、今このように大型企業が決まったということ
でありまして、企業誘致委員会としても本当に喜んでおりまして、気合いが入っているようであり
ますので、今後はこういうところが決まると、またとことこんと決まる可能性も十分出てくるわけ
でありますので、造成がないということでは、やはりどうしようもないわけでありますので、ぜひ
早急に団地造成について決めていただきたい。その点を強く要望してまいりたいと思っております。
  それから、「まちむら交流きこう」、この点については、東京周辺の事業主の方々が、どこに
企業誘致の団地があるんだろうということで集まってくるわけですよね。毎日のように集まってく
るそうであります。その中にいろいろな条件がかかっております。ですから、企業団地がなくなっ
たために、南陽市の枠がなくなるわけでありますので、別な面で南陽市というのはこういうところ
なんですよ、こういう気候でこういう条件がそろっておりますというようなことを宣伝するような、
アピールするような方向で載せていただきたい。そうすれば南陽市の方に問い合わせがあれば、す
ぐ企業誘致もしますよというようなことになりますので、ぜひそこで載せていただきたいと、その
ように思っておりますので、その点も企業誘致委員会あたりともいろいろ相談しながら、やってい
ただきたいなと思っております。
  それから、主幹にもお聞きしたいんですけれども、今、市内の空き工場が結構あると思います
けれども、今どのぐらいそういう空き工場があるのか。やはり企業誘致についても、大型企業ばか
りでなく、中型・小型ということもありますので、そのためにも、雇用対策の意味を込めても、や
はりそういうところを調べておいて、空き工場はここにどのくらいあるよ、ここは幾らで貸します
よというようなことまで、やはり検討していかなければならない大事な事業だと思いますので、今
どのぐらいあるのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
  次に、AEDの導入状況についてでありますけれども、講習会等にかなり力を入れておられる
ということでありまして、私も安心してお聞きしたわけでありますけれども、ただいかんせん15台
しかないというようなことで、消防署に6台もある。あと市役所に3台ある。旅館に1台、ほとん
ど人の集まるところに、いまだに設置されていないというようなことであります。
  そういう意味で、AEDというのが、今、全国でも重要な、命を助ける一つの器械みたいなこ
とを言われまして、どこでも普及に力を入れてわけであります。
  そういう意味で、いまだに小学校に1台も入っていないということでありますので、ぜひ小学
校にも入れていただきたい。
  それでとにかく、先日、おとといですか、ニュースでAEDの特集をやっておりました。そこ
で中学生が水泳の授業中におぼれて心肺停止になったということで、先生がAEDがあったために
蘇生をして、AEDのおかげで助かったとか、お年寄りがデパートで倒れたのが、AEDのために
助かったとか、そういう報告がかなりあるというようなことで報告されております。
  そういう意味で、どこで起きるかわからないのが今の状況でありますので、ぜひ市長、人の集
まるところ、公共施設はもちろん、幼稚園、保育園からスーパーから、そういう意味で設置をして
いただきたいと思っておりますが、そこを市長、もう一度ちょっとお聞かせいただきたい。
  あと、小児用、小学生8歳未満、25キロ未満の子供には、大人用というのは使うことができな
いんですね。それで子供用というのがあるんです。子供用もやはりぜひ設置してもらいたい。その
点を市長、どのように考えておられるのか答弁をいただきたい、そのように思っております。
  それで、やはり1台幾らするかちょっとわからないんですけれども、大変財政的に苦しいとい
うことになるかと思いますけれども、リース式もあるんですよね。岩手県の一関市では、もうリー
ス式を取り入れまして、あらゆるところに設置して、今、命の大切さのためにやるんだということ
で、市挙げて盛り上がっているということでございますので、何も1台何十万投資して買う必要も
ありません。そういう意味でリース式も考えていくべきではないのかなと思っておりますので、市
長、その点は考えているのか、ちょっと一言お願いしたいと思います。
  それから、南陽の家づくり資金融資あっせん利子補給事業でありますけれども、驚くことに余
り申し込みがないんだね。この状況では市の活性化にならないのではないかなと、ちょっと思って
いるんですけれども、やはり利子補給が2%ということになっておるわけでありますので、今、銀
行の方でも、利子がちょっと高目になっています。ですから、自分の借り入れの利息が結構高いと
いうようなことで、恐らく自重しているのではないのかなと、そのように思っております。
  また、銀行の貸し出しの基準が厳しくなっております。そういう意味で、市長、ここで前回み
たいに、やはり民間で1億円ぐらいの金が市内で動くような状況になるようにしないと、この意味
がないわけでありますので、その点もう一度、ちょっと考えていただきたいなと思っております。
やはりどこの建設会社であろうが、事業主も大変困っておりますので、ここでやはり一肌脱いで利
子補給をするとか、そのような方法も考えていかなければならないのではないのかなと私は思って
おりますので、その点をちょっともう一度、市長の方から、どのぐらい考えているのか、また銀行
に市長みずから出向いて、融資を少しでも緩やかにしていただきたいというようなお願いも、して
いただくような方法をとっていただきたいと思いますけれども、その点もちょっと一言お願いいた
したいと思います。
  それから最後に、市のホームページや市報に広告の掲載をしていただきたいと訴えたわけであ
りますけれども、これから検討してまいりたいということでございますけれども、この点について
も、市の自主財源のためには、やはりぜひともしていただきたい事業だなと思っております。何も
市で独自の枠を決めて、してもらえばいいわけでありまして、このように新聞にも堂々と出ており
ますね。愛知県から三重県から何から全部出ておりまして、これは大変な財源になっていると。一
つの市では年間300万円ぐらい入っているというようなことで、市民の方からも大変喜ばれておる
ということでございますので、ぜひ、やはり今このように厳しい財政事情でありますので、何とか
そこを考えて、企業のためにも、そして市民のためにもなるように、これは重要な問題として取り
上げていっていただきたいと思いますけれども、この点について、もう一度、決意をお聞かせいた
だきたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  何点かについて質問がございましたので、私の方から答弁をさせていただきます。
  まず最初に、大岸製作所の企業誘致について、今後の計画がどうなっておるのか、さらには特
殊な技術を要しない職種もあるのではないかと、こういうようなことでありますので、その辺につ
いては十分、議員の意を体して、企業側の方にも伝えておきます。
  なお、社員の募集等につきましては、ハローワークを通して既に行っているというようなこと
でもありますし、学校側も高校あたりで行っていると。特に長井工業高校出身の従業員が多いとい
うこともあって、物づくりの関係もありまして、工業高校の方々を特にターゲットにしておられる
ようであります。
  なお、操業等については、先ほど議員おっしゃられましたように、来年の5月が目標でござい
ますので、今、建築関係の設計等々の検討中で、話によりますと11月から着工して、さっき申し上
げましたように5月には完成して、操業ができるような段取りに今しているというようなことであ
ります。
  なお、今回は1期事業ということで、2期、3期と計画をしておられるというようなことでご
ざいますので、大変先行きも明るい企業だと。特に中国を中心とするアジア圏の建築関係が非常に
よろしい状況でありますので、こうした機材といいますか、こういったものについては大変見通し
は明るいと、こういうようなことでございますので、そのような話を受けて、我々も大いに議員の
期待にこたえることができるように頑張っていきたい。
  特に今回の企業誘致の大きな要因は、やはり先ほど議員申されましたように、企業誘致主幹を
配置したことによって、非常にスピーディーな行動ができたということと、もう一つはやはり光ブ
ロードバンドを全地区に配置することによって、今回の工業団地等にも配置することができたとい
うところの2点が大きな要因だったのかなと、こんなふうに受けとめているところであります。
  なお、空き工場については、所管の方から答弁させたいというふうに思います。
  それから、AEDの設置についてでございますが、小・中学校、あるいは体育館など、運動を
する公共施設等においては、当然大事な設備でありますので、今後できるだけ早く、財政等とも相
談をしながら進めてまいりたい。
  さらに、子供用のものもというようなことでありますので、これも含めて検討させていただき
たい。
  ただ、リースもあるよと、こういうことでありますが、企業ではございませんので、別にリー
スを受けることによって、税制上の優遇措置があるということでもございませんので、どちらの方
が市として得策なのかを十分検討して、そんなことでしっかりやっていきたいなというふうに思っ
ていますので、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。
  それから、家づくり資金融資あっせんについてでありますが、先ほど議員申されましたように、
確かに銀行の方の決済というのかな、なかなか受けにくい状況にあることは事実でありまして、そ
ういったこともブレーキがかかっている要因の一つであります。
  ただ、利子補給は全額というところまで検討できるかのかどうか、今既にやっている制度であ
りますので、整合性の問題もございますので、できるだけ利用しやすいように、銀行等にも協力を
要請していきたいというふうに思っております。
  なお、広告につきましては、当然検討しておりますし、既に各課で用意している市の封筒等に
ついても、もう既に対応する準備はやっておりますので、準備ができたものから随時進めてまいり
たいというふうに思っております。
  ただ、これについては、やはり企業が対象になりますので、その辺が公共として、どの程度ま
でやることができるのか、その辺の平等・公平、そういったものが欠くことのないように、十分注
意しながら進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
  以上です。
○議長  板垣企業誘致主幹。
○企業誘致主幹  それでは、議員御質問の市内の空き工場・空き店舗数の把握について申し上げ
ます。
  現在、うちの方で把握しております空き工場・空き店舗等の数値につきましては、10件を把握
してございます。
  それで、議員御指摘のように照会があれば、これに対して、うちの方で、こういうところがご
ざいますというようなことで回答を申し上げておる状況でございまして、実際に市内の企業でござ
いましたが、臨時的な受注があり、工場を増設するまでもないので、空き店舗・空き工場のような
ものがあるかという照会もいただいて、それに対して回答もいたした経過もございます。
  以上でございます。
○議長  再々質問に入ります。
  15番伊藤俊美議員。
○伊藤俊美議員  ただいまはいろいろ決意の御答弁をいただきましたが、やはり今の南陽市の財
政状況、そういうところから見ても、やはりどうしていったら今の状況を打開することができるの
だろうかと。一個人の個人所得をいかに上げるかというような重大な使命を担っておるわけであり
ますので、市長、これはやはり行政側に課せられた課題だと思って、真剣になって取り組んでいた
だきたい。やはり命を守るためにはどうしたらいいかというようなことも、やはり守っていくため
にも、AEDも活用しながら、南陽市というものを守っていかなければならないと思っております
ので、よろしくお願いしたいと思います。
  そして、やはり市長も就任1年が過ぎました。2年目に入ったわけでありますけれども、やは
りこれから、市長の真価が問われるのは2年目からでありますので、どうか住んでよかった南陽市、
住みたくなる南陽市と言われるようなまちづくりに、ぜひ取り組んでいただきたいと、そのように
期待をしてまいりたいと思います。
  それでは最後に、市長の2年目にかける抱負と決意をお聞かせいただきまして、私の質問を終
わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  何ら当初と変わっておりません。みずからやはりできることは自分でやるつもりでおり
ますが、いずれにしても行政、市政、政治、いずれも市民のためにあるわけでありますので、市民
のためになることであれば、どのような困難があっても、誠心誠意努力してまいりたい。
  特に今お話があったように、経済については、やはり景気浮揚対策については、優先して取り
組んでいく、さまざまな課題がありますが、いずれの財政の問題が大きな課題になっておるわけな
ので、これさえ解決できれば、私のいつもの持論ですが、半分ぐらいの課題は解決できると、こう
思っておりますので、そのことにこれまで以上に力を入れて、頑張ってまいりたいというふうに思
っておりますので、ぜひ御支援をよろしくお願いいたします。
  終わります。
○議長  以上で、15番伊藤俊美議員の一般質問は終了いたしました。
  御苦労さまでした。
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