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開      会
○議長(小野健一郎議員)  傍聴席の皆様にもお願いいたします。
  御一同様、御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  去る8月28日告示になりました平成19年南陽市議会9月定例会を開会いたします。

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開      議
○議長  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第1号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本定例会の運営等について、議会運営委員会委員長より報告を願います。
  委員長 遠藤栄吉議員。
〔議会運営委員長 遠藤栄吉議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  私から、議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本日招集されました平成19年9月定例会の運営について、去る8月31日午前10時より議会運営
委員会を開催し協議をいたしましたので、その結果について御報告申し上げます。
  本定例会に提案されます議案は、条例案その他6件、補正予算案7件、決算案10件の計23件で
あります。
  当局より総務課長、企画財政課長及び政策主幹の出席を求め、提出議案の説明を受け、議案数
及び一般質問の通告並びに受理されました請願の審査を考慮し、協議をいたしました結果、本定例
会の会期を本日から21日までの18日間と決した次第であります。この18日間の会期において、お手
元に配付してあります日程表に従い、本会議、各常任委員会及び各特別委員会を開催し、御審査く
ださるようお願い申し上げます。
  次に、議案の審査について申し上げます。
  まず、条例案その他6件につきましては、一括議題とし、提案理由説明、総括質疑の後に所管
の常任委員会に付託といたしました。
  次に、補正予算案7件につきましては一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、予算特別委員
会設置、同委員会に付託の上、それぞれ審査していただくことにいたしました。
  最後に、決算案10件につきましては一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、決算特別委員会
設置、同委員会に付託の上、それぞれ審査していただくことにいたしました。
  次に、一般質問でありますが、通告議員は4名でありますので、御報告いたします。
  請願について申し上げます。
  受理いたしました請願は4件であります。別紙請願付託表により所管の常任委員会で審査する
ことにいたしましたので、御了承願います。
  以上、本定例会の運営について、議会運営委員会において協議決定いたしましたので、各議員
の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。
  終わります。

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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長が指名いたします。
  会議録署名議員は、9番髙田 豊議員、19番五十嵐 諒議員の両議員を指名いたしますので、
よろしくお願い申し上げます。

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日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。本定例会の会期については、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、
本日より21日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日より21日までの18日間と決しまし
た。

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日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
  本定例会に説明のため出席を求めた者の職・氏名、議員派遣の報告、議会庶務報告、定例監査
報告について別冊諸般の報告のとおりでございますので、御了承願います。

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日程第4 議第67号から
日程第9 議第72号まで計6件
○議長  次に、日程第4 議第67号 政治倫理の確立のための南陽市長の資産等の公開に関する条
例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第9 議第72号 置賜広域行政事務組合規約の
一部変更についてまでの議案6件を、議事の都合により一括して議題といたします。
  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第67号 政治倫理の確立のための南陽市長の資産等の公開に関
する条例の一部を改正する条例の制定についてから、議第72号 置賜広域行政事務組合規約の一部
変更についてまでの条例案件等6件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。
  初めに、議第67号 政治倫理の確立のための南陽市長の資産等の公開に関する条例の一部を改
正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、証券取引法等の改正に伴い文言等の所要の整備を行うため、条例の一部を改正するも
のでございます。
  次に、議第68号 南陽市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定に
ついて申し上げます。
  本案は、出産時における母体保護の観点から本市職員の出産時における産前休暇取得期間を変
更するための条例の一部を改正するものでございます。
  次に、議第69号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定について申し上げま
す。
  本案は、内湯旅館営業者2名からの名義変更の届け出に基づき、温泉受給者の変更を行うため、
条例の一部を改正するものでございます。
  次に、議第70号 南陽市道路線の廃止について申し上げます。
  本案は、農林道及び生活道路等について市道認定の見直しをした結果、稲荷森古墳線西側の農
道を現市道に接続して再認定するため、一たん廃止するものでございます。
  次に、議第71号 南陽市道路線の認定について申し上げます。
  本案は、農林道及び生活道路等について市道認定の見直しをした結果、金山宮内線ほか4路線
は、農道から新規路線として認定し、稲荷森古墳線は、西側の農道を終点側に接続し、終点を変更
して再認定いたすものでございます。
  また、三間通4号線ほか2路線は、生活道路から新規路線として認定し、上達線は主要地方道
米沢南陽白鷹線の路線再編のため、旧道を新規路線として認定いたすものでございます。
  なお、認定路線名等は、議案書記載のとおりでございます。
  次に、議第72号 置賜広域行政事務組合規約の一部変更について申し上げます。
  本案は、広域交流拠点施設の整備に伴い、置賜広域ふるさと市町村基金の取り崩しを可能にす
るため、地方自治法第290条の規定により提案いたすものでございます。
  以上、条例案等6件につきまして一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決
いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。
  ただいま議題となっております6議案について、総括して質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  ただいま議題となっております議案6件は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付
託表のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託いたします。






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日程第10 議第60号から
日程第16 議第66号まで計7件
○議長  日程第10 議第60号 平成19年度南陽市一般会計補正予算(第2号)から、日程第16 議
第66号 平成19年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)までの補正予算議案7件を、議事の都
合により一括して議題といたします。
  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第60号 平成19年度南陽市一般会計補正予算(第2号)から議
第66号 平成19年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)まで、補正予算案7件につきまして、
一括して提案理由を申し上げます。
  初めに、議第60号 平成19年度南陽市一般会計補正予算(第2号)について申し上げます。
  補正の主な内容は、地域介護、福祉空間整備交付金事業、上水道事業会計繰出金、小・中学校
施設整備工事などであります。財源につきましては、地方交付税、国・県支出金、繰越金、市債な
どで措置いたすものであります。
  なお、地方債の補正は、道路橋梁整備事業を初め3件の変更を行うものでございます。
  次に、議第61号 平成19年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について申し上
げます。
  補正の主な内容は、事業勘定において置広事務組合負担金、療養給付費交付金返還金などを補
正するものでございます。
  財源につきましては、繰入金及び繰越金にて措置いたすものでございます。
  次に、議第62号 平成19年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
  補正の主な内容は、赤湯財産区において、温泉配湯管布設がえ工事等に係る補正、また宮内、
金山、沖郷の各財産区においては、財政調整積立金などを補正するものでございます。
  財源につきましては、繰入金、繰越金にて措置いたすものでございます。
  次に、議第63号 平成19年度南陽市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げ
ます。
  補正の主な内容は、公営企業法の法適用企業に移行するための所要額を補正するものでござい
ます。
  財源につきましては、資本費平準化債を増額し、一般会計繰入金を減額するものでございます。
  次に、議第64号 平成19年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第1号)について申し上げま
す。
  補正の主な内容は、償還金の補正などでございます。
  財源につきましては、国庫負担金を増額し、一般会計繰入金を減額するものでございます。
  次に、議第65号 平成19年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げま
す。
  補正の主な内容は、保険給付基金積立金、国・県支出金還付金などの補正でございます。
  財源につきましては、支払基金交付金、繰越金などで措置し、一般会計繰入金を減額するもの
でございます。
  次に、議第66号 平成19年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。
  補正の主な内容は、現宮内配水池の解体工事、川樋大洞地区上水道拡張工事及び国道13号上山
バイパス工事に伴う配水管移設工事費等の補正でございます。
  収益的収支につきましては、収入の増減はなく、現配水池の解体工事等に係る支出を1,365万
円増額するものでございます。
  また、資本的支出につきましては、収入として一般会計からの出資金、国の補償金1,221万2,0
00円を見込み、支出につきましては、工事請負費に5,756万1,000円を増額いたすものでございます。
  これにより資本的収支の不足額の増加分は、当年度損益勘定留保資金及び消費税資本的収支調
整額の整理、建設改良積立金の取り崩しを増額し、補てんいたすものでございます。
  以上、補正予算案7件につきまして一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可
決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
  お諮りいたします。質疑は予算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略いたし
たいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  よって、この際、質疑を省略することに決しました。

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日程第17 予算特別委員会の設置について
○議長  日程第17 予算特別委員会の設置を議題といたします。
  お諮りいたします。議第60号から議第66号までの補正予算議案7件を審査するため、議長を除
く全員をもって構成する予算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ございません
か。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  よって、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置することに決しました。
  議第60号から議第66号まで、補正予算議案7件は、ただいま設置いたしました予算特別委員会
に付託いたします。
  なお、予算特別委員会は日程に従い委員会を開催し、審査願います。






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日程第18 認第1号から
日程第27 認第10号まで計10件
○議長  日程第18 認第1号 平成18年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程
第27 認第10号 平成18年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまで、決算認定議案10件を議
事の都合により一括して議題といたします。
  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました認第1号 平成18年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定につい
てから、認第10号 平成18年度南陽市水道事業会計決算の認定についてまでの10会計につきまして、
監査委員の審査をいただいて、提案を申し上げるものでございます。
  厳しい財政状況のもと、安定的な財政の運営に努めてまいっ たところでありますが、おか
げさまで一般会計の純剰余金は4億378万2,000円、8特別会計の剰余金合計は1億4,514万8,000円
及び水道事業会計の純利益1億5,722万9,000円で、それぞれ黒字決算となりました。議会を初め関
係各位に対し、改めて深く感謝を申し上げる次第でございます。
  しかしながら、財政指標につきましては、起債制限比率が13.3%、経常収支比率が92.6%とと
もに上昇し、前年度から導入された実質公債費比率は22.7%となり、本市は、依然として地方債の
許可団体にとどまる見込みであるなど、厳しい状況が続いております。
  これは、国の見直しによる地方交付税の減少による影響が大きく、今後もこのような動きが加
速することが予測されるため、さらに行財政改革を推進しながら、安定的な財政の維持に努めてま
いりたいと存じます。
  以上、決算の概要を申し上げましたが、平成18年度における主要な施策につきましては、決算
附属資料を配付させていただいておりますので、御高覧をいただきたいと存じます。
  御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。

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○議長  ここで、監査委員から決算の審査結果について報告を願います。
  青木 勲代表監査委員。
〔青木 勲代表監査委員〕
○代表監査委員  それでは、私から平成18年度決算審査の意見について申し上げます。
  まず初めに、一般会計並びに特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
  市長から審査に付されました一般会計及び国民健康保険を初めとする8特別会計の歳入歳出決
算並びに財産に関する調書や基金の運用状況について法令等に準拠して処理されているか、計数が
正確であるかについて関係書類などを照合するとともに、関係職員からの説明を受け、予算の執行
が適正であるかに主眼を置いて実施いたしました。
  その結果、各会計の決算及び基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、また、予算の執
行及び財産運営についても、全般的に適正であると認められました。
  なお、決算審査の詳細につきましては、意見書に記載のとおりでありますが、その概要につい
て申し上げます。
  平成18年度は、財政危機乗り切り戦略プランの4年目であり、経常経費を節減した反面、都市
基盤整備事業としての道路改良や赤湯学童保育施設整備工事費及び基本実施管理業務委託費、赤湯
ふたば保育園建設補助金、中学校完全給食導入に向けた車両、備品の購入等一定の成果を得られた
ものと評価でき、その取り組みにつきましては敬意を表する次第であります。
  決算の結果でありますが、一般、特別両会計の歳入決算額は235億4,398万3,000円、歳出229億
9,505万1,000円と、前年度より歳入で0.5、歳出で0.9%減少しており、実質収支額は5億4,797万
円の黒字決算となっております。
  また、前年度の実質収支額4億6,131万8,000円を差し引いた単年度収支額は、8,625万2,000円
の黒字となっております。
  実質収支額が黒字決算ということは、財政危機乗り切り戦略プラン、そして行政改革大綱によ
り財政の健全化対策に積極的に取り組まれた結果と評価しているところであります。
  なお、普通会計における財政状況は、財政力指数が0.44で、前年度に比べ0.016ポイントの増、
経常収支比率は92.6%で、2.7%の増であります。引き続き経常経費の節減に努め、安定指数の80
%に近づけられるよう努力されたいと思います。
  公債費比率については21.4%で、1.4ポイントの増となっており、依然としてその基盤は脆弱
であります。
  また、市債残高は一般会計で175億5,856万5,000円、特別会計で121億8,506万1,000円、合計で
297億4,362万6,000円と、前年度より5.7%減少しております。今後も繰上償還に努めるなど、市債
の適正管理を図り、財政健全化に努力されるよう望むものであります。
  一般会計の決算状況は、歳入121億4,001万6,000円、歳出117億3,623万3,000円と、いずれも前
年度を下回っております。
  その主な要因として、歳入では市税、地方交付税、地方債であり、歳出では衛生費、土木費、
農林水産業費、商工費等の減額によるものであります。
  歳入の財源別構成でありますが、自主財源の構成比は39.6%で、前年度より3.8%を上回って
おります。大きな割合を占める市税の対前年比につきましては、0.9%減少しております。
  決算合計額では4億561万8,000円増加しております。
  一方、依存財源の構成比は60.4%で市債、地方交付税、県支出金は減少し、地方譲与税、国庫
支出金が増加したものの決算額合計では、5億6,635万8,000円減少しております。
  次に、歳出の性質別経費でありますが、義務的経費の構成比は55.7%で、前年度より全体で1.
8ポイント増加しております。決算合計額では1億1,662万8,000円増加しております。
  一方、任意的経費の構成比は44.3%で、積立金、繰出金が増加したものの投資的経費、維持補
修費、補助費が減少したため、決算合計額で前年度より2億7,045万2,000円減少しております。
  特別会計の決算状況は、歳入114億396万7,000円、歳出112億5,881万8,000円で、前年度より歳
入で0.4%増加し、歳出で0.4%減少しております。
  この結果、剰余金として1億4,514万9,000円が生じ、単年度収支は介護保険特別会計に136万2,
000円の翌年繰越財源が生じ、1億4,378万7,000円となりました。
  今後の本市財政運営に当たりましては、多様化、高度化する市民ニーズを的確に把握し、引き
続き良質な保険サービスの提供や少子・高齢化社会への対応を含む総合福祉施策の強化、あわせて
市民生活に密着した施設の改築、道路整備など、都市基盤整備の充実を図っていただきたいと思い
ます。
  また、長引く不況下の折、地方では景気回復の先行き見通しも難しい中、財源確保が困難な状
況下ではありますが、市民と市政の相互理解を前提として、総体的には第4次南陽市総合計画を基
本に、そして財政危機乗り切り戦略プランを根底に据え、諸施策の適正な運営を図られるよう望む
ものであります。
  なお、次のことについて留意事項とさせていただきます。
  市税及び税外収入の収入未済額について申し上げます。
  市税等の収入未済額の合計額は、前年度比11.5%増加の5億2,424万4,000円、税外収入の収入
未済金の合計額は前年比9.5%増の7,543万9,000円で、合計で前年度対比11.2%増の5億9,986万3,
000円となり、年々増加傾向にあります。景気低迷下の現状とはいえ、収納対策本部を中心にして
滞納整理に鋭意努力され、納税者の公平を失しないよう要望申し上げます。
  次に、平成18年度水道事業会計決算審査の意見を申し上げます。
  決算の審査は、市長から審査に付された水道事業会計の決算報告及び財務諸表が当該事業の経
営成績並びに財政状態を適正に表示しているか否かについて、会計伝票や関係証拠書類との照合を
行い、諸資料について必要に応じ関係職員に説明を求めました。
  また、貯蔵品については、本年3月31日行った実地棚卸しに立ち会い、現物の確認を行うとと
もに、例月出納検査を参考として審査を行いました。
  その結果、決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業会計法令等に準拠して作成されており、
経営成績及び財務状態を適正に表示し、計数についても正確で正当なものと認めました。
  次に、経営状況でありますが、収益的収支は事業収益で8億5,247万3,576円に対し、事業費用
は6億9,524万4,106円で、1億5,722万9,470円の純利益が生じており、これに前年度繰越利益剰余
金2,148万7,111円を加えた当年度未処分利益剰余金は、1億7,871万6,581円となっております。
  資本的収支については、収入額4億9,301万6,342円に対し、支出額8億6,606万8,499円で、差
し引き3億4,305万2,157円の不足額となりますが、その不足額は当年度損益勘定留保資金建設改良
積立金及び消費税資本的収支調整額により補てんされており、減債積立金は皆減となっております。
  なお、その他の内容については決算意見書に記載のとおりであります。
  当年度は、前年度に引き続き老朽石綿セメント管の布設がえや下水道・道路改良事業に伴う配
水管の布設がえ、本管未布設箇所の新設布設工事等を行った結果、有収率については81.5%と前年
度と同じ数値となっております。有収率は取水源が遠く給水原価も高くなるという不利な条件下に
ある当市にとりまして、有収率が前年度と同じ数値であることは、企業努力のあらわれと敬意を表
したいと思います。
  一方、水道料金の未収金については4,328万405円で、前年度に比べ10.6%増加し、不納欠損処
分額については31万2,765円で、前年度に比較し74.8%減少しております。未収要因として、依然
行方不明者等が多いことから、徹底した使用者管理対策や、督促・徴収をさらに強化するなど、引
き続きさらなる努力を望むものであります。
  国の三位一体改革や長期景気低迷による自治体の行財政運営が厳しさを増す中で、水道事業会
計における当年度の純利益が1億5,722万9,470円と黒字決算となったことは、努力の成果と思われ
ます。
  今後とも劣化設備の改修、有害物質の河川流出への対応、また平成19年度より予定されている
綱木川ダムからの受水による支出増加など、厳しい状況が予測されます。
  つきましては、将来の水需要を的確に見きわめながら、地方公営企業法の経営の基本原則であ
る企業の経済性を発揮し、健全財政を維持しつつ、水質汚染事故の経験を教訓とした危機管理対策
マニュアルを整備されたなど、安全で安心な水の安定供給を大原則とし、公共の福祉を増進するた
め、さらに創意を尽くされるよう要望申し上げます。
  以上、事業会計決算審査の意見といたします。
○議長  青木 勲代表監査委員の報告が終わりました。
  お諮りいたします。決算についての質疑は決算特別委員会において行うこととし、この際、質
疑を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  よって、この際、質疑を省略することに決しました。

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日程第28 決算特別委員会の設置について
○議長  日程第28 決算特別委員会の設置を議題といたします。
  お諮りいたします。認第1号から認第10号まで、決算認定議案10件を審査するため、議長及び
議会選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これ
に御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  よって、議長及び議会選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置するこ
とに決しました。
  認第1号から認第10号まで決算認定議案10件は、ただいま設置いたしました決算特別委員会に
付託いたします。
  なお、決算特別委員会は、日程に従い委員会を開催し、審査願います。






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日程第29 請願の付託
○議長  日程第29 請願の付託であります。
  本定例会において受理いたしました請願は4件であります。別紙請願付託表のとおりそれぞれ
の所管常任委員会に付託いたします。







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散      会
○議長  以上をもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  どうも御苦労さまでした。
午前10時38分  散  会