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開議
○議長(伊藤俊美議員)  御一同様、御起立願います。傍聴者の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は7名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分
得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう、特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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髙橋  弘 議員 質問
○議長  最初に、6番髙橋 弘議員。
〔6番 髙橋 弘議員 登壇〕
○髙橋 弘議員  おはようございます。
  12月定例議会一般質問、最初に行うことになました6番髙橋 弘でございます。まずもって、
質問の機会をいただきましたこと、まことにありがとうございます。感謝を申し上げます。
  先般通告いたしました何点かについて質問させていただきます。市長並びに当局の明快な答弁
をお願いいたします。
  11月としては、異例の大雪に見舞われ、我が南陽市の主要産業であります野菜・果樹農家の方
々には、ひやりとした数日間だったと思います。しかし、大きな被害もなく安堵されたことと思い
ます。
  また、11月28日には念願であった主要地方道山形南陽線金山工区が完成しました。国道13号線
の代替路線としての機能が一段と向上するものと、地元住民を初め私ども大いに期待するものであ
ります。これも当局を初め改良促進期成同盟会の皆様の今までの努力のたまものと敬意を表すると
ころであります。
  また、主要地方道山形南陽線沿いの携帯電話不通信地域も8月の太郎地区へのアンテナ設置に
より解消され、ようやく全地域での通信ができるようになり、重ねて市当局に感謝を申し上げる次
第です。
  しかし、今日の世の中、すさまじい速さで進んでおります。こちらが終われば、また別の問題
が出てくる。そのような繰り返しで日進月歩、世の中が進んでおります。特に、我々が望まなくて
も国の政策で振り回される、よくある話だと思います。
  その1つがNHK、そして民放のアナウンサーが出てコマーシャルをする地上デジタル放送で
あります。2011年7月よりアナログ放送から地上デジタル放送に切りかわるということであります
が、今までの地上波と違い、受信エリアが相当狭まるという説明を聞きます。吉野地区においては、
昭和39年以降、各地区に任意のテレビ組合が発足し、学校を初め全家庭に配信している実情であり
ます。受信エリアが狭くなる現実の中、各組合とも相当頭を悩ましているように聞いております。
  そこで、地上デジタル放送の取り組み、特に難視聴エリアの対策をどのように考えておられる
か、市長の所見を伺いたいと思います。
  近年、地球の温暖化、年々その影響が懸念される事態があらわれております。特に、四季のは
っきりしている日本でありますが、40年前の日本と今の日本、どこか違ってきているように思いま
す。
  例えば、春から見れば、黄砂現象の濃度の違い、夏になれば、今までなかったようなゲリラ豪
雨、竜巻の頻繁な発生、また気温の上昇、いずれをとっても、最近の話であります。これだけ地球
の環境が変わってきていると、はっきり言えると思います。
  今、世界規模でCO2の削減の割り当てが報告されておりますが、電力や車といったところは
まあまあの線まで行くかもしれませんが、全体的には、かなり厳しいところだと思います。やはり
国民一人一人がしっかり認識をして取り組まなければならない問題だと思います。
  そこで伺いたいと思います。CO2削減について、国・県から各市町村への働きかけはあるの
か、また市としてレジ袋の廃止、また有料化を推進しているが、そのほかにCO2削減の取り組み、
また対策を考えておられるか、市長の所見を伺いたいと思います。
  今、全国で平成の大合併が進められておりますが、新合併特例法の期限が2010年3月、間近に
迫っている山形県では、庄内地区は合併が進んでいるわけですが、最上、村山、置賜は、話は出ま
すが、なかなか進まない。そこには、各市町の思惑、また信頼関係が構築できないということがあ
って合併が進まないと思いますが、この置賜を見たとき、やはり文化の違い、経済圏の違いなどが
あって、かなり至難なことだと思います。
  財政難、人口減、少子・高齢化の進行の実情を見れば、1歩も2歩も前進しなければならない
と思います。我が南陽市においても、9月議会において合併検討特別委員会が発足、合併について
のいろいろな研究がなされていると思いますが、しっかりした対応をお願いしたいと思います。そ
のようなことから、何点か質問させていただきます。
  まずは、今進められている病院組合の枠組みでの合併についての率直な市長の考えをお聞きし
たいと思います。また、いきいきトークを通しての市民の合併に対する考えを市長はどのように分
析されるのか、市長の所見を伺いたいと思います。
  以上、何点か質問させていただきました。よろしく答弁のほうをお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  12月定例会一般質問、髙橋議員の御質問にお答えを申し上げます。
  初めに、地域振興についての地上デジタル放送の難視聴エリア対策の考えについてでございま
すが、デジタル放送には高画質、高音質、高機能などの放送サービスの高度化が期待されておりま
すが、問題は電波の届きにくい難視聴エリアの共聴施設組合がデジタル放送に完全移行される平成
23年7月までに施設改修を行わなければ、その利用者は、テレビを視聴できなくなることでありま
す。
  市内には、共聴施設組合が7団体ございますので、就任後、市の重要要望事業や置賜総合開発
協議会の重要事業に掲げ、機会あるごとに国・県に対し、地理的情報格差の解消を要望していると
ころであります。
  特に、本年6月の県への要望会では、共聴施設改修の全額財政支援や高齢者世帯への受信装置
更新への対策等を要望いたしたところでございます。ここ2年で国における共聴組合への補助事業
が改正され、平成21年度においても見直しの検討がなされ、支援措置の拡充が図られておりますこ
とから、地方の切なる声が届いているものと理解をいたしているところであります。
  地上デジタル化は、国策で行うことを基本に、国や放送通信事業者等の動向を注視しながら、
共聴施設組合が円滑にデジタル化に移行できるよう、今後も引き続き、国や県に対し積極的に働き
かけを行い、要望を継続してまいりますので、議員各位の御理解と御協力を賜りますようにお願い
をいたします。
  次に、環境問題のCO2削減の国・県からの各市町村への働きかけについてでございますが、
我が国では、京都議定書の採択を踏まえ、平成10年10月に地球温暖化対策の推進に関する法律が公
布され、国、地方公共団体、事業者及び国民それぞれの責務を明らかにし、自主的な地球温暖化対
策の取り組みが求められております。
  また、県においては、山形県地球温暖化防止アクションプログラムを策定し、県民への情報の
提供や環境教育などの実施のほか、市町村や経済団体、消費者団体等と連携し、県民運動として推
進されているところであります。
  市の取り組みにつきましては、10月1日から地球温暖化防止やごみの減量化への取り組みの一
環として、市民の皆さんの御理解をいただき、市内のスーパー6店舗でレジ袋の有料化を進めたと
ころであります。
  また、市報やポスター等を利用して、地球温暖化の原因となる温室効果ガス削減について、各
家庭で実践できる具体的な取り組み内容を紹介しながら、市民の皆さんにお願いをしております。
  市役所においては、平成19年7月に策定した南陽市役所温暖化対策実行計画に基づき温室効果
ガスの総排出量を平成23年度まで6%削減することを目標に庁舎の節電、節水及び公用車の省エネ
運転等の推進に取り組んでいるところでございます。
  次に、病院枠組みの合併についての考えについてでございますが、広域合併の取り組みについ
ては、平成22年3月の新合併特例法の期限内を目指し、これまで幾つかの枠組みの中での話し合い
をしてまいりましたが、いずれも合併実現の合意までには至らず、9月から話し合いを行ってきま
した長井、南陽、川西、飯豊の置賜広域病院枠組みにつきましても、今月2日の4回目となる首長
の意見交換会をもって合併合意には至らず、断念せざるを得ない結果となったところでございます。
  平成22年3月までの合併を目指すことを第一に、現時点における実現可能な枠組みであるとと
らえて、積極的に意見を述べてまいりましたが、このような結果となりましたことは、まことに残
念であります。
  この間、市内各地区で開催いたしましたいきいきトークで、私の合併についての考えをお伝え
いたしたところでございますが、相手のあることであり、具体的な合併の枠組みを示せない中であ
りましたが、総じて御異論はなかったものと認識いたしているところでございます。
  なお、さきの9月定例会において、議会におきましても合併検討特別委員会を設置いただき、
積極的に御検討いただいておりますことに敬意を表させていただく次第であります。
  今後の取り組みにつきましては、可能な限り新合併特例法の期限内を目指し、議会の御意見を
賜り、新たな枠組みの模索をいたしながら努力をしてまいりたいと存じているところであります。
  市民の皆様には、これまで同様さまざまな機会を通して情報提供をいたしながら、その推進に
努めてまいりますので、議員各位の御指導と御協力をお願い申し上げる次第でございます。
  私からの御答弁は、以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  6番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  どうも市長、ありがとうございました。
  最初のデジタル化の問題でございますけれども、再質問させていただきたいと思います。
  市長の説明では、7カ所の共聴組合があるという御答弁でございました。南陽地区においては、
地上デジタルの視聴が可能な地域は大部分だと思います。しかし、若干といいますか、まず見えな
いという地域が金山の一部、そして吉野地区全体がそういうエリアになっておるわけですけれども、
一番大切なことは、受信ポイントがはっきりしないというところだと思います。
  そこで、関係課長にお伺いしたいんですけれども、金山の一部、そしてまた、吉野地区の受信
可能なポイントがあるのかないのか、その辺の基礎データをお持ちなのかどうか、伺いたいと思い
ます。
○議長  樋口企画財政課長。
○企画財政課長  ただいまの地上デジタルの受信ポイントのお話でございますが、その前に、議
員さんの御質問の中で、最初に地上デジタル化によって、受信エリアが大幅に狭まるというお話が
あったわけでございますが、私どもさまざまなデジタル化に向けて調査を行ってまいりますと、こ
れは決してデジタル化でエリアが狭まるということではなくて、一部デジタル化によって、これま
で受信できなかった箇所について見える可能性も、場所によってはあると。
  あと逆に、これまで見えていた場所についても、見えなくなる可能性も少しはあるということ
でございますが、ほとんどはアナログで受信できなかった場所について、デジタル化によってもや
はり受信できないということで、今回、共聴システムに対するシステム改修等のさまざまな対策が
なされるということになっているわけでございまして、決してデジタル化によって、受信エリアが
非常に狭まるということではございませんので、誤解のないようにお願いしたいというふうに思い
ます。
  先ほどの受信エリアのポイントのことでございますが、既に7地域、ほとんどの調査は済んで
ございまして、そのうち既に小滝地区、あるいは金山の板宮を除いた部分の受信組合では、もう改
修が済んでございまして、現在、デジタル放送をお楽しみいただいているということになるわけで
ございますが、そのほか5地区についても、メッシュ調査でございまして、全部のエリアを調査と
いうことでなくて、選んでこのぐらい調査すれば、ほとんどカバーできるだろうということでの調
査というふうになるわけでございますが、個々にアンテナを立てると共聴システムについては、受
信できるというポイントはほとんどつかんでございます。
  そういったデータ等を受けまして、残っています5つの組合さんのほうでは、まだ未定の組合
も1カ所ございますが、22年度中に最終年度の前の年ということになるわけでありますが、改修を
したいという意向を現在お持ちでございます。
  以上でございます。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  私がこの点でお伺いしたその大きな理由というのは、平成21年度の南陽市重要
事項ということで、国への要望書があるわけですけれども、この中にも地上デジタルの難視聴エリ
アの解消ということが、一番最初に載っているわけです。
  それで、受信ポイントのそのデータ、それをはっきり市のほうで持っていれば、いろいろ国の
ほうに要望するにも、いい材料になるのではないかということでお伺いしたわけでございます。そ
の点は、しっかりとこのデータをつかんでおいてもらいたいというふうにお願いしたいと思います。
  あと先般ですけれども、高畠局が開設になりました。これは11月の下旬だったと思いますけれ
ども、NHKの放送の中で、高畠局が開設になったという放送がありました。高畠局が開設になっ
たことによって、95%の県内のエリアの拡大になったと、こういうような説明でございました。
  それで、南陽市としてこの高畠局のテレビの開局となったわけですけれども、そのデータなん
か持っておられるでしょうか、お伺いします。
○議長  樋口企画財政課長。
○企画財政課長  高畠局の開設については、私どものほうにも連絡いろいろいただいていますの
で、把握しているわけでございますが、当南陽地区としては、そこからの電波ということではなく
て、あくまで米沢のほうから、それから蔵王のほうからの電波で受信が可能というふうになってい
るものでございまして、直接利用ということにはならないというふうにとらえてございます。
○議長  髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  私もこの点について、高畠町役場のほうに一応問い合わせをして、確認をいた
しました。この高畠局が出た場所は、高畠の安久津八幡宮の近くにアンテナが立てられたというよ
うなことでございます。それで、そのエリアについては3キロから5キロ圏内、この辺をカバーす
る高畠局であるというような説明でございました。
  そこで、私が思うには、下荻の山にですけれども、今までのアナログ放送のテレビ塔があるわ
けです。そこのテレビ塔からの電波というのはNHK、あとNHKの教育、あとYBC、この3つ
が電波として流れているわけですけれども、あとの民間の電波は、そこからは流れていないという
ことであります。
  それで、このたび高畠局が開設になったということで、もう少し詳しくお聞きいたしました。
それで、高畠局が開設になるのにどのような支援策があったのか、伺いました。
  1番は、高畠町自体で助成とか、そういったものがあったのかどうか、まずお伺いしました。
その中で、高畠町自体では、その助成は一切やらなかったと。あくまでもNHK、あと民放各社共
同で、そのテレビ塔を建てたというような説明でございました。
  そういうことで、吉野地区をカバーするその下荻のテレビ塔、その辺をもう少し有効に活用で
きないものかというふうに思いますけれども、市のほうの考えとしては、いかがなものでしょうか。
○議長  樋口企画財政課長。
○企画財政課長  下荻のアンテナにつきましては、あくまでもNHKと、プラス民放1局という
ことで、どうしても今ほかに民放局たくさんあるわけでございますので、1局だけでは不十分であ
るということから、それにほかの民放各社に全部共架していただく、ほかの放送局も参加していた
だくような仕組みが何とか持てないかということでの検討もいろいろなされたんですが、そのよう
な考え方はないということで、さまざま制限があるということで、現在ある組合のシステムの改修
のほうに、我々としては力を入れてまいったという経緯がございます。
  1局だけですと、当然に可能なわけですが、それでは満足できないということから、組合のほ
うの改修のほうに力を注いでまいったという経緯でございますので、御理解をいただきたいと思い
ます。
○議長  髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  努力したいというような説明でございますけれども、いい例が高畠局の開設と
いう実例があるわけなんで、その辺をもう少し研究していただきまして、高畠でできるわけなんで、
南陽でもできないということはないというふうにこう思いますので、その辺、強く国のほうに働き
かけをお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。
  それから続きまして、CO2の削減のことでございますけれども、先ほど市長からの答弁で、
6%の削減というふうなことで説明があったわけですけれども、今、南陽市でとりあえずできる削
減策というのは、レジ袋の削減については、いろいろ各スーパーの協力を得て実現したわけですけ
れども、そのほかに何か具体的なものがあるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○議長  伊藤市民課長。
○市民課長  それでは、私のほうから御説明申し上げます。
  今現在、市のほうでは冷房については28度に設定しようということで、温度の調節などについ
て市報等でお願いをしているところでございます。
  また、蛇口はこまめに締めようということで節水についてのお願い、あとは車の使い方、アイ
ドリングをなくそうということでエコドライブの推進ということです。
  それから、過剰包装を断ろうということで買い物とごみの節減ということになりますが、過剰
包装については要らないよということでのお断りをしていただきたいということでございます。
  あとは電気につきましては、コンセントをこまめに抜こうということで、電気の使い方につい
ても、市報等でPRをしているところでございます。
  以上でございます。
○議長  髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  ただいま説明をいただいたわけですけれども、南陽市の中での具体的な温暖化
対策という、こういう冊子がこうあるわけですけれども、これはすばらしい市の中での温暖化対策
というのはなされているというふうに感心をして、これを拝見させてもらったわけですけれども、
やはり市内全域にいろいろ温暖化に対する取り組みというか、こういうものがあるんだよというも
のをチラシ等で説明をしているということでございますけれども、もう少し強力にその辺のCO2
の削減についてのPRというか、そういったものを徹底していったほうがいいんじゃないかという
ふうに思います。
  今から、相当前ですけれども、昭和48年に第一次オイルショックがあったわけですけれども、
そのときは国民総上げて、このオイルショックを乗り越えようという対策を行ったわけです。テレ
ビ局でいいますと、深夜のテレビはもうやめ、あといろいろなそのほかにも対策があったように思
っております。
  最近ですと、CO2の削減について、NHKの教育テレビで深夜の放送はやめるというような
テレビを通じての国民向けへの話があったわけですけれども、そのような具体的にどういうものを
徹底して使わないか、そしてまた使う量を減らすかということで、削減の効果というのは出てくる
というふうに思いますので、今までそういった対策をとっておられるわけですけれども、これから
も強力にそういった対策を推し進めていただきたいというふうに思います。
  あと最後になりますけれども、合併の問題であります。
  先ほど病院の枠組みの合併については、合意に至らなかったという市長の話でありますけれど
も、この病院枠組みの合併ができなくなったということで、この次にその合併についての具体的な
枠組みというか、そういったものをお持ちなのかどうか、もう一度お伺いしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  今、新たな合併の枠組みを考えているかと、こういうふうな御質問であります。今の段
階では、具体的な枠組みというものはありませんが、複数の枠組みでは、相当時間的に厳しいだろ
うなというふうな認識を持っています。
  ただ、ぎりぎりまで、先般の会合でも申し上げましたが、来年の9月、あるいは臨時会も含め
て、県の12月定例会に間に合うような、議員皆さん方の議決をいただけるぎりぎりの時間を費やし
ても努力をしていきたいと、これは将来的に持続可能な行政体制をつくるという意味では、しっか
り今、決断をしなければならない時期だというふうに、私は思っております。
  後世に誇れる新たなまちづくり、それを考えた場合、絶対に避けては通れないと、ましてや今
の特例法の期限内でなければ、新たに合併しようとしても、相当財政的にも支援がないわけですか
ら、厳しいということになるんで、この特例法の期限内にすればこそ、合併の意義がある。その5
年、あるいは10年間の保障された枠内でしっかりしたやはりまちづくりを構築したいと、こう思っ
ておりますので、もうしばらく頑張っていきたいというふうに思っていますし、議会でも特別委員
会を持って、何とかいろいろな形で、どこと限定はしていませんが、合併推進をしていきたいとい
うような意向も伺っておりますので、力を合わせて頑張っていきたいというふうに思っております。
  以上です。
○議長  髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  ただいま市長から前向きな発言をいただきました。
  そこで、ひとつ伺いたいわけですけれども、総務省のほうで人口流出防止を目指す定住自立圏
構想ということで、周辺市町の核となる中心市構想という構想があるわけですけれども、その辺の
中心市構想というものを市長は考えておられるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  私は、そもそも置賜の均衡ある発展ということを考えれば、核が3つぐらいあったほう
がいいのかなというような考えは前からあります。
  今の髙橋議員の質問とちょっと意味が違いますが、ですから、そういう意味では、余り一概に
大きな、特に人口が集中していない地域においては、面積だけ大きくなって人口がそんなに増えな
いということについては、いかがなものかなというような疑問を持っておりまして、できれば集約
した形で、どちらかといえば、動きやすい形のまちをつくりたいと、こういう思いを持っておった
わけですが、これは常々髙橋議員が言っておられるまちづくりであれば、せいぜい5万、6万ぐら
いの都市構想がなければ、そういったものもできない。
  特に、一極集中になれば、そこの核から少し離れている、どちらかといえば過疎地帯、中山間
地帯については、どうなのかなというような思いもあります。きちんと整理をして、分析したもの
でございませんので、一概に言えませんが、そういう内容のものを考えれば、これからどういうふ
うなまちづくりをしていけば、さらに単にできても、一過性のものではだめなわけですね。
  これは、長く持続可能な行政をどうやってつくっていくかと。特に、10年、20年後、さらには
50年後の後世のために、あのとき何で決断できなかったのかと言われることのないようなしっかり
した対応をしていきたいと、こう思っていますので、さまざまな形を検討していきたいというふう
に思っています。今、南陽市でやれるすべてのことを研究しながら、後世に誇れるまちづくりを進
めていきたいと、こう思っております。
  したがって、これだというものについては、まだしっかりした形を見出すことができないでい
るところでありますので、その辺は少し御理解いただきたいなというふうに思っております。
○議長  髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  市長からいろいろな合併のことを考えながら、まず進めていくというような話
を伺いました。かなり至難なことだとは思いますけれども、ぜひ前向きに検討をお願いしたいとい
うふうに思います。
  今までいろいろ答弁をいただきました。この答弁につきましては、これからの今後の南陽市の
発展に大きく寄与する答弁だったというふうに思います。
  以上、質問させていただきました。私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうござ
いました。
○議長  市長。
○市長  大変申しわけありません。いろいろ申しましたが、合併には相手がいるということを私
言うのを忘れました。私が幾ら頑張っても、相手がいることでございますので、そこだけはひとつ
御理解いただきたいと思います。
  市長、一生懸命やったけれども、結果できなかったじゃないかと、こう言われても困りますの
で、相手があるんだということだけ、ひとつよろしくお願いします。
○議長  以上で6番髙橋 弘議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
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