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髙橋  篤 議員 質問
○議長  次に、8番髙橋 篤議員。
〔8番 髙橋 篤議員 登壇〕
○髙橋 篤議員  おはようございます。
  まず、先日、白鳥議員の自宅が全焼し、そしてお母さんが亡くなられたことに対して、お見舞
いと御冥福をお祈り申し上げたいと思います。
  また、その火災におきまして、市消防署並びに南陽市消防団のすばらしいお力によりまして、
あのように近づいていた人家に延焼もせず、大火になく終わらせていただいたことに心から敬意を
表するものであります。
  私から既に通告してあります第4次南陽市総合計画後期基本計画の目標に沿った質問、また南
陽西工業団地完売による今後の用地問題と、そして農業問題の3点について市長、市当局の考えを
質問をさせていただきます。
  塩田市長、市当局の皆様には、予想もしなかった原油高騰による物価の上昇、そして国の三位
一体の改革による地方交付税の減額の中で、安全で安心な潤いのあるまちづくりに日夜奮闘され、
あわせて市政運営をされている姿に心より敬意をあらわすものであります。
  1点目であります。
  本市が20年度掲げられた第4次南陽市総合計画後期基本計画に沿っての質問でありますが、現
在、工事が進められている新潟山形南部道路国道113号赤湯バイパスの高梨工区から梨郷工区につ
いて工事の進捗状況、また国道13号線南陽・上山間の工事の進捗状況をお伺いをしたいと思います。
  両国道の整備は南陽市民だけの願いでなく、置賜全域の住民が一日でも早い開通を願っている
ものであります。原油高騰により、国の暫定税率の政策により一時ストップされ、現在は従来どお
り進んでいるようでありますが、当初20年度で終了するということで工事が進められていましたが
本当に21年の4月1日開通するのか、私ばかりでなく多くの皆様が心配しているようでありますの
で、工事の現在の進捗状況をお伺いをしたいと思います。
  また、県が管理をする吉野川整備計画については、8月中旬から続いた異常気象なのか、集中
豪雨までには至らなかった長雨により、吉野川の水位が警戒水位に近づき過ぎ、一部の地区で住民
の避難を考えたような報道もあったようで、大災害がいつ起きるのかわからない今の異常気象の中
で、起きてからでは取り返しのつかないことになると思いますので早く整備をと考えるのでありま
すが、現在また今後、どのように進められていくのか、市長の考えをお伺いいたします。
  2点目であります。
  昨年16年ぶりに本市待望の大型企業が、市長初め企業誘致関係者の御努力により誘致され、南
陽市西工業団地すべてが完売されたわけでありますが、すぐにまた南陽市に進出という企業もない
とは、私は思っていますが、しかしぜひ南陽市に工場をと考えている方や地元の企業の方もいるか
もしれませんので、私はぜひ受け皿を早急につくるべきと考えますが、市長は今後どのように受け
皿をつくっていかれるのか、また新しく考えている工業団地の場所や面積、そして現在、南陽市に
工場を建設し営業をしたいというような希望の持てる企業はあるのか、お伺いしたいと思います。
  3点目であります。
  農業問題についてお伺いをいたします。
  米価の大幅な下落、そして原油高の影響により、本市基幹産業の一つである農業が大打撃を受
けていることは、市長も頭を痛めていると私は思っております。現在、本市としても農業に対して
他市町村にはないさまざまな事業を単独で行い、農業者とりわけ認定農業者に大変喜ばれているの
も事実であります。しかし、今後もっと厳しさを増すと思われる農業をどのように導かれていくの
か、市長の考えをお伺いをいたします。
  次に、平成20年度主要施策にも掲げられております安全・安心を目指した農業振興対策事業の
今後の取り組みについてお伺いしますけれども、本市として多くの事業を行っているわけですが、
財政上、予算的に厳しくなっている中で今後どのように進められていくのか、また新規の事業があ
るのか、市長の考えをお伺いをしたいと思います。
  最後になりますが、米の消費が年々減っているのは、市長も感じていると思いますが、私は農
家であり切実に感じています。
  米の消費拡大は、何よりも食べてもらうのが得策だとだれでもわかっているものと思っていま
すが、現在、全国的に学校給食での米飯給食の実施など消費拡大を図っていますが、本市として消
費拡大に向けた施策などはあるのかどうかお伺いをしたいと思います。
  以上、質問させていただきましたが、市長、関係課長の明確なそして誠意あるご答弁を願って、
質問を終わらせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  8番髙橋 篤議員のご質問にお答え申し上げます。
  初めに、第4次南陽市総合計画後期基本計画についての1点目、新潟山形南部連絡道路国道11
3号赤湯バイパス及び国道13号南陽上山間整備事業の進捗状況についてでございますが、国道113号
赤湯バイパスは、竹原から南陽・高畠インターチェンジまでの延長7.2キロメートルを事業区間に、
平成7年度から国土交通省の事業で着手されております。
  進捗状況は、平成15年に南陽・高畠インターチェンジから国道13号までの延長1.2キロメート
ル、本年5月22日には国道13号から高梨までの2キロメートルが供用開始しており、進捗率は約44
%となっております。
  残りの区間となります高梨から竹原までの延長4キロメートルにつきましても、平成20年度内
での供用開始を目標に、鋭意、工事が進められているところであります。
  次に、国道13号南陽上山間整備事業の進捗状況についてでございますが、国道13号上山バイパ
スは山形市蔵王半郷から本市川樋までの17.2キロメートルを事業区間として、昭和54年度から国土
交通省の事業で着手されており、進捗状況は、山形市蔵王半郷から上山市中山までの11.7キロメー
トルが供用を開始しており、進捗率は68%となっております。
  残りの上山市中山から川樋までの5.5キロメートルは、平成21年度内の供用開始を目標に工事
が進められております。
  中川工区では、平成19年度に長さ947メートルの岩部山トンネルが貫通し、今後はトンネルの
仕上げと前後区間の工事が進められる予定でございます。
  2点目の吉野川整備計画についてでございますが、昭和62年度から平成12年度にかけ、最上川
合流点からJR奥羽本線までの約2キロメートル区間が完成し、JR奥羽本線鉄道橋から上流部に
ついては山形県が事業主体となり、吉野川広域基幹河川改修事業として現在事業が進められている
ところであります。
  吉野川JR鉄道橋から屋代川との合流点までの約1キロメートル区間内で、JR鉄道橋は平成
20年度の完成予定でありますが、残りの工事は順次、整備される予定になっております。
  次に、工業団地の場所・面積・進出企業についてでございますが、現在、新たな工業団地計画
に向け調査検討を進めているところであり、具体的な計画は今後の課題であります。
  新しい工業団地を造成し、地元雇用の確保や若者定住の促進に向けた優良企業の誘致を積極的
に展開してまいる所存でございます。
  なお、新規の農工法工業団地における優遇税制の交付税措置が既に打ち切られていることや、
農地の工業用地転用に係る厳格化の方針も打ち出されておりますことから、どのような手法による
団地造成が最も得策かを含め、十分精査してまいりたいと考えております。
  次に、農業問題についての1点目、基幹産業である農業の今後についてでございますが、本市
農業は置賜の他市町と異なり、園芸部門で市の農業生産額の48.3%を占め、これに畜産の26%と続
き、特に近年はおうとうなど果樹の伸びが大きくなっております。
  このことから、市地域農業マスタープランや市地域水田農業ビジョンにおいても、「環境保全
型農業を中核として、地域特性を重視し、施設園芸、野菜・果樹の振興を図ること」としており、
関係機関団体との連携を図りながら推進してまいる所存であります。
  また、水田農業につきましては、需給構造の変化に対応して、有機、減農薬米などの高付加価
値米や低コスト米の作付を推進するとともに、飼料米への取り組みにつきましても、調査圃場を設
置するとともに、生産者団体と連携しながら流通体系を整備してまいりたいと考えております。
  2点目の安全・安心を目指した農業振興策の今後の取り組みについてでございますが、本市で
は平成13年度以降、「堆肥の有効活用と環境にやさしい農業」を推進しており、現在は名称を「環
境保全型農業支援事業」に変更して継続しております。
  今後とも、化学肥料の高騰対策を含めながら、堆肥の有効活用を一層推進してまいりたいと考
えております。
  また、エコファーマーやGAP(ギャップ、適正農業規範)の取得推進のほか、農地・水・環
境保全向上対策や、その2階建て部分である営農集団への支援につきましても、積極的に対応し、
住民も一体となった農村地域環境の保全整備を進めてまいりたいと思います。
  今後とも、市の財政が厳しいことから、できる限り事業効果が上がるよう精査検討をいたしな
がら、施策のスクラップ・アンド・ビルドを基本に、国県の広範囲かつ専門的な多様な助成制度を
活用しつつ、必要な予算確保に努力してまいる所存であります。
  3点目の米の消費拡大についてでございますが、本年から学校給食における米飯給食回数を県
の助成をいただきながら、回数を月1回増やしております。
  また、健康なんよう21の「健康づくりの日」の提唱の具体例としまして、「朝ごはんを食べる」
等を掲げて取り組んでいるほか、昨年定められました県食育計画におきましても、食文化の継承に
あわせて、規則正しい食生活の推進を図るため、「毎日朝ごはんを食べよう」を提唱しており、今
後、県内全域で運動が行われることと存じております。
  このほか、市の農業祭等での地産地消メニューとあわせて、米の品種ごとに炊飯して試食する
コーナーや米のペットボトル詰めゲームなどをとおして、地元産の米や食材への理解と消費拡大を
図っており、今後とも生産者団体と連携しながら、消費拡大を図ってまいりたいと考えております。
  以上であります。
○議長  ただいま8番髙橋 篤議員の質問のさなかでありますけれども、ここで暫時休憩といた
します。
  再開は11時10分といたします。
午前10時58分  休  憩
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午前11時10分  再  開
○議長  再開いたします。
  休憩前、8番髙橋 篤議員の質問のさなかでありましたので、8番髙橋 篤議員の再質問をお
願いいたします。
  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  市長のほうから御答弁いただきましたけれども、それでは再質問をさせていた
だきます。
  国道113号線高梨から竹原工区までの、また国道13号線南陽・上山工区の整備につきましては、
先ほどもお話ししましたとおり、ただ市長から必ず4月1日には開通できるというお言葉いただけ
なかったのが、私は大変残念であります。
  なぜかと言うと、南陽市民、そして先ほども言いましたけれども置賜の核となる道路でありま
す。できれば、4月1日に向けて完成を目指しているとは思いますが、予定を国でもしてると思い
ますので、ぜひ3月31日に完成して4月1日には両国道とも開通していただけるように、強く強く、
私は働きかけをお願いしたいと思います。
  また、吉野川整備計画についても、名指しで申しわけないんですけれども、山形新聞等で3度
もあのような報道をなされていると、これは県が管理しているわけですので、県のほうで情報を出
して、そして市の危機管理室のほうに、例えば見てきてくださいとかそういう形になっていると思
います。
  そうであれば、やはり水が上がる場所というのは、大体、私はわかると思うんです。だから、
JRの鉄橋も大橋の橋のかけかえ等も、私は大事だと思います。しかしながら、もっと大切なもの
は人命を大切にすることだと私は思っております。そんなことで、そのことに対しても、県に強く
部分を指定して整備していただけるような要望を市長よりお願いをしたいと思います。
  工業団地につきましても、市長は常々、職員の方、我々議員の前でも、スピードをモットーに
市政を運営をされております。スピードという言葉は私も何度もお聞きをしました。
  そんなことで、南陽市と市の顔となるような工業団地の場所、また面積等も一日も早く協議会
の中でぜひお話し合いしていただき、はっきりしたものを出していただけるようにお願いもしたい
と思います。
  工場誘致につきましても、市長、主幹初め職員一丸となって進んでいただくことをあわせてお
願いします。
  それでは、農業問題について、これから一問一答式で始めさせていただきます。
  農業問題について、再質問をさせていただきます。
  (1)につきまして、市長もおわかりのとおり、市農業は米プラス畑作、畜産、園芸、そして
近年急激に増えてきている果樹、中でもおうとう栽培、先ほども申し上げましたが、まず原油高、
そしてそれによる肥料初めすべての資材の物価高により困っている農家がほとんどであります。私
もそのとおりであります。
  市長の答弁で、地域特性を生かした園芸野菜、果樹の振興を図ると、これから図っていくと、
先ほど答弁いただきました。ただ、はっきりした施策が何となく先ほどの答弁では見えてきません
でしたので、市長が考えていらっしゃる施策はあるのか、もう一度お伺いをしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  原油高騰の対策についての特別な施策とこういうふうなことであります。
  原油の高騰は、言うまでもなく投機によるものが多い、ましてや穀物が上がっているのは、原
油が上がってきますと今はやりのバイオ燃料と言いますか、そういったものに穀物が回ると、どっ
ちが得策なのかというふうなことで、特にアメリカを中心とする穀物出荷国がそういったほうに回
っているということもあって、余計、穀物が不足して飼料等の高騰になっているとこういうふうな
ことであります。
  昨年は、たしか国の緊急実施対策ということで市内の省エネ共同利用機械とかいう制度があり
まして、これに手をかして何件か利用しております。今年については、これは単に農業のみならず、
すべての産業界で相当苦しい思いをしております。
  きのうでしたか、新聞山新を見ましたら、白鷹町では農家の皆様方に何らかの形で対応したい
というような新聞記事がありましたけれども。これは先ほども申しましたように、農家のみならず
すべての産業界ということになりますと、その整合性をどういうふうに図っていったらいいのか。
今以上に特別に農家にだけというのができるのかどうか。非常に厳しいなと。
  国・県の助成等ともしっかり照らし合わせながら、間違いのないような制度をつくりながら対
応していかないと片手落ちになると、こういうふうな心配もありますので、その辺は少し検討させ
ていただきたいなというふうに思っております。
  なお、県の担い手の園芸チャレンジ事業、そういった関係の制度資金の関係については、でき
るだけ協力をしていきたい。
  また、農家の皆さんが借りやすいような対応をしていきたいなと、具体的には実施の助成とか
そういったものも含めて検討したいと、こんなふうに思っております。
  いずれにしましても、農林課のほうにそういう指示をして、法的に可能なのかどうか、そんな
ことも含めて検討させていただきたいと思っておりますので、御理解いただきたいというふうに思
います。
○議長  8番髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  市長のほうからは、やはり財政的に厳しいという含みの恐らく御答弁だと思い
ます。
  そこで、今、国・県への考え、これは要望等、国・県で決めたものをいかに南陽市で利用でき
るかということだと思います。しかし、ほかの市町村に先立って、本市では認定農業者だけにであ
りますけれども、限られていますけれども、エコ農業というんですか、環境に優しいということで、
化学肥料から堆肥への転換というんですか、それで、本市でも御理解をいただきながら助成をして、
畜産農家や、一番は畜産農家だと思いますけれども、そして、認定農業者の方も大変喜んでいらっ
しゃるわけなんです。
  そんなことで、市長からの御答弁だと、もし厳しくなれば、例えば、私たちは1反歩と言いま
すけれども、10アール単価を、これは予算的に厳しいから、これは仕方がないと思いますけれども、
だんだん下げると。
  実質、平成16年度からこの事業始まったわけですけれども、年々下がって、今現在、確か2,00
0円だと思いますけれども、これをまずベースをぜひ崩してはもらいたくないのであります。
  それと、市長の御答弁の中で山新のほうに緊急経済対策提案ということで、白鷹町なんですけ
れども燃料費の助成をしたと、そういうことをやっているわけでありますが、市長のお考えは先ほ
どの御答弁では、まず、その辺まではできないようなお話のようでありましたけれども、私もそれ
を再質問でお答えいただきたいなと思って、ここに準備してきたんですけれども、市長答弁の中で
お話しいただきましたので、その燃料費を今後助成とか考えていないようでありますけれども、そ
こを曲げるような考えはないのでしょうか。
  以上です。お願いします。
○議長  市長。
○市長  財政担当とかいろいろお話をしたり、農林課ともお話をしながら、できるだけ農家の皆
さん方に御苦労かけないような施策はないものかなと思っておるわけですけれども、優先するべき
は生活困窮者のことです。灯油関係の補充なんかも、またこの冬から出てくるだろうというふうに
思っておりますので、それを差し引いて、余裕があるのかどうか。そんなことも含めながら、なお
かつ、先ほど議員からあった環境保全型農業に対する堆肥の関係ですけれども、それもできるだけ
今の現状維持したいというふうに私は思っておりますが、いかんせんこれは独自の政策でありまし
て、国や県の助成がないわけです。こういったものも今度は働きかけをしてますんで、国や県の助
成ができれば、もう少し皆さん方に手厚い助成ができるのかなとこんなふうに思っていますが、そ
れと反して、毎年毎年、面積が増えてくるわけですよ。
  そんなこともありまして、既にこういった関係の総事業費1,000万円ほどかかっておりますか
ら、これ以上増やすことができるのかどうか、相当難しい課題だなというふうに思っておりますが、
総額で減らないようにだけは頑張っていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいなとい
うふうに思っております。
  なお、限られた予算でありますので、これ以上いろんな施策を考えるより、先ほど申し上げま
したように施策のスクラップ・アンド・ビルドというような方針を言いましたけれども、何かを増
やせば何かを減らさなければ、予算規模はだんだん膨らんでいくというようなことになりますので、
その辺も、今我々が取り組まなければならない課題は何なのかということをしっかり見きわめをつ
けて、さらには他市町に先駆けてやれるものは何なのか、こんなことを整理をしながら、しっかり
した足腰強い農家の育成を進めていきたいと思っていますので、御理解いただきたいというふうに
思っております。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  今は、肥料、堆肥の補助のほうの関係でありましたけれども、もう一つ、市長、
原油高によって農家への燃料費の助成等などはどのような考えなのか。
  「曲げません」と言うのか、「じゃ、曲げます」と言うのかちょっとお聞かせ願いたいと思い
ます。
○議長  市長。
○市長  先ほども申し上げましたように、私の心情としては、ぜひしてあげたいと思っているわ
けでありますが、いかんせん限られた財政でありますし、ましてや生活最優先と言われると、やは
り高齢者やひとり暮らしとかさまざまな生活困窮者に対する手当てのほうが優先するということに
なりますと、順番にどうなるのか。
  さらには、農業のみならずすべての産業界が厳しいとこういうふうなこともありますので、そ
の整合性をどうやってとるのかと。
  今、マスコミ等で言われているように、漁業組合のほうに支援をしようと思ったら、ほかのト
ラック組合からわんわん起きたとか、さまざま混乱しているわけです。
  そんな状況見るにつけて、余り片手落ちの政策はできないなとそんなふうに考えているところ
なんで、その辺も含めて、先ほど申し上げましたように財政並びに農林課のほうといろいろと詰め
て対応できるものがあるのかどうか、含めて検討させていただきたいとこういうことであります。
○議長  8番髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  そうであれば、やっぱり曲がらないということで、理解させていただきたいと
思います。
  そちらのほうは、私はいいんですけれども。農業問題の中で、一番最後にお話をしたわけなん
ですけれども、米の消費拡大、それについて、ぜひお伺いをしたいと思います。
  今、朝御飯を食べない子供たちも、本当に小学生、中学生のみならず、恐らく幼稚園、保育園、
大変多くなっているようであります。しかしながら、学校関係で先生方、PTAの保護者の皆様の
御努力によって、とにかく朝御飯を食べてくるようにということで指導なさっているわけでありま
す。私も何で朝御飯というのがわからなかったんですけれども、実は先月の30日の読売新聞だった
と思いますけれども、その中に小学校6年生、あと中学3年生日本全国学力テスト224万人の子供
さんが受験したということが書かれていました。そして何気なしにすべて読ませていただきました
けれども、総評の中の前に私が感じたのでありますけれども、米がおいしい県が上位を占めていた
ということを感じたんです。ただ、首都圏は抜いても。そんな結果、山形県では中学生で平均で7
位、そして小学生は12位という結果でありましたので、これには7位と12位には東京都、神奈川県
とか、埼玉県も入っております。
  だから、やっぱり米は頭もよくなるのだなと常々、私はただ大きくなるために、米を食べてい
るのかなと小さいときから思っていたんですけれども、この結果を見ますと、やはり日本人には本
当に米が合っているんだなと感じたわけであります。
  それで、そこの中で総評に入っていたんですけれども、朝食を食べていない子供と食べている
子供の差が歴然としていたというのを新聞で見ました。
  そんなことで、消費拡大、消費拡大と言っても、私たちの年代になればほとんど量的には変わ
らないと思います。小さいときから子供さんに朝御飯をきちっと食べさせて、学校に行って勉強し
てもらって、あとは部活でもしっかり遊んでもらってしていくのが、大変結構だなと思っているん
ですけれども、消費を増やすような、私は食ってもらうのが一番いいと思っているんですけれども、
市長はどのように考えてらっしゃいますか。市長の考えをお伺いしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  特別、髙橋議員と違うとは思いません。結構なことだなというふうに思っていますので、
今後とも髙橋議員の御説をもう少し詳しく聞かせていただいて、検討、研究をしてまいりたいとこ
んなふうに思っております。
  以上です。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  詳しくということで、詳しくは余り私もないんですけれども、実は平成19年、
私たち政友会の時代に佐賀県の伊万里市のほうに行政視察に行ってまいりました。その中で、伊万
里市朝ごはん条例ということで、「早寝、早起き、朝ごはん」。山形県でも朝御飯をしっかりとる
ようにということでいろいろやっておりますけれども、市長も子供さんのために子育て支援都市宣
言もなさいましたので、これも私は今後必要ではないかなという考えを持っています。そうすれば、
まず子供さんは元気になる。農家の方のお米も消費できるということになれば、少しずつでも、今、
自給率が39%から40%に上がったという報道がありますけれども、それは学校関係のほうで給食を
増やしていただいたおかげだと、だから1%が増えたのかわからないんですけれども、そこに何ら
かの1%のうちの何か、あるはずだと思っております。
  だから、まず国までなんてことはいきませんので、子供さんの子育て支援都市宣言もできたわ
けでありますので、あわせて朝御飯を食べるような食べられるような南陽市としてきちっとしたも
の出してもいいのではないでしょうかと思うんですけれども、市長、いかがでしょうか。
○議長  市長。
○市長  子育て支援の観点から朝食をきちんととるようにと、こういったことは非常にいいこと
だなというふうに私は思っております。そんな意味で南陽市としても健康なんよう21には「1日3
食楽しく食べましょう」とこういうふうなことが市民の目標といたしまして提唱しているわけです。
特に、1日のスタートとして最も大事な朝食をしっかりとりましょうと、こういうことを言ってる
わけなんです。
  ただ、地産地消も十分わかりますが、それが隠れているような、見え見えの必ず御飯を食べな
さいと強要できるのかどうか私もわかりませんが、朝食をとりましょうということについての提唱
は大変結構なんことではないかなと、ただ、条例化で必ず御飯を食べろと、こういうことまででき
るのかどうかわかりませんが、ぜひ検討はさせていただきたいというふうに思っております。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  市長のほうから検討していくというお言葉いただきましたので、ぜひ伊万里市
のような、ここにもきちっと条文もありますので、ぜひ見ていただいて、これは大丈夫だとなった
ときにはぜひ条例化をしていただくようにお願いをしたいと思います。
  次でありますが、時間はまだまだあるようでありますけれども、最後に、これも市長にお聞き
したいのでありますけれども、市長だけでなく、これは副市長にもお聞きしたいと思います。
  県・国のほうに、先ほどから、要望とまた、お願いをし検討をしていきたいという市長の御答
弁でありましたけれども、山形県には齋藤知事、そして置賜にはまず国会議員の方、3人いて、衆
議院議員は2名、参議院も、舟山康江さんですか。いらっしゃいます。そんな中で、市長、副市長
もあると思いますけれども、出張とかそういうものに交際費はまずあるのかどうか、お聞きしたい
と思います。
  市長、副市長が例えば東京まで行く出張費、例えば国会議員にまず南陽市の例えば事業のお願
いに行くときは、旅費というのは、私はあると思うんですが、あるんでしょうか。
  まず、これは市長にお聞きしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  何をもって交際費と言ってるかどうかわかりませんが、旅費並びに日当、そういったも
のはあります。あとは通常、いろいろな事業とか会合とか、さまざまなものに多少お包みをする程
度のものは用意されておるわけであります。
  以上です。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  今、市長のほうからあるというお話ありましたので。それでは、市長、就任な
さってから2年と一月過ぎたわけであります。その中で地元選出の国会議員の方とお会いして、南
陽市の事情お話しして何とかこういうものお願いできないかということは、市長、何回か行ったの
か、もし行ったのであればお聞かせ願いたいと思います。
○議長  市長。
○市長  数回行っていると思いますが、その内容、回数等については詳しく記憶しておりません。
ごく最近、2日に宮内の学童保育の新しい施設を建てるためにある議員さんを訪ねまして副大臣に
お願いをしてきたと、これが一番最近の記憶であります。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  市長、さっきから私の答弁の中でも国・県、要望等お願いに行くので、私とし
てはぜひ本人とお会いして自分の誠意を見せながら県でも国でも、私は今後は行っていただきたい
なということで、時間も少し早いようでありますが、この辺で私の質問を終わらせていただきます。
本当にありがとうございました。
○議長  以上で8番髙橋 篤議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開を午後1時といたします。
午前11時43分  休憩
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