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午前11時00分  再開
○議長  再開いたします。
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板垣 致江子 議員 質問
○議長  次に、7番板垣致江子議員。
〔7番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  おはようございます。7番板垣致江子でございます。
  まず初めに、このたびの白鳥議員宅の不慮の火災に対して、心よりお悔やみとお見舞いを申し
上げます。
  さて、昨年、南陽市子育て支援都市宣言をなされてから、塩田市長にはソフト面、ハード面で
さまざまな事業に取り組んでいただきましたことに感謝と敬意を表するところであります。
  昨年の議会で質問、お願いをしました妊婦健康診査の5回までの無料化もこの4月から実施し
ていただき、物価高がとまらない中、必死で家計のやりくりをしながら出産を迎えなければならな
い主婦にとって、大変心強く助かり、妊婦さんと胎児の健康にとっても安心な出産ができると喜ば
れています。
  また、赤湯駅トイレのバリアフリー化の工事も始めていただいております。障害者の方やお年
寄りが安心して使え、みんなが気持よく訪れていただける南陽市の駅になることと期待しておりま
す。
  子育て支援都市宣言の象徴として、にぎやかにオープンしましたドリームランドも連日多くの
子供たちが楽しんでいるようです。地元の親子連れはもちろん、置賜一円からの子供たちに楽しん
でもらっているようで、多くの方々に南陽に足を運んでもらうことで、観光などさまざまな面で南
陽市の活性化に結びつくよう、私たち市民も努力し、協力していかなければと考えるところです。
  それでは、さきに通告してあります3点について質問させていただきます。
  まず、1点目の安全で安心なまちづくりについてです。
  昨年、能登半島や新潟中越沖地震が起き、今年の5月には死者1万2,000人もの中国四川省の
大地震、そして6月の岩手・宮城内陸地震と大きな地震が続きました。また、地球温暖化の影響も
あってかの昨年のミャンマーのサイクロンによる死者、行方不明者ともに3万人以上の暴風の災害、
ことし7月の富山大雨災害、石川金沢の豪雨災害、またこの8月末の大雨も日本各地に被害をもた
らしました。幸いにも南陽市では大きな災害もなく済んでいますが、私たちの地域もいつ災害が起
きてもおかしくない状況です。
  南陽市では、昨日、山形県・南陽市合同総合防災訓練が2,000人規模で行われました。何カ月
もの準備、そしてきのうの悪天候の中での準備、実施は本当に大変だったことと思います。関係機
関、そして参加協力された市民の皆様には本当に御苦労さまでした。山形県そして南陽市の防災関
係機関及び地域住民が一体となっての各種訓練を実施されたわけですが、危機感を持っての日々の
訓練があってこそのすばらしい訓練だったと思いました。この機会に南陽市の災害時における防災
活動の円滑化と地域住民の防災意識の高揚が図られればと願うところです。
  では、南陽市における自主防災についてお伺いいたします。
  万が一の地震、火災などの緊急時には高齢者や身障者の援護、初期消火などいろいろな面で地
区住民の迅速な協力が必要となりますが、現在の自主防災組織体制はどのようになっているのか。
また、平日の災害時の場合でもすぐ動ける防災組織体制になっているのかをお伺いいたします。
  次に、消防法により設置が義務づけられた住宅用火災報知器の推進ということで、南陽市幼年
少年婦人防火委員会よりチラシが配られていますが、南陽市の幼年、少年消防クラブや婦人防火ク
ラブの設置状況や活動はどのようになされているのかお伺いいたします。
  2点目の豊かで活力のあるまちづくりについてです。
  赤湯に建設されている新温泉施設「赤湯元湯」に併設され、赤湯温泉の活性化と観光の振興を
図るとして、愛称も「ゆーなびからころ館」として赤湯温泉観光センターが10月7日オープンされ
ることとなりました。南陽市の観光の発信地として大いに期待しているところです。
  大変由緒のある古式ゆかしい古民家を移築してのほかにはないものをということですので、単
なる観光案内や土産店とはならないとは思いますが、またスペースも限られているとは思いますが、
せっかくの新しい施設ですので、南陽市の歴史や文化を伝えるコーナーの設置や観光施設への誘導
も含め、南陽市を丸ごと発信する拠点にしていただきたいと考えます。現在の状況や市長のセンタ
ーへの思いなどお伺いいたします。
  次に、3点目の結婚対策事業の推進についてです。
  この6月に結婚対策事業の推進を図るため南陽市結婚推進基金が設置され、南陽市結婚推進室
も設置されました。その新たな取り組みが多くの若者の出会いにつながり、幸せな結婚をしていた
だければと期待しているところです。各家庭や施設などに「出会いを求めて一歩踏み出してみませ
んか」のチラシが配布されました。私も若い人たちに配らせてもらいました。しかし、あのチラシ
だけでは市民の方や若い人たちには、この新たな取り組みの意図や思いがまだまだ伝わっていない
と考えます。若者が興味を持ち、参加してみようと考えるような企画やそれを伝えるホームページ
なども必要なのではないでしょうか。まだ短期間の取り組みでしょうが、現在の状況や活動内容、
また今後の取り組みなどお伺いいたします。
  以上、誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  7番板垣致江子議員の御質問にお答えを申し上げます。
  初めに、安全で安心なまちづくりについての1点目、自主防災組織体制についてでございます
が、2番片平志朗議員の御質問にお答え申し上げましたとおりでございますので、御理解を賜りた
いと存じます。
  2点目の幼年、少年消防クラブや婦人防火クラブについてでございますが、昭和56年4月、南
陽市幼年少年婦人防火委員会が組織されました。本年4月1日現在の設置状況につきましては、幼
年消防クラブは10団体、962名、少年消防クラブは6団体、76名、婦人防火クラブは5団体、363名
となっております。
  主な活動は、火災予防思想の高揚・普及啓蒙及び火災予防知識の向上を目的として、具体的に
は幼年・少年消防クラブについては起震車の試乗体験、火の用心防火パレードを通じた防火意識の
高揚、火災予防の普及に努めていただいております。
  婦人防火クラブにつきましては、クラブリーダー研修会への参加、防火訓練への参加や視察な
どを実施しております。また、平成23年5月31日までに設置が義務化されました住宅用火災警報器
の普及推進活動も行っていただいております。
  次に、赤湯温泉観光センター「ゆーなびからころ館」の運営及び活用の状況についてでござい
ますが、本施設の管理運営につきましては、赤湯温泉旅館協同組合を指定管理者として指定いたし
たく、今定例会に提案をいたしているところであります。
  本市の歴史や文化はもとより赤湯温泉の活性化、人が行き交う観光と交流の拠点となるよう地
域を挙げて活用いただきたいと考えております。
  また、新公衆浴場「赤湯元湯」と併設されることから、おふろ上がりの休憩室利用を初め各種
会議での利用やイベント、さらには各種物産品の展示販売など、多種多様な活用を図ってまいりた
いと考えております。
  特に古民家そのものが貴重な財産でございますので、本市の歴史や文化の紹介も含めた取り組
みを推進してまいりたいと考えておるところであります。
  次に、結婚対策事業の推進についてでございますが、南陽市結婚推進室の現状や活動内容、今
後の取り組みにつきましては、5番川合猛議員の御質問にお答え申し上げましたとおりでございま
すので、御理解を賜りたいと存じます。
  なお、市民の皆さんへの周知につきましては、市のホームページの活用や市報への掲載などを
通して、今後とも積極的に推進してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じま
す。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ありがとうございました。
  それでは、まず自主防災組織のことで幾つか質問させていただきます。
  地域の自主防災組織が全世帯が加入ということで、今のところ72.4%の組織率だということで
ございますが、地区長から隣組長、また隣組の市民の方ということで全世帯ということになってい
ると思うんですが、地区長、隣組長は年度ごとにかわるところも多く、組織自体が1年1年変わり
ます。そうしたときの引き継ぎの活動状況とか、そういうものは指導があるのでしょうか。
○議長  堀危機管理室長。
○危機管理室長  ただいまの質問でありますけれども、先ほども片平議員にお答えしたとおり、
現状把握していない状況でありますけれども、今後は検証してまいり、よりよいものにつくってま
いりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  今、引き継ぎなどはなされていないということでしたが、それも活動に組織
としてはまずいのではないかと考えるわけですが、そのとき、また平日の対応というもの、地区長、
役員の方々は勤務されている方も多いわけですので、行政側から平日の対応の指導、対策はあるの
か。南陽市の消防団も本当に891名というすばらしい大組織で統一もとれていて、防災訓練など見
ますと本当にすぐれているなと感心しているところですが、やはり平日の災害時になると、その辺
はどの程度動けるのかなということもありますので、消防団も含め自主防災組織の平日のときの対
応の仕方というのは、また行政側から指導はあるのでしょうか。
○議長  堀危機管理室長。
○危機管理室長  先ほども申しましたとおり、なかなか相手があることでありますので、大変検
証することも難しい部分はありますけれども、できるだけ沿うように頑張ってまいりたいと思いま
すので、御理解を賜りたいと思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  なかなかそういう指導、対策などがまだ難しいというところはわかります。
でも、その辺のことはきちんと計画を立ててこれからも対策をとっていただければと思います。
  今現在ある自主防災組織、これはまずは町内単位ということでしょうが、その町内単位での防
災の啓蒙や初期消火訓練などは、最近、私の経験上、何かないのではないか、そのような感じがし
ているわけです。昔は結構あったような感じはあったんですけれども、最近、地区でのそういう防
災の初期消火訓練などはなされているのかどうかお伺いします。
○議長  堀危機管理室長。
○危機管理室長  ただいまの質問でございますけれども、当然、地区によってはまちまちでござ
いますけれども、一生懸命やっている地区もございます。毎年訓練を行っている地区もございます。
そういう点からもやはり行政側としても当然協力をしまして、よりよいものにつくっていかなけれ
ばならないと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  以上でございます。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  地区によって活動の内容が違うということでした。やはり地区によっては町
内に消火器をかなりきちんとそろえているところ、また全然ないところ、いろいろなところがある
と思いますが、その辺のところで地区への消火器の設置とか、その辺の指導というか、消火器の指
導に補助を出すとか、そういうことは今まであったのでしょうか。
○議長  堀危機管理室長。
○危機管理室長  今のところは聞いておりませんが、今後、いろいろな面に検証いたしまして、
対処できるものは対処してまいりたいと思いますけれども、あくまでも自主的ということで自主防
災というような形になりますと、地区の力がなければなかなかできていかないということを思って
おりますので、その節はよろしく御協力を賜りたいと思います。
  以上でございます。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  ぜひやはり初期消火を一生懸命訓練しても、消火器がなければ何ともならな
い事態があると思いますので、やはり町内にもぜひ設置していただけるように働きかけていただき
たいと思います。
  このたび、地区長連絡協議会さんのほうから諮っていただいて、23年までの火災警報器の設置
が義務づけられました点で地区長会さんが骨を折ってくださって、格安で購入できるということに
なって大変助かっているなと思います。その火災警報器なんですが、市営住宅の火災警報器の設置
状況はどのようになっているのかお伺いしたいと思います。
○議長  安彦建設課長。
○建設課長  お答えいたします。
  市営住宅のほうはまだ対応されておりません。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  今後どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
○議長  安彦建設課長。
○建設課長  年度が限られておりますので、今後計画的に設置を検討していきたいと思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  市営住宅の住民の方は本当にいろいろな方が住んでいらっしゃって、生活的
にも大変な方もいらっしゃいますので、なるべく早くつけていただけるようにお願いしたいと思い
ます。
  また、一般住宅にお住まいの障害者の方や生活困窮者への補助的なものは、何か市として考え
ていただけないものでしょうか。お聞かせいただきます。
  今、市営住宅の火災警報器のほうはまだつけていただいていないということで、なるべく早く
というお願いしました。
  一般住宅に住んでいらっしゃる方で障害者、生活困窮者がいらっしゃいますけれども、その方
たちは本当にまた火災等があれば早急に逃げるということは難しいと思いますので、火災報知器は
本当につけていただきたいなと思うところですが、その辺の方たちへの補助とか、無料でとかあり
ますでしょうか。
○議長  福祉課長。
○福祉課長  補助関係につきましては、障害者の部分につきましては地域生活支援事業の中でご
ざいます。ただし、障害を持っている方で単身であると、このような条件がございまして、それら
の合致する方については正直なかなか狭い範囲になっている、このような状況になっております。
  あと、全体的な、例えば高齢者の方あるいはなかなか大変な方、要援護者の方につきましては、
現在のところございません。
  なお、生活困窮者といいますと、例えば生保適用になっている方、こういった方も考えられる
わけでありますけれども、こういった方についての国の考え方もまだ示されてございませんので、
あとまた、この補助関係につきましては、老人のひとり世帯とか、高齢者のみの世帯とか、こうい
ったくくりだけでよろしいのかどうか、当然所得制限もあるだろうし、あるいは資産的な考え方も
必要だろうし、そういった部分、あるいは市の一般財源で対応できるのかどうか、これらも総合的
に勘案して対応せざるを得ない問題かなと、このように現在のところは思っております。
  以上でございます。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  いろいろな条件で難しいところもあるでしょうが、本当に困っている人たち
をきちんと把握して補助していただければありがたいなと考えます。
  先ほどの市営住宅の話にちょっと戻りますが、市営住宅は消火器が設置されておりました。各
棟にありまして、私も安心しておりましたが、実はちょっと中を見させていただきましたところ、
薬剤充てんの日にちのレッテルが18年3月、17年3月、このような状態でなっておりました。これ
は18年3月、17年3月ということは、そこが使用期限だということで私は確認しておりましたので、
その辺はきちんといつもしていただいていなかったのでしょうかという質問です。よろしくお願い
します。
○議長  安彦建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  ただいま御指摘があったことについて、私も確認しておりませんが、正しい設置の仕方がなっ
ていないように思われますので、今後調査をしてまいります。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  早急に対処していただきたいと思います。本当にやはり火災はいつ起こるか
わかりません。役に立たなかったということは困ると思いますので、本当に早急にしていただきた
いと思います。
  次に、先ほどお聞きしました南陽市幼年少年消防クラブ、婦人防火クラブについてですが、幼
年少年婦人防火クラブはやはり幼稚園関係、児童館関係、また育成会などでつくられているという
ことで、そんなに団体的には多くないし、人数的にも多くないと思います。ただ、本当にそれぞれ
各幼稚園、施設などですと年1回の訓練とか、いろいろあるわけですが、この婦人防火クラブ連絡
協議会というところが先ほど5団体の363名ということでございました。この363名という数を聞き
ますと、南陽市もすばらしい組織力があるんだなというふうにちょっと私も考えるところでありま
したが、実態をちょっと聞かせていただきましたところ、各町内にあるのがその5団体、南陽市で
5団体のみということで、私の地元になりますが、和泉町2区が全戸加入で120名という人が入っ
ております。しかし、実態はもうほとんど動けない状態に今なっている。そのような形の婦人防火
クラブなんですね。
  5年前の統計を見せていただきましたところ、その場合の664名、11団体加入しておりました。
本当に5年間で5つの団体も少なくなってしまった。じゃ、どうしてかというふうなところを考え
ますと、やはり南陽市の中での防火クラブの位置づけ、そして地域での位置づけ、その辺のことが
しっかりとなされていないのではないか、そのように考えました。その辺のところ、市長さんもお
耳にしていらっしゃるのかどうかお聞きしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  最近は余り状況がわかりませんが、前は消防の演習、訓練、そういったときも婦人防火
クラブも一緒に参加をして、いろいろな形で実践さながらの訓練をしたと、こういうふうな記憶が
ありますが、最近はどうしてもプロに任せ切りというような雰囲気があるのかどうかわかりません
が、さきの婦人会との懇談会の中でも婦人防火クラブの話が出まして、大変厳しい状況になってい
ると。組織もなかなか動けないと、こういうような話がありました。いざというときに困るのでは
ないか。特に女性の方々の支援を受けなければならない、炊き出しとかさまざまありますので、そ
の辺をどうかというようなこともございましたので、その後、担当課のほうに指示をして、少し状
況把握をして、何らかの形でもう少し安心感が持てるような組織づくりを検討しよう、こんな指示
をしたところでありますので、今後、さらに実態をしっかり確認をして対応していきたいというこ
とでありますので、今の段階では残念ながら少し板垣議員の期待しているものよりも低いのかなと、
こんなふうに思っておりますので、少しレベルアップを図っていきたい、こんなふうに思っていま
す。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  市長のお言葉はまずいい方向に考えていきたいということですが、婦人防火
クラブ自体の活動内容というものが、やはりまず火災予防の思想の高揚と防火防災体制の自立強化
ということで昭和56年につくられたということです。やはり今このように災害が多くなっていると
きに、一番地元に残っている人たちはだれなのかというふうに考えたときに、婦人の方だと思いま
す。やはり一番火を使う機会が多いのが婦人です。また、地元でお茶飲み話をしながら動いていら
っしゃる方もいらっしゃるし、そういうところでまず地区のいろいろな情報が入っております。そ
ういうところも利用しながら防災の啓蒙と、また初期消火の簡単な訓練ぐらいはできるんじゃない
かというのが、やはり婦人防火クラブの趣旨だと思います。
  その辺のところを考えますと、本当にこれからきちんとした体制の中でもっていっていただけ
れば、やはり全地区で活躍できるんじゃないかと思います。
  今、役員の方が、本当に少ない役員の方で防火クラブというものを支えてきていただいており
ます。その人たち、頑張ってきていただいている人たちに対しても、今の状況では役員をお願いし
ていること自体がすごく失礼な形になっているのではないかと思います。その辺のことも考えてい
ただきたいなと思っております。
  また、先ほど市長さんからきのうの防災訓練のお話も出ました。きのうの防災訓練も他市町村
の婦人防火クラブの役員の方たちが大勢いらっしゃっておりました。多分後ろのほうにいらっしゃ
ったので市長さんは気がつかれなかったと思うんですけれども、いろいろなお話をさせていただき
ました。ほかのところはどうですかとお話ししましたところ、全戸加入のところがほとんどでした。
全部の市町村ではないとは思いますけれども、本当にそのようにして女性がとにかくいろいろなこ
とで啓蒙活動をまず中心にやっているんだ、そこのところが必要なんだというところで、ぜひ南陽
市の婦人防火クラブも行政側から地区長さんに働きかけていただいて、地域の自主防災組織と一緒
になって防災活動に頑張っていければいいと考えますので、その辺のところをよろしくお願いした
いと思いますが、またちょっと御意見お伺いしてよろしいでしょうか。
○議長  鈴木消防長。
○消防長  ただいま板垣議員の御指摘のとおりでございます。私どもも御相談いただければ婦人
防火クラブの必要性あるいは重要性、そして身近な防災あるいは身近なところからの減災というよ
うなことで取り組みをさせていただきたいと思います。何しろやはり自主的な防災組織あるいは幼
年少年の消防クラブ等につきましては、あくまでも自主的というようなことでございます。幼年少
年につきましては、防災関係の底辺拡大、そして婦人の防火クラブにつきましては、先ほど申し上
げましたとおり身近なところからの防災あるいは減災に努めていただくことを目的として、それぞ
れ活動いただいておるわけでございます。
  そのような中で、やはりこういったことが必要だなというようなことにつきましては、地区長
を初め、あるいは地区の役員の方々、そして地区住民の方にその必要性と重要性を十分に御説明申
し上げながら御理解をいただき、そして御賛同、御指示をいただきながら活動をしていくと。そう
いった場合にいろいろな問題が出てくると思いますけれども、当本部におきましても予防担当のほ
うで対応させていただきますので、御理解をいただきたいと思います。
  以上でございます。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  これからの行政側の働きかけに期待しておりますので、よろしくお願いいた
します。
  防災に関して最後になりますが、8月になってから吉野川のはんらん警戒警報が3度ほど出ま
したが、8月16、8月24、8月31日、本当に立て続けだったなというところで、避難、はんらん水
ということで10メートル80センチまで水位が上昇しました。新聞報道でもはんらん警戒を発表しま
したということで、ただ危機管理室のほうで調査をしましたら、今後の増水の危険性は低いと判断
されたということですが、何回もこのように出るということは、ちょっと市民に余計な不安を与え
ると思いますので、その辺のところは何か対策というか、本当に危険な場合に皆さん危機感持たな
くなるんじゃないかという心配もありますので、その辺のところをちょっとお聞かせいただきたい
と思います。
○議長  安彦建設課長。
○建設課長  ただいまの質問にお答えいたします。
  おっしゃるとおり吉野川のはんらん警戒情報が3回ほど出ておりまして、大変市民の方々に不
安を与えたということで申しわけなく思っております。吉野川の水位観測の機械については花見橋
のところにございまして、先ほどもあったように避難判断水位は10.8メートルに設定されておりま
す。私も何回も頻繁に出るということで、県の河川砂防課のほうにお電話をして確認をしたんです
が、県のほうでは現在の避難判断水位10.8メートルについて吉野川の河川の現状に即しているかど
うか、現在検討中でございます。
  したがって、今後、10.8メートルが変更になる可能性もございます。そんなことで、まだはっ
きりした答えは出ておりませんが、現在検討中であるというふうなことを聞いておりますので、今
後ともよろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  検討中ということで、本当に市民の皆さんが余計な不安を抱くことがないよ
うにきちんと対応していただければと思います。
  続きまして、2点目の観光センターに関してでございます。
  私、以前から南陽市には観光的なところも必要ですが、やはり文化的なもの、それから歴史的
なものもきちんと残していかなければならないことがあるんじゃないかということで、結城記念館
の臨雲文庫を何とかそういう方向にできないかという質問をさせていただいたことがありました。
そういうこともまた同じような考えで、せっかく本当にゆーなびからころ館ができるということで、
私は期待しております。
  ただ、指定管理ということで赤湯温泉旅館組合にいくわけですが、やはりお願いする前に市と
して本当にそういうスペースをつくるという思いがあっていただきたいと。本当にすばらしい建物
だというのは皆さんわかっていらっしゃると思います。ただ、そこにやはり市民の方が休憩に入っ
ても、観光の方が入っても、本当に南陽市というのはこんなところなんだと、一目でわかる、こん
なところに行ってみたい、そういう施設にしていただきたいなと思うわけです。その辺のところで
もう一度、いろいろな取り組みがなされているのではないかと思いますので、何か細かくお話しい
ただけることがあれば、課長のほうからでも結構ですのでお願いいたします。
○議長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  御指摘のとおり赤湯温泉観光センター「ゆーなびからころ館」というふうなことで新しい施設
であります。市長からの答弁にもございましたように、特に古民家そのものが貴重な財産であると
いうふうなこともございまして、その古民家の内容についても、からころ館のほうに展示をいたし
ましてPRをするという形をとっております。
  特にセンターの運営方針ということでございますけれども、観光情報の発信、案内、これはも
ちろんでございます。それから、特産品の紹介あるいは販売、それから地域住民へのさまざまな事
業への会場の提供、それから入浴客への憩いの場として使っていただく。そのような形で赤湯温泉
の中核施設としてあそこに設けるということで、そのような役割を担っていただくように今、赤湯
温泉旅館協同組合とも話をしているところでございます。
  期間がちょっと短かったということもございますので、今後もこのセンターの利用についての
討議を旅館協同組合のほうでやっていただきまして、よりよい方向づけをしていきたいというふう
に考えております。よろしくお願いしたいと思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  やはり赤湯温泉の中核として頑張っていくということでございますが、温泉
旅館組合の方たちは観光に関してはプロだと思います。ただ、そちらのみに力を入れていただくの
も結構なんですけれども、やはり南陽市には市民も忘れかけている文化があります。その辺のとこ
ろを私はぜひあそこで残していただきたい、そのように考えるわけです。南陽市には資料館や博物
館ありません。今、文化的なもの、史跡的なもの、いろいろなことをとにかく市民の方にまずわか
っていただいて、そこからまた市内外の方に発信しなければ、やはり南陽市には何も残らなくなる
と思いますので、その辺のところでぜひ本当にスペースをとっていただいてつくっていただければ
ありがたいと願うところです。ぜひつくっていただきたいと思います。
  続きまして、結婚推進室についてです。
  先日の御返答ということで同じ質問だったということで、ちょっと回答が先日の私のメモから
なんですけれども、まず登録者が24名、女性が4名ということで、やはりまだまだなんだなという
ところは皆さん感じていらっしゃると思います。私がこのたび提案させていただいたのに、ホーム
ページをつくったらどうかというお話をさせていただきました。先ほど南陽市のホームページの中
にそのようなところがあるということで、私も機械に弱いながらちょっと開かせていただきました。
南陽市結婚応援団というところで出ていましたが、やはり登録してください、それからイベントの
企画があれば参加してください、そのような感じのホームページでした。今までの結婚対策事業も
やはりイベント中心の活動だったと思うんですけれども、若い人たちがそのようなことだけを求め
てこの推進室に登録はしたくないという声が聞こえてきました。若者は何を求めているのか、その
辺のところから情報が欲しい。チラシを見てもわからないんですね。この推進室がどういう人たち
がどのような形でやっているか。自分は結婚したいと思っていない人はいないんです。結婚したい
んです、若い人たちも。だけど、あのチラシを見たときにそのまますんなりと登録したいと思わな
いというのは、やはりそこの中身がわからなければ、後で困ったことになるんじゃないか、そのよ
うなことをちょっと若い人たちは感じているようなものですから、まずこちらの情報をやはりホー
ムページなりに出していくべきだと思うんです。
  まず、アドバイザーの方が十何人いらっしゃいます。そのような方たちがどういう立場でどう
いうふうな活動を行っていただけるかというのもちょっとわからない部分もあるので、若い人たち
はアドバイザーの方の年齢も非常に気にしております。その辺のところで、お聞かせいただけるの
でしたら、大体何歳ぐらいの方たちが若い人のためにアドバイザーとして活動しているというとこ
ろをお伺いしたいと思います。
○議長  柴田副市長。
○副市長  ホームページなんですが、詳しくホームページをごらんになったのかどうか。応援団
のほかに推進室のホームページを開いて見ていただきたいと思います。若い人から魅力ある、ここ
に入って登録してみたいなというようなホームページをつくるというのはなかなか難しいかと思い
ます。
  それで、川合議員にもお答えを申し上げましたが、なかなか登録するまでの、市の結婚推進室
に登録してまでお世話しなくてもいいよという考え方が強いようですので、答弁を申し上げたのは、
ハードルをもう少し下げまして、登録という言葉を使わない、いわゆる入会すると。また、情報を
会のほうにいただくというところまで下げておりますので、それでも名前が会のほうに知られるの
は嫌だという方もおいででございますので、なかなかその辺は結婚アドバイザーのほうも苦慮して
いるところでございまして、広く、とにかく男の方はまだまだ、先ほど人数申し上げましたが、登
録したい人はいっぱいまだほかにいるんです。ただ、会わせる、お見合いをさせるには女性の登録
者あるいは入会希望者を多くしなければ、なかなか御紹介できない状況にありますので、何とか入
会希望者を募って、今後そういうものにしていきたいと思っておりますので、ぜひ板垣議員からも
女性の立場から女性を紹介をいただいて、うまく市民のためにこの推進室を活用していきたいなと
思っております。どうぞよろしくお願いします。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  ホームページ、私、機械に弱いものですからそちらまで行けませんでした。
私の行けなかっただけだったのかと反省しておりますが、ただ、若者たちはどのような出会いを求
めているかというところが、ちょっと私たちの感覚と違っているところがあるんじゃないかなと思
いまして、ぜひどのような出会いを求めているのか、アンケートなどもホームページがあるのでし
たら書き込みができるような、私は結婚推進室に本当は登録したいんだけれども、こんな思いがあ
って登録できないとか、そういう意見も書き込めるような若者向けのものがあればいいなと期待し
ております。
  やはりアドバイザーの方たちなんですけれども、本当に一生懸命やっていただいていて、大変
なことだと思います。若い人たちから見ると、先ほど年代的なところはとお伺いしたのは、お母さ
んたち的な年代でなくて、お姉さんたち、お兄さんたち的な年代の方にアドバイザーになっていた
だければ、またちょっと違うなという御意見もかなりありました。その辺のところも検討していた
だきたいなと思います。
  また、男性も女性もやはり自信のない方は登録しないと思います。どうして登録しないのとい
ったとき、後で登録して、どなたかと会ったときに、自分がかえってめげるようなことになるのが
怖いという方もいらっしゃいました。そのようなことを考えると、まず出会いの場も大切なんです
けれども、男性が自信を持つため、女性が自信を持つため、カルチャー教室的なものといったらお
かしいかもしれませんけれども、やはり育った家庭環境でなかなか世間の中のことがまだよくわか
らないのよとか、世間に出るには、また女性に好かれるには、男性に好かれるには、いろいろなこ
とがあると思います。そんなもやもやした思いを解決してあげられるような事業も必要なのではな
いかと思っているところなんですけれども、いかがでしょうか。
○議長  柴田副市長。
○副市長  メールをやりとり、ホームページの中でできます。実際、メールで申し込みをされて、
こちらでメールでお答えをしているというケースもございますので、よくホームページをごらんに
なっていただきたいと思います。
  それで、結婚アドバイザー20名御依頼を申し上げましたが、個別にみんな相談をされるという
方については、ホームページでメールで連絡をするという方法もございますし、事務局長が週に2
回、公民館のほうに勤務しておりますので、事務局長が本当に、お名前申し上げますと髙橋千佳元
校長でございまして、非常に人扱いといいますか、上手でございますし、信頼して御相談をできる
というふうな体制をとっておりますので、ぜひ公民館をお訪ねいただきたいと思います。
  ただ、20名のアドバイザーをお願いするに各地区にお願いをしていろいろ人選をしたわけでご
ざいますが、なかなかお引き受けしてくださる人が少なかったということもございますし、若けれ
ばいいということでもないと思いますので、ある程度人生経験の豊かな、そして積極的なその活動
に協力していただける方をお願いをしたということでございますので、もう少し時間をいただきた
いと思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  いろいろ本当に御苦労なさっているのはわかります。ただ、本当に南陽市の
若い男性、女性のためにまだまだいい企画で本当に若者が登録したくなるような、参加したくなる
ような結婚推進室になっていただきたいなと心から願っておりますので、ぜひよろしくお願いいた
します。
  では、私の質問を終わらせていただきます。
○議長  以上で7番板垣致江子議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
  以上をもちまして、通告されました6名の一般質問はすべて終了いたしました。長時間、大変
御苦労さまでございました。
  質問された議員、答弁なされた執行部各位の労をねぎらい、今後の市政運営に生かされること
を期待しております。

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散会
○議長  本日はこれにて散会といたします。
  御一同様、御起立願います。
  御苦労さまでございました。
午前11時53分  散会