平成21年12月7日(月)午前10時00開議

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議事日程第2号
平成21年12月7日(月)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ

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出欠席議員氏名

◎出席議員(19名)
 1番 白鳥  雅巳  議員    2番 片平  志朗  議員
 3番 吉田  美枝  議員    4番 梅川  信治  議員
 5番 川合   猛   議員    6番 髙橋   弘   議員
 7番 板垣 致江子  議員    8番 髙橋   篤   議員
 9番 田中  貞一  議員   10番 遠藤  栄吉  議員
11番 松木  新一  議員   12番 漆山  鏗一  議員
13番 桑原   仁   議員   14番 小  野  健 一 郎  議員
15番 佐藤   明   議員   16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員   18番 小林  啓市  議員
19番 渡部   敬   議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長         柴田  誠 副市長

樋口 一志 総務課長      堀   啓 治 危機管理室長
(併)選挙管理
委員会事務局長

松 田 直 二 企画財政課長   山田 正春 税務課長

新野 甚吉 用地課長      伊藤 賢一 市民課長

斉藤 彰助 福祉課長      伊藤 圭一 保健課長

鈴木  聰 農林課長      髙橋 大吉 商工観光課長

土屋 喜重 建設課長      羽山 正一 上下水道課長

吉田 正幸 会計管理者    鈴木 俊雄 消防長

門間 利行 消防課長      大澤 俊逸 消防署長

三ケ山 岩男 教育長       猪野   忠 教育次長

長濱 洋美 学校教育課長   齋藤 洋一郎 社会教育課長

板垣 俊一 監査委員      大坂 剛司 農業委員会
                     事務局長                                      事務局長

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事務局職員出席者

須藤 公一 事務局長      板垣 幸広 議事係長

安部 真由美 庶務係長     長沢 俊博 書記


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開議
○議長(伊藤俊美議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴者の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は9名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分
得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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漆山 鏗一 議員 質問
○議長  最初に、12番漆山鏗一議員。
〔12番 漆山鏗一議員 登壇〕
○漆山鏗一議員  おはようございます。
  12番漆山鏗一であります。
  心配されておりました新型インフルエンザがいよいよ我が南陽市にも入ってきて、市内の学校
も学校閉鎖や学級閉鎖になり、児童や生徒のみならず、関係者は大変心配されておりますが、大流
行にならずに1日も早く終息することを心から願うものであります。
  それでは、通告してあります2点の質問をさせていただきます。
  大変な高視聴率を上げたNHK大河ドラマ「天地人」の放映は終わりましたが、直江山城守兼
続公のように塩田市長の「愛」のある、そして誠意ある御答弁を御期待申し上げ、質問に入ります。
  1点目は、市長は市政を担当され、南陽丸の船長として、3年4カ月を経過されたわけであり
ますが、市長御自身、どのように総括しておられるか、お聞きするものであります。
  さらに、将来の目指す南陽市像はどのようなものか、そして、その力点は何なのか、お聞きを
するものであります。
  次に、雪対策についてであります。
  今年も招かざる客とでも申しましょうか、冬将軍がやってまいりました。本市、南陽市は太平
洋に2時間、日本海に2時間、そして首都圏に新幹線で2時間20分と大変住環境のよいところに位
置し、うまい米、すばらしい果物、自慢の温泉、そしておいしいワインと地酒、さらには医療機関
も充実し、まことに条件のよいところに位置しております。市民の皆さんも「雪さえ降らなければ、
この南陽はすばらしいところ」と口をそろえて言われます。
  幸いにして、この冬はまだ雪は積もってはおりませんし、雪は少ないに越したことはありませ
んが、雪の降らない冬はないのも現実であります。そこで、私は雪に対する市の取り組み方をお聞
きしたいと思います。
  私の記憶では、毎年予算化される除雪費は1億560万円で、平成10年以来、ここ10年来変わっ
ておりません。市内の車の所有台数の増加や市道路線の延長等を考えるとき、それらにスライドし
た予算化も当然必要かと考えます。
  春が来て桜の花の咲くころには、すっかり雪も消え、あの雪での大騒ぎは何だったろうと思う
のではありますが、市民の皆さんのたった一つの不満であり不安である雪の問題さえ解決すれば住
みやすさ、そして安全、さらには安心につながると思うのであります。雪に打ち勝つ、克服する手
立ても考えるべきと思うのであります。
  おひとり暮らしのお宅の前や高齢者の御家庭の前の除雪や排雪をする雪かき隊的な組織、地域
ボランティアを町内単位、あるいは地区単位に立ち上げることもこれからは必要と考えますが、そ
の点、市としての考えはどうか、お聞きするものであります。
  以上、質問をいたしますが、「愛のある」「誠意ある」御答弁を御期待申し上げ、私の質問と
いたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  それでは、12番漆山鏗一議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、市政担当3年間の総括と将来の南陽市像として、その力点についてでございますが、
市長就任以来、「清潔で信頼される市政の実現」に向け、具体的な政策として掲げました事項につ
きましては、スピード感を持って全力を傾注して取り組んでまいった次第であります。
  これまでの自己評価としましては、おおむね達成できたものととらえているところであります。
  また、将来の目指す南陽市像とその力点についてでございますが、現在、作業を進めておりま
す「第5次市総合計画」の策定過程で、市振興審議会の御意見や市財政計画などを勘案いたしなが
ら、平成22年度中にまとめたいと考えております。
  次期市総合計画では、果敢に挑む施策の展開として、定住率、出生率及び転入人口の増加を戦
略に据え、夢はぐくむ将来像を描きたいと考えておりますので、議員各位の御指導と御協力を賜り
たいと、このように思っております。
  次に、雪対策についての1点目、今後の市の雪に対する対策についてでございますが、今年度
の除雪計画につきましては、さきの議員全員協議会などでもお示し申し上げておりますが、歩道を
含めた987路線、総延長で312キロメートルの除雪を実施することといたしております。
  これは、昨年度よりも延長で3.6キロメートル余り増えておりますが、年々増え続ける除雪路
線に対応するため、除雪機械も昨年度より2台増強し、62台を確保したところでございます。
  これらの業務につきましては、すべて南陽市除雪組合に委託をしておりますが、今後とも冬期
間の市民生活に極力支障を来さないよう除排雪対策に取り組んでまいる所存であります。
  2点目の高齢者世帯への除排雪ボランティア組織についてでございますけれども、年々高齢化
社会が進む中で、雪国における高齢者世帯の除排雪対策は、大きな課題となっておることは事実で
あります。
  市といたしましては、高齢者世帯などを対象とした雪おろし費支給補助事業を市単独で実施し
ているところでございます。
  また、現在、市内の除雪ボランティア団体は、社会福祉協議会に登録されている1団体のみで
ございますが、豪雪時等におきましては、地元の消防団などの組織が、民生委員の方々と協力し合
いながら、自主的に活動されているとお聞きをいたしているところであります。
  高齢者世帯への除排雪ボランティアにつきましては、行政主導ということではなくて、まずは
共助の精神で、地域の中で十分話し合っていただくことが、何よりも肝要であると考えております。
  その中で、行政として担えるものがあれば、その都度御相談いただき、内容を検討させていた
だきたいと思いますので、御理解をいただきたいと存じます。
  私からは以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  12番漆山鏗一議員。
○漆山鏗一議員  3年4カ月経過されて、ほとんど達成されたというようなことでございますが、
やはり人間、聖人君子ではありませんので、自負されるのは結構でございますが、至らないところ
もあるとするならば、そこら辺も検証していただきながら、残りの任期を全うしていただきたいな
と思います。
  それから、5次総の南陽市第5次総合計画の方針のお示しがありましたが、定住率、出生率の
増加、それから転入人口の増加と、これをキーワードに進めていかれるということでありますが、
大変結構なことだと私も思っております。
  そこで、一つお願いでございますけれども、市の行政がなかなか市民にわかり得ないところが
あるというふうによく耳にするわけでございます。例えば国民健康保険税、知らないうちに上がっ
てよというような声も多々聞くわけであります。これ、市報等でお知らせをしているわけでありま
すけれども、なぜ上げなければならなかったのか、なぜ8期を9期にしなければならなかったのか
というようなその要因といいますか、それを丁寧に市民にお示しすることが肝要かと考えます。
  いわゆる行政用語の羅列ではなくて、どなたでもわかるようなあらわし方での表現方法といい
ますか、それをぜひお願いしたいものだなと思っております。今現在の市報のあれも見ましたけれ
ども、やっぱり専門用語が多いようですね。当局あるいは議員は何となく、当局はもちろん議員は
わかるわけでありますけれども、一般の市民の方は大ざっぱに民生費何ぼ、交際費何ぼ、総務費何
ぼと、こういうあらわし方でありますけれども、なかなか一般の市民の方はわかり得ないというよ
うなことが、現実聞いておりますので、ひとつその点わかりやすく、情報を開示しながら、お示し
しながら、改善していただきたいというふうに思います。
  ここに、去年、私、北海道のニセコの資料を取り寄せました。もっと知りたい今年の仕事、大
変わかりやすいんですね。市の取り組み方がイラスト入り、それから内容を見ますと、予算が何ぼ
何ぼかかって、それで国から幾らもらって、町の借金は何ぼだというようなことまで、きめ細かに
出ております。これらもひとつ御参考にしていただきながら、ぜひ少しでも市民の方がわかりやす
い、ああ、なるほどなと、御納得いただけるような表現方法をぜひ考えていただきたいと思います
が、市長、その点、どのようにお考えですか。
○議長  市長。
○市長  どのように考えるかと、全くそのとおり、そうあるべきだというふうに思っております
し、そのように努力してますし、そのように職員にも指示をしているつもりでおります。
○議長  漆山議員。
○漆山鏗一議員  私が申し上げたのは、今のやり方では、ちょっとわかりづらいというのが事実
でありますので、かみ砕いた、わかりやすい方法のお示しの仕方、これをぜひお考えいただきたい
と思います。
  それから、やっぱり情報を公開、あるいは情報を市民と行政と共有することによって、やっぱ
り南陽市ってこういうふうになっているんだなと、私はこういう部分で頑張ってみようかなという
ようなことも当然出てくるわけでありますので、ひとつよろしく情報開示、それから情報の共有、
公開、これをお願いしたものだなと思います。よろしくお願い申し上げます。
  それから、雪の問題でございます。一昨年、私も雪の問題で塩田市長に質問させていただきま
した。全くきょうと同じような答弁でございました。市民の利便性を欠くことのないように鋭意努
力してまいるというような、ここに持ってきましたが、やっぱり雪の不安といいますか、年齢が高
くなれば高くなるほど不安になるわけでございますので、ひとつ万全な体制といいますか、ある意
味、危機管理の部分にもなるような気がしますので、安全・安心、そしてまた第5次総で定住人口
の増加、あるいは転入人口というようなことでございますから、南陽はこういうふうにやってます
というような新たな施策も打ち出していただきながら、進めていただきたいものだなと思います。
その点、お聞きしてもあれでしょうから、それは要望として強く申し上げておきます。よろしくお
願い申し上げます。
  それから、車の台数の増加というようなことを申し上げましたが、市道は若干増えております。
それから、車の台数でありますけれども、南陽市登録の軽自動車数ですね、調べてみました。そう
したら平成10年は8,276台、平成20年度で1万885台に増えておりました。これ、パーセンテージで
いきますと31%増えています。それから、台数にしまして2,610台、これ、現実増えておりますの
で、やっぱり車がないと仕事にも行けない、生活もできないというのが、南陽市の現実であります
ので、ぜひ1億560万円という数字は固定化しないで、もっと柔軟性のある予算化といいますか、
それをお考えいただけたらありがたいなと、これも要望しておきます。よろしくお願い申し上げま
す。
  それから、モデル地区がありましたが、社協とかございましたが、市内の特定の町内ですか、
そこをモデル地区にして、雪に対してこういう取り組みをしていますよと、あるいはどういう方法
になるのかわかりませんけれども、あるいはボランティアの組織、そして民生委員さん、地区長さ
ん、そういう人が連携をとりまして、そして、おひとり暮らし、あるいは高齢者の家庭の玄関先の
除排雪、そういうモデルケースをどこかの町内で立ち上げていただけるとするならば、ああ、あそ
こでもやっているから、おらほうでもやってみるかなと、これは大変いいことだというふうに道筋
が出るような気がしますので、ぜひ市のほうでいわゆるきっかけですね、きっかけづくりをやって
いただきたいというふうに思いますが、市長、どうですか。
○議長  市長。
○市長  先ほど申し上げましたようにこういったボランティア関係は、モデル地域の指定はやぶ
さかではございませんけれども、やはり地元の地域の皆さん方が自主的、自発的にそうした扶助の
精神を持ってやっていただくことが何よりも大事でありますし、さらに、長く継続してできる関係
をしっかり信頼関係を持ってやっていただくことが何よりも大事、行政でわずかの予算で指定して
みても、年々予算がなくなったからやめたとかということで、なかなか難しいのではないかなと、
こう思っておりますので、できれば漆山議員の地元でぜひやっていただいて、それを南陽市全体に
広げていただくような先駆的な取り組みをしていただければ、大変ありがたいなというふうに、私、
思っておりますが、今は結構ボランティアで歩道なんか積極的にやっていただいていると、子供た
ちが通学する前に、その経費、わずかな燃料代、あるいは保険代というのかな、トラブル、事故な
どがあると困りますので、そういったものを行政で補てんしながら、御協力いただいているという
ような前例はございますが、それ以外にも、私が存じ上げてないいい例がいっぱいあるのではない
かと、こんなふうに思っておりますし、先ほど申し上げましたように消防団の皆さんなども、自主
的、自発的に取り組んでおられるということでありますし、今年もぜひそういった取り組みをお願
いしたいということで、先般消防長のほうにもお願いした経過がございます。
  ぜひ、市民の皆様方の積極的な取り組みを期待しておりますので、議員さんからもぜひ御協力、
御指導いただきたいと、このように思います。
○議長  漆山議員。
○漆山鏗一議員  互助精神、これも確かに必要でありますね。南陽市民の人、割合、奥ゆかしい
といいますか、自分から突出してというのは嫌うといいますか、そういう気持ちの方が多いので、
こういう形でというものを市のほうでお示しすることによって、ああ、こんなのだったら、おらほ
うでもやれるのではないかいと、例えばAという地区がそれをやった、大変よかった、そうします
と、おらほうでやってみようというようなことで、いい方向に回るのではないかと思いますので、
その辺もぜひ今後予算のいろいろ絡みもあるでしょうけれども、市民の利便性、まして転入人口の
増加を描いておられるとするならば、ぜひ前向きに御検討いただきたいということを御要望申し上
げ、私の質問を終わります。
○議長  以上で12番漆山鏗一議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。
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