───────────────────
髙橋  弘 議員 質問
○議長  次に、6番髙橋 弘議員。
〔6番 髙橋 弘議員 登壇〕
○髙橋 弘議員  3月の定例議会最後の番になりました。6番髙橋 弘でございます。
  先般通告いたしました何点かについて、質問させていただきます。
  市長並びに市当局の明快な答弁をお願いいたします。
  アメリカ発の金融危機に始まり、100年に一度といわれるような大不況に見舞われ、世界各国
とも、どのように抜け出すのか必死に模索しております。我が日本は、最初は、被害は大したこと
はないと言っておりましたが、日がたつにつれ、その深刻さは目を覆うばかりであります。国内総
生産を見れば、前年比13%割れ、大手の企業を見れば、派遣社員のリストラを通り越し、正社員の
リストラ、全く先の見えない大不況に突入したと思います。
  この原因はいろいろあると思います。1番悪いのはアメリカでありますが、日本がここ40年来
続けてきた、輸出産業一辺倒の政策がこのような結果になったと思います。国の根幹であります農
業をなおざりにし、気づいてみれば食料自給率が39%、あげくの果ては農薬ギョーザの問題、また
加工米の違法転売と、自分の国をしっかり見据えない結果だと思います。
  よく歴史は繰り返すといいますが、一度失敗したことは二度と繰り返さないためにも、この国
の進む道も輸出産業一辺倒でなく、食料自給率を上げるような施策も十分取り入れた今後の政治に
期待するところであります。
  このような不況の中、我が南陽市、先般内示になりました予算書を見れば、不況の中、市税の
落ち込みは1億6,800万円にも及びますが、前年比1.1%増の123億7,200万円の予算を計上されたこ
とは、これからの南陽市が大きく前進するあかしだと思います。
  そのように、前向きに取り組まれている市長並びに市当局に何点か質問させていただきます。
  第1点でありますが、昨年9月議会において、市内中学校の再編統合が決まりました。吉野中
学校は21年4月に宮内中と統合となり、吉中は休校となりますが、校舎、体育館、グラウンドはど
のようになるのか。また閉校後は校舎、体育館、グラウンドは残るのかどうか。また施設の補修が
必要になった場合、どのように対応していただけるのか、また管理についてはどこにどのような形
で管理を頼むのか、市長の所見を伺いたいと思います。
  2点目でありますが、耕作放棄地については、昨年実態調査を行うということでありましたが、
調査した結果などわかれば伺いたいと思います。
  また、耕作放棄地の原状復帰にはどのような手だてを考えておられるのか、市長の所見を伺い
たいと思います。
  3点目ですが、私は常々政治は弱いところに、また光の当たらないところに手を差し伸べるも
のと思っております。我が南陽市、全国に先駆けて子育て支援都市宣言をいたしました。政策とし
ては、就学前乳幼児の医療費無料化、中央花公園に県内一となる大型遊具の設置、学童保育の充実、
また中学校の完全給食実施、風・麻しんの無料接種など、いろいろの施策をやっていただいており
ますが、私はもう一つ、子育て支援都市にふさわしい、学童までの医療費補助枠の拡大をぜひ考え
ていただきたいと思いますので、市長の所見を伺いたいと思います。
  以上、何点か質問させていただきました。市長初め、当局の誠意ある答弁をお願いいたしまし
て、最初の質問にさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  6番髙橋 弘議員の御質問にお答えを申し上げます。
  なお、教育の振興につきましては、教育長より答弁をいたさせますので、御了承願います。
  初めに、産業の振興についての1点目、耕作放棄地の現況についてでございますが、農業委員
会を初め、関係機関の御協力をいただきながら、361ヘクタールの実態調査を実施いたしたところ
であります。
  そのうち、再活用が可能か否かにつきましては、調査の結果を1筆ごとに判定する必要があり、
現在農業委員会において整理を行っているところでございます。
  現況復帰に必要な手だてにつきましては、地域内の話し合いに基づき、地域内の担い手が中心
となり、具体的な土地ごとの、今後の土地利用の方向性を描いていただく必要があるものと存じて
おります。市としましては、話し合いや方向性の具体化について協力してまいりたいと考えている
ところであります。
  次に、医療福祉についての学童までの医療費補助枠拡大についてでございますが、現在本市に
おける就学前児童への医療費助成については、市独自の施策として完全無料化を実施しており、市
民の皆さんから好評をいただいているところであります。
  本年7月から県の医療費助成の対象が、就学前児童から小学生まで拡大になる予定であり、小
学生においては入院費のみとなるようですので、本市といたしましても県の制度に加えて、市独自
に助成対象を拡大できないか検討しているところでございます。
  なお、市独自で行うとなれば、対象拡大に伴う財源の確保が必要となりますし、少子化対策と
いう観点からの子育て支援策は、基本的に国や県で行うべきものと考えておりますので、現在の県
の制度を拡大することについて、市長会等を通じて要望をいたしているところでありますので、御
理解をいただきたいと思います。
  以上であります。
○議長  三ケ山教育長。
○教育長  6番髙橋 弘議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、教育の振興についてでございますが、吉野中学校跡地利用について、平成21年4月か
らの利用及び施設の管理、平成22年4月からの跡地利用につきましては、1番白鳥雅巳議員の御質
問にお答え申し上げましたとおりでございますので、よろしくお願いしますが、吉野地区からの要
望を踏まえながら、学校教育施設及び社会教育施設の両面での利用が継続してできますよう、地域
の活性化に資する利用方法を検討してまいりたいと考えているところでございます。
  施設の管理につきましては、責任を持って教育委員会で対応してまいりますが、申し込み窓口
等は、現在いろいろ調整中でございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  ただいま教育長のほうから学校の統廃合によります吉野中学校の休校、これに
ついては社会教育の面からも十二分にやっていくということでございますけれども、ぜひそのこと
はお願いしたいというふうに思います。
  というのは、吉野地区においては、中学校の施設を利用したいろいろの行事を今までやってき
ております。そういうようなことで、体育館なりグラウンドが使えなくなるということになります
と、非常にそういう事業についても大変なことになると、見直しも考えなくてはならないというよ
うなことになりますので、ぜひそれはやっていただきたいというふうに思います。
  あと、2点目でありますけれども、閉校になってからですけれども、体育館、グラウンド、教
室はあるわけなんですけれども、その辺、市としては、社会教育についていろいろ活用していきた
いというようなことが、今教育長の話で出されたわけですけれども、具体的にどの辺というか、体
育館なり、教室ですけれども、使う予定にしておられるか、もし考えがあればお聞きしたいと思い
ます。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  お答え申し上げます。
  先ほど白鳥議員のときにもお答えしておりますけれども、来年度1年間につきましては、吉野
中学校のほうは学校教育課で管理をさせていただいて、地域の方にも御不自由のないような、これ
までの活動を継続していただけるような、ことで考えているところでございます。
  平成22年度以降、ほかの中学校と同様になりますけれども、やはりこれは、これまで地域の説
明会の中でも、いろいろな方からいろいろな要望がございましたし、地域の方の厚い思いもござい
ます。そういったところを踏まえながら、行政当局の中で関係課とも協議をしながら具体的に、有
効に活用していただくような形を考えております。
  したがいまして、現段階で校舎、これを使う、あるいは体育館、これを使うという具体的なと
ころはお示しできない状況でございますが、いずれにいたしましても地域の皆様のお考えも拝聴し
ながら、事業を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  ただいま課長の方からはっきりしたお答えはできないというような話でござい
ますけれども、実際その話というか、そういう具体的な案を示されるのは大体いつごろを予定して
おられるか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  これもできるだけ早く、検討しながら進めてまいりたいということ、また時期
につきまして、何月というふうには、これもはっきり申し上げられないのですけれども、とりあえ
ず4月から吉野中学校の生徒さんが宮内中学校に通われて学習をされるということでございますの
で、まずそちらのほうにも全力を尽くしてまいりたいと思いますし、そういった中でもいろいろ要
望をお聞きしながら、とにかくできるだけ早い時期にというふうには考えているところでございま
す。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  できるだけ早くというような答弁でございます。本当に早目にそういう具体的
な指示を出していただきたいというふうに思います。
  あと2点目でございますけれども、先ほど白鳥議員の答弁の中で、校舎の解体というような話
の中で、耐震基準に満たない施設があれば解体も考えるというような話だったと思いますけれども、
具体的にどこの学校と言いましたけれども、何校くらいあるものか、ちょっとお伺いしたいと思い
ます。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  実際に耐震度優先度調査というものを実施してきたわけですけれども、その中
で現在基準を満たしている学校は、何と申し上げてよろしいかですが、22年度から閉校する予定で
ある学校の中で、耐震基準を満たしている学校は中川中学校ということになります。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  そうすると、基準を満たしている学校というのは中川中学校だけと、そうする
とあとの学校は基準を満たしていないというようなことになると思いますけれども、そうすると、
先ほど耐震の基準を満たさない学校というか、教室、建物、それは解体の対象になるというふうな
話でしたけれども、それで間違いないのでしょうか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今回の耐震化推進事業といいますのは、やはり児童生徒の学習環境の安全確保
ということが全面的に打ち出されておりまして、耐震基準を満たしていない施設については、教育
施設としては、使用は当然望ましくないということになろうかと思います。したがいまして、先ほ
どの教育長の答弁の中で、耐震基準で問題のある建物については解体することが望ましいというふ
うにお答えしておるわけですけれども、安全基準を満たしていないものであれば、やはり教育施設
は、当然これは使えないわけです。ただ地域の方の要望もあるというような、先ほど私もお話しし
たとおりでございますので、そういったところも御理解をいただくということも必要になってくる
と思いますが、すぐに満たしていないので壊すというようなことではなくて、やはりこの22年度以
降になりますと、学校教育課の管理外になるということもございますので、関係課とも調整をして、
協議をして、それで22年度以降のことについて検討を深めながら対応させていただくということで
御理解をいただければというふうに思います。
○議長  ただいま、6番髙橋 弘議員の質問のさなかでありますが、ここで暫時休憩といたしま
す。
  再開は2時15分といたします。
午後 2時01分  休憩
───────────────────
午後 2時15分  再開
○議長  再開いたします。
  休憩前、6番髙橋議員の質問のさなかでありましたので、髙橋議員の質問を求めます。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  先ほど、22年に耐震施設の見直しというか、それをやるというような話であっ
たわけですけれども、先ほどの答弁の中で、地域の教育活動の一環として、いろいろ学校の跡地に
ついては考えていくという話であったわけですけれども、この基準を満たしていない校舎、そうい
う校舎があるわけですけれども、それを解体しないで、もし使うとすれば、教育施設としては使え
ないと思いますけれども、そういう形でなくて、別な形で使うとすれば、その辺補強とかそういっ
たことは考えておるのでしょうか、お聞きしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  あくまでも、一定程度の強度が保たれるというような施設であれば、地域の皆さん方が
責任を持って維持管理できるという前提のもとに、さまざまな地域の皆さん方の要望にこたえてい
きたいと、こう基本的には思っております。特に吉野地区の場合は体育館、グラウンド、プール、
こういった極めて大事なといいますか、日常の地域活動に必要な施設が残っておりますので、これ
らの維持管理をどうやってやるかというのは非常に重大な課題であります。そんなことを考えれば、
21年度は教育委員会ということになりますが、学校教育で管理をするということになっております
けれども、22年度以降については社会教育、特に公民館との連携を図りながら、基本的には公民館
の移転ということも先の中に考えながら、公民館に、体育館、グラウンド、プール、こういったも
のを含めて管理できるような体制がつくれればいいのかなというふうに思っております。そうする
ことが1番地元の皆さん方に負担のかからない方法でなかろうかというふうに考えております。し
かしながら、このことはまだ事務方に指示していませんので、これから地元の皆さん方ともいろい
ろと相談をして、方向性を出していきたいというふうに思っております。
  さらにその他の施設についても、その他というのは各地域の学校ですけれども、できるだけ不
安を除くためには早く、これからの再利用について決定をしていきたいというふうに思っておりま
す。できれば期限は、先ほど課長もできるだけ早くと言われましたが、今年じゅうぐらいに、はっ
きりしておいた方がいいのではないかというふうに思って、指示をしたいと思っております。
  以上です。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  ただいま市長の方から前向きな答弁をいただいたわけですけれども、地元の人
の話を聞きますと、やはり体育館の跡地利用を含めて、グラウンドもですけれども、非常に心配し
ているということでございますので、ただいま何度も言いますけれども、市長の方から前向きな話
をいただいたというようなことで、ぜひ今年じゅうにでもそういう答申というか、それを出してい
ただきたいというふうに思います。
  それで、先ほどいろいろ質問の中に校舎の維持とか、そういったことも質問したわけですけれ
ども、今の、市長の答弁の中に入っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
  それから、第2点目でございますけれども、先ほど耕作放棄地のことについて質問をいたしま
した。ただいま精査中というような話でございますけれども、この精査中のことですけれども、大
体いつころまでに結果が出てくるのか、その辺お願いしたいと思います。
○議長  大坂農業委員会事務局長。
○農業委員会事務局長  実態調査の業務は農業委員会が担当してございますので、私の方からお
答えを申し上げます。
  調査につきましては、今年の夏ころまでには何とか終了していきたいなというふうに考えてい
るところでございます。
  なお、現在調査しておりますけれども、字名にして約2,900字ほど、筆数にしまして約5万筆
ほどの農地、田んぼ、畑でございますので、時間がかかっているというような状況でございます。
  以上でございます。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  ただいま5万筆というような膨大な筆数の話があったわけですけれども、でき
るだけ早くこのことは調査を終了していただきたいというふうに思います。
  耕作放棄地の実態調査はそれでわかるわけですけれども、その放棄地のこれからの活用といい
ますか、現況に戻すいろいろな作業があるわけですけれども、これはなかなか難しいというふうに
思います。個人ではどうしてもできないようなそういう放棄地もございます。私は全部の放棄地が
復元するというふうなことは考えておりませんけれども、集団的にできるような土地も随分見れば
残っておるわけですけれども、その辺、我々も頑張ってやっていきたいというふうに思いますけれ
ども、先ほど市のほうの、市長のほうの話の中で、話し合いや方向性の具体化についてお手伝いを
したいというような話があったわけですけれども、このお手伝いをしたいというのはどういうこと
を指しているのか、ちょっとお願いしたいと思います。
○議長  鈴木農林課長。
○農林課長  ただいま議員のおっしゃるように、団地化できる部分は市内でも何点かあるようで
ございます。その中で、市のほうの対策協議会を設置しなければなりませんので、そちらの方の方
針決定を受けました後に、地域の担い手の方々等との話し合い等を持ちたいということを考えてい
るところでございます。
  特に、どのような作物をどういうふうな形で作付するか、もしくは原状に復帰するための経費
等について、労働力の確保等々、いろいろな面で問題が出てくるのかなと思っておりますので、県
の普及課等々の関係機関の御協力も得ながら、そちらのほうのお話し合いの準備等について対応さ
せていただきたいという考え方を持っているところでございます。
  以上でございます。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  市のほうが窓口になって、いろいろそういう対策をとっていただけるというこ
とであれば、本当にこの中山間地の耕作放棄地の多い私たちの地域については、大変喜ばしいこと
だというふうに思っております。その中で、今担い手、そしてまた後継者ということが問題になる
わけですけれども、なかなか今の時点で、後継者不足が、これは私たちの地域だけでなくて、ほか
の地域も同じだと思いますけれども、非常に後継者不足というふうな状況になっております。当然
後継者もいなければ、担い手もいないというようなことでございますけれども、そういう前向きな
市のほうの対応をしていただければ、担い手、そしてまた後継者ができるかできないかわかりませ
んけれども、担い手くらいはひとつ頑張って、地域で探していきたいというように思っております
ので、今後ともいろいろ御指導をお願いしたいというふうに思います。
  3点目でございますけれども、先ほど子育て支援都市を宣言しているというようなことで、就
学前の乳幼児だけでなくて、学童までの医療費の無償化ということをお願いしたわけですけれども、
やっぱり就学前の子供ですと、かなり風邪でも病気でも、特に今は風邪だと思いますけれども、す
ぐかかって、引いてくるというような状況だと思います。学童になれば、小学校に上がれば、そう
いったこともなくなると、体力的にも十分丈夫になってくる。そしてまた、そういった病院にかか
る機会も少なくなるというようなことで、就学前の子供よりは学童のほうがずっと医療費というの
はかからないような気がするわけでございます。先ほど市長の話ですと、県、国、そちらの方にお
願いをするというか、そういうお答えでしたけれども、6年生まででなくても、中間の3年あたり
でもできるのではないかというふうな思いがあるわけですけれども、いかがなものでしょうか、市
長。
○議長  市長。
○市長  先ほどから子育て支援について、いろいろと御質問受けているわけであります。私とし
ては南陽市の財政状況を見て、精いっぱいの努力をしているというふうな、実は自負を持っている
わけでありますが、それでもまだ足りないと、こういうようなことであります。
  県は、今年から入院、中学生まで。それも所得制限があると。市長会でもとっても使い勝手が
悪いので、条件をすべて削除してフリーにしてくれと、こういうふうなお願いを私のほうからもし
てきました。しかしながら、なかなかそういうふうな状況に今のところいっていないというわけで、
今年どうしてもということで、新たな施策の1つとして考えれば、この医療費の補助枠の拡大の一
環として、医療費をただにはなかなかできません、金額が大きくなります。概算で計算すると相当
な額になると思いますので、まずは入院を無償にするところから入っていこうかなと、こう思って
おります。しかし、まだ事務方には指示していませんので、これから指示をしたいと、こう思って
おります。できれば中学校ぐらいまで、入院については無料化をしたいと、こう思っております。
  なお、ここ21年、22年度が、南陽市が最も厳しい財政状況で、起債の償還額も大きいものです
から、この22年度まで少し我慢をしていただいて、これを上手にクリアできて、市の財政もそこそ
こ、県あたりから余りとやかく指示を受けないような状況になれば、髙橋議員の期待にこたえるよ
うな施策も考えていきたいと、こう思っております。
  しかしながら、今の段階ですぐは、到底市の財政状況から見て難しいと。ただこれからどうい
う国のほうの施策があるかわかりません。国の新たな補正なんかも出てきていますので、そういっ
たものとあわせて、あるいは雇用の問題なんかともあわせて、いろいろ研究はさせていただきたい
と思いますが、今日ここで言えるのは、入院については何とか無償にしたいと、こういうふうなこ
とで事務方に指示をしたいなと思っております。
  それから、ちょっと髙橋議員の質問とは関係ございませんが、先ほど吉田議員からもファミリ
ー・サポートの件で質問があって、私の答弁をする機会がなかったので答えられなかったわけであ
りますが、これについても非常に前向きに検討をしております。今回のふるさと雇用の一環として、
雇用に向けた取り組みとしてどうだというふうな質問でございましたので、今年中には立ち上げた
いと、こう思っております。ただ残念ながら、先ほどの、吉田議員の質問の中にもありましたけれ
ども、病後児に対応する緊急サポートについては、これはやっぱり赤湯、ふたばにお願いするとい
うことにして、一般的なファミリー・サポート、県内でも16ほど、17に増えたのですか、17。置賜
でも、そのうちの5つほどあるということでございますので、おくれをとらない意味でも南陽市で
は対応したいと、事務方の経費は市で持てるようにしたいと、こんなふうに考えているところであ
りますので、あわせて御協力をお願いしたいというふうに思います。
  以上です。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 弘議員  どうもありがとうございました。確かに財政的には厳しいこのときでございま
すので、なかなか大変なことだと思いますけれども、これは私、あえて先ほど質問の中で、具体的
には出さなかったのですけれども、天童、あと遊左町だったかな、その辺でこれをやっていると、
あるいは今年からだと思いますけれども、そういうなことを新聞でちょっと見ましたので、一応上
げさせていただきました。それでも市長の方から医療費は難しいかもしれませんけれども、入院の
方は考えましょうと、それも中学生までということでございますので、まことにありがたいという
ふうに思います。ぜひファミリー・サポートの件もあわせて、よろしくお願いしたいというふうに
思います。
  いろいろ質問させていただきましたけれども、そしてまた答弁をいただきました。ただいま答
弁をいただいたこのことが、南陽市の発展に大きく寄与するものというふうに思います。
  以上で私の質問を終わらせていただきます。
○議長  以上で、6番髙橋 弘議員の一般質問は終了いたしました。
  大変ご苦労さまでございました。
  以上をもちまして、通告されました8名の一般質問はすべて終了いたしました。
  長時間大変御苦労さまでございました。
  質問された議員、答弁なされた執行部各位の労をねぎらい、今後の市政運営に生かされること
を期待しております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

散会
○議長  本日はこれにて散会といたします。
  御一同様、御起立願います。
  長い間、大変御苦労さまでございました。
午後 2時35分  散会