平成21年3月定例会 予算委員会(補正予算) 3月2日(月)11:00~11:37
               予算委員会(当初予算) 3月12日(木)10:00~14:51
               予算委員会(当初予算) 3月13日(金)10:00~11:55

              
平成21年3月2日(月)予算特別委員会


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本日の会議に付した事件
 議第2号 平成20年度南陽市一般会計補正予算
      (第8号)
 議第3号 平成20年度南陽市国民健康保険特別
      会計補正予算(第4号)
 議第4号 平成20年度南陽市育英事業特別会計
      補正予算(第1号)
 議第5号 平成20年度南陽市老人保健特別会計
      補正予算(第2号)
 議第6号 平成20年度南陽市農業集落排水事業
      特別会計補正予算(第2号)
 議第7号 平成20年度南陽市介護保険特別会計
      補正予算(第4号)
 議第8号 平成20年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計補正予算(第2号)
 議第9号 平成20年度南陽市下水道事業会計補
      正予算(第4号)

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開会
○委員長(殿岡和郎委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は17名で、定足数に達しております。
  なお、本日の会議に欠席する旨、通告のあった委員は、1番、白鳥雅巳委員、1名であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成20年度補正予算8件、平成21年度予算11件であります。
  そのうち、本日の予算特別委員会では、平成20年度補正予算8件について審査を行います。

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議第2号 平成20年度南陽市一般会計補正
     予算(第8号)
○委員長  初めに、議第2号 平成20年度南陽市一般会計補正予算(第8号)について審査を行い
ます。
  当局の説明を求めます。樋口一志企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第2号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願い申
し上げます。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般について、12ページから19ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。
  第2款総務費から第7款商工費の20ページから25ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費から第13款諸支出金の24ページから29ページまでについて質疑ござ
いませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他付属資料30ページから33ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第2号 平成20年度南陽市一般会計補正予算(第8号)は、原案のとお
り可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第2号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第3号 平成20年度南陽市国民健康保険
     特別会計補正予算(第4号)
○委員長  次に、議第3号 平成20年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について
審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第3号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、42ページから45ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第3号 平成20年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、
原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第4号 平成20年度南陽市育英事業特別
     会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第4号 平成20年度南陽市育英事業特別会計補正予算(第1号)について審査
を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第4号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、52ページから53ページについて質疑ござい
ませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第4号 平成20年度南陽市育英事業特別会計補正予算(第1号)は、原
案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第4号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第5号 平成20年度南陽市老人保健特別
     会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第5号 平成20年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第2号)について審査
を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第5号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、62ページから65ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第5号 平成20年度南陽市老人保健特別会計補正予算(第2号)は、原
案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第6号 平成20年度南陽市農業集落排水
     事業特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第6号 平成20年度南陽市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につ
いて審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第6号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、72ページから73ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第6号 平成20年度南陽市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第6号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第7号 平成20年度南陽市介護保険特別
     会計補正予算(第4号)
○委員長  次に、議第7号 平成20年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第4号)について審査
を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第7号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、82ページから85ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第7号 平成20年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第4号)は、原
案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第8号 平成20年度南陽市後期高齢者医
     療特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第8号 平成20年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につい
て審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第8号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、94ページから97ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第8号 平成20年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第8号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第9号 平成20年度南陽市下水道事業会
     計補正予算(第4号)
○委員長  次に、議第9号 平成20年度南陽市下水道事業会計補正予算(第4号)について審査を
行います。
  当局の説明を求めます。羽山正一上下水道課長。
〔上下水道課長 羽山正一 登壇〕
○上下水道課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第9号について説明〕省略
          別紙参照。
○委員長  これより質疑に入ります。102ページから103ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第9号 平成20年度南陽市下水道事業会計補正予算(第4号)は、原案
のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第9号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました平成20年度補正予算8件の審査は終了いたしました。
  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申
し上げます。
  なお、次会の予算特別委員会は、3月定例会会期日程により開催いたしますので、御参集願い
ます。

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散      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を散会いたします。
  御苦労さまでした。
午前11時37分  散  会




3月定例会 予算特別委員会(当初予算)
平成20年3月12日(木)


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本日の会議に付した事件
 議第10号 平成21年度南陽市一般会計予算
 議第11号 平成21年度南陽市国民健康保険特別
      会計予算
 議第12号 平成21年度南陽市財産区特別会計予
      算
 議第13号 平成21年度南陽市小滝簡易水道事業
      特別会計予算
 議第14号 平成21年度南陽市育英事業特別会計
      予算
 議第15号 平成21年度南陽市老人保健特別会計
      予算
 議第16号 平成21年度南陽市介護保険特別会計
      予算
 議第17号 平成21年度南陽市出産祝事業特別会
      計予算
 議第18号 平成21年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計予算
 議第19号 平成21年度南陽市水道事業会計予算
 議第20号 平成21年度南陽市下水道事業会計予
      算

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開議
○委員長(殿岡和郎委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は18名全員であります。
  これより平成21年度各会計予算の審査に入ります。

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議第10号 平成21年度南陽市一般会計予
      算
○委員長  初めに、議第10号 平成21年度南陽市一般会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口一志企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第10号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願
い申し上げます。
  これより質疑に入ります。
  予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入について行います。
  第1款市税から第12款使用料及び手数料までの12ページから21ページまでについて質疑ござい
ませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  歳入全体について、基本的な見解をお尋ねしたいんですが、せんだっての施政
方針、あるいは内示のときに市長の説明等によりますと、法人税、あるいは個人の税金、あるいは
資産税などが減っているというふうな状況、お話を聞いているわけですけれども、この3カ年計画
の、せんだってもらいましたこの計画書の中身を見てみますと、市税、それから地方交付税、いろ
いろな点で減っていると、そういう状況があるわけですけれども、今後の推移、それから対応策、
どのように考えておられるか、基本的な見解だけお尋ねしておきたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  先般の施政方針並びに一般質問でもお答えしましたが、今年度は4.5%のマイナスだと、
そういうようなことで見ています。
  ただ、現在の経済状況を見ますと、必ずしもその段階でとどまるのかどうか、今のところ全く
想像がつきません。国・県も相当厳しい状況になっているわけで、ただ、今のところ緊急的な対応
で交付税の措置などはありません。全体的な枠組みは維持できますが、市税の面については、相当
見通しを立てるのは難しいのではないかなというふうに思っております。
  何とか限られた予算の中で、できるだけ早期に現在の景気状況、努力をするつもりでおります
が、もうしばらく国・県の施策なども含めて様子を見ないと何とも言えない。単に南陽市だけの予
算では手に負えないような今の経済状況でないのかなと私は思っているところでありますので、皆
さん方の一層の御協力、御支援をお願いしたいというふうに思っております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  市長の言っていることは、そのとおりの情勢だと思うんですが、やはり私再三
申し上げているんですが、一地方自治体ではどうしようもない状況が続いているというふうに思う
んですね。
  それで、今特に雇用問題、あるいは経済状況がまさにじり貧状態にあると。こういう状況だか
らこそ、やはり市民の負託に応えていくと、これも我々議会と、それから行政の責任ではなかろう
かと、こういうふうに思うわけですけれども、ただ待つだけでなくて、何か方策を考えない限り、
やはり前には進めないと、こういうふうに思うわけですが、その辺どういうふうに考えておられる
かお尋ねしたいと思うんです。
○委員長  市長。
○市長  先ほど言ったように、とりあえずは今年度の予算をいかに前倒ししながら、地産地消の
基本的な物の考え方で、その経済効果を期待していくというようなこと、さらには国・県も新たな
追加補正というものが出てくるやに聞いておりますので、それらも早急に我々として対応しながら、
何が一番南陽市にとって効果が上がるのか、こんなものも含めて研究していきたいというふうに思
っております。
  ただ、先般の一般質問でも申し上げましたように、国・県とも自治体に対する指標ですね、数
字、一番大きいのは実質公債費比率であるとか、経常経費であるとか、あるいは将来負担比率であ
るとか、さまざまなものに制限がありまして、市独自の財政出動なんていうことはなかなかいかな
いという現状もありますので、先ほどから言っているように、御理解いただきたいと、できる限り
の努力をしていきたいというふうには思っております。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第13款国庫支出金から第14款県支出金までの20ページから29ページまでについて
質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第15款財産収入から第20款市債までの28ページから39ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
  18番小林委員。
○小林啓市委員  30ページ、15款財産収入についてお尋ねします。
  これは前年度が6,000万円、今年は3,500万円となっているわけですが、これはどこの場所です
か。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  年度内の売却、努力分も含めて見込んだものでございまして、近年なかなか売
れないという状況で、一昨年度は8,000万円、今年度が6,000万円、それでなかなか売れないという
ことで、今回3月補正で減額をさせていただきましたが、今年度はさらに3,000万円を減額して計
上したというものでございまして、500万円ほどは通常ベースで細かい部分、法定外公共物等で歳
入見込めるわけでありますが、あとの分については、多少大きいところを売却しなければ収入にな
らないということで、努力分も含めて計上したものでございます。箇所づけは特にございません。
(「場所」の声あり)
○委員長  箇所づけは特にないということです。
  18番小林委員。
○小林啓市委員  そこの場所はどこだと、場所。売る場所。
○委員長  市長。
○市長  場所は特別ということですが、本来であれば、赤湯保育園とか、矢ノ目住宅の跡地とか、
こういうところを計画して、何とか売りたいと思っているわけですけれども、なかなかうまくいか
なかったということを今課長が説明しているわけなんで、御理解いただたいと。何とかして売りた
いという希望的な予算だということですね。
○委員長  18番小林委員。
○小林啓市委員  赤湯の保育園が大きな場所だと思うんですが、これは前年度から見ても2,500
万円から下がっているわけですね。あの場所は保育園自体にアスベストがあるというようなことで、
なかなか買う人がいないということを聞いているんですが、1,000坪くらいの土地だということで
すが、これはやはり予算計上をした以上は早く売らなければならないと思うんですが、業者のほう
から言えば、買えるという、あの場所は今、前と違って物が売れないわけですから、とても負担が
大きくて買えないと、このような話をしておったんですが、ちょうどあそこのところは赤湯中学校
の南の道路が保育園の中を通すように、地元のほうからも道路を要望されているわけですので、あ
そこを売却する場合、市で道路をつくって、そして業者とか一般の人もだれでもいいんでしょうけ
れども、売却というようなことを考えないと、なかなか売れないのではないかと、こういう思いを
しております。
  あそこの場合は1,000坪で大体坪3万5,000円くらいかな。それに対して解体費が約2,000万円
くらいかかるというような話も聞いているんですが、そうすると業者が買った場合、金利はかかる、
固定資産税は払わなくてはならないと、こういうようなことで、とても売れ残った場合、もう赤字
が出てくると、こういうようなことで手が出せないと、このような話も聞いているので、売却する
に当たって、先ほどおっしゃいました道路を地元から要望あるんで、市のほうで、あそこの道路を
切って巡回されるようにすれば、ある程度売れるというようなことは、特にそのような考えはあり
ませんか。
○委員長  市長。
○市長  いろいろと御心配いただいているようでありますが、その辺も総合的に判断をして対応
したいというふうに思っております。
  費用対効果ということもございますので、余り先行投資をして、かえって財政を圧迫するとい
うことでも困りますので、状況を見ながら判断をしたいというふうに思います。
○委員長  18番小林委員。
○小林啓市委員  財政を圧迫するということですけれども、今これから先、土地が上がるという
ことはちょっと考えられないと思うんですよ。これはわかりませんけれども、そうしてくると来年
また財産収入もう1,000万円くらい下がったような予算をつくらなければならなくなってくるんで
はないかなと思うし、ある程度市のほうで負担して、今景気が非常に停滞しているわけですし、地
元の業者に仕事を与えるというようなことからも、ぜひひとつ前向きに検討していただきたいなと、
こう思っています。
○委員長  希望ですね。
  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、歳入について、これで終わりたいと思います。
  次に、歳出に入ります。
  第1款議会費の40ページから41ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第2款総務費の42ページから67ページまでについて質疑ございませんか。
  11番松木委員。
○松木新一委員  51ページの2款総務費、1項の総務管理費について御質問申し上げます。
  置広の事務組合関係でございますけれども、先日、昨日ですか、そしてけさの新聞報道にもあ
ったわけですけれども、千代田クリーンセンターのごみ焼却炉の建設の入札談合関係について、県
のオンブズマンのほうからも先月ですか、お話があって、それらについての回答が押し迫っている
という中で、急遽先日全協が開かれて報告があったというようことでございますので、本当はなけ
れば、ずっと詳しく質問しようかなと思ったんですが、若干新聞報道にもありますけれども、これ
らの今までの経過について、理事でもあります市長のほうから御答弁をお願いいたします。
○委員長  市長。
○市長  詳しい内容はわかりません。ただ、私が理事になってから、この問題は出なかったんで
すが、最近ようやっと判決が出て、オンブズマンからの請求などがあって、対応するということに
なったわけであります。
  かなり前から最近記事を見ますと、問題があったと。当初の裁判でどういうふうな判決が出る
のか、なかなか立証できないのではないかというようなこともあって、その結果を待っていたと、
こういうことなんです。事務局のほうの報告を簡単に言いますと。ようやっと結果が出て、裁判に
持ち込んでも勝てそうだというようなことを調査の結果、98%ぐらいの確率で大丈夫だというよう
なことなので、これは何とか置広としても、ほかのところの事務組合もそういうふうな方向なので、
やらなければならないし、やはり損害賠償を請求しなければならんと、こういうことになって、さ
きの理事会で決定をして、きのうの全協で議会の承認を得たというような報告を受けております。
  したがって、その先はまだどうなるのかわかりませんが、おおむね弁護士の指導によって、細
かいことは新聞等に載っておったんではないのかなと思いますけれども、おおむね1割ぐらいの談
合のないとあるとでは差があったんではないかということなので、それの約半分ぐらいを請求する
というようなことで進めている。
  きのう私実は用があって、副市長に代理出席していただいたので、その事情をまだ報告を受け
ていませんが、そんなことでするということになったんで、南陽市としても足並みをそろえて進め
ると。もちろん南陽市にもその負担、訴訟するに当たっての着手金とか、さまざまの負担があると
いうようなことで、追ってお願いすることになるのではないかなというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  ほかの候補地で、ほかの請求されて問い合わせのあるところあたりについても、
やはり県内でも賠償請求するというような方向が示されておりますが、ほかの事例等も見ても、こ
の件に関しては勝訴するという確率が、今市長が言われたとおり非常に確率が高いものであるとい
うようなことで、賠償請求額も新聞によると通常談合がなくて、通常の入札があれば、その差額と
いうようなことで、私が思うにその入札の推移そのものについては若干高いのではないかなとは私
自身は思ったんですが、一応その差額というようなことで、新聞報道によると、2億6,680万円と
いうような賠償額ということで、非常に大きな額であると。それに訴訟費用をプラスして請求した
いというような新聞報道があるわけです。
  12億6,000万円ですね。12億6,000万円です、失礼しました。
  そんなことで、それらを今後していきたいというようなことでございますが、それは当然する
べきだと私も思いますので、ぜひその件についてはやっていただきたいと思うわけでございます。
  そういうことで、そのことで先行きわからないというようなことでございますが、実際この賠
償請求して、それらが拒否された場合は置広としては訴訟するような考えもあるようですが、我が
南陽市長も足並みをそろえてとおっしゃっていますが、その辺の御見解はどうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  南陽市独自にやっているんではなくて、3市5町の置賜行政事務組合としてやるという
ことですから、それに南陽市がやめたなんていうことはいかないわけですから、一緒にやると、こ
ういうことですから、御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  当然それはそういうことだとは思います。
  そういう中で、この賠償額が最終的にどれぐらいに決定するかわかりませんが、それらのその
額の取り扱いについて、今後どのようなことまではもう全然話はなかったということだと思ってよ
ろしいのでしょうか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  この件につきましては、まだ理事会で議論はしておりませんが、今までの例ですと、
やはり国庫補助等もございますので、国庫補助等について返還義務が生じるのかなと。それから負
担割合によって、各3市5町、それぞれ違う額を負担しておるわけですから、その賠償金について
もその割合で戻ってくるというようなことではないだろうかと思っております。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  そのことについて、関係市町村に負担費用によって戻ってくるのか、または置
広全体として、積み立てておいて、この千代田クリーンセンターの今後の施設整備等に充てられる
のか、その辺を本当はお聞きしたかったんですが、それらについては負担、返ってくるだろうとい
う御返答でございましたので、それらについては今後置賜広域事務組合のほうで御検討いただきた
いと思います。
  ぜひこの賠償請求は行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○委員長  要望ですね。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  関連して質問したいんですが、市長ね、この問題は平成8年、これ議会でもこ
こでもいろいろ問題になったわけですね。市長御承知のとおりだと思います。
  それで、当時談合あったのではないのかと、こういうふうな問いに、それはなかったと、こう
いうふうにずっと来たわけですよ。しかも100近い入札価格ということで、当時いろいろなったと
いうふうないきさつ、経過があったわけですけれども、余りにも高過ぎると。結局は談合だったん
だということで、せんだっての新聞、あるいは今日の新聞等にも載っているわけですけれども、こ
れは当然行政組合としては、しかも勧告もあるわけですから、当然損害賠償を請求すると、これは
当然のことだと私は思います。しかも市民の貴重な金でありますから、当然返すべきものは返すと、
これは当たり前のお話であって、その辺向こうに行ったときもぜひ、恐らく決定しているわけです
から、それはそれでよしだと思うんですが、その辺の経過があるわけですから、一言言わせていた
だきました。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第3款民生費の66ページから83ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第4款衛生費の82ページから91ページまでについて質疑ございませんか。
  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  89ページの4款衛生費、3目環境衛生費のところで、元気がでるまちづくり
交付金が500万円予定されておりますが、この元気がでるまちづくり交付金はどのような形で交付
するような形になっておりますでしょうか。
○委員長  伊藤市民課長。
○市民課長  それでは、私のほうからお答え申し上げます。
  この元気がでるまちづくり交付金につきましては、資源ごみの売却益が元金となっております。
それを地域の方々に還元をするというようなことで、今回元気がでるまちづくり交付金ということ
で、交付要綱を定めて地域の方々に使っていただこうということで計画をしております。
  具体的には地区長さんのほうに交付をいたしまして、それぞれの各地区のほうで、ごみの関係、
あるいは地域の活性化、いろんな運動会、さまざまな行事に使っていただくという目的でございま
す。
  以上でございます。
○委員長  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  そうしますと、これは市のほうに活動を申請という形でなくて、地区のほう
でそれを検討するということなんですね。
○委員長  伊藤市民課長。
○市民課長  これにつきましては、市のほうで交付をして、地区のほうでいろいろ考えていただ
いて活性化に使っていただくということであります。
  なお、あくまでも資源ごみの売却益ということでございますので、市民課といたしましては、
ごみ減量化ということで、使っていただければ大変ありがたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○委員長  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  今、ごみの減量のほうになるべく使っていただきたいということでしたが、
やはり環境的なところにも使うというのはありということで考えてよろしいでしょうか。
○委員長  伊藤市民課長。
○市民課長  そのとおりでございます。
  運動会とか、そういった事業等にも当然いいわけですけれども、資源ごみを売却することによ
って得たお金ということでございますので、ぜひ地域の方々に資源ごみについて、さらなる御協力
をいただきながら、売却益を有効に地域の方々にその分を還元するということでございますので、
そのような目的で使っていただければ大変ありがたいと思います。
  以上でございます。
○委員長  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  やはりどうしてもごみ減量のでということが出てくるんですけれども、まず
それでは余り厳しい枠を設けなくてもいいということで、市民活動の盛り上がりにということです
ので、市からの指導もぜひ一生懸命やっていただきたいと思います。
○委員長  要望ですね。
(「はい」の声あり)
○委員長  ほかにありませんか。
  6番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  ただいまこのまちづくり交付金、説明があったわけですけれども、全地区にこ
れ交付されるんですか、説明お願いしたいと思います。
○委員長  伊藤市民課長。
○市民課長  これにつきましては、全地区、8地区に交付する予定でございます。交付の割り当
てになるわけなんですが、世帯割で交付をしたいということで考えてございます。
  世帯割プラス平等割ということで、500万円を考えてございます。
  以上でございます。
○委員長  ほかにありませんか。
  12番漆山委員。
○漆山鏗一委員  今の件でありますけれども、ちょっと私がお聞きしたニュアンスが違うんです
ね。つまり市内全地区にくまなくお配りする予算なのか、あるいは私たちの地区でこういうことで
頑張りたいので、何とかお願いだと、こっちから申請申し上げて、それを活用するのか、それどっ
ちですかね。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  私から補足を説明させていただきますが、これにつきましては伊藤課長から今説明申
し上げましたが、原資は資源ごみの市民への還元という意味でございますが、それを環境整備に主
に使っていただく。それから、それについては地区に配分するものではなくて、各町内に配分する
ものでなくて、各8地区の環境整備、例えば簡単な泥上げとか、今まで小さいものも市にお願いを
して、依頼をしていたものを地区でそれに取り組んでいただくと。それから、ごみの減量化にも取
り組んでいただくと。伊藤課長、運動会と申し上げましたが、新たな事業を環境関係で起こしてい
ただきたいと。その用途については地区長会にお任せをしますというようなことを考えております。
  それから、これまでごみの収集所についても市民課で補助金を出しておったわけですが、それ
についても各地区で一つのひな形を準備しておりますので、それも地区で担当していただくという
ようなことで考えてございます。
○委員長  いいですか。
(「はい、了解」の声あり)
○委員長  3番吉田委員。
○吉田美枝委員  関連してなんですけれども、各地区に世帯割、または平等割ということで、8
地区に分けられるわけですよね。主に環境整備に使うとおっしゃいましたけれども、その財産管理
というのは、結局は地区長にお任せするとは言うものの、各公民館預かりになるような気がするん
ですけれども、どうでしょうか。
  それでなくても公民館というのは、いろんな地区のお財布というか、いっぱい持っていて本当
に大変なんではないかなと思うんです。
  この環境整備に使うとおっしゃいましたけれども、今まで街灯、町内の街灯なり、花いっぱい
運動ですか、あれとかというのも全部市のほうでやっていったのを地区に結局おろすということで
すよね。そうしますと、本当に各地区の公民館というか、大変になるんではないかと思うんですけ
れども、その辺いかがでしょうか。
○委員長  伊藤市民課長。
○市民課長  それにつきましては、昨年から地区長さんか公民館の方々に何回となく御説明を申
し上げて現在まで至っておりますし、その辺は御理解をいただいているというふうに私のほうでは
考えております。
  各地区長会のほうでするというところもありますし、中には今おっしゃったような公民館にお
金を、地区長会からお金をやって、公民館のほうで、その事業について地区の方々と協議をしなが
ら、活用していくというところもございます。その辺は各地区のほうにお任せをするということに
なっております。
  以上でございます。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  ここで暫時休憩といたします。
  再開を11時15分といたします。
午前11時00分  休憩
───────────────────
午前11時15分  再開
○委員長  確認をいたします。
  第4款衛生費について、ありませんか。
  3番吉田委員。
○吉田美枝委員  先ほど8地区に世帯割、平等割でお配りするということのようでしたけれども、
この平等割の金額、あとすべて8地区の金額等を教えていただければと思います。
○委員長  伊藤市民課長。
○市民課長  それでは、お答え申し上げます。
  500万円の内訳でございますが、平等割として4割、世帯割として6割、平等割4割というこ
とで200万円、これについては25万円ずつ8地区で、合計200万円、それから世帯割ということで6
割、これは世帯数割ということで300万円、合計500万円ということで考えております。
○委員長  3番吉田委員。
○吉田美枝委員  地区ごとに、すみません、計算できないものですから。
○委員長  今、各地区と。
(「その世帯」の声あり)
○委員長  3番吉田委員。
○吉田美枝委員  すみません。今年度の大体でよろしいですけれども、赤湯、宮内、沖郷、梨郷、
中川、吉野かな、8地区、すみません、それの金額、教えていただければと思います。
○委員長  市民課長。
○市民課長  それでは申し上げます。
  世帯数割でございますので、これは世帯数4月1日現在の世帯数ということになります。した
がいまして、今現在1月1日現在の状況でお知らせ申し上げます。
  赤湯地区につきましては、世帯割105万3,000円、中川地区12万6,000円、宮内地区74万1,000円、
漆山地区22万2,000円、吉野地区7万2,000円、金山地区4万5,000円、沖郷地区60万6,000円、梨郷
地区13万5,000円、合計300万円ということでございます。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第5款労働費の90ページから93ページにまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第6款農林水産業費の92ページから103ページまでについて質疑ございませんか。
  2番片平委員。
○片平志朗委員  102ページの6款農林水産業費の2目林業振興費の中で、今年度から新たにナ
ラ枯れ等森林被害木駆除委託料ということで56万9,000円ほど予算とられていると思うんですが、
具体的にこの程度の予算でどの程度の規模、ナラ枯れにすると100本とか、面積にすれば20ヘクタ
ールとかできるのかなということでお尋ねしたいと思います。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  ナラ枯れの問題についてお答えを申し上げます。
  ナラ枯れにつきましては、昨年の8月に被害が初めて市内で確認されたわけでありまして、吉
野地区を除く市内全域において、約120本の被害が確認されたところでございます。被害の最先端
地を重点的に防除するというふうな県の方針もありまして、今年度につきましては、全額県費によ
る燻蒸処理というふうなことで実施をしてもらった経緯がございます。
  御質問のありました56万9,000円でというふうな話でありますが、新年度以降このナラ枯れだ
けでなくて、その上にあります森林病害虫防除事業、これは国費、国の防除制度でありまして、こ
れとさらにこのナラ枯れと森林被害木駆除委託金、これにつきましては県の新たな総合交付金と、
この制度であります。この2つ、国と県の制度をフルに取り入れて、これの金額で対応してまいり
たいというふうに考えているところでございます。
  以上です。
○委員長  いいですか。
  2番片平委員。
○片平志朗委員  今の件はわかりました。
  次に、例えば駆除された木の処理というんですか、有効活用も含めて、どのように考えている
かお聞きしたいと思います。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  被害木につきましては、前の一般質問の際にも申し上げたかと思うんです
が、被害木については、中に媒介するカシノナガキクイムシが数万匹単位でおるわけであります。
したがいまして、それに薬注をして、全部殺して、その場で移動させないようにというふうな国の
通達もございますので、これを利用するというふうなことは現段階では考えてございません。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  この間、森林組合さんからもらった資料の中で、その後、一度成虫したナガキ
クイムシですか、それは成虫になると、移動してもほかに飛び移らないという、そんなデータも載
っていたんですけれども、その辺はどういうお考えでしょうか。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  カシノナガキクイムシは、6月の中旬ころ成虫化いたしまして、それが弱
った木に集中的に入って、子育てをしてというふうなことになってございます。
  したがいまして、時期的にもよるんですが、ちょうど成虫で飛んでいった後、中に何もいなけ
ればというふうなことがあるわけでありますけれども、それの確認がなかなか難しいということで、
私どもといたしましては、とにかく被害にあった木については、その場で伐倒して、さらに薬注を
して、その場で殺して、移動して拡散するような方策はとらないというふうな方針でいるところで
ございます。
  以上です。
○委員長  ほかにありませんか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  関連なんですが、この120本、そのナラ枯れにつきまして、その本数はわかっ
たんですが、面積と木の石数、教えてください。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  面積と言われてもあれなんですが、梨郷から漆山、宮内、金山、中川、赤
湯というふうなことで、すべてまとまってあるというわけでなくて、あるところに二、三本あって、
あるところに1本あってということでありますので、面積では把握しておりませんので、御理解を
いただきたいと思います。
  また、石数まではちょっと把握しておりませんので、御理解をいただきたいと思います。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  この56万9,000円の予算の内訳、その本数はわかるんですが、その面積と石数
がわからないと、どのくらい石単価ということ、わかって予算を出していると思うんですが、その
辺もう少し詳しく教えてください。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  私の説明が悪かったかと思いますが、56万9,000円は新年度に対応する県
の総合交付金事業として実施する部分でございます。したがいまして、昨年度に発生した120本に
つきましては、昨年度、全額県費で県のほうで対処していただいたということであります。
  それで、今年度はもっとさらに拡大するであろうというふうなことから、国の制度、県の制度
を使って、予算措置をしながら、万全を期して対応していきたいということで、現在幾ら被害があ
るということではございません。
  以上です。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  この単価はどのようにして出されたんですか。単価の根拠。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  56万9,000円については、根拠といいますか、これは県の交付金事業の中
で割り当ての額であります。だから、このくらいかかるからこうだというんでなくて、県から指し
示された数値といいますか、そういうふうなもので上げております。
  ただ、現段階でまだどのくらいの被害になるか、それは全然わからないわけです。大体7月か
ら8月にかけて真っ赤になって被害が確認されるというふうな状況でありまして、そこら辺の状況
によりましては、補正等も勘案しながら、万全を期して対応していくというふうなことしかないか
と思います。
  以上であります。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  先ほど片平委員が言ったように本当に少ないんでないかと。これたしか1年か
2年くらい前、米沢で南陽市の職員も講習会だかに行っていると思うんです。ますます増えてくる。
この予算では県の補助、国の補助だからこのくらいと。ますます拡大する可能性が大だと思うんで
すが、どのようにお考えですか。今後について。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  ナラ枯れについては本当に大変な問題だとは思っております。ナラ枯れが
一番初めに出ましたのは、平成3年、県内でありますけれども、旧朝日村で確認して以降、庄内地
区を中心に被害が拡大しております。その後、平成16年ころから内陸部に入りまして、置賜につき
ましては、17年ころから新潟県の荒川沿いから侵入したというふうに言われております。
  それで、平成19年に川西のほうで確認されて、うちのほうになるべく来なければいいなとは思
っていたんですが、昨年度発見されたというふうなことでありますので、これに対してはとにかく
一市町村で対応できるというふうなものでございませんので、広域的な連携を図りながら、関係機
関と密に協議をいたしまして、万全を期して対応してまいりたいというふうに考えております。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  ただいま万全を期してまいりたいと、でもこの金額で間に合うつもりで、課長
はいらっしゃるんですか。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  再度申し上げますが、56万9,000円だけでなくて、今回上げたものは国の
補助制度130万円と56万9,000円の2つの制度を活用して対応したいというふうに申し上げているわ
けであります。
  なお、どのくらいの被害になるか、これは現時点で全くわからないわけであります。したがい
まして、これが被害が確認されるのは市内では早くても今年の7月、あるいは8月ころになる。だ
からその被害を確認したらば、とにかく飛散といいますか、成虫になって飛んでいくところが次の
年の6月なものですから、その被害を確認したらば、その6月の以前に対応していくというふうな
ことで考えております。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  松くい虫も同様だと思うんですが、本当に日本全国どうしようもないというふ
うな状態です。アカマツ、クロマツ、本当に松がなくなっている状態です。
  ナラ枯れも同じだと思うんで、水かけ論になりますが、本当に早急の予算を組んでいただきま
して、その担当でしょうから、被害をなるべく早めに、松くい虫のようにならないようなことにし
ていただきたい。あと要望です。
○委員長  ほかにありませんか。
  3番吉田委員。
○吉田美枝委員  2項林業費の2目林業振興費のところですけれども、先ほどのナラ枯れの2段
下、里山エリア再生交付金事業委託料として1,000万円ほど計上されていますけれども、それの事
業内容等について教えていただきたいと思います。
○委員長  土屋森づくり推進室長。
○森づくり推進室長  里山エリア再生交付金事業についてでありますが、これについては吉野石
膏の森というふうなことで、今年度から事業実施しておりますそのエリアの植林、間伐、作業道整
備、それから遊歩道というふうなことで実施するものでございます。
  吉野石膏からは、来年度500万円の寄附金をいただきまして、既存の国・県補助等を活用しな
がら、この事業を実施するというふうなことで考えているところでございます。
  以上です。
○委員長  ほかに。
  2番片平委員。
○片平志朗委員  関連事項ですけれども、今の里山事業の関係で、確かにそういう里山を整備す
るということも間伐したり、ある程度の搬入路をつくったりということも大切ですけれども、山を
蘇生するという意味においては、昔あったヒメサユリとか、それからカタクリの花とか見られるよ
うに、そういうようなものにもぜひ再生していただきたいというふうに要望します。
○委員長  ほかにありませんか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  95ページの第3項、南陽産米粉利用拡大事業について詳しく、どのようにした
らこの補助金をいただけるか、詳しいことをお聞かせいただきます。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  お答え申し上げます。
  米粉につきましては、新聞等でも皆様御承知のように水田利用フル活用ということで、新たな
需要拡大を国のほうでも10倍くらいの利用に増やしたいというような話もございまして、全国で今
取り組まれているところでございます。
  当市におきましては、米粉を利用しました粉屋さんがほとんど今現在ございません。利用する
にしても、機械がないとできないということで、今現在は市外の業者さんのほうにお願いしている
ような状況にございます。ちょうど県のほうでこのような事業につきまして、事業助成制度が出る
というようなお話でございましたので、市のほうとしてもそれに加算しまして、利用拡大、機械の
導入を図りながら、利用拡大を図りたいということで、予算化させていただいたところでございま
す。
  以上でございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  予算化はわかったんですが、課長言うように、今置賜管内に粉にしてくれると
ころ、長井の一業者しか、たしかなかったと思うんですが、南陽市内にもいろんな粉屋さんが廃業
した状態で、どのように南陽産だか、粉になった場合、わからなくなってしまうと思うんですが、
どのようなことをしたら、この予算がいただけるのか質問したんです。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  市内の農業者、もしくは農業団体等の方々にできましたら購入していただきまして、
コイン精米のような形で市内の方に御利用いただきながら、できますれば、そういう粉、単体とし
ても直売センター等々で販売していただければ、より一層利用が高まるのかなと思っているところ
でございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  もうちょっと詳しく聞きたいんですが、南陽産の米を粉にするところが市内に
ないと。その米を持っていって、粉にして販売したいと、今課長、たしかそういう答弁だったと思
うんですが、どうやってそれ区分けするんですか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  粉になりましたら、確かにわからなくなりますけれども、市内の農家の方が利用で
きるような形であれば、市内産米粉ということで利用価値があるのかなと。また、市内にも直売所、
大分ございますけれども、農産物の、そちらのほうでそういうもの、生産者の名前、顔が載ってい
るような形で、現在販売がされつつありますので、そちらのほうから進めていただければ、市内産
ということで、ブランド化も可能なのかなということで考えているところでございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  大体趣旨はわかったんですが、米粉のどの部分に対して、予算化するのか、教
えてください。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  これにつきましては、機械の購入がほとんどでございます。それに米粉の利用拡大
ということで、米粉利用の講習会等につきましても一部を利用させていただきながら、他団体との
協賛という形で実施してまいりたいということで考えております。
  以上でございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  米粉の粉にする機械は1台幾らくらいなんですか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  金額につきましては、いろいろございますが、私どもで考えているのはおおむね50
0万円前後と、1台。もう一つのものがそのちょうど半額くらいのものが、中規模程度のものがご
ざいますので、そのどちらかをということで考えているところでございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  機械を買う補助ということだと思うんですが、専門家に私これ調べたんです、
興味があって。今置賜にその業者、あるんですが、米粉でパン粉にすることができないと、きめが
粗くて。そのようなもうちょっと高度な機械にした場合、もうちょっと補助は出るんですか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  現在のところ新しく出たものが大体600万円弱ということで、そちらのほうですと、
ほぼ対応できるというようなお話でございました。それにつきまして、入札差額まで考えますと、
ほぼ対応できるものということで予算化させていただきました。
  以上でございます。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費の104ページから109ページまでについて質疑ございませんか。
  5番川合委員。
○川合 猛委員  第96回の菊祭りについて、決算状況をお伺いしたいと思います。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  実は3月5日でございますけれども、第96回南陽の菊祭り第3回の実行委員会
総会を開催させていただきました。
  そこで、総括というふうな形でさせていただきましたけれども、決算の状況につきましては、
最終的でございますけれども、582万4,000円ほどの赤字決算ということになりましたけれども、こ
の主な原因ということになりますが、1つは協賛金でございますけれども、思ったとおりの協賛金
が集められなかったということが第1点。
  それから、前売り券でございますけれども、昨年度よりは若干増えましたけれども、思うどお
り前売り券が発売できなかったと、購入していただけなかったということでございます。
  ただ、当日券でございますけれども、当日入場者につきましては、2,700名ほど当日入場者と
いうことで、増えまして、結果的には本年度の決算で835万1,000円ということで、前年から比べま
すと大体360万円ほど収入増というふうなことになりましたけれども、先ほど申しました協賛金、
それから前売り券の状況が下がりましたので、最終的には582万4,000円ほどの不足額が生じたとい
う結果でございました。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  協賛金なんですけれども、前回は610万円ぐらい集まっておりました。今回は
どれぐらいになったんでしょうか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  今年は、協賛金と特別協賛金ということで、装飾花壇も含めましたので、装飾
花壇の分と2つに分けて協賛金をお願いしたところでございますけれども、一般の協賛金について
は551万7,000円ほどの協賛金でございました。特別協賛金については協力を得られなかったという
ふうなことでございます。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  そうしますと、協賛金のほうは50万円ぐらいしか減っていないということにな
ると思いますが、94回、95回については、双松公園のほうでは実施できなかったと。菊人形と菊花
展の会場を分散したと。そのために入場者が減ったという分析が行われておりました。96回につい
ては、双松公園に戻して、またビューティ花壇等の新しい取り組みが行われたわけですが、それに
もかかわらず赤字額が増えたというのはどのように分析していらっしゃいますか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  2年間、町なかでさせていただきましたけれども、町なかの部分については場
面数も少ないということで、総予算額が2,400万円ほどで組ませていただきました。
  今回96回につきましては、双松公園に戻るというようなことで、新たな施設整備が必要になっ
てまいりました。それから、当然広い双松公園内でございますので、場面数も増やさせていただき
ました。
  そういった関係で、総予算では3,240万円ほどの計画をさせていただきまして、進めた事業で
ございます。入場者の目標設定2万4,000人ということで、目標を設定しながら、実施したわけで
ございますけれども、結果的には2万369人ということで、昨年と比べれば1,316人ほど増加いたし
ましたけれども、結果的にはそういった関係で先ほど申しましたように、582万4,000円ほどの不足
額が生じたという状況でございます。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  目的に達しなかったということですが、この不景気では協賛金の増加というの
は望めないわけですけれども、今後入場者を増やすしかないと思いますけれども、今年度はどのよ
うに実施していくのかお伺いをしたいと思います。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  協賛金のお話が出ましたけれども、監査の報告にもございまして、なかなかそ
ういった協賛金に頼る事業については非常に難しい問題があるのでないかというふうな監査委員か
らの指摘もございました。
  その結果を踏まえまして、先ほど申しました3月5日の第3回実行委員会総会におきまして、
実行委員の皆様からいろんな意見をちょうだいいたしました。
  それで、今年の反省も踏まえまして、第97回をどうするのかということで話をさせていただき
ました。その結果でございますけれども、今、山形県には「天地人」、それからモンテディオ山形
のJ1昇格、それから「おくりびと」、そういった山形県に焦点が当てられているという状況もご
ざいまして、菊祭りについてもやはりそれに合わせたような形で実施すべきだということで話が出
ました。
  そういった経過の中で、今年度、21年度につきましては、会期としては10月9日、金曜日から
11月8日、日曜日でございますけれども、31日間でどうかということで、実行委員会で諮らせてい
ただきました。
  場所については双松公園ではどうかと。それから、内容については、先ほど申しましたように、
今、NHKの大河ドラマ「天地人」が放映されまして、だんだん山形県に近づいてくるということ
もございますんで、「天地人」に向けた内容ではどうかということで決めさせていただきました。
  今後、実行委員会を新たに組織をしながら進めるということになりますが、4月の菊祭り終了
後に新たな実行委員会を組織をいたしまして、皆さんの御意見をちょうだいしながら、内容等を深
く詰めてまいりたいと考えているところでございます。
○委員長  5番川合委員。
  実行委員会形式を持っていくということでございますけれども、100年になんなんとする伝統
ある祭りでございます。南陽市の歴史と文化を継承する上においても収益ばかりを追求するもので
はないかと思いますが、赤字を少なくする努力は当然するべきだと思います。
  当初予算と赤字の補てん額が同じでよいのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。当初
予算に組み込むということはできないのでしょうか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  そういったことではなくて、やはり努力をするというふうなことが求められて
いるというふうに思いますし、それに合ったような形で事業計画を立てていく必要があるのかなと
思っております。
  ただ、96回の菊祭りについては、先ほど申しましたように、装飾花壇というようなことで4回
場面を設定しまして、それぞれ好評を得ましたけれども、最終場面については、この議会でも指摘
を受けましたけれども、それぞれ評価の分かれることもございます。
  そういったことで、新たな取り組みというか、そういうふうなぴかっと光るような何かがない
と、なかなか入場者も確保できないという問題もございますので、新たな実行委員会の中でどうい
った場面の設定をするのか。それから、菊人形そのものが売りでございますので、人形師さんとも
十分話をさせていただきまして、場面の設定を考えていきたいと思っているところでございます。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  私がお話ししたのは、赤字の補てん額と補助金が550万円ですか、当初予算で
出ているのが。それに対して582万円ですか、赤字で補てんする分は。それおかしくないかという
質問だったんですけれども。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  そういうことでございますけれども、結果的にその不足額が生じたということ
で、努力すべき点についてはやはり努力していく必要があるということでございますので、それに
合わせたような形で事業計画を組みながら、不足額が生じないような形で実施をしていきたいとい
うふうに考えているところでございます。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  ちなみにお伺いしますけれども、大変好評だったのと悪評だったのと、評価が
分かれるビューティ花壇なんですけれども、あの件については幾らほどかかったのでしょうか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  実はいろいろその会社のほうと何回も協議をさせていただきましたけれども、
一場面については、普通ですと200万円から300万円かかるということでございます。本数もかなり
多いということでございまして、したがいまして、本来ですと、この4場面ということになります
と、800万円から1,200万円ぐらい、そういった値段でございますけれども、最終的には今回初めて
の試みでもありますし、その会社の初めての試みということで、そういった場面を設定するのは初
めての試みということがございまして、結果的には300万円で何とか4場面をやりましょうという
ことになったところでございます。かなりまけていただいたということになってございます。
  以上です。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  余り値切り過ぎて、最後の場面がああいうふうになったとは考えられませんか。
  それはそれとして、この経過を見てまいりますと、市民一人一人の菊祭りに対する意識を高め
てもらい、南陽市民のお祭りとして盛り上げていくしかないのかなと思います。
  この不景気のさなか、大変かとは思いますが、どうか頑張っていただきたいと思います。でき
るだけの応援はさせていただきます。終わります。
○委員長  ほかにありませんか。
  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  109ページの7款商工費、3目観光費の中で、旅館協同組合事業補助金54万
円が計上されておりますが、先般いただきました諸般の報告の中に、監査委員の事業効果評価表と
いうのがありまして、この事業に対してランクがAからEまでの最低ランクのEということで、事
業評価としてはもう全くないとみなされております。こちらの自己評価のほうはAランク、このよ
うになっております。
  最終的にやはり監査のほうで、この事業は全然事業としてなじまないのではないのか、廃止を
しなければならないのではないのかというふうに指摘をされているにもかかわらず、今年また計上
されているというのはどういうことでしょうか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  この旅館協同組合事業補助金につきましては、消防施設整備の点検委託料、消
防施設整備の点検料ということで補助をさせていただきました。
  これは一番最初に旅館にすべて消防施設を設置しなさいというふうな消防法の改正、それから
第2回目の消防法の改正によりまして、双方向でできるような形の消防設備を設置しろという形で
始まったものでございます。その点検費用については、比較的高額であったということで、この事
業を始めたところでございます。
  御指摘のように、今回事業効果の監査におきまして、今どきそういう形で消防の点検整備につ
いては、各旅館独自でやるべきだということで、補助するのはおかしいのでないかという御指摘を
受けたところでございます。
  既に予算措置をなされた後ということでもございまして、うちのほうとしては次年度から、こ
の事業については見直しをするということで、規定の条例の見直しも含めて考えていきたいと思っ
ているところでございます。21年度に検討しながら、条例の廃止も含めて検討していきたいと思っ
ております。
○委員長  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  21年度からまずやっていただく方向であるということですが、まずこの適応
性のところに昨年までのところで宿泊客数が落ち込んでいる現状では打ち切りは難しいという考え
で去年までいらっしゃったようなんですけれども、これはいかなる企業の人も本当にいろんな人が
努力をして頑張っている状況ですので、この辺のことはもう適用性なんていうところに書くような
ことではないと思います。やはり消防設備の保守点検は本来各旅館が責任を持って実施しなければ
ならないということで、この補助事業を廃止というのは、市民の気持ちだと思いますので、来年度
に向けてよろしくお願いしたいと思います。
○委員長  ほかにありませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  109ページの第7款商工費について、何点かお尋ねしたいと思います。
  最初に、全国桜シンポジウムin南陽ということで、この4月22日、23日の同日、全国各地から
南陽市に来るということで、今年の一大メーンイベントになるかどうかわかりませんが、所管の課
長は大変張り切っているというふうにお聞きをしております。
  それで、今回当初で100万円、それから昨年の当初でも100万円を計上しているわけですけれど
も、今回の催し等について、どのようにされるのか、最初にお尋ねをしたいと思います。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  御承知のとおり4月22日、23日というようなことで、全国シンポジウムという
ふうなことで計画をさせていただきました。初日の22日でございますけれども、午後から市民会館
において、開会セレモニーをやった後に基調講演というようなことで、嵐山光三郎先生をお招きを
いたしまして、基調講演をいただくということにしてございます。
  その後、活動報告ということで、日本花の会との共催でございますので、日本花の会とのセッ
ティングをしながら、各事業の報告をさせていただくということで考えております。具体的には樹
木の会からの木の育て方の提案、それから全国各地からの桜の保存会の活動事例の報告、そういう
ものを交えまして、最終的にはシンポジウムというふうなことで、会場からの御意見もいただくよ
うな形で進めたいという考えております。
  最終的には今度は次期の開催がございまして、次期、来年は黒部で開催されるというようなこ
とでございますので、紹介をさせていただきまして、第1部は終了させていただくと。引き続いて
えくぼプラザ全館をお借りいたしまして、全国から来られた方との交流会ということで考えてござ
います。これはお酒も入りますけれども、約2時間ほどさせていただきまして、その後、烏帽子山
公園の夜桜見学というふうなことで考えてございます。
  次の23日については、朝から現地見学会ということで考えてございまして、烏帽子山を出発い
たしまして、長井、白鷹のそれぞれ久保の桜、あるいは釜の越桜等を回っていただいて、お昼まで
に返ってくるというコースを現地見学会というふうなことでやります。
  そのほかに希望をとりまして、オプションのコースがございまして、これは1日コースという
ようなことで、同じく烏帽子山公園を出発いたしまして、長井、白鷹を回りまして、最終的には天
地人博を見ていただくというようなことで、米沢まで回りまして、1日コースをするというような
ことで、リピーターを確保したいというふうに思っておりますし、そのほかに1泊2日コースのオ
プショナルツアーを計画してございまして、これは南陽を出発いたしまして、天童を経由いたしま
して、仙台まで行くという形でオプショナルツアーを実施するとしてございます。
  いずれも全国から来ていただけるお客様でございますので、リピーターとして、また南陽の烏
帽子山千本桜を見ていただくというふうなことで、力を入れているところでございますので、御協
力をいただきたいと思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  先ほどの菊祭りの答弁と違って、確信に満ちた堂々の答弁であったわけですけ
れども、やはりこういう気概を持って全国の桜祭りを成功させると、こういう気概がないと私はで
きないと思います。大変結構だと思います。
  それで、いろいろ催しを聞いたわけでけれども、私、先月、2月ですか、無会派の議員3名い
るわけです。長老の渡部さん、それから新しい方の梅川さんなり、3人で伊東市、それから下田市
を視察してまいりました。
  それで、あそこは有名な河津桜というふうな、テレビ、新聞等でも報道されておったわけです
けれども、あそこを聞いてみますと、まだ私たちが行ったときは、三分か四分咲きというふうなお
話でしたけれども、とにかく大した人が集まると。せんだっての放映では100万人が来たというふ
うな報道でありました。
  あの河津川の両脇に約6,000本の桜がずっと続いていると。それで、下田の先の南伊豆のほう
に行ってきたわけですけれども、これまた南伊豆のほうは文字どおり満開だったわけです。我々も
川辺をおりて、散策をして見てきたわけですけれども、大した仕掛けだなと。やり方も含めてやは
りこっちの対応とかなり違うんだなというふうに見てきたわけですけれども、いろいろなことがあ
ろうかと思いますが、ぜひ成功のために頑張っていただきたいと。しかも全国各地から、これ何万
集まるかわかりませんが、絶好のチャンスではないのかなと、このように思いますので、最後に市
長の決意はどうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  県、全国レベルのこういったイベントをできるだけ南陽市で誘致をして、積極的に取り
組むというのが私の姿勢であります。市民の皆さんからもそういう期待が大きいということで、今
回のイベントについては、みずから先頭に立って指示をしているところであります。
  大成功のために頑張りますので、ぜひ佐藤委員も、ほかの委員さんも積極的な御協力、御支援、
よろしくお願いをいたします。
○委員長  ただいま質疑中でありますけれども、暫時休憩します。
  再開を午後1時といたします。
午後12時00分  休憩
───────────────────
午後 1時00分  再開
○委員長  再開いたします。
  午前に引き続き質疑を行います。
  なお、当局より説明員、青木代表監査委員が都合により欠席の旨通知がありましたので、御報
告いたします。
  各委員に申し上げますけれども、発言なさるときに非常に声が小さいというようなことがあり
ますので、必ずマイクを自分のほうに向けてしゃべっていただきたいなと、こうお願いをしておき
ます。
  それでは、続けます。
  第7款商工費について質疑中でございますけれども、15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  それでは、続きまして、ハイジアパークについて質問いたします。
  現在の社長、齋藤博氏が就任しましてから、3年目ですか、こういうふうなことになろうかと
思うんですが、この間、かなりの方々が会社をやめられたり、あるいは自主退職したり、あるいは
やめさせられたのかどうかわかりませんが、相当の方々がやめられたというふうなお話を聞いてお
りますが、何人ぐらいおやめになったのか、最初にまずお尋ねをしたいと思います。
  管理者、市長か副市長でいいです。
○委員長  市長か副市長ということだけれども。    
  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  資料を探しますので、ちょっとお待ちいただきたいと思います。
  今、資料を探しているんですが、新しく入られた方とやめた方、それぞれいらっしゃいますの
で、ちょっと時間をいただきたいというふうに思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  はい、結構です。
  それで、かなりやめたというのを、私たちも時たまハイジアに行って、ふろに入ったり、ある
いは飲食などをするわけですけれども、行くたび何か変わっているような気がするわけですね。非
常に内部的に何か変かなと、こういう方もいらっしゃいます。
  そこで、お尋ねしたいんですが、昨年の10月に総支配人が解雇されたと、こういうふうにお聞
きしております。解雇の理由等についてはどういう理由ですか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  お聞きしていることは、就業規則違反というふうなことで聞いております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  その就業規則違反の内容は、どういう内容ですか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  いろいろございますけれども、その中でやはり上司の指示に一部従わなかった
という部分があって、就業規則違反ということになるというふうにお聞きいたしております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  上司の言うことを聞かなかったというふうなお話でありますが、果たしてそれ
だけで解雇できるのかどうか、非常に疑問に思うわけですね。
  私、いろいろ見たり聞いたり調べたりしたんですが、解雇の理由は、これは監査の柴田副市長
も知っているとおり、あるいは市長も知っていると思うんですが、勤務状況が著しく不良だと、こ
ういうふうなことで解雇されたというふうに聞いております。そこは間違いないですか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  ここの場でお答えをするということについては、非常に個人的なことでもございます
ので、個人のプライバシーといいますか、解雇した理由がございますので、それをここの委員会の
中で一つ一つ申し上げると、私は社長から報告をいただいておりますが、個人の問題でありますの
で、こういうところが悪かった、こういうところが悪かったというのはいかがなものだろうかとい
うようなことで、それに対してのお答えは差し控えるべきものかなと考えます。
  また、解雇問題につきましては、本人が不当解雇だというような申し出をしておりまして、現
在労働審判中でもございますので、私からはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  私、というのは、この総支配人は今の社長がわざわざ山形の某ホテル、某ホテ
ルというのはちょっとおかしいんですけれども、ここから引き抜いて総支配人という形で抜擢をし
ているわけですよ。ただ単に一般の職員とは異なると、こういうことが言えると思うんですね。し
かも総支配人となれば、現場では責任者なわけですよ。文字どおり。しかも常勤でありますから、
社長に次いで現場では文字どおり責任者だと。こういう方々です。個人の問題でなくて、市から公
的な資金も出ているわけですから、その辺はっきりした形で示しをしていただきたい、このように
思います。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  今のお話ですが、私が前支配人を採用すると、採用したというような報告をいただい
たときには、本人がぜひハイジアで働きたいというようなことで、社長でお手紙を出して、それで
面接した結果、社長が採用したということをお聞きしておりますが、今、佐藤委員おっしゃるよう
なことは私は存じ上げておりません。引き抜いたという事実はないようでございます。本人が最後
南陽市で仕事をしたいというような手紙をやって面接をして採用したと。
  ただ、グランドホテルというようなことで、相当社長は期待をしておったものが、社長として
は全般的にその期待に反したものがあったと。期待どおりの働きはしなかったのでやむを得ず、そ
ういうふうな結果になったという報告はいただいておりますが、そういう結果になったことは非常
に私は残念だなと思っておりますが、あくまでも会社の人事でありますので、市長がどうの、私が
どうのというようなことではなく、あくまでも私は監査役ということですので、経営にはタッチし
ておりませんので、その点御理解をいただきたいと思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  いずれにしてもさっき言ったように勤務状況が著しく不良だと、これだけで解
雇できるというもので私はないと思うんですよね。
  副市長おっしゃるように山形地裁に申し立てをしていると。それでいずれ決着できると思うん
ですけれども、そういう点でこれは見守っていきたいというふうに私も思いますが、ただ一職員が
そういう形でなったんでなくて、総支配人がなったということは、非常に私は大きい問題だろうな
と、このように私は思うわけです。
  そういう点では、私は余りにも勤めて間もなくそういう状況で不当に解雇されると、これは全
くあってはならないと、このように私は思います。重ねてお尋ねをしたいと思います。
  それから、2つ目でありますが、現在の社長の疑惑というか、いろいろうわさにもなっておる
し、いろいろ聞いているんですけれども、そういうふうな事実というのは当局としてお聞きしてい
るんですか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  今、齋藤社長、個人的なことでいろいろ私もお会いした方から言われたり、電話をい
ただいたり、議員の皆さんからも何人か御心配をいただいて、これは事実かどうかというようなお
話がございました。あくまでもそれは解雇されたという本人が社長の不正を、例えば言ったために
解雇されたというような本人の言い分でございました。
  私のほうにも来ましたので、私もこのハイジア、そういうようなうわさがあるということにつ
いては、非常に心配をしておりますし、市の施設でもありますので、利用も気持ちよく市民の方か
ら利用していただくということについては、やはりそういうものも払拭する、うわさを明らかに、
監査役として正式に取締役会の議決を得て、2人の監査委員おりますので、監査を実施いたしまし
た。その結果、いわゆるうわさにあるものは事実として、経理処理、若干問題、社長が横領したと
いう事実はもちろんないわけですが、経理処理上の問題を1点ほど指摘したことがございますが、
いわゆるうわさになっている部分は一切なかったということをはっきり申し上げたいと思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  監査委員として、いろいろ調査したということですね。それで、調査した結果、
うわさのあるようなことはなかったということですね。一部を除いてということですか。一部はあ
ったということですね。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  一部というのは、別に不正ではなくて、会計処理上の問題があったということを監査
役として指摘をしましたけれども、不正というのはなかったということです。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、不正は一切なかったと。監査委員の柴田監査としてはそういうふ
うになるわけですね。
  それで、いろいろこれは話を言っていいのかわからないんですけれども、実態として市から年
間2,000万円から3,000万円前後、毎年のように管理委託料やその他の修繕費等も出ているわけです
よ。
  それで、そういう立場からどうなのかと見た場合、非常に通帳等を見ますと、流用の疑いのあ
るような、こういうこともあるのではないかというふうに私は見ているわけですね。例えば社長か
らハイジアへとか、ハイジアから社長へとか、こういうふうな通帳等の中身を見ると、そういうこ
とも一部書いていると。非常に一般的には、私も赤湯地区の会計の担当をしているんですけれども、
出し入れについては一切事務局にお願いしているものですから、ただ領収書を添付してお願いしま
すと。事務局の方はこれに使ったとか、あれに使ったというふうなメモ書き的に書いているわけで
すけれども、大体事務方はそういう立場で書くわけですよね。出し入れについては。
  ですから、こういうことがその通帳等を見れば、何か流用の疑いがあるような、そういう状況
もあるのではないかと、このように思うわけでありますが、監査委員として、このようなことを調
べたのかどうか、お聞きしたい。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  それはあくまでも一方的な通帳を意識的にその部分だけ捏造されているものというよ
うなことでございます。むしろ昨年残念ながら2,800万円ほどの赤字となったために、毎月の支払
い資金も不足をするというような事態になっております。金融機関でもなかなかいわゆる資金ショ
ートした部分の貸し入れ、貸付ができないということで、むしろ社長個人が無利子でその資金を提
供しているということがまず発端でございます。ですから、その資金が不足している月末に、例え
ば通帳に記載してございますが、何百万と借りた。それを10日後に例えば返したと。返した部分を
借りた部分を本人は意識的に言わないで、社長に返した部分だけ通帳のコピーをとって、これを横
領だというような捏造されたものでございますので、監査役として、2人でそれを現金の通帳のや
りとり、それから通帳を確認しまして、両名の監査役がはっきりその辺は事実確認をいたした結果、
社長から昨年相当の金額、無利子でお借りをしているという事実がございまして、その返済だけを
意図的にコピーしたもので、皆さんにそういう訴えをしているというようなことのようでございま
す。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  今、前総支払人が一部の通帳等について、捏造したんだというふうなお話であ
りますが、もしそうだったらば、その相手側に対して、さまざまな形で法的手段に訴えるべきでは
ないのかなと、私思うんですね。
  ただ、この問題だけでないんですよ。副市長、全部資料行っていると思うんですけれども。そ
れでね、その問題について後で御答弁いただきたい。
  それから、もう1点の問題ですけれども、疑問な点ですよ。疑惑の点ですよ。幹部職員の子弟
の名義を使って、いわゆる働いたことにして、実態がないのにもかかわらず、アルバイト料として
支払われていると、こういうことも事実としてないんですか、どうですか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  会社の経営上の問題をここで1点1点議論するのはどうかなと思います。
  それから、最初の質問なんですが、会社として黙っているのかということですが、それについ
ては、取締役会の中で、一方的にその不正というようなことを言われてはうまくないのではないか
と。取締役会の決議として、その者を民事、あるいは刑事、告訴をするというようなことは取締役
会で議決をしておりまして、それをいつやるかということについては、今弁護士と相談をしている
という事実だけは、私も取締役会に出席いたしましたので、その事実だけを御報告いたしまして、
あとの金銭的なものについては答弁を控えさせていただきたいと思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  答弁を控えさせていただくと、個々人の問題はというようなお話でありますが、
しかし、副市長ね、監査委員という立場ですけれども、仮に自分の子弟の名義を使って、迂回金ま
でいいのかわかりませんが、私ね、そういうふうなので、実態としてあるわけですよね。
  だから、雇っていないにもかかわらず、そういうふうなことをしていると。これは監査として
あってはならないのではないかと。取締役会や役員会などでも大いに議論をして、やはりストップ
していくと、こういう監査の役割が私はあるんではないのかなと、このように思うんですが、いか
がでしょうか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  監査した中で、取締役会に監査報告書という形でペーパーにまとめて、その旨も報告
をしてございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  その報告の結果、取締役会でどういうふうな結論を出されたのか、その辺1点
お聞きかせしていただきたい。
  それから、こういう問題でなくて、いろいろあるんですよ。私、もう2点だけ指摘をしておき
たい。
  仙台の青葉区錦町にある有限会社ライフレンド、これ登記簿、私持ってきたんですけれども、
ここで御承知のようにマッサージ関係のお仕事をしている職員の方も有限会社ライフレンドから派
遣されている方がいらっしゃるわけですね。これは給料はここの有限会社ライフレンドから毎月出
ているわけですね。職員ですから。ところがハイジアパークからも出ているということなんですけ
れども、その辺の実態はあるのかないのか、どうでしょうか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  私は先ほど申し上げたように、経営に別にタッチしているわけではございませんので、
だれだれがどのくらい給料をもらっているか、そういうものについては全然把握してございません。
○委員長  副市長、取締役会の結果についても質問されていますけれども、1番目の問題。
○副市長  監査の結果については文書で取締役会に報告し、了承をいただいております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、役員会、取締役会で議論をしたと、こういうことになるわけです
ね。
  それで、今の話ですけれども、大体そういう会社から会社員として派遣されておきながら、会
社から給料をもらっておきながら、ハイジアからも出ているというのは、非常に疑問、疑惑という
か、私、市民の一人として持たざるを得ないわけですね。非常に不思議なんですよ。
  ですから、一つ二つの問題ではないんですよ。だから私はあえて質問していると。何も柴田副
市長を責めようとはさらさら思っていない。ただ、どういう監査をしているのか、あるいは市の行
政の責任者ですから、どういう立場でハイジアを見ているのか、こういう形で質問をあえてしてい
るわけです。
  そういう点で、こういったことを実態を調べていただきたいと私思います。調べる気、調査す
る気あるんですか、ないんですか、ちょっとお尋ねします。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  その事実というのはケース、ケースだと思うんですが、社員がどのくらい勤務して、
どのくらいの給料をもらっているかというものについては全く私はタッチしておりませんので、わ
かりませんが、今、佐藤委員おっしゃるようなことが事実としてあるかどうかは、これは当然監査
役としての仕事だなとは思っております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  調査するということですね。
  それから、最後にもう1点お尋ねしたいんですが、余り時間をとってもいられないので、あと
もう1点ですが、回数券の問題ですね。回数券、無料招待券、これどこでも施設ならば、業者やあ
るいは株主や、あるいは支援団体、こういった方が年に何回かサービスしようということで、無料
招待券を発行するところはどこでもあり得ると思います。南陽市のハイジアパークでも時たまやっ
ていらっしゃると思うんですけれども、このハイジアの無料の招待券の管理はだれがしているかわ
かりますか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  管理総責任は社長にあるというふうに思っております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  ところがですね、これ枚数について、年間どういうふうにやっておられるのか
わかりますか。例えば株の配当に準じて数%とか、これは会社によっていろいろやり方が違うでし
ょうけれども、ハイジアではどういうふうな招待券の数になっているのか、その辺わかれば教えて
いただきたいと。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  無料招待券の取り扱いでございますけれども、それはケース・バイ・ケースと
いうふうに思っております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  ケース・バイ・ケースと、会社によって違うでしょうけれども、私思うんです
が、この1年の間に約5,000枚も出しているというふうに聞いております。果たしてこれが無料招
待券の実態なのかなと。特にこのハイジアだけは特別なのかなと、こういうふうに思うわけですが、
余りにも多いのではないのかなと、このように思いますが、その辺どうでしょうか。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  5,000枚というのは、私初めてお聞きしましたので、その事実があるかどうか
はちょっと今のところわかりません。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  それは副市長の柴田さん、数字等については知っているんでないですか。余り
にも多いと思いませんか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  それはですね、5,000枚というのは佐藤委員はどこからの情報だかは知りませんが、
その発行した事実はございません。あくまでもそれは言っている方が誇張して言っていることでご
ざいまして、その事実はございません。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  事実はそういうことはないということですね。その発行した事実はないと、解
雇された本人の誇張だと、こういうことですね。それでいいんですか。
  そうですか、わかりました。
  いずれにしても、こういう疑惑の疑いが濃くなっているなと、私きょうの質問で感じました。
そういう点で、私もいろいろこれから調査をしながら、研究もしながら、この問題について改めて
指摘を今後していきたいなと思います。
  最後ですけれども、この労働審判がいずれ近いうちですか、何月だかわかりませんが、決着す
ると思うんですが、そういう点でやはり市民の貴重な血税を使っているわけですから、一会社の個
人的な問題だと、これはそれで済まされる問題ではないというふうに私思うんですね。
  ですから、市当局もきちっと調査をするなり、いろいろ関係団体と調査実態を明らかにしなが
ら、進めていっていただきたい、このことをお願いをしたいと。どうでしょうか、市長。
○委員長  市長。
○市長  今、佐藤委員の言っておられることは私が聞いている範囲では確認もできないし、して
もいませんので、どうこう今の段階でお答えする内容はございませんが、極めてそういうことが起
きていることについては残念なことだなと。みんなで何とか市民の貴重な財産であるハイジアをい
かしながら、さらに指定管理者である株式会社ハイジアも支援しながら応援していきたいと、こう
いう思いのさなかに、そういう人事絡みで感情的になっておられるということは極めて残念だなと、
こう思っております。早く解決してくれればいいなと、こんなふうに願っているところであります。
  以上です。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  私思うんですけれども、職員がそういう問題を抱えて、ハイジアパークの職員
が心配、あるいはどうなんだろうかと、こういうふうに危惧すると思うんですよね。一日も早く解
決をして、やはり元に戻して正常化のために私はやっていただきたいと、これが市民の声だと私は
思うんですよ。そうではないですか、市長。
○委員長  市長。
○市長  いずれにしも今は労働審判という法的な手段に出ているということでありますので、そ
の段階に至っては、我々は静かにその経緯を見守るしかないと、こういう状況であります。
  ただ、こういうことがあっては、私も迷惑でありますし、市民の皆さんに大変御迷惑をかけて
いるなと、こんな思いで大変残念に思っているということであります。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費の110ページから119ページまでについて質疑ございませんか。
  11番松木委員。
○松木新一委員  8款の土木費、3項河川費について、まず1点お伺いいたします。
  市長の施政方針の中で、梨郷の治水の促進ということが上げられてございます。あの部分につ
きましては、最上川の堤防がない無区間でございます。そしてまた、踏切までは県道と利用されて
おり、そして羽越水害のときにつきましては冠水、そしてまたそのほかの豪雨や台風時期に道路に
冠水して通行不能となっている区間でございますので、それらについて、今どのような、せっかく
施政方針にのせていただいたので、今どういう状況にあるのかお伺いいたします。
○委員長  安彦建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  梨郷の最上川の無堤区間の問題については、かねてから地元の方々からも要望を受けておりま
す。昨年ですか、国土交通省といろいろ協議をしまして、昨年の12月に今後どういった形で事業を
進めていくのか、関係する山形県、それから南陽市、国土交通省、三者の話し合いをする場を設け
たところでございます。
  さらに今後ですが、まだまだ具体化するには道のりが長いわけですけれども、年度内に再度三
者が集まりまして、方向性をできれば示していきたいというようなことで、今準備を進めていると
ころでございます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  今現在進めていて、要するにスタートラインにやっと乗るかというところだと
思います。
  そこでこの場所につきましては、過去にも計画の実施の20数年前ですか、あった場所でござい
ます。残念ながら実現を見なかったところでございます。そういう中で先ほども申し上げましたと
おり、道路が冠水して通れないというような状況がございます。
  そしてまた、先ごろですが、置賜総合支庁のほうから、あの地区、梨郷地区全体ですが、急傾
斜地土砂流出、それらの災害関係の調査の報告会がございました。そういう中で、その場所につい
ても今度フラワー長井線を挟んで、北側については急傾斜地の崩落のおそれや土砂流出のおそれも
ある場所です。南側は洪水のおそれ、そして北側は土砂崩れのおそれと、そういう地域でございま
すので、今後ぜひとも地域としても御協力を申し上げますので、県なり国なりへの要望やら、この
事業の促進をぜひお願いしたいなと思っていますが、市長の考えをお聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  地元の方々も大変心配されていることについては、私も重々承知しているわけでありま
すが、単に南陽市でどうこうできるレベルのものではございませんので、国交省等にいろいろと御
協力を仰ぎながら、できるだけ早く取り組んでいただけるように、我々としても働きかけをすると
いうことにしておりますので、地元の皆さん方にもぜひ御協力、よろしくお願いいたしたいという
ふうに思っております。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  そのようなことで、ぜひお願いしたいなと。まず初めに市の重要事項というよ
うな形で、県への要望事項の中にまず取り入れていただいて、国やら県への要望をぜひとも今後と
も続けていっていただきたいと、まず御要望申し上げます。
  あともう1点、同じく8款の土木費の4項の都市計画費の中で御質問申し上げます。
  国道113号赤湯バイパス、これにつきまして竹原区間まで順調といいますか、年度内の開通に
向けて鋭意努力さておりまして、一番末端の取りつけ部分等の工事、最終的な段階になろうかなと
思うように工事が進んでいるわけでございます。そういうようなことで、いつ開通になるような予
定か、わかったら教えていただきたいと思います。
○委員長  安彦建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  赤湯バイパスにつきましては、かねてから平成20年度内の供用開始を目標に、今現在も工事を
進めております。先月ですが、国土交通省の担当部局のほうから市のほうにトライがございまして、
3月末、議会のほうにも日程が既に報告しておりますが、ただ、まだ確定していません。3月27日
に開通式典の予定で今準備を進めているところです。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  本当に年度内に開通ということは喜ばしいことだと思います。なかなか今の現
在の113号線の国道と、要するにバイパスの取りつけ部分、かなり複雑な交差点です。そのほかに
も南には交差点で砂塚に行くほうと、そのほかにも手前に和田に行くほうの道路やら、そしてまた
ちょうど取りつけになる部分等について農免道路といいますか、通称梨郷神社方面、長井に抜けて
いく道路もあるというようなことで、非常に開通時点ではわかりにくい交差点になるのではないか
なと思うわけでございます。
  そのようなことで、その部分についての安全対策などはどのようになっているのか。ほかの今
まで開通した部分について、当初担当について指導員なりを配置して、そういう交通の指導した経
緯もございます。その辺についてどのようになっていますでしょうか。
○委員長  安彦建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  今現在、梨郷の現場では現道とバイパスとの交差点のつけかえの準備をやっております。すで
にラジオでも広報しているとおり、来週の16日から切りかえをするというようなことを広報してい
ますので、通行者の方々については大分周知になったのかなというふうに思います。
  それから、交差点については一部南側市道になりますが、現国道からバイパスを横切っての市
道、十字路交差の形になりまして、そこには信号も既に設置なっております。ですから、その交通
の占用については信号でやるというふうになります。
  さらに開通が先ほど27日の予定ということでお話し申し上げましたが、その際につきましては、
多分国土交通省のほうで、いろんな注意の喚起を促すチラシ等を配布をする予定でおります。そう
いうことで、交通安全上、支障を来さないよう配慮されると思います。
  それから、また市としても高梨の交差点なんかも信号が設置になりますので、そういった安全
を喚起するためのいろんな手段で市民の方々にもお知らせをしたいというふうに考えております。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  ちょっと私もラジオを余り聞かないせいか、ちょっとその辺のラジオでの放送
などを聞き逃しているところで大変申しわけなかったんですが、これは16日とおっしゃいますけれ
ども、今月なんでしょうか、来月。
○委員長  今月だって。
(「今月です。来週です」の声あり)
○松木新一委員  はい、わかりました。
  前段27日から前の16日からそういうあれをやるということでございますか。わかりました。そ
ういうことで、安全対策についてはまずいろいろ取り組んでいただいているというようなことで、
その分についてはよくわかりました。
  そのほかに今度、そこから西の新潟山形南部連絡道路、梨郷から長井市、今泉までの7キロ区
間ですか、一応梨郷道路ということの関係でございますが、先日ですか、新聞報道によりますと、
国土交通省の20年度の新規着工は見送られたということでありましたけれども、地域高規格道路の
梨郷道路など、そのほか12区間について社会資本整備審議会の部会で、新規着工を了承したという
ような報道がございました。それで、今後それらについてどのような方向に進んでいくのでしょう
か。
○委員長  安彦建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  3月10日の山新にも掲載されておりますが、梨郷道路の件については、2009年度の新規事業と
して事業を決定したいというようなことで、今進められているところです。
  先ほど新聞の内容については、社会資本整備審議会の部会で新規着工の了承を得たということ
が載っておりましたので、今後は新規区間としての事業決定を待つというふうになるかと思います。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  これから進んでいくという中で、多分水田の中を通っていくルートになるのか
なというようなふうに思うわけでございます。そういう中で道路のとりつけやら、側道やら、そし
てまたその道路からの排水等の関係がございます。そして、いろいろな他の事業等もございます。
そういう中でルート等が示されたら速やかに地域との連携をとりながら、その辺の打ち合わせをお
願いして、事業の促進方を今後ともやっていただけるようお願いしたいと思います。これは要望で
す。
○委員長  ほかにありませんか。
  18番小林委員。
○小林啓市委員  116ページ、8款の2の街路費なんですが、1,810万円ついているわけですが、
これは赤湯の今の道路の南側を中心にするのか、北側を中心にするのか、大体何軒ぐらいかかるの
か、わかる範囲でいいですからお願いします。
○委員長  安彦建設課長。
○建設課長  赤湯停車場線の街路事業のここの進め方ということでしょうか。
  まず、今後につきましては、全体延長が660メートルのうち230メートルが完了しましたので、
20年度からその完了したところから継続して用地買収を進めております。
  今の御質問ですと、北を先行するのか、南を先行するのかというお話でしたが、多分同時並行、
あるいは建物、あるいは土地の広さなんかも個々に違いますので、その年度に張りつけられた事業
費を見ながら進めることになるかと思います。
  ただ、1月に関係者の方々との懇談会もございまして、その場であのY字路の交通渋滞のお話
なんかも出されまして、県においては、その分をどう進めればいかに効果的な道路整備をやれるか
ということについて、御検討いただくことになっています。
  したがって、今のところ予算も確定しておりませんので、どういった形で今後進めるのかにつ
いては、年度明けになるんではないかというふうに思います。
○委員長  ほかにありませんか。
  2番片平委員。
○片平志朗委員  118ページの8款土木費、1目住宅管理費の中の持家住宅建設助成金の制度に
ついて、大ざっぱで結構ですけれども、もう一度御説明お願いします。
○委員長  安彦建設課長。
○建設課長  平成19年から20年におきましては、今御指摘あった上の3段目の南陽市家づくり資
金融資斡旋利子補給事業というのを進めてまいりました。ただ、この事業が思ったほど伸びなかっ
たために、このたび事業見直しをしまして、持家住宅建設助成金という事業に切りかえたものでご
ざいます。
  この概要については、交付対象工事費、工事費の5%を一括して直接交付するというシステム
でございます。さらに高齢者65歳以上の方がおられる世帯につきましては、限度額を通常は300万
円なんですが、限度額を100万円上積みしまして、400万円までとするという内容になります。さら
に工事費の総額は3億円までとしまして、順番は先着順というふうなことで考えております。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  ありがとうございました。
  今、市内の建設関連業者もこの不況下で大変仕事がなくて困っているわけです。ですから、そ
ういう意味では本当に経済の効果が出てくればいいなというふうに思うわけですけれども、まず、
この制度の市民への周知徹底ですね。一番は市民でしょうけれども、そのほか恐らくこれを扱う、
これを市民へ営業戦略として説明する関連業者への周知徹底等をどのように考えておられるのかお
聞きしたいと思います。
○委員長  安彦建設課長。
○建設課長  お答えいたします。
  こういったせっかくの事業を立ち上げましたので、ぜひ活発に利用していただきたいというふ
うに思っております。そのための手段としては、いろんな手段を使って、市民の方々にPRはもち
ろんのことですが、関係する業者の方々につきましても、説明会を開催するなど、できるだけわか
りやすく説明をして利用の拡大に図ってまいりたいというふうに考えております。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  わかりました。
  その周知徹底についての件でお願いがあるんですけれども、まず1点目は市報には当然載せる
と思いますけれども、なかなか市報をくまなく見るという方は少ないと思うんですね。ですから、
子育て応援特別手当のときに出したこういう市報と一緒に配布できるような市民の目にとまるよう
なやり方でまずやっていただきたいと思います。
  ある程度それはこれを出すのにお金はかかるでしょうけれども、この制度は本当にはっきり言
って経済効果が3億円ほど見込まれるわけですが、プレミアム商品券以上のものが期待できるわけ
です。ですからぜひお願いしたいと。
  あと、建設業関係の行政の周知徹底につきましては、3月20日に建設組合の定期総会がハイジ
アで開かれます。そこには200名ほどの大工さん初め、建築関係の従事者が来られますので、既に
建設組合を通して、市長かどうかわかりませんけれども、御出席の案内が行っていることだと思い
ます。その席上においても、ぜひアピールしていただきたいというふうに要望いたします。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第9款消防費の118ページから125ページまでについて質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第10款教育費の124ページから157ページまでについて質疑ございませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  第10款の127ページの教育費について、何点か質問したいと思います。
  せんだって、全協に宮内小学校の完成予想図が出されました。それで新聞等でも報道になって
いるわけですけれども、この新校舎の中に共同調理場というふうに基本設計が固まったと、こうい
う報道があるわけでありますが、この完成は宮内小学校、あるいは沖郷小学校、沖郷中学校、梨郷
小学校、漆山中学校の6校分の給食の調理を担当すると、このように報道されているんですが、こ
の中身について、どのようにされるのか、まずお尋ねしたいと思います。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  お答えいたします。
  中身といいますと、どういうふうにお答えしたらいいかちょっと今戸惑っているんですけれど
も、今、委員がおっしゃられたとおり、小学校4校、それから中学校2校の児童・生徒を対象にし
た共同調理場ということを計画しております。
  それぞれの学校、今小学校が当然主になって調理業務を行っているわけですけれども、施設の
老朽化、あるいは労働環境の悪化というようなことがございまして、こういった形で進めたいとい
うふうに考えているところでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、ここを起点にして、つまり給食センター化するという意味ですか、
それともどういう意味での話ですか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  給食センターといった場合、やはり市内全体の調理業務を行うというふうにと
らえております。現状でやはり児童・生徒数、減少しておりまして、集中的に共同の調理場という
ふうなとらえ方をしているところでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、給食センター化でなくて、共同調理場ということだというような
今の説明ですが、その他については、例えば赤湯ならば赤湯の小学校をつくって、あと赤中に配膳
するという形になるわけですね。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今、委員おっしゃるとおりでございます。そのほかの学校につきましては、現
状どおりの調理業務というようなことで考えているところでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、この6校の関係ですけれども、こういった方式を何年度からする
予定になっていますか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  宮内中学校の新校舎、つまり改築業務が完了した時点で、実際に業務可能だと
思いますので、早ければ平成23年度からというようなことになろうかというふうに思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、これにするに当たって、この6校の学校、あるいは保護者などに
十分な説明責任あると思うんですよ。学校長初め、教職員や保護者の方々に、地域の方に十分お話
をすると、こういう機会というのはもう済んだんですか、それともこれからですか、それとも状況
はどうですか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今後予定しております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  予定していると、いつから予定ですか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今、宮内中学校の実施設計、来年度早々にということで今計画をしております
ので、8月前後ということで予定しておりますので、その段階で実施設計が固まって、いわゆる国
からの補助金も決定するというような段階で、当然御説明をするべきものかなというふうに思って
おりますから、来年度からというふうな計画は考えているところでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  私思うんですが、4月から吉野がこちらに来るわけですけれども、3校の新し
い名前が決定をされたようですね。この決定するに当たり、宮内、あるいは沖郷、それから赤湯は
地元の方はよしとしても、吸収統合なのか、あるいはどういうふうなだか、わからないような名前
のつけ方ではないのかというふうなんですね。
  この中川や、あるいは梨郷や漆山、吉野、こういった方から、いろいろ聞いているわけですけ
れども、この名前をつけるに当たって、議論を十分されたと思うんですが、その辺どうなのかです
ね。第1点。
  それから、先ほどの6校の給食の調理の問題ですけれども、関係者に事前に相談されたのかど
うかお尋ねをしたい。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  第1点目の学校名についてでございますが、昨年度からの地域説明会の中でも、
校名について、さまざまな方の御意見をいただきながら、新しいスタートをしていきたいというよ
うなお話をしてきたところでございます。
  それで、経過の説明になりますけれども、9月で学校の設置条例を議決いただいた直後に、中
学校の統合準備委員会という会を組織いたしまして、それで各地区の代表の方、それからPTAの
代表の方、それから学校関係者というおよそのメンバーの方にお集まりをいただきまして、その中
でいろいろ部会を設けておりました。その中の総務部会の中で学校名について御検討いただいたと
ころでございます。
  やはり今委員御指摘あったとおり、当初新しい校名があってしかるべきというようなお考えも
当然ございますし、あるいは新しい校名にしてほしいという要望、希望もございました。
  その中でいろいろ議論をしていただく中で、それぞれの今度部会、3地区ありますから、こう
いった方の代表者の方に集まっていただきまして、統括部会という組織を一つ設けまして、その中
でさまざまな情報交換、あるいは地域の状況等について御議論いただいたり、あるいはその必要な
情報を学校教育課のほうから御提示したりというような流れを踏まえまして、統括部会の中で、あ
る程度の方向性を決めていただいたと。
  当然その中でやはり地域の方の代表も参加していただいておりますし、その報告をもとに、そ
れぞれまた総務部会、そして全体会というような流れを経て、2月18日に教育委員会のほうに報告
をいただいたという経緯がございます。
  実際この議論の中で、先ほど申し上げましたさまざまな御希望もあったわけですけれども、今
回の中学校再編整備事業の趣旨を御理解いただきまして、趣旨といいますのは当然子供もたちの教
育環境をこれまで以上のものにしていくというようなところを主に考えていただきまして、やはり
実のある選択をしていただいたなというふうには考えているところでございます。
  やはりどうしても感情的な部分もございますし、あるいは何といいますか、こうあらねばなら
ぬというようなお考えもあったわけですけれども、冷静に現状の中学校教育を分析していただいて、
県内でも非常に中学校教育、それぞれの学校で頑張っていただいている状況ございますし、そうい
った状況を、全く新しい校名にしたときに、どういう状況になるかというようなことも勘案してい
ただいて、大局的に判断していただいたものというふうに思っております。
  それから、2点目の給食のPR、事前の周知ということでございますが、具体的には現段階で
は地域の方まで、あるいは保護者の方までという御意見はいただいておりません。しかしながら、
現状の調理業務の中で、やはり作業するのが非常につらい状況があると。これは設備が老朽化して
いるということもございますし、衛生面でも今はドライ方式というものが主流になっておりますが、
当然ウエット式といいますか、そういった衛生面のことも考慮して、やはりこれは子供たちの食の
安全というようなことを考えた場合に、この機会にできる限り安全面にも衛生面にも配慮した調理
施設が必要であるというふうに考えているところでございます。
○委員長  質疑中でございますが、ここで暫時休憩をいたします。
  再開を2時15分といたします。
午後 2時01分  休憩
───────────────────
午後 2時15分  再開
○委員長  静粛に願います。
  再開いたします。
  先ほどに引き続き質疑を行います。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  学校の3校の件ですけれども、今までの校名に落ち着いたということですけれ
ども、さっき課長もおっしゃったように、いろいろな議論して意見なども相当交わしたというふう
なお話でありますが、ほかからの地域から言わせますと、例えばですよ、中川の子供たちが、今中
学1年生の子供が赤湯に来れば、本来ならば中川中学校の卒業生になるわけですけれども、わずか
二、三年で今度は赤湯中学校の卒業生というふうに変わるわけですから、果たしてそういうふうな
のでいいのかなというふうな声もあるわけですね。例えば中川だけでなくて、漆山しかり、そうい
う私も声をきのうも聞いてきました。だから、こういう名前でほかの名前なかったのかというふう
な声もあるわけですね。
  私心配するのは、後々にせっかくなってからどうだったとか、こうだったと言っても始まらな
いわけですから、やはりきちっとした位置づけを説明責任を果たして、この紛争の起きないという
か、そういう言葉はおかしいかもしれませんが、やはり理解を得るような仕掛けをやっていくべき
ではないのかなと、このように思います。
  それから、給食関係の問題ですけれども、やはりこれ新聞に出ると、何でもっと直接教えても
らわなかったんだという声もあるわけです。新聞にいつも早く出てしまうからね。中学校の名前も
早く出てしまって、新聞に出る前に我々は事務局からファックスなんかで送ってもらって、ああこ
うなったなのかというふうなものでわかるんですけれども、一般市民は新聞を見なければわからな
いわけですね。だから、勝手に決めて何だというふうな一方で出てくるわけですよ。
  それで、こういったこのことについて、もっと事前に関係機関に知らせることが大事なのかな
と私思うんですよ。その辺どうでしょうか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今、委員御指摘のとおりのことだと思います。
  今回の校名につきましては、できる限り事前に御報告をするというような方向で対応させてい
ただきました。
  ただ、中学校の問題につきましては、まだ実施設計が定まった段階でございますので、全員協
議会の折に議員の皆様にはお知らせをしているというような状況でございます。したがいまして、
今後、校名のことにつきましても3月16日付の市報には報告をいただいた内容を記載させていただ
き、市民の皆様にもお知らせをするというようなことで考えているところでございます。
○委員長  ほかにありませんか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  関連してお尋ねします。
  前回の全協のとき、これ図面をいただいたと思うんです。そのときの説明が給食の1,600人分
というような説明を全協でたしかなかったと思うんです。私たち知ったのが、新聞報道だと思った
んですが、その辺私の間違いでしょうか、課長、教えてください。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  私もちょっと大変申しわけありませんが、そこの部分、定かではございません。
  ただ、事前に文教厚生常任委員会の委員の皆様にお知らせをしておりまして、そのことで、私、
申し上げたつもりになっていたのかなというふうにも思いますので、そこは定かでなくて大変申し
わけありません。
○委員長  遠藤委員、どうですか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  いつもやはり議員の皆様、話ししているのはマスコミ先行ではないかと。これ
から極力気をつけてほしいというふうに思っております。
  先ほど佐藤委員の答弁の中に検討という言葉があったんですけれども、この図面、国の予算云
々というところで。それが決まったら、お知らせすると。決まったら、私の感じ、とらえ方として
は報告だと思うんですが、その辺どう思いますか、課長。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  なかなかそこも言葉の問題になってくるので、委員がお感じになる報告という
ようなことにもなろうかと思いますが、やはり予算的な部分がはっきりしない段階で申し上げるも
のもいかがなものかというようなこともございまして、先ほど決定した後にというようなことをお
話をさせていただいたところでございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  先ほどと同じになるんですが、1,600人分の給食、沖郷、梨郷、吉野、ほとん
どの赤湯と宮内で賄うというふうになると思うんですが、先ほど佐藤委員言ったように、本当にこ
れ大事なのことだと思うんです。本当にセンター化してしまう。温かいものは、前回の答弁でたし
か柴田副市長が次長時代、温かいものは温かいものでというふうな方針があったと思うんですが、
梨郷、沖郷まで、宮中のこの図面で見ると、1,600人分つくってしまうというふうなものはいかが
なものかというふうに思いますが、それでやってしまうということは非常に残念なことだなと私は
思うんですが、課長はそれでいいというふうにお思いですか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  先ほどもちょっと申し上げたんですが、やはり当然その場でつくって、つくっ
た方の顔が見えて、そして子供たちが食するというのが一番いい方法だというふうには思います。
  しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、現在の調理場、給食室の状況を考えたときに、
これも耐震化の問題も含んでおりますし、そういった中で衛生面も安全面も配慮したときに、やは
りこちらのほうがスムーズに提供することができるものだというふうに思います。
  現状でも昨年度から中学校の給食を親子方式で開始したわけでございますが、やはりそれぞれ
の学校で工夫をしていただいて、毎日調理していただける方の顔を見て、あいさつというようなこ
とはできないわけですけれども、やはり給食記念週間とか、そういった中で調理師の方と話をした
りというような対応もしていただいておりますので、そういった部分では子供たちの心を育てる、
あるいは温かい給食ができるというようなことは、これは継続できるものというふうには考えてい
るところでございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  やはり見解の違いというか、理解の違い、温度差があるなというふうに私は感
じます。
  これは市長に聞きたいんですが、これ民営化の方向でやるんですか。
○委員長  市長。
○市長  今のところ正式に決定しておりません。これからの話、あるいは職員との関係、こうい
ったものを重視しなければなりません。したがって、そういったことを決定するのは、今後の課題
だというふうに思っております。
  なお、いろいろなことを決定する基準というのがあるわけで、1つは財政的なものですね。議
員の皆さん方もこれもあれもと言うわけですが、限度があるわけで、どこかで妥協しなければすべ
てはいかないわけですね。無制限に予算がつくということではございませんので、その辺も十分勘
案して教育委員会では検討しているものと思います。
  さらに給食についても、今は大変設備、あるいは施設、こういったものもよくなりまして、少
々距離があってもつくったときとほぼ同じような温度、食味、こういったものを子供たちに提供で
きると。こういうことでございますので、余り必要以上に敏感にならなくても、遠藤委員の要望に
はこたえることができるのではないかなと、こう思って、私は黙って先ほどから話を聞いておりま
した。
  さらに、職員との話し合いがまだなされていない段階では、先ほど言った民間、あるいは職員
なのかどうか、決定できないということでありますが、いずれにしても職員の皆さん方の仕事を取
ってまでするということにはならないというふうに思っておりますし、十分話をして、理解の上に
進めていきたいと思っております。そういうことを前提に進めていきたいと、こんなふうに思って
おります。
  それから、もう一つ、先ほどから黙って聞いておったんですが、新聞報道が優先すると、すべ
てにと、こういうふうなお話でございます。すべての介入はマスコミにも開示しています。したが
って、もう決まるか決まらないかの段階でマスコミは全部情報が知れているわけですね。ですから、
これはとめることは到底今の社会情勢では無理です。ですから、新聞が先と言われれば、すべて秘
密会議と、こういうことになるわけですから、今の段階では相当その要求にこたえることは難しい
のではないかというふうに私は思っております。
  ぜひそういうことであれば、議員の皆さん方も必要な手法でやはり情報を収集しないと、マス
コミよりも先にというのは知れる限り、議会なんかもファクシミリか何かでいろいろやっているよ
うですけれども、相当難しいのかなというふうに思って、先ほどから話を聞いておりましたので、
その辺についてはひとつ御了承、御理解いただきたいなと、こんなふうに思っております。
  以上です。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  せんだっての一般質問で、議員がこの宮中の建てるという方向で、この間市長
の答弁では平成22年、できれば21年度にもしたいという言葉があったと思うんですが、その辺につ
いてはどうお考えですか。
○委員長  市長。
○市長  さきに一般質問でお答えしているとおり、国・県の許可、あるいは財政的な裏づけがで
きればと、あくまでも条件つきでありまして、できればそういったものを早く我々も要求をして、
確定させていただいて、前倒しでやりたいと。それは今の経済情勢に対して少しでも手助けになれ
ばなということで、これは髙橋 篤委員の質問にお答えした内容だと思いますが、あくまでも予算
の裏づけがなければできないわけで、その辺がいいですよと言われればやりたいと、こういうこと
であります。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  ぜひ本当に一日も早くいいものができるなら、子供たちのためにやってほしい
ものだなというふうに思います。
  あともう一つなんですが、給食を運ぶ時点において、やはり冬期間もありますので、運搬の車
は今あると思うんです。道路のアクセス、この状態で進んでいくと、沖郷とか梨郷に漆山、運ばな
ければならないと、そういうふうな面も考慮して道路の整備、もうちょっとやっていただきたいと
いうふうに要望いたしまして、終わります。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  11番松木委員。
○松木新一委員  10款教育費、2項の小学校費の中で、プールの監視員の関係について質問いた
します。
  学校プールへの移行等でも地域からの要望、そういうものがあったわけですが、プールの監視
員賃金として120万3,000円計上になっているわけですが、このプールの期間、そしてまた夏休み期
間中のプールの開放、どのような形でなされますか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  お答え申し上げます。
  さまざまなこれまでの経過がございましたけれども、やはりできるだけ長い時間確保したいと
いうような思いもございますので、現段階では午前10時から、途中昼休みに入りますけれども、夕
方3時半、4時というようなことで、考えているところでございます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  夏休み期間中の時間については、10時から昼休み1時間ほどとっていただいて
も、また午後から4時ぐらいまではぜひ開放をお願いしたいということと、それで、まず昨年度は
監視員について、なかなか募集したけれども、集まらなかったという経緯がございます。そのよう
な中で、監視員の体制はどのような体制をとられますか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  当然監視、管理業務いろいろあるわけでございますが、やはり子供たち、ある
いは市民の皆さんの安全第一というようなことを考えれば、少なくても3人体制というふうに考え
ているところでございます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  3人体制ということでございますが、今度市民プールから学校プールへかわっ
たわけでして、学校プールとなれば、学校長の責任が非常に多いと思うんです。そういう中でこの
監視員の中には先生は含まれるんですか、含まれないんですか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  この場合、夏季休業中のプール開放ということですので、これは学校教育課が
責任を持って管理をするというようなことで考えておりまして、学校の職員を配置するというのは、
これは全く目的外だと思いますので、そういったことは考えておりません。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  では、そちらについては、要するに監視員を雇って、その方にお願いするとい
うふうに理解したいと思います。
  それは当然だと思います。なかなかそこまで、要するに先生が直接そういうものに責任を持っ
て、責任の中で仕事を夏休み期間中するというのは大変だと思います。先生については、やはり勉
強なり、プールの監視で、そういうほうでないほうに気を使っていただければありがたいので、当
然それらについては、まず監視員の方にお願いするということで、ぜひ先ほどおっしゃったとおり、
3人体制で10時から夕方の4時までできるような形のきちっと募集していただいて、張りつけをお
願いしたい。やはりそれには地元でも当然協力するべきものは協力しなければならないと思います
ので、その辺についてはぜひ監視について、よろしくお願いしたいと思います。
  あと、先ほども中学校の統合でお話があったわけですが、ちょっと佐藤委員のほうからも質問
があったわけですけれども、この中学校、再編統合整備につきましては、新設統合なのか、吸収統
合なのか、教育長に返答をお願いいたします。
○委員長  教育長。
○教育長  あくまで新設というようなことで、一たん閉校して、新しく、例えば新宮内中学校、
新赤湯中学校、新沖郷中学校ということを考えているところでございます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  わかりました。
  新設統合だということで、すべての今ある学校を閉校するというようなお話でございますが、
やはり大きな学校へ小さな学校から行って、途中から入っていく子、やはり今後制服とか、体育着
とか、そういう問題とか、細かい問題がいろいろあるかと思います。先ほどはスクールバス等につ
いてはもう予算計上になって、それについては対応していただいているわけですが、やはり大きな
学校へ行って、小さな学校から行った子供たちが要するにいじめ、そういうものに遭わないように、
ぜひ対応をお願いしたいなと思います。
  そこで、新しい学校として、スタートするということで、教育長から今お話お伺いしたわけで
すので、この機会に市連合運動会、50回でちょうど大小の非常に学校にばらつきがあるというよう
なことで、中止されたわけです。
  そういう中で、今度新しい学校ということで、それぞれが3校がスタートするわけですので、
やはりその学校の特色なり、生徒の団結力なり、生徒たちの力を発揮する場として、私はこの市連
合運動会をぜひ統合と同時に、その年度からスタートしていただきたいなと思うわけです。
  そういうことで、今年度それらの準備なり、検討をお願いしたいなと思いますが、どうでしょ
うか。
○委員長  教育長。
○教育長  実は50回目でなくなったときに、私もですけれども、私は小学校におったわけですけ
れども、私にしても残念に思いました。それで、市長さんにもぜひこの際というふうな話もありま
すので、ただ、教育課程も大分いじらなければいけないわけでありますので、各学校にとってはそ
れだけ一定というわけにできませんので、準備、練習場、大変です。そういった点で、今松木委員
さんからというような前もって準備というようなことが大事と思いますけれども、ただ、単なる市
連合、要するに運動だけでなくて、その学校の特色をあらわしたような交流会みたいなものはどう
かなと。それで、近々年度始まったならば、校長会あたりにそういうものを話をしながら、21年度
検討していただきながら、進めてまいりたいというようなことを考えているところでございます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  ぜひ、昔と同じ運動会をやってほしいというわけではございませんが、やはり
子供たちが力を発揮する場を見せていただきたいと。あの市連は小さな学校もすばらしい学校もご
ざいました。私はずっと何度も見ています。本当に応援合戦なんかもあの人数でこれだけの団結力
かというものもございました。また、ある学校は非常に数年前はもうまとまりのない、ばらばらな
応援でした。それが何年か後には、すばらしい一致団結した応援も見せていただきました。
  これだけ大きい学校で、これだけまとまって本当、あの学校がという子供たちの力を見せてい
ただきました。そういう中で、形は別としてもぜひそういう、言葉は悪いですが、競い合っていた
だくというのは、言葉がいいのか悪いのかは別として、やはりそれぞれの学校の特徴を発揮する場
を設けていただきたいと思いますので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。
  次に、6項の保健体育費に関して御質問申し上げます。
  体育施設等指定管理料5,800万円ございますが、その内容についてお聞きしたいと思います。
○委員長  社会教育課長。
○社会教育課長  御質問ありました体育施設等の指定管理料の金額5,800万円でありますが、こ
のたび指定管理者の指定をこの4月から3年間というふうなことで、市の体育協会のほうに指定管
理をお願いするというふうな形になっております。指定管理料の額の5,800万円につきましては、
今までの3年間の標準的な支出経費、あるいは収入となるであろう体育館の使用料等を勘案いたし
まして、本年度21年度については5,800万円、なお予算上は債務負担も計上しておりまして、22年
度は6,110万円、23年度は6,210万円というふうなことで、金額を決定して予算を計上しているとこ
ろであります。必要であろう経費から収入相当分を引いて、5,800万円という数字を計上したとこ
ろであります。
  以上でございます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  それは金額の説明であって、要するにその指定管理の内容について、ちょっと
その辺についても触れていただきたいと思います。
○委員長  齋藤社会教育課長。
○社会教育課長  指定管理の内容につきましては、6施設ほど予定をしております中央花公園、
向山公園、総合公園、武道館、赤湯市民体育館、市民プール、この6施設を指定管理という施設に
考えております。
  当然指定管理の中では、施設管理の運営、これが主になりますが、そのほかに今回の指定管理
の中ではスポーツ振興事業もあわせて市の体育協会にお願いをするというふうなことになっており
ます。いわゆるハード部分だけではなくて、ソフトのスポーツ振興につきましても南陽市体育協会
の人材を活用しながら、市民スポーツの振興に当たりたいというふうに計画をしているところであ
ります。
  以上でございます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  ただいま説明の内容で、非常にそのとおりだと私も思います。ただしかし、南
陽市体育協会につきましては、やはり任意団体であるのではないかなと、私思うわけです。そして
今現在、ちょっと資料等を見させていただければ、体育協会の予算としては年間約300万円ほどで
すか、今後これらの指定管理料を受けて、全体の予算とすればやはり20倍強の規模の予算を運営す
る団体なわけです。
  そういうことで、この体育協会も今のままの状況ではなく、やはりこれだけのお金を管理して
いく団体でございますから、法人化なりにぜひ移行していって、運営に当たられるのが私はいいの
ではないかなと。またそして、それらに伴う体育協会の人的配置等についても十分な配置をしてい
って、やはり運営をしていってもらわなければならないのではないかなと思いますが、どうでしょ
うか。
○委員長  齋藤社会教育課長。
○社会教育課長  指定管理を指定いたします体育協会は、委員ただいま御指摘のとおり、今現在
任意の団体というふうなことであります。
  今回3年間にわたりまして、指定管理者の指定を行うに当たって、指定管理者を受けていただ
きます南陽市体育協会のほうには、この3年間のうちのできるだけ早いうちに法人化を目指してほ
しいというお願いをしているところであります。
  体育協会においても、いわゆる法人化に向けて内部で検討を初めているようでございますので、
できるだけ早い時期に法人化の要請をしているところであります。
  なお、当然非常に大きな金額の中で大きな施設、あるいは多くの施設を管理していただくこと
になりますから、当然体育協会内の職員についてもそういったハウツーについては、十分市の社会
体育行政のほうでも一緒になって、できるだけ早く職員自体の資質の向上が図られるよう、そうい
った方向に進めてまいりたいというふうに考えているところであります。御理解を賜りたいと思い
ます。
○委員長  11番松木委員。
○松木新一委員  指定管理者の事業計画書も見せていただいたんですが、やはりこの事業計画書、
なかなかこれ時間なくて見られなかったので、今度見させていただいたら、やはりすばらしいこと、
計画書に載っているわけです。やはりこのとおりのような方向性をしっかりとやっていただくとい
うことで、ぜひとも法人化をお願いしたいなと思うわけです。
  先ほどの説明ありましたとおり、施設管理の中でもやはり体育協会だけではなくて、公園管理
も含んでいまして、それらのことについてもすごく外注といいますか、よそへお願いする事項もた
くさんあるかと思うんです。そういうことで、ぜひ法人化をこの3年間の中で進めていただくとい
うことを御要望申し上げ、私の質問を終わります。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  12番漆山委員。
○漆山鏗一委員  137ページの10款教育費、18節備品購入費で2点ほどお尋ねいたします。
  1つは、教材備品購入費600万円計上ありますが、先ほどの説明でブラスバンドですか、これ
はどこの中学校なのかお教えいただきたいと思います。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  お答え申し上げます。
  今回、再編成の事業で、新しい学校となる3校ということで考えているところでございます。
○委員長  12番漆山委員。
○漆山鏗一委員  それから、同じページで車両購入費2,360万円ですか、これがあります。恐ら
くスクールバスだと思うんでありますけれども、昨今の我が市の経済状態をかんがみますと、いろ
んな都合といいますか、大きいものが扱えるものがあると思うんですけれども、でき得る限り、可
能な限り、市内の業者を窓口にして購入方の御検討を強くこの際御要望申し上げておきます。よろ
しくお願い申し上げます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  3番吉田委員。
○吉田美枝委員  143ページ、5項社会教育費の社会教育総務費のことで、成人式関係報償費1
万円とありますけれども、この成人式関係に総額でどのぐらいの金額がかかっているんでしょうか。
○委員長  社会教育課長。
○社会教育課長  ただいま御指摘ありました成人式関係の報償費については1万円、これは実行
委員会制度をとっておりまして、各地区代表の形の方々からお集まりをいただきます。10名ほどお
集まりをいただく予定になっておりますが、その方にお一人1,000円参加であります。10名という
ふうなことで考えているところであります。
  そのほかに大きなものとしては、成人証書を皆様にお渡しをいたしておりますが、これが印刷
代程度で約5万円程度でありますから、総額では消耗品等、細かな部分入れましても大体7万円ぐ
らいだというふうに御理解いただきたいと思います。
  以上でございます。
○委員長  3番吉田委員。
○吉田美枝委員  昨年5月ですけれども、議員となったために、自分の成人式以来、30うん年ぶ
りに成人式に参加させていただきました。
  成人式は、本当に新成人にとって夢と感動を与える、生涯にとって記念すべき式典だと思いま
す。ところが何かあそこに参列していて、議員の顔見せ興行かなというふうなことも私実際思いま
した。
  成人教育に力を入れていかれるという市長の言葉もありますし、青少年のこの間のコンペティ
ションですか、すばらしい力を持っている若者たちですので、もう少し予算をつけて、本当に一生
涯記念に残るような、思い出に残るような成人式となるように、本当にもう少し予算をつけてやっ
ていただければなと思います。いかがでしょうか。
○委員長  齋藤社会教育課長。
○社会教育課長  今現在、成人式を南陽市のほうで行っております。委員御指摘のとおり、式典
を主体にして行っているわけであります。そういった式典につきましては、大変厳粛な中で議員の
皆様からもその場に居合わせていただきながら、成人としてのすばらしい船出が切れているものだ
というふうに私ども理解しておりますし、先ほど申し上げましたそれぞれの地区から二十歳の代表
の方々がおいでをいただきまして、それぞれの役割を分担していただきながら実施をしていただい
ていると。
  予算だけがすべてではないというふうに思っておりまして、中身だろうというふうに思ってお
ります。年々回数を重ねる中で、南陽市型の成人式が確立をされているというふうには理解してい
るところであります。
  なお、今年度いわゆる成人になられる親御さんのほうからですが、ソーランの踊りのほうのグ
ループのほうで、やはり自分たちの子供たちが成人を迎えるというふうな記念する年にあるという
ふうなことから、アトラクションをお父さん、お母さんのほうでその成人者の子供たちのためにし
たいということもありますから、そういった意味ではボランティア的に御参加をいただくので、少
しにぎやかにできるのかなというふうには思っております。
  以上でございます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第11款災害復旧費から第14款予備費までの156ページから159ページまでについて
質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料の160ページから181ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第10号 平成21年度南陽市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきも
のと決するに御異議ございませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  私は平成21年度の当初予算に対しまして、反対の立場を表明します。
  以上です。
○委員長  ただいま15番佐藤委員より反対の意思表示がありましたので、採決は起立により行い
ます。御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  お諮りいたします。議第10号 平成21年度南陽市一般会計予算は、原案のとおり可決す
べきものと決するに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長  起立多数であります。よって、議第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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散会
○委員長  ここで一般会計、ただいま御報告のとおりであります。特別会計につきましては、明日
皆さんの御審査をいただくことにしたいと思います。
  御起立願います。御苦労さまでした。
午後 2時51分  散  会



3月定例会 予算特別委員会(当初予算)
平成21年3月13日(金)


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本日の会議に付した事件
 議第11号 平成21年度南陽市国民健康保険特別
      会計予算
 議第12号 平成21年度南陽市財産区特別会計予
      算
 議第13号 平成21年度南陽市小滝簡易水道事業
      特別会計予算
 議第14号 平成21年度南陽市育英事業特別会計
      予算
 議第15号 平成21年度南陽市老人保健特別会計
      予算
 議第16号 平成21年度南陽市介護保険特別会計
      予算
 議第17号 平成21年度南陽市出産祝事業特別会
      計予算
 議第18号 平成21年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計予算
 議第19号 平成21年度南陽市水道事業会計予算
 議第20号 平成21年度南陽市下水道事業会計予
      算

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開議
○委員長(殿岡和郎委員)  きのうに引き続き、これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は18名で全員であります。
  それでは、これより特別会計予算の審査に入ります。

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議第11号 平成21年度南陽市国民健康保
      険特別会計予算
○委員長  議第11号 平成21年度南陽市国民健康保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第11号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。事業勘定及び直営診療施設勘定の歳入歳出全般、192ペー
ジから225ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  市長に国保の関係について、基本的な点について見解を求めたいと思います。
  せんだって、総務常任委員会でも国保税の引き上げ等について、当局からいろいろ説明あった
わけですけれども、今回も均等割あるいは平等割の引き上げということで、応益中心の提案があっ
たわけです。
  しかも、今回の引き上げで、この4年間で3回目の値上げということで、非常に最近にないよ
うな値上げということであったわけですけれども、このことによって年々滞納額が増加の一途をた
どっていると、こう言わざるを得ないわけです。
  せんだっての一般質問でも、単年度の20年度の未納額が約6,500万円ぐらい出るだろうと、こ
のように報告もあったわけですけれども、前年度以前の未納額も含めて、合わせますと約3億5,00
0万円ぐらいの未納額が出るのではないかと、このように試算をされているわけですけれども、こ
ういった歯どめのない状況が今後続く可能性もあるわけです。
  せんだっての説明では、今回の値上げによって3年ぐらいは値上げはしないだろうというよう
なお話であったわけですけれども、今後の推移も含めて市長の御見解を賜りたい。
○委員長  市長。
○市長  今、佐藤委員からの御質問では、ここ数年間の見通しと、こういうふうなことでありま
す。大変難しい質問だなと思っております。
  なぜならば、現在の経済情勢、さらには医療に係る高齢化、特に国保にかかっておられる皆さ
ん方は、さきの一般質問でお答えしたように、どちらかといえばお勤めをしていない。よって、経
済的にも必ずしも恵まれていない方々が圧倒的に多いというようなことでありますので、この制度
そのものが相当厳しい状況になってきているということであります。
  さらに、平成7年度以降、貴重な基金を取り崩して、場当たり的なといいますか、対応をして
きたということもあって、ここにきて大きなツケがきているということもあって、必ずしも意向で
はありませんが、今の制度を維持するためにやむなく値上げということになってきました。
  しかし、特別な手法もございませんので、やはり制度を維持するには値上げをお願いする以外
に手法が見当たらないというのが私の率直な思いであります。
  何とかして、この制度を維持していくと、さらに将来も展望して、安定した維持と。毎年毎年
値上げをしながら維持をするということではなくて、安定した形での継続可能な形で維持、数年間
の見通しということで今回の値上げであります。
  しかしながら、3年というふうなことを言っていますが、これだって冒頭申し上げましたよう
に、経済情勢を考えれば相当厳しいのかなと私なんか思っております。
  その間、国・県のさまざまな制度改革を期待をしておりますが、当面は私どもに与えられた環
境の中で、何とかこの制度を維持するしかないと思っておりますので、今考えることとしては、こ
れが最良の策なのかなというふうに思っております。
  ただ、事務的な経費等については、何とか一般会計からの繰り入れなども含めながら、できる
だけ国保の負担を少なく、あるいは国保の会員の負担を少なくできればなと、こんなふうに思って
おります。
  ただ、全体的な納税者の整合性、あるいは公平性、こういったものも保たなければならないと
いうこともございますので、その辺も今後工夫、検討しながら頑張っていきたいと思ってはおりま
すが、将来とも大丈夫かというような見通しについては、残念ながらはっきりした答弁ができない
と、非常に歯切れが悪くて申しわけありませんが、御容赦をお願いしたいと思います。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  私、常々思っているんですが、この21年度も引き上がると。昨年の決算の未納
額の状況を見ますと、四、五年前からぐっと上がっているわけです、未納額が。19年度で2億8,90
0万円と、約2億9,000万円と。
  それで、今回の未納額、予定されている6,500万円含めるから、さっき言ったようにこういう
ふうになってくるわけです。これ半分ぐらい集めれば、別に値上げする必要ないんです、本当は実
態はね。
  しかし、残念ながら収納率の低下など、あるいは納められない人がどんどん増えていくと。
  しかも、さっき市長がおっしゃったように、これから今の雇用情勢、経済情勢の中で、失業者
がふえる可能性も指摘をされていると。
  こういう状況の中で、ますます国保会計は最悪の状況になっていくのではないのかなというふ
うに非常に懸念をしているわけです。これは当局も皆同じだと思うんですが。
  ですから、もはやこの国保会計は限度を超えていると、こう言わざるを得ないわけですけれど
も、一地方自治体で単独でできるものでもなくなってきたのではないかと、このように思うわけで
ありますが、その辺どういうようにお考えですか。
○委員長  市長。
○市長  これも、さきの一般質問でお答えしたように、できれば県、さらには国のレベルで統一
してやっていただければ大変ありがたいと。
  いずれの国保会計、自治体ともに赤字だと、運営非常に厳しいと。特に、地方へいけばいくほ
ど厳しいんだということは先般申し上げたとおりであります。
  私としては、まずは県一本でできないものかということを市長会なり、さまざまな機会をとら
えて申し上げておりますが、これからも声を大にして訴えていきたいというふうには思っておりま
す。
  ただ、いかんせん私が言ってすぐなるということでもございませんので、当面何としてもこの
南陽市の国保会計を維持することを優先して考えなければなりませんので、今の段階では与えられ
た条件の中で何とかやっていかざるを得ないと思っておりますので、佐藤委員の得意な分野であり
ますので、ぜひいい方法を御指導いただければなと、こんなふうに思っております。
  以上です。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  今回、1人当たり1万1,000円ほどですか、12.何がしですね。平等割あるい
は均等割と、まさに応益なわけですよ。ですから、このことによって大体万遍なく上がるというこ
とだと思うんですけれども、私前々からこの国保問題、一貫してやってきたわけですけれども、市
長も当然御承知かと思うんですけれども、この置賜の3市5町の国保の関係資料見てみますと、平
成元年度が均等割が1万4,400円だったんですよ。それから、平等割が1万8,000円。平均が、1人
の課税額が5万4,597円だったんですよ、平成元年。
  ところが、21年度の予定では均等割が4万900円、それから平等割が3万8,800円と、それで10
万4,382円と、まさに倍になっているわけです。
  じゃ、当時の給料の倍になっているかというと、これはなっていないわけですよ。だから、そ
の分が負担が増えていると。
  当然、これは御承知のように、国の国保に対する会計がざーっと下げられてきたと、一貫して、
ここに大きな原因があるわけですよ。
  ですから、一地方自治体でやれる仕事ではないと。だから、緊急に3市5町の首長会議とか、
あるいは県あたりに直接行って、今度知事もかわったわけですから、一般会計から出せとか、こう
いう直談判を、江戸時代ではないですけれども、直接みずから足を出して、これはしっかりやるべ
きだと私は思うんですよ。これ以上、限度ですよ、もう市民は。
  そういう立場から、ひとつぜひ市長に御奮闘いただきたい、私はそう思います。
○委員長  要望ですか。
○佐藤 明委員  どうですか。
○委員長  市長。
○市長  何回も申し上げましたように、一番大変なのは経済情勢、特に先ほども言いましたが、
お勤めをしていない人が加入している制度なわけですよ。それと自営業、こういった方々が今の経
済情勢で最も打撃を受けているというふうな状況、あとは勤めができなくなった人とか、残念なが
ら解雇とか、さまざまなった人とか、そういう人が入るわけです。
  したがって、当然収入がない、あるいは少ない人ということになるわけなので、制度上厳しく
なるのは当たり前なんですね、このつくりからいっても。
  さらに、滞納者が多いと、これはモラルの問題なのかわかりません。でも、これがなければ、
こんなにこの制度が厳しくなることもないんですが、この辺も見据えなければならない一つの課題
です。
  さらに、ただいま佐藤委員から言われたように、これは制度上の問題もあるので、国・県、何
回も言っているように、どこに生まれたかで国民の健康、あるいは命が危ぶまれるなんていうこと
では困ると、等しく自分の健康、生命に対しては不安を持つことなく、いつでも安心してお医者さ
んにかかれる、あるいは低料金でということは、国民の願いなわけでありますので、その辺は国策
として対応をしていただくように、何回も私がさっきから言っているようにお願いはしてまいりた
いというふうに思っておりますが、今与えられた環境の中で南陽市として努力しなければならない
状況でございますので、あしたから面倒見ていきますよということであれば、私ももっと楽なんで
すが、そうは言っていただけないので、とにかく今の体制の中で市民の命や健康を守るために、私
どもは責任があるわけなんで、一定のこの制度を維持するために努力をしていきたいというふうに
思って、今回の措置をとったわけなんで、ひとつ御理解をいただきたいというふうに思っておりま
す。
  なお、佐藤委員から言われた国・県に対する働きかけは、引き続き頑張って、可能な限りやっ
てまいりたいというふうに思っておりますので、よろしく御支援、御指導、お願いをいたします。
  終わります。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第11号 平成21年度南陽市国民健康保険特別会計予算は、原案のとおり
可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  私は反対です。
○委員長  ただいま15番佐藤明委員より反対の意思表示がありましたので、採決は起立により行
います。
  お諮りいたします。議第11号 平成21年度南陽市国民健康保険特別会計予算は、原案のとおり
可決すべきものと決するに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長  起立多数であります。よって、議第11号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第12号 平成21年度南陽市財産区特別
      会計予算
○委員長  次に、議第12号 平成21年度南陽市財産区特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第12号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、236ページから260ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第12号 平成21年度南陽市財産区特別会計予算は、原案のとおり可決す
べきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第13号 平成21年度南陽市小滝簡易水
      道事業特別会計予算
○委員長  次に、議第13号 平成21年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算について審査を行い
ます。
  当局の説明を求めます。樋口課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第13号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、268ページから273ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第13号 平成21年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算は、原案のと
おり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第14号 平成21年度南陽市育英事業特
      別会計予算
○委員長  次に、議第14号 平成21年度南陽市育英事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第14号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、282ページから287ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第14号 平成21年度南陽市育英事業特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第15号 平成21年度南陽市老人保健特
      別会計予算
○委員長  次に、議第15号 平成21年度南陽市老人保健特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第15号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、296ページから299ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第15号 平成21年度南陽市老人保健特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第16号 平成21年度南陽市介護保険特
      別会計予算
○委員長  次に、議第16号 平成21年度南陽市介護保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第16号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、308ページから331ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第16号 平成21年度南陽市介護保険特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第17号 平成21年度南陽市出産祝事業
      特別会計予算
○委員長  次に、議第17号 平成21年度南陽市出産祝事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第17号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、340ページから343ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第17号 平成21年度南陽市出産祝事業特別会計予算は、原案のとおり可
決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第17号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  ここで暫時休憩します。
  再開は11時10分とします。
午前10時55分  休憩
───────────────────
午前11時10分  再開
○委員長  再開いたします。

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議第18号 平成21年度南陽市後期高齢者
      医療特別会計予算
○委員長  次に、議第18号 平成21年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算について審査を行いま
す。
  当局の説明を求めます。樋口企画財政課長。
〔企画財政課長 樋口一志 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第18号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、352ページから357ページまでについて質疑
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第18号 平成21年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算は、原案のとお
り可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第18号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第19号 平成21年度南陽市水道事業会
      計予算
○委員長  次に、議第19号 平成21年度南陽市水道事業会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。羽山上下水道課長。
〔上下水道課長 羽山正一 登壇〕
○上下水道課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第19号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。収益的収支及び資本的収支全般、362ページから384ページ
までについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第19号 平成21年度南陽市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべ
きものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第19号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第20号 平成21年度南陽市下水道事業
      会計予算
○委員長  次に、議第20号 平成21年度南陽市下水道事業会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。羽山上下水道課長。
〔上下水道課長 羽山正一 登壇〕
○上下水道課長  〔平成21年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第20号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。収益的収支及び資本的収支全般、390ページから416ページ
までについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  下水道は、去年から企業会計ということになっているわけですけれども、地方
債の現在高はどういうふうになっているのか。
  それから、下水道の普及率はどうなっているんでしょうか。
○委員長  羽山上下水道課長。
○上下水道課長  地方債のほうの現在高については、ちょっと手持ちにございませんので、後で
御説明申し上げたいと思います。
  それから、普及率というと、水洗化率でいいでしょうか。
○佐藤 明委員  はい。
○上下水道課長  水洗化率については、現在のところ76.9%というふうになっております。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  下水道の地方債の残高は、たしか120数億かな、大体その辺だと思うんですけ
れども、これからどういうふうな状況になっていくのか、その辺お聞かせいただきたいと。
  それから、76.9%というふうな率でありますが、これから100%に近づいていくと思うんです
が、見通しはどうでしょうか。
○委員長  羽山課長。
○上下水道課長  お答えいたします。
  まず、起債のほうの33億円についての状況についてでありますが、まず公的資金の補助金免除
繰上償還の部分につきましては、21年度で終わるというようなことですので、今後その元金と償還
を均等に返していくというような形になっていくのかなというふうに思っております。
  あと、水洗化率のほうの部分については、85%を目指して推進していきたいというふうに考え
ているところです。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  償還に関しては、水道なども含めて、今度、政府資金の関係で大分楽になった
と、こういうふうな状況でありますので、そういう有利な点を生かして利活用するということだと
思うんですが、その辺の状況はどうでしょうか。
○委員長  羽山上下水道課長。
○上下水道課長  現在のところ、利子的なものについては1%から2%というふうになっており
まして、低利というようなことになってございます。そのほかの特別措置的な部分については、今
のところないというような状況でありますので、それに沿った形で償還をしていくというようなこ
とになるのかなというふうに思っております。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  松木委員。
○松木新一委員  ただいまの水洗化率に関して質問させていただきたいと思います。
  18年度が水洗化率が72.5、そして19年度が75.5%、そして今現在は76.9%まで上がっていると
いうことでございます。そして、ただいま見通しとして85%まで上げたいというようなお話でござ
いますが、ずっと推移しているところを見ると、なかなかこのところ1年で数%というような中で、
非常に厳しいものがあるというふうに私は思います。
  そういう中で、具体的に下水道に接続していない方々への訪問等や文書等、いろいろあろうか
と思いますが、実際今どのような形で普及といいますか、加入のお願いをしていらっしゃるか教え
ていただきたいと思います。
○委員長  羽山課長。
○上下水道課長  お答えいたします。
  まず最初に、下水道工事を行うに当たりまして、水洗化もあわせて説明をいたしておりますけ
れども、まず戸別訪問につきましては、供用開始の1年目と、それから改造資金の融資あっせんが
切れます3年目の、1年目と3年目に訪問をしながら行っております。
  訪問した際、アンケートというか、今後いつごろ接続してもらえますかというアンケートもと
っておりますので、そのアンケートに基づいて、1年、3年と限らず、今後も随時訪問していきた
いというようなことで考えているところです。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  供用開始の1年、そして3年後というようなことで、訪問でいろいろとアンケ
ートなどもとって、お願いしているということでございますが、大体それで、まず接続できない主
な理由、その辺についてもアンケート等で把握していらっしゃるのか。
  また、接続しない建物について、個人の住宅なのか、または事業所とか工場とか、または集合
住宅なのか、そういうふうな分類等もしていらっしゃるのかどうかお伺いしたいと思います。
○委員長  羽山課長。
○上下水道課長  アンケートの結果については、例えばひとり暮らしであるというような部分と
か、資金に余裕がないというような方が大半でございます。
  あと、できないという部分については、主に個人のお家ということで把握しているところでご
ざいます。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  主に個人ということでございますが、大きな何か事業所とか、いろいろ事業を
やっている、そういう建物等がまだ未加入になっているという事例はないんでしょうか。
○委員長  羽山課長。
○上下水道課長  未加入になっている事業所はないというふうなことで認識しております。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  先ほどの理由の中で、資金がなくて接続できないというようなお話もございま
した。そういう中で接続するに、そういう資金的な面でのバックアップといいますか、そういうも
のをいろいろ考えていただくとか、その辺もあるんですか、さっきに戻ります。
  そういう接続しない、1年、3年というわけでしていらっしゃるわけですが、長期的に供用開
始以来、それも過ぎてもう長く何年もたっているというような事例はないでしょうか。
○委員長  羽山課長。
○上下水道課長  それについては、長く接続していないという方もおられるというふうに感じて
おります。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  そういう中で、85%まで水洗化率を上げていきたいんだというような目標を持
っていらっしゃるようですけれども、ある市なんですが、かなり100に近いようなパーセントの市
で、今度新たに未接続対策というようなことで、接続指導というような形の中で、そういう新しい
制度を取り入れようとして、そこについては多分この3月議会にかけて、もう来年度からそういう
取り組みをしていきたいというような事例があるわけです。
  そういう中で、供用開始しても非常に長く接続していないということでは、やはり先ほども課
長がおっしゃったように、安全で快適なまちづくりというようなことで、せっかく非常に大きな投
資をしているわけです。それで76.9%ということは、大体約4分の3ですか、4件に1件は接続し
ていないと、大まかで。これは人数割ですから、必ずしも世帯割とはならないにしても、そのよう
な状況かなと私は思うわけです。
  そういうようなことで、まずこれは今すぐこういうふうなこととは言いませんが、水洗化率を
上げていくためにも、当市としてもやはり研究していく必要があるのではないかなと思うわけです。
  そのようなことで、まず条例でその辺について接続の開始を供用開始以降何年以内というよう
な形にすると。そしてまた、接続の先ほどもお金のというか、資金がないとか、いろいろ理由があ
ると思うんです。そういう中で接続の猶予期間をまた設けるような形とか。
  そして、あと大きな事業所等の、先ほどの話では加入していないようなところは、課長はない
とおっしゃいましたけれども、もしあるんでしたら大きなところで非常に排水量が大きいようなと
ころ、そしてなかなか接続しないというようなところについては、やはり特別な指導が必要ではな
いのかなと思うわけでございます。
  そして、どうしても今のようなちょっと悪質的な、接続をしないで長々といるようなところに
ついては、罰則規定を設けるなり、そういうような条例なり、規則なり、そういう整備をしていく
ことも必要ではないのかなと思うわけでございます。
  そんなことで、このある市は、そういう素案を示してパブリックコメント、要するに市民の意
見も聞いて、今回の議会に提案しているというようなふうでございます。そんなようなことで、ほ
んの概要で、なかなか私の説明が至らないのでわかりにくい面はあるかと思いますが、やはり当市
としてもそのようなことで、今後水洗化率を上げていくためには、御検討をしていく必要があるん
ではないかなと思いますので、課長、どうでしょうか。
○委員長  羽山課長。
○上下水道課長  まず、水洗化率上げるという部分については、努力をしていきたいというよう
に思っておりますけれども、とにかく説明会を開く中で、市民の方から理解をいただく中で、例え
ば接続するにはお金もかかりますし、その資金的な部分が一番だというように思いますので、年次
計画を立てながら接続するようにというような形でのお願いとか、あとは先ほども申し上げました
ように、とにかく3年以内で接続しなければならないというような一応下水道法ではあるわけです
けれども、その辺も話をしながら、あわせてアンケートをとったものを利用して、例えば2年目に
接続したいという方が間違いなく2年目に接続できるかどうかという確認などもして、きめ細かな
対応をしていけば水洗化率も上がるのではないかなというふうに思っております。
  ただいま委員のおっしゃられた部分につきましては、今後検討をしていきたいというふうに思
っております。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第20号 平成21年度南陽市下水道事業会計予算は、原案のとおり可決す
べきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました予算の審査は終了いたしました。2日間にわたり、慎重な御
審査を賜り、まことにありがとうございます。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。
  なお、この際、当局にお願い申し上げます。
  本委員会において、各会計とも原案のとおり可決すべきものと決したところではございますが、
これまでの審査の過程で貴重な御意見も数多くありました。市長を初め、当局におかれましては、
行政の執行に当たり、本委員会における議論や意見を十分酌み取られ、適切に対処されることを強
く望むものであります。

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閉会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御起立願います。御苦労さまでした。
午前11時55分  閉  会

       予算特別委員長 殿岡 和郎