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開議
○議長(伊藤俊美議員)  御一同様、御起立願います。傍聴者の方も御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において、一般質問の通告のあった議員は7名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分
得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう、特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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川合  猛 議員 質問
○議長  最初に、5番川合 猛議員。
〔5番 川合 猛議員 登壇〕
○川合 猛議員  おはようございます。5番川合 猛です。
  目に青葉、山ホトトギス、初鰹、あたり一面緑一色の大変心地よい季節となりました。待ちに
待っていたサクランボも真っ赤に色づき、まばゆいばかりの輝きを見せております。どうか高値で
取引されるよう願うばかりです。
  しかしながら、昨年来続いております世界同時不況のあらしはとどまるところを知らず、世界
ナンバーワン企業と言われるゼネラルモーターズが事実上の倒産という最悪の状況となり、全く出
口の見えないまま6月に入ってしまいました。朝の来ない夜はないとは申しますが、一日でも早く
明るい兆しが見えてほしいものです。
  そんな中、去る31日、中央花公園と高畠町文化ホールまほらの2つの会場で、第5回置賜よさ
こいまつりが開かれ、宮内幼稚園、赤湯幼稚園の園児から中高年まで36チーム、850名の踊り手が
熱い踊りを披露しました。
  また、夜にはハイジアにおいて200数十名の参加者で交流会が開かれました。お昼の何百食か
のお弁当、またハイジアでの飲食代、赤湯での2次会等、少なからず経済効果もあったのではない
でしょうか。
  実行委員の皆様とボランティアで手伝っていただいた高校生の皆さんに心から敬意を表したい
と思います。
  それでは、さきに通告させていただきました点について質問をさせていただきます。
  中学校再編統合について。
  1年早く宮内中学校への統合となった吉野の生徒たちのクラスでの様子、また部活動での様子
など、実際指導に当たられている先生方の声などを含めてお伺いをいたします。
  また、実際スクールバスを運行されているわけですが、停留所の問題、また、部活動による終
了時間の違いなど、どのように対処にしているのか。また、現在、校名のみの決定ですが、今後の
各部会は、どのような日程で進めていかれるのか、お伺いをいたします。
  次に、市内小学校、中学校教育についてですが、給食費、学習費等の未納者はおりますか。ま
た、長期欠席者、不登校の児童・生徒は何人ぐらいおるのか、お伺いをいたします。
  次に、市民バスについてですが、西部バス、北部バス、中川バス3路線の決算及び利用状況に
ついてお伺いをいたします。
  最後の質問となりますが、スクールバスについてですが、12月議会で大洞地区の児童バス送迎
についてお話し申し上げました。検討するとの返答でしたが、あれから6カ月がたちました。その
後、どうなったのか、お伺いいたします。
  以上が私の質問でございます。当局の誠意ある御答弁をお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  5番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  なお、中学校再編統合推進整備について、市内小・中学校の教育について、スクールバスにつ
いては、教育長より答弁をいたさせますので、御了承を願います。
  初めに、市民バスの決算と利用状況についてでございますが、平成20年度の決算状況でお答え
申し上げます。
  西部地区バスの利用者は1万1,275人で、運賃収入は254万5,110円となり、市負担金は179万1,
725円であります。
  北部地区連絡バスの利用は、2万7,505人で、運賃収入は186万6,647円となり、地元負担金は1
00万円で、市負担金は571万4,708円であります。
  中川地区バスは、回数券の新規購入などもあり、利用者は8,957人で、運賃収入は225万9,881
円となり、市負担金は419万5,414円となりました。
  平成21年度におきましても、利用者の利便性を図りながら、地区及び利用者等の御要望を踏ま
え、地域バスとしてよりよい運行を目指してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  私からは以上であります。
○議長  教育長。
○教育長  おはようございます。
  5番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、中学校再編統合推進整備についての1点目、吉野の生徒たちのクラス、部活動での様
子についてでございますが、平成21年4月より、小滝小学校、荻小学校から新入生を含め、17名の
生徒が宮内中学校へ登校しております。
  学級編制並びに登下校につきましては、当該校担当者との綿密な打ち合わせのもと、子供たち
にとって互いに心の通い合う明るく、落ちついた魅力ある学校、新たな愛校心がはぐくまれる学校
づくりの推進を目標に、スムーズな統合を進めてまいったところでございます。
  新学期が始まってからは、生徒理解職員会を開催し、各生徒の状況や配慮すべき点についてア
ンケートや日誌指導、さらに個別面談の上で、全職員が共通理解のもとに教育活動を展開している
ところでございます。
  学級担任を中心とした心のサポートのもと、学習指導や進路指導を初め各学年主任や生徒指導
主事の個別支援により、子供たちの安全・安心の確保と充実した生活に向けたきめ細かな指導を行
っており、良好な人間関係が築かれ、学習面、生活面ともに順調なスタートを切っております。
  特に、学習面におきましては、互いに切磋琢磨し合いながら、授業に打ち込む姿勢が学校全体
の学習環境の高揚につながっているようでございます。
  先日、私たちも実際学校訪問をさせていただきまして、子供たちの伸び伸びとした生活学習状
況を見てきたところでございます。
  また、部活動におきましては、選択肢が広がるというメリットを生かし、みずから希望する部
活動を選択し、生き生きと活動を行っております。
  特に、吉野中学校での伝統ある男子バレーボール部を宮内中学校においても新設し、宮小体育
館を借用しながら、充実した活動を行っております。このことは、宮内小児童への意欲づけにもつ
ながっていると聞いているところでございます。その他の部活動におきましても、目標を高く掲げ、
頑張っております。
  今後、教育委員会といたしましては、吉野地区の子供たちの持つ高い意欲や向上心が宮内中の
連綿と受け継がれる教育のさらなる発展を促す力になることを期待し、見守りながら指導、助言を
行っていきたいと考えているところでございます。
  2点目のスクールバスの運行課題についてでございますが、現在、宮内中学校に通学している
吉野地区生徒のスクールバスの停留所は、基本的に北部連絡バスの停留所と同じ箇所でございます
が、スクールバスの場合は、生徒が乗り降りする停車場に合わせて停車するシステムで運行してお
ります。
  登校時については、毎朝の通学時の便や安全確保を考慮して、宮内中学校西側県道5号線沿い
に宮内中学校前停留所を新設いたしました。この停留所は、民地を無償でお借りして設置している
ものでございます。
  帰りのバスの運行時刻については、4月から10月までの夏時間と11月から3月までの冬時間で
部活の終了時間が異なりますので、それぞれの終了時刻に合わせて夏ダイヤと冬ダイヤを編成して
運行しております。帰りの通学バスの出発点は、生徒の利便性を考慮して、夏冬通して宮内中学校
昇降口前から行っております。
  3点目の今後の各部会の進め方についてでございますが、3つの統合中学校ごとに、統合事業
が円滑に実施できるよう総務部会、制服部会、学校部会、保護者部会、学校支援部会の5つの部会
構成で準備委員会を組織し、保護者、地域代表の方から御意見を伺っております。
  各部会の日程につきましては、内容により至急開催しなければならない部会、慎重に協議を必
要とする部会がございますし、各部会、各学校の対応で十分な内容、教育委員会での協議が必要な
内容などさまざまでございますので、横並びではなく、それぞれの部会に応じた開催日程で進めて
いる状況でございます。
  校名が決定されましたので、今後、総務部会では校歌、校章のあり方について御意見を伺う予
定であります。また、制服部会においても同様に、統合中学校にふさわしい制服のあり方について
御意見を伺う予定でございます。
  それぞれいただいた御意見をもとに、学校側と教育委員会において慎重かつ十分に協議を行い、
教育活動を最優先させながら、最終的に決定してまいりたいと考えております。
  なお、校歌、校章等については、今年度末をめどに慎重に協議を重ねてまいりたいと考えてお
ります。制服については、9月末ごろをめどに決定したいと考えております。
  また、PTAの組織や事業等について調整を図る保護者部会や同窓会、教育後援会についての
あり方や持ち方を検討する学校支援部会、そして、教育目標や学校行事、さらに教育課程を策定す
る学校部会は、円滑な統合に向け、年度当初から自主的に開催されているわけでありますが、今後、
さらに回数を増やし、連絡調整をしっかり行ってまいりたいと思います。
  次に、市内小学校、中学校の教育についての1点目、給食費、学習費等の未納者の状況につい
てでございますが、給食費や学習費の徴収については、学校長の判断により実施しており、その方
法としては、口座振替や集金袋等による徴収方法で行われております。
  学校集金未納者への対応については、おのおのの学校で校長を中心に体制を組んで実施してお
り、督促状、電話依頼、呼び出しや家庭訪問等を行い、その対策に当たっております。
  未納者の状況でございますが、昨今の経済不況の影響により多少の未納者はございますが、年
度末までは完納していただけるよう、おのおのの学校で努力していただいているところでございま
すので、御理解を賜りたいと思います。よろしくお願いします。
  2点目の長期欠席、不登校の児童・生徒の人数についてでございますが、平成21年3月末現在
において、年間30日以上欠席した小学校児童は、市内全小学校児童1,903名中5名、同じく中学校
生徒は、全市内中学校生徒1,032名中18名であります。
  不登校児童・生徒の適応指導、未然防止のために各学校においては、校長先生の強力なリーダ
ーシップのもと、教員の効果的な役割分担を行い、日常的な予防指導と各家庭との連携を密にする
など、具体的な取り組みを行っております。
  また、本年度も県の教育相談員2名、スクールカウンセラー4名、スクールソーシャルワーカ
ー活用事業による相談員1名、問題を抱える子ども等の自立支援事業による不登校対策指導員1名
を配置するとともに、市の教育相談室には指導員2名、専門員1名を配置し、子供たちの適応指導
と学習指導、保護者の相談等に努めております。
  そして、各校におきましては、日常的な観察はもちろん、アンケート調査、個別面談、日記指
導等を通して、児童・生徒一人一人の状況を把握するとともに、教育活動全般にわたって、心の教
育の充実に努めてまいっているところでございます。
  次に、スクールバスについてでございますが、中川小学校のスクールバスは、中川小学校に通
学する釜渡戸地区、元中山地区の児童の通学条件の緩和を図るために、平成10年度に国のへき地児
童・生徒援助費等補助金の交付を受けて整備を行ったものでございます。
  その後、平成13年度に中川児童館父母の会より、中川小学校スクールバスへの便乗を利用した
い旨の要望書が提出され、平成14年度から中川児童館園児の登園、降園等の安全確保と弱者対策の
一環として、中川児童館園児を対象としたへき地児童・生徒援助費等により取得したスクールバス
の住民利用に関する届け出書を提出し、中川児童館園児の通園バスとして利用が可能となり、それ
以降は、中川小学校スクールバス運行計画に基づき、中川小学校児童と中川児童館園児が共同で利
用している状況にあります。
  現在の朝の登校・登園時の運行では、釜渡戸地区、元中山地区から通学している小学生児童と
中学生生徒を対象とした運行を一回、その後、中川児童館園児を対象とした運行を2回実施してお
り、また、帰りの下校・降園時の運行では、小学校児童を対象とした運行を3回、中川児童館園児
を対象とした運行を2回実施しております。
  これまで、大洞地区から中川小学校に通学する児童の通学手段として、スクールバスの利用も
含めて検討してまいりましたが、中川小学校スクールバスの運行は、中川小学校に通学する釜渡戸
地区、元中山地区の児童の遠距離通学児童の通学状況の緩和を図ることが一番の目的であり、中川
小学校から比較的遠距離にある川樋大洞地区や新田地区の児童を対象にバス運行を行った場合、乗
車人数や運行にかかわる時間的制約等の大きな課題も見えてきており、今後、さらに検討を深めて
まいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  現在は、大洞地区から中川小学校に通学する児童に対して、南陽市児童生徒遠距離通学費補助
金交付要綱に基づき、遠距離通学費補助金を交付しているところでありますが、他の地区との整合
性を第一に考えながら、大洞地区児童の通学時の安全確保や保護者負担の軽減を図るためにも、な
お一層、地区や小学校、関係機関と協議を重ねながら、よりよい通学方法を検討してまいりたいと
考えているところでございます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  5番川合 猛議員。
○川合 猛議員  まず、統合問題のほうの1番ですが、統合となってまだ2カ月余りで、この先、
どういう展開するのかは想定できない場面もあろうかとは思いますが、さきの説明会でのQアンド
Aでは、いじめ、不登校などの対応には未然防止、早期発見、早期対応につながる効果的な取り組
みが必要と考えています。
  そのため学校と関係機関とが連携した指導体制やいじめ等についての相談体制の両面から総合
的に施策を講じることを考えるとありますが、現時点での取り組みはどのように行われているのか、
お伺いいたします。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  お答え申し上げます。
  今、議員のほうから、いじめ、不登校の防止というような観点からの御質問かというふうに思
いますけれども、学校全体の中で、やはり吉野地区から通学されているお子さんをしっかり見守っ
ていくということが基本になっております。
  そのために、教育委員会としては、今年度から学習生活指導補助員、これはこれまでに小学校
のほうに3名の方、配置しておりましたが、今年度は宮内中学校に新たに1名の方を配置をさせて
いただきまして、特別支援教育との観点も十分図りながら、一人一人へのサポートを行っていると
ころでございます。
  また、やはり通常、子供たちの様子を観察することが基本となりますけれども、今年度は吉野
中学校に勤務しておられた先生2名、宮内中学校のほうに人事異動で勤務していただいている状況
にございます。そういった先生方、これまでの経過も十分承知していらっしゃいますので、そうい
った形でサポートしてまいるというようなことでございます。
  さらに学級担任、あるいは学年全体として、先ほど教育長の答弁の中にもございましたが、い
わゆる学級日誌、あるいは個人の日誌、そういったものを通して、子供たちの心理状況を判断して
いくというような形で対応をしているところでございます。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  来年度からは、3校での取り組みとなるわけでございますけれども、いじめや
不登校ないのが一番ですが、万が一起きても、早期発見、早期対応に向け、なお一層の体制づくり
をお願いしたいと思います。
  続きまして、スクールバスについてですが、中川、梨郷地区につきましては、今後の話し合い
になろうかと思いますが、子供たちの安全第一に停留所等を決めていただきたいと思います。我が
中川中学校は、立派なグラウンドと体育館があります。ぜひ赤湯中学校の部活動のサブ施設として、
スクールバス等で移動しながら使っていただきたいと思いますが、そのような考えはございますか、
お伺いいたします。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  お答え申し上げます。
  スクールバスの運行につきましては、これも先ほど教育長の答弁の中にございましたが、議員
御指摘のとおり、子供たちの安全を第一に運行してまいりたいということで、来年度に向けても、
そのような形で整備をしていく予定でございます。
  それから、今御提案がございました中川中学校のグラウンド、部活動での活用等につきまして
は、これは学校長の判断によるわけですけれども、可能なものかどうかというようなところも含め
まして、今後、学校とも協議をしてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  ぜひお願いをしたいと思います。
  また、登下校時以外でも効果的にスクールバスを活用するというQアンドAで言っておられま
すが、どのように活用していくのか、お伺いしたいと思います。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  やはりスクールバス、各中学校に配置されるということになりますと、合計3
台になる予定でございます。そうした場合に、例えば中学校のさまざまな校外学習、これは小学校
も含めてですけれども、そういったことにも活用が可能になるというふうに考えております。
  今年度、宮内中学校に1台スクールバスを導入したわけでございますが、現在のところ、やは
りさまざまな要望も正直ございます。ただ、まだ導入して2カ月ちょっとしか経過しておりません
ので、そういった具体的な条件の中で、できるだけ運行をしていきたいというふうに我々も考えて
いるところですけれども、さまざまな課題、今あるのではないかというところで、詳細に検討いた
しまして、やはり子供たちの活動、安全に行えるような配慮をしながら、有効な活用を図ってまい
りたいと考えているところでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  ぜひ幅広く利用していただきたいと思います。
  続きまして、さきの総務部会より統合に当たって配慮していただきたいとの1番に、南陽市の
新たな中学校の誕生という観点から、新しい校歌、制服を検討していただきたいというのがあった
わけですけれども、現在、吉野の生徒さんはどこの校歌を歌われているのか、お伺いいたします。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  吉野地区の生徒さんは、宮内中学校の校歌を歌っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  校名が変わらなかったのですから、無理に校歌、校章、制服等をなぜ変える必
要があるのか、それらにかかる経費を子供たちのために使ったほうがよいのではないかという声が
あります。
  当局としては、どう考えられるか、お伺いいたします。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今、御意見をちょうだいいたしましたが、まことにそのような考えも1つある
と思います。また、これまでの説明会、あるいは総務部会等で、いろいろな方から本当にたくさん
の御意見をちょうだいしております。
  そうした中で、やはり教育委員会としては、子供たちのことを最優先として考えながら、御意
見をできるだけ、全く正反対の意見も正直ございます。ですから、最大限の教育効果を考えると、
そしていわゆる統合によって、教育環境が変わる、すべて新しいものになったときに、どうしても、
教育そのもの、学校教育そのものが不安定になるというような、これまでの過去の事例等も考えな
がら、ぜひそういったことのないようにということで、現在からさまざまな統合に向けた、課題解
決に向けた取り組みを行っているところでございますので、また、御意見をいただければと思って
おります。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  吉野の子供たちは、今年から宮内の校歌を歌って、来年また新しい校歌ができ
て、また覚えなければならない、かわいそうな気がするんですけれども、いかがでしょうか。
○議長  学校教育課長。
○学校教育課長  やはりそういった子供たちのことを真剣に考えていただいて、さまざまな御意
見をいただいているものというふうに思います。
  したがいまして、先ほどこれも教育長の答弁の中にございましたが、校歌につきましては、こ
れから各学校の総務部会の中で慎重に十分に協議をしていただいて、御意見をまとめていただくと
いうようなことをベースにして、教育委員会でも最終的に判断をさせていただきたいというふうに
思っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  どうも総務部会というのは、結構もめる部会なようで、余り長引かずに決めて
いただきたいと思います。
  それでは、統合されてしまう地区は、中学生がいなくなると本当に寂しくなります。これは出
ていかれた地域でないとわからないわけですが、また、地区の行事に中学生がなくてはならないも
のもございます。
  中学校統合した地区でお話を聞きますと、最初はよかったのだけれども、校長がかわったり、
2年、3年とたつと、中学校サイドですべてきまり、地区行事にはなかなか出られないとのお話を
よく聞きます。
  どうか南陽市では、そんなことにならないよう、公民館などとお話を持っていただき、年に数
回です。地域に帰していただきたいと思いますが、どのように考えておられますか、お伺いいたし
ます。
○議長  学校教育課長。
○学校教育課長  地域行事にかかわりましては、これまで中学生、あるいは小学生も含めて、本
当に地域の中で育てていただいているということに改めて感謝を申し上げたいと思います。
  そういった中で、今、議員の御質問の中で、何か子供たちがもう既に地域からいなくなるとい
うような表現をなされたわけなんですけれども、我々としては、例えば、通学する学校がその地区
になくても、やはり子供たちは地域の子供たちであるというふうに認識しておりますし、年に数回
でもということではなく、逆に統合のもとになっている学校の子供たちが、友人である、例えば具
体的な名前申し上げて失礼ですけれども、赤湯中学校へ現在通っている生徒たちが、中川地区の文
化を知るというような活動も大事だと思います。
  そういったとき、先ほど御意見をいただいたスクールバス等も活用しながら、お互いの地域を
理解していくと、そういった形で進められれば、地域を愛する心も、さらにはぐくまれるものとい
うふうに期待しているところでございます。
○議長  教育長。
○教育長  今、課長が答えたとおりでございますけれども、私も公民館とか社会教育関係でいろ
いろ会議に出させてもらって、各地域から、今、川合議員さんがおっしゃられたことは、たびたび
話題になります。こういったことも含めまして、やはり今、課長がおっしゃったようなことで、今、
議員さんがおっしゃられたそういった方向で考えていきたいというふうに思っているところでござ
いますので、御理解ください。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  中川も過疎地帯でございまして、本当に中学生、大事でございます。ぜひよろ
しくお願いをいたしたいと思います。
  次に、給食費、学習費の未納問題についてですが、現在はないということで、年度末までに校
長先生、あるいは教頭が何度も家庭訪問し、払ってもらっていると聞いております。
  ただ、余り先生方の負担になっても、何だと思いますけれども、その辺はいかがなもんでしょ
うか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  本当に教員の業務の中に、こういった未納対応ということも含まれるというこ
とで、現場の先生方がいろいろ苦慮しているという実態も正直ございます。
  しかしながら、保護者の方が意図的に未納しているというようなことではなく、現在のやはり
社会状況の中で、払いたくても払えない御家庭もあるということは、我々も十分承知をしていると
ころでございます。
  したがいまして、やはり家庭の保護者の皆様の御理解ということが何より大事ですし、そうい
ったことで、子供たち同士の関係が悪化するというようなことはないように十分配慮しながら、料
金をいただくということについての御理解をさらに深めていきたいなというふうに考えているとこ
ろでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  未納問題は、学校にかかわらず、国保また温泉入湯税等々払わないというのが
多くなっております。
  そんな中で、学校の先生がこうやって取り立てをしているとか、一生懸命頑張っていられると
いうのは、大変すばらしいことだと思います。ぜひほかのあれも見習ってほしいもんだなと思いま
す。
  不登校、長期欠席についてですが、不登校は現在はないということでございますが、長期欠席
はいるということで、何日休むのを長期欠席と呼び、また何日以上を不登校というのか、ちょっと
お伺いしたいと思います。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  30日以上欠席をなさった場合、年間を通してですけれども、そうした場合に不
登校、あるいは長期欠席というような表現になっております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  今の社会問題ともなっておりますけれども、青少年のひきこもりや大人のひき
こもりですが、学校としては卒業してしまえば、その後の追跡調査、例えば高校、だれが退学した
とか、だれが会社を辞めたとか、そのあたりはどういうふうに把握していらっしゃいますか。
○議長  学校教育課長。
○学校教育課長  卒業してしまってから、いわゆる個人個人の情報収集するというのは、個人情
報保護法にもさまざま抵触する場合がございますので、ある程度、友人関係の中から、先生方が話
を聞けるというふうな状況もございます。そういったところで判断をしているところでございます。
  ですから、卒業する前の段階で、できるだけそういった状況に陥らないような対策をしていく
ことが肝要ではないかというふうに認識をしておりまして、さまざまな相談員制度、あるいは、国
からの例えばスクールカウンセラーというシステムがあるわけですけれども、そういった制度を活
用しながら、御本人はもちろん、保護者の方との信頼関係を深め、そして、卒業後に向けた進路指
導というふうなことに力を入れているところでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  それでは、学校を出たその後については、どこで行うのかというと、社会教育
課、青少年育成関係のほうではどう把握されていますでしょうか、お伺いいたします。
○議長  齋藤社会教育課長。
○社会教育課長  義務教育の15歳を過ぎて、いわゆる24歳というふうな年齢層をいわゆる青少年
というふうにして指導するというふうなことになります。
  御承知のとおり、社会教育につきましては、個人の参加意識というものが一番やはり必要にな
ってまいりますので、御質問にあります、いわゆる例えばニートですとか、ひきこもりという部分
については、むしろ社会教育の部分というよりも福祉という分野になろうかというふうに存じてお
ります。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  では、福祉のほうにお伺いいたします。
○議長  斉藤福祉課長。
○福祉課長  ただいま御質問いただいた一貫性というふうなことがあると思うんですが、福祉に
つきましては、1つの例えばうつとか、そういった中で医療にかかって、その後、地域の中でどう
いう生活をしていくのかというふうな別個の取り組みになるわけですが、特に精神障害という分野
では、今、地域で生活できるような地域支援事業、それはその症状によりまして、医療施設に入っ
て治療をする、それから軽くなれば、地域に戻って通院して生活すると、そういった支援が福祉の
分野になっております。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  せっかく青年になって、社会に出ないというのは全くもったいない話でござい
ます。ぜひ何らかの形で相談を受けるなど、やっていただきたいと思います。
  家族も話したがらないと大変難しい問題ではございますけれども、ぜひ御検討くださるようお
願いを申し上げます。
  次に、市民バスについてですが、中川バスについて乗車人数が増えたとのこと、本当によかっ
たと思います。また、今年度よりバス会社がかわったわけですが、それによって幾らぐらいのコス
トダウンになったのか、お伺いをいたします。
○議長  齋藤社会教育課長。
○社会教育課長  お答え申し上げます。
  昨年まで、20年度の決算というふうな状況で市長のほうから御説明を申し上げました。運行業
者、昨年20年度につきましては、山交バスさんのほうにお願いをしていた経過があります。契約金
額は640万5,000円であります。
  5月に入りまして、中川地区のほうの契約は、ただいま御質問にありましたとおり、米沢観光
バスさんのほうに委託業者が変更になりました。その契約金額につきましては、571万7,250円とい
う金額になりますので、その差額がいわゆる下がったというふうなことになります。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  市民の皆様の大切な税金で運用しているわけですから、1,000円でも2,000円で
も安く運行する努力を当局側にしていただいたことは、大変すばらしいことだと思います。我々利
用者側も一人でも多くの人に乗ってもらうよう頑張ってまいりたいと思います。
  中川地区にとって、大事な大事なお年寄りの足でございます。なくすわけにはまいりません。
ただ、大幅な乗車人数の増加は望めないと思いますが、現状ぐらいであれば、存続はしていただけ
るでしょうか、お伺いをいたします。
○議長  市長。
○市長  まだ、運行してそう経過がたっていないんで、判断するには少し早過ぎるだろうという
ふうに思っております。もうしばらく様子を見て、市民の皆さん方、あるいは中川地区の皆さん方
からの強い要望で始めたわけでありますんで、その辺の動向を見ながら、判断をしたいというふう
に思っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  近い将来、私も利用しなければなりません。ひとつどうかよろしくお願いを申
し上げます。
  大洞地区のスクールバスについてですが、12月の定例会で申し上げましたように、親御さんが
朝晩送り迎えをしているということで、何とかバスを回してもらいたいという要望でございました。
  私の質問を新聞で読んだ方から電話がありまして、あれでは答えが出ていないのではないかと、
言いっ放しではだめだということで、今回、また話をさせていただきました。ぜひ御検討をいただ
きたいと思います。
  いろいろとお話をさせていただきましたが、1年早く統合となった吉野の生徒たちの笑顔が来
年統合となるほかの生徒たちのすばらしいモデルとなり、本当に統合してよかったと言える、また
教育を受けながら、南陽で最高の教育を受けられたと、そんな学校づくりに頑張ってまいりましょ
う。
  トップバッターとして発言の機会を与えていただきましたこと、心から感謝申し上げ、私の質
問を終わります。ありがとうございました。
○議長  以上で、5番川合 猛議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
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