平成21年6月定例会 予算委員会(補正予算) 6月17日(水)10:00~11:19
               予算委員会(補正予算) 6月19日(金)10:46~11:40


平成21年6月17日(水) 予算特別委員会

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本日の会議に付した事件
 議第37号 平成21年度南陽市一般会計補正予算
      (第2号)
 議第38号 平成21年度南陽市国民健康保険特別
      会計補正予算(第1号)
 議第39号 平成21年度南陽市財産区特別会計補
      正予算(第1号)
 議第40号 平成21年度南陽市介護保険特別会計 
      補正予算(第1号)
 議第41号 平成21年度南陽市水道事業会計補正
      予算(第1号)
 議第42号 平成21年度南陽市下水道事業会計補
      正予算(第1号)

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開会
○委員長(殿岡和郎委員)  御起立願います。
  おはようございます。
  着席願います。
  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は18名全員であります。

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議第37号 平成21年度南陽市一般会計補
      正予算(第2号)
○委員長  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成21年度補正予算6件であります。
  初めに、議第37号 平成21年度南陽市一般会計補正予算(第2号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。松田直二企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年6月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第37号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願
いいたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順で行います。
  最初に、歳入全般について、8ページから11ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。
  第1款議会費から第7款商工費までの12ページから21ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  2点ほどお尋ねしたいんですが、最初に、12ページの総務費に関連いたしまし
て、企画財政課長、第三セクターの鉄道のフラワー長井線ですけれども、今度公募によりまして社
長が交代いたしまして、かなり若い社長が誕生いたしまして、今、一生懸命頑張っていると、こう
いうお話を聞いておるわけですけれども、現在の状況と今後の見通し等について、まず最初に、お
尋ねしたいと思います。
  それから、もう1点でありますが、14ページの民生費に関連いたしましですけれども、現在、
出産一時金が本年1月から35万円から38万円になったわけですけれども、本年の10月から4万増額
されまして42万円と、こういうふうな状況になるわけですけれども、しかし、聞くところによりま
すと、これは1年、半年の時限的なことだと、こういうふうになっているわけでありますが、状況
等についてお願いしたいと思います。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  フラワー長井線、山形鉄道にいたしましては、公募により新しい社長が就任し
たというようなことで、今新しい社長のアイデアにより、いろんなものが計画されているようであ
ります。先般もかぶとを購入して、駅乗務員のほうに着せてイベントを行ったり、今の段階では、
厳しい状況は変わりないわけでございますけれども、アイデアをこれから生かしながらどのように
推移していくのか、現状を把握しながら、もう少しその推移を見る必要があるのかなと思っておる
ところでございます。
  経営状況については、決して楽な状況ではなく、通勤通学が大勢を占める鉄道でございますの
で、観光客のイベントも思い切ったことをやらなければ、通学客の使用料には追いつかないという
ことになっておりますので、その辺、もう少しアイデアを出しやすいような社内体制、これから構
築されていくことと思いますので、私たちもいろんな経営委員会とか推進委員会のほうに入ってい
るわけで、そちらのほうからも意見を出しながら、もう少し経緯を見守っていいきたいと、そのよ
うに思っております。
○委員長  伊藤保健課長。
○保健課長  ただいまの御質問の件でございますが、議員おっしゃるとおりに、35万円が38万円
になり、今度38万円から4万円プラスの42万円に10月からなるというような予定になってございま
す。
  前回の3万円の上げ幅についても、これは実際は今、医療訴訟とかそういったものがあって、
そういうものの保険機構に入るということが前提で、この3万円というような枠組みになってござ
います。さらに、御指摘のように景況  用というんですか、そういった国の補正の中で、こうい
った1年間限りとか2年2カ月とか、いろんな施策が出されているというようなことで、一たんや
り始めたものについて、1年だけですよとか、2年だけですよというのは、現場の者としては、や
るほうとしては大変困っておりまして、そういう部分について、ぜひ継続してやれるような財源の
確保を国のほうでもお願いしたいものだというふうに考えてございます。
○委員長  ほかにありませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  フラワー長井線ですけれども、課長もおっしゃるとおり、先ほども申し上げた
んですが、読売旅行に携わった方が社長に就任したと、こういうことですが、いろいろノウハウを
持っていると思うんですけれども、しかも今まで2市2町が、あるいは県と一緒になって財政支援
もしながら、今までやってきたわけですけれども、こうずっと赤字傾向ということで大変な経営し
ているわけですけれども、さっき課長が言ったような方向で、果たして改善できるのかなというふ
うな不安も、ちょっとあるわけですけれども、その見通しはどうなんでしょうか。これが第1点。
  それから、出産一時金の問題ですけれども、これは来年の3月までですか、1年、半年までの
期間というふうな限定された期間なんですけれども、さっき課長がおっしゃるように、来年の3月
だけでなくて、継続してやるということが大事でないのかなと、このように思うわけですけれども、
現在対象者はどの程度おられるのか、お聞きをしたいと思います。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  先ほども申し上げましたが、これから社長のアイデアが生かされてくるのかな
と思っておりますので、もう少し推移を見たいと思います。見通しについては、社長独自に目標と
して掲げるものがございますので、それを経営の中に組み入れて、社長と一緒に会社がやっていく
ということになるかと思いますので、決して楽観はいたしませんけれども、よくなる方向になるも
のと考えております。
○委員長  伊藤保健課長。
○保健課長  ただいまの件につきましては、大体今、年間の出生者が270人前後でございますか
ら、また、その中で国保対象が推計では大体50人以下というふうに考えてございます。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、国保関係では約50人ということで、国保が対象ですけれども、独
自に延長をすると、そういう考えはないものかどうか。これは来年の3月までですけれども、せっ
かく南陽市も子育て支援というふうな宣言までしておきながら、打ち切ると、国が打ち切ったから
そのままだと、こういうことではなくて、やはり持続してやっていくということが大事なのかなと。
しかも、50人前後なわけですから、財政的にもそんなにかかるものではないのではないかと、この
ように思いますが、いかがでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  今の件については、単にこの出産祝い金というのか、出産関係のものだけじゃなくて、
特にこのたびの自民党政権が出している取り組みの中には、非常に目先の、あるいは今回限りとか、
もっと言えば選挙を意識したような政策が多い。一、二年と言われるのは、先ほど課長が言いまし
たように、現場の人間としては、あるいは地方自治にとっては極めて迷惑なことなわけであります。
  ただいま佐藤委員が言うように、1回やれば、なかなかやめるというのはできないわけです。
そういう弱みにつけ込んでやっているのではないかと言いたくなるほど、私としては迷惑なんです
が、そういうふうに断言はしませんが、そうならざるを得ないというか、せざるを得なくなるとい
うことだろうなというふうに思っております。
  したがって、そうならないように国に責任を持って、やはり1回やったことは最後まで持続可
能な対応をしていただくと、その財源の確保をしっかりやっていただくというような働きかけをや
っていきたいと思っております。それが第一です。
  それがうまくいかなったというときには、その後の問題で、最初から独自でやりますなんてい
うことであれば、話が少しおかしくなってしまうんで、まず、市町村会挙げて取り組んでいきたい
と、取り組むというのは国に要望していきたいと、こういうことであります。
  それから、先ほどフラワー長井線の件がございました。ある大手観光会社から、公募によって
若い野村という社長が来ました。山形の支社長をしておったのかな、そういうことでフラワー長井
線のさまざまな企画事務にかかわっておったということで、そのままその延長で社長になったと。
  本来、長井線は子供たちの足の確保、いわば通学のために維持しなければならないという基本
的なスタンスがあったわけです。したがって、県が半分、沿線自治体が残りを支援していこうとい
うような形で進めたんですが、あるときから、主人が変わっていつの間にか県の負担がぐっと下が
って3分の1、単純に言えば。残り全部沿線だと、こういうふうになってきて大変厳しくなってき
た。
  なお、かつ少子化が進みまして、子供たちが減ってきた。さらに、毎年毎年料金が上がるんで、
利用する子供たちもさらに減ると。親が送り迎えするというような形が進んでいるというような現
状で、それを補てんするために今、さまざまな企画事業、特に観光を主とするような事業をやって
いますが、必ずしもそれをするために長井線というものを維持していたわけではなかったんですが、
どうも方向がそっちのほうに進んでいる嫌いがあって、だんだん沿線自体の負担が大きくなってい
るというのが実態です。
  したがって、これから先、見通しどうなんだと。今年は大河ドラマ天地人とかさまざまござい
まして、あるいは花回廊、あるいは置賜さくら回廊とかさまざまあって、そういう意味では功を奏
しているような状況がありますが、来年以降ということになると、どんなにアイデアがすぐれた社
長でも、相当厳しくなるのではないかなというふうに、私はとっても不安に思っております。
  したがって、理事会で私は、社長は知事か副知事にお願いしろと、それで沿線自治体は支援だ
と、こういうようにもとの形に戻せというふうに言っているんですが、どうも南陽よりも西のほう
の自治体は、そういうスタンスではなくなって、とにかく残すことが最優先だと、どんな形でもい
いから残してもらうというような形になっているんで、ちょっと南陽市とは若干スタンスが変わっ
ているなというふうに思っていますが、だからといって一概に否定はできませんので、もう少し先
ほど課長が言ったように、状況を見て再度判断、それから決断というふうにいくのではないかなと
思っております。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  フラワー長井線については、そういう方向で進めると。そういうことで、ぜひ
県当局に対しても、あるいは国に対しても、市長みずから体を張ってやるということのようですか
ら、ぜひ頑張っていただきたいものだと、このように思います。
  出産一時金の問題ですけれども、さっき市長がおっしゃったように、私も再三再四国の施策が
そういう形で中途半端だと、再三申し上げているわけですけれども、そういう点では市長とは全く
意見が一致しているというふうに思います。
  それで、さっき市長がおっしゃったように、それはそれで、どんどん国・県に申し上げていく
ということをぜひやっていただきたい。同時に、さっき私も申し上げたんですが、ぜひ継続、持続
して対応していただきたい。その決意のほどをもう一回聞いて終わります。
○委員長  市長。
○市長  先ほども申し上げましたように、途中でやめるということはなかなかできないと。でき
ないんで、せざるを得なくなるんで、その財源を国に要求していきたい。できない場合は市でやら
ざるを得ないだろうなと、こういうことなんで、その含みのある答弁を理解していただきたいとい
うふうに思います。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  松木委員。
○松木新一委員  12ページの2款総務費、1項総務管理費、19節の負担金補助及び交付金に関し
て、置賜広域事務組合の負担金についてお伺いいたします。
  広域交流拠点施設、置賜スポーツ交流プラザ湯るっとが5月1日にオープンになったわけでご
ざいますが、今現在、どのような利用状況になっているのか。また、その利用状況の中で、南陽市
の市民としてどの程度利用されているのか。その点が1つと、あと7款の商工費、これにつきまし
ては、プレミアム商品券の発行について、他の市町村などは非常に即完売したというほか、また、
再度発行したというような状況にありますが、なかなか南陽市の場合は苦戦したというふうに聞い
ております。その辺の原因はどこにあるのか、お聞きしたいと思います。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  5月1日からグランドオープンということでありますけれども、話の中では、
南陽市の方の利用が多いというような話は聞いておりますけれども、正確な数字、現在持ち合わせ
ておりませんので、後で調べて委員のほうにお知らせするということにさせていただきたいと思い
ます。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  プレミアム商品券の苦戦の状況というふうな原因でございますけれども、当初
発売予定が4月下旬というようなことで予定しておったところでございましたけれども、4月の上
旬ということで前に詰まったというふうなことがございまして、利用する期間がちょっとおくれた
ということが一番大きな原因ではなかったかというふうに思っております。
  しかしながら、発売以降でございますけれども、徐々に浸透いたしまして、最終的には5月19
日付で完売というふうな形になっておりますし、今現在では、もう換金状況ということになります
と、9割方換金になっているというふうなことでございまして、1億1,000万円分の発売をしたわ
けでございますけれども、もう9,000万円以上の換金がなっているという状況でございます。その
ような状況でございます。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  湯るっとにつきましては、スタートしてまだ1カ月半というようなことで、確
かな数字的なものはまだ持ち合わせていないというお話でございます。この湯るっとにつきまして
は、維持管理の不足分につきましては、各市町村で持つというようなことがありました。まず、3
市5町で平等割が30になっております。その残りが70%というようなことでございます。その中で
非常に南陽市の利用客が多いというような話でございますので、維持管理費の不足にならないよう
な運営を願いたいなということで、利用状況はどうかなというようなお話をお聞きしたところでし
た。
  そして、まず大体数字等については後ほどお知らせくださるということですので、わかりまし
た。
  そんな中で、前に出ていました夏刈から千代田クリーンセンターへのごみの搬入の改良、そし
て、この湯るっとの利用等にも関係してくると思うんですが、アクセス道路というようなことで要
望等が出ているかと思うんですが、この湯るっとの利用拡大と。川西とか米沢とか高畠からのあた
りの南側から入ってくる利用客の有効利用という中で、今現在、その辺につきまして、どのように
アクセス道路関係については進んでいらっしゃるんでしょうか。
  それと、あとプレミアム商品券の関係については、既に9割方換金がなっているということで、
これはすごく利用がよかったのかなというようなことでございます。非常に経済効果があったので
はないかなと思うわけでございますので、再度その辺についても、ちょっと課長のほうからお話を
お聞きしたいと思います。2点お願いします。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  アクセス道路関係ですけれども、今現在、国土交通省のほうの許可がおりたと
いうことで、あそこの道路、高畠の町道に認定しまして、一部500メートルくらい川西部分あるん
ですけれども、川西町議会からも議決を得て、あと高畠町としても町道の認定の議決を得るという
ことで、川2つあったと思うんですけれども、和田川のほうの堤防を拡幅してアクセス道路をつく
るというようなことを聞いております。総額で2億幾らくらいの額になるかと思いますけれども、
その事業を今年度中に着工というようなことで、置広のほうでは進んでいるようでございます。
  以上です。
○委員長  髙橋課長。
○商工観光課長  経済効果というふうなことで、どうなっているかということでございますけれ
ども、先ほど申しましたように、6月9日までの集計でございますけれども、9割方換金になって
いるという状況がございまして、そのうち大型店が15店舗ほどございます。その中で換金されたと
いうことと、それから、市内の一般小売業、そういった状況を分けて見ますと、55%が大型店、15
店舗ございますけれども、そちらのほうに行っていると。一般小売、市内の状況でございますけれ
ども45%、そういった状況になってございます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  先ほど佐藤委員の関連なんですが、市長、先ほど山形鉄道に対して決断という
言葉があったと思うんですが、どういう意味か教えてください。
○委員長  市長。
○市長  2年間の野村社長の任期がありますから、その間は見て、その次にどういうふうに沿線
自治体2市2町で対応するのか、県がどういう対応するのか、そういったことを確認し、判断をし
て、その後に決断をせざるを得ないのではないかと、こういうことです。単なるそういうことです。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  ということは、社長の決断ということなんですか、2年後の。
○委員長  市長。
○市長  もちろんそれもありますし、長井線のこれからの継続そのものも、そろそろやはり真剣
に考えざるを得ない。いつまでも沿線自治体で対応しろと言われますと、相当やはり自治体に負担
が来るであろうと。昔のように経済状況が容易、あるいは自治体の財政状況が今よりもよろしいと
いうことであれば、多少持ちこたえることができるかと思いますが、病院、あるいは鉄道、さらに
そういったもろもろ負担が多くなっているんで、いろんな意味で決断をする時期に来るのではない
か。これはただ単に2年後、4年後ということじゃなくて、いろいろ判断をして、後々には決断を
迫られるのではないかと、こういう意味なんです。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  今お聞きしますと、自治体の負担ということのお答えでしょうが、どのくらい
南陽市で持ち出しすると、そのような決断になってしまうのか。
○委員長  市長。
○市長  今の段階で数字が出るような段階ではないだろうというふうに思っております。負担率
であったり、額であったり、さまざまありますが、今はとにかく新しい社長を迎えて一生懸命やっ
ているわけですから、それの後押しなりサポートなりをしながら、それでもやはり今の南陽、川西、
長井、白鷹の利用度では、鉄道を維持することは難しいんじゃないかとか、やはりこれは単に我々
自治体だけでなくて、利用者も含めて、全体的にそういうニュアンスになったときがタイミング的
にそういうことになるのではないかなというふうに私は思っております。
  ただ単に財政的なことだけで判断はできないと思います。ましてや、南陽市だけで判断できる
ものでもございませんので、その辺を十分了解いただきたいなと、こう思います。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  長井線というのは大体高校生の通学だと思います。ほとんどの利用者が高校生
だと思います。白鷹から南陽高校に通っている生徒、恐らく年間二十六、七万、定期を買って来て
いると思うんですが、話を聞くと、4人くらいで年間100万円超えますから、先ほど市長が言った
ように父兄が送り迎えをしているという実例があるんです。その中で、料金が余りにも高過ぎると
いう高校生の親たちの声があるんですが、その辺について市長、料金についてどう思われますか、
現状は。
○委員長  市長。
○市長  相当厳しいと聞いています。私は経験ございませんからわかりませんが、いろいろな人
の話を聞くと、米沢に行くよりも高くつくと。毎年2年に1回ぐらいずつ上げているんです、経営
状況が厳しいので。そうすると、逆に今度は利用者が減っていくというような悪循環もあったりし
て、なかなか厳しい。再度上げなければ、なお経営が厳しいということもあるんで、痛しかゆしで
なかなか難しい。
  いずれにしても、そういうふうに高い料金を設定することは、高校生の通学のために存続して
きた意味合いとしては、どうなのかなというふうな疑問は、確かに残るのではないかなというふう
に思っております。
  したがって、その通常よりも高い長井線の部分は県立高校に大半、あっちのほうには私立  
   の高校ありませんから、それは県で負担したらどうかというようなことを理事会で私は言っ
ているんですが、全く県からの反応はありません。
  以上です。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  たまにはいいこと言うなというふうに今お聞きしましたが、県でだめなら市で
負担するつもりはないんですか。
○委員長  市長。
○市長  今のところ、状況はわかっておりません。長井に通う子供たちだけ補てんするというよ
うなことができないということになるんだろうと思います、整合性の観点から。その辺も含めると、
なかなか難しいなと。
  ただ、米沢とか山形とかわかりませんが、その辺の入っている差額をということになればどう
なのか。いずれにしても、どういう課題や問題が出てくるのかわかりませんので、今の段階で即答
はできませんが、研究する。ただ、そうやってくると、また、国・県はまた全然やらなくなるとい
うこともあるんで、その辺の整合性も考えながら、まずは独自もさることながら、県に働きかけを
することのほうが優先かなということで、私は言っているわけです。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  もちろん県・国、それは必要だと思いますが、やはり高校生といっても、まだ
未成年。先ほど言ったように余りにも高過ぎると。その高い分の差額、何とか市で負担、せめて南
陽市だけでも最初にやってもらえれば、ほかの市町村なんかも考えると思いますので、南陽市の宝
だと思いますので、ぜひその辺をもうちょっと踏み込んで考えてほしいんですが、いかがですか。
○委員長  市長。
○市長  いかがかと言われてもなかなか難しいんですが、できれば地元の高校であるとか、米沢
のほうの高校を選択してもらうという点もあろかなと思いますが、どうしても長井へ行きたいと、
あるいは、新たに行きたいという子供もいるというふうに思いますので、その辺は検討することは
やぶさかでない。
  ただ、白鷹町で新たな高校に入った場合、何か補助するというようなことで、いろいろ話題を
提供しているようであります。いいのか悪いのか私はわかりませんが、そんなこともあったんで、
いろいろ専門家の意見などを聞きながら検討してみたいというふうに思います。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  前向きなお言葉、本当にありがとうございます。
  先ほどから言っているように、親の負担が非常に大変だということで、やはり長井とか白鷹と
か南陽市内の子供、なかなか行けないというふうに言っております。それは長井線が原因だという
ふうに聞いておりますので、ぜひなるべく早い時期に検討してもらえれば、長井線の利用、拡大に
もなると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費から第10款教育費までの20ページから27ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他、附属資料28ページから29ページについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第37号 平成21年度南陽市一般会計補正予算(第2号)は、原案のとお
り可決すべきものと決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第37号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第38号 平成21年度南陽市国民健康保      険特別会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第38号 平成21年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
審査を行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年6月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第38号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。事業勘定の歳入歳出全般、38ページから42ページまでにつ
いて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。 
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。 
 お諮りいたします。議第38号 平成21年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、
原案のとおり可決すべきものと決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第38号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第39号 平成21年度南陽市財産区特別
      会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第39号 平成21年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)について審査を
行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年6月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第39号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。歳入歳出全般、50ページから53ページまでについて質疑ござ
いませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第39号 平成21年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)は、原案
のとおり可決すべきものと決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第39号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第40号 平成21年度南陽市介護保険特
      別会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第40号 平成21年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)について審査
を行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年6月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第40号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。歳入歳出全般、62ページから66ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。 
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第40号 平成21年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)は、原
案のとおり可決すべきものと決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第40号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  ただいま質疑中でありますが、ここで暫時休憩といたします。
  再開を11時10分といたします。
午前10時54分  休憩
  ───────────────────
午前11時10分  再開
○委員長  休憩前に引き続き質疑を行います。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第41号 平成21年度南陽市水道事業会
      計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第41号 平成21年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)について審査を行
います。
  当局の説明を求めます。羽山上下水道課長。
〔上下水道課長 羽山正一 登壇〕
○上下水道課長  〔平成21年6月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第41号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。収益的収支及び資本的収支全般、70ページから78ページま
でについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第41号 平成21年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)は、原案の
とおり可決すべきものと決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第41号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第42号 平成21年度南陽市下水道事業
      会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第42号 平成21年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)について審査を
行います。
  当局の説明を求めます。羽山上下水道課長。
〔上下水道課長 羽山正一 登壇〕
○上下水道課長  〔平成21年6月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第42号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。収益的収支及び資本的収支全般、82ページから90ページま
でについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。 
 (「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第42号 平成21年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)は、原案
のとおり可決すべきものと決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第42号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で、本委員会に付託されました平成21年度補正予算6件の審査は終了いたしました。慎重
な御審議を賜り、まことにありがとうございます。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げま
す。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

閉会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会といたします。
  御起立願います。
  御苦労さまでした。
午前11時19分  閉会

 予算特別委員長 殿岡 和郎



平成21年6月19日(金) 予算特別委員会


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本日の会議に付した事件
 議第50号 平成21年度南陽市一般会計補正予算
      (第3号)

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開会
○委員長(殿岡和郎委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は18名、全員であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成21年度補正予算1件であります。

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議第50号 平成21年度南陽市一般会計補
      正予算(第3号)
○委員長  議第50号 平成21年度南陽市一般会計補正予算(第3号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成21年6月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第50号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  ただいま補正予算審査中でありますけれども、暫時休憩します。
  再開を11時15分といたします。
午前10時58分  休憩
──────────────────
午前11時15分  再開
○委員長  休憩前に引き続き、補正予算の審査を行います。
  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いい
たします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般について、8ページから9ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。
  第2款総務費から第7款商工費までの10ページから11ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  このたびの補正額が国・県含めると2億6,000万円という金額でありますが、
そのうち先ほど課長が言っているように雇用対策で相当雇用が創出されるんだと、こういうふうな
ことで報告されましたが、全体的にどの程度の雇用ができるのか、その辺どうでしょうか。
○委員長  髙橋課長。
○商工観光課長  雇用の人員でございますけれども、これを全部やりますと今までの分と含めま
して37名というふうに見込んでございます。
  既に全労働者の数については33名というふうに前段で予測してございますので、増える人数に
ついては4名増えるということになります。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると40名近い37名ということになるかと思いますが、そういう点では雇
用対策の一環となるのかなと、このように思うわけです。
  それで私、常々思っているんですが、いろいろな名称があるわけですね。地域活性化とか、あ
るいは雇用創出とか、今までもそういうふうな対策事業があったわけですけれども、非常に我々素
人にとって、どれがどういうふうになっているかと全然わからないわけです。その辺どのように理
解したらいいか私もわからないんですが、課長はどういうふうに思いますか。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  昨年来、平成20年度の1次補正及び2月2日に臨時会を開催させていただきま
した2次補正、あと4月1日に専決処分をさせていただきました緊急雇用、ふるさと雇用がござい
ます。
  このたびの緊急雇用につきましては、4月1日の緊急雇用分に追加なるものでございまして、
名称的には、今の段階で雇用に関するものは、ふるさと雇用と緊急雇用と2つあるわけでございま
すけれども、おのおのこれから3年間継続して行うということで、名前が紛らわしいということは
ございますけれども、これも国のほうのメニューの中の1つでございますので、御理解をいただき
たいと思います。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  ですから非常に紛らわしいだけです。どれがどうなっているかというのは、本
当に目まぐるしく変わるわけですけれども、しかも南陽の場合ですと、先ほど課長がおっしゃった
ように2億3,500万円、あるいは県の雇用対策が2,500万円と、こういうふうになっているわけです
ね。
  せんだっての一般質問の中でもちょっと申しましたが、14兆6,000億円ですか、こういう莫大
な国の補正予算ですけれども、莫大な予算にもかかわらず、わずかこれだけの補正予算と。これは
一体何事かなと不思議に思うんです。
  定額給付金でさえも2兆円で南陽に来たのは約5億6,000万円、だから、この7倍にも当たる
のかなと、こういうふうに思うわけですけれども、7倍というと相当額が来るわけですけれども、
市長、どういうふうに思われますか。
○委員長  市長。
○市長  先般の一般質問でも申し上げましたように、大変私としても不満ではありますが、国民
が選んだ政党が進めている政策でありますので、私としては何とも対応のしようがないと。ただ、
ひたすら我が南陽市の要求や要望を市民を代表していろいろな場面において訴えていく以外にない
なと、こう思っております。
  これを打開するには、近々ふさわしい何かがあるということなので、そこで頑張るしかないの
かなというように思っております。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  それは市長の見解だと思うんですけれども、本来ならば、この2億3,500万円
に限らず、本当に末端の地方自治体が今まで再三再四、三位一体改革等によってどんどん地方工事
が減らされてきたと、そういう経過はあるわけですよね。最高時と比べてみますと十四、五億円違
うわけでしょう、この南陽市に入ってくるお金と。だから、それだけでかなりの仕事ができるわけ
ですよ。
  ですから政治の力といいますか、本当に市民のためのお金を使うならば、今大変に困っている
例えば国保の問題とか、いろいろあるわけですね。そういう点で、市長みずから本当に政治生命を
かけてやっぱりやるべきだと、このように思います。
○委員長  要望ですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  松木委員。
○松木新一委員  10ページの3款の民生費、あと14ページ、10款の教育費に関してですが、今回、
地域活性化・経済危機対策臨時交付金というような中で、まず保育園、あと児童館、学校、あと体
育施設等、それらの屋根の塗装は総額で幾らに今回なったのでしょうか。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  総額につきましては、足してみないとわかりませんけれども、屋根の塗装につ
きましては、小学校関係で155万円。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  わからなければ結構です。
  というのは、塗装費、今回まずいろいろな施設等が屋根塗装ということで計上になったわけで
ございます。これも塗装につきましては前々から必要だというような事項で申し上げている経緯が
ございます。
  そういう中で、今回この地域活性化・経済危機対策臨時交付金という、こういうものがあって、
こういう形でいろんな施設が塗装できるようになったと私は思っているわけですが、その辺どうで
しょうか。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  そのとおりだと思います。
  昨年来、1次補正、2次補正、3次補正と平成21年度1次補正とございますけれども、そのよ
うな今まで考えてもいなかったようなお金が来たと。そういうようなことで、市の財政も厳しい現
実には変わりございませんが、一息ついたのかなと思っております。ここ二、三年でしなければな
らないもの、あと過去何年か要望があってもなかなかできなかったもの、ここで本当にある程度の
事業が実施できたのかなと思っております。
  ただ、これはあくまでも一息でございまして、この事業は多分ここで終わりになるかと思いま
す。2年後には消費税云々というような声もございますので、気を引き締めて財政運営を図ってい
きたいと思います。
  以上です。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  こういうようなことで、まず前々からできなかったものができるようになった
というお話でございます。私もそのとおりだと思います。
  まず、正直申し上げて、各施設を見て、非常に真っ赤に屋根がさびているというようなことで、
数年前から私も申し上げてございました。そういう中で、なかなか市の財政が厳しいというような
ことで、こういうものはできなかったということが、このたびできるようになったということで、
一時的なこととはいえ、やはりこれらについては当然必要なことをやることであるから、非常に私
は助かったんではないのかなと思っているわけでございます。
  そしてまた、今後ともにやはり塗装関係については、建設関係でもやっていますけれども、要
するに例えば橋梁などの長寿命化というような調査も入っているわけです。やはり屋根の塗装も、
一般のうちの家屋であれば、新築後はまた別としても、五、六年に一遍とか、そういうようなサイ
クルでやはり屋根の塗装は行われていると思います。
  そういう中で、こういう公共施設の塗装の関係につきましては、基本的に市としてどのように
考えていらっしゃいますか。
○委員長  市長。
○市長  基本的には、できるだけ余り傷まないうちにメンテナンスをしたいという考えでありま
すが、それにはやっぱり財政が伴う。したがって、それよりも優先される要望が多いということで、
維持にはなかなか金が回らないというのが現状であります。そういう意味では、今回大変助かって
いるということであります。
  今後は、余り大きな経費のかからないうちにメンテナンスをできるように、しっかり計画的に
対応していきたいというふうに思っておりますし、順位度も各施設整理をして、しっかり維持管理
できるように、あるいは監視ができるようにしておきたいというふうに思っております。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  市長の答弁、わかりました。
  地域の方々からも、要するに南陽市では穴があくまで放っておくのかとか、そういうことまで
言う人も中にはいらっしゃいます。本当にさびて穴があいてしまったからでは非常にお金もかかる
と思うので、財政の大変厳しいのはわかりますが、その辺のバランス等も考えながら、今後計画的
に実施していただけるようお願いしたいと思います。これは要望ですので結構です。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費から第10款教育費までの12ページから15ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
  片平委員。
○片平志朗委員  12ページの8款土木費の公園費と、それからその下の住宅管理費についてです
けれども、児童公園の改修工事として400万円ほど見込まれているわけですけれども、今、児童公
園等、市のほうでは積極的に、地元の地区住民というか自治組合さん等へ簡単な点検業務委託をさ
れていると思いますけれども、その中でいろいろ、ここをこうしてもらいたい、ここは危ないとか、
あと遊具の点検の状況等、報告があろうかと思いますけれども、先ほどのお話ですと、遊具等の整
備を主にしてやるということなんですけれども、例えば遊具ばかりじゃなくて、児童公園が設置さ
れてからもう20年、30年近くたっているわけですけれども、フェンスが雪で倒れて曲がっていると
か、さまざまあろうと思いますけれども、そのほかも視野に入れているんでしょうか、入れていな
いんでしょうか、その辺をお聞かせください。
○委員長  土屋建設課長。
○建設課長  ただいま御質問のありました公園の遊具関係の施設整備関係の件でございますが、
公園の遊具関係につきましては、昨年の6月に遊具が設置されている市内の公園、これは16カ所、
170遊具があるわけでありますが、このすべての点検を行った結果によりまして、異常があると判
断された15公園の59施設について修繕を行うというふうな計画のものでございます。
  さらに、フェンス等の話もございましたけれども、私どもで管理しております大清水児童公園
あるいは桜木児童遊園のフェンス等が破損しているというふうなことで、これについても修繕は予
定しているところでございます。
  以上であります。
○委員長  片平委員。
○片平志朗委員  そのほかに、ぜひお願いしたいというか、高木のほうの剪定で、木も大分大き
くなりまして、かなり日当たりが悪くなって、この辺の荒れ果てた山と同然な感じに見受けられる
ところもありますので、高木の剪定というのは委託している地元の住民にはできないわけですから、
その辺もひとつよろしくお願いしたいと。
  あと、砂場なんですけれども、汚い話ですけれども、子供たちは猫がうんちしていても何ら平
気で触っている状況があるので、砂場もかなり汚れているんじゃないかと思いますので、その辺も
徹底的に視野に入れてやっていただきたいというふうに思います。
  次に、住宅管理費なんですけれども、今年度、4月から持ち家住宅建設助成金ということで1,
500万円の予算で、この間の状況報告では約6割弱進行していて大変好評だということなんですけ
れども、それを受けて今回1,000万円の補正予算ということで、合わせて2,500万円、経済効果にす
ると5億円ということでお話があったんですけれども、今、建設業に従事している人は本当に仕事
がなくて死活問題なんです。それで、ぜひこれを年度内に合わせて2,500万円消化するように、市
を挙げて、建設に携わる人はもちろんそうですけれども、まだまだ市民に熟知されていないんです。
  ですから、改めてお聞きしますけれども、市民に熟知するための方法として前回どのようにさ
れたか、その辺をお聞きしたいと思います。
○委員長  土屋建設課長。
○建設課長  持ち家住宅建設助成金の補助金の関係でありますけれども、これにつきましては今
年度から市の独自の政策というようなことで新たに創設したものでありますが、市民への周知方法
というふうなことでは、市報に掲載、あるいは建設業者の方の会議等での説明というふうなことで
周知はさせていただいたつもりでございます。
  なお、前回御報告を申し上げました執行状況より昨日までの執行状況で、ちょっとやっぱり好
評だというふうなことで大分伸びがありますので、それを御報告させていただきたいと思いますが、
昨日6月18日まで約2カ月半あった中で79件の申請がございまして、これまで953万5,000円の交付
決定を行っているというふうなことで、これは当初予算に対する執行率といたしましては63.7%と
いうようなことになるわけであります。
  というふうなことでありますけれども、対象工事費、あくまでもこれは5%の補助というふう
なことで1億9,000万円ほどとなっているわけでありますが、総工事費ベースにいたしますと5億9
00万円余りというふうなことになってございまして、大変効果のある政策であるというふうなこと
と同時に、市民へも周知は十分なっているんではないかというふうに考えているところでございま
す。
  以上であります。
○委員長  片平委員。
○片平志朗委員  なっているからこそこういう好評だというような結果が出ているというふうに
解釈しているようですけれども、私の見た限りでは、業者さえ知らない人もいらっしゃるので、何
でわかったかというと、私が所属している建設組合というところに600人近い組合員の方がいらっ
しゃるんですけれども、それは建設組合自身の問題もあるんでしょうけれども、まだ知らないとい
う方がいらっしゃったので、意外だなというふうに思っています。
  市報もそうなんですけれども、当然そのほかに例えば新聞に出してもらうとか、折り込みをす
るとか、徹底的にとにかくやっていただかないと、せっかくの制度というのを宝の持ち腐れになら
ないように今後努力していただきたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  土屋課長、高木の剪定ということについてお願いします。
○建設課長  ただいまありました周知の方法につきましては、もし足りないというふうなことで
あれば、また再度市報に掲載するなり、建設組合等の会員さんを通じた広報活動をするなりという
ふうなことで検討させていただきたいと思いますが、新聞掲載につきましては、4月3日付の山形
新聞に大分大きな記事で掲載になっております。
  そのほか高木の剪定、そういうふうな対応という御質問が前段でありました。これにつきまし
ては、現在も緊急雇用創出事業の中で対応させていただいておりますが、さらにまた、このたび40
0万円の委託料というふうなことで、まだ補正をお願いしているところでありますので、これにつ
いても、これを活用しながら樹木の剪定あるいは砂場等々の整備に充てたいというふうに考えてい
るところでございます。
  以上であります。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑ないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望もありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第50号 平成21年度南陽市一般会計補正予算(第3号)は、原案のとお
り可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第50号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました平成21年度補正予算1件の審査は終了いたしました。
  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございます。委員各位の御協力に対し、深く感謝申
し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

閉会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御起立願います。
  御苦労さまでした。
午前11時40分  閉会

       予算特別委員長 殿岡 和郎