平成21年9月4日(金)午前10時00分開議

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議事日程第2号
平成21年9月4日(金)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ

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出欠席議員氏名

◎出席議員(18名)
 1番 白鳥  雅巳  議員    2番 片平  志朗  議員
 3番 吉田  美枝  議員    4番 梅川  信治  議員
 5番 川合   猛   議員    6番 髙橋   弘   議員
 7番 板垣 致江子  議員    8番 髙橋   篤   議員
 9番 田中  貞一  議員   10番 遠藤  栄吉  議員
11番 松木  新一  議員   12番 漆山  鏗一  議員
13番 桑原   仁   議員   14番 小野 健一郎  議員
15番 佐藤   明   議員   16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員   18番 小林  啓市  議員
◎欠席議員(1名)
19番 渡部   敬   議員


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長         柴田  誠 副市長

樋口 一志 総務課長      堀  啓治 危機管理室長
(併)選挙管理
委員会事務局長

松田 直二 企画財政課長   山田 正春 税務課長

新野 甚吉 用地課長      伊藤 賢一 市民課長

斉藤 彰助 福祉課長      伊藤 圭一 保健課長

鈴木  聰 農林課長      髙橋 大吉 商工観光課長

土屋 喜重 建設課長      羽山 正一 上下水道課長

吉田 正幸 会計管理者    鈴木 俊雄 消防長

門間 利行 消防課長      大澤 俊逸 消防署長

三ケ山 岩男 教育長       猪野  忠 教育次長

長濱 洋美 学校教育課長   齋藤 洋一郎 社会教育課長

板垣 俊一 監査委員      大坂 剛司 農業委員会
                     事務局長                                         事務局長

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事務局職員出席者

須藤 公一 事務局長      板垣 幸広 議事係長

安部 真由美 庶務係長     長沢 俊博 書記


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開議
○議長(伊藤俊美議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴者の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は18名で、定足数に達しております。
  なお、本日の会議に欠席する旨通告のあった議員は、19番渡部 敬議員1名であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は4名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分
得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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髙橋  篤 議員 質問
○議長  最初に、8番髙橋 篤議員。
〔8番 髙橋 篤議員 登壇〕
○髙橋 篤議員  おはようございます。
  9月定例会の一般質問、トップバッターとして質問させていただきます。市長及び執行部の方
には明確な御答弁をお願いし、ただいまより一般質問を始めさせていただきます。
  この夏は、梅雨明けの声を聞くことなく収穫の秋を迎えようとしております。また、今年の春
は、桜の花も例年になくきれいで、桜祭りの人出も多く、喜んでおりましたが、しかし、まだ先が
見えない経済不況の中、中央では景気の不況も底を打ったと、新聞、テレビ等で報道はされており
ますが、まだまだ地方においては業績の悪化、また雇用問題など厳しい経済状況であります。
  本市農業にあっては、サクランボ栽培においては、6月下旬の5日間も続いた真夏日により、
品質の低下、またブドウ栽培においても7月、8月の長雨と日照不足による品質の低下で、農家経
営も大打撃を受けております。水稲栽培においては、病害虫の心配も懸念はされておりますが、今
はただただ豊作を願うばかりであります。
  さきの衆議院選挙において、民主党が大勝し、掲げられたさまざまなマニフェストを実行して
いただき、日本そして何より南陽市をよくしてもらいたいと願うものであります。塩田市長におか
れましても、安全安心を掲げるこの南陽市を、より一層市民一人一人が安心して生まれ、生きられ
る市政にと御尽力くださるようお願いを申し上げるものであります。
  また、本年は、2月、6月に約5億7,000万円の国の補正そして4月には全国民に対しての定
額給付金で、南陽市経済も大変潤されたのではないでしょうか。日々の行政運営に対し、市長そし
て当局へ敬意を表するものであります。
  それでは、既に通告しております3点につきまして質問させていただきますので、塩田市長の
誠意ある御答弁をお願いいたします。
  1点目であります。
  消防署及び消防団の消防力についてお伺いをします。
  有事の際、市民の生命と財産を守り、日夜活躍をされている消防長初め署員の皆様、消防団長
以下891名の団員の皆様に、心から感謝を申し上げるものであります。しかし、消防署員、団員は、
十分でなくとも少数精鋭で活躍をされていると思いますが、いざ火事など災害が発生した際、人員
はもとより、何よりもポンプがいち早く水を出せるかが一番だと思っております。そこで、現在消
防団に配置されているポンプ台数72台、また、署に配置されている3台のポンプの中で、耐用年数
の過ぎたポンプはあるのか、日ごろ署員・団員により整備はされているとは思いますが、今後、年
次計画でどのように整備をされていくのか、市長の考えをお伺いします。
  次に、消防水利及び警鐘台についてお伺いします。
  現在、本市には、消火栓を含め防火水槽など493個の水利があります。また、警鐘台について
は、年代がわからないもの、また昭和30年代に建てられた古い鉄製の警鐘台が17基あります。本市
において年次計画で消防水利及び警鐘台の整備はされているようでありますが、先ほども申しまし
たが、3万4,500名の生命と財産を守っていただいている消防署、消防団のためにも、市長がモッ
トーとしているスピードある対応で整備を願うものであります。災害は忘れたころにやってくると
いうことわざもありますが、市長の考えをお伺いをいたします。
  2点目であります。
  盆の15日の山形新聞の18面に、洋式トイレを小中学校に導入するという記事が記載されており
ました。私も、これはよいことだと思い、ぜひ本市でも導入できないものかと質問をさせていただ
きます。
  市役所、体育館、向山球場のトイレは和式・洋式両方がありますが、本市の中学校などではど
のような状況なのか。また、今は学校の開放により高齢者の出入りも多くなってきております。ま
た、地震や水害などの災害においては避難場所にもなっており、和式トイレでは高齢者を中心とす
る被災者の健康状態に支障を来すこともあります。全国でも洋式トイレの導入が急速に進んでいる
ことから、本市でもぜひ導入を望むものですが、市長の考えをお伺いいたします。
  3点目であります。
  3月の一般質問において市長から答弁をいただきましたが、再質問する時間がなく、前回に続
き質問をさせていただきます。
  食料自給率の向上施策について、市長より「担い手を確保しながら、米プラス果樹などの複合
経営を助け、さまざまな支援制度を展開していく」と答弁をいただきました。そこでお伺いします。
  現在行っています本市独自の安全安心が中心となる畜産農家の堆肥を耕種農家に供給する事業
は、市内農家の間でも大変好評でありますので、今後とも一層の拡充を図っていただきたいのです
が、市長の考えをお伺いします。
  以上、3点について市長の誠意ある答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  それでは、8番髙橋 篤議員の御質問に誠意を持ってお答えを申し上げたいと思います。
  初めに、消防署及び消防団の消防力についての1点目、消防ポンプの整備計画についてでござ
いますが、更新の目安は、ポンプ車15年、積載車20年、小型ポンプは25年としております。更新目
安の年数を経過している消防ポンプは、消防署で3台。消防団では19台となっております。
  整備計画につきましては、経過年数を考慮しながら、ポンプの性能検査結果や通常の運用状況
などを総合的に判断し、整備をしているところでございます。日ごろの点検整備につきましては、
消防署では毎週土曜日、消防団は毎月1日と15日に実施し、万全な状態で使用できるよう、性能の
維持管理に努めているところでございます。
  2点目の消防水利及び警鐘台についてでございますが、防火水槽及び消火栓は、消防水利基準
との整合性を図りながら整備するとともに、素堀の耐震性のない防火水槽の改修整備を推進してお
ります。しかしながら、市街地では用地の確保が大変難しく、防災上の適正な位置に整備すること
が困難であるという課題もございます。
  警鐘台については、消防団緊急伝達システムとホース乾燥塔に切りかえて整備を進めていると
ころであり、現在まで消防団緊急伝達システムについては12基整備しております。今後も順次整備
をしてまいりたいと考えていますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、公共施設への洋式トイレ導入について申し上げます。
  南陽市地域防災計画で指定しております小中学校、公民館を含む34カ所の避難所のうち、30カ
所に洋式トイレが設置されている状況であります。
  なお、今後の導入計画につきましては、学校施設や公共施設を新たに整備するときに、使用状
況等を踏まえ十分検討して対応を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存
じます。
  次に、水稲、転作作物、果樹への堆肥投入助成制度について申し上げます。
  市内畜産農家から生産する堆肥の利活用を推進するこの制度は、本市の単独事業として平成16
年度からスタートし、非常に有効に御利用いただいております。この間、堆肥散布面積は増加を続
けており、これにより耕種農家と畜産農家の連携が図られ、堆肥の利活用も定着し、エコ環境に優
しい農業の推進に一定の役割を果たしているものと考えております。本年度からは厳しい財政状況
でありますが、その趣旨を継続しながら、農業生産工程管理の支援なども組み込み、制度を改編し、
名称も有機農業総合支援事業に改め、推進に努めているところでございます。
  なお、次年度以降につきましても市負担の軽減を図るとともに、国や県助成を受けての事業と
して一層の推進を図ることができないか、担当課に調査研究を指示しておりますので、御理解を賜
りたいと存じます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  8番髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  御答弁どうもありがとうございました。
  それでは、再質問をさせていただきたいと思います。
  ただいま市長のほうより、耐用年数の過ぎたポンプについて年代別にお話ありました。その中
で、私これなぜこの場でお話するかと申し上げますと、実はある団の幹部の方から、いつも整備は
やはり1月に2回行っているんだけども、それでも水が出るときと、まず出ないときがあると。そ
ういうお話も聞きました。それで、やはりさっきもお話ししたとおり、いざ、火災現場に行ったと
きに、ポンプを持って行きながら水が上がらないということは、その団員だけでなく、その班自体
ですごくみじめになるというか、私も市長も消防団員だった時代もあると思いますが、私も16年間
消防団員として務めさせていただきましたが、私も一度、火事現場に行って、水が上がらなかった
ときがあります。そのときの周りの方々なんですけれども、何で水が上がらないんだとか、常々整
備をしていながら何で動かせないんだとか、そういう言葉がどんどん返ってくるんです。
  そんなことで、ここに消防団長さん経験なさった田中議員、また小林議員もいらっしゃいます
ので、なかなかその件に関しては一般質問等で言うこともできないと思っておりますので、私がか
わってというわけでないんですが、あえてお話をしているところで、正直申し上げて、きょう実は
今年度皆さんに配付なっております消防年報、市長さんのほうにもぜひお持ちいただきたいという
ことで、きょうお持ちになっていると思いますけれども、ここに29ページと30ページに載っている
わけでありますけども、経過年数が28年過ぎている小型ポンプ2台あります。こういうものは、ぜ
ひ私は整備をしていただけないものかと、ちょっと塩田市長にお伺いしたいんですけど、いかがで
しょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  髙橋議員のおっしゃられておる問題のある資機材、これについては当然早急に対応しな
ければならない。ただ、常々消防署あるいは団で必要に応じた条件の中で点検をしておって、問題
がないということで現在もしっかり南陽市の備品として使われておるものと、こう思っております。
ただ、この耐用年数、耐用年数というのは目安でありまして、単に耐用年数15年あるいは18年、20
年過ぎたから交換だということはないわけで、問題は性能なんですね。機械器具の性能がどうなの
か、本当に問題があるのかどうか、ここが大事なことで、単純にこれまでのように年数を基準にし
て交換をするということになりますと、非常に莫大な経費、無駄が出るということで、私が市長に
なってからは、耐用年数とかいうものに余りこだわるなと。とにかく性能で対応しろと。問題があ
れば、あるいは使えないということであれば、即座に更新ということになるだろうというふうに指
示をしてますので、そういうふうに署も対応しているものと、こう思っております。
  ただ、機械ですから、これは使う人にもそれなりの技術が要求されるわけであります。したが
って、署員、団員合わせておのおのの団員のスキルアップ、要するに取り扱いの能力向上、日々指
示しておりますし、しっかり機械講習であるとか、さまざまな形でやっておるわけで、したがって
そういったことの若干の不安はないとは言えませんが、そういったことで必ずしも機械の能力に問
題があるということではないのではないかなと、こんなふうに思っております。
  ただ、適正な年数、これらも総合的に判断をして、予算に応じた財源の裏づけがある中で適時
毎年更新をしているわけでありますので、その辺は十分考えながら優先順位を考えて対応している
とこう思っておりますので、御理解いただきたいなというふうに思っております。引き続きしっか
りした署員あるいは団員に指導してまいりたいとこう思っておりますので、御協力よろしくお願い
します。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  市長のお答えでは、耐用年数でなく性能的にまだ大丈夫だと。そして、それぞ
れ団員等が整備なりいろいろな講習会等で何とか動かしていただいているというお答えでありまし
て、そしてまた、今後年次計画でしていきたいというお言葉をいただきましたけれども、私は例え
ば食べ物の場合、賞味期間、前たしか備蓄問題で、市長のほうにもお話ししたと思うんですけども、
そしたら、いっぱい持っていればいいんじゃないかと私質問をしたと思うんです。ところが、賞味
期間があるから、これは絶対だめなんだと。あれは5年間、たしか5年間で交換しなければならな
いんだというお話をいただきました。
  食べ物と機械というのは、これは違うと思います。それでもやっぱり団員等は、一生懸命その
愛着を持ってポンプを磨いたりやっている姿を私も何度も見ています。その中で、いや、何とかこ
ういう古いものは更新できないものかという話もいただいているもので、ここで質問をさせていた
だいているんです。市長が今、年次計画においてというお話でありますけれども、例えば、では、
それではお聞きしたいんですけれども、来年、もしかすると1台ぐらい購入していただけるのか、
その辺ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長  市長。
○市長  誤解してもらうと困るんですが、何とか無理して使ってほしいと、こういうことは言っ
ていないんです。十分耐えられるし、全く問題という機械だけなんです。問題があるのは即座に更
新したり対応しているわけですから、そこは誤解ないようにお願いしたい。ですから、有事の際、
使えなかったということのないように、そういう意味で必要な点検整備をしていると、こういうこ
とでございますので、御理解いただきたい。
  また、ただいまの質問でございますが、本当に更新を必要とするポンプがあるのかどうか、そ
の辺をしっかり調査をして対応したいと。全く問題ないものについて、わざわざ更新するというよ
うなことをする必要はないというのが私の考えですから、問題があれば対応すると。全く問題ない、
万々使える、むしろ使いなれた機械をわざわざ交換するということは通常ない、そういう発想は残
念ながらお役所、従来のね、今の南陽市はないんですが、従来のお役所的な発想で、15年で、はい、
交換とこういうことはやっぱり無駄以外の何物でもないと。もっともっと有効な金の使い方がある
のではないかと。ましてや今行財政改革で一生懸命苦労しながら取り組んでいる最中でありますの
で、ぜひ御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  今、市長のほうより、例えばもし壊れた場合は、即座にまず交換していただけ
るというようなお話をいただきましたので、次に移らさせていただきます。
  次に、防火水槽並びに警鐘台の問題について再質問させていただきます。
  市の計画で、年間1基から2基の貯水槽また今は警鐘台でなく消防団緊急伝達システムという
形になり、それの設置が計画的に進んでいるわけでありますが、さっきもポンプ等の話で市長のほ
うにもお話ししたとおりで、これも何とかもっと早く、今現在、例えば貯水槽の場合は、もうすべ
て今、有蓋の貯水槽でないと許可にならないということで、ふたのついている地中の中に埋める貯
水槽なわけであります。
  しかしながら、本市にはまだまだその貯水槽が、恐らく30年代、20年代、もしかすると10年代、
それとも大正時代につくられた貯水槽もあると思います。その中で、私の地区にもあるんですけれ
ども、ちょうど石積みになって、2段に木枠で十字に枠を固めて、2段になっている貯水槽もあり
ます。そこを消防団員の方が泥上げをするわけなんですけども、ここ三、四年やっていないんです。
これなぜかと言ったら、何で消防団で泥上げをしないのかと。そしたら、この水を抜けば、また泥
を抜けば、すべて崩れると。だからそのままにしているんだという話も聞いております。恐らく塩
田市長の吉野地区にも、私はあると思います。そういう貯水槽は。そういう貯水槽をそのままにし
て、私はいいのかどうか。
  例えば火事の場合は、恐らくたしか20トンぐらいの貯水槽だと思います。泥が3分の2もあっ
て、いざ火災になったなんて言ったら、これ水が出ないわけでありますので、その辺も考えていた
だきまして、まず1つは、その貯水槽を今後壊して、別なところにつくる。それを年間、今は1基
か2基のはずです。この消防年報のほうには、塩田市長には御理解をいただいて、消防予算も年々
アップしているようであります。今後ももう少し予算的にも多くとっていただきまして、そういう
貯水槽とか、また警鐘台については、警鐘台は立っていても上るなというような警鐘台が数多くあ
ります。その辺に関しても、今後、さっきも市長のほうからお話ありましたとおり、いろいろな財
源を考えればちょっと大変だ。しかしながら、例えばポンプと同様に、壊れたらすぐに直すという
ことでは、この貯水槽はないと思うんです。あれば必ず事故等も考えられますので、市長としては
この件に関してどのようにお考えなのか、ちょっとお伺いします。
○議長  市長。
○市長  実態がよく把握できないということもありますが、その前に一つ、機械器具について、
壊れたら更新するということではございません。一定の基準を下回るような性能になった場合は、
直ちに更新しますよとこういうことですから、壊れてからでは遅いんですね。だから、十分使えな
くなったら、一定の性能を発揮できない、一定の基準を低下するようなものであれば、直ちに更新
するとこういうことですから、壊れたらではだめなんですね、壊れてからでは遅い。
  それから、ただ今の防火水槽の件については、髙橋議員が一生懸命説明していただいているん
ですが、実態がよくわかりませんし、泥上げもできないような防火貯水槽というのはちょっと私も
想像がつかないわけでございますし、そういった状況があるとすれば、もう少し早めに消防署のほ
うに相談をするなり何なりして、本当に必要であれば、あるいは全く危険な状況になっているとい
うことであれば、最優先して対応するようにということで署員には指示をしてますので、署員のほ
うから上がってくるはずです。依然としてそういった状況がないということは、地域の皆さん方か
らもそうした要望が起きていないのか、緊急性が薄いのかよくわかりませんが、その辺の実態を調
査をさせますし、必要とあればみずから調査をすることもやぶさかではございませんので、もう少
し詳しく職員のほうに説明をしていただきたいなというふうに思っております。
  ただ、問題は、先ほど申し上げましたように用地なんですね。用地の提供があれば、これは道
路でも、そういった公共施設でも、比較的優先してこれまでも対応しておりますので、ぜひその辺
の御理解もいただきながら御協力賜ればよろしいのではないかなと、こんなふうに思っております。
  以上です。
○議長  髙橋 篤議員。
○髙橋 篤議員  今、ポンプについて私の見解の仕方が悪かったのか、壊れたらと、市長のほう
からは性能的に落ちたらということで、そっちのほうも大変失礼しました。
  今、防火水槽の貯水槽について、市長のほうより最優先して調査をしながら整備をしていくと
いうことで理解させていただいてよろしいのでしょうか。
(発言する声あり)
○髙橋 篤議員  はい、わかりました。ありがとうございます。
  それでは、今お話のとおりで、市長のほうより最優先して今後調べながらやっていくというお
答えをいただきましたので、次に移らさせていただきます。
  次に、公共施設、災害避難所になっている、南陽市に三十数カ所あるわけなんでありますが、
その中で、その洋式トイレの導入について質問をさせていただきますが、今、学校また体育館そし
て市民会館、いろんな公共施設の中にトイレがあるわけでありますが、いざ災害等が発生すれば、
そこが間違いなく避難所になるわけであります。
  その中で、洋式トイレ、これなぜ私がこの場で質問させていただいているかというと、私も平
成元年に家を新築しました。そのとき大工さんのほうから、これからは洋式トイレに変わるから、
ぜひこの方向で進んだほうがいいですよ、つくったほうがいいですよって、私言われたんです。そ
のときは平成元年ですので、いや、そんなものは必要でないと。ただの和式の水洗トイレでいいと
いう考えで、私もいたんです。しかし、大工さんのほうから、負けてしまい、そして洋式トイレに
変えたんですけども、今20年たって、これはよかったという感じで、今トイレに行くわけでありま
す。
  それで、私、ちょうど小学校、中学校をすべてトイレを拝見、見せていただきました。その中
で、職員室が2階にある場所また1階にある場所、その場所によって和式、洋式が平均に入ってい
る場所と、赤湯小学校のようにもう60%ぐらい洋式トイレになっているところもあります。恐らく
これから宮内中学校も新築になるわけでありますが、こちらのほうも恐らく60%以上なると思いま
す。しかし、まだまだ洋式トイレが入っていないのが現状であります。
  私、沖郷中学校には、沖郷中学校、小学校にはよくお邪魔をするわけですけども、また市民会
館にも行きます。市民会館にはあるんですか。
  1階と、1、2、3全部ちょっと見せていただいたんだけども、2階、3階は、ちょっと1階
と同じだからということで見なかったんですけども、1階にはなかったんですよね。ホールについ
ているんですか。男のほうには確かついてなかったと思うんですよ。
(「あります」の声あり)
○髙橋 篤議員  ありますか。ではまず、私の間違いで申しわけありません。
  そこで、そのトイレなんですけども、今、学校にいろんな行事等で保護者の方またお年寄りの
方、学校に来る機会が大変多くなっています。ほとんど体育館を利用とか、そういう大勢の、学校
に来るときは体育館使用となりますが、その体育館の近くにというのがなかなかないんですよ。1
階にはあるんですけども、体育館の近くにはほとんどゼロと言っていいほど、赤湯小学校にはあり
ます。あとはほとんどありません。まだまだ小学校でも、中学校でも、和式と洋式で、小学校の場
合は和式が66%、中学校になりますと83%です。だから、まだまだ少ないということです。せめて
これを6割と4割ぐらいに今後整備ができないものか。市長、どうでしょうか。
○議長  市長。
○市長  管理上から言いますと、非常に洋式の場合は管理が大変だと。特にマナーが要求される。
後に利用される方のために、いかにきれいに使うかということが大事なんですが、最近はどこの家
庭も相当普及していますから、そういった心配も少なくなったのかなと、こんなふうに思っており
ます。
  したがって、これからつくるものについては、当然圧倒的に洋式のトイレを多くしたい。既存
の施設についても、取り壊すような先がわからないものについては余り整備をしたくないんですが、
それ以外のものについては、必要な数は用意をしたいというのが、私の考えであります。ただ、こ
れも全体的な計画に基づいてやらないと、せっかく投資をしても無駄になるというようなこともあ
ると困りますので、特に古い施設ですね、古い施設、これらについてはよくよく考えながら対応し
ていきたい。もうしばらく利用できるという施設については、積極的に年次計画に基づいて対応し
ていきたいと、こう思っております。
  以上です。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 篤議員  ただいま市長のほうより、今後は必要な数は、そのトイレの状況等を見ながら
整備をしていきたいというお答えをいただきましたので、ぜひ先ほどもお話ししたように、せめて
60%と40%ぐらいになるように、そしてまず学校の1階、そして体育館等をまず早急に見ていただ
きまして整備を願いたいんですけども、市長、その辺はどうですか。
  あの、年次計画というと、なかなか先が見えてこないと思います。だから、例えば市長のほう
より、もう60、40にするのに1階だけでも2年後にするとか、3年後にするとかというお言葉はい
ただけないでしょうか。
○議長  市長。
○市長  随分意気込んでおられるようでありますが、先ほども申し上げましたように維持管理の
問題があって、先ほども申し上げましたように大分マナーもよくなってきているので、問題はない
のかなとこう思っていますが、依然としてやっぱり洋式の場合は汚れが目立つとこういうこともあ
って、特に社会教育、不特定多数の方が使われる場所については、それ以上に管理が大変だという
こともございますので、利用される施設あるいはそれを管理する方々、さらには利用する皆さん方
の御意見などを聞きながら、必要なとこから手をかけていきたいと、こういうことであります。
  利用される方々がマナーを持ってしっかり対応すれば、それはすぐやりますよ。ただ、後の人
が利用できないような状況が続いて、苦情も多いんです、一番。実は余り言いたくないんだけど。
特に赤湯の、皆まで言いたくないんだけど、駅なんかせっかくやったんだけども、クレームが多く
て非常に困っている。だから、そういうふうなことで、日常的に管理をする、ホテルのようなスタ
ッフのいる施設であればいいんだけれども、特に、髙橋議員さんがおっしゃっておられる体育館と、
社会教育で使える施設については管理者がいないわけですね。そうなると、その後に利用される方
が非常に困る。苦情が来るとこういうことになるんで、その辺も含めて皆さん方に御理解いただき
たいながら対応していきたい。状況が整えば早急にやりたいと。状況が整えば早急にやるというこ
とであります。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 篤議員  市長のほうより、状況が整えば私が言っているような60%、40%に近づけてい
ただけるということを私確信してよろしいのですね。はい、ありがとうございます。
  次に、第3点目でありますが、今、本市で独自に平成16年度より、畜産農家と耕種農家に対し
て、堆肥の導入について10アール当たり幾らということで補助を、助成を行ってきたわけでありま
すが、その中で、当初はたしか3,000円か3,500円だったと思います。それがやはりこれはいいこと
だということでどんどん増えて、今は1,000円、そして21年度からに対しては、新規の場合は2,000
円というお話でありますけれども、16年度最初に助成をいただいた方は今回のあれは受けられず、
そして市長がおっしゃったように、今度は有機農業総合支援事業のほうに移行していくというお考
えのようでありますが、この事業が急激にどんと増えたのはやはりオイルショックのときからで、
その前まではそんなに平均的にずっと、少しずつは上昇したと思うんですけれども、そんなに急激
にどんと増えたわけでなかったと思うんです。なぜかというと、オイルショックを受けて肥料がほ
とんどの肥料の場合、1.5倍から2倍、ほとんど2倍です。2倍になったので、その肥料の代替と
して堆肥を投入するというのが、今増えている状況なんです。
  そこで、やはりこの堆肥は、隣のまちでは異臭問題等もございます。本市においては、これは
っきり私はわかりませんが、問題等がおきているのか起きていないのかわかりませんが、田んぼに
その肥料、堆肥を入れるということは、異臭問題等にも問題がなく、大変いいのではないかなとい
う感じを持っているんです。それで、堆肥、畜産農家でできたものを、それを次の年に耕種農家の
ほうに、これは水田また果樹すべてのものにまいていただいて、散布して土に戻すということは、
私も農家でありますので、これは肥料は少なくて済む、例えば米はおいしく食べられる、あと果樹
等も大変おいしくそれも食べられると、一石二鳥なんですよね。
  だから、今現在行っている本市独自というのが、私はこれはすごくいい事業だなという感じを
持っているんですけども、先ほど市長がおっしゃったように、今後は有機農業総合支援事業にする
んだよというお言葉でありましたけども、何か本市で独自にできるような事業を、私は考えていた
だきたいんですが、市長、いかがでしょうか。
○議長  市長。
○市長  今、髙橋議員がおっしゃられましたこの事業については、確かに非常に成果も上がって
おりますし、いわば一石二鳥というような事業でございますけども、いかんせんコストがかかると。
特に利用されている農家、非常に限られてきているというようなこともございまして、公平性に欠
けるのではないかとこういうふうなものも実はございます。毎年同じ人がやっているわけでござい
まして、その辺から考えると、市の独自の事業として取り組むには少し無理があるのかなと、こん
なことで、先ほどからおっしゃっておりますように有機農業総合支援事業というふうな取り組みの
中で、さらに国や県の協力もいただきながら、何とか継続してやっていく方法を模索できないかと
いうことが、今農林課のほうで盛んに研究をしているわけでございます。
  私どものほうとしては、何とか維持したいというような思いから、こういった取り組みをやっ
ておるわけでございますので、ぜひ髙橋議員におかれましても継続できるような支援体制をしてい
ただきたいものだというふうに思っている。特にこういった時期でございますから、化学肥料とい
うものが相当高騰しているということなどもあって、農家の皆さん方にとってはいわば目玉的な事
業だと、こういうふうな思いもあろうかと思いますので、相互にいろいろと智恵を出し合って対応
できればなというふうに思っておりますので、ぜひ積極的な提案もお願いしたいというふうに思い
ます。
  以上です。
○議長  髙橋議員。
○髙橋 篤議員  ただいま市長より名称を有機農業総合支援事業ということで、本市独自ではな
く、やはり県とか国とか補助をいただきながら、それを本市でも行っていくというお言葉をいただ
きました。もし本市独自で助成できるような制度でも見つかりましたら、ぜひそのときは助成をお
願いしたいものとお願いし、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  以上をもちまして8番髙橋 篤議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでござ
いました。
  ここで、暫時休憩をいたします。
  再開を11時10分といたします。
午前10時57分  休憩
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