平成22年3月9日(火)午前10時00分開議

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議事日程第2号
平成22年3月9日(火)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ

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出欠席議員氏名

◎出席議員(19名)
 1番 白鳥  雅巳  議員    2番 片平  志朗  議員
 3番 吉田  美枝  議員    4番 梅川  信治  議員
 5番 川合   猛   議員    6番 髙橋   弘   議員
 7番 板垣 致江子  議員    8番 髙橋   篤   議員
 9番 田中  貞一  議員   10番 遠藤  栄吉  議員
11番 松木  新一  議員   12番 漆山  鏗一  議員
13番 桑原   仁   議員   14番 小野 健一郎  議員
15番 佐藤   明   議員   16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員   18番 小林  啓市  議員
19番 渡部   敬   議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長         柴田 誠 副市長

樋口 一志 総務課長      堀  啓治 危機管理室長
                      (併)選挙管理
                      委員会事務局長

松田 直二 企画財政課長   山田 正春 税務課長

新野 甚吉 用地課長      伊藤 賢一 市民課長

斉藤 彰助 福祉課長      伊藤 圭一 保健課長

鈴木  聰 農林課長      髙橋 大吉 商工観光課長

土屋 喜重 建設課長      羽山 正一 上下水道課長

吉田 正幸 会計管理者    鈴木 俊雄 消防長

門間 利行 消防課長      大澤 俊逸 消防署長

三ケ山 岩男 教育長       猪野  忠 教育次長

長濱 洋美 学校教育課長   齋藤 洋一郎 社会教育課長

板垣 俊一 監査委員      大坂 剛司 農業委員会
                      事務局長                                事務局長

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事務局職員出席者

須藤 公一 事務局長      板垣 幸広 議事係長

安部 真由美 庶務係長     長沢 俊博 書記



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開議
○議長(伊藤俊美議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴者の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は8名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分
得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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川合  猛 議員 質問
○議長  最初に、5番川合 猛議員。
〔5番 川合 猛議員 登壇〕
○川合 猛議員  おはようございます。
  5番川合 猛、敬陽会でございます。
  3月定例会トップを切って質問に立たせていただきますこと、心より感謝申し上げます。
  冷たい雪の中でじっと春を待っていた福寿草が黄色の可愛い花を咲かせております。太陽の日
差しも母のぬくもりにも似た優しさを感じるきょうこのごろとなりました。
  北国の遅い春も、すぐそこまで来ています。
  さて、市内トップを切っての耐震化工事に入りました中川小学校も工事完了に向け、最後の追
い込みに入っております。外壁の塗装も終わり、岩部山を背に新しい姿を見せております。この先、
市内の各学校、それぞれの工事が始まるわけですが、そのつち音が市内経済の活性化にぜひつなが
ってほしいものだと思います。
  そんな中、地元の企業でございます。株式会社かわでん様より、どんちょう幕を中川小学校体
育館に寄贈していただき、去る3月3日、東京本社より西谷社長が来校され、授業中ではありまし
たが、2つの教室に入られ、児童たちにあいさつかたがた、家族の大切さ、友だちの大切さ、自分
本位でなく相手を思いやる優しい心などのお話をされ、また、生まれ育ったふるさとを大事にし、
ぜひ大きくなったら、かわでんに勤めてもらいたい。そのためにも、今の会社をもっともっときれ
いに、大きくし、皆さんを待っているなどのお話をしておられました。児童たちも大きなサプライ
ズに目を輝かせて聞いておりました。
  また、我々との話し合いの中で、中川中学校の閉校ですとか、少子化の話になり、行政任せで
なく、各企業でも取り組むべき問題で、かわでんさんでも、将来、託児所をつくり、安心して勤め
られる体制づくりを考えているとのこと。
  また、若い男女の社員に早く結婚し、たくさんの子供をつくるよう、折に触れ話をしていると
のことでした。
  地域社会への貢献とはいえ、この厳しい経済状況の中、快くステージ幕を送っていただき、ま
た、子供たちに会って心が洗われたと喜んでおられた西谷社長。私は、地元にこんなにすばらしい
企業のあること、大きな誇りに思います。
  それでは、さきに通告をさせていただきました4点について質問をさせていただきます。
  まず、今年行われます市長選についてですが、塩田市長にとりまして2期目となるわけですが、
出馬されるのかどうか。また、多くのマニフェストを実行されてきたわけですが、2期目の目玉と
なるマニフェストがあれば、お伺いいたします。
  次に、第97回菊まつりについてですが、96回に比べ入場者数及び協賛金決算について、どのよ
うな状況か、お伺いをいたします。
  次に、旧吉野中学校の学校林間伐問題についてですが、現在どのような状況にあるのか、お伺
いをいたします。
  最後に、白竜湖の景観保全についてですが、さまざまな規制のある中で、どのようなことを実
施されているのか、お伺いいたします。
  また、第4次南陽市総合計画において重要事業として取り上げておりますが、今後、どのよう
にしていくのか、お伺いいたします。
  以上、当局側の誠意ある答弁をお願い申し上げ、壇上からの質問を終わらせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  それでは、5番川合議員の御質問にお答え申し上げます。なお、旧吉野中学校の学校林間伐問
題については、教育長より答弁をいたさせますので、御了承願います。
  初めに、市長選についての1点目、2期目の出馬についてでございますが、私は平成18年7月
の市長選挙におきまして、多くの市民の御支援により初当選の栄誉を賜り、第7代市長に就任させ
ていただきました。
  以来、一貫して「清潔で信頼される市政」を政治信条といたし、「夢はぐくむ故郷(まち)・
南陽」の実現に向け、全力で取り組んでまいりました。
  その間、議員各位を初め、市民皆様の御理解と御協力を賜りながら、子育て支援都市宣言を中
心とするドリームランドや出産祝い事業、中学校における完全給食の実施、及び市内循環バスの運
行など、常に、市民の声に耳を傾けながら、全身全霊を傾注し、市政運営に努めてきたところであ
ります。
  特に、平成21年度と22年度にわたり、長年の懸案でありました中学校の再編統合及び学校施設
の耐震化事業等、本市始まって以来の歴史的な重要事業が継続されることとなります。まさに、教
育は国家百年の大計であり、日本一を目指す施策の展開には、何よりも継続性が肝要であると存じ
ております。
  そして、質実剛健たる学校教育の涵養や情操豊かな生涯教育の実践など「人づくり」こそが将
来発展の礎であり、成長を遂げるための糧であるとの思いは、これまで同様、いささかも変わるこ
とはありません。
  このことは、私の政治理念そのものであり、信頼と協調の基盤となるものでありますので、今
後とも強い信念と情熱、そして、勇気を持って課題解決に全力で取り組んでまいる所存であります。
  そのためにも、迅速な決断と実行力により、きめ細かな生活基盤整備の推進を図るとともに、
活気に満ち、将来に誇れる教育日本一のまちづくりに向けて、引き続き、市長としての重責を担っ
てまいる覚悟であります。
  ここに改めまして、議員各位並びに、市民皆様方の御理解と御支援を賜りますよう、お願いを
申し上げる次第でございます。
  2点目の2期目のマニフェストについてでございますが、市政運営において極めて重要なこと
は、確固たる基本方針のもとで展開される施策の継続性にあるものと認識いたしております。この
ことは、市民皆様からの信頼を深め、共有の目標に立ち向かう協調性を相互に築いていくことにつ
ながると思うからであります。
  したがいまして、何よりも市民の皆様が日々の暮らしの中で実感できる生活と福祉の安定、向
上を最優先に、諸施策の展開に努めてまいりたいと考えております。
  その上で、さきに申し上げましたとおり、今年4月、統合中学校での新たな歴史が刻まれるこ
とになりますので、生徒が安心して充実した学校生活を送ることができるよう全力を傾注いたしま
すとともに、継続事業であります耐震化を含めた学校施設整備事業をなし遂げてまいる所存であり
ます。
  あわせて、児童・生徒の心身の成長と個々の持つ能力伸張を促すため、支援の充実・強化を図
り、ハードとソフト両面、融合、調和した教育環境の整備に努め、教育日本一を目指してまいりま
す。
  また、少子化対策、子育て支援都市宣言都市として助成制度の継続と結婚推進への取り組み、
産業振興、地域経済への活性化、さらには、スポーツにおける競技力の向上と生涯スポーツ、芸術
文化の振興を図り、健康で明るく活力あるまちづくりに引き続き努めてまいる所存であります。
  いずれにいたしましても、将来の市政発展の指針となる第5次総合計画を策定中であり、時代
に即した行政ニーズを的確にとらえ、本市の進むべき明確な政策展開を計画にお示しできるものと
思っております。
  新たな行財政改革への取り組みとともに、議員各位を初め、市民の皆様との信頼と協調の醸成
を図りながら、お互いの英知を結集して、諸施策の着実な実施に向けて鋭意努力してまいる所存で
ありますので、御理解と御協力を賜りますように、お願い申し上げる次第でございます。
  次に、第97回菊まつりの入場者数及び決算についてでございますが、平成21年度の菊まつりは、
大河ドラマ「天地人」をテーマに、菊人形8場面のほか、菊花展や各種イベントなどを行い、誘客
を図ったところでございます。
  入場者数につきましては、1万9,146人で、前年より1,223名の減少となり、厳しい結果となり
ました。また、協賛金につきましても、市内の企業及び商店の方々より452万円の御協力をいただ
きましたが、長期化する景気の低迷などにより、前年度比98万円の減少となりました。
  支出につきましては、会場の設営をできる限り直営で行うなどにより、前年比240万円の経費
節減に努めましたが、決算では812万円の不足額が生じたところでございます。
  今後、歴史ある南陽市の菊まつりを継続していくためには、思い切った改革を行う時期に来て
いると認識しており、その方策等について早急に実行委員会で検討してまいりたいと考えておりま
すので、今後とも御理解と御指導を賜りますよう、お願いを申し上げる次第でございます。
  次に、白竜湖景観の保全についての1点目、さまざまな規制がある中で、どのようなことを実
施してきたかについてでございますが、白竜湖保全につきましては、平成13年に白竜湖を守る陳情
請願が県知事と市長に提出され、平成14年度から置賜総合支庁内に白竜湖保全プロジェクト会議が
設置され、本市も連携しながらさまざまな検討を行ってまいりました。
  ワークショップの開催、白竜湖の水質調査、県教育委員会の許可を得ながらのヒシの除去作業、
ボート小屋と倉庫の撤去、桟橋の部分撤去と修繕、植栽いかだの実験的設置、環境保全木歩道の設
置、さらには、地元のボランティア団体への活動支援など、可能なものから取り組んできたところ
であります。
  しかしながら、木歩道については、県指定天然記念物現状変更許可の条件として、設置後の状
況調査が義務づけられ、調査の結果、撤去が急務であるとの意見が付され、直ちに撤去することは
できないとの考えを示しながらも、やむを得ず平成18年秋以降の活動を中止したところであります。
  なお、事業完了報告の際には、環境保全木歩道設置の影響については長期的に確認いただきた
い旨を意見として提出した経緯がございます。
  専門研究者の厳しい見解もあり、これ以降、事業は計画せずに、置賜総合支庁と年度ごとに情
報交換を行っている状況であります。
  2点目の、今後どのようにしていくのかについてでございますが、白竜湖の本来の姿でありま
す泥炭湿原と湖沼に特有の動植物を取り戻すためには、白竜湖周辺の水田農業の維持が図られるよ
うな水の循環を確保しながら、白竜湖の富栄養化を防ぐための手だてが必要で、学術的価値も論ぜ
られており、非常に難しい課題であります。
  当面は、地元地区によりごみ拾いなどの環境美化活動に期待するものでありますが、第5次市
総合計画策定作業の中で、県の指導を得ながら、白竜湖の本来の姿を取り戻すための環境浄化や景
観保全など、実施可能な方策について検討してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  私からは以上でございます。
○議長  答弁を求めます。
  三ヶ山教育長。
○教育長  皆さん、おはようございます。
  それでは、5番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  旧吉野中学校の学校林間伐問題の現在の状況についてでございますが、被害については平成21
年10月の議員全員協議会で報告申し上げましたとおりでございます。
  平成21年10月9日に、南陽市教育委員会で南陽警察署に犯人不詳の吉野中学校学校林間伐に関
する被害届を届け出たところでございます。
  現在、このことについて南陽警察署で捜査中であり、捜査結果については連絡はございません。
  今後、警察署から連絡があった時点で速やかに議会に御報告申し上げ、責任ある対応をとって
まいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  5番川合議員。
○川合 猛議員  まず、市長選についてですが、引き続きやってまいりたいというお答えだと思
います。67億円という大きな金額をかけて学校の耐震化、武道館の建設等々、積み残された大きな
課題があるわけで、その実現に向けて頑張っていただくということだと思います。
  また、教育日本一のまちづくりをなさるということでございます。当初から、中学校の給食、
また市民バス、ドリームランド、さまざまなマニフェストをこなされてまいりました。市長自身で
自分の点数をつけるのはどうかと思いますけども、何点ぐらい、この3年半でつけられますか。お
伺いをいたします。
○議長  市長。
○市長  なかなか申しにくいわけでありますが、私の能力からすれば100点かなと、こう思って
おりますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  5番川合議員。
○川合 猛議員  私も100点ぐらいはあげたいと思っております。
  と申しますのは、私ども大洞地区なんですが、水道がないということで、山水を飲んでいまし
た。2回ばかし要望書を出したんですけれども、全く取り上げてもらえなかったという経過がござ
いました。
  最後の手段で、市長がかわったから、では、もう一回だめもとで出してみようということで、
地区長さんと相談いたしまして出させていただきました。あくる日、現地を調査していただきまし
て、1年足らずで実施され、おいしい水が飲めるようになりました。我々の地区では吉野のほうに
足を向けて寝ちゃだめだという、そんな話まで出て大変ありがたいと思っております。
  市長におかれましては、私と違いまして深酒等々することもないわけで、ぜひ気力、体力十二
分に整えていただきまして、来たる選挙戦に備えてもらいたいと、ぜひ頑張っていただきたいと思
います。
  続きまして、菊まつりの件になりますけども、なぜ入場者がこう減ったのか、どういうふうに
分析されましたでしょうか。お伺いをいたします。
○議長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  第97回の菊まつりにつきましては、メインとする内容といたしまして「天地人」
ということで設定をいたしまして、開催をさせていただきました。
  ところが、この「天地人」の効果というふうなものの過剰期待と申しますか、そういったこと
がございまして、入場者数が今回予定された人数よりも減少したというふうなことでございます。
  具体的には、「天地人博」というふうなことで、米沢市さんにはお越しいただきましたけれど
も、その周辺の地域には余り効果がなかったというふうなことが第1点。
  第2点目については、団体客、大型バス、そういったことが、ツアー客というか、コースに載
らなかったということでございまして、菊まつりには来ていただけなかったということが大きい点
であるというふうに思っております。
  とにかく大型バスの来客がかなり減ったというふうなことでございます。前回と比較いたしま
して。そういった状況がございます。
  以上です。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  「天地人」と含めての集客ということなんですけども、宣伝が足らなかったの
ではないかという声が聞こえますけども、その辺はいかがでしょうか。
○議長  髙橋観光課長。
○商工観光課長  PRにつきましては、7月時点でございますけれども、各エージェントの方の
ほうに、あるいは各施設といいますか、東北6県、そういったいろんな施設にもう既に前チラシと
いうふうなことで郵送をさせていただいております。
  それから、ポスター等を作成をいたしまして、結構PRには努めたというふうなことでござい
ますけれども、先ほど申し上げましたような形で「天地人」効果というふうなことが、過剰期待だ
ったというふうなことがあろうかというふうに思っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  97回開催という伝統の文化、また日本一の祭りであるというおごりはなかった
のか、もう少し市民の目線に立った開催をすべきではなかったのでしょうか。
  お伺いをいたします。
○議長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  反省点についてはいろいろあろうかと思います。97回という歴史ある内容の菊
まつりということでございますので、当然、市民の方の協力も必要だということで、前売り券につ
きましては地区長さんを通じて、いろんな方に御協力をいただいたということでございますけれど
も、考え方といたしましては、少し菊まつりに対する市民の思いというものが、少しずつ薄れてき
ているのではないかということが、言えるのではないかというふうに思っております。
  というのは、今回の、特に、前売り券の関係でございますけども、地区長さんを通じて各世帯
にお願いをしたいということでございますけれども、買っていただいた前売り券の率を見ますと28.
9%ということでございます。世帯数1万985世帯がございますけれども、各地区で販売していただ
いた前売り券の数字が3,177ということでございまして、先ほど申しました28.9%の方に前売り券
を購入いただいたというふうなことでございます。
  したがいまして、30%に満たなかったということがございまして、もう少し市民の方の協力を
仰ぐというような方策も必要ではないかというふうには思っております。
  以上です。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  私、先月ですけども、200名の方に菊まつりについてのアンケートをとらせて
いただきました。その中で、169名の方に回答をいただき、祭りに行かれた方が70名、行かなかっ
た方が99名でした。
  なぜ行かなかったかという問いに、大変厳しい答えをいただきました。抜粋して、ちょっと申
し上げます。「ワンパターンで見たいと思わない」「マンネリ」「独創性がない」「なぜ毎年、大
河ドラマに頼るのか」「惰性的で、本気で客を呼ぼうとする企画も意気込みも感じられない」「も
う菊人形のみでの集客は無理なのではないか」「時代も空気も読めていない」「前売り券は隣組長
なので2枚買ったが、時間をとってまでは見ようと思わなかった」「会場が坂道が多く、お年寄り
の方などは大変だ」「会場へ向かう足がない」「子供たちが行きたがらない」「入場料が高過ぎる」。
  祭りに行かれたという70名の方の感想です。「人形の場面が少ない」「昔に比べて華やかさが
ない」「子供向けのものがなかった」「駐車場が不便」「おいしい食事がない」「出店が少ない」。
  今後どのようにすれば、お客様が来てくれると思いますかという問いに対して、「入場料の見
直し」「会場を変える」「大きな駐車場」「平らな会場」「宣伝の見直し」「わかりやすく、親し
みやすく」「菊だけでなく、子供向け、小中高校生向け、大人向けなど多くの人が集まるイベント
を並行して行う」「南陽市の多くの観光資源と横の連絡を密にしてタイアップして行う」「市内有
名店の出店をお願いしたらどうか」「花公園で開催し、ドリームランドで子供を遊ばせ、ハイジア
で入浴、上野でのフルーツの買い物などコラボレーションをどうだろうか」。そんなあれが出てお
りました。
  この間の新聞報道抜本的見直しを行い、すべて白紙から再検討するという報道がございました。
98回開催まであと7カ月ぐらいしか時間がないわけですけども、間に合うのでしょうか。お伺いい
たします。
○議長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  いろんな御指摘をいただきまして、大変ありがとうございます。
  3月17日というふうな日程をとらせていただきまして、実行委員会、役員会を開催をしながら、
98回の菊まつりをどのように改革をしていくのかというふうなことで検討する予定にしてございま
す。3月、4月までは、それを決めないと秋の菊まつりには間に合わないというふうなことでござ
いますので、秋の菊まつり開催までには間に合うような形で、第98回の菊まつりの内容、あるいは
会場、入場料、そういったすべてのことについて検討させていただきまして、進めてまいりたいと
いうふうに思っているところでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  実行委員の構成ですけれども、どういう方がなられているのか、ちょっとお伺
いをしたいと思います。
○議長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  実行委員のほうにつきましては、各団体、あるいは町内会、そういった方の推
薦をいただきまして、実行委員を決定させていただいております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  ちなみに、若い方となりますと、どういう団体の方がいらっしゃいますか。
○議長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  商工会青年部、あるいはJC、そういった方になろうかと思います。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  アンケートの中でもあったんですけども、もっと若い人を実行委員に入れてい
ろんな視点でやっていくべきじゃないかというあれもございました。いかがでしょうか。
○議長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  毎年、実行委員の組織は変わるというふうなことになっておりますので、98回
の実行委員会を組織するに当たっては十分検討させていただきまして、進めてまいりたいというふ
うに思っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  ぜひ頑張っていただきたいと思います。
  何か不満ばかりのアンケートだったんですけども、中にはいいのもありまして「最終的には市
民一人一人のまつりに対する意識を高めるしかないのではないか」、そういう意見もございました。
あと「議員が頑張れ」というのも2通ばかりございました。我々も頑張らなきゃとは思っておりま
す。ぜひ幅広く実行委員会、さまざまな会合を開いて、ぜひ今後に向けて頑張っていただきたいと
思います。
  それでは、次に移らせていただきます。
  学校林の伐採の問題ですが、そもそも最初のスタートはどういうお話だったのか、お伺いをい
たします。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  9月に片平議員からも決算委員会のときに御質問いただいておりますけれども、
5月の段階で地域の方からも吉野中学校の学校林の間伐された本数が予想以上に多いのではないか
ということで、我々のほうでも調査をしていたところでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  後世に美林を残すという観点から、間伐の届け出があったというふうに答えて
おりますけれども、それに間違いございませんか。
○議長  学校教育課長。
○学校教育課長  はい、おっしゃるとおりでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  その届け出というのはだれからあったのかは、おわかりになりますか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  学校林の場合、地権者の方、それから、地権者の方が、この場合、小滝の区長
さんということになりますので、区長さんのほうから協議書という形でいただいております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  教育次長が62年間、一生懸命育ててきて、きょうに至る学校林が後世に名を残
すような美林、それにふさわしいような間伐であったかどうか、再度検討しているというお答えが
ございました。再度検討なされて、これは間伐ではなかったと、そういうことで被害届が出された
んでしょうか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今、川合議員おっしゃるとおり、予定されている本数よりも伐採された本数が
多いのではないかというふうなことで、市の公共財産という立場にある学校林の樹木でございます
ので、そういったところで被害届を提出させていただいたと。
  これは、法令に基づいてというようなことになりますが、そのように御理解いただきたいとい
うふうに思います。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  あのときの答えで、金額的には発生しなかったという話でした。そうしますと、
今回、被害届を出されたということは、金銭的な被害もあったということで、御理解してよろしい
んでしょうか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  具体的な金額につきましては、ただいま警察で捜査中でございますので、その
捜査に影響を及ぼすおそれもあろうかと思いますので、お答えを差し控えさせていただきたいと思
います。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  これは市民のうわさなんですけども、被害届を取り下げてくれという話がある
と聞いておるんですが、それは事実でしょうか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  それはうわさというようなことだと思います。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  そういう事実はないということですか。
○議長  学校教育課長。
○学校教育課長  ございません。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  教育長、それでよろしいですか。
(「そのとおりでございます」の声あり)
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  現在、学校林を所有している学校は何校ありますか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今3月定例会に南陽市の学校基金の設置管理及び処分等に関する状条例の一部
改正というふうなことで、お話をさせていただいておりますけれども、新年度になりますと、すべ
ての小中学校で学校林を、学校基金ということですけれども、すみません、学校林ということでし
たですね、申しわけありませんでした。
  学校林という形になりますと、すべての中学校で所有するということになります。新年度から
ということになりますけれども、3つの学校で所有するということになります。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  今回、中学校統合になるわけですけども、それについてはどういうふうに所有
権が変わるのでしょうか。
○議長  学校教育課長。
○学校教育課長  この前、文教厚生常任委員会のほうでも議案を提出させていただいて、御可決
いただいたところですけども、廃校される学校ということになりますので、その学校の名称がすべ
てなくなってしまいます。
  ですから、新年度から新しい中学校の名前に変更するということで御理解いただきたいという
ふうに思います。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  そもそもその学校林というのは、例えば、学校を建てかえるときにその材木を
使うとか、そういうあれで私ども60年何なんとしていますけれども、中学時代植林をした覚えがご
ざいます。中川中学校を建てかえるときにその木を使うのかと思いましたら、今その材料は使わな
いんだということで、使いませんでした。
  学校を建てたその後にチップ材か何かで売ってしまったという経緯がありまして、今、中川中
学校の学校林にはそういう立派な木は多分ないと思います。
  吉野も今回そういうように切ってしまったんでないわけですけども、今後そういう需要がある
のかどうか、もし、ないのであれば、学校林を払い下げるといいますか、というようなことはでき
ないんでしょうか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  今の議員御指摘のとおり、さまざまな経過がこれまでの学校林にかかわってあ
ったということは承知をしております。また、木材の値段とかそういったものの関係で、なかなか
当初の目的を達成し得ないというような事実もあるようでございます。
  しかしながら、やはり、これからの子供たちのための環境教育、あるいは森林体験活動という
大変貴重な体験をする活動ができる場所でもあるというふうに認識しております。
  したがいまして、今、議員から御指摘をいただいております今後の方向性ということにつきま
しては、学校、それから土地を所有する方とのさまざまな協議をさせていただいた中で、具体的な
方向も検討していきたいというふうに考えているところでございますので、御理解いただきたいと
いうふうに思います。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  なかなか学校林の管理も大変だと思いますけれども、今回こんなような問題が
起きたわけですから、ぜひその辺は十二分に協議していただきたいと思います。被害届を出して、
まだ捜査の段階だということでございますので、ぜひ結果が出たときに議会で報告をしていただき
たいと思います。
  それでは、最後になりますけども、白竜湖の保全の問題でございますが、全く手をかけられな
いという、そういう状態であるということなんですが、私、今年に入りまして3回ほど見に行って
まいりました。
  とても景観などとは言いがたく、薄気味が悪くて怖いような気もする、それくらいの荒れ方で
ございます。一部、木道の修理等をやっているところもございました。それから、駐車場のところ
に朽ち果ててしまった木製のテーブルといすがございました。また、簡易トイレが老朽化しており
ます。半分傾いて非常に怖い、若い女の子なんかちょっと入れそうもないようなお手洗いとなって
おります。
  それから、白竜湖と書かれた大きな看板があるんですが、それが上のほうが壊れておりまして、
「白」に見えないような状態になっております。また、駐車場がでこぼこで、ちょっとした水が上
がると水没してしまうと。実際そういう状態なんですけども、何とか手のかける状態でしてもらい
たいと思うんですけども、全く何もできないということなんでしょうか。
  お伺いいたします。
○議長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  先ほども白竜湖の保全についてはいろいろ制約があるということを申し上げま
した。ごみ拾いなど環境美化運動については、何ら行って差し支えないわけでございますし、県の
指導もあります。県の天然記念物になっているということで、いろんな県も指導もございますので、
本来の姿を取り戻すためにやれる範囲内でやれるものはやっていくということで、環境浄化や景観
保全に重点を置きながら今後進めていきたいと思っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  景観保全と言っている割には何もできないんだということなんですが、とかく
古い木道であれ何であれ、湖にささったまんま朽ち果てている部分が大いにあるわけですね。そう
いうものを撤去するとか、せめて見た目でもって自然でこれでいいなというふうにしていかないと、
手を加えたものが残ってて、それがきれいに残っているならいいんですが、朽ち果てて残っている
と。
  赤い鳥居が1つあるんですけれども、その鳥居が何のためにあるのかも、ちょっと私わからな
いんですけれども、全く嫌な雰囲気しかないんですね。その辺、どうかぜひ現場へ足を運んでいた
だいて、私も同行します。これはやっぱり市民の財産として後世へきれいに残したいもんだと私は
思っております。
  その辺はどう考えられますか。
○議長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  やはり、これは県の記念物になっているということから、県の指導を仰がなけ
ればできないというような作業が数多くございますので、県の指導を仰ぎながら環境浄化、景観保
全などを推し進めていきたいと、そのように思っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  県の環境課へ電話して話をしたんですけども、今のところ何も市から上がって
きてないという話でした。気の長い話だとは思いますけども、いろいろなやはり問題をその都度、
県側と協議し、できることを実施していかなければ景観の保全は難しいと思います。どうか頑張っ
ていただきたいと思います。
  いよいよあと1カ月足らずで新しい中学校がスタートするわけでございます。生徒さん、また
親御さんも希望と不安の入り混じった気持ちでいっぱいかと思います。ぜひ多くの友だちをつくり、
学習に部活動にお互い切磋琢磨し、すばらしい中学校生活を送ってほしいものだと思います。
  私ごとですが、二十数年前、PTAの仕事をしていたとき、入学式に生徒の皆さんに送った言
葉がありました。今回、新しい中学校の生徒にまた送ります。
  こんな言葉です。「道端の隅でだれかに踏まれた名もない花をそっと起こしてあげる、そんな
優しさをどうか忘れずに」。
  質問を終わります。
  ありがとうございました。
○議長  以上で、5番川合 猛議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
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