平成22年3月12日(金)午前10時00分開議

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殿岡  和郎  委員長 髙橋   篤  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席議員(17名)
 1番 白鳥  雅巳  委員    2番 片平  志朗  委員
 3番 吉田  美枝  委員    4番 梅川  信治  委員
 5番 川合   猛   委員    6番 髙橋   弘   委員
 7番 板垣 致江子  委員    8番 髙橋   篤   委員
 9番 田中  貞一  委員   10番 遠藤  栄吉  委員
11番 松木  新一  委員   12番 漆山  鏗一  委員
13番 桑原   仁   委員   14番 小野 健一郎  委員
15番 佐藤   明   委員   17番 殿岡  和郎  委員
18番 小林  啓市  委員  
◎欠席議員(1名)
19番 渡部   敬   委員


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説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長         柴田 誠 副市長

樋口 一志 総務課長      堀  啓治 危機管理室長
                      (併)選挙管理
                       委員会事務局長

松田 直二 企画財政課長   山田 正春 税務課長

新野 甚吉 用地課長      伊藤 賢一 市民課長

斉藤 彰助 福祉課長      伊藤 圭一 保健課長

鈴木  聰 農林課長      髙橋 大吉 商工観光課長

土屋 喜重 建設課長      羽山 正一 上下水道課長

吉田 正幸 会計管理者    鈴木 俊雄 消防長

門間 利行 消防課長      大澤 俊逸 消防署長

三ケ山 岩男 教育長       猪野  忠 教育次長

長濱 洋美 学校教育課長   齋藤 洋一郎 社会教育課長

板垣 俊一 監査委員      大坂 剛司 農業委員会
               事務局長                                        事務局長

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事務局職員出席者

須藤 公一 事務局長      板垣 幸広 議事係長

安部 真由美 庶務係長     長沢 俊博 書記



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本日の会議に付した事件
 議第10号 平成22年度南陽市一般会計予算
 議第11号 平成22年度南陽市国民健康保険特別
      会計予算
 議第12号 平成22年度南陽市財産区特別会計予
      算
 議第13号 平成22年度南陽市小滝簡易水道事業
      特別会計予算
 議第14号 平成22年度南陽市育英事業特別会計
      予算
 議第15号 平成22年度南陽市老人保健特別会計
      予算
 議第16号 平成22年度南陽市介護保険特別会計
      予算
 議第17号 平成22年度南陽市出産祝事業特別会
      計予算
 議第18号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計予算
 議第19号 平成22年度南陽市水道事業会計予算
 議第20号 平成22年度南陽市下水道事業会計予
      算

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開議
○委員長(殿岡和郎委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は17名で定足数に達しております。
  なお、本日の会議の欠席する旨通告のあった委員は、19番渡部 敬委員1名であります。
  これより平成22年度各会計予算の審査に入ります。

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議第10号 平成22年度南陽市一般会計予算
○委員長  初めに、議第10号 平成22年度南陽市一般会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田直二企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第10号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願
いいたします。
  これより質疑に入ります。
  予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入について行います。
  第1款市税から第12款使用料及び手数料までの18ページから35ページまでについて質疑ござい
ませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  最初に、歳入の全体について質問いたしますが、御承知のように経済情勢が依
然として大変な状況にあると。そういう点で、地方自治体の予算編成も大変な中で、南陽市では22
年度予算が128億3,800万円と、前年度比で高くなっていると。しかも中学校、あるいは武道館、あ
るいは耐震等で六十数億円のお金を使うと、こういう状況の中で大変苦労して予算編成をしたんだ
なと、このように思うわけでありますが、それにしても私たちの暮らしや、あるいは農業、商店、
さまざまな分野で生活がどんどん進行していると。
  こういう中で、私は、第1点は雇用の問題でどう対応していくのかなと、このように思うわけ
です。
  さらに、先ほどちょっと申しましたが、中小零細商店、こういった方々の声をどういうふうに
反映させるのか、こういう点であります。
  それから、3点目は、農業の再生の問題であります。
  政権が交代いたしまして、所得保障とか、いろいろ苦労もされているようでありますが、しか
し、依然として米価の下落が続いていると、こういう状況の中で農業再生の問題、あるいは4点目
は社会保障全体の問題が事業仕分け等によって大変な状況を来していると、こういう状況が言える
のかなと思います。
  そういう点で、この南陽市を今回重点政策として、さっき申しました学校の問題とか、さまざ
ま網羅されているわけでありますが、市長の考えとして、全体としてどのようにお考えか、まず最
初にお尋ねをしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  基本的にはこの解決策というのは、景気の拡大以外にないのではないかというふうに思
っております。一人一人が働く場所がなければ、いかに財政的に援助しても、行政そのものが財源
不足で続かないということになりますので、社会の全体の景気というものを考えなければならない
と。そうすれば必然的に今委員が心配されたようなことは基本的には解決するというふうに思って
おりますので、私はそういう意味で非常に厳しい中にあっても、積極財政を組みながら、景気対策、
経済対策、そして雇用、さらには生活支援に結びつくような事業に結びつけたいと、こう思って取
り組んでいるわけでございますので、御理解いただきたいなと、こんなふうに思います。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  私思うんですけれども、歴代の自民党政治が、昨年の8月の総選挙で国民の絶
大な支持によって民主党政権が誕生したと。そういう中で、大分期待をしてずっと見てきたと、こ
の間ね。もう半年過ぎていると。こういう状況の中で、今、当初約束したことをさまざまな大きな
問題が出ているわけですけれども、先延ばししたりですね、そういったことも踏まえて、おくれて
いる状況を来しているんでないかと、こういうふうに思うんですが、確かに政治の転換はされたも
のの、依然として厳しい状況があると、こういうふうに思うわけですけれども、やはり国がきちっ
とした位置づけをしない限り、地方自治体も私はよくなるとは思えないんですね。
  ですから、きちっとした約束事を守っていくということが大事なのかなと、このように思うわ
けでありますが、市長はいかがお考えでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  戦後、昭和30年から自民党政治が続きまして、延々と60年以上もやってこられて、なか
なかそれでも簡単に我々の期待どおりということではなかったと。それに加えて、わずか半年そこ
らで、そこだけ長い間築かれたものを簡単に判定するということは非常に難しいことだろうという
ふうに思っておりますので、もうしばらく私としては様子を見ることが賢明ではないかと。
  ただ、国がはっきりしないから、地方は黙っておとなしく待っていればいいんだということで
はなくて、やはり従事している自治体として積極的に自分たちの地域は自分たちで守るぐらいの勇
気を持って対応していくことも大事ではないかというふうにも思います。
  もちろん国がしっかり対応していただければ、地方においてもまだまだ改善される余地はある
わけでございますので、そういった面については大きな期待をしながら見守りたいというふうに思
っております。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  確かにそういうふうなことも言えると思うんですが、今までずっと私も見てき
たわけですけれども、ここは市長も当然議員時代からもう30年近くやっているわけですから、ずっ
と見てきたと思うんですけれども、依然としてそういう状況が続いていると。
  それで、今日の新聞等の報道でもあるように国民健康保険の問題ですけれども、保険証が交付
されずに全国的には相当亡くなったり、病院にかかれずね、そうやって亡くなったり、そういった
状況が依然として増えていると。こういう状況が報道されているわけですけれども、やはりこうい
った生活苦。せんだっての一般質問でも申しましたが、政治というのは地域住民の生活と暮らしを
守っていくと、そういう原点に返った政治をとらない限り、そういうことがどんどん増えるのでは
ないかなと、私思うんですね。
  ですから、しっかりした南陽市の牽引役として、その辺しっかり頑張っていただきたいなと改
めて問いたいと思います。
○委員長  いいですか。
(「はい」の声あり)
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、13款国庫支出金から第14款県支出金までの34ページから49ページまでについて質
疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第15款財産収入から第20款市債までの48ページから65ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
  田中委員。
○田中貞一委員  第15款財産収入、1項財産運用について質問を申し上げます。
  過日の一般質問の中でも学校林の間伐の問題が質問されました。その質問の内容に答弁された
ほうは、うわさの中で被害届を取り下げてくれというふうなことを議員が質問したわけでございま
すが、一切そのようなことはないと、課長も教育長も答弁されました。
  しかし、私たちの調査の中では米沢市に会社を置いている広幡町の成島ですか、有限会社佐藤
林産の佐藤五郎さんが来庁し、被害届け後に来庁し、長濱課長及び濱田補佐の話をされたというこ
とでございました。
  その中で、この問題は非常に市の財産、それに係る市民及び当局側が被害者なわけでございま
す。決して教育委員会がどうのこうのというつもりはございませんが、ただ、議員の質問に対して、
その言葉じり及び言葉の不足の部分をとらえて、もう少ししゃべって教えてもいいものと我々は受
けとめるものを、その不足の部分をとらえて、話をしないということは非常に議会及び当局の間に
対して、非常に心情の悪いものが残ると、私は思います。
  我々、議員を務めさせていただいて、一般質問をするには、相当の資料を集め、証拠を勉強し、
そして文書をつくって夜昼惜しまず長い時間をかけて作成し、そして新人、私などはまだ2期目で
すけれども、その演壇で質問するときには小さな心臓がぱっかんぱっかんするほど興奮しながら質
問するんです。その質問者の言葉じりや言葉の不足だけをとらえて、それ以外絶対しゃべらないと
いう方式では、私は非常に不信感を抱かざるを得ないと思います。
  その中で質問を申し上げますが、この問題は決して、警察に被害届を出しているわけでござい
ますが、しかし、今までの経過はすべておっしゃられるわけでございます。
  今日の委員会は議事録の残る委員会でございますので、全協とは違います。しっかりといつ、
どこで、だれが、何を、どうして、どういうふうになって被害届を出したか、すべてここで最初か
ら教えていただきたい。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  前回の一般質問の中で、言葉じりをとらえたとか、言葉の不足というお考えの
ようですけれども、私どもといたしましては、当然事実をお話しすべきものである、ということは、
それだけ慎重に準備をされて御質問なされた言葉を不足とはとらえておりません。
  したがいまして、御質問いただいた件に対して、誠意を持ってお答えしたということで、これ
は御理解いただきたいと思います。
  それから、第2点目の経過ということでございますが、これは捜査中のことですので、概要と
いう形でのお答えにしかならないと思いますけれども、平成20年12月に、平成21年度から吉野中学
校が休校になるので、実際これまで六十数年間、地域の方々を初め、吉野中学校の生徒の皆さん、
保護者の方々、丹精を込めて育ててきた学校林の管理ができなくなるというようなことから、例え
ば立ち枯れというんでしょうか、そういったものもあったり、倒木もあったりする。したがって、
学校が存続しているうちに間伐を行い、後世に美林を残したいというようなお話がございました。
  そこで、教育委員会としてもそういうことであればというようなことで、同意をして回答した
ところでございます。
  その後、12月の段階で、その間伐作業そのものを学校が行うということでもなかなか大変だと
いうことで、業者の方と契約を行ったというところがございます。
  しかしながら、その契約をした業者の方が実際にはその間伐ができないというようなことで、
先ほど田中委員がお話しされた業者の方にお願いをしたというような経過があるということは聞い
ております。
  実際に12月中旬以降だと思いますが、間伐をされて当然雪が降って冬期間でございましたので、
我々も現地にその後確認というのは参っておりませんが、5月になりまして、これは平成21年の5
月ですが、地域の方から学校林の間伐した本数が予定よりも多いのではないかというような御意見
をいただき、早速我々も調査したということでございます。
  さまざまな聞き取りなども行いまして、10月の段階でどなたがどういう目的で予定よりも多く
伐採したのかは、我々の聞き取りの中では当然限界がございますし、そういった犯罪になるのかど
うかというようなことも我々の段階では判断いたしかねましたので、協議書の中に約250本という
記載がございましたので、それよりも調査した406本と、156本分がどなたかということは特定でき
ませんから、犯人不詳というような形で被害届を10月に南陽署のほうに届けたというようなことで
ございます。
○委員長  田中委員。
○田中貞一委員  犯人不詳ということで被害届を提出したと。犯人不明で被害届を警察に出され
たわけです。その後、よろしいですか。今、ここに議員の方、渡部委員さんいませんけれども、19
名の市議会の議員いるんですけれども、ほとんどの議員さんはその後、庁舎に切ったと思われる業
者が課長を尋ねて来庁しているということは話になっているんですよ。その点はどうですか。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  業者の方が来庁したという時期ですか。
(「来庁したかしないか」の声あり)
○学校教育課長  そういう事実はございます。
○委員長  田中委員。
○田中貞一委員  来庁されたと。
  そして来庁された方の人数、それからお話の内容、それから何分ぐらいお話しされたんですか。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  当然業者の方、その方が少し早めにおいでになりました。お一人で。そうです
ね、1時間半から2時間ぐらいだったと思いますが、お話がございました。
  その中身としては、直接どういう経過で被害届を提出したのかというような理由をお尋ねにな
りましたので、そういったことに対してお答えをしております。
  その中で、途中からですけれども、当時の吉野中学校の同窓会長さんも同席されました。
  以上でございます。
○委員長  教育長。
○教育長  その業者の方がお見えになったのは2月22日の月曜日、こちらの記載では9時45分こ
ろから10時45分ころの時間でございます。
  あと中身については、今課長が申し上げたとおりでございます。
○委員長  田中委員。
○田中貞一委員  そんな中で、当然被害届を出された当局に対し、それに携わったと思われる業
者の人がそうした面会を求めて、約1時間ぐらいにわたって、そういった話をされたということで
ございます。
  ならばですね、私思うんですけれども、一般質問で川合議員がそういうようなうわさがある。
それはどうかと言ったときに、実際そのようなことはないというのは、私は答弁はないだろうと思
うんですよ。
  いや確かに来庁者あったけれども、告訴、訴えを取り下げてくれということはありませんでし
たという返答ならば、我々は本当に良心的なお答えだなというふうに思うんですけれども、私ら一
般質問しても、言葉不足でも市長なんかほとんどそれを理解をくんでくれて、その部分まで答弁出
してくれてますよ。ほとんどの課長さんはそうですよ。市長も含めて。
  あなたの場合、そうでない。もうそんなことはありません。一言ですから、これは本当に敵対
的な言葉であって、我々に対して。我々だって、本当に川合君だって、非常に勉強して真摯に質問
されている。そういったことが私は信頼関係のもとになると思うんですよ。
  それはそうとしましても、ただ、この問題、警察が捜査中だということですけれども、とにか
く市民の人も非常に心配をされているわけでございます。やはり全協の場で報告したと、次長さん
も説明してあったんですけれども、あの場所は議事録に残りません。議事録に残るこうした場所で、
やはり丁寧な説明をもらいながら、我々もこういった問題に対して、本当に警察の捜査待ちという
ことになるんでしょうけれども、その全体像が見えないと、なかなか不安になるということで質問
させてもらったわけです。
  そのほか教育長、何か我々に対して、私の質問に対して答弁することありますか。
○委員長  教育長。
○教育長  先ほど課長が申し上げましたけれども、うわさというようなことは、やはり事実関係
がないと、なかなか単なるこういうふうなことがあって、こういうようなことでないかと、我々の
答えることあるわけでありますけれども、うわさは大いにひとり歩きするということもありますし、
特にこのたびは犯人不詳というようなことでございますので、さっきの話に戻って申しわけないん
ですけれども、うわさに対して軽はずみに我々はこうだというふうなことは差し控えていくという、
そんな思いでおりますので、前回のようなことになっていると思いますけれども、これは今田中委
員さんがおっしゃったように、こうこうこういうぐあいで、こういうような形でこういうようなこ
とはどうだと言われればですけれども、やはりうわさに対して、これからどういうふうに進むかわ
からない捜査でございますので、その辺を慎重を期して課長の答弁になったと、我々はとらえてい
るわけでございますので。
  以上でございます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、歳入について、これで終わりといたします。
  ここで暫時休憩をいたします。
  再開を11時15分といたします。
午前11時00分  休憩
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午前11時15分  再開
○委員長  休憩前に引き続き質疑を行います。
  次に、歳出に入ります。
  第1款議会費の66ページから69ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第2款総務費の68ページから109ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第3款民生費の110ページから141ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  第3款の民生費についてお尋ねしたいんですけれども、最初に福祉の問題であ
りますが、せんだって、私、子育て支援等について何点か質問したんですが、今度国でも母子家庭、
あるいは父子家庭等に対して、母子加算の復活とか、あるいは父子家庭に対する援助策と、こうい
うことで国も力を入れてきたわけですけれども、そこでお尋ねしたいんですけれども、これはどこ
の自治体でもあると思うんですけれども、生活つなぎ資金といいますか、この利活用について今増
えていると、こういうようなお話を聞いているんですけれども、南陽市の実態について、どうでし
ょうか。わかりますか。
○委員長  斉藤福祉課長。
○福祉課長  今の御質問については、つなぎ資金ということで、融資の話ですか。
(「そうです」の声あり)
○福祉課長  そういった福祉のつなぎ融資については、社会福祉協議会のほうが所管しているわけ
なんですが、その中で例えばお子さんの学校に入れるためとか、いろんな用途がございます。それ
については各県社協との、上部組織が県社協があって、市の社協があってというふうなことでやっ
ておりますが、それについてはむしろ今御質問のつなぎの融資というふうなことで、例えば住宅の
アパート代とか、そういった国の雇用対策、経済対策というふうなことで、非常にエリアが広まっ
てきているというふうなことで、社協のその部分の融資についてはそんなに増えてはおりません。
むしろほかの部分での手厚い制度に基づいての申し込みがあるというふうなことでございます。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうすると、生活に困窮している方々の対策として、別なメニューでやってい
るということで理解していいんですか。それともこういうふうなつなぎ資金の制度があるんですけ
れども、余り利用者がいないということなのか、その辺どうでしょうか。
○福祉課長  これはたしか6月の常任委員会ですか、総務常任委員会のほうに私どものほう、福
祉のほうが呼ばれて御説明申し上げましたが、その従来の、先ほど申しました社協でやっているそ
の融資等々については、貸しやすくしたと。従来は保証人とか、そういうことの条件を緩和して借
りやすくしている、あるいは期間を伸ばしているというふうなことでやっている。
  そのほかに先ほど申し上げましたように、住宅とか、あと別の制度として、一括して60万円貸
し付けるとかというふうないろんなメニューが出てきておるので、その人に合ったような融資をし
ているということで、総量では増えている、また借り手も増えているというふうなことで、先ほど
御質問いただいた社会福祉協議会でやっているそのものについてはそんなに増えてはございません。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  さっき課長が総務常任委員会で昨年の6月議会に行って報告したということは、
私も総務常任委員ですけれども、ちょっとこれ記憶にないんですけれども、これは別にしても、そ
れぞれ条件に合った形で融資をすると、こういうことだと思うんですけれども、やはりこういった
ものを広く知らせていくと、こういうことも大事なのかなと。
  それで、今全国各地でそういう方向でやっているようですけれども、さっき課長がおっしゃる
ように、やはり一人一人の条件も違うわけですけれども、こういった条件に合った方向でさまざま
な方法で知らせて、そしてこういうのもありますよ、ああいうのもありますよと、こういうことで、
ぜひ広く市民の方にお知らせをしていただきたいと、このように思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長  課長。
○福祉課長  先ほど申しました総務常任委員会ではなくて、産業建設でございました。
  その折には商工サイドでいろいろやっているそのものに合わせてということで、なお、その制
度については大変立派なパンフレット等もできて、それについても配布し、あと公共施設に備えて
ございますので、なお、その資料については後ほど御提出いたしますので、よろしくお願いいたし
ます。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  今、佐藤委員に関連なんですが、その貸付金等をどのくらいの人が、何人ぐら
いの人がどのくらいの金額をお借りしていますか、トータルで。
○委員長  斉藤福祉課長。
○福祉課長  今の御質問なんですが、実は3月末に社会福祉協議会の理事会等がございまして、
そこの席で報告を受けるというふうなことになっております。今まだ集約中というふうなことであ
りますので、その内容についてはもう少しお待ちいただきたいと思います。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  今現在で結構なんです。3月でなくて。
○委員長  斉藤課長。
○福祉課長  従来、福祉課長が社協の常務を兼ねておったものですから、随時報告があったんで
すが、現在随時報告はその内容についてはいただいておりませんので、御了解いただきたいと思い
ます。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  市民の方から聞いたんですが、貸付金、滞納になっているというふうな話を聞
いたことがあるんですが、今現在進行中の貸付金ですから、わからないということはないと思うん
ですが。
○委員長  斉藤課長。
○福祉課長  先ほど申しましたが、その貸付金は県社協を通じてのもので、市を通過しない、全
く別のルートというんですか、そういった性質なものですから、報告はその点については受けない
というふうなことでありますので、なお、その点についても入手次第、資料については御報告した
いというふうに思っております。
○委員長  ほかに。
  片平委員。
○片平志朗委員  今のことに関連してですけれども、その生活資金の申し込んだ市民方から私の
ほうに寄せられたお話なんですけれども、今、課長さんが言われたとおり、保証人とか貸しやすい
ように緩和しているということをお聞きしているんですけれども、相談に行って申し込みに行った
ときに、当然民生委員のいろんな意見書等も必要だというふうに聞いていますけれども、書類の提
出がすごく厳しいというか、例えば実際その方がどういう生活をしているのか、どこまで追い詰め
られているのか、それを調べるためなんでしょうけれども、ガス代の領収書を持ってこいとか、電
気代の領収書を持ってこいというふうに、かなり書類上厳しいと聞いているんですね。実際その辺
どうなんでしょうか。
○委員長  斉藤福祉課長。
○福祉課長  今、御質問の生活福祉基金貸付制度の御案内というのは、こういうパンフレットな
んですが、これも山形県の社会福祉協議会を通じて、その貸し付けをやっているというふうなこと
で、このかかわりについては先ほど申しましたように、社会福祉協議会が独自にやっているという
こと。
  ただ、生活にお困りの方については、うちのほうは生活保護所管というふうなことで、職を失
った方とか、そういった経済的にお困り、あるいは病気、そういったものの御相談を受けた場合に
ついては、ある場合についてはこちらを御紹介するというふうな、そういった道筋で対応しており
ますので、御理解いただきたいと思います。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第4款衛生費の140ページから155ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第5款労働費の156ページから159ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第6款農林水産業費の158ページから177ページまでについて質疑ございませんか。
  片平委員。
○片平志朗委員  173ページ、6款農林水産業費の2項林業費、2目の林業振興費のその中の松
くい虫防除事業費についてですけれども、これに関して何点か質問させていただきます。
  現在の被害木の数、及び今まで伐採されていると思いますけれども、そういった伐採した数、
何本くらいあるか、わかりましたら教えていただきたいと思います。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  本年度、松くい虫につきましては572本ほど処理してございます。昨年につきまし
ては471本ほど処理してございます。
  過去でまいりますと、57年以降ずっと累計でございますが、金額でいきますと1億5,600万円
ほど本年度まで対策費として使用してございます。
  以上でございます。
○委員長  片平委員。
○片平志朗委員  そこで、今まで松くい虫防除の防除費として19年度の決算ベースでは262万円
ほど、それから20年度では278万円ほど、21年度は300万円ほど防除に使っているわけですけれども、
今年度は20年度の予算を見ますと100万円と、一気に半分以下というか、3分の1近くも減ってい
るんですけれども、それは何か理由があるんでしょうか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  松くい虫につきましては、本市では57年以降から対策を行っております。全国的に
いいますと、30年代から出ておりまして、54年が全国的なピークとなってございます。県内では平
成15年が被害のピークということで、その後、毎年減少しておりまして、20年度の調査では15年当
時の54%まで被害面積が減少しております。
  また、近隣町村では一昨年より名所旧跡等の保全すべき地域のみを対象にした防除に切りかえ
ておられます。
  本市といたしましても従前から4つの地区で防除を行っておりますが、一つの地区につきまし
てはほとんど松の木がないような状況にまでなってしまいました。県のほうでも緑環境税の充当に
よる対策事業、県の保安林の保育事業等々でも手当がなされるということになりましたので、この
ような金額にさせていただいたところでございます。
  以上でございます。
○委員長  片平委員。
○片平志朗委員  その事業の効果は今だんだん減少しているということで、それらは被害木を結
局伐採して、だんだん松の木が少なくなってきているからということをおっしゃられておりますけ
れども、松くい虫そのものの存在というものはどうなんでしょうかね。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  松くい虫そのものはなくなってはいないかと思いますが、現在のところ松くい虫が
一番増えているというのが青森県だそうでございまして、どんどん北上していると。従前は中京地
方、南のほうだったんですが、どんどん温暖化によってのせいなのかわかりませんが、北上してき
ております。このままの推移でいくと、ますます少なくなるだろうと。
  また、若い松の木にはつかないという特性もございまして、今後、被害量はますます減少して
いくのではないかということで思っております。
○委員長  片平委員。
○片平志朗委員  だんだん被害木の数も当然他の、まだ被害のない県へ移っているというような
お話ですけれども、今後の対策として、どういうふうに考えられていますか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  本市といたしまして、従前から4地区を対策地域と設定しておりまして、そちらに
ついて、今後とも中心的に国庫補助等々をちょうだいしながら、続けていく考え方に間違いござい
ませんので、御理解いただきたいと思います。
○委員長  片平委員。
○片平志朗委員  蒲生田山でもそうですけれども、昔はあこそはマツタケの産地でありまして、
松の木が元気よくあったわけですけれども、あれ今、討伐してほとんどないんですね。それでまだ
討伐されない太い松の木が倒れそうになって、あるいは倒れて無残な姿をしているわけです。
  ですから、これ確かに松くい虫の防除に関しては、もう既に倒れかかっている、虫に侵された
木を切るということ自体そのものはいいんでしょうけれども、山の景観が非常にだれが見てもおか
しいんであって、同時に切るということとあわせて山の保全というか、そういったことも考えてい
ただきたいと。またそこに松の木を植えろというわけではないですけれども、何かうまい方法はな
いんでしょうね。その辺を少し景観も考慮していただきたいというふうに要望して、質問を終わり
ます。
○委員長  要望だそうです。
  ほかに質疑ありませんか。
  松木委員。
○松木新一委員  今の2項の林業費に関連してですが、松くい虫関係については、ピークは過ぎ
たわけですけれども、今度ナラ枯れが非常に増えてきているというようなことで、これらについて
も、ナラ枯れもやはり古木、太い木がそういう虫に侵されるのが多いと。これも要するに木材等と
か燃料とか、そういう関係で、非常に山に人が入らなくなって、管理をしなくなったというような
ことで起こっているのも一因ではないかと思うわけですが、今現在南陽市のナラ枯れの状況はどの
ようになっているでしょうか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  ただいま御質問のナラ枯れの被害木につきましては、昨年の11月末、根雪になる前
でございますが、現在でございますと民有林で777本、国有林で52本、合計823本ということで、少
しずつ増えております。
  以上でございます。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  山へちょっと上がっていっただけで、要するにこの本数、今調査でわかってい
る本数などについては、多分ピンクのテープを巻いてある木かなと思うわけですが、そのほかにも
たくさん、ちょっと山に上がっていくと目立つというような状況下にあります。
  そういう中でこの方法についてナラ枯れの今年度の調査予定と、これのナラ枯れに対策として
どのような、例えば伐採なのか、前にも片平議員のほうからもお話ありましたホルモンの関係とか、
いろいろどのような対策をなされるんでしょうか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  本市といたしまして、ナラ枯れにつきまして、県の補助をちょうだいしながら、薬
剤幹注の方法と、松くい虫と同様に虫が移動しないように伐倒しながら、くるんでしまって飛散を
防止するという2つのやり方を22年度も行いたいと存じております。
  ただ、県の事業のほうでは県内全域にナラ枯れが発生しまして、21年度まで行っておりました
被害地先端地対策というものを根本的に見直しまして、保全する地域を指定して対応しなさいとい
う形に県のほうでは直しましたので、それに伴いまして、南陽市では3地区を重点地区としまして
対応してまいりたいと存じております。
  その場所につきましては、1点目が梨郷、龍樹山周辺、金山の県道の西側周辺、赤湯の十分一
山一帯等々を重点地域にしまして、対応を講じてまいりたいという考え方を持っているところでご
ざいます。
  以上でございます。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  なかなか松くい虫等同様、全体的なもので、それを防止しきれないというのが
現実ではないかなと思うわけです。やはり燃料革命等で変わってきて、みんなが山に行って民間で
管理をしなくなったせいが非常にあるわけなので、その辺山の大切さといいますか、木の大切さ、
自然の大切さ、そういうところを教育面といいますか、そういう面でも、ちょっとこの前学校林の
話もありましたが、そういう山の大切さというようなものをPRしていただいて、できる最小限の
対策は経過を見ながら、していただく方法しかないかと思うんですが、やはりその辺の山の大切さ
というものを今後広めていっていただきたいなと思います。その辺についてはよろしくお願いした
いと思います。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  髙橋委員。
○髙橋 弘委員  6番。
  6款1項の7目ですけれども、地域農政推進対策費ということで、項目ありますけれども、今
農業そのものが非常に衰退してきているというか、そしてまた後継者もなかなか育たない、そうい
うような時代なわけですけれども、ここの予算的な数字を見ますと、前年よりも400万くらい減に
なっているわけですけれども、もう少しこういう農業対策というか、そういったものに力を入れて
いただきたいと、こういうふうに思いますけれども、農林課長、どんな考えをお持ちでしょうか。
○委員長  鈴木農林課長。
○農林課長  地域農政のほうの、特に担い手対策につきまして、こちらには載っておりませんが、
地域担い手総合支援事業という事業がございまして、副市長が会長になって、関係機関でつくって
いる団体でございます。こちらのほうに国のほうから真っすぐ来る助成金がございまして、21年度
の場合、ざっと5,000万円ほど事業補助金が来ております。
  つい先般、こちらにつきまして、22年度につきましては協議会事業でなくて、直接でなくて、
市町村を通した事業にかえるという、国からの通達が来ておりまして、こちらについては6月補正
等々でかえさせていただくことになろうかと思いますので、事業費が極めてどんと増えるような形
になろうかと思います。
  そのようなことで担い手対策につきましては、力を入れておりますので、御了解のほどお願い
したいと存じます。
○委員長  髙橋委員。
○髙橋 弘委員  ただいま5,000万円ほど国のほうからお金が来るということでございますけれ
ども、県そのものもやはり農業というものに非常に力を入れているというような時期でございます
ので、どうか国ばかりだけでなくて、県のほうからもひとつ助成などをいただいて、もう少し農業
の活性化に向けた取り組みをお願いしたいというふうに思います。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費の176ページから185ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  第7款の商工費ですが、176ページ、前にも商工観光課長にお聞きしたことが
あるんですが、御承知のように金融円滑化法案が成立して、そして、それを受けて亀井大臣は借り
手の方々の返済負担が重くのしかかっていると。それを何とか借り手が安心して利活用できるよう
にと、こういうふうなことで中小零細企業に対して、ある一定の方策を示したと、こういうふうに
言われているわけですけれども、こういった状況の中で南陽市として各金融機関等に対して、どう
いう対応をしたのか、その1点、最初にお聞きをしたいと思います。
  それから、もう1点でありますが、中小企業、あるいは零細企業の経営を維持するために、固
定費用に対する援助対策ですか、こういったものがあるわけですけれども、この対策に対して無利
子の方法で何とかならないものかと、こういうふうな声があるわけですけれども、その辺どういう
ふうにお考えか、お尋ねしたいと思います。
○委員長  髙橋商工観光課長。
○商工観光課長  金融安定化法案につきましては、非常に賛否両輪はありますけれども、当面必
要という場合については非常に安心できる制度だというふうに思っております。
  今回は、南陽市で中小企業の信用保険法第2条第4項、第5項ということで、緊急融資30兆円
ということで、融資の認定を行っているというふうな状況でございますけれども、これについては
20年11月からずっと今も続いております。
  11月からになりますけれども、11月から年度末まで、20年度でございますけれども、64件ほど
認定をさせていただきました。認定額は14億1,700万円、21年度に入りまして1月27日現在までで
ございますけれども、100件の認定、金額にすると19億3,200万円の認定を行っております。合わせ
ますと164件で33億4,900万円の認定をしてございます。これすべて融資実行されたというふうに思
っております。
  したがいまして、これらのセーフティーネット関係、あるいは緊急融資関係については非常に
よろしいのではないかというふうに思っております。
  今回、猶予をしていただくという点につきましては、既に金融機関も御存じでございますので、
各金融機関等に企業のほうから申し出るということになろうかと思いますので、その点については
金融機関のほうで対応していただくということになろうかと思います。
(「もう1点ある」の声あり)
○委員長  融資の件ですよね。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  課長おっしゃるように、合わせて約33億5,000万円と、しかも164件ということ
で、非常に金額も件数も増えていると、こういう状況だと思うんですが、年度末、あるいは何とか
今年は乗り切りたいと。毎年毎年皆それぞれ思っているわけですね。今年こそは、正月になってく
るとね、今年こそはうまくやらないとか、何とかさんないと。
  やはり資金繰りが一番問題になるわけですから、そういった意味で、これについてはしっかり
やっていると思うんですけれども、ぜひ今後の対策も一層強化をして、中小零細企業が安心して経
営ができるような方策をひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費の184ページから199ページまでについて質疑ございませんか。
  片平委員。
○片平志朗委員  199ページの8款土木費5項の住宅費の中の昨年度から実施されております持
ち家住宅建設助成金についてでありますけれども、これは市内の住宅用の建設の活性化に一役担っ
ているというふうに思いますけれども、最初大変な好調でありましたけれども、21年度は当初1,50
0万円、それから補正で1,000万円と、合わせて2,500万円ですか、総工事にしますと5億の総工事
費ということで、今までその実績について、どの程度使われて、何件くらいあったのかお尋ねした
いと思います。
○委員長  土屋建設課長。
○建設課長  持ち家住宅の建設助成金制度についてでありますが、その執行状況について御報告
を申し上げます。
  ただいま議員のほうからお話しありましたように、大変好評でありまして、当初予算1,500万
円でありましたが、6月の議会で1,000万円の追加補正をお願いいたしまして、2,500万円の総予算
で現在執行しているものでございます。
  現在までの執行状況につきましては207件の申請がございまして、これに対して2,250万5,000
円の交付決定を行っておりまして、予算額に対する執行率は約9割というふうなことになっている
わけであります。
  工事種別の中ではいろいろあるわけでありますが、最も多いのは設備の改築というふうなこと
で、トイレ、あるいは洗面所、浴室、こういうふうなところの改築に86件ほど使われておりまして、
全体の41%くらいがこれで占めているというふうな状況でございます。
  なお、助成金の対象工事費のベースでは4億5,010万円というふうなことになるわけでありま
すが、総工事費のベースでいきますと、11億4,250万円というふうなことになってございまして、
この施策によりまして、市内の経済活性化にも大きく寄与できたものというふうに考えているとこ
ろでございます。
  以上です。
○委員長  片平委員。
○片平志朗委員  年度末ですけれども、9割方ほぼ消化されているということで、工事分野に至
っては、やはり設備の分野が圧倒的に多いということなんですけれども、そういった工事をする人
のニーズに合わせて、今後同じ内容で、22年度も1,000万円予算化されていますけれども、同じ内
容でいこうとしているのか。またさらに今までのいろんな反省点から何か考えていらっしゃる点が
あればお聞きしたいと思います。
○委員長  土屋建設課長。
○建設課長  採択条件、基準でございますが、当初少し変えてというふうなことも中では検討し
たわけでありますが、現制度の中が一番いいというふうな声も大変多くございまして、来年度もぜ
ひ今年度と全く同様の内容で取り組みを行いたいというふうに考えているところでございます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  197ページの土木費ですが、新潟山形南部道路の関係でありますが、南陽市の
関係では梨郷まで立派な道路がつくられまして、渋滞の緩和等を含めて、スムーズな流れの中でド
ライバーが通行していると、こういう状況あるわけですけれども、今後どのような形で進捗される
のか、その辺お尋ねをしたいと思います。
○委員長  土屋建設課長。
○建設課長  新潟山形南部連絡道の件でありますが、これについては、市内においては昨年の3
月に赤湯バイパスというふうなことで、高畠の深沼から竹原まで7.2キロ区間が供用開始をされて
いるところでありまして、その引き続きの梨郷道路というようなことで、同じく昨年の3月13日に
事業化の決定を受けました。
  これを受けまして、これは南陽市だけでなくて、御承知のとおり川西町、長井市までも及ぶも
のでございまして、同じ7.2キロ区間というふうなことになるわけでありますが、昨年度は1億円
の予算の中で調査設計等が行われているようでありまして、今年度は、昨年度といいますか、今年
度でした。大変すみません。22年度におきましては、現地のくい打ち等も入りたいというふうな国
土交通省の意向のようでありますので、私どもといたしましても、ぜひ早急に完成するように取り
組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上であります。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  松木委員。
○松木新一委員  8款の土木費に関してですが、施政方針の中にも記載していただいています梨
郷治水の河川の改修というようなことで、今現在工事を進めていただいているわけですが、その辺
につきましても始めるに当たっても地元に対する全体事業やら用地やら、いろいろなことで、説明
会等も何回か行っていただいて、事業を進めていただいているわけですが、今年雪が少なかったと。
また冬の気温も高いというようなことで、今も融雪、早い時期から融雪も進んでいるような部分も
見える中での工事でございます。
  ようやく仮設道路のほうが通行できるようになりましたが、それらの工事の今後の進捗につき
ましてはどのようになっているでしょうか。
○委員長  土屋建設課長。
○建設課長  梨郷治水の関係でございますが、梨郷下巻地内、ちょうど堤防から踏切までという
ようなことで、500メートル区間、ちょうど無堤というふうなことになっておりまして、豪雨出水
時においては家屋への浸水等もあったというふうなことで、ここの堤防築造につきましては長年の
懸案であったわけでありますが、このたび国土交通省さんの特段のお計らいによりまして、現在施
行を進めていただいているものでございます。
  あわせて、隣接します県道の改修というふうなこともあるわけでございまして、国・県あわせ
まして、連携をとりながら施行に入っていただいているところでありますが、国の考えといたしま
しては、当初何としてもやはり融雪前の完成に向けてというふうなことで努力していただいた経緯
はあるわけでありますが、現在の進捗状況から見ますと、6月ころまでかかると。ただ、6月いっ
ぱいくらいで何とか終わしたいというふうなことで、御報告をいただいているところでございます。
  以上です。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  ただいま課長のほうから御報告を受けたとおりで、地質的な関係等もあって、
やはり若干予定よりはおくれているというようなことと思っています。
  あわせて、今も課長のほうからお話しありましたわけですが、あわせて県道の改修もしていた
だいているというような中で、そちらについてもまずよろしくお願いしたいなと思っているわけで
す。
  先ごろ学校、教育委員会のほうからもお話ありましたが、中学校統合において通学バスという
ようなこともあって、そのルート等の関係もあるわけでございますが、あわせてこの県道の改修と、
そして平成20年度になろうかと思うんですが、やはりそこの巻地区のフラワー長井線の改修、それ
らについても今どのような方向性になっているのかをお聞きしたいと思います。
○委員長  土屋建設課長。
○建設課長  県道改修にかかわるフラワー長井線の踏切、第7梨郷踏切のことかというふうに思
うわけでありますが、現在、今年度中に県道改修するというふうなことで発注済みの区間は堤防に
隣接している部分500メートル区間のみでありまして、平成22年度に改めて踏切改修に大体5,000万
円くらいかかるというふうな見積もりもあるようでありますので、それについては平成22年度のな
るべく早い時期に取り組んでいただくというふうなことで計画をいただいているところでございま
す。
  当然、中学校のバスの運行経路になっているということは十分承知しておりますので、その辺
になるべく支障のないような形で、連絡、施行します県、あるいは地元との調整役を果たしてまい
りたいというふうに考えております。
  以上です。
○委員長  ただいま質疑中でありますが、ここで暫時休憩といたします。
  再開は午後1時といたします。
午後12時00分  休憩
───────────────────
午後 1時00分  再開
○委員長  再開いたします。
  休憩前、土木費の質疑中でございましたが、引き続き行います。
  松木委員。
○松木新一委員  先ほど質問中で休憩というふうになってしまいましたので、一言だけお話しさ
せていただきたいと思います。
  先ほど私、中学校統合に伴う学校の通学バスの路線と申し上げましたけれども、今回はそうい
うようなことで、県道の関係やら踏切が狭いというようなことで、実質的に通学ルートは川西を通
るルートになっているわけですが、やはりよその町を通らないで済むようなルートをセットしてい
ただくために、やはり県道改修やらぜひフラワー長井線の踏切改修をぜひしていただきたいなと思
うわけです。
  ただ、実質フラワー長井線、鉄道そのものの経営が非常に逼迫している中で大変なところでは
ございますけれども、そういうことも考えていただいて、ぜひそちらのほうの工事のほうの推進に
ついてもよろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
○委員長  そのほかございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第9款消防費の198ページから209ページまでについて質疑ございませんか。
  髙橋委員。
○髙橋 篤委員  先日、一般質問でも消防広域化について、市長のほうからも御答弁をいただき
ました。
  それで、置広組合の中に2市2町、米沢、南陽、高畠、川西で消防広域化準備室を設け、広域
化に向け進めていくという御答弁いただきました。
  そこで、今までは置賜行政組合が3市5町で行っているわけでありますけれども、今回置広組
合の2市2町で行うということは、今日ここに予算書を見せていただいていますけれども、予算と
いうものはないのでしょうか。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  消防の広域化については、委員御指摘のように3市5町という枠組みがなくな
りまして、今2市2町のほうで検討しておるというようなことでございます。
  これにつきましては、2月の理事会に決定なり、その後の全協で確認になったわけでございま
す。
  ここの今回の予算につきましては、3市5町の枠組みで進むものだというようなことで、3市
5町分の分担金として、ここに掲載しております。
  ただ、今後2市2町になった場合、まだ分担金のほうの構成市町も違いますので、かかる経費
のほうについても精査する必要があるということで、改めて予算のほうに計上するということにな
るかと思います。
  また、置広のほうの事務局が、置広のほうの理事会が当然トップの理事の決定機関としてござ
いますが、その下に理事協議会というものを設けまして、2市2町の理事者で協議をすると。その
後に理事会のほうで最終確認をして事務を進めるという進め方になるのかなと思っております。
  以上です。
○委員長  髙橋委員。
○髙橋 篤委員  はい、わかりました。
  それで、この2市2町で、これから準備室を設け進んでいくわけでありますけれども、メンバ
ーの方々というのはどんな形になっていくのか。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  準備室のメンバーでしょうか。
(「はい」の声あり)
○企画財政課長  私、今お聞きしているところは米沢からと南陽から、あとはプロパーの職員、置
広のですね、プロパーの職員2名というようなことをお聞きしております。
○委員長  髙橋委員。
○髙橋 篤委員  私の質問が悪かったのか、例えば米沢から市長、また消防長とか、そのメンバ
ーをお聞きしたいんです。この置広の中に入る。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  理事協議会になれば、当然理事者で米沢の首長、南陽の市長、あと川西、高畠
の町長になります。理事協議会はですね。
  あとその下に当然事務方で進める組織もございますし、それは消防長の会議、あとは財政が伴
うものであれば財政課長ということになります。
  その下には専門部会、今まで構成しておったような専門部会がおのずとまだ同じように出てく
るのかなと思っております。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  今、髙橋委員の質問のことについてなんですが、もうちょっと詳しく、最初、
3市5町、今回2市2町という枠組みが、もうちょっと詳しく教えてください。どうしてなったの
か。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  このことにつきましては、一般質問のほうでも答弁しておりますので、重複す
ることになるかと思いますけれども、西置賜のほうにつきましては、消防の環境が既に広域のほう
の、1市3町の広域のほうに進んでおるというようなことで、あちらについては長井市さんが本部
で、あとは白鷹、飯豊、小国が分署になっております。ある程度の広域化のほうの形態をつくって
おられます。
  うちのほうは米沢、南陽、川西、高畠ということで、おのおの署を持っておるということで、
西置賜のほうかの意見として、まず東置賜のほうがもう少しスリムになってから、一緒になったほ
うがいいんではないかと、そういうようなことが出されております。おのおの消防が常備消防とい
うか、専門的な消防が生み出されてきた経過なんかが違いまして、認識の差がそこら辺にあったの
かなと思っております。
  以上です。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  ということは2市2町ありきでなくて、私は思うには西置賜、6万人ちょっと
ですね、人口。東置賜で7万7,000人くらいなんですが、米沢9万人ですか。とりあえず東置賜で
という枠組みは考えられなかったんでしょうか。
○委員長  松田課長。
○企画財政課長  消防庁のほうの指導、あと県のほうの指導なんかもございまして、おおむね30
万人規模というようなことで、広域化を図るというようなことから、置賜につきましては地理的な
条件、歴史的な条件もあるのかどうかわかりませんけれども、30万人には達しておりませんけれど
も、23万人で30万人未満でありますが、そこを一区切りの広域化のほうにお願いするということで、
県のほうでも、そこら辺のほうの県内の指針として決定しておりましたので、その方向を強く要請
されたというようなことから、検討してきたわけでございます。
  以上です。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  今のはちょっと答弁になっていないと思うんですが、私言うのは6万人ちょっ
との西置賜が広域化、東置賜の7万7,000人の人口を持っているところで、何で広域化できないで
すか。その辺、課長、きちっとお答えください。
○委員長  市長。
○市長  今回の県の基本方針の中にあります市町村の消防の広域化に関する基本方針というのが
出ました。
  それでは、消防長の指示によって約30万人をめどにするということで、新しくする場合であっ
て、既に西の皆さん方におかれては数年前から広域で消防もやっているし、そのほか消防以外のも
のも広域でやっているものもあります。そんなことで既にやっておったと。
  それで、大分現在ではスリムになっているというようなことで、当面3市5町でやっても自分
たちにメリットは少ないというようなことで、まずだめになったということですね。だめになった
理由は。
  それで、国のいろいろな制度、有利な制度、あるいは県の指導、協力、こういったものを30万
人規模ということですから、3市5町置賜一つでなければできないと、最初はそういうふうな県の
指導であったんですが、今回、破綻になって、2市2町、東南置賜でやるような場合でも御協力す
ることにやぶさかでないというような答えを引き出したがゆえに、それではこれからのことを考え
れば、特に川西にあります病院を初めとする高層ビルなども多くなっているし、最近は自然災害も
頻発化している。あるいはそういったことに与える影響、あるいは景況、さまざまなことを考える
と、単独でやる東南置賜2市2町では維持できないのではないかと、これは職員の数を見ても明ら
かに効率性が悪いというようなことで、個々にありますから、なかなか南陽市は50名の定数になっ
ていますが、ローテーションをするにも何するにも非常にまずいと。こんなことがあって、さらに
高畠、川西においてはもっと大変だというようなこともあります。
  その割には1市2町の人口というか、職員数を足せば、米沢よりもはるかに多いというような
ことで、経済的にもなかなか厳しいので、何とか2市2町でやることに協力をというふうな運びに
なったわけで、それで県と国からそういう制度も何とかなるだろうというようなことになったので、
2市2町、それを小さくすることについてはせっかく広域化するわけですから、南陽、東置賜だけ
ということになると、余りにもメリットが少ないと、こういうことで、できるだけ広域化ですから、
米沢を除いてというのはちょっと合理性でないというようなことになるのではないかと。米沢にし
かないですね、今、はしご車なんていうのはね。
  そうしますと、今言ったように高層ビルが多くなっている昨今でございますから、そういった
ものを含めてやる。あるいは経済的なことを考えると、やはりより多くの自治体と手をつなぐほう
が経済的にも、あるいは効率的にも非常に便利だということで、最小限というか、もうそれより大
きくできないわけですから、西のほうは断られたわけですから、それよりもなるべく大きくすると
いう意味で、2市2町、これより大きいのはないので、最大公約数をとったということではないか
なというふうに私は思っていますし、今考えられる方法としては最大の方法だというふうに思って
おります。
  もう少し東南置賜のほうの広域化が軌道に乗って、職員数なども当初の計画にのっとって減っ
ていけば、最終的には3市5町ということもあるのではないかと。そういうふうなニュアンスを残
しながらの今回の白紙ということになったので、何年か後には再度一本化ということになるのでは
ないかと、こんなふうにも期待をしておるところです。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  私が言いたいのは、最初、私小学校のころ東置賜郡宮内町でした。市長の大好
きな駅伝をするにも東置賜で出ていると思うんです。
  人数からいったら、東置賜のほうが西置賜より人口が多いわけです。とりあえず将来的には置
賜全部というほうが、やはり30万人という国の方針でいいと思うんですが、とりあえず1市2町く
らいでやっていったほうがコンパクトでいいと思うんですが、その辺どうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  さっきも言ったように、制度上の制約があってできないと、ぎりぎりそのぐらいの規模、
そのぐらいというのは2市2町の規模だから、何とか制度活用できますよと。有利な制度を活用す
ることができますよということなので、御理解いただきたいと思います。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  それを言ったら、西置賜はどうなるんですか、規模から。
○委員長  市長。
○市長  さっきも言ったように東と違って、西のほうは前からあるのよ。今回の制度でなくて、
前から。ずっと前から。ここに消防はなかった。消防署は。白鷹、飯豊、小国というところは。長
井しかなかった。長井が中心になって、もう何年も前か知りませんが、消防長、わかりますか、何
年前につくったか、広域化。
(「47年前」の声あり)
○市長  47年だそうですから、もう南陽市ができて5年ぐらい後には広域化しているわけですから、
そのときの制度では全然今とは違いますので、そういう発想にならないでいただきたいなと思いま
す。
○委員長  遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  そういう発想なので、そういう発想も検討していただきたいというふうに思い
ます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第10款教育費の208ページから259ページまでについて質疑ございませんか。
  板垣委員。
○板垣致江子委員  10款の教育費、3項中学校費の教育振興費、233ページの中学校連合運動会
事業費についてですが、中学校の再編成で3校になるということをきっかけに、また中学校の連合
運動会を実施するということで、予算化していただいて、大変いいことだなと私は思っております
が、この連合運動会の時期、いつごろ、どのようにしてというふうにお考えでしょうか。
○委員長  長濱教育課長。
○学校教育課長  これまでも議員の皆様方から連合運動会の意義等につきまして、御意見をいた
だきまして、新年度から3校になった段階でお互いの姿、そういったものを高め合いながら、また
新たな校風づくりということで始めたところでございます。
  ただいま御質問いただきました時期につきましてですが、新年度は今申し上げましたお互いの
姿をたたえ合うというようなこともございまして、5月23日に開催する予定でおります。
○委員長  いいですか。
  板垣委員。
○板垣致江子委員  5月23日ということで、もう決定しているということですね。
  いろんな行事が本当に今多くなっています。父兄の方もぜひやはり連合運動会だったら応援に
行きたいと思いますので、早目のお知らせをしていただければ、皆さん予定がとれるかと思います。
  この時期に何があるかというのはちょっとまだあれでしょうけれども、季節的にいい時期では
ないかと思います。
  また、場所的なところはやるところは限られておるから決まっているとは思うんですが、スポ
ーツに対して、やはり勝つこと、まず運動に対して勝つことだけではなくて、スポーツは感動を与
えて、子供たちの心の教育にすごく役立っているということを市長さんもおっしゃっておられます。
  その中で、やはり応援団活動などは力を入れていくんでしょうか。
○委員長  長濱教育課長。
○学校教育課長  先ほども申し上げましたが、お互いの姿をたたえ合いながらということもござ
いますし、個人の努力、それから学校の努力、そうした意味で競技、また本当に大事な応援という
ようなところにも力を入れていただくということで、学校のほうにもお願いをしているところでご
ざいます。
○委員長  板垣委員。
○板垣致江子委員  ぜひ子供たちが感動をもらえるような、いろんな行事ということで頑張って
いただいて、いい開催になるようによろしくお願いしたいと思います。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  2点ほどお尋ねいたします。
  最初に、就学援助金の関係でありますが、現在どのような状況になっているでしょうか。
  それから、2つ目でありますが、せんだっての一般質問でもお話になりましたが、学校関係の
67億円の財源の内訳の話でありますが、せんだっては交付金が約20億円と、起債が約30億円と、一
般財源が52億円と、あと臨時交付金が約10億円と、合計で67億円というふうな報告があったわけで
すけれども、これはこれでいいとしても、私、お聞きしたいのは、今、御承知のように文科省が奨
励している武道館というふうので、今、赤湯中学校、あるいは沖郷中学校で建設すると。
  それともう1点は、耐震化の問題で、これも時限立法で2分の1から3分の2の補助と、こう
いうふうになっているわけです。さらに現在宮内中学校を初め、宮内小学校の建設ということでや
っているわけですけれども、この3つのメニューの中の財源の内訳はどうなっているのか、お尋ね
したいと思います。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  第1点目の就学援助ということでございますが、なかなか経済的な理由によっ
て就学困難というような御家庭もあるということで、要保護、準要保護というような形で認定をさ
せていただいております。
  現在の件数ということでございますが、小学校の児童で平成21年度の2月末になりますが、71
名、中学校の生徒さんで54名、合わせて125名ということになっております。
○委員長  松田企画課長。
○企画財政課長  学校関係の67億ということで、各施設ごとの財源内訳というようなお話でござ
いました。
  武道館の建設につきましては、特に補助率が高いものでございまして、半分が補助で、残り半
分については90%の公共投資臨時交付金が意入れるというようなことで、95%の国の補助というよ
うな格好になります。
  あと宮内中学校、宮内小学校につきましては、それぞれ今の段階ですと、宮内小学校について
は13億円くらいの事業費でございまして、あとは国費が6億円くらい、あと起債が8億円、一般財
源が3億円ぐらいでございます。
  宮内中学校につきましては、26億円くらいの事業費でございまして、国費が12億5,000万円、
起債が11億6,000万円、一般財源が2億5,000万円程度になっております。
  以上です。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  就学援助の関係でありますが、現在小学校が71名、それから中学生が54名と言
ったかな、合わせて125名ということで、これは前年度比よりも増えていると。年々増えていると
思うんですけれども、これは再三指摘しているように、経済の状況で大変な家庭が増えてきている
と、こう言わざるを得ないわけですけれども、これは生活保護なども含めて、どんどん増えている
のが今の傾向かなと、こういうふうに思いますが、私も再三指摘しているようにこの就学援助費に
よって、心の中でそういった市や国から援助をもらっているということで、いろいろ悩んでいる子
供たちもいるかと思うんですけれども、そういった方々の子供たちのケアの状況が非常に大事かな
と、このように思うわけでありますが、こういった対策等についてどういうふうな対応をされてい
るのか、お尋ねをしたいと思います。
  それから、さっき企画財政課長が3つの関係のお話ししたわけですけれども、ちょっと聞き取
りづらかったのですが、もう1回復習すると武道館については95%が交付税措置されると、あとの
残りが一般財源というふうな形になるんだと、こういうことだと思うんですけれども。
  それから、宮内小、宮内中については、小学校が交付税措置が6億円と、あと起債が8億円と、
一般財源から3億円と、こういうことですね。
  中学校についてはちょっと聞き取れなかったんですが、再度お聞きをしたいと。
  それで、もう1点の耐震化のお話しされなかったんですが、せんだってもいろいろ全協等でも
話をしたわけですけれども、時限的には2分の1から3分の2と、こういうふうな補助率アップに
なったわけですけれども、その辺の状況はどうですか。
○委員長  松田課長。
○企画財政課長  先ほど宮内小学校のほうについて、額が上がる前の52億段階の数字を申し上げ
ましたので、改めて申し上げさせていただきたいと思います。
  宮内小学校14億6,043万9,000円、国費が6億6,200万2,000円、起債が8億2,300万円、一般財
源が3,123万7,000円でございます。
  宮内中学校26億7,785万1,000円、国費が12億5,623万7,000円、起債が11億6,680万円、一般財
源が2億5,481万4,000円でございます。
  あと耐震化のほうの工事は、0.3未満については3分の2に上がるということでございますけ
れども、中川小学校と沖郷小学校のほう、耐震化工事を行うわけでございますが、そこにつきまし
ては0.3未満でございませんので、3分の2までにはなっておらないということでございます。
  以上です。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  先ほど委員から御指摘いただいた点についてですけれども、やはり当然特に小
学校高学年から中学生になれば、それぞれの立場というものを十分理解する年齢になります。しか
しながら、この申請、あるいは実際の給付という部分に関しましては直接お子さんにということで
はございませんので、そういった集団の中で、また別な配慮も必要だと思いますけれども、そうい
ったところを十分配慮しながら対応していきたいというふうに考えております。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  教育委員会の課長の答弁はわかりました。
  企画財政課長のさっきの答弁でありますが、詳しくというか、いろいろお聞きしたわけですけ
れども、なお後で、文書で各議員も含めて、ぜひ資料として添付していただきたいと、このことを
要望しておきます。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  松木委員。
○松木新一委員  中学校の統合や耐震化の関係で、今も質問等があったわけですが、総額67億と
いう巨費を投じて、この短期間に2年間の中でするということは非常に決断の要る仕事だったと思
います。それは有利な補助金やら交付金を利用しての事業ということで、そういうことで、この統
合も進んだのではないかなと思うわけです。
  そういう中で、非常に学校の環境、上物につきましては、建物についてはこの2年間ですばら
しいものになるんではないかなと、私は思うわけです。
  そういう中で、4月から新中学校がスタートするわけですが、そういう中で、今年の市長の目
玉とも思います目標が教育日本一のまちづくりということでございます。そういうことで、教育の
日本一というふうにハードルを非常に高い目標を掲げて、それに向かうということは、私は非常に
結構なことだと思います。
  ある事業仕分けでは、金メダルではなくて銀メダルなんていうお話もありましたけれども、大
変この目標は非常にすばらしいものだと思って、ぜひこれは今年の施政方針ですが、今後、市長の
マニフェスト等にも、次の機会のマニフェスト等にも掲げるのではないかなと思うわけですが、市
長の考える教育日本一という施政方針にも書いてあるわけですが、なお御答弁をお願いします。
○委員長  市長。
○市長  施政方針に載っているように、単に学校の子供たちの成績だけを見るのではなくて、何
回も申し上げましたが、幼児教育から含めて、生涯教育に至るまで南陽市に生きるすべての市民、
住民の心の豊かさを一つは求めなければならない。その中でその年代年代に応じた、しっかりした
学習することによって、この地域を愛し、そして将来的にここで学び、ここで育ったことに誇りを
持ちながら、ここで頑張る人、あるいはここを残念ながら出るということになっても、自分たちの
郷土に誇りを持って最終的に郷土のためにいろんな形で信用しているというような形ができる市民、
あるいは子供たちを育てたいと、そのことが必ず産業を含めて、あらゆる分野に生きてくるものだ
と、こういうふうに思っております。
  こういったものをしっかり構築することによって、南陽方式というものができ上がり、学校と
地域と社会が連携した教育のまち南陽というふうなことになるのではなかろうかなと、こう思って
おりますので、それに向けてしっかりやっていきたいと思っております。
  いずれにしても社会に役立つ人間をつくることが私の役割だと、こう思っておりますので、ぜ
ひ松木委員におかれましても、いい知恵があれば御指導いただきたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  大変いい答弁で、私も感銘したとおりで、そのとおりだと私は思います。単に
学校教育だけでなくて、やはり市長は常々言っている青年教育とか、地域の教育とか、いろいろな
場面も考えられての日本一を目指すのだというふうに考えられていると思っております。
  そういう中で、今、全国に市町村、21年3月30日現在ですか、私の手元のデータでは市が783、
町が803、そして村が193で、1,779の行政が、日本に行政単位が今あるというようなふうに報じら
れています。
  そういう中で、日本一を目指すということで、今現在の南陽の教育、市長の今おっしゃったよ
うなことで、単に学力だけでなくて、トータル的な教育の水準は、南陽市の教育はどの辺にあると
市長は思っていらっしゃいますか。
○委員長  市長。
○市長  なかなか比較する材料を持ち合わせてなくてわかりませんが、子育て支援宣言をしたの
も全国でも相当早い、一番かそんなものだろうというふうに思っていますし、子育てのみならず幼
児教育とか学校教育、さらに赤湯中学校の学力なんかを見ても、いろいろな意味で相当高いところ
にあるのではないかなと、こう思っておりますし、青年教育についても最近は県内のみならず全国
からもさまざまな形で注目を浴びているし、最近ではシニアクラスの活動も少しずつ芽生えてきて
いる。
  さらに、婦人の皆さん方にもいろいろと頑張っていただいて、組織をしながら地域活動に参画
してもらうような働きかけもできてきましたので、さらに老人クラブを初めとする高齢者の団体に
おいては、サロンなんかも中心に相当いいレベルに来ているのではないかと、こう思うんで、少な
くとも下のほうではないと、上位のほうにいるんではないかなと、こう思っておりますが、今後そ
ういった資料を集めて、今の南陽市の状況を分析させるように、事務レベルに指示をしたいという
ふうに思いますので、この次ぐらいまでには、そういうことが言えるようにしたいと、こう思って
おります。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  本当に目標の高いセッティングで、私は非常にいいことだなと思います。
  そういう中で、単に教育といっても、今、市長がおっしゃられたとおり、本当に広い意味で狭
義の意味でなくて、広い意味での教育を考えて、やはりそれらについて、いろんな分野において研
究なりしていただいて、分析していただいて、いろんな各方面において進めていっていただければ、
私もありがたいなと思います。ぜひその辺については、今の御答弁のとおり進めていただきたいな
と思うわけです。
  そういう中で、この4月から中学校が統合するわけですが、余りにもここ数日間ですか、新聞
やらテレビ報道などで、ワイド的に愛子様の学習院通学の話が出ております。そういう中で、非常
にそれらについても単に本人だけでなくて、そこの学校の回りの生徒たちの教育といいますか、し
つけの部分に入るのか、広い意味でそこの学校の組織そのものを昔の学習院とは内容が変わってき
ているんではないかなというようなふうに私なりに分析しているんですが、そういう意味で、市長
が考えておられるように本当に教育というのは大切なので、小さいときから老人まで、広い年齢層
も含めて、また学校から地域まで、社会も含めまして、広い意味での教育というものをぜひ考えて
いかなければならないのではないかなと思うわけでございます。
  そういう中で、今現在南陽市では小・中学校で不登校とか、そういう関係はどのような状況に
ありますか。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  学校に完全に来られないお子さん、小学校で残念ながら1名、中学校で2名い
らっしゃいます。その方を含めまして、欠席が30日以上というお子さんですけれども、そのほかに
中学校で19名ということになります。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  そういうような実質本当に通学できない人はごく少数で、多分19名というのは
学校に行っても保健室にいたり、短い期間だったりする方もいろいろあろうかと思います。そうい
う子供にぜひ、ある人に言わせればそれは家庭の問題で、学校の問題だけで解決するものでは、私
も思うわけでございますけれども、ぜひ行政として手厚い御指導なり、御協力をお願いしたいもの
だなと思いますので、新しい中学校の統合になって、やはり大きな学校に行く、小規模校の今回3
校あるわけですが、そちらから行く子供たち、中学生新1年生はいいと思うんですが、やはり途中
から入る2年生とか3年生とか、いろいろと心の不安とかがあろうかと思います。その辺について
非常に御配慮をいただきたいなと思うわけです。
  そういう意味で、緊急雇用創出あたりで勉強のほうでは学習アドバイザーというようなものも
雇っていただけるわけですが、そちらの手当もしていただけるわけですが、やはり学習だけでなく
て、そういういろんな面で手当をしていただきたいなと思いますので、その辺はどうでしょうか。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  本当に不登校の問題、これは大変学校だけでも解決できない問題だというふう
には思います。しかしながら、先生方一人一人も児童・生徒の皆さん、それから保護者の方に対し
ても信頼される教員を目指して、日々努力しているわけでございますので、今、委員から御指摘い
ただいたさまざまな御意見も十分反映できるように、各学校のほうにも我々からお願いしていきた
いなというふうに思っております。
  また、学習アドバイザーにつきましても、不登校の未然防止というような部分も含めておりま
すので、やはり楽しく学校に来られるというところを前提にしながら、十分配慮した体制づくりに
努めてまいりたいというふうに考えております。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  4月から新しい中学校がスタートするわけですので、ぜひ今課長がおっしゃっ
たような方向で、もう生徒たちが安心して楽しく学校に行けるような学校にしていただきたいなと
思うわけです。
  そういう中でやはり学校ですから、知識の伸長やら、道徳やら、また体、そういうものについ
ても発達するような形にしていただきたいなと思います。
  またあと、これにあわせまして先ほど出ましたが、連合運動会をやっていただけるというよう
な中で、そういう中での各3校の生徒たちのみずからの団結力、そういうものを一丸となって学校
が進んでいけるような方向性に生徒みずから、生徒会みずから、PTAを含め、それらの方向に進
んでいっていただきたいなと思うわけでございます。
  もう一つ、あとそれぞれの3校の多分学校の方針、これらについても大きな学校と小さい学校
をすり合わせた一つの学校の教育方針なり、それぞれの3つの学校が決まったと思うんです。大き
な方向性として、今わかる範囲で結構ですが、それぞれの学校の大きな方向性はどのような方向に
進むんでしょうか。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  新年度の、特に中学校という御質問だと思いますけれども、学校経営の方針と
いうことにつきましては常々お話ししておりましたが、新年度に向けて、今年度から教育の大綱と
いうような形で取り組みを進めているところでございます。
  その中でやはり教育日本一というような大きなテーマもあるわけです。その中でやはり何とい
っても大事なのが一人一人の主体性ということでございますので、そういった自主性、自発性、自
主自立というような基本方針は3校に共通しておるところでございます。
  その中でもやはり知徳体、調和のとれた力が身につくような、そういう目標を持って学校に取
り組んでいく予定でございます。
○委員長  松木委員。
○松木新一委員  今、新しい学校の方針、今後資料等も出てくる、新年になれば、それぞれ示さ
れると思うので、そちらのほうにその辺につきましては見させていただけるというふうに思うわけ
でございます。
  またあと、そこにやはり日本は今現在自殺というようなことで、非常にこれは社会問題になっ
ているわけでございます。小さな子供から老人まで、非常にそういうことがあるわけでございます
ので、ぜひ学校教育だけではそういうものはできるところではないですが、社会もそうだし、家庭
でもそうだと思うんですが、やはり命の大切さについてもぜひ学校のほうといいますか、学校教育
の中でも今現在までもしてはいらっしゃるわけでございますが、なお一層命の大切さについて教育
を進めていただきたいなと、御要望申し上げて、私の質問を終わります。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  はい。
○川合 猛委員  5番川合です。
  今の教育問題なんですけれども、問題を抱える子供等の自立支援事業というのがありますが、
具体的にどこを拠点に、何人でどのようなことを行うのかお伺いいたします。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  現在もいろいろ教育相談体制、スクールカウンセラー、あるいは教育相談員、
また適応教室というような形で、さまざまな問題に対応するということで対応しておりますが、新
年度改めまして、現在の計画では沖郷中学校区を重点にして、教育相談員の方は1名お願いしたい
というふうに考えているところでございます。
○委員長  川合委員。
○川合 猛委員  不登校児童・生徒教育相談事業とは異なるということでよろしいんでしょうか。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  実はこの問題を抱える事業につきましては、歳入の部分にも記載がございます
が、金額の大部分が県の補助金というような形になってございます。したがいまして、各校でさま
ざまなスクールカウンセラーとか教育相談員とかいらっしゃいますけれども、そういった形とまた
別な事業というふうにとらえていただければというふうに思います。
○委員長  川合委員。
○川合 猛委員  県のほうの補助金が出たので始める事業だということですね。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  県の予算が確定した段階で実施できるという条件つきの事業でございます。
○委員長  川合委員。
○川合 猛委員  これは単年度だけですか、継続性のあるものでしょうか。
○委員長  長濱課長。
○学校教育課長  現在のところ、この条件につきましては、私からお答えできるような状況では
ございません。県の方針、あるいは国の方針ということもございますので、そういったことで今後
明らかになるかというふうに思います。
(「わかりました」の声あり)
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第11款災害復旧費から第14款予備費までの258ページから265ページまでについて
質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料の266ページから289ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第10号 平成22年度南陽市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきも
のと決するに御異議ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  私は、22年度の一般会計の当初予算に対しまして、反対の立場を表明するもの
であります。
  以上です。
○委員長  ただいま15番佐藤委員より反対の意思表示がありましたので、採決は起立により行い
ます。
  お諮りいたします。議第10号 平成22年度南陽市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきも
のと決するに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長  起立多数であります。よって、議第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  ここで暫時休憩をいたします。
  再開を2時5分といたします。
午後 1時53分  休憩
───────────────────
午後 2時05分  再開
○委員長  再開いたします。
  ここで、長濱学校教育課長より発言を求められておりますので許可します。
○学校教育課長  先ほど川合委員から問題を抱える子供等の自立支援事業のことにつきまして御
質問いただきまして、私、確認もせず補助金と申し上げたんですが、予算書49ページ、改めて確認
したところ、委託金でございましたので、おわびして訂正させていただきたいと思います。

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議第11号 平成22年度南陽市国民健康保険特別会計予算
○委員長  次に、特別会計予算の審査に入ります。
  議第11号 平成22年度南陽市国民健康保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第11号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  事業勘定及び直営診療施設勘定の歳入歳出全般、306ページから359ページまでについて質疑ご
ざいませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第11号 平成22年度南陽市国民健康保険特別会計予算は、原案のとおり
可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第11号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第12号 平成22年度南陽市財産区特別会計予算
○委員長  次に、議第12号 平成22年度南陽市財産区特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第12号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、372ページから412ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第12号 平成22年度南陽市財産区特別会計予算は、原案のとおり可決す
べきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第13号 平成22年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算
○委員長  次に、議第13号 平成22年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算について審査を行い
ます。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第13号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、422ページから429ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第13号 平成22年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計予算は、原案のと
おり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第14号 平成22年度南陽市育英事業特別会計予算
○委員長  次に、議第14号 平成22年度南陽市育英事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第14号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、440ページから447ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第14号 平成22年度南陽市育英事業特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第15号 平成22年度南陽市老人保健特別会計予算
○委員長  次に、議第15号 平成22年度南陽市老人保健特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第15号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、458ページから465ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第15号 平成22年度南陽市老人保健特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第16号 平成22年度南陽市介護保険特別会計予算
○委員長  次に、議第16号 平成22年度南陽市介護保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第16号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、478ページから517ページまでについて質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第16号 平成22年度南陽市介護保険特別会計予算は、原案のとおり可決
すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第17号 平成22年度南陽市出産祝事業特別会計予算
○委員長  次に、議第17号 平成22年度南陽市出産祝事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第17号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、528ページから531ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第17号 平成22年度南陽市出産祝事業特別会計予算は、原案のとおり可
決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第17号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第18号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算
○委員長  次に、議第18号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算について審査を行いま
す。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第18号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、542ページから551ページまでについて質疑ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  ただいまの問題ですが、75歳以上を対象にする後期高齢者の医療制度、せんだ
っての広域連合会では、定例会あったわけですけれども、保険料が値上げになったと、こういうよ
うにお話を聞いているんですが、状況はどのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。
○委員長  伊藤保健課長。
○保健課長  お答え申し上げます。
  後期の予算のつくりにおいては、今の老人保健会計から移った時点で、約1割程度の保険料を
徴収すると。3年ごとの見直しをかけるというような前提があったわけでございます。
  そういった中で、今回の中間年に当たって見直しの中で、若干の保険料の改正が委員おっしゃ
るようになったというような状況になってございます。
  今、後期の広域連合で事業運営をやっているわけなんですが、年間で大体医療費の支払いが1,
300億円です。月大体100億円ちょっとというふうになっておるようでございます。
  私どものほうの南陽市から拠出するものが一般会計からの後期高齢者の医療費約3億3,600万
円、それから後期のほうの、ただいま上程になりました連合会納付金が3億円ちょっと、さらには
国保会計から支援金が出ております。合計で大体8億7,000万円ぐらいの部分の支援の部分と、先
ほど委員からおっしゃいましたような保険料の部分で成り立っているという中で、今回若干の見直
しをかけたというふうに聞いております。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  私聞いたのは、連合の議会で引き上げになったと。概要はわかるんですけれど
も、これ均等割、あるいは所得割がアップになったというふうなお話を聞いているんですけれども、
これは課長も御承知だと思うんですが、均等割が3万8,400円になったと。そして所得割が7.12%
に上がったと、こういうふうに聞いているんですけれども、そもそもこの後期高齢者医療制度は何
回もくどいようですが、そもそも民主党のマニフェストでは廃止しますよと。これは全国の保険医
協会、医師会、県内もそうですけれども、非常に大きな問題になって反対の運動も起きたわけです
けれども、そういった立場から本来上げるべきでなくて、廃止する方向に向かわなければならない
というふうになっているわけですけれども、しかし、残念ながら引き延ばし、4年後だというふう
な話をしているわけですけれども、これではまさに公約違反と言わざるを得ないわけですけれども、
それどう思いますか、市長さん。
○委員長  市長。
○市長  この後期高齢者医療制度は、取り組んで間もないということもあって、余り性急な変更
はむしろ混乱を起こすということもあって、少し状況を見ながら改善するというような方向で進ん
でいるように見ておりますが、そういう意味からしても妥当な取り組みではないかなというふうに
思っておるんで、できるだけ混乱なく改革になればいいと。改悪ではなくて改革のほうになればい
いなと、こう思っているところであります。
○委員長  佐藤委員。
○佐藤 明委員  市長、それはだめなんだよ、そういうのは。つまり見直して保険料や所得割を
上げるというわけだから、負担増になるわけ、お年寄り、またね。それが妥当とは言えないわけで
しょう、これ。本来ならば廃止するわけですから、そもそもの論法は。
  しかし、こういう形で、また年寄りをいじめると、こういうことになるわけですから、今まで
市長の考えは子供たちを大切にする、教育を日本一にする、お年寄りを大事にすると、こういうあ
なたが今回の所信表明で述べたのとは相反する、こういう状況だと思うんですよ。
  そういう点では、やはり県に対して声を大にして言っていただきたい、このことを要望するも
のであります。御答弁をお願いします。
○委員長  市長。
○市長  佐藤委員の言うこともわかるわけですけれども、現在ある制度をあえて私一人でどうこ
うできるわけではないわけで、やはり制度は制度として現にあるわけですから、これにのっとらざ
るを得ないと。ただ、ひたすら改善するように事あるごとに声を大にしながら、皆さん方の代弁を
していきたいと、こう思っております。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第18号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算は、原案のとお
り可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
  佐藤委員。
○佐藤 明委員  ただいま上程されました22年度の市の後期高齢者医療制度特別会計予算に対し
まして、反対の立場を表明するものであります。
  以上です。
○委員長  ただいま15番佐藤 明委員より反対の意思表示がありましたので、採決は起立により
行います。
  お諮りいたします。議第18号は原案のとおり可決すべきものと決するに賛成の委員の起立を求
めます。
〔賛成者起立〕
○委員長  起立多数であります。よって、議第18号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  ここで暫時休憩をいたします。
  再開を3時10分といたします。
午後 2時58分  休  憩
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午後 3時10分  再開
○委員長  再開いたします。

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議第19号 平成22年度南陽市水道事業会計予算
○委員長  次に、議第19号 平成22年度南陽市水道事業会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  羽山上下水道課長。
〔上下水道課長 羽山正一 登壇〕
○上下水道課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第19号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  収益的収支及び資本的収支全般、556ページから576ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第19号 平成22年度南陽市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべ
きものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第19号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第20号 平成22年度南陽市下水道事業会計予算
○委員長  次に、議第20号 平成22年度南陽市下水道事業会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  羽山上下水道課長。
〔上下水道課長 羽山正一 登壇〕
○上下水道課長  〔平成22年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第20号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  収益的収支及び資本的収支全般、582ページから608ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第20号 平成22年度南陽市下水道事業会計予算は、原案のとおり可決す
べきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました本日予定の予算の審査は終了いたしました。慎重な御審査を
賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。
  なお、この際、当局にお願い申し上げます。本委員会において、各会計とも原案のとおり可決
すべきものと決したところでございますが、これまでの審査の過程で、貴重な御意見も数多くあり
ました。
  市長初め、当局におかれましては、行政の執行に当たり、本委員会における議論や意見を十分
酌み取られ、適切に対処されますことを強く望むものであります。

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閉会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御起立願います。御苦労さまでした。
午後 3時35分  閉会

       予算特別委員長 殿岡 和郎