平成22年6月21日(月)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成22年6月21日(月)午前10時開議

 議会報告  議会運営委員長報告

 (総務常任委員長報告)
 日程第 1 議第 44号 南陽市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の
             制定について

 日程第 2 議第 45号 南陽市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定に
             ついて

 日程第 3 議第 46号 南陽市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部
             を改正する条例の制定について

 日程第 4 議第 47号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 5 議第 48号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 6 議第 49号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

 (文教厚生常任委員長報告)
 日程第 7 請願第3号 30人以下学級実現、教員待遇改善、義務教育費国庫負担制度拡充に係
             る意見書の採択要請について

 (産業建設常任委員長報告)
 日程第 8 議第 50号 南陽市道路線の廃止について

 日程第 9 議第 51号 南陽市道路線の認定について

 日程第 10 請願第4号 米価下落歯止めと米備蓄体制にかかる請願

 (予算特別委員会報告)
 日程第 11 議第 38号 平成22年度南陽市一般会計補正予算(第1号)

 日程第 12 議第 39号 平成22年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

 日程第 13 議第 40号 平成22年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)

 日程第 14 議第 41号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

 日程第 15 議第 42号 平成22年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)

 日程第 16 議第 43号 平成22年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)

 (追加議案)
 日程第 17 発議第4号 米価下落歯止めと米備蓄体制にかかる意見書の提出について

   閉会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ



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出欠席議員氏名

◎出席議員(19名)
 1番 白鳥  雅巳  議員    2番 片平  志朗  議員
 3番 吉田  美枝  議員    4番 梅川  信治  議員
 5番 川合   猛   議員    6番 髙橋   弘   議員
 7番 板垣 致江子   議員    8番 髙橋   篤   議員
 9番 田中  貞一  議員   10番 遠藤  栄吉  議員
11番 松木  新一  議員   12番 漆山  鏗一  議員
13番 桑原   仁   議員   14番 小野 健一郎   議員
15番 佐藤   明   議員   16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員   18番 小林  啓市  議員
19番 渡部   敬   議員
◎欠席議員(0名)



説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長          柴田  誠 副市長

樋口 一志 総務課長       松田 直二 企画財政課長
(併)選挙管理
委員会事務局長

伊藤 賢一 税務課長       鈴木 隆一 市民課長

大沼 豊広 福祉課長       鈴木  聰 保健課長

大坂 剛司 農林課長       齋藤 洋一郎 商工観光課長

土屋 喜重 建設課長       新野 甚吉 上下水道課長

濱田 俊明 会計管理者      大澤 俊逸 消防長

門間 利行 消防課長       堀  啓治 消防署長

三ケ山 岩男 教育長        猪野  忠 教育次長

伊藤 圭一 管理課長       長濱 洋美 学校教育課長

髙橋 秀雄 学校整備課長       山田 俊彦 社会教育課長

尾形 真人 スポーツ文化課長  青木  勲 代表監査委員

板垣 俊一 監査委員       中條 晴雄 農業委員会
                    事務局長                                    事務局長
───────────────────────────
事務局職員出席者

斉藤 彰助 事務局長       板垣 幸広 議事係長

安部 真由美 庶務係長      長沢 俊博 書記

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開議
○議長(伊藤俊美議員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本日の会議の運営等について、議会運営委員会委員長より報告を願います。
  委員長 漆山鏗一議員。
〔議会運営委員長 漆山鏗一議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  私から、6月定例会最終日の本会議運営について、先ほど議会運営委員会を開催し、協議いた
しましたので、その結果を御報告申し上げます。
  初めに、付託議案の審査の結果についてでありますが、各常任委員長報告、続いて予算特別委
員長から報告を受け、質疑、討論、表決をすることといたしました。
  次に、本日追加されます議案について申し上げます。追加議案は、発議案1件であります。
  審査の方法については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で行うことと
いたしましたので、御了承くださるようお願いいたします。
  次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第3号により行う
ことといたしました。御了承願いたいと思います。
  以上、本定例会の最終日の運営について、議会運営委員会において協議決定いたしましたので、
議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。

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 (総務常任委員長報告)
日程第1 議第44号から
日程第6 議第49号まで計6件
○議長  日程第1 議第44号 南陽市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
の制定についてから、日程第6 議第49号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制
定についてまでの議案6件を議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案6件について、総務常任委員長の報告を求めます。
  総務常任委員長 髙橋 篤議員。
〔総務常任委員長 髙橋 篤議員 登壇〕
○髙橋 篤議員  おはようございます。
  私から、総務常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会におきまして、当委員会に付託されました議案6件について、日程に従い、6月14日
午前10時より全員協議会室において関係課長等の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査いたし
ましたので、その経過と結果について御報告をさせていただきます。
  初めに、議第44号 南陽市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定
について申し上げます。
  本案は、労働基準法及び育児休業、介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関す
る法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものであります。
  当局から、新設された時間外勤務代休時間の取り扱いや、3歳に満たない子を養育するための
時間外勤務の申し出による時間外勤務命令の制限、さらには子の看護休暇の拡充や短期介護休暇の
新設等、職員の勤務条件の変更に伴う条例改正の内容についての説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  次に、議第45号 南陽市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
申し上げます。
  本案は、労働基準法及び地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正
を行うため、条例の一部を改正するものであります。
  当局から、月60時間を超えて時間外勤務をした場合の時間外勤務手当の支給割合の変更、育児
休業等をすることができる職員の改正、「産後パパ育休」の新設、再度の育児休業等をすることが
できる特別の事情の改正、育児休業等の承認の取り消し事由の改正等、改正内容の説明があり、審
査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第でありま
す。
  次に、議第46号 南陽市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正
する条例の制定について申し上げます。
  本案は、労働基準法の一部改正に伴い、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するもので
あります。
  当局から、「時間外勤務代休時間」を職員団体のための活動をすることができる時間に含める
内容の条例改正であるとの説明があり、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のと
おり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第47号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税等の一部改正において、個人住民税、たばこ税、固定資産税及び都市計画税の
一部改正等に伴い、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものであります。
  当局から、個人住民税関係では、扶養控除が見直されたことや非課税口座内の少額上場株式等
の配当所得及び譲渡所得等の非課税措置が創設されたこと。
  生命保険料控除にこれまでどおり適用限度額合計7万円を限度に、新たに介護医療保険控除が
設けられたこと。
  市たばこ税関係の税が、今年の10月から旧3級品以外と旧3級品の製造たばこについて、それ
ぞれアップし、それに伴い小売価格も110円から140円程度値上がりすることになること。
  また、固定資産税・都市計画税関係の税負担軽減措置等の見直しでは、期限が到来したことな
どにより改正を行うものであるとの説明があり、審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく
原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第48号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法等の一部改正に伴い、所要の改正を行うため、条例の一部改正を行うもので
あります。
  当局から、固定資産税や都市計画税関係において、減額する特例措置の期限は、新築住宅等は
延長とされるが、日本電気計器検定所等は廃止されるとの説明があり、審査の結果、当局の説明を
了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第49号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げま
す。
  本案は、地方税施行令の改正により、基礎課税額と後期高齢者支援金等課税額の課税限度額が
引き上げられたことにより、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものであります。
  当局からは、基礎課税額が47万円から50万円に、後期高齢者支援金等課税額が12万円から13万
円に引き上げられ、介護納付金等課税額については10万円の現行どおりとの説明がありました。
  委員からは、中間所得層に該当する所得額は幾らか、また課税限度額の変更により、納税状況
はどう変わるかなどの質問がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第で
あります。
  以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの総務常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  ただいま総務常任委員長の報告の議第47号並びに議第49号について、2点ほど
質問したいと思います。
  最初に、議第47号でありますが、15歳未満の扶養控除が33万円廃止になると、このことによっ
て増税になるのかどうか、その辺どういうふうに議論されたのか。されなかった場合は、議長を通
して担当課からの答弁を求めたいと思います。
  それから、もう1点の議第49号でありますが、今回は限度額の見直しということで、基礎課税
が47万円から50万円と、それから後期高齢者の関係では1万円値上げになりまして、13万円とこう
いうふうになるわけでありますが、いずれにしても限度額の値上げと、こういうことになるわけで
ありますが、そこでお尋ねしたいんですが、これは所得割、あるいは資産割、平等割と、あるいは
均等割と、こういうふうな、あと家族というふうにいろいろあるわけですけれども、この限度額す
れすれの方々はどのような所得の割合になっているのか、その辺どうでしょうか。
○議長  髙橋総務常任委員長。
○総務常任委員長  ただいま佐藤 明議員よりの御質問ございましたが、常任委員会の中におい
ては、今御質疑あった内容につきましては、質疑等は出ませんでした。
  以上であります。
○議長  それでは、担当課長のほうから説明を願います。
  伊藤税務課長。
○税務課長  それでは、私のほうから説明を申し上げます。
  住民税につきましては、15歳以下の子供については33万円扶養が廃止されるということであり
ます。それから16歳以上19歳未満の子供については上乗せ部分の金額が廃止されるというようなこ
とであります。
  それに基づいて、私のほうで試算をさせていただいた金額につきましては、住民税については
約9,000万円ほど収入が伸びるというようなことで考えております。
  国保税につきましては、ただいまのすれすれの人は幾らかというふうな御質問だと思うんです
が、資産割なしで、お一人ということで限定をさせていただきますと、500万円の給与所得がある
方については、今までですと47万円すれすれの金額になるというようなことで考えております。
  以上でございます。
○議長  佐藤議員。
○佐藤 明議員  今の課長の説明ですと、廃止した分について試算をした場合、住民税の収入が
9,000万円ほど伸びるということの答弁であったわけですが、これはその9,000万円というのは増税
になるという意味ですか、それとも減ると、こういうふうな意味なのか、その辺ちょっと私も理解
できなかったんですが、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。
  それから、もう1点の議第49号でありますが、500万円前後の方々がすれすれの状態であると
いうふうな、給与所得ね。さっきも言ったようにいろいろな割があるわけですけれども、そのこと
によって若干違うでしょうということだと思うんですけれども、いずれにしても中間層も大変な状
況になろうかと思うんですが、その辺心配しているわけですけれども、相当の所得があるならばわ
かるんですけれども、やはりそのすれすれの状態の人がいずれ増税になると、こういうことで大変
になるかと思うんですけれども、それで未納額や、あるいは収納額を見ますと、せんだっての一般
質問でも明らかになったように、滞納額の一途がざっと続いていると、こういうふうに言われるわ
けですけれども、そのことによって、悪循環を生んでいるのではないかなと、このように私もずっ
と今まで指摘をしてきたわけですけれども、今後もそういう方々が増えれば、そう続くのではない
のかなと、こう懸念せざるを得ないわけですが、その辺どうでしょうか。
○議長  伊藤税務課長。
○税務課長  まず、第1点目の9,000万円ということについては、市としては9,000万円増額にな
るということであります。
  ただ、一般住民の方については、子ども手当というようなことで入るようになるわけですので、
その辺を勘案すると差し引きとんとんというか、若干プラスになるのかなというふうに思っており
ます。
  それから、国保税につきましては、確かに議員おっしゃるように限度額が若干伸びるというこ
とでありますので、それについては4万円増額になるわけです。この間もちょっとお話ししました
ように、大体150世帯ぐらいになるのかなということで考えておりますので、600万円ほどはその辺
によって伸びるのかなというふうに思っておりますが、ただ、最近の経済情勢を考えると、所得が
そんなには伸びない。逆に下がっているというような状況でありますので、市の予算については恐
らくそんなに変わりはないであろうというふうに見ております。
  そのようなことで、滞納ということになりますと、またなかなか難しいところになるわけであ
りますが、これらについては、今までどおり一人一人適切に対応してまいりたいというふうに考え
ておりますので、御理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○議長  佐藤議員。
○佐藤 明議員  大体課長の言うことはわかるんですが、特に私、議第49号について、非常にい
くら上位法であっても、市民に対しての負担がかかるということが明らかであるわけですから、私
はこの議第49号に対しましては、反対をせざるを得ないということを申し上げたいと思います。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  ただいまの総務常任委員長報告に対し、異議がありましたので、分割して採決を行います。
  議第49号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についての採決を行います。
  お諮りいたします。議第49号の採決は起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ご
ざいませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  議第49号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員
長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長  起立多数であります。
  よって、議第49号は総務常任委員長報告のとおり決しました。
  次に、お諮りいたします。議第49号を除く議案5件については、総務委員長報告のとおり決す
るに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第49号を除く議案5件については、総務常任委員長報
告のとおり決しました。

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 (文教厚生常任委員長報告)
日程第7 請願第3号 30人以下学級実現、     教員待遇改善、義務教育費国庫負
     担制度拡充に係る意見書の採択要
     請について
○議長  日程第7 請願第3号 30人以下学級実現、教員待遇改善、義務教育費国庫負担制度拡充
に係る意見書の採択要請についてを議題といたします。
  ただいま議題となっております請願1件について、文教厚生常任委員長の報告を求めます。
  文教厚生常任委員長 田中貞一議員。
〔文教厚生常任委員長 田中貞一議員 登壇〕
○文教厚生常任委員長  私から、文教厚生常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました請願1件について、日程に従い、去る6月15日
午前10時から全員協議会室において教育次長、関係課長等の出席を求め、委員会を開催し、慎重に
審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  それでは、請願第3号 30人以下学級実現、教員待遇改善、義務教育費国庫負担制度拡充に係
る意見書の採択要請についてを申し上げます。
  本請願は、子供たちが全国どこに住んでいても教育の機会均等が担保され、教育水準が維持向
上されるような施策を講じるよう、国に対し、意見書提出を求めるものであります。
  審査に当たり、当局から、本市の1学級当たりの児童・生徒数が小学校22.9人、中学校30.2人、
教員1人当たりの生徒数が小学校で14.1人、中学校13.8人と、いずれも全国平均より少なくなって
いること、山形県で進めている33(さんさん)プランとして、1学級を33人以下にするという施
策を今年度は中学校2年生まで、来年度の予定では中学校3年生、義務教育全般に拡大すること。
また、少子化の影響で年々子供の数が減少している状況にあるとの説明を受けました。
  委員からは、ここ数年話題となっており、請願要旨にも記述されている小1プロブレム、中1
ギャップの市内小中学校での状況や本市が掲げている教育日本一に関する質問が出されましたが、
当局より小学校では学習生活指導補助員3名を配置しており、中学校でも学習アドバイザーを配置
し、きめ細かな指導に当たっている等の説明を受けました。
  また、委員から、南陽市の数字を聞いて安堵した。本請願は日本全体の数字まで用いているが、
請願を採択しなければならない自治体があるにしても、我が南陽市ではその必要はないのではない
かとの意見も出されました。
  審査の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決した次第であります。
  以上、文教厚生常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの文教厚生常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
  7番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ただいまの委員長報告で、請願に不採択になったということですが、教育日
本一を目指す南陽市としては、ぜひ採択していただきたかったと思いました。
  審査の内容をお伺いいたします。
○議長  田中委員長。
○文教厚生常任委員長  審査の詳細についてお答えいたします。
  請願の文中、小1プロブレムと中1ギャップは、市内の小中学校ではどういう状況かというよ
うな委員から話が始まりまして、その中で南陽市の小学校では学習生活指導補助員を市の事業で3
名配置して対応しているんだということの説明を受けました。
  そして、中1ギャップにつきましても、南陽市単独で学習アドバイザー配置事業ということで、
各校ローテーションしながら配置し、きめ細かな指導に当たっているとの説明がございました。
  それから、また委員からは、教育日本一という政策を出しているが、教師、先生に対するプレ
ッシャーなどはないのかというような質問も出されましたが、担当の課長からは、子供たちが心豊
かにたくましく自主的に進むということが大事だろうというようなことで、いろんなことで子供だ
けでなく、幼児から成人教育までの場面、そして使命感、責任感を持って教育をしているんですが、
プレッシャーは感じているという状況はないというような答弁でございました。
  それで、委員会では討論のあるなしをお聞きしましたが、委員から南陽市の場合をお聞きする
と安堵したというようなことでございまして、請願の数字は日本全体の数字で、南陽市はどうなっ
ているかと思って心配していたが、その半分くらいの数字だということで安堵したということでご
ざいました。
  そして、請願を提出するには日本全体の数字まで挙げて用いる必要があるのか、それから各党
の、各政党です、各党の取り組みまで書いている資料があったんですが、書いているということ。
筋違いまではいかないんですが、南陽市は教育日本一を目指して頑張っている、そのような意味合
いからも請願を議決しなければならない自治体があるとしても、我が南陽市はその必要はないとい
うような討論がございました。
  ほかに討論もなく、採決に入ったわけでございますが、賛成少数というようなことで、2名の
賛成委員の挙手のみで、不採択というふうになった次第でございます。
  以上でございます。
○議長  7番板垣議員。
○板垣致江子議員  今の委員長のお話いただきましたが、不採択の理由としてはちょっとはっき
り何なのかなというところが不確かかなと思いました。
  確かに南陽市は教育日本一を目指しまして、市独自で学習アドバイザーを配置したり、きめ細
かな対策をとっていただいております。また、県が進めているさんさんプランのおかげで、市内小
中学校で30人以上に学級に在籍する生徒数は小学校16.2%、中学生42.9%、全国の数字から見れば
半分ほどになっております。この県のさんさんプランは本当に確実によい成果が出ていると思いま
す。全国の保護者のアンケートでも請願表にも書かれてありましたが、80%以上の保護者が30人以
下学級を望んでおります。
  まず、子供たちがどこに住んでいても同じ教育水準を得られるよう、国として早期に取り組ん
でいただきたいというのがこの請願です。国が取り組んでいただければ、厳しい財政の中、県独自
に取り組んでいるさんさんプランの財源もほかに使うこともできます。南陽市もそうだと思います
が、この請願は党派を超えて求められている政策だと思っております。
  そのようなことで、私は委員長報告に反対いたします。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
  松木議員。
○松木新一議員  委員長報告では、詳細に委員会の内容等報告あったわけですが、請願の中の詳
細の1項目、2項目、3項目とあるわけですが、委員長報告の中では1番目の1報告のみの議論し
か報告ないようでしたが、2番目や3番目の、今要するに財政負担制度の堅持といいますか、国の
負担の割合の2分の1と、そういうほうの議論等は一切なかったんでしょうか。
○議長  田中委員長。
○文教厚生常任委員長  審査の中で、この2項目め、3項目めの質疑はございませんでした。
  以上です。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  日本一の市を目指している中において、その辺の国庫負担の増について議論等
なかったという、今、委員長の報告でございます。そして不採択というようなお話でございました。
  それでは、やはりそういうものも十二分に議論する必要が私はあるのではないかなというよう
に思います。第1点。
  あともう一つ、30人学級、平均で先ほど市内の小学校の平均だと思うんですが、お話ございま
した。当然小規模校の5校については30人以下と当然思っているわけですが、要するに中規模とい
いますか、あとの3校については要するにどのように、平均でなくて、そちらのほうはどのように
なっているんでしょうか。そういう質問はあったんでしょうか。
○議長  田中委員長。
○文教厚生常任委員長  ありませんでした。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  要するに30人を超える学級の議論をする中で、南陽市の全体を見て、どのよう
な学級編制、そういう議論をされていないということで、今の委員長報告ではそのように私は受け
とめました。
  そんなことで、私ももう少しこれについては不採択ということでなくて、私は少なくとももう
少し時間をかけて検討すべきではないかと思いますので、私は委員長報告に反対をさせていただき
ます。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  請願第3号 30人以下学級実現、教員待遇改善、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の
採択要請についての採決を行います。
  お諮りいたします。ただいまの文教厚生常任委員長報告に対し、異議がございましたので、請
願第3号の採決は起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  請願第3号 30人以下学級実現、教員待遇改善、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の
採択要請については、文教厚生常任委員長報告は不採択であります。
  請願第3号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。念のためもう一度申し上げます。
  請願第3号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
  ここで、暫時休憩します。
午前10時38分  休憩
───────────────────
午前11時00分  再開
○議長  再開いたします。
  請願第3号についてはもう一度読みますので、それから始めます。
  請願第3号 30人以下学級実現、教員待遇改善、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の
採択要請についての採決を行います。
  お諮りいたします。ただいまの文教厚生常任委員長報告に対し、異議がありましたので、請願
第3号の採決は、起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  請願第3号 30人以下学級実現、教員待遇改善、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の
採択要請については、文教厚生常任委員長報告は不採択であります。
  請願第3号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長  はい、わかりました。
  起立少数であります。よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。

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 (産業建設常任委員長報告)
日程第 8 議第50号から
日程第10 請願第4号まで計3件
○議長  日程第8 議第50号 南陽市道路線の廃止についてから、日程第10 請願第4号 米価下
落歯止めと米備蓄体制にかかる請願までの議案2件及び請願1件を議事の都合により一括議題とい
たします。
  ただいま議題となっております議案2件及び請願1件について、産業建設常任委員長の報告を
求めます。
  産業建設常任委員長 板垣致江子議員。
〔産業建設常任委員長 板垣致江子議員 登壇〕
○産業建設常任委員長  私から、産業建設常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました議案2件及び請願1件について、日程に従い、
去る6月16日午前10時から、関係課長等の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査いたしました
ので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
  初めに、議第50号 南陽市道路線の廃止について及び議第51号 南陽市道路線の認定について
申し上げます。
  両議案は、関連がありますので、一括して審査を行いました。
  議第50号は、生活道路について、市道認定の見直しを行った結果、市道稲荷4号線の終点を変
更して、再認定するため、一たん廃止するものであります。
  次に、議第51号 南陽市道路線の認定でありますが、先ほど廃止した市道稲荷4号線の終点を
変更し、再認定するものであります。また、その延長に位置する生活道路を諏訪2号線として市道
を認定するものであります。
  委員より、市道の拡幅の際にサクランボなどの果樹に対し、補償はあるのか、またこの路線は
都市計画街路になっているが、整備の早期実施はあるのかなどの質問がなされました。
  当局より、すべてのサクランボの樹木が補償の対象となるものではないが、面積に対し、適正
な植栽本数であり、生産の最盛期の樹齢である場合は、1本当たり15万円から20万円の補償がある
こと。また、都市計画街路の整備については、近々に実施する計画はないが、今後予算や国の制度
の優位な改正などがあれば、優先順位を考慮し、整備を進めてまいりたいとの説明がありました。
  委員からは、今後整備の早期実施を要望いたしました。
  以上、議第50号廃止1路線、議第51号認定2路線について、現地調査を行い、慎重に審査した
結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、請願第4号 米価下落歯止めと米備蓄体制にかかる請願について申し上げます。
  本請願は、米価の下落に歯止めをかけ、価格と需給を安定させることが重要とし、棚上げ方式
による米の備蓄体制を早期に実現することなどを国に対し、意見書提出を求めるものであります。
  当局より、米の市場相場は下がったままであること、棚上げ方式とは何年か備蓄した後、主食
用以外の米粉や資料米として販売すること。また、米戸別補償モデル事業の概要について説明がな
されました。
  審査の結果、願意妥当と認め、全員異議なく採択すべきものと決した次第であります。
  以上、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの産業建設常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第50号 南陽市道路線の廃止についてから、請願第4号 米価下落歯止
めと米備蓄体制にかかる請願までの議案2件及び請願1件については、産業建設常任委員長の報告
のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第50号から請願第4号までの議案2件及び請願1件に
ついては、産業建設常任委員長報告のとおり決しました。

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 (予算特別委員長報告)
日程第11 議第38号から
日程第16 議第43号まで計6件
○議長  日程第11 議第38号 平成22年度南陽市一般会計補正予算(第1号)から、日程第16 議
第43号 平成22年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)までの補正予算案6件を議事の都合
により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております予算案6件について、予算特別委員長の報告を求めます。
  予算特別委員長 松木新一議員。
〔予算特別委員長 松木新一議員 登壇〕
○予算特別委員長  私から、予算特別委員会の御報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました案件は、平成22年度各会計補正予算6件であり
ます。
  これを審査するため、去る6月17日委員会を開催し、審査を行いました。
  当委員会は、議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみを
御報告させていただきます。
  議第38号 平成22年度南陽市一般会計補正予算(第1号)
  議第39号 平成22年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
  議第40号 平成22年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)
  議第41号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
  議第42号 平成22年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)
  議第43号 平成22年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)
  以上、補正予算6件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの予算特別委員長報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第38号 平成22年度南陽市一般会計補正予算(第1号)から、議第43号
 平成22年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)までの補正予算案6件は、予算特別委員長
報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  よって、議第38号から議第43号までの補正予算議案6件は、予算特別委員長報告のとおり決し
ました。





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日程第17 発議第4号 米価下落歯止めと
      米備蓄体制にかかる意見書の提
      出について
○議長  日程第17 発議第4号 米価下落歯止めと米備蓄体制にかかる意見書の提出についてを議
題といたします。
  ここで提案理由の説明を求めます。
  7番板垣致江子議員。
〔7番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  私から、発議第4号 米価下落歯止めと米備蓄体制にかかる意見書の提出につ
いて提案理由を申し上げます。
  先ほど採択された請願の趣旨に基づき、米価の維持に万全を期すこと、政府備蓄米は食料安全
保障の観点から、棚上げ方式による300万トンの水準を早期に実施すること。
  また、米戸別所得補償は、全販売農家が参画する万全な措置を講じることを求め、別紙意見書
を国の関係機関に提出するものであります。
  以上、提案申し上げますので、議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げま
す。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第4号は、所管の産業建設常任
委員会全員の賛成を得て提案されたものでありますので、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第4号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望はございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りします。発議第4号 米価下落歯止めと米備蓄体制にかかる意見書の提出について、原
案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第4号は原案のとおり可決いたしました。
  最後に、お諮りいたします。
  今定例会において議決されました議案の中で、整理を要するものについては、会議規則第43条
の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任す
ることに決しました。
  以上をもって本定例会に提案されました議案並びに請願等の審査はすべて終了いたしました。

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市長あいさつ
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  6月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
  本定例会におきましては、慎重に御審議を賜り、全議案とも原案のとおり御承認、御同意、そ
して御可決いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
  このたび、長年にわたり議員としての御活躍が認められ、全国市議会議長会より表彰を受けら
れました松木新一議員、遠藤栄吉議員におかれましては、まことにおめでとうございます。心より
お祝いとお喜びを申し上げる次第でございます。
  今後ともますます御活躍いただき、市政発展と市民福祉の向上のために、さらなる御尽力を賜
りますようお願いを申し上げる次第でございます。
  さて、県内も6月14日に梅雨入りが発表されました。この1日から開催されておりますバラま
つりは開花がおくれておりましたが、ようやく見ごろとなっております。また、観光サクランボ園
も15日にオープンし、間もなく最盛期を迎えようとしております。今年は降雹の被害等もあり、心
配されましたが、おおむね良好な作柄のようで、観光客の増加を期待いたしているところでござい
ます。
  さて、市長に就任以来、「清潔で信頼される市政を政治信条」といたしまして、「夢はぐくむ
故郷(まち)・南陽」の実現に向け取り組んでまいり、ほぼマニフェストを実現できましたことは、
議員各位の御理解と御協力のたまものであり、心より感謝と御礼を申し上げる次第でございます。
  今後とも「明るく、活力に満ちた、信頼される市政を目指して」、なお一層努力してまいる所
存でございますので、議員各位のさらなる御支援と御協力をお願い申し上げる次第でございます。
  結びになりますが、暑さに向かう折、議員各位におかれましては、御自愛いただき、御健勝に
て御活躍されますことを心より御祈念申し上げまして、御礼のあいさつとさせていただきます。ま
ことにありがとうございました。

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閉会
○議長  これをもちまして平成22年南陽市議会6月定例会を閉会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  どうも御苦労さまでございました。
午前11時20分  閉会

南陽市議会議長 伊藤 俊美
会議録署名議員 田中 貞一
同          遠藤 栄吉