平成22年6月定例会
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板垣 致江子 議員 質問
○議長  次に進みます。
  7番板垣致江子議員。
〔7番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  7番板垣致江子でございます。
  6月になり、ようやく初夏らしい日差しになってまいりましたが、4月、5月の低温は、長年
農業を営んでこられた方々も経験したことのない状況で、さまざまな作物への影響を心配しておら
れました。春に開花が早まるとの予想だった桜も10日ほどおくれ、多くの花や果樹関係の開花も同
じようにおくれているとお聞きします。
  6月1日に開園の双松公園のバラ園も、当日は残念ながら早咲きの数種類しか咲いておりませ
んでしたが、ツツジの花が満開で、さわやかな青空のもと、カッコーやウグイスの声を聞きながら、
そこから南陽市を一望できることから、バラ園横のしだれ桜が眺陽桜と命名されたという、その景
観も楽しませていただきました。
  昨日もバラ園を見てきましたが、三分咲きぐらいというところでしょうか、まだバラの香りが
立ち込めるまでは咲いておりませんでしたが、今週末あたりが見ごろということで、市内外のより
多くの方に香りのバラ園と南陽市の景観も楽しんでいただければと思います。
  それでは、さきに通告してあります内容について質問させていただきます。
  1点目は、ふるさと納税についてお聞きいたします。
  平成20年度から、ふるさとを応援したい、ふるさとに貢献したいという方々の思いを形にする
ため、地方公共団体に寄附をした場合、住民税や所得税が一定限度まで控除されるふるさと納税制
度が制度化されました。各自治体がいろいろな工夫やアイデアを出し、より多くの方に応援してい
ただき、市民のため活用しようと努力されています。
  当市でも、南陽市に御縁のある方、関心のある方、愛着をお持ちの方、ふるさと南陽を応援し
てくださいとお願いし、さまざまな重要事業に活用されているようですが、20年度、21年度の取り
組み状況や活用状況についてお伺いいたします。
  次に、2点目の双松公園の利活用についてお聞きいたします。
  冒頭でも申し上げた双松公園や烏帽子山公園は、市民の憩いの場としてのすばらしい地域財産
です。桜やバラ、菊などの時期だけでなく、多くの市民に利用され、愛着を持たれています。公園
のクリーン作戦などでも、多くの市民の協力をいただいたり、双松緑を守る会や千本桜保存会の方
々の御協力には、本当にありがたいことと感謝しなければなりません。
  また、南陽市では、先人から引き継がれた美しい自然や景観を守り、次の世代に引き継がなけ
ればならないと、企業の森整備事業が21年度、吉野石膏の森づくり、そして今年度は、日鉱・里山
・龍樹の森づくりがスタートしました。自然を守るため、子供たちのため、地球を守るためと、本
当に大事な事業でありますので、それぞれの地域の方の御協力をいただきながら、大事にしていた
だきたいと思います。新しいものもつくりながら、今あるものも大事にすることも必要です。
  双松公園には琴平神社や招魂碑も建てられ、さまざまな人に大切にされておりますが、市民の
ための施設であるはずの双松コミュニティセンターが、利用しにくく活用されなくなっています。
建ててから年月はたっているものの、せっかくつくられた施設ですので、大事に有効に活用すべき
と思いますが、どのようにお考えか、お伺いいたします。
  最後に、3点目の教育についてお聞きいたします。
  中学時代、連合運動会はあるのが当たり前、足なんか遅くても走る、あこがれの応援団の先輩
の指揮のもと一致団結し、誇りを持って応援した、そんな思い出を皆さんお持ちだと思います。そ
れが10年前、突然なくなりました。先生方には突然でなく、諸事情があったということだったので
しょうが、とても残念でした。
  今年度、中学校の統合を機に復活され、新しくなった中学校3校で10年ぶりに開催されたこと
は、大変意義のあることと思われました。開会式での生徒たちの行進してくる顔は、周りを気にし
ながらも、凛として真っすぐ前を向いていました。私は、その姿を見ただけで感動してしまいまし
た。10年ぶりということで、生徒はもちろん初めての体験ですし、指導する先生方にも経験したこ
とのない方もおられ、短期間での取り組みは本当に大変なことだったと思います。御苦労いただき
ましたことに感謝いたします。
  大変意義のある感動的な連合運動会だったとは思いますが、生徒たちや保護者、また先生方の
感想など、結果としてどう総括されたかお伺いいたします。
  以上、誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の壇上からの質問とさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  7番板垣致江子議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、ふるさと納税の取り組み状況及び活用状況についてでございますが、ふるさと納税制
度は、議員御承知のとおり、平成20年度から創設されたものであり、本市では当初から積極的な取
り組みを行っているところであります。
  平成20年度は、336件、848万4,000円で、県内においては件数で1番、金額で3番。平成21年
度は、204件、637万5,500円で、件数では2番、金額で3番目でありました。
  具体的な取り組みといたしましては、東京南陽会への協力依頼や職員の親戚、知人等にあてて
約4,000通のダイレクトメールを送付しているほか、市報やホームページによる周知を行っており
ます。また、2万円以上の御寄附をいただいた方には、南陽産特別栽培米を御礼として送付させて
いただいたところであります。
  次に、活用状況についてでありますが、寄附に際し使途希望を記入いただく方式をとっており、
平成20年度は、子育て、教育環境の充実に28%、自然豊かなふるさとづくりに13%、協働のまちづ
くりに12%、スポーツ文化振興に5%、市政一般に42%の割合で、平成21年度は、子育て、教育環
境の充実に31%、協働のまちづくりに12%、自然豊かなふるさとづくりに11%、スポーツ文化振興
に7%、市政一般に39%の使途希望を寄せていただいたところであります。
  活用に当たっては、これら寄附の意向を尊重し、一般財源に充当する形で使用しておりますの
で、御理解を賜りたいと存じます。
  なお、今年度の取り組みでは、米に加え、市内事業所のめんセットやジュースの詰め合わせを
選択できるよう、お礼の品を充実すべく準備をしておりますので、議員の皆様におかれましても大
いにPRくださるよう、特段の御協力をお願い申し上げます。
  次に、双松公園、双松コミュニティセンターの有効活用についてでございますが、本施設は、
昭和60年10月に宝くじ普及広報事業の助成を受け整備したものでございます。2階部分の集会室使
用につきましては、許可制としておりまして、年間約1,500人の方々に利用していただいており、
この数値は過去5年間ほぼ一定しております。1階休憩室については、公園の定期管理を委託して
いるシルバー人材センターの会員にかぎのあき閉めをお願いし、会員の作業時間内であれば、一般
の方々にも自由に御利用いただいているところであります。
  利活用されにくくなっているとの御指摘でございますが、防犯上の問題もあり、常に開放して
おくことはできない状況にありますので、御理解願いたいと存じます。
  次に、連合運動会の総括についてでございますが、大会の開催に当たり、議員の皆様初め多く
の市民の皆様から御協力、そして温かい声援を賜りましたことに、まず御礼を申し上げる次第でご
ざいます。
  県内35市町村内におきまして、現在、中学生全員が一つの競技に参加し、地域の活性化を担う
連合運動会を開催しているのは本市のみであり、学校内だけでなく地域にも教育の機会や場を広げ、
地域総合型教育の推進、充実という点におきましても、本運動会の意義は大きいものであるととら
えております。
  さて、10年ぶりの復活を遂げました本運動会では、切磋琢磨し合うことで相互に刺激を受け、
互いに高め合おうとする勢いのある生徒の姿、そしてその姿に勇気と活力を見出す保護者や多くの
市民の姿がございました。新生中学校がスタートしたばかりのこの時期に、心を一つにして友情と
きずなを深め合い、自校の誇りを感じ合った本運動会の成果は、大きなものがあったと認識をして
いるところであります。
  本大会事務局実行委員会での詳細にわたる反省、総括は今後行いますが、当日やその後の各校
の生徒や保護者からは、勝敗よりも大切なものを得ることができた、今まで以上に学級、学年、学
校のきずなが深まった、PTAとして子供たちのために何か協力したい、互いの学校のよさを素直
に受けとめ、たった1日で子供たちが変わったなど、おおむね良好であった旨の声が聞かれており
ます。
  走り終えた後に、互いの健闘をたたえ合って他校生と和やかに握手をする姿やエールを交換し
合う姿、一人一人の努力に対して自然な拍手で互いに共感し合う姿など、同じ南陽市の中学生とし
て、よいものを学び合おうとする意識の芽生えにもつながっていることを実感いたしました。
  授業時数の確保を含め、教育課程編成上の課題や各校の走力向上への課題等も考えられますが、
本市学校教育の系統的な取り組みにつながる教育機会の意義ある場として、この中学校連合運動会
をとらえてまいりたいと考えているものであります。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  板垣議員。
○板垣致江子議員  御答弁ありがとうございました。
  ふるさと納税につきましては、南陽市がすごく頑張っているなというのは、もう初年度からい
ろいろお話を聞いて、すごいなと感心していたところもあります。まず、20年度に、最初に年に84
0万円という高額なふるさと納税があったということは、南陽市の頑張りを周りの方に認めていた
だいていることもあるのかなと。同時に、東京南陽会の方、親戚の方。親戚の方というのは、やは
り市民や職員の方を通してということでしょうが、その辺のところも本当に御協力いただいている
なというところで、すばらしいと思いました。
  まず、平成20年度840万円、336件、平成21年度が204件で637万円、この辺のところで、今年度
あたりは3年目ということでかなり厳しくなるんではないかということが予想されますが、その辺
をどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  3年目の取り組みだというようなことになります。これにつきましては、初年
度848万4,000円、2年度は若干200万円ほど減っておりますけれども、今年度の目標といたしまし
ても、500万円以上は確保したいというような方向で臨むべきかなと思っております。
  なかなか、去年あたりも2年目で、今年もかというような声も聞こえたということで、1年ぐ
らいだったら協力できるのになということで、なかなかちょっと難しいところもあったというよう
なことでございますが、目標はある程度高く持って進んでいきたいと思っております。
  以上です。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  今年度目標が500万円ということで頑張るということなんですけれども、そ
の集め方にちょっと多少問題点が出てきているのかなと私は感じております。やはり同じ人たちが
声をかけて、同じ人に声をかけてという形が何年も続くと、やはりその声をかけている方も大変だ
という思いもありますし、お願いするほうも、また違ってくると思うんですね。
  そうしましたときに、そこで観点を違えて別な方法で集められないかということを、やはりま
だまだアイデアを出していかなければならないと思うんですが、その辺、新しい方策などは何か考
えておられますでしょうか。
○議長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  なかなか難しい問題でございます。
  私の場合ですと、私の場合は兄弟、兄貴は平成20年度は現役でございましたが、21年度のお願
いするときには退職しておったというようなことで、なかなかそういう年代にも差しかかっている
と。あと、逆に子供のほうが勤め出したというようなことで、今度、じゃ子供のほうにお願いしよ
うかなというような、私自身の年齢もそれなりの年齢になっておりますので、友達なんかもなかな
か退職に差しかかっているというようなことで、そこら辺はどのような方法がよろしいか、今後、
関係課との調整会議を開催する予定でございますので、視点を変えて、よいアイデアなんかあれば
出していきたいということで、議員の皆様方からも何かいいアイデアがあればお知らせいただきた
いなと思っております。
  以上です。
○議長  ただいま7番板垣致江子議員の質問のさなかでありますけれども、ここで暫時休憩いた
します。
  再開は2時15分といたします。
午後 1時59分  休憩
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午後 2時15分  再開
○議長  再開いたします。板垣議員。
○板垣致江子議員  先ほどの松田課長のお話で、非常に職員の方たちも苦労していらっしゃると
いうことで、私もそれはもう重々聞いております。私たちも何とかしなければと思いながら、なか
なか協力できない現状、これから変えていかなければならないと思うんです。
  まず、この活用状況が、やはり寄附をしていただくときにどちらのほうに使っていただきたい
かということで希望をとって、そこに入れていただいているということなんですが、最終的には一
般財源に入ってそこの部分に使われているということで、なかなか個々の事業として非常に見えに
くいなというところもありますので、その辺もちょっと観点を変えていったらどうかなと私は思っ
たわけです。
  やはり一般の方たちにももう少し興味を持ってもらうために、実は昨年、私たち相生市のほう
に会派のほうで視察に行かせていただきまして、そこで相生市のふるさと応援基金条例というもの
をつくって活動しているということを勉強させていただいたときに、12月の議会でも救急医療情報
キットというお話が出たことがあるんですけれども、それをその中の一つの事業として取り組んで
いるということでした。
  物をちょっと出させていただきますが、このような、副市長のほうにも消防署のほうにもちょ
っと回させていただいたんですが、こういう事業をともに一つの事業の中にきちんと組み込んでや
っているんですね。そうしますと、ふるさと納税をした方が、私はこういう福祉のほうに使ってく
ださいとやったんですが、結果としてこういうものになりましたということがきちんと見えるんで
すね。まず、ふるさと納税に対しての関心が一つ高まるということと、あと、ふるさとを離れてい
る方たちがふるさとに残した兄弟、親、そういう方たちのために役立っているなというところがし
っかりと見えるということで、非常にまずふるさと納税をしていただくのに、まずいいなというこ
とを感じたわけです。
  それとともに、やはりこの救急医療情報キットは、それだけでなくても私も南陽市でぜひ進め
ていただきたいというふうにすごく思って帰ってきたところでしたので、これをぜひふるさと納税
のほうで一つの事業としてやっていただくということをぜひ市長に提案させていただきますが、い
かがでしょうか。
○議長  柴田副市長。
○副市長  ふるさと納税のプロジェクトチームの私、リーダーをしておりますので、お答えいた
しますが、なかなかふるさと納税につきましては、先ほど板垣議員おっしゃったように、今、ダイ
レクトメールで送っても、その制度そのものの理解度、それから手数がかかります。確定申告をす
る必要がある、それから現金で納めて納税をしていただいた結果が、市民税の場合は翌年度減額さ
れるというようなことで、ですから、1回立てかえてお支払いしなければならないというようなこ
とがございます。そういうようなことでいろいろ苦労しておりますが、今お話あった件については
私も見せていただきましたが、ただそれは1回きりの事業でございます。じゃ翌年度どうするのか
という問題も出てきますので、私どもも考えましたけれども、1回きりでは持続性がないというよ
うなことで、その導入については、導入までは至らなかったということでございます。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  いろいろな手数がかかるというところもあるとは思いますが、実は相生市の
場合、初年度に1,000万円以上の寄附をいただいています。それで、ちょっと私たちもびっくりし
たことは、その75%ぐらいが市民からのふるさと納税だったんです。そんなことがあるのかという
ことで、ちょっと見させていただいたんですが、初年度ということもありましてそのぐらい集まっ
てということもありますでしょうが、やはり市民も関心を持って、親兄弟からもお願いするところ
はしているのかもしれません。それでも、やはり自分も今ちょっと大変だけれども、市民のために
こういう事業に使っていただけるんだったらということで、非常に多くの方から寄せられていると
いうお話も聞きました。
  やはり細かく事業を報告することによって、次年度のまたそのふるさと納税をする人たちの思
いが、きちんとまた今年もということをやるというのは、やはり昨年度このぐらい皆さんに協力し
ていただきました、これとこれとこれという事業をきちんと報告しているんですね、書面で、それ
から市報で。そういうことがありまして、じゃ次年度もといったときに、やはりまた、じゃ少しし
かできないけれども、そこの所得税、それから控除になる部分は、そこまではできないけれども1
口だけとかという人もかなり多いようなんです。
  そういうことも考えて、これは外に出た方だけということではないという条例だそうですので、
いいことも悪いこともあるかもしれないんですけれども、そういう観点も持っていってもいいんじ
ゃないかということで、やはり事業をしっかりとするということ。
  これに関しては、私はふるさと納税、ここにこのキットはふるさと応援寄附金ということでや
っていますと、これ1回きりかもしれません。それでもやはり1回事業を取り組みましたら、やっ
ぱり長年市民の皆さんに活用いただけるというところで大変有意義なものじゃないかなということ
で、そこのところをしっかりと私はお勧めしたいと思って、先日、福祉の方ともお話ししましたが、
南陽市内は高齢者のみの世帯が1,800以上あります。そういう方たちに全世帯配ったとしても100万
円もかからない。今年度長井市で取り組みます。やはり高齢者のみの世帯が1,800ちょっとあるそ
うです。やはり一応70何万という予算を組んで7月に配布するということで、非常に救急医療をや
る方たちにとっては助かるものだということで、全国的にどんどんと始まっているということで、
こういうふうに見えるものをふるさと納税でやっていただくのはいいことじゃないかなということ
で、ぜひお考えいただきたいというか、ぜひ進めていただきたい事業なんですね。
  ふるさと納税、例えば今年度500万円目標、その中のやはり100万円ぐらいをここに充てていた
だく。そうすると、高齢者だけでなくて、救急隊員の方たちが駆けつけたときに、心臓病患ってい
る方、それから命にかかわる症状が出るような持病を持っていらっしゃる方、そういう方たちにも
配っていけるということで、すごくいい事業じゃないかなということで進めていただきたいと思い
ますが、市長のお考えはいかがでしょうか。
○議長  市長。
○市長  わかりやすくて、協力してくれた方々が何に使ってくれたのかなという意味では、非常
にインパクトもあるしわかりやすいということではよろしいのではないかなと思っております。今
副市長あるいは担当課長のほうから話があったように、これからいろいろと協議をして、よりいい
方法で進めていきたいと、このように思っておりますので御理解いただきたいと思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  よりいい方向にぜひ進めていただきたいと思います。ふるさと納税のほうは、
やはり私たちも声がけが足りない部分もありますので、市民の方にも興味を持っていただいて、私
たちもぜひ頑張って応援していきたいと思います。
  次に、移らせていただきます。
  双松公園のコミュニティセンターにつきまして、私が利用できにくく利用されなくなっている
と言ったというのは、まず管理体制が建設課になっているということ、なぜ建設課なのか、コミュ
ニティセンターじゃないのかというふうなところをまず疑問に思っておりましたので、その辺が、
前はたしか建設課ではなかったのではないかと思っておりますので。当初コミュニティセンターが
できたころはどのような状況で使われていたのか、おわかりいただけますでしょうか。
○議長  土屋建設課長。
○建設課長  先ほど市長のほうから答弁があったように、この施設については昭和60年10月に完
成したものでございます。それで、なぜ建設課というふうな御質問でございますけれども、平成13
年度に当時の都市整備課の中に緑地保全課というふうなものが新設されまして、それまで庁内各課
で所管をいろいろ、児童公園は福祉、都市公園の一部は商工、あるいはうちのほうというふうなこ
とで、いろいろそれぞれに関連しておったわけでありますが、この公園管理のその係を新設したこ
とによりまして一元化を図ったというふうなことで記憶しているところであります。
  それ以前どういうふうになっていたかというふうなのは、ちょっと私、今把握しておりません
ので、お答えできません。
  以上です。
○議長  柴田副市長。
○副市長  当初は今答弁したとおりですが、一応商工観光課で観光施設としての機能を持たせよ
うということで建設をいたしました。2階は、観光客のための食堂がわりといいますか、休憩所に
使おうと、下は、一般の市民の方に常にオープンした形で公園利用者を対象に御利用いただこうと
いうことでオープンしておりました、1階はですね。2階は予約制で、商工観光課で管理しており
ましたが、バラまつり、菊まつりのときにはあけて、夜閉めていた。それから、下は常にオープン
しておったわけですが、何年か前、机、いすすべて壊されたという、事件がございまして、警察に
届け出をいたしましたが、犯人がわからず、やはり無防備なので夜は施錠しようということになり
まして、非常に残念であったわけでございますが、そういう防犯的なものから今施錠しているとい
うことで、当初考えておりました市民の皆さんに自由に使用許可とか申請をしないで自由に使って
いただこうということで建てたわけですが、そういう結果になって非常に私どもは残念だというこ
とで、今施錠せざるを得ない事情をお察しいただきたいと思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  そういう事情で閉めざるを得なくなったというのは大変わかるんですが、利
用する市民として、建設課のほうの方たちがやはり今管理しているということで、シルバーの方に
かぎのあけ閉めをお願いしているということでした。シルバーの方たちというのは、平日作業のた
めにいらっしゃいますよね。シルバーの方たちが作業のためにおいでになったときだけいらっしゃ
って、かぎを1階の部分あけています。でも、やはり常に一般市民に使っていただこうという形に
はなっていないような形なものですから、その作業の人たちも、ついそこで休んでいる。そうしま
すと、やはり一般市民がちょっと腰かけたいなと思っても、なかなか入りにくいし、市民に使って
いただこうという気がないからかどうか、やはりほこりだらけになっている、そして作業用の物が
置いてある、そういう状況なものですから、やはりこれは建設課だけで管理をすべきものなのかど
うなのかというところが、私たちはすごく疑問点を感じたわけですね。
  その辺のところをやはり、なぜ観光のほうに利用されないのか、その辺あけなくなった状況と
かもあるでしょうが、観光課のほうでも建設課と話をして、じゃ、こういう状態で市民に使ってい
ただくというようなお互いの意見交換のようなもの、やはりお祭りをやっているわけですので、そ
の辺はなかったのでしょうか、今まで。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  ただいまの質疑の中で、管理体制につきましては建設課のほうで、いわゆる通
年を通して実施をしておるわけであります。また、御承知のとおり観光の利用としては、バラまつ
り期間中につきましては観光協会のほうでかぎを預からせていただいておりますから、当然日曜日
でもオープンをしております。あわせて菊まつりについても、その期間中につきましては、同じく
その管理をして無料休憩室として御利用いただいているというのが実態でございます。特にバラま
つりについては、バラ園と極めて近い位置関係にありますから、昨日なども押し花の体験サロンな
どが中で実施をされておりました。通年は確かにバラ園の管理というふうなことで管理人さんが休
憩所に使ってしているというふうなこともありますが、市民の方が一番必要としている時期には、
そうした形で観光課のほうで有効に使わせていただいておりますし、当然建設課と商工観光課のほ
うにつきましては密接な連携をとりながら、そういった期間については市民に御利用いただいてい
るというのが状況でございますので、御理解を賜りたい。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  観光のほうでも使わせていただいているということで、その時期には観光協
会のほうがあけているということなんですけれども、じゃ、市民や観光に来た人たちが喜んで使え
る状況になっているかということを考えたときに、やはり何年か前のバラ園の開園式のときに2階
をお借りして開園式やったときの状況も、余りいい状況ではなかったと思うんで。でも、昨年ちょ
うどバラの時期に私たちもお借りしまして、上で会議をして、皆さんバラを見てくださいねとお誘
いしました。ところが、入ってみましたらごみだらけというか、ごみが落ちているわけじゃないん
ですけれども、ほこりが結構ありまして、みんなで掃除機をかけて、カビ臭いから戸をあけて防臭
剤を振って、それから会議をしたような状況にありました。
  そのような状態で置いてあるものですから、やはり観光で、じゃたまたま使わせてくださいと
言った人たちが、こんなだったら借りないほうがよかったみたいな、市民の私たちでさえそう思い
ましたので、その辺のところもあるので、やはりもうちょっと観光のほうも、使うんだったら、観
光の方たちに喜んでもらえるようなところ、また建設のほうでも、管理をしているんだったら定期
的に空気を入れかえて市民が使いやすいようにする、その辺のところをぜひ努力していただきたい
なと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長  土屋建設課長。
○建設課長  利用について、そして清掃が余りされていないというふうな御指摘であります。2
階の集会所の利用につきましては、利用者の方に後片づけも含めまして清掃をお願いしているわけ
でありますし、ただ、2階部分の使用については、酒席というか、酒を飲んでの懇親、懇談会とし
ての利用というふうなものが結構多くありまして、そんなときに最後まで清掃までということはな
かなか行き届かなかった面もあるのかなというふうな反省をしております。
  私どもの職員も時々参りまして、必要に応じては清掃も行ったりしておりますけれども、御指
摘のようにまだまだ不十分であったというふうなことであるとすれば、今後、状況等確認しながら
対応を検討してまいりたいというふうに思います。
  以上であります。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  今後、努力していただけるということですが、ぜひかぎの管理に関しても、
普通のときですね、平日のみでなくあけていただければありがたいかなと思います。
  先日、今年は桜の時期がずれまして、ちょうど連休のときに桜が咲きました。行ってみました
ところ、かぎがかけてありましたので、せっかく桜を見にいらっしゃった方たちが、やはりちょっ
と休憩するには、土日もあけていただかないと御利用できないんじゃないかなということで、管理
面で大変かもしれませんが、その辺公民館なり緑を守る会なり、その辺に協力していただきながら、
土日もあけられるような方向、また2階も気軽に借りられるような何か方法があると思うんですが。
○議長  土屋建設課長。
○建設課長  シルバーの作業員が作業していない期間における開放というふうなことでございま
すが、今年は御指摘ありましたように、ちょうど桜の開花時期が大幅におくれまして連休中になっ
たということで、シルバーの作業員の休日であったというふうなことから、1階休憩室のかぎのあ
け閉めについては双松緑を守る会の会員の方々にお願いした経緯がございます。
  そんなことで、今後でありますけれども、もし地域の関係者などから御協力をいただけるとい
うことであれば、日中の開放は検討してまいりたいというふうに考えております。
  以上です。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  ありがとうございます。
  市民が使いやすい、気持よく使えるような施設にまだまだできると思いますので、ぜひ努力し
ていただきたいなと思います。
  双松公園に関して、また菊まつりなどの会場に使われておりますときに、やはり菊まつりの反
省などにも、障害者やお年寄りの方が非常に見にくい、見にくいというか、もう大変だということ
で、双松公園がやり玉に上げられたこともあります。そのようなことを考えると、やはり引き継が
れた美しい自然を残して大事にしていく中で、やはりある程度時代にあわせて、公園の設備ももう
少しお年寄りや高齢者にやさしいような形に少し変えていかなければならないんじゃないかという
ところで、その辺は市としてどのようにお考えでしょうか、市長、まずよろしくお願いします。
○議長  市長。
○市長  施設ですから、すべての市民の皆さん方に利用しやすいものにするというのは基本的な
考えで、大変結構なことだろうというふうに思っておりますし、そうあるべきだというふうに基本
的には考えますが、先ほど申し上げましたように、それにもやはり資金が必要になってくるという
ようなことで、できるところから順に整備をさせていただきたいというふうに思っておりますので、
御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  できるところから順にぜひやっていただきたいと思います。
  また、緑を守る会のほうでは、やはり樹木の伐採とか、あと木を植えたりとか、非常に努力し
ていただいております。ただ、その辺、何か市として、公園に関する何かもうちょっと市民と合体
して進めていく事業などを考えておられるでしょうか。
○議長  土屋建設課長。
○建設課長  双松公園につきましては、先ほど板垣議員のほうからもありましたように、現在も
歴史と伝統のある市民の大切な宝だというふうに思っておりまして、後世にも立派な財産として引
き継がれるものでなければならないというふうに考えているところであります。そのためにも50年
後、それから100年後を見通したグランドデザインというものが必要であるというふうに思ってお
ります。そんなことで、今年度におきまして整備構想検討委員会のようなものを設置いたしまして、
地域の方々とともに今後のあるべき将来像について御協議をいただくべく、現在準備を進めている
というふうなところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  以上です。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  そのような考えでいただいたことは大変ありがたいと思いますので、本当に
少しずつでもいいのでいい方向に、市民の憩いの場をしっかりと守っていただければと思います。
  次に移らせていただきます。
  先ほど連合運動会の総括をいただきまして、本当に生徒たちも保護者も先生たちも心を一つに
し、友情ときずなをより深いものにして感動的な運動会にすることができたという感想をいただき
ました。本当に私もそれは出席させていただきまして感じました。ああ、よかったなと。
  ただ、大会前に保護者の方たちとか教師の間の声が少し聞こえてきました。まず、保護者の方
たちからは、地区大会前なのに部活の時間が削られる。また、教師の方たちは、また行事が増えて
大変だ。そんな声がちょっと聞こえましたものですから、心配していたんですね。その辺のところ
は、教育委員会のほうに聞こえていた部分はあったのでしょうか。
○議長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  ただいま板垣議員からいただきました御質問ですけれども、直接的に教育委員
会にこういった不安といいますか、あるいは大変であるというような声は、直接は聞いておりませ
ん。ただ予想されることとして、当然ながらこの6月、今週末から地区大会がございます。その2
週間前というようなことで、大変な時期だということは十分認識しておりました。
  しかしながら、今回この時期にあえて行ったという意味につきましては、これまでも趣旨など
については御説明をさせていただいておりますけれども、やはりこの時期だからこそ、統合後の子
供たちの学習活動あるいは生活全体にわたっての安定を図る意味で、一つの精神的なきずな、ある
いは今後に向けての意欲、そしてさらには最終的に主体的に自分たちでいろんな活動に取り組むと
いうようなことを勘案いたしまして、この5月23日という時期にさせていただきましたので、その
ことについてはぜひ御理解いただきたいなというふうに思っております。
○議長  板垣議員。
○板垣致江子議員  結果的によかったということで、子供たちのためには、そのような声が多少
あっても、やはりやってよかったという結果でとらえて、今後も子供たちが切磋琢磨して頑張って
いただけることを、まずは期待したいと思います。
  成績の結果も、本当に結果発表聞いたときに、ああ子供たちみんな頑張ったんだな、それぞれ
の学校がそれぞれのいいところを出し切って頑張ったというところが見えたので、私もすごくそれ
はよかったなと思ったところでしたが、ただやはり一つの体験の場として今後もやっていくわけで
すが、いろんなところでやはり同じようなことが見えてくるのかなと、道徳的な体験もきちんと教
えていただかねばならないのかなというところも多少見えました。やはり市長さんから賞状を受け
取るときに片手でもらっていた生徒さんとか、わきのほう見ながらもらった生徒さんとか、いろん
な子供たちがおりました。その子たちが特別悪い子とかそういうわけじゃなくて、たまたまという
こともあったんでしょうが、やはりそういうことをしっかりと体験させていくことも、あの大会の
意義だと思っておりますので、その辺のこともぜひ御指導いただければと思います。
  また、頑張ったことに対して教師の方たちも生徒たちもすごくよかったとは思うんですが、ち
ょっと心配な点は、すべて100%そこで頑張ろう、結果を出そうとすると、やはりどこかにひずみ
が出てくることも今後心配な点もあります。教師の方たちが非常に頑張っていただくくのはいいん
ですけれども、教師の方たちもやはり社会の一員として、家庭の一員としてしっかりと生きていっ
ていただくためには、やはり家庭での時間、社会の時間も大事にしなければいけないこともあると
思いますので、その辺、忙しくなった分を教師の方たちが家に帰るのが特別遅くなったとか、地域
の行事に参加できなかったとか、子供たちも含めてですが、社会生活、家庭生活の中での人とのか
かわりもやっぱり生涯の勉強としてとらえていただいて、その辺もしっかりと教育委員会のほうに
は見ていただきたいなと。口幅った言い方ですが、そういうことも必要かなと思っておりますので、
よろしくお願いしたいと思います。
  最後になりますが、新型インフルエンザが赤湯中学校ではやっているということをお聞きしま
して、その後の状況をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○議長  ただいまの件については、その状況でしょう。通告外ですから、後で聞くようにお願い
します。ここで答えることはない。
  板垣議員。
○板垣致江子議員  それじゃ、そのインフルエンザに関しては後でお聞きするということで、い
ろいろありがとうございました。
  これで私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。
○議長  以上で7番板垣致江子議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
  以上をもちまして、通告されました4名の一般質問はすべて終了いたしました。
  長時間大変御苦労さまでございました。
  質問された議員、答弁なされた執行部各位の労をねぎらい、今後の市政運営に生かされること
を期待しております。

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散会
○議長  本日はこれにて散会といたします。
  御一同様、御起立願います。
  大変御苦労さまでございました。
午後 2時48分  散会