平成22年9月15日(水)午前10時00分開会

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松木  新一  委員長 片平  志朗  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席議員(18名)
 1番 白鳥  雅巳  委員    2番 片平  志朗  委員
 3番 吉田  美枝  委員    4番 梅川  信治  委員
 5番 川合   猛   委員    6番 髙橋   弘   委員
 7番 板垣 致江子  委員    8番 髙橋   篤   委員
 9番 田中  貞一  委員   10番 遠藤  栄吉  委員
11番 松木  新一  委員   12番 漆山  鏗一  委員
13番 桑原   仁   委員   14番 小野 健一郎  委員
15番 佐藤   明   委員   17番 殿岡  和郎  委員
18番 小林  啓市  委員   19番 渡部   敬   委員
◎欠席議員(0名)


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説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長          柴田  誠 副市長

樋口 一志 総務課長       松田 直二 企画財政課長
(併)選挙管理
委員会事務局長

伊藤 賢一 税務課長       鈴木 隆一 市民課長

大沼 豊広 福祉課長       鈴木  聰 保健課長

大坂 剛司 農林課長       齋藤 洋一郎 商工観光課長

土屋 喜重 建設課長       新野 甚吉 上下水道課長

濱田 俊明 会計管理者      大澤 俊逸 消防長

門間 利行 消防課長       堀  啓治 消防署長

三ケ山 岩男 教育長        猪野  忠 教育次長

伊藤 圭一 管理課長       長濱 洋美 学校教育課長

髙橋 秀雄 学校整備課長     山田 俊彦 社会教育課長

尾形 真人 スポーツ文化課長  青木  勲 代表監査委員

板垣 俊一 監査委員       中條 晴雄 農業委員会
                         事務局長                                 事務局長


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事務局職員出席者

斉藤 彰助 事務局長       板垣 幸広 議事係長

安部 真由美 庶務係長      長沢 俊博 書記


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本日の会議に付した事件
 議第52号 平成22年度南陽市一般会計補正予算
      (第3号)
 議第53号 平成22年度南陽市国民健康保険特別
      会計補正予算(第2号)
 議第54号 平成22年度南陽市財産区特別会計補
      正予算(第1号)
 議第55号 平成22年度南陽市小滝簡易水道事業
      特別会計補正予算(第1号)
 議第56号 平成22年度南陽市介護保険特別会計
      補正予算(第2号)
 議第57号 平成22年度南陽市出産祝事業特別会
      計補正予算(第1号)
 議第58号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計補正予算(第2号)
 議第59号 平成22年度南陽市下水道事業会計補
      正予算(第2号)

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開会
○委員長(松木新一委員)  御起立お願いいたします。傍聴席の方もよろしくお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は18名全員であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成22年度補正予算8件であります。
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議第52号 平成22年度南陽市一般会計補正予算(第3号)
○委員長  初めに、議第52号 平成22年度南陽市一般会計補正予算(第3号)について審査を行い
ます。
  当局の説明を求めます。松田直二企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年9月定例会 予算に関する説明書により議
       第52号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願い
いたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般について、12ページから19ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、次に移ります。
  次に、歳出に入ります。
  第2款総務費から第6款農林水産業費の20ページから33ページまでについて質疑ございません
か。
  5番川合委員。
○川合 猛委員  南陽イオンの森について質問したいんですけれども、よろしいでしょうか。
○委員長  ページ数、款、項、目についてお願いします。
○川合 猛委員  30ページ農林水産業費の2項の林業費になります。よろしいでしょうか。
○委員長  はい、どうぞ。
○川合 猛委員  南陽イオンの森の植樹が10月2日に行われるということで、桜の木を300本植
えるということで、現在木の伐採が終わりまして、ピンクのリボンをつけた目印の棒を挿している
ところですが、あの棒のところに桜を植えられるかどうかおわかりになりましたらお答え願いたい
んですけれども。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  委員おっしゃるように、現地のほう、支障になるような伐採等を終了いたしまして、
現在桜を植栽する場所のほうの植樹場所を準備してございます。
  おっしゃるように、現地のほうには赤いヨシ棒等を立てて、そこを植栽するということで今準
備中でございます。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  私きのう、十分一山へ行ってまいりまして、確認をしてまいりました。そのピ
ンクのリボンのついた棒でピンクのリボンに本数の数が書いてございました。
  ところが、木と木の間隔、それが非常に短い。長いので7.5メートル。これならいいと思うん
ですけれども、短いのが3メートルしかないんですね。
  それから、道路のわきから1.5メートルの部分に挿してあると。そうしますと、小さい盆栽の
ような桜であればそのままでいいんですが、20年、30年たって大きくなった場合、必ず間伐といい
ますか、切らなければ維持できなくなると思うんですけれども、3年間で900本植えるということ
ですが、もう今の300本でもきゅうきゅうみたいな感じなんですね。やたら植えていると。
  車で上がると両わきにピンクのリボンが次々に見えてくるという、そうしますと、3年間で90
0植えたとして、その後の維持管理等は、イオンさんのほうで未来永劫までやるのかどうか、お伺
いいたします。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  桜のほうは山桜を予定してございますが、山桜の植栽は今年度のみということで、
300本のみでございます。
  来年以降は場所を変えまして、前に赤湯町時代に放牧場として利用しておりました、もう少し
十分一山よりちょっと先のほうに登って行く場所でございますが、その場所に広葉樹のほうを植栽
する予定でございますので、900本の予定ではなくて、300本の予定で今進めております。
  なお、現地のほう、今植え穴を準備中でございますが、大分かたいというようなことで、機械
等を利用しながら、植樹の穴を掘って準備してございますけれども、その辺の関係もございまして、
若干ちょっと近目になっているのかなとは思いますが、山桜でございますので、大丈夫かなという
ように判断しているところでございます。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  山桜ですと大体どれぐらいの大きさになるんですか。おわかりになりますか。
○委員長  農林課長。
○農林課長  今回植樹しますのは、約2メートルほどの予定、もう少し小さいかもしれませんが、
そんなに大きくないものを準備してございます。
  なお、場所がそういう条件の場所でございますので、どんどん大きくなるような木ではないと、
そうような状況にはないような場所かと思いますけれども、なお、私もちょっと現地は行っていま
すけれども、ちょっと若干近いというお話でございますが、森林組合とも相談しながら、実施して
ございますので、その辺は大丈夫かなと思っているところでございます。
  なお、先ほど管理の話がございましたが、イオンさんの協定では3年間ということで植樹をな
さるということで、その後は市のほうに管理を引き継ぐという格好になるかと思います。
  以上です。
○委員長  5番川合委員。
○川合 猛委員  3年過ぎればその後の維持管理は市でやるということですけれども、だとすれ
ば、もう一度植樹をする前によく見ていただいて、5年、10年たってお金のかからないように植え
る段階でしていただかないとだめかなと思いますので、その点をよろしくお願いしたいと思います。
  以上です。ありがとうございました。
○委員長  ほかにありませんか。
  9番田中委員。
○田中貞一委員  歳出の20ページ、企画費について企画財政課に質問申し上げますけれども、本
年当初に県に対し19項目の南陽市の重要要望事項を提出しているわけでございます。
  その中におきまして、主要地方道山形南陽線中里工区、それから県道赤湯停車場大橋線の事業
推進等の課題も要望しているわけですけれども、これらの県からの回答及びその後の状況はどのよ
うな状況にあるか、ひとつ教えてください。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  県のほうに要望してまいった件数19項目あるわけでございますが、今言われま
した中里工区、赤湯停車場線につきましても、ほぼ要望どおりといいますか、うちのほうでこのぐ
らいしてほしいというようなものについては、要望が通ったのかなと思っております。
  具体的に予算のほうにつきましても、県のほうで今まで以上の予算をつけて対応するような進
捗になっておりますので、もう少し様子を見ながら、今年度以降の事業費の拡充に向けて、要望を
さらに進めていきたいと思っておるところでございます。
○委員長  9番田中委員。
○田中貞一委員  そうすると来年度からは予算がついて事業が始まるというふうに理解してよろ
しいですか。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  来年度予算につきましては今の段階で額的なものはわかりませんが、引き続き
継続して要望していくというところでございます。
○委員長  9番田中委員。
○田中貞一委員  その継続して要望していく、要望していくと言われるんですけれども、当初3
月なり4月にこの要望書を県に出して、活字にしたものを県に提出しただけでは、やっぱり私はス
ピードが出てこないだろうと思うんですよ。
  例えばこの白竜湖の景観事業にしたって、保全にしたって、何年間とここにこう載っているわ
けですね。それで一向にそれらが回復もしないというような状況にある中で、私はやっぱり南陽市
の重要要望事項として、こうして市長と議長の連名で県に提出している大変重要な書類、要望書で
ありますから、これらのことをやっぱり出した限りは年度末のぎりぎりまでやっぱり県と交渉しな
がら、そして作戦を考えていくべきだと、私は思うんですよ。
  特に、この白竜湖の問題なんか、何年ここに上がっていますか。
  ですから、この県道赤湯停車場大橋線も私は常々あの道路を使っているんですけれども、非常
に車道と歩道の区別もない道路で、高校生が赤湯駅に向かって自転車で来る子供らが非常に危険な
状況の中で通学しているという状況があるんですよ。
  当然、その道路を私たちの沖郷の中学生や小学生なんかも歩いて通学するわけなんですけれど
も、やっぱりこんな大事なものは作戦を考えて本当にやっていただきたいというふうに思うんです
けれども、その辺のことを企画財政課長にお聞きをしますけれども、これを提出してから県との会
合とか打ち合わせ会とかというのは持ったことはございますか。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  要望事項につきましては、こちらのほうの関係課の職員と市長、議長も含めま
して、総合支所長及び関係部長のほうに要望を行っております。
  以上です。
○委員長  9番田中委員。
○田中貞一委員  とにかく、要望したものが早急に取り上げられて実を結ぶように積極的にして
いただきたいということをまずひとつ強く要望しておきます。
  以上です。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  30ページの第6款の農林水産費に関連して質問したいと思います。
  せんだって、JA全農山形の本年度の米の概算の金額が発表されました。それで今年度は大分
落ち込んでいると、こういう報道でありますが、しかも前年比で3,300円も大幅減と、このように
報道されておりますが、市の対応はどのようにされるのかお尋ねをしたいと思います。
  それからもう1点でありますが、32ページの第7款の商工費に関連いたしまして、ハイジアパ
ークの。
○委員長  15番佐藤委員、まだ商工費には入ってございませんので、その前までの質問していた
だきたいと思います。それについては後ほどお願いします。
○佐藤 明委員  33ページと言わなかったですか。
○委員長  言いましたけれども、商工費からは後ほどになりますので、農林水産業費までですの
で、よろしくお願いします。
○佐藤 明委員  大変失礼をいたしました。
  では、農林課長にお尋ねをしたいと思います。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  9月10日、JA全農山形では、はえぬきが1万円割れというようなことで委員おっ
しゃったとおりの数字が載ってございました。
  今回は全農山形でのこれは概算金でございますので、JA山形おきたまの概算金の決定はまだ
これからということで、まだ各農家のほうにも通知は参っていないようでございますが、これより
は下がることはなくても、若干上がってほしいなというようなのが私どもの偽ざる気持ちでござい
ます。
  市の対策というようにおっしゃいましたけれども、今現在国のほうでは戸別所得補償のモデル
事業が実施されてございます。この中では下落ということで、米価が下がった場合は国のほうで補
てんするというような制度がございますので、その状況を、発動なるだろうとは思いますけれども、
その状況を確認していきたいと思っております。
  以上です。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  1万円を割るということは今までなかったことなわけですね。収穫を目前にし
て、農家の方々は、なんじょしたらえがんべと。しかも後継者の方々はこれはもうあきらめるしか
ないと。これは今始まったばかりではなくて、もう前々から言われているわけですけれども、そう
いう見通しもない、これでは何のために米づくりをしているかわからないと、こういう声が聞こえ
てくるわけですけれども、やはり市として、このままでは市税も減るわけですから、何らかの対応
策や対策を考えない限り、これはどんどんじり貧になっていくと。もう先が見えてくるんじゃない
ですか。どういう対応をされるのか、もう一回お尋ねします。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  先ほども申し上げましたように、戸別所得補償のモデルで、定額部分では10アール
当たり1万5,000円、この辺の収量1反10俵にいたしますと1俵当たり1,500円になるわけでござい
ます。これにつきましては転作等をやっている方については、すべて作付面積に対して交付される
わけでございますが、先ほど申し上げましたその変動部分ですけれども、過去3年間の平均の販売
価格を下回った場合は、その差額を国が補てんするということでございますので、この制度に加入
なさっている方については、それ相応の最低の補償はされるものと思っているところでございます。
  以上です。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  米をつくる場合、いろいろ諸経費がかかると、このように言われているわけで
すけれども、私も専門家ではありませんが、農家の方々、議員の方いらっしゃるわけですから、私
が言うまでもなく、これは採算割れと、こう言われているわけですね。これではたまったものでは
ないと言えるわけですけれども、農家の方々の声というのは、どういう方法で今聞き取りされてい
るのかわかりませんが、市長の基本的な考え方について答弁を求めたいと思うんです。
○委員長  塩田市長。
○市長  農政全般にわたって、大変国も昔から猫の目行政と言われるようにころころ変わって、
どんなものをどのように継続してやればいいのかということがなかなか定着していない状況で、い
ずれにしても農家の皆さん方、御苦労をいただいている。
  このいずれもというのは、単に米だけじゃなくてですね。そういう状況なので、なかなか我々
としても大変苦慮しているし、どういう指導をすればいいのか、JAともいろいろ相談をしながら
さまざまな対策をやっているわけですけれども、これという特効薬が今の段階でなかなか見当たら
ないというのが現状でございまして、やはり国でしっかりした農政をやっていただく。そして農家
の皆さん方が安心して農業に進むことができる、あるいは経営に努めることができるというような
農政をやっていただくほかにないのではないかなというふうに思っております。
  単に市で何らかの助成なり、補助なりという制度をつくっても、たかが、しょせん政策という
ところまで行かないのではないかと。単純に助成をするとか、ということでは到底解決できるもの
ではないというふうに思っておりますので、市としてもしっかり市独自の政策というものも必要で
ありますけれども、やはり国に依存する部分が多いので、その辺をしっかり見守りながら、あるい
は要望しながら一緒に県と力を合わせて対応していくしかないのかなと。
  ただ、県では、吉村県政では、農業生産額3,000億円というようなことで、1.5倍目指している
わけなので、それらの政策と市も連携してやれば、何らかの策が出てくるのかなということで、今
さまざまな形で研究検討しておりますが、いずれも後継者不足ということもあって、なかなか正直
大変な状況にありますし、農作物を消費する消費者、少子化も含めてなかなか少なくなっていると
いうこともあって、なかなかいずれの政策もうまくいっていないというのが現状でございますので、
これからいろいろな対応を県とも一緒に考えていきたいし、県からもさまざまな指導を受けて、五
総なんかにも入れていきたいとこう思っておりますので、もうしばらくお時間、あるいは皆様方か
らもいい政策とかいい考えがあれば、ぜひ御指導いただきたいと思っているところであります。
  以上です。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  さっき、戸別補償制度というようなお話があったわけですけれども、それだけ
では今の農家を救えるという保証は何もないわけですね。ですから、せめて昨年並みの、やっぱり
最低限保障をしていくと、そういうふうな施策をやっぱり国や県に対して強力に要望するというこ
とが、今市長言われましたが、これ、今々の話であって、そういう点ではまさにスピード感を持っ
て対応していただきたいと、このことを重ねて要望しておきます。
○委員長  ほかにございませんか。
  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  26ページの民生費です。このたび県のこども基金から、地域子育て創生事業
ということで補助金が出ておりますが、これらは補助金の対象が保育園等の感染対策、また児童館
の老朽補修とかおっしゃられましたが、今年度猛暑で、やはり県内の小中学校、また保育園関係、
クーラーがない状況で、大変先生方、子供たちが苦慮されたようなんですが、この辺への、温暖化
ということで今後もこの猛暑が来年も続くということが想定されるわけですが、この辺のところ、
冷房設備への投資はできますでしょうか。
○委員長  大沼福祉課長。
○福祉課長  お答え申し上げます。
  これは先ほどの説明のとおり県の基金を活用するんですけれども、実は国のほうから、特に備
品についてのこういうものに対して使っていいという具体的な指導がまだ来ておりません。正直こ
れは受け皿、県から来るお金の受け皿だけをまずはあけて、県と国と協議して、その品目について
相談して買いたいというふうに思っています。
  先ほどおっしゃったように、エアコンについて該当するのかどうかも含めて検討させていただ
きます。
  ただ、今のところ先ほどの説明のとおり感染症の関連の部分が相当の部分になっておりますの
で、どの程度できるかについては今後検討していきたいと思っています。
  以上です。
○委員長  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  やはり小学校の子供たちは水筒持参をしたり、本当に学校に行くとすぐに軽
装になったりとかいろいろ工夫していますが、保育園の子供たちはやっぱり自分たちではなかなか
水分をとったりとか細やかな状況はできないと思うので、先生方が非常に気を使って頑張っていら
っしゃいますので、その辺、全室が無理な場合は、条件の悪いところだけでもやはり考えていただ
かなければ、職員、市長のほうはクーラーが入っている状況でございますので、その辺のことを考
えると、子育て支援都市としてはぜひその辺も考えていただきたいと思います。
  それともう一つ、30ページの農林水産のほうの畜産業費のところで、これもまた県からの畜産
規模拡大支援事業として補助金が出ております。梨郷の畜産団地とサトウファームに補助が出ると
いうことなんですけれども、この規模拡大ということは、非常に結構だとは思うんですが、前回6
月のときに片平議員が悪臭問題というお話がありましたが、その前に私もいろいろお話を聞いてお
りました。それらの指導も入りながら、そういう施設をつくりながらということで、指導はしてい
ただいているんでしょうか。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  今回の予算については畜産の規模拡大の助成金でございます。これは市のほうのト
ンネル補助でございますけれども、今悪臭のお話がございましたけれども、やはり悪臭、年に数件、
時期はやはり夏場になりますけれども、来てございます。今回も夏1件、市民課のほうの市民生活
関係と一緒に現地のほうを指導しましてやっているというようなことで、なかなかこれ、難しい分
野であります。そのにおいも個人差がございますし、だめだという人としようがないという方と、
いろいろいらっしゃるわけでございますので、その辺も見きわめながら、快適な環境のほうに努力
していきたいと思います。
○委員長  7番板垣委員。
○板垣致江子委員  しようがないとあきらめている方がいらっしゃると、しようがないんじゃな
くて、我慢している方もかなり多いと思います。
  やはり春先にこの悪臭の話が出ましたときに、すぐに私も一緒に行って、ちょっと現地を確認
させていただきたかったのですが、口蹄疫の関係で入れないということで、そのままになってしま
ったんですが、この辺の指導はしっかりしていただかないと、やはり住民の方に大変な迷惑がかか
っているということで、こういう補助金が出るときに、そのような指導をしっかりしていただきた
いと思いますので、要望いたします。
○委員長  ほかにありませんか。
  9番田中委員。
○田中貞一委員  先ほどの農林水産業のほうなんですけれども、先ほどの佐藤委員の質問に対し、
農林課長が答弁されたんですけれども、JAおきたまではつや姫が1,500円下げの1万1,500円とこ
れ値段説明ありましたし、またはえぬきの1斗60キロ当たりにすると9,000円の仮払いというよう
な説明にちゃんとなってございます。
  それで、東北の各県の状況を見ますと、山形県のこのJAおきたまのほうはまずいいほうであ
りまして、宮城県ではこしひかりでさえも8,700円、それから岩手県のほうにいってもいいので8,7
00円、8,500円とかって、秋田にしてもそれなりということで、この辺の値段はまずまずの値段を
とったわけなんですけれども、ただ市長もその答弁で答えておりました、後継者不足だの食べる人
が少なくなったっていうような、これは当たり前のことを市長は言っているんですよ。政策は、そ
ういうふうになるような政策を国がとっているんですよ。
  要するに昔から、瑞穂の国である日本で、稲穂をつくって、複合経営で1戸1戸の1.3ヘクタ
ールぐらいの平均農地の中で生活していたものを、アメリカ並みのでっかくだ、でっかくだってい
ってどんどん農家の数を減らしながら、そして減らしている中において、もうこれからEPAだの
FTAだのという時代に入っていこうとして、1万5,000円を切るからという話が出てきているの
で、まるっきり今の農業を崩壊させるためにやっているような政策だとしか私には見えません。
  そんなことで市長が言った後継者不足というのはもう当たり前のことであって、なかなか1自
治体がそれを何とかしようと思ったって、今の若い衆、子供たち、計算の早い子供たちが、果たし
てその職業を継いで自分の将来が豊かになるかならないかなんて、すぐ計算が出るわけなんですよ。
  それで、複合経営の中で、サクランボと西洋ナシとか取り組みながら年収売り上げ数千万円と
かという農家がもう出てきているということは事実なんですけれども、そういった政策にこれから
もっともっとスピードよく転換していく必要があるんだろうと、私思いますよ。
  農林課長に質問しますけれども、ひとつ農林課長も5年間所得補償、5年間の平均の一番高い
やつと一番安いやつを除いたところの中の3年を割ったものが、今度来年からなってくるんでしょ
う。
  そういったことになりますと、米価がここまで下落したということは、再来年からはこの9,00
0円という米価がそのベースに入ってくるわけですから、物すごく入ってくる金額も減るというこ
とになるんじゃないですか。どうですか。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  先ほどの変動部分の算定でございますが、委員おっしゃるとおり過去3年間の平均
なんですが、5年間の上と下を切って3年間を平均するということでございます。今年が大幅に下
がった場合、来年はその下がった部分はまたカットになるんでしょうけれども、2年目以降、また
同じく下がった場合は、必ずその部分が算定に入ってくるということで、やはり徐々に下がってい
くというふうになろうかと思います。
  ただ、今回の価格の大幅下落というのは、在庫が物すごくあるというふうな報道がされており
ますけれども、全国での需給年間800万トン強の消費があるわけでございますが、それに対してや
はり見込みは40万トンということで、5%の中でのこの数字の暴落ということで、非常に苦慮して
いるわけでございます。
  政府のほうの食用米の生産見込み813万トンに対して消費が805万トンだったというようなデー
タも出て来ております。
  このような格好でやはり消費者が食べなくなってきていると、また今年も夏が暑くて米以外の
ものを食べている人も相当いらっしゃるんでないかなということで心配しておりますけれども、や
はり食べていただかないと何ともならないというのが、今の実態ではないのかなと思っているとこ
ろでございます。
○委員長  9番田中委員。
○田中貞一委員  今の課長の説明あったわけですけれども、今日本の政府のほうでは、小麦、こ
れ外国から非常にたくさん輸入しているわけですけれども、これを国際相場で政府が輸入している
んですよ。そして国内の製粉業者には安く政府が渡している。それを製粉業者が粉にして、めんだ、
何だ、パン粉だ、うどん粉だとこう使うわけですけれども、過去にこの食管制度が外れたときに、
こういったものも一緒に私は外すべきだろうと思うんですよ。
  米だけが食管制度を外されて市場経済主義に乗せられて、流通に乗せられて、小麦はそうでな
いということは、高く国内で政府が仕入れたものを安く補てんしているわけですから、なかなか米
粉の利用もできないというような、米粉で消費になれば本当はすばらしいわけなんですけれども、
そういったこともあるんじゃないかと思うんですけれども。
  さて、ぐだぐだ言っても始まらないんですけれども、新しい農業のスタイル、大きく見直して
かかっていくべきだと私思うんですけれども、要するに米が果たして5年後、10年後、20年後どう
いうふうになるかという予測から追っていって、恐らくなかなかそれは解消しないだろうというこ
とを大体予想できるわけです。減反政策も過去何十年と続いてきて、今まさにこの状態であります
し、そうならばこの南陽の特産物と言われるものをもっと味つけをして、付加価値をつけられるよ
うな、やっぱり方策というものを、農林課あたりが専門に勉強して検討していくべきだろうと思う
んですけれども、課長の考えをひとつお尋ねします。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  現在南陽市のほうの米は市内の総生産額から見れば3番目、1番目に果樹、2番目
に畜産ということで、もともとは1番目だったわけでございますけれども、どんどんウエートが下
がってきてございます。今後もこの傾向は続くものと思います。
  今委員おっしゃいましたように、やはり限られた資源の中で生産するわけでございますので、
やはり付加価値の高い農業生産ということで目指すべきだと、私どもも考えてございます。
  以上です。
○委員長  9番田中委員。
○田中貞一委員  毎年農林課の中で当年の冊子をつくっているわけですけれども、計画に基づい
た農業計画をつくっているわけですけれども、何年も前から1農業者当たり400万円の所得という
ことを挙げて、その冊子をつくっております。
  なかなか、今現在の農業情勢、市内の農家の農業情勢から見て、1農業者当たり400万円の所
得というと、相当の高いハードルだろうと私思っていますけれども、この基準の見直しとか、それ
とか新たに何かを加えてそれを達成するとかという、そういった方法がやっぱり私は必要だと思う
んですけれども、最後に課長、どうですか、新年度から新たな南陽市農業の1農業者400万円とい
う所得のその計画づくりにおいて、その基本を何とかなるような基本づくりというように、考えて
もらいたいと思うんですが、どうでしょうか。
○委員長  大坂農林課長。
○農林課長  委員おっしゃるような基本構想でございますけれども、認定農業者等の基本構想で、
1農業者1人当たり400万円という目標を掲げてございます。ただこれは目標でございますので、
目標を最初から下げてしまうというのは、ちょっといかがなものかと思いますけれども、ぜひ400
万円に向けて皆さんにも頑張っていただきたいというようには考えてございます。
○委員長  ほかにございませんか。
  次に、第7款商工費から第10款教育費の32ページから41ページまでについて質疑ございません
か。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  それでは、7款の商工費に関連いたしまして、ハイジアパークの問題等につい
て質問したいと思います。
  せんだっての新聞報道等によりますと、元総支配人と和解と、200万円支払いで合意と、こう
いうふうな報道があったわけですけれども、その経過等について御報告をいただきたいと思います。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  今の御質問にお答えをいたします。
  新聞報道にございましたように、元総支配人につきましては、勤務状況が悪いということで解
雇をしたようでございます。
  その解雇について労働審判がございまして、労働審判の中では和解をいたしまして、復職を認
めました。その復職後もやはり勤務状況が悪いということで、2度目の解雇をされたわけでござい
ますが、その解雇については不当だということで、地位保全の今度は裁判を起こしたわけでござい
ます。
  また一方、前社長に対する横領というようなことで喧伝をしておりましたので、前社長が名誉
毀損で損害賠償訴訟ということで500万円の金額を受けて、訴訟を起こしました。
  その裁判が2つ同時に進行してきたわけでございますが、裁判官が同じ裁判官でございまして、
その同時裁判を進行する中で、和解してはどうかというようなことで、裁判官から和解を勧められ
まして、弁護士同士でいろいろ協議を重ねた結果、不当解雇というような訴えにつきましては、取
り下げをしまして、普通にやめるというようなことで解決金として200万円を支払ってはどうかと。
  それから、名誉毀損につきましては、500万円の請求というのは、それは余りにも高いという
ことで、全くその裁判の中で横領の事実がなかったというような答弁書も出しております。相手方、
2,600万円ほどの横領ということで喧伝をしておったわけでございますが、大半については当方の
間違いであったというような裁判に答弁書も出してございます。
  ですから、横領の事実はなかったということで、社長に対するそういう行為については遺憾で
あったというような合意文書がございまして、双方合意をしたというようなことでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  今副市長のほうから、経過等も含めて報告があったわけですけれども、いわゆ
る不正はなかったと、こういうことなのか、それとも部分的に認めてそういう和解の方向に走った
のか、その辺明確になかったんですけれども、私は事実がどうなっているのかということで、今お
聞きをしているわけですから、その辺明確にお答えいただきたいと思います。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  私は当事者ではございませんので、会社から聞いた、それから弁護士から聞いたお話
で申し上げているわけでございますが、いわゆる横領事件につきましては、喧伝している被告から
大半については当方の間違いだったと、誤りであったという答弁がされております。
  ですから、横領の事実はないということでございます。
  それから、一部金額については使途不明金として考えていると。横領という言葉は裁判の中で
は使われておりませんので、使途不明金として考えているというような正式な答弁書がございます
ので、私のほうは最終的には横領はないと、私、監査役でございまして、その監査をしておりまし
て、その結果については議会でも御報告をいたしておりますが、横領の事実は監査でも認められま
せんでしたし、今回の裁判でも横領の事実はなかったと、大変遺憾であるというようなことで和解
をしたということでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  普通一般的に思うんですが、横領はなかったと。昨年の3月の議会で私も質問
したわけですけれども、前総支配人の捏造だったと、このように副市長はおっしゃったわけですね。
あるいは不正はなかったと。
  だったら、不正も何もなかったら、本来ならば、一般的に見れば、200万円という和解金は、
金額は報道では200万円というような報道ですから。なかったものをなぜそういうふうにするのか、
ちょっと疑問なわけですよ。
  そういったことがあったからこそ、和解というふうな方向で進んできたと、こういう経過があ
るんじゃないですか。
  あともう一点は、和解というのはいつごろ、何月ごろ最初お話しされたんですか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  ちょっと誤解をされているのではないかと思います。
  その名誉毀損については、全く遺憾であったと、社長の信用を傷つけたということについては
遺憾であったと。遺憾というのは裁判用語の中でも大変申しわけなかったというようなことで、私
は理解をしておりますが、労働の裁判については、これは別件でございまして、その200万円とそ
の名誉毀損の部分は全く違う観点からの金でございます。
  労働者を守るという立場から、なかなか解雇という問題については、非常に裁判も長期化をい
たしますし、社長がかわったということもございまして、これ以上裁判を続けて、労働裁判につい
てはゼロか、復職かというようなことになるわけでございますが、それよりもこの辺で和解しては
どうかというような裁判所からの提案があって、これ以上いろいろやっても時間がかかるし、ゼロ
か復職を認めるかということでございますので、200万円の解決金ということで退職を認めるとい
うことでございますので、その和解を進めたと、和解したということでございます。
  ですから、名誉毀損と横領と、その200万円は別個のものでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  だったら、つまり名誉毀損ということで、前総支配人がそっちこっちへ行って
喧伝をしたという中で、悪たれついたということで、500万円の損害賠償の訴訟をしたということ
でしょう。
  それを、事実取り下げをしたということは、普通こんなことはあり得ないわけでしょう、そう
いった事実無根ならば。どうもその辺理解できないわけですよ。その辺どうですか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  名誉毀損というようなことは、あくまでも名誉毀損でございまして、謝罪をしていた
だけば、金が目的ではございません。ですから名誉を、その横領の事実がなかったということで、
被告がそれを認めれば、当然その中で前社長の名誉は回復したものというようなことで理解をして
おりますので、金をもらったからどうのこうのということではなくて、その辺で裁判所のほうも和
解してはどうですかというようなことで、その和解を受け入れたということでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  その辺のいきさつがすかっとしないわけですよ、お聞きしていて。それで、こ
の名誉毀損について500万円の価値があるということで、損害賠償を求めたわけでしょう。いっさ
いあなた方が捏造であり、宣伝もしたと、これこれということでね、そのための名誉毀損であって、
だったら何も金額でなくて、文字どおり文書の中で明示をしてやるべきではなかったのかと。
  結構重いということを、私は思うんですよ、500万円ということは。そうじゃないでしょうか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  500万円というような要求ですが、今までの過去の例えば芸能人とかそういうような
名誉毀損等でも、解決した場合の名誉の賠償金というのは本当に低額でございますので、裁判の中
で500万円は一応要求はしたわけでございますが、今までの判例を見ますと本当に少ない金額でそ
の名誉は回復されているようでございますので、謝罪していただければいいのではないですかとい
うような裁判所からの和解勧告ですので、それを受け入れたということでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  私思うんですけれども、いろいろいきさつあるでしょう。これは当然だと思う
んです。例えば個人的に佐藤明に対して誹謗中傷されたということで、訴えたわけですから、その
金額について私専門家でないから、さっきも言ったようにわからないんですけれども、だったら、
幾ら裁判官から、あるいは裁判所から言われたとしても、正当な理由があるならば、最後までやる
ということが、私大事だと思うんですよ、だったらよ。
  ところが、裁判官から言われて、あるいは弁護士から言われて、和解の方向に進んだと。ハイ
ジア側は一歩引いたと、こう言わざるを得ないわけですけれども、その辺どうでしょうか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  引いたということでなくて、労働裁判については先ほど申し上げましたように、ゼロ
か復職を認めるかというようなことになりますと、大分長期化になるということもあって、それが
まず大事な1点でございます。
  ですから、労働裁判のほうを解決するためには、その損害賠償訴訟もある程度、謝罪してもら
えば金のことよりも、労働審判のほうを優先しようというようなことで、双方合意をしたというこ
とでございます。
○委員長  まだあるんですか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  休憩とらなくて大丈夫ですか。
○委員長  まだ続きますか。
○佐藤 明委員  わかりました。
  不正はなかったというような副市長の見解ですけれども、市側は3月のあれでもそのように、
彼の捏造だったんですよと、こういうふうなずっと一貫してやってきたわけですけれども、調書の
中でも、陳述調書の中でも、一部例えばアルバイトの関係で、雇用していないにもかかわらず、そ
ういう方向で着服とかそういうふうなあったということを、せんだっての調書の中でも明らかにな
ったようなお話をお聞きしているんですが、その辺は一切ないんですか。
○委員長  柴田副市長。
○副市長  では、詳しくちょっとお話を申し上げますが、横領の事実、私監査役としましてすべ
て帳簿を確認をいたしました。その中で横領の事実はございません。
  前総支配人がそのような捏造の文書で喧伝をしたと。ここに弁護士から裁判所に提出されたも
のがございますので、ちょっと一部を紹介させていただきます。これは正式な文書ですから。
  書面ナンバー1にかかわる指摘の事実のうち、被告に相当部分につき誤解があり、1,445万6,2
00円が流用、横領したと指摘したのは誤りであったと、これ、あちらの弁護士が裁判所に提出した
文書です。
  そのほか、ただし、平成19年7月31日、300万円、それから200万円についての支出は、被告は
不明金として判断していると。横領とは違う、今度は不明金ということで判断をしていると、正式
な文書があります。
  それで、この文書によって、私どもの会社側の弁護士は、こういう文書を見たことがないと、
もうギブアップしている文書だよと、このいわゆる損害賠償訴訟については勝ったと同じだという
ような弁護士のお話がございました。
  それでも、和解をしたということは、労働裁判のほうを優先した結果、そういう措置をとった
ということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○委員長  ただいま質疑中でありますが、ここで暫時休憩といたします。
  再開を11時20分といたします。
午前11時06分  休憩
───────────────────
午前11時20分  再開
○委員長  休憩前に引き続き質疑を行います。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  副市長の答弁ですと、不正もそういうのはなかったと、一切なかったんだと、
こういうふうな報告でありますが、実態は私としてはよく理解できない部分もありますが、これか
らのハイジアパークを経営する場合、やっぱりいろいろ方針があるわけですね。
  今まで副市長は監査という立場で物を見てきたと思うんですが、それだけでなくて、今度新た
に市長が社長というふうな立場で今やっているわけですけれども、しかも、昨年の12月の末から30
0円の料金にしたということでありますから、やっぱりこの経理の面から、人的面から、いろいろ
な面から見ていくと、いわゆるこういう事件が起きないような、やっぱり体制をとって正常に戻し
ていくと。
  しかも大分今までなれた職員が、前の社長によって相当やめたのか、やめさせられたのかわか
りませんが、そういう方もたくさんいるわけですから、やっぱりきちっとした職員の教育をしなが
ら、力を尽くすということが市民に対する責任だと思うんですよ。そういう点で最後に決意をお聞
きしたいと。
○委員長  どなたですか、市長ですか。
  市長。
○市長  大変市民の皆さん、あるいは議員の皆さん方に要らぬ御心配をかけて、御迷惑をかけた
なと、こんなふうに思っておるわけであります。
  5月28日から、私が市長として、あるいはハイジアの社長として、市民の雇用あるいは健康増
進、こういったものに力点を置きながら、できればハイジアパークの運営も経営採算に合うような
形で進めていきたいということで、今頑張って、さまざまな手法を使ってやっております。
  商工観光課長も、大分私にかわっていろいろな指導をいただいておりますので、以前から見る
と相当よくなっているのかなと。特に職員のスキルアップを図るための研修などもしていますし、
特に手本となるような企業に出向をさせながら、出向といっても長い時間じゃありませんが、二、
三日勉強に行ってもらって、さまざなお客さんの接客であるとか、あるいは経営のあり方であると
か、そういったものを含めて勉強してもらうように、今指示をしているところであります。
  当然経理についても、今まで以上にしっかり目を通してということにしているところでありま
す。
  従来どうも社長に任せきりだったということもあって、行政としても知らないでいた部分が多
かったということでもございますので、そういうことのないように、しっかり今佐藤委員から言わ
れたようなことを、肝に銘じて頑張っていきたいと。なおかつ経営も安定させていければ、△のつ
かないような内容にしていきたいと、こんなふうに思っておりますので、御指導、御協力、よろし
くお願いいたします。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  一部関連なんですが、不正はなかったというふうに解釈してよろしいんですか。
  あともう一つ、裁判で負けた200万円、だれが払うか。あと、使途不明金は幾らぐらいあった
のか、ちょっと教えてください。
○委員長  副市長。
○副市長  まず、使途不明金はございません。監査した結果、一銭の誤りもございません。全く
その横領事件につきましては、私どもは捏造と、私監査役として、一緒に監査を2人でした結果で
ございます。
  それから、解決金の200万円でございますが、これについてはハイジアパークとして従業員を解
雇したという中での解決金でございますので、当然会社側が払うべきものということで理解してお
りますが、前社長も私が採用したと、道義的な責任もあるということで、応分の負担をしたいとい
うような申し出もございますので、その辺は今後、前社長とも話し合いを持っていきたいと思って
おりますが、基本的にはハイジアパーク、会社が払うべきものというようなことでございます。
  先ほど申し上げましたように、不正は一切ございません。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  その件につきましてはわかりました。
  38ページの教育費、第3項の中学校費についてお尋ねいたします。
  各学校耐震今進んでいるわけなんですが、ハードの面では非常に市長言うように日本一の教育
というふうにうたっておりますが、備品とか、小さいものについてお尋ねします。それは十分だと
思っておりますか、課長、お尋ねします。
○委員長  伊藤管理課長。
○管理課長  お答え申し上げます。
  年度的に計画を立てていろいろとそういった部分について充足を図っているわけなんですが、
まだやっぱり十分だというような形にはならないと思います。引き続きそういった部分の備品の拡
充については、予算含めて頑張ってまいりたいというふうに思っております。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  私聞いているのは、予算がどうのこうのではなくて、十分ですかと、その備品
について各学校が統合になって生徒数も増えて、いろいろな小物があるんですが、それについて十
分だと思っていますかという質問です。
○委員長  学校整備課長。
○学校整備課長  では、私のほうからお答えを申し上げます。
  中学校の部分につきましては、統合によりまして減りましたので、小物等の備品については、
現在使用していないものについては中川中学校のほうに運んでございますので、十分だというふう
に認識しております。
  以上でございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  委員長、話かみ合わないんだけれども、十分だと思っているか思っていないか
の答弁を求めているんです。
○委員長  長濱学校教育課長。
○学校教育課長  お答え申し上げます。
  すべての面で完璧であるというふうには認識はしておりません。なかなか教育環境の整備とい
う部分につきましても、子供たちの総合的な力を十分発揮させるために、さまざまな部分での配慮
が必要だというふうに思っております。
  しかしながら、やはり予算的な部分にかかわりまして、例えば基本的な学習にかかわる部分に
ついては、これは計画的に進めているわけですけれども、やはり消耗品費、そういったものにかか
わってきますと、十分なかなか対応できていないというのが現状だというふうに思っております。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  ということは、課長はまだまだ足りないというふうに思っておられるというふ
うに解釈いたしますが、先日沖郷中学校とソフトの試合をしまして、議員のチームは大敗をしまし
た。久々の大敗なんですが、その中で中学生は本当に必死になって部活動をしておりまして、グラ
ウンド整備、最後に一生懸命子供たちがやってくれました。
  その中で、ブラシとか、レイキとか非常に少なかったんです。あのグラウンドに対してブラシ
みたいなのが1個ぐらいしか、たしかなかったんですが、本当に子供たちに申しわけないなという
ふうに見てきたんですが、その辺市長、どう思われますか。
○委員長  市長。
○市長  実態を把握しておりませんので、よくわかりませんが、必要なものについては、急を要
する物については、ぜひ準備をするように指示もしていますし、私が市長になってからは教育予算
というのはそう厳しくしていないし、私のほうから直接つけているものもありますから、言ってい
ただければ、その内容によって、すぐできるような金額あるいはすぐできるような物品については、
早急に対応したいと、こう思っておるところでありますが、そういった情報が今のところ入ってい
ませんが、事実がそうであるとすれば、直ちに対応したいと、こういうように思いますし、これは
学校教育課長あるいは校長等からも聞き取り調査をしていると思いますので、その実態に応じた対
応をしたいと、こう思いますので、よろしく御理解いただきますよう。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  そのソフトの試合をしてから1カ月以上たつと思うんです。1カ月以上ね。
  向山のソフト球場も毎週議員が朝練習しているわけですが、そこにも市長、たまに、今年全然
来ていないんですが、去年毎週ござって、足りないなと。あそこでもブラシ4個ぐらいあったんで
すね。
  結構あるのかなと思ったら、その中学校に行ったら1個しかないんです。グラウンドの大きさ
が何倍ものところに、各中学校、赤湯と宮内と沖郷に関しては、沖郷が余りにも少ないのかなとい
うふうに思ってきたんですが、本当に子供たちは一生懸命そのグラウンドをならしているわけです。
  その1個のブラシを使ってやっているわけですが、そこで運動会もしたんだから、市長、見て
いないというふうには言えないと思うんよね。いい運動会だったって、連合運動会。
  そこまできめ細かにやっていますって、常にうたい文句で日本一の教育ですと言っているんだ
から、ぜひやってもらいたいんですが、予算つけるんですか、つけないんですか、市長。
○委員長  市長。
○市長  予算も必要であればつけますが、資材を買って、子供らが自分たちでつくるなんていう
のもおもしろいんじゃないかと思っておりますので、資材を供給したい、みんなでね。あんな難し
くありませんので、そういうことも学習の1つとしていいのかななんて、今ちょっと思ったところ
であります。
  いずれにしても学校側と相談してしっかり対応したいと、こう思っております。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  毎日グラウンドを部活で使っているわけですが、大至急、スピーディーに、常
に前回は1期目はスピードとかと言っていたんですが、2期目はスピードという言葉がなくなった
んですね。ぜひスピーディーにそういう部品をやってくれるんですか、やってくれないんですか、
もう一回お尋ねします。
○委員長  市長。
○市長  予算を必要とするものについては少し時間がかかるかもしれませんが、内部で、という
か中でできるものについては、すぐ今終われば指示しますから、そういうふうに対応してくれるの
ではないかなというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  ほかにありませんか。
  2番片平委員。
○片平志朗委員  今、遠藤委員の中学校の学校整備事業に関連してですけれども、38ページ10款
教育費の中で、さきに新聞等で報道されました中川小学校の耐震工事について、請負者に対して、
建設業違反で建設事務所より行政処分を受けたということなわけですけれども、これが本来現場ご
とに工事審査を専任で配置しなければいけなかったわけですけれども、それをやっていなかったと
いうことですけれども、その辺の経過と、それから市として今後その業者に対してどういうような
対処、処分等なさったか、お聞きしたいと思います。
○委員長  副市長。
○副市長  私から答弁をいたします。
  今回の事件につきましては、建設業法違反というようなことでございますが、その違反の内容
については、違反は違反なんですが、軽微なものでございまして、会社として勘違いしておったと
いうようなのが事実でございまして、県のほうではその注意をしまして、今後そういうことないよ
うにというようなことで社内教育をして、その報告をするということで、それで県  は終わりと
いうことでございますので、業者からは正式に、私のほうでもそういう事件を発生しまして大変申
しわけございませんというような、社長が来まして、市長と担当課のほうに謝りと説明がございま
したので、今後そのようなことのないようにということで、注意をいたしたものでございます。
  市としては、処分というものは考えておりません。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  建設業違反、軽微な違反だったので、市としては処分は考えていないというこ
とで、これを請け負った業者は南陽市でも相当の市の仕事をやってこられた、いわば建設業界の南
陽市では老舗なわけですよね。その業者が知らなかったということには、ちょっと理解しがたいん
ですが、その辺はどのように考えていますか。
○委員長  副市長。
○副市長  この届け出について、市としてそのデータを管理するシステムはございません。あら
ゆる現場を、現場代理人、それから主任技術者という届け出が必要でございますが、私のほうでは
データベースとしてそれを管理する必要もございませんし、設備もございません。
  県のほうでそれをすべてチェックをすると。それで違反が判明したというようなことでござい
まして、これは勘違い、というのは簡単に言うとこうです。土木工事の営業所担当の技術登録して
いる者を現場に派遣をしたと。何年かその会社では土木工事をしていないので、それはそこにやっ
てもいいだろうという解釈のもとに同人を現場監督者にしたというようなことでございますので、
建築業法そのものは理解をしているんですが、その業務を相当の期間していなかったというような
ことで、いいものだろうという解釈をして行ったということを、報告を受けております。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  市として請け負わせた業者に対して、だれがそこの工事現場の専任の技術者に
なるかということは、報告というか、それ以上は提出させているのかいないのか、その辺をお聞き
したいと思います。
○委員長  副市長。
○副市長  これは当然のごとく、その報告義務はございますので、すべて書類で報告をさせてお
ります。ただその方がほかの工事と、市の発注した工事であればそれは把握できますが、県の工事、
国の工事を同時にしていて、それがダブるというようなことについては、南陽市としてはその把握
のしようがございません。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  では今回は、ダブっていたということが把握できなかったから、こうなったと
いうことですか、結局。
(「そうです」の声あり)
○片平志朗委員  もともとその資格を有しない者が、そこの現場の主任技術者になっていたという
ことではないんですね。ダブっていたから、要するに書類として上げた人間が、実際はそこの工事
現場の主任者ではなくて、だれかがかわっていたということではないんですか。
○委員長  副市長。
○副市長  営業所付に専任していた技術者、それについては土木業ということで登録しておった
わけですが、何年にわたってその土木工事をしていないので、その者を、有資格者を現場に派遣を
したということで、本来ですと営業所専任に置くべきものが専任をやめて現場にやったのは悪いと
いうような、建設業違反と、そういうことでございます。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  結局工事現場ごとに専任の技師さんを置かなければいけないということが、こ
れは建設業法で決められているわけですけれども、営業所の者の専任技術者がそこに行ったという
ことですか。
(「そうです」の声あり)
○片平志朗委員  わかりました。
  いずれにしても、確かに建設業法違反なわけですから、もう少し毅然とした態度で実際書類出
されたものが専任でそこの工事現場に当たっているかどうかというぐらいのことは、市の発注者側
としては当然把握する義務があると思うんですよね。
  その辺を今後しっかりやっていただきたいというふうに思います。
○委員長  副市長。
○副市長  確かに届け出の義務がございまして、その方が有資格者であるかどうかは、私のほう
でもちろん書類上点検をいたします。その方が営業所の主任であるかどうかということについては、
私ども把握するすべがございませんので、業者から提出されたその本人、市の工事であればダブり
は発見できますが、ほかの工事とのダブりは市のほうでは把握することはできないということでご
ざいます。
○委員長  2番片平委員。
○片平志朗委員  そこが一番問題だと思うんですが、要するに建設業法で何遍も市の発注工事を
やっている業者ですから、専任の者を選出しなければいけないということは、これは知らなかった
とか、間違ったでは済まされないんですよね。
  そういう言いわけを堂々と聞いて、処分もしないという態度がいかがなものかというふうに私
は思いますが。
○委員長  副市長。
○副市長  その選任された方は全く有資格者でしたので。
  その方は確かに常駐をしております。ですから問題はございません。
  たまたま、その方が営業所に専属するべきものだということについては、私どもは把握できま
せんということを申し上げているんです。ですから、その方が現場で常駐して工事をしていること
は確認しております。
○片平志朗委員  以上です。
○委員長  ほかにありませんか。
  次に、その他附属資料の42ページから45ページまでについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第52号 平成22年度南陽市一般会計補正予算(第3号)は原案のとおり
可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第52号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第53号 平成22年度南陽市国民健康保      険特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第53号 平成22年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
審査を行います。
  当局の説明を求めます。
  松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年9月定例会 予算         に関する説明書により 議  
       第53号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  事業勘定の歳入歳出全般、56ページから61ページまでについて、質疑ございませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  関係課長にお尋ねしたいんですが、このほど厚労省では国保の患者負担を減額
免除するということで、各自治体に制度に関する新たな基準を示す通知を出したと、このように報
道があったわけですけれども、この中身についてどのような制度でしょうか。
○委員長  鈴木保健課長。
○保健課長  今般の免除につきまして、生活保護世帯等々につきましては、免除すると。ただし、
所得額が減額になった方についてはなりますが、以前から所得額の少ない方についての減免措置と
いうことでなくて、今般いろいろな経済環境の変化から、所得が減額なされた方についての減額措
置についてということで通知が来ております。
  以上でございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  厚労省の方針によりますと、新たに課長も知っているとおり、新基準というの
は、国が今まで新たに減免額の2分の1を出すと、こういうふうなお話を聞いているんですが、そ
れでいいんですか。
  ちょっとその辺だけお聞きしておきます。
○委員長  鈴木保健課長。
○保健課長  通知が出たという情報は来ておりますが、詳細についてはまだ通達が来ておりませ
んので、後ほどになるのかなということで理解していただきたいと存じます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  今全国各地で国保に対して大変な状況を各自治体が背負っていると。こういう
状況があるわけですけれども、市長なども市長会あるいは県の会議等でこのことを再三指摘をして
きたと思うんですけれども、こういった新たな動きが出てきていると。国もそういった基準に沿っ
て国庫補助の2分の1を新たに特別調整交付金で負担すると、こういう方針で今進めようとしてい
るということだそうです。
  それで、この新たな基準は、さっき課長もおっしゃったように、やっぱり生活保護基準すれす
れの方が大変南陽でもいると思うんですよ。未納も相当増えているというふうな、決算で今度新た
にお聞きしたいと思うんですが、こういう状況の中で運用面において、新たにこういうようにした
ということは大変結構だと思うんですが、大体南陽市ではどのようなこういうふうな交付金という
か、それはわからないか。
○委員長  質問ですか。
○佐藤 明委員  質問。わからないときはわからないと。
○委員長  鈴木保健課長。
○保健課長  国のほうからの情報という形でまだ来ておりませんで、マスコミ報道ということで
情報が届いただけでございますので、中身については後ほどになるかと思います。
  以上です。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第53号 平成22年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は
原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第53号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議第54号 平成22年度南陽市財産区特別      会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第54号 平成22年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)について審査を
行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年9月定例会 予算         に関する説明書により 議  
       第54号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、72ページから75ページまでについて質疑ございませんか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  72ページですか、この間学校林の話いろいろあったんですが、金山財産区で立
木売払収入とあるんですが、5万7,000円、これ何石ぐらいあるんですか。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  詳しい数量については今資料を持ち合わせておりませんので、後ほど答弁させ
ていただきたいと思います。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  後ほどでないと思うんです。5万7,000円という単価がついたら、何石とか何
立方とかと出てくると思うんです。それじゃないと値段は出てこないと思うんですがその辺把握し
ていないで勝手に売り払っているから、学校林がどうのこうのとなってくると思うんです。もうち
ょっと厳しく、お昼だから、お昼過ぎてもいいから、それまで、今出してもらわないと困ると思う
んですが。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  資料を調査いたしまして、御答弁申し上げたいと思います。
○委員長  10番の遠藤委員にお願いしたいんですが、要するに午後からの御報告でなくて、今と
いう意味ですか。
○遠藤栄吉委員  今。値段出ているんだもん、だって。
○委員長  では、ただいま質疑中でありますが、ここで暫時休憩といたします。
  再開を午後1時といたします。
午前11時57分  休  憩
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午後 1時00分  再  開
○委員長  再開いたします。
  休憩前に引き続き質疑を行います。
  松田企画財政課長。
○企画財政課長  立木売払収入5万7,000円、これにつきましては、1反歩、24石と見ておると
いうことでありまして、135.7石相当になりますので、136石でございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  その136石というのは尺貫法なのか。立方石なのか。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  一反歩当たり24石を見ているということでございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  私聞いたのは、立方石なんだか、尺貫法の石なんだか、土地の面積で聞いてい
るんじゃなくて、木の体積を聞いているんです。
○委員長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  実際、契約につきましては面積当たりで1反歩当たり1万円で契約しておるそ
うです。それで1反歩当たりから出る石数につきましては24石を見ていると。
  場所的には金山財産区でございますので、鬼面石のちょうど北側のほうになります。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  24石というのは恐らく3.6掛けると、136ぐらい、尺貫法の石数でいくと。そう
いうふうな計算になると思うんですが、面積当たりから石数を出すというのは、木の材質は何なん
ですか、それ。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  ここにつきましては、ナラ材ということでございました。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  かなり話を聞いていくと、恐らくチップ材だと思うんですが、ナラ材となって
くると、ホダギとか、かなり私聞いているに、アバウト、かなり大ざっぱなと思うんですが、そう
やって流通しているんだろうけれども、財産区ってどのぐらい財産持っているものかわかりますか。
○委員長  企画財政課長。
○企画財政課長  金山財産区につきましては、鬼面石の北側のあたりということだと思いますけ
れども、面積的には今資料を持ち合わせてございません。
  今まで金山財産区の契約方法といたしましては、面積当たりで契約していると。実際このたび
も財産区の関係者にお伺いしたんですけれども、面積で契約しているものですから、石数について
は存じ上げていないというようなことで、このたびの契約相手方のほうにお伺いして、どの程度見
ているんだというようなことで、石数を確認したところでございます。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  私預かっている木と、商売柄全然恐らく違うと思うんですが、そういうふうに
なってくると、重さでなってくると思うんだ、チップ材だと。立方の石もあるけれども。だから一
概には言えないけれども、結構先ほど言ったようにかなりアバウトな値段の出し方だと思うんです
が、それがまかり通らないように細かく、この間だって学校林切ってもかなりアバウトになるから
400何本も切られてしまったという例があるから、もうちょっと、今後チェックを厳しくやってほ
しいというふうに要望します。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第54号 平成22年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)は原案の
とおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第54号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第55号 平成22年度南陽市小滝簡易水      道事業特別会計補正予算(第1   
   号)
○委員長  次に、議第55号 平成22年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につ
いて審査を行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年9月定例会 予算         に関する説明書により 議  
       第55号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、86ページから89ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第55号 平成22年度南陽市小滝簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
は原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第55号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第56号 平成22年度南陽市介護保険特      別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第56号 平成22年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)について審査
を行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年9月定例会 予算         に関する説明書により 議  
       第56号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、100ページから105ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第56号 平成22年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)は原案
のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第56号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第57号 平成22年度南陽市出産祝事業      特別会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第57号 平成22年度南陽市出産祝事業特別会計補正予算(第1号)について審
査を行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年9月定例会 予算         に関する説明書により 議  
       第57号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、116ページから119ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第57号 平成22年度南陽市出産祝事業特別会計補正予算(第1号)は原
案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第57号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第58号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第58号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につい
て審査を行います。
  当局の説明を求めます。松田企画財政課長。
〔企画財政課長 松田直二 登壇〕
○企画財政課長  〔平成22年9月定例会 予算         に関する説明書により 議  
       第58号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、130ページから133ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第58号 平成22年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
は原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第58号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第59号 平成22年度南陽市下水道事業      会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第59号 平成22年度南陽市下水道事業会計補正予算(第2号)について審査を
行います。
  当局の説明を求めます。新野甚吉上下水道課長。
〔上下水道課長 新野甚吉 登壇〕
○上下水道課長  〔平成22年9月定例会 予算         に関する説明書により 議  
       第59号について説明〕省略         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  収益的収支及び資本的収支全般、138ページから145ページまでについて質疑ございませんか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  下水の管の通ったところでの普及率って何%ぐらいですか。
○委員長  上下水道課長。
○上下水道課長  御質問の趣旨は整備になったところの利用状況ということでよろしいでしょう
か。
○遠藤栄吉委員  はい。
○上下水道課長  上下水道課のほうでは水洗化率ということであらわしてございますが、77.1%
でございます。
○委員長  ほかにございませんか。
  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  前、議員になったころ、当局側の答弁として下水、進むも地獄、やめるも地獄
という言葉を聞いたことがあるんですが、何百億円というその事業の中で、本当は100%やってい
ただけば、普及率がなれば、当局としてもいい方向に向かうのではないかと私は思うんですが、課
長はどう思っているんですか。
○委員長  上下水道課長。
○上下水道課長  委員御心配のとおりでございまして、当然下水道は設備投資に非常に多額の投
資が必要だということになります。特に地方都市においては散在の家屋がございますので、そうい
った地形的な要因もございます。そういったことで管路が非常に長くなります。
  都市部で申しますと、アパートとかマンション、こういった1カ所に集中して世帯が構成され
ておるわけでありますけれども、地方にあっては散在している。その分汚水管渠を延長していかざ
るを得ない、こういった弱みを持っています。
  ですけれども、確かに市からも多額の支出金をいただいておりますから、下水道事業で本来な
らば独立できるということが望ましいわけでありますけれども、ちょっとそれはしばらく無理なの
かなと、100%が当然なったとしても、若干国の新たな手だて等がなければ、下水道事業だけで生
き延びるというのは難しい部分もあるのかなというふうには思っています。
  ただ、公共下水道の役割でございますが、公共水域の保全、環境の改善という部分では非常に
重要な位置づけにございますので、公共的にこれらを整備していくということも、下水道課の責任
かというふうに認識しております。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  そこで、常々私思っていたんですが、先ほど商工観光課のプレミアム商品券、
1,000万円生財源で、今回やるわけですが、下水のほうにもそういう何か無利子で、これからあと
二十何%の人がみんなできるようなことをできないものかなと常々思っているんですが、市長はど
うお思いですか。
○委員長  市長。
○市長  私よりも担当課長のほうが詳しいんですが、無利子の融資制度を設けて、指導している
わけでありますが、それでもなかなか進んでいないし、民間の企業の皆さん方には、推進を依頼し
てお願いもしているんですが、それでもなかなか進まない。一定程度進みますと、そこからのやは
り残りの2割ぐらいの分を推進するというのは、非常に大変なんですね。
  そんなことで、やっぱり皆さん方の協力あるいは、積極的な参加を勧める手法は金だけではな
いような気もするんですが、全部は市でできませんので、今そういう制度はあるんですけれども、
それでもなかなか進んでいないというのが実態なんです。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  とにかく100%に近い、100%は無理でも、それに近い方向で普及がなっていけ
ば、市としても当局としても本当に助かると思うんです。
  業者も一生懸命になって回っているというのも耳にしているんですが、それ以上に今後その10
0%を達成するために、市としてもそのプレミアム商品券みたいな感じで補助をしながら普及率を
図っていくと、そのほうがこの不景気の中、業者ももっと潤ってくると思うんですが、どうお思い
でしょうか、市長。
○委員長  市長。
○市長  施工設備屋さんを中心に推進とか、組合にもお願いしているんですが、お願いして自分
たちで営業活動すれば、その分自分たちの仕事にもなるし、普及率も上がるということで、一石二
鳥をねらっているんですけれども、さっき言ったように、ここから先というのがやっぱり大変なん
ですね。
  だから、皆でやっぱりそういうふうに下水道につなぐことが、市民としての何か役割であるよ
うな、認識をもうちょっと持っていただくことがいいのではないかなというふうに思っていますの
で、ここから先はやはり地域ぐるみというか、そういった活動が必要なのではないかなというふう
に思っていますので、今いろいろいい方法がないか検討をしているんですけれども、やはり70ぐら
いまで来るんですけれども、その先がなかなか難しいんですね。
  何かいい方法があったらぜひ教えてください。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  私のところも最初下水通ったとき、あそこの通りで2番目ぐらいに利子補給を
していただきましてやったんですが、今以上のPRと、ぜひそういうふうに今すると得なんだよと
いうような、民間一緒になって知恵を出しながら、もうちょっとPRするような感じでやっていた
だければ、市内の業者も本当に潤いますし、ぜひ何らかの対策をとっていただきたいというふうに
思うんですが、やるかやらないか、市長、ぜひ。
○委員長  市長。
○市長  今やっていると言っているんですが、もっとやれということですけれども、今持ち家住
宅リフォームの消費税5%補助、これも該当するわけですし、南陽市としては結構いろいろな支援
しながら普及を図っているわけですけれども、行政としては本来法的にはその範囲内は全員はまる
ということになっているわけですけれども、あとモラルとか、さまざまな市民の皆さん方の向上で
すね、そういう面での、あるいは衛生とかね。
  ただ、合併浄化槽とか単独の浄化槽とかそういったものも備えておる人だろうというふうに思
いますので、その辺が少しネックになっているようなので、もうちょっといいものをというふうに
なりますと、先にした人との整合性の問題もあったりするもんですから、なかなか難しいんですけ
れども、今一番やっぱりいいのは、無利子よりもいいのは、消費税分の5%の補助制度、300万円
までというやつがありますから、これなどをお使いいただければ、相互に、業者さんも一生懸命営
業活動をしていただける。自分の仕事にもなるしというふうな話につながっていくのではないかな
というふうに思いますので、御協力よろしくお願いいたします。
○委員長  10番遠藤委員。
○遠藤栄吉委員  今の答弁で、本当にそんなにいいものがあれば、もうちょっとPRが下手なの
かなというふうに思いますので、なるべく大々的にPRしていただきまして、市内の活性化になる
ように、ぜひお願いしたいものだなというふうに、要望です。
  ありがとうございます。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第59号 平成22年度南陽市下水道事業会計補正予算(第2号)は原案の
とおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第59号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました補正予算8件の審査は終了いたしました。
  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝
申し上げます。

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閉会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御起立お願いいたします。どうも御苦労さまでした。
午後 1時34分  閉会

       予算特別委員長 松木 新一