平成23年3月8日(火)午前10時00分開議

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議事日程第2号
平成23年3月8日(火)午前10時開議

 日程第1 一般質問

   散会
────────────────────────
本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ

────────────────────────
出欠席議員氏名

◎出席議員(19名)
 1番 白鳥  雅巳  議員    2番 片平  志朗  議員
 3番 吉田  美枝  議員    4番 梅川  信治  議員
 5番 川合   猛   議員    6番 髙橋   弘   議員
 7番 板垣 致江子  議員    8番 髙橋   篤   議員
 9番 田中  貞一  議員   10番 遠藤  栄吉  議員
11番 松木  新一  議員   12番 漆山  鏗一  議員
13番 桑原   仁   議員   14番 小野 健一郎  議員
15番 佐藤   明   議員   16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員   18番 小林  啓市  議員
19番 渡部   敬   議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長             樋口 一志 総務課長
                            (併)選挙管理委員会事務局長

松田 直二 企画財政課長       伊藤 賢一 税務課長

鈴木 隆一 市民課長          大沼 豊広 福祉課長

鈴木  聰 保健課長           大坂 剛司 農林課長

齋藤 洋一郎 商工観光課長       土屋 喜重 建設課長

新野 甚吉 上下水道課長       濱田 俊明 会計管理者

大澤 俊逸 消防長            門間 利行 消防課長

堀  啓治 消防署長           猪野  忠 教育長

伊藤 圭一 管理課長          長濱 洋美 学校教育課長

髙橋 秀雄 学校整備課長        山田 俊彦 社会教育課長

尾形 真人 スポーツ文化課長     板垣 俊一 監査委員
                               事務局長

中條 晴雄 農業委員会
       事務局長

─────────────────────────────────────────────
事務局職員出席者

斉藤 彰助 事務局長           板垣 幸広 議事係長

安部 真由美 庶務係長          長沢 俊博 書記



~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開議
○議長(伊藤俊美議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴者の方も御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は8名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
──────────────────
川合  猛 議員 質問
○議長  最初に、5番川合 猛議員。
〔5番 川合 猛議員 登壇〕
○川合 猛議員  おはようございます。
  5番川合 猛、敬陽会でございます。
  3月定例会トップを切って質問に立たせていただきますこと、心より感謝申し上げます。
  暖冬の予想に反し大変な大雪となってしまい、市民の皆様も雪おろしに雪片づけにと、また、役所の除雪担当者の皆様も大変な冬を過ごされたのではないでしょうか。本当に御苦労さまでございました。
  そんな中、さまざまな人間模様をかいま見た冬でもありました。「除雪車が来ない」と矢のような催促の電話をよこす人、隣に落ちた雪に素知らぬふりをする人、やみに紛れて道路に雪を出す人、出入り口の雪をちょっと片づければ見通しがよくなるのに「ロータリー車が来ない」と文句を言う人などなど、しかし、そう悲観することばかりではありませんでした。百数十名の消防団員の皆さんによる除雪ボランティア、また、入院中で留守宅の屋根の雪をそっとおろしていた区長さん、行政に頼るだけでなく、できることは自分たちでやろうと除雪機を持ち寄り除雪していたグループなど、厳しい寒さの中、心温まるお話もいっぱいありました。
  助け合いの心の大切さ、相手を思いやる心など、いろいろなことを教えてくれた、空からの大きな贈り物だったのではないでしょうか。そんな冬ももうすぐ終わろうとしています。あんなにたくさんの雪の下でもフキノトウがしっかりと黄緑の芽を出していました。待望の春がすぐそこまで来ています。
  それでは、さきに通告させていただきました4点について質問をさせていただきます。
  第11回「山形ふるさとCM大賞」受賞についてですが、まずは制作にかかわられた皆様、また、御出演なされた皆様に心からおめでとうと申し上げます。
  テレビでの全国放送、また、東北各県でも100回の放送など、観光客の増加による経済効果が見込まれると思いますが、どのように予想されておりますか。また、「幸せを呼ぶ3羽のうさぎ」にちなんだイベントの企画等、予定されておりますか、お伺いいたします。
  次に、南陽市結婚推進室についてですが、現在まで何組が結ばれたのか、今後どのように取り組んでいくのか、また、どのような課題があるのかお伺いいたします。
  次に、赤湯温泉泊食分離型宿泊システムについてですが、システム導入以来何人の方が利用されたのか、また、当初6軒の旅館が加盟していたと思いますが、3軒の旅館が離脱したと聞いております。なぜこうなったのか、今後どのような取り組みを行うのかお伺いいたします。
  次に、空き家及び廃屋対策についてですが、現在市内に何件の空き家及び廃屋がありますか。その中で、身内がいなく連絡のとれない者、また、身内の方がいても県外に住んでいるとかさまざまなケースがあると思いますが、どのようになっているのかお伺いいたします。
  以上、当局側の誠意ある答弁をお願い申し上げ、私の壇上からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  5番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、第11回「山形ふるさとCM大賞」の受賞についての1点目、観光客の増加に伴う経済効果についてでございますが、年末に受賞して以来、熊野大社の初詣参拝客は前年比2万人増の6万人、通常の参拝者も1月以降10%から15%の増加となっております。「幸せを呼ぶ3羽のうさぎ」のおみくじも、熊野大社で用意し、大変好評であると伺っておるところであります。
  経済効果については、具体的な金額までは算定しておりませんが、赤湯温泉の春からの宿泊予約状況も順調に推移しており、春の行楽シーズンを迎えるに当たり、今後の誘客に期待をいたしているところであります。
  2点目の「幸せを呼ぶ3羽のうさぎ」にちなんだイベントの企画についてでございますが、現在、旅行商品の企画に力を入れているところであり、山形鉄道では、宮内駅のうさぎ駅長と熊野大社をタイアップさせた団体向けの旅行商品を昨年12月から販売しておるところであります。また、市といたしましても、観光協会や旅館組合等とタイアップし、「幸せを呼ぶ3羽のうさぎ」と桜やバラなどの四季の花を取り入れた着地型旅行商品を企画し、4月よりJRや隣県のエージェントを通して個人向けツアー商品の販売を開始いたします。
  また、山形新幹線の車内電光掲示板に「幸せを呼ぶ3羽のうさぎ」のPRを入れるほか、年末にオープンした「駅の駅なんよう」や4月にオープンする仙台アンテナショップ、東京のサテライトオフィスなどを最大限に活用し、今後とも情報の発信を積極的に展開してまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。
  次に、南陽市結婚推進室についての1点目、現在までに結ばれた件数についてでございますが、発足した平成20年度に1組、平成22年度に4組であります。その中には、主催事業に参加し、学習をし、自分を磨き高めた結果、成功に至った方もおられます。
  また、今後の取り組みについてでございますが、当初の完全登録制の見直し等により、現在は男性55名、女性15名の登録をいただいております。その中で、20名のアドバイザー同士の情報交換を定期的に位置づけし、お見合いを積極的に進めつつ、結婚を望む方の年齢等も考慮しながら対応してまいりたいと考えております。
  また、出会いの場や自分自身を見つめ直すきっかけ、出会いの喜びを提供できるよう、事業等を企画し推進していきたいと考えております。
  2点目の今後の活動の課題についてでございますが、若者の結婚観、価値観というものを人間形成の中で培っていかなければならないと痛感しております。これまでも、青年教育事業に参加する若者たちの考え方や思いを参考に、連携を図りながらイベント等も行ってまいりましたが、今後とも、関係機関との連携、協力を得て、地域に活力を与える若者を育てるという意識を持ち、推進する必要があると考えております。
  次に、赤湯温泉泊食分離型宿泊システムについての1点目、システム導入以来何人の方が利用されたのかについてでございますが、泊食分離型システムは、商工会が中心となり国の地域資源全国展開プロジェクト事業の補助金を活用して、平成20年11月から実施したもので、温泉旅館が夕食を除いた低料金の宿泊プランを設定し、宿泊客は温泉街に出て、地元飲食店が提供する多様な夕食メニューを味わうというシステムであります。宿泊客の増加と温泉街の活性化を図るため実施したもので、旅館6軒、飲食店14軒の参加によりスタートし、平成22年8月までに約500人の利用実績と伺っております。
  次に、2点目の参加旅館の離脱と今後の取り組みについてでございますが、平成22年5月に参加事業者による検証を行ったところ、さらなる宿泊客の増加を図るために、平日9,000円の低料金プランが決定されたところであります。その際、同意に至らなかった旅館3軒と飲食店3軒が離脱することとなったと伺っております。
  今後の取り組みについては、季節ごとの企画、キャンペーンを実施しながら、今まで以上にマスコミへの露出度を高め、3月3日から再スタートした予約システムを有効に活用しながら、宿泊客の増加と温泉街の活性化のために事業を継続していくとのことでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、空き家及び廃屋対策についての1点目、現在市内には何件の空き家及び廃屋があるのかについてでございますが、昨年現地調査を行った結果、空き家は224件で、このうち廃屋は15件と把握しております。
  2点目の、その中で身内がいなくて連絡がとれない、また、身内の方がいても県外に住んでいるなどのケースについてでございますが、特に今年の豪雪のような場合、落雪や倒壊により、通行人及び隣接住宅に被害を及ぼすと想定される危険家屋は24件と把握しております。このうち8件は所有者が不明で、近隣の方には非常に御心配をおかけしているところでありますが、雪おろし等については個人財産の保全につながることとなり、公金の支出は適当でないことから、有効な手だてがない状況であります。
  なお、県内でも、今年の豪雪で多くの自治体が空き家対策に苦慮しており、ようやく県でも調査に入ったところでございます。
  今後、適切な法整備がなされ、危険な建物への対策が可能になればと期待をいたしているところでございます。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  川合議員。
○川合 猛議員  まず、ふるさとCM大賞についてですが、せっかく訪れたお客様です。ウサギを見つけてそのまま帰られたのでは、何の経済効果もないわけで、いろいろな観光との組み合わせが必要かと思います。
  昨年の菊祭りで感じたことなんですが、駐車場係をしておりまして、何台も大型バスが来たのですが、イチョウの木のほうへ行って階段を上がってお参りをされてそのまま帰ってしまう、菊祭りのほうには来ていただけなかったという現実を目の当たりにいたしました。ぜひウサギだけ見つけて帰るのではなく、夕方には赤湯温泉にお泊まりをいただく、明くる日は夕鶴の里へ行っていただきまして、大変すばらしい語り部をやっておられた方のお話を聞いて帰られるなど、ついでにビッキ石の民話などを聞いていただいてお帰りになっていただければいいのかなと思います。やはり赤湯温泉とのコラボレーションが大事かと思いますが、どのように考えておられますか、お伺いいたします。
○議長  市長。
○市長  先ほども申し上げましたように、個人客であれば、そういった会場での、その場でのさまざまな御案内も可能でありますが、団体となりますと、これはエージェント会社の企画になっているわけでありますので、エージェントとの連携が何よりも大事だと、こんなふうに思っております。
  したがって、先ほど申しましたように、そういった団体との連携を密にしながら、新たな商品化をしていくことが必要であろうというふうに思っておりますし、先般、私も、東京でありましたサクランボのPRに、JR関係の大手エージェント会社に、一緒に受益者団体と行ってまいりました。そこでもお願いしてきましたが、年間通しての観光客の誘致、こういったものに御尽力いただきたい、そのためには、エージェント会社との人間関係が何より大事だと、こんなふうに痛感してきたところでありますので、これからも引き続き、そういった方々への協力要請をしっかり行政挙げてやっていかなきゃならないと、こんなふうに思っておりますので、もうしばらくの間、そういったさまざまなパッケージ事業とでも申しますか、企画商品ができるまで、さまざまな形で御支援を賜ればなと、こんなふうに思っているところであります。
  なお、川合議員さんもそう感じたら、これはこうしたほうがいいんじゃないかというようなことがあればぜひ御提案をいただければありがたい、こんなふうに思っております。
  以上です。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  市長は、十分一山に登られたことあると思いますが、あそこの展望台で白竜湖を見ますと、秋の夕焼け、金色に輝く白竜湖が大変きれいです。また、朝早くですが、雲海が見えまして、すばらしい雲海を見ることができます。そういうのもいろいろ含めて、旅館のほうで朝早く車で見せに行ってもらうとか、ぜひ市長も、一度朝早く起きて見ていただきたいと思います。本当にすばらしい。私、写真も撮ったんですけれども、そういうすばらしい遺産もあるわけですからぜひ活用していただいて、いろいろな組み合わせが大事だと思うんです。南陽の場合はサクランボに始まりまして、ブドウですとかリンゴ、ラフランスと、フルーツ狩りもできるわけですから、いろいろとコラボレーションしながら、とにかく、せっかく南陽に来たお客様をそのまま帰してしまったのでは全くもったいない話でございます。何とかとどめて、1泊してもらう、夜は赤湯のまちで飲んでもらうと、そういうふうに私もお手伝いはしたいと思いますので、いつでもお声をかけていただければと思います。
  市長おっしゃるように全国的な展開が必要かと思いますので、市長にはぜひ頑張っていただきたいと思います。
  とにかく「幸せを呼ぶ3羽のうさぎ」ということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。我々も頑張ってお客様を集めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  それでは、続きまして、結婚推進室のほうに移りますが、推進室の存在を知らなかったという声も聞いております。もう少し計画、活動、その成果などの情報を、できる範囲で知らせてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長  市長。
○市長  全くそのとおりだというふうに思っております。できるだけ、さまざまな行政の機関を通して、市報を初めとするさまざまなものあると思いますので、それらでPR方をしていきたいと、こんなふうに思っておりますが、なお、地域でも公民館とかさまざまな会報があると思いますので、そういったものにも載せていただくような働きかけをしたいというふうに思っております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  結婚アドバイザーの方の現在の人数はわかったのですが、職業はどのような方がつかれておりますか、お伺いいたします。
○議長  山田社会教育課長。
○社会教育課長  それでは、お答えをいたします。
  私どもでされております20名の方、結婚アドバイザーいらっしゃるわけでございますけれども、会社の経営をなさっている社長さん方が6名、自営というふうなことで2名、あと無職の方が12名というふうなことで、20名でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  年齢層はどういうふうになっていますでしょうか。
○議長  山田課長。
○社会教育課長  正式に年齢幾つというふうなものは押さえておりませんけれども、60歳以下の人数名、あと60歳を超えていらっしゃる方もいらっしゃるというふうなことでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  もっと若い人も欲しいという声も聞いているんですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長  山田社会教育課長。
○社会教育課長  ある程度年齢がいっていらっしゃる方、あと若い方というふうなことで50代の方もいらっしゃるわけでございますけれども、それ以上若く、例えば40代というふうになってきますと、20名の相談員さん、いろいろ足を動かしていただいているわけでございますけれども、そういった方々との調整もございまして、現在のところは50歳代が若いというふうになっております。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  現在ですけれども、年に何回のイベントを行っておりますか。
○議長  山田課長。
○社会教育課長  私ども、本年については2回、10月と2月というふうなことで、10月については1泊の研修といいますか、させていただいて、あと2月については、市民体育館を利用して、少しざっくばらんになってから交流会をしたというふうなものがございます。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  イベントの回数が少ないのではないかという声があるんですが、もっと増やす計画はないのでしょうか。
○議長  山田課長。
○社会教育課長  今年については、特に情報交換というふうなことを重要視させていただいて実施をしておるところでございます。
  次年度でございますけれども、私ども、今般アンケートを150名の独身の方からとらせていただいた中では、気軽に行けるイベントが欲しいというふうなことをいただいておったところでございます。そういった中では、私どもも、定期的に気軽に行けるイベントといいますか、いつでもそこに行けばそういった場があるというふうなものを次年度は提供してまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  市内の若い人だけでなく、広域に募集するなど、他市町村または県内外との合同開催をしたらどうかという声もあるんですが、その辺はどのように考えていらっしゃいますか。
○議長  山田課長。
○社会教育課長  議員さんも御承知のように、日本を挙げての問題だというふうになっているところでございます。そういった中では、山形県の中にも、やまがた出会いセンターというふうなものができております。あと置賜の3市5町の置広の中でも、新年については、そういった後継者問題というふうなことで取り組んでいくというふうにされているようでございますので、私どもも、大いにそちらのほうにも参画しながら実施していきたいというふうに思っておるところでございますが、やはり最後はお見合いというふうなことで私どもは重視させていただいているというふうなところでございます。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  県内外と申しますと、お嫁さん、お婿さんで持っていかれちゃうというリスクもあるわけですけれども、3人そちらへ行ったら4人こちらに持ってくるとか、そういうこともあろうわけでございますので、ぜひ他県との交流も深めていただきたいと思います。
  先ほど申し上げました幸せの「3羽のうさぎ」を探す、そんなツアーなどを組んで、多くの人を集めていただきたいと思います。幸せになれる、願い事がかなうという、婚活にはぴったりだと思いますけれども、どう考えますか。
○議長  山田課長。
○社会教育課長  大変ありがたいお話をいただいたところでございます。私ども、青年教育推進事業というふうなものを実施している中で、若者グループの1団体が、12月3日でございましたけれども、ちょうど今般の幸せの「3羽のうさぎ」の大賞の前の事業でございましたけれども、熊野大社さんを活用させていただいて、70名ほどの、未婚者だけではございませんでしたけれども、天候も悪くて「3羽のうさぎ」のほうまでは行けませんでしたけれども、大変すばらしいイベントをしていただいておりますので、これからも計画あるものというふうに期待したいと思っております。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  一番身近な隣の高畠なんですけれども、ほとんど毎月1回ぐらい開いているということなんですね。ぜひ高畠町とも合同でやっていただければなと思っております。高畠のほうは毎回四、五十人の男女が参加して、今まで27組のカップルが誕生していると聞いております。その辺も勉強しながらやっていただければなと思います。第5次総合計画の人口増加につながる大事な事業かと思います。ぜひ拡大に向けて頑張っていただきたいと思います。
  続きまして、泊食分離のほうのお話でございますが、やはり旅館全体の協力体制が不可欠だと思います。ばらばらでは当然立ち行かなくなるのではないでしょうか。国の補助で始めたのですから、もっときっちりとすべきだと思いますが、いかが考えられますか。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  御承知のように、泊食分離については、多様化する観光客の一つ一つのニーズにこたえるものでありまして、いわゆる旅行業態の一つの形であります。ですから、それぞれ温泉旅館のほうが望む観光客というのは、それぞれの業種形態によって変わってくるものであります。当然旅館側においては、御利用いただく際に食事を伴う宿泊、これが一番経営上利益の発生するところでありますから、いわゆる素泊まり1泊朝食つきという形態になりますと、その分の収益が減るというふうな、そういった側面もございますので、確かに週間の平日の利用稼働率を上げて収益性を増大するという一面もありますけれども、この事業自体がそれぞれ希望される業者の参加によって成り立つというふうなことがありますので、旅館側においてはそれぞれ独自の経営理念を持っていらっしゃるでしょうから、この事業に参画する旅館、あるいはこの事業には参画しないというふうな選択、これは当然にあることでありますので、一概に赤湯温泉全体でというふうなお話にはならないのかなというふうに理解しているところであります。
  以上でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  大変難しいとは思います。
  それで、日本でうまくいっていると言われている修善寺温泉ですか、20軒の中で9軒が泊食分離のほうに参加しているということなんですが、あそこでも9,000円という値段だそうです。それに対して赤湯で9,000円というのは高いのかなとまず思うんですが、当初9,000円から1万3,000円という枠でスタートしました。食事のほうも、Aプランからフリープランまであるということで、一番高いので5,000円、そうしますと1万3,000円で泊まって、5,000円で御飯食べて、飲んだりしますとえらい高いものになってしまうと。やはり安くして、どうせあいている時間にといいますか、宿泊客の少ないときに実行するわけですから、もう少し安くしないと集まらないのかなと。と申しますのは、私どもの娘、東京に住んでおりまして、インターネットで調べたら、修善寺と赤湯と同じでは行かないんじゃないのというふうに電話で話したんですけれども、その辺はいかが考えられますか。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  お話にありましたとおり、平成20年にスタートして、平成22年に一たんこのシステムを休止いたします。いわゆる検証に入ったわけでありまして、先ほど市長答弁の中で申し上げましたとおり、その期間、500人の方に御利用いただいたと。御利用していただきやすいように当初さまざまなプランを設定したところでありますけれども、泊食分離を利用されようとする方は、当然に利用料金の低いところに魅力があるわけでありますので、多様な泊食分離のプランには、お客様についてはなかなか飛びつかないというふうな実態があって、検証した結果、9,000円という値段が、一番手ごろ感がある値段ではないのかというふうなことでの設定だというふうに伺っております。
  ですから、旅館的には、どちらかというと、経営形態の小さなお宿についてはなかなか魅力のあるところであろうかというふうに思いますし、また、それぞれの旅館にとっても、9,000円で飲食店等料飲店で折半をするというふうなことでありますから、そのようなところで適当なのかなというふうには思っているところであります。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  商工観光課では、そちらのほうにかかわるということはないということでしょうか、この先なんですが。
○議長  齋藤課長。
○商工観光課長  当然に、観光客を受け入れる際の非常に大きな一つのパーツだというふうに理解しております。今現在、商工会のほうから泊食分離システムのほうに入るわけですけれども、そのほか、からころ館ですとか旅館組合、そういったリンクを張って、できるだけ広く受け入れられるように、これについては商工会さんでというふうなことではなくて、南陽市全体の観光関係機関一丸となって、この部分の利用についても十分に促進してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  以前は赤湯のまちの中も、浴衣を着た人がげたを履いて、さまざまな飲食店へ大勢の人がいたものでございますが、今、全く見ないというのが現状のような気がいたします。任せるだけでなく、行政のほうも立ち入っていただいて、もう一度しっかりとして、足をしっかりと、腰を据えたこういうシステム、せっかく国の補助金で立ち上げたわけですから、頑張っていただきたいなと思います。その辺で、商工観光でも頑張ってもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  御指摘のとおり頑張らせていただきたいなと思います。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  それでは、空き家と廃屋のほうに移りたいと思います。
  随分多い数があるのでございまして、中川のほうも二けたを超えております。空き家を利用して、地区公民館まで遠い人がサロン的に集まる場所に使っている話も聞きます。また、若い夫婦に市があっせんし、安く貸すなどの計画はございませんでしょうか。
○議長  市長。
○市長  なかなかいいアイデアですけれども、市内の空き家、これ、市の物でございませんので、そういったことが容易にできるのかどうか、貸したいという人を募ってやるという手もあると思いますけれども、現に今インターネットでやっておられますけれども、個人的にね。なかなかお借りすると、さっき言ったように、今は、今年なんかは特に大雪ですから、除雪、雪おろし、こういったことの必要のない施設を借りたいと、こういうふうな人が多くなっているんですね。一軒家を借りますと相当御苦労が増えるわけでありますので、そういったことが可能なのかどうか、いずれにしても、検討はいたしますが余りいい答えが出ないのではないかというふうに私は思っております。
  まずは地域の中で、さっき議員言われたようなサロン的な利活用の方法があるのかどうか、そんなことも研究していただいて、今心配されている施設の維持管理を皆さん方で、地域の中でやっていただければなと。南陽市として行政でやれる範囲というのは決まっておりまして、できないほうが多いんですね、さっきの答弁にもあったように。ですから、その辺は、皆さん方で自主的にひとつ対策を講じていただければありがたいと。行政のほうに積極的に相談されますと、なかなか答えにくくなっちゃうんですね、逆に。だから、余り相談をしないでやっていただければなと、こんなふうに思っているところであります。
  以上です。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  いや、地区で困ったのでお話をしたんですけれども、これから増える一方になるわけですが、どの課で担当なさるのかお伺いしたいんですけれども。
○議長  樋口総務課長。
○総務課長  空き家対策につきましては、現在は総務課の危機管理室が中心となって対応してございますが、新年度からは危機管理課のほうで担当することになるものでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  持ち主のわかるものは、文書で早急に解体などの安全対策等お願いの文書を出しているのですが、なしのつぶてで、なかなか応じてもらえないという現実があります。今年の雪で傷みが一段と進んでおりまして、また、小岩沢地区においては猿がすみついている等、地域でも大変困っております。今後どう対処すればいいのか地区長も頭を痛めておりまして、と申しますのは、その方はその区を脱会いたしまして、財産区であるとか森林組合ですとか、そういうところの配分金をもらって出てしまっていると。ですから、地域でも、何ともいじれないという現状でございます。21年10月に、お願いとして文書を市長名で出しておりますが、全く何もしてもらえないという現実があるんですが、どのように対処したらいいかお伺いしたいと思います。
○議長  総務課長。
○総務課長  確かにそのような事例が近年出てまいりまして、特に今年のこの雪の中で困ったという声も幾つか寄せられたところでございます。これについての、先ほどの答弁でもあったわけでありますが、いわゆる自治体として解決できる法的な枠組みが今のところ用意されていないということで、当市に限らず全国的にこういったテーマで苦慮しているという自治体が多いわけでございます。
  一部、先ほど議員さんからお話あったように、これを人口増でありますとか、そういったふうに積極的に活用を図る、そういった事例も、ごくまれではありますが生まれてきております。
  あともう一つは、外部経済の排除ということでの、あるいは観光的な配慮といったところで、それを取り壊ししてきれいな景観に持ってくるということでの対応、こういった場合には当然に持ち主からその所有権を市のほうに移していただく等のいろいろな条件が必要になってくるということもあるわけでありますが、そういった事例が全国的にはこのごろ生まれ始めていますが、まだごくごく少ないというのが現状でございます。
  国におきましても、こういった状況をやはり何とかしなければならないだろうということで、ようやく平成21年7月に、国土審議会のほうで、国民生活を豊かにする不動産のあり方ビジョンということでの報告がなされておりまして、その中でようやく国としても課題であるということの認識が打ち出されたという段階でございまして、今後、これからさまざま法整備に向けた準備が進むのかなというふうに思っておりますが、今のところ自治体としてはなかなか手が打てない状況でございます。
  ただ、その中でも、何もしないで、それじゃいるのかというわけにはいきませんので、私どものほうとしては、いち早く消防団の協力を得まして、昨年度に市内全地区の空き家、この洗い出しを行いました。そして、全箇所に出向きまして写真を撮影するなり、あるいは外部からでありますが現況を調査して、そして当面は監視すれば足りるだろう、あるいは積極的に管理をお願いすべきであろう、あるいは解体、こういったことをお願いすべきであろうというランク分けをいたしまして、その台帳を今つくっておりまして、年度末にでも全戸数、全件について文書の発出をしていきたいというふうに考えているところでございます。
  ただ、その中で、先ほど御指摘あったように、相手が定かでないといったようなケースも見受けられます。そういった場合には非常に苦慮するわけでありますが、個人情報の問題あるいは公務員の守秘義務の問題等々ありまして、例えば税務課で保管しております課税台帳のほうから納税管理人のほうに直接我々担当のほうで文書を出せるかというと、そうはまいりません。これは税務課の文書をほかの課の人間が見ることはできませんので、そういった場合に、我が市としての取り組みということでは、その文書の中に税務課として必要な文書がございますから、その中にこの冬の状況、そういったものの文書をつくって、その中に同封してもらうというふうなことで対策を立てていただくように、そういう対策を促すお願いの文書を入れる等々の工夫を今しているところでございますが、年度末には全件について文書を発出したいというふうに思っているところでございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  ぜひ早急にお願いしたいと思うわけですけれども、崩れかけた廃墟が、私の住んでいるような、隣の明かりが見えないような山間地であれば問題はないのですけれども、通学路や生活道路に面していて、万が一歩行者や車に落ちてきた場合、対策をしなかった行政の責任を問われるということはないのですか。
○議長  樋口総務課長。
○総務課長  第一義的には所有者の責任ということになりますが、ただ、それだからといって、手をこまねいて、一切責任がないのかということにもならないだろうというふうに思いますので、これについては、先ほど申し上げたようなさまざまな可能な、今我々こういう法的な枠組みの中で仕事をさせてもらっている、その枠組みが許す範囲の中でできるだけのことをやっているということで、何とかしのいでいるというのが現状でございます。
○議長  川合議員。
○川合 猛議員  中川というところは、廃屋が大変多いところでございまして、元中山地区には2つのモーテルがございまして、それが離れ形式になっておりまして、森に包まれた静かなモーテルといううたい文句だったんですが、離れになっておりまして6棟ぐらいずつ建っておりますから12棟ぐらいあるわけですが、それが森じゃなくて、ジャングルの中に朽ち果てたモーテルがあるというような状態で、区長に話しましたら、「いや、おらほうでは何ともされないんだ」と。だれの物だかもわからないという、そういうのもあるので、ぜひいろいろ調査していただいて、私どももいろいろ協力はしてまいりたいと思いますので、早急にいろいろやっていただきたいと思います。
  まだ時間ありますが、いろいろと御答弁をいただきましてありがとうございました。
  早いもので、新しい3つの中学校がスタートし1年がたとうとしております。第1回の卒業生の旅立ちの日まで、あと1週間となりました。不安や戸惑いの中での、中学生としての最後の1年だったのではないかと思います。新しい学校をつくるために頑張ってくれた卒業生の皆さんに、心からおめでとう、そしてありがとう。
  質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  以上で、5番川合 猛議員の一般質問は終了いたしました。大変御苦労さまでございました。
──────────────────