平成23年3月定例会
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午前11時10分  再開
○議長  再開いたします。
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白鳥 雅巳 議員 質問
○議長  次に、1番白鳥雅巳議員。
〔1番 白鳥雅巳議員 登壇〕
○白鳥雅巳議員  おはようございます。
  1番白鳥雅巳です。
  通告しておりました2項目について質問をさせていただきます。
  初めに、最近、異常気象や地殻変動などの大災害が起こっており、1月にはオーストラリアやブラジルで大雨による河川のはんらん・洪水、また土砂崩れが起こり、2月にはニュージーランドの地震で、日本人を含む多くの犠牲者が出るなど、悲惨な災害が世界的に発生しております。日本においても、山陰、北陸、東北で大雪に見舞われ、島根や鳥取では例年の7倍ほどの雪が降ったとのこと。重要な交通網も寸断されるなどの被害も出ました。
  本市におきましても、近年例を見ないほどの降雪・積雪に見舞われ、日々除雪作業に追われる毎日で、多くの皆様はうんざりしたことではないでしょうか。こんな雪が続く日々、早朝より、各重要路線や生活道路の除雪作業に携わった除雪作業関係者の皆様の御苦労に感謝いたします。
  また、本市においては、屋根の雪おろし作業中での痛ましい災害、事故なども発生するなど、今年、平成23年度がどんな年となるのか不安になりますが、ぜひ希望あるよい年であることを願うものであります。
  長引く景気低迷を受け、各企業が体質改善やコストの削減等に努力している現状でもあり、いつ景気が回復するのか、先の見えない不安な状況であります。
  今、詳細を策定中の第5次南陽市総合計画基本構想で、南陽市における都市像の項目で「新たな活力ある方向性について」の記述があります。このような景気低迷・閉塞感漂う状況を抜け出すためには、まさに新たな活力を結集すべきときが来ているのではないかと思うわけですが、そのような状況の中で、重要な産業として、活性化を図る起爆剤の要素の一つが観光産業ではないかと考えます。
  施政方針の記述にも、「観光資源のネットワーク化と交流人口の拡大」とあります。観光振興による経済効果は大きく、どの自治体にあっても、また本市においても重要な柱になると思います。
  また、全国的な景気低迷の原因の一つが、国の公共事業の縮小政策で、工事量の減少が、首都圏はともかく、地方自治体の景気回復、底上げを妨げているのではないかと思います。
  以上のような事柄の観点から、通告に従いまして、2項目の質問をさせていただきます。
  1項目めとして、本市の魅力や観光資源を発掘し、なおかつ県内外に発信し、どう売り込んでいくのかお聞きをいたします。
  1点目として、このたび、念願でありました「ふるさとCM大賞」を山形県35市町村の中で本市が受賞いたしました。大変に名誉なことと思います。県内で365回以上、東北5県で各20回ほどのテレビ放映となるとのこと。この画期的なチャンスをどのように本市をアピールしていくのか伺います。
  2点目として、このたび、菊まつり会場が双松公園から中央花公園に変更し開催することが菊まつり実行委員会で了承され、実施となります。中央花公園で開催したらよいのではと以前から話がありました。そのときには、公園内を利用している方々が菊まつり開催期間中に利用できなくなり、不便をかけるので難しいのではないかとの意見もありましたが、今回の決定について、その体育館、周辺施設利用者への影響はどうなのか伺います。
  3点目として、国内各自治体でも観光資源を有効に活用・宣伝を行い、地場産業の活性化の一つとして力を入れておりますが、本市においても、埋もれている観光資源や文化資産を含めた発掘や環境整備等にもさらに力を入れるべきと思いますが、どう考えておられるか伺います。
  また、観光資源を整備した上で、案内ボランティアの育成を図り、本市の重立った施設や市の沿革などの紹介を、からころ館を拠点にしての取り組みができないか。
  さらに、本市において観光スポットが分散している現状もありますが、その位置などを紹介する案内マップや案内掲示板を作成・設置ができないものか。最近は、海外からの観光客も増えていることもあり、外国語表示も含めて計画できないか、あわせて伺います。
  4点目として、今後さらに姉妹都市や友好都市などの提携を結ぶなどの計画はないか伺います。
  視点として、本市をアピールする意味と他都市のよいところを参考にし、物産や観光開発にも役立つものと思いますが、含めて伺います。
  2項目めとして、本市における建設業の衰退懸念について質問をさせていただきます。
  建設業界は「コンクリートから人へ」との方針のもと、今年度予算では公共事業関係費を前年度から一気に約2割削減し、来年度予算案でも、さらに13.8%削減しようとしています。このまま公共事業関係費が削減されれば、各自治体にとっては一層の景気低迷が進むことが想定されます。このような公共事業削減による影響についてお尋ねをいたします。
  1点目として、地方における建設業は、社会基盤の守り手であると同時に、貴重な雇用の受け皿であり、地域経済底上げの一つであると思いますが、その観点から、地元業者の育成や雇用との課題や現状について市長の考えを伺います。
  2点目として、公共事業の予算縮小を受けて、工事量の減少で建設業にとっては厳しい状況となり、地域の安全・安心を確保するための担い手が消えていき、「災害発生時の対応力」が揺らいでいく懸念があると思いますが、市長の考えを伺います。
  また、地元企業を育てる意味において、細やかな配慮、すなわちインフラ整備など、各地区からの要望にできるだけ対応していただきたい。今後、市の予算編成についてそのような考えはないか伺います。
  以上、壇上からの質問とさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  1番白鳥雅巳議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、本市における今後の観光戦略についての1点目、CM大賞受賞による県内外への本市のアピールについてでございますが、5番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げましたとおり、着地型旅行商品の企画や仙台アンテナショップ、東京のサテライトオフィスなどを活用し、今後展開してまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。
  2点目の、菊まつり会場移転に伴う中央花公園の施設利用者への影響についてでございますが、具体的には、新年度に入り、第99回南陽の菊まつり実行委員会で、菊まつりの全体像を決定していくものでありますが、基本的には、市内団体等で毎年秋に開催している各種観光、商業、農業、スポーツ文化事業等を一堂に会し、(仮称)南陽の秋まつりとして開催する計画でいるところであります。
  会場設営を含めて、詳細については新年度に調整を行うこととなりますが、中央花公園及び市民体育館の利用についても、十分に調整して進めてまいる所存であります。
  南陽の秋まつりは、市内団体等の総合力を結集して展開することになりますので、秋の行楽シーズンを迎え、県内外のメディア等へのPR情報発信を行いながら、市民と一体となって誘客に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力を賜りたいと存じます。
  3点目の、観光資源を整備し、案内ボランティアを育成し、からころ館を拠点にした取り組みについてでございますが、観光協会では、観光ボランティア、えくぼの里案内人を設置し、主に観光客の方を対象に、市内の観光地及び文化施設等を御案内しており、大変好評をいただいているところであります。
  現在は14名で、年間を通し、観光地や施設、文化財等をめぐる研修会を重ね、スキルの向上に努めており、桜まつりや菊まつりなど長期のイベント時には会場に常駐し、観光客のニーズにこたえられる体制となっております。
  今後、着地型旅行商品のニーズが高まる中、町なかに眠っている観光資源の発掘や環境整備も急務であり、地域の自然、歴史、文化なども最大限に活用しながら、多様化するニーズに対応した観光振興に努めてまいりたいと考えております。
  また、位置を紹介するマップや掲示板の設置についてでございますが、現在、観光施設案内看板及び2次交通案内看板で4カ国語表記のものが、JR赤湯駅とからころ館に設置しており、観光客や外国人観光客の方から御利用をいただいております。
  今後、インバウンド対策の充実を図るためにも、さらなる案内表示やパンフレットはもとより、旅館や観光施設の受け入れ態勢の整備も必要となってまいりますので、先進地の情報も取り入れながら、誘客に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  4点目の、今後の姉妹都市や友好都市の提携計画についてでございますが、本市の友好都市は中国河南省の南陽市だけでありますが、議員御指摘のとおり、他都市との関係を深めることの相乗効果は大きいものと存じております。
  現時点では、国内外で友好姉妹都市検討の具体的候補はなく、白紙でございますが、23年度からの南陽ブランドの発信、青少年インターナショナルセミナーの開催、青年海外派遣事業などを通して、その候補にめぐり会える機会が増えるものと期待をいたしております。
  そのときの検討の視点としては、いろいろな判断材料があるかと存じますが、いずれにいたしましても、相手の事情もございますし、末長いおつき合いができることが重要となりますので、慎重の上にも前向きに検討してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、本市における建設業の衰退懸念についての1点目、地元建設業者の育成や雇用の課題についてでございますが、御指摘のとおり、建設業は、道路、河川、上下水道などの社会資本整備に欠くことのできない重要な業種であり、その中で生み出される雇用も地域経済に大きく貢献していると認識をいたしておるところであります。
  このようなことから、本市が発注する建設工事についてはもちろんでありますが、国・県発注工事につきましても、極力地元業者が優先して受注できるような制度設定を、事あるごとに関係機関に対し強く要請してきたところでございます。
  おかげさまをもちまして、私が常々提唱しております建設業における地産地消の取り組みについても、徐々にではありますが、理解を得られ、地元業者が国・県から直接受注する機会が以前より増えているものと思っております。
  2点目の、公共事業の減少による災害発生時の対応力低下懸念についてでございますが、御承知のように、国の公共事業予算の総額は、平成9年度の9兆7,447億円をピークに年々減少傾向にあり、今年度当初予算では5兆7,731億円と、ピーク時の約6割に落ち込んでおります。これらを背景に、建設業者数も現在まで減少を続けており、さらに国土交通省の推計では、今後10年間で建設業就業者数も2割程度減少する見込みであるとされております。
  本市においても、昨年、除雪業者を対象としたアンケート結果では、将来展望が不透明で、機械を更新する余力もなく、後継者がいないなどの理由から、今後5年以内に除雪をやめたいという業者は2割を超えており、除雪の現体制を維持する上でも、大変危惧すべき状況であると考えております。
  これらの問題は全国的な傾向であり、一地方自治体の努力だけですべて解決できるものではございませんが、市民が緊急災害時等においても安全・安心な生活が確保できるよう、本市でも抜本的な対策を講じる必要性を感じているところでございます。
  3点目の、各地区から要望のある市内のインフラ整備についてでございますが、これまでも要望のあった箇所につきましては適宜予算措置を講じ、緊急性等を勘案しながら、順次整備に努めているところでありますが、今後とも市内建設業者への優先的な発注に配慮してまいる所存でありますので、御理解を賜りたいと存じます。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  1番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  御答弁ありがとうございました。
  まず最初に、CM大賞の件でちょっとお伺いをいたします。
  きのう、川合 猛議員も質問をされましたけれども、その質問の内容は景気・経済、景気の雇用といいますか、経済効果についての御回答がございました。6万人訪れていると、また温泉客も増えている状況だということでございましたので、かなり経済効果はあるのかなと感じております。
  その中で、仙台圏でのアンテナショップの開設や東京などでの情報発信基地としての設置をするという案があります。また、この15秒のCMを有効に活用する、そういったこともそのブランド戦略と思いますけれども、このアンテナショップ開設に対する市長の意気込みをまたちょっとお聞きをいたしたいなと思いますので、ぜひひとつお聞かせください。
○議長  市長。
○市長  質問内容がちょっと、わかりませんが、意気込みということであります。非常にアンテナショップというのはイメージ的には好感度を得ているわけでありますが、実際、中身というのは非常に大変なものだろうというふうに私は思っております。いずれ持続するには、それなりの収益というものを確保しなければならないわけであります。当面は、緊急雇用であるとか雇用創出の予算で進むわけでありますから、市に直接影響はございませんが、その間に何とか自立できるような仕組みをつくっていきたいと、こんなふうに思っておるところであります。
  私は、南陽ブランド推進課を設けて、その中で鋭意努力をしていきたい、必ずや成功できるように私もみずから先頭に立って頑張っていきたいと、こんな思いでいるところであります。ただ、そう甘いものではないということも十分承知をしておるところであります。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  頑張っていきたいという意気込みを感じました。南陽ブランドを立ち上げるという観点から、やっぱりこのCM大賞をとったということがすごくビッグなチャンスではないかなと思います。そんな中で、ああいったCMは、本当に見ているとほのぼのとした、またいいなとだんだん思えてくるようなところがあります。それはやっぱり東京ないし仙台圏のアンテナショップ等でも流して、こういったほのぼのとしたところがあるんだよというような南陽市を売り込んでいってほしいなと思います。
  その間、本市におきましても、やっぱり地域おこしというかまちおこしに活躍しているというか、努力されている青年グループ、また各団体等もございます。そういった方々の市外に南陽市を紹介しようという意気込みをやっぱり大切にしていただきながら、本当にそういった方との対話を大事にして、市外というか県外に発信していってほしいなと思っております。
  そんなことで、そういった方々との意見交換とか存じているかと思いますけれども、そういった会合等、懇談会等あれば、市長にも出て意見を聞いていただきたい、言っていただきたいと思いますけれども、そういった機会は何度かおありになりましたでしょうか。そういった方々との懇談会といいますか。
○議長  市長。
○市長  常々いろいろな場面で南陽市のPR、いかに南陽市を売り込むかということの作業や懇談会は随時やっているわけで、何回なんていうような数ではないわけでありますが、随時必要と感じておりますので、随時やっているということであります。
  特に最近は、青年教育の中でも、青年たちがみずから南陽市を売り込まなければならないと、こういうふうな高い意識になっておりますので、その辺の効果も相当大きくなり、みずから東京近郊の若者との交流をしたり、あるいは県内外の青年たちとの交流も積極的にやっているということも含めると、相当PR効果並びに自発的な行動ができる市民が増えているのではないかと、こんなふうに思って、その効果が上がっているというふうに思っております。
  そうした段階でのこのCM大賞でありますから、まさに的を射たといいますか、いい時期に大賞をとった。さらに、この時期にさまざまなイベント並びにアンテナショップ等の設置ができるということは非常にタイミングがよかったのではないかなと、こんなふうに私は思って、まさに23年度は南陽売り込みの元年として頑張っていける機会になったと、こんなふうに思っておりますので、御支援をよろしくお願いをいたします。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございました。そういったことで、南陽市を全国的にアピールしていっていただきたいなと思っております。
  続きまして、菊まつり会場が双松公園から中央花公園に変更されることによりということで質問をさせて、お伺いをするわけですが、今までの会場は、やはり県内外からの観光客にはわかりにくい場所にあったんではなかろうかと思います。菊まつり会場については、いかにここが祭りの会場であるということを知らせる工夫が必要ではないかと思いますので、そういった対策等はとられていらっしゃいますか。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  今のただいま御指摘ありました、いわゆる菊まつり会場そのものの位置がやはりなかなかわかりづらいのではないかというふうなお話がありました。いわゆる来年、再来年100回を迎える菊まつりの中で、長くそれぞれの年度において総括をされてきておりまして、当然それも一つの理由というふうに考えられております。
  また、今の時代になってみますと、菊まつり全体の祭りそのもののやはり魅力が希薄化してきたのではないかというふうな部分で、今年度第98回の菊まつりについては総括をさせていただきました。実質入場者についても、特に有料の入場者については2,000人を超える減というふうな状況にもありました。
  やはり第100回を迎えるに当たっては、大きな動きをしながら、そして菊まつりのみならず、南陽市の商工業、農業、そういったものも含めて広く県内外に押し出すためには、やはり菊まつりという単体の祭りではなくて、南陽の秋まつりというふうに今構想を練っておりますけれども、そういった方向性が求められているのではないかというふうに思っているところであります。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  このたび99回目の菊まつりという状況になるわけで、100回記念の開催に向けてのプレ開催というようなことでとらえていただいて、中途半端な開催はできないんじゃないかなと思っております。今回の99回目の菊まつりの意義というか、100回記念に向けての行政側の意義として、どういったことを感じておられるか、そこをもう一度お聞きをいたします。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  今年、第99回を迎えるというふうなことであります。来年、再来年度、100回を迎えるわけでありますが、その際には、既にお知らせをしております全国の菊花大会、これを南陽市を会場にして開催をすることになります。当然ながら、全国に向けて南陽を、全国の菊花大会が開催されるわけでありますから、広く菊の愛好家の皆様にはお知らせをできる。
  そういった意味では、先ほど議員の意見にありました、まさに100回を迎えるためのプレ大会、そして本年度、全く新しい会場に移るわけでありますから、100回を迎えるに当たって準備万全に整えていく、そういった施設面の整備もある意味必要になってくるだろうというふうに思っておりますし、当然、先ほどのお話にもありました会場の周知、いわゆるパンフレット、広報、そういったことについても十分徹底をしてまいりたいというふうに考えております。
  また、中身についても、今後4月に入りましたら、菊まつりの実行委員会の中で市民の皆さんの参加をいただきながら、十分に内容を詰めて開催をしてまいりたいというふうに思っているところであります。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  ぜひ、そういった気構えといいますか、そういったことでやっていってもらいたいなと思います。
  マイナス2,000人というふうな現状の中で、毎年入場者が減っていると、そういった中で、やはり今まではマンネリ化といいますか、マンネリ化からの脱却をする試み、菊まつり実行委員会を中心に承認、決定されたことを踏まえ、市民や企業、行政が本当に一体になった取り組みが必要かと思います。そういった中で、やっぱり企業とか市民に対しての具体的な取り組み、どのように広報していくかということが大事かなと思います。
  そんな中で、私、常々思ってはいるんですが、やはり毎年行うことにつきまして、やっぱり来ていただいた方にどういったことがよかったとか、悪かった、ここは直してほしいとか、そういった意見のアンケート調査、それはぜひ必要じゃないかなと思います。
  やっぱり行政が、例えば実行委員会で、ただこうだったああだったという反省点ばかり挙げるんじゃなくて、こういった意見がありますよ、見た方にこういったことがありますよというようなことを、やはりそれを一つの資料として今後に向けていってもらいたいなという考えがございますが、そういった計画等、これからちょっと考えていただけないでしょうか。どうでしょうか。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  極めて継続をしていく上でも重要なことだというふうに思います。基本的に、御来場をいただきました皆様のマーケティングといいますか市場調査といいますか、そういったものがやはり基本になければ、継続も厳しいものだというふうにも理解をしております。ただ今いただきました御意見については、実行委員会の中で検討をさせていただいて、ぜひアンケートをいただけるような方向に進みたいというふうに思います。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  ぜひ、そのようにひとつお願いしたいなと思います。
  また、違った観点から1つですが、今、国技である相撲界がさまざまな問題を抱えて、地方巡業や場所の興行が中止されているわけでありますが、私はもったいないなと思うのは、会場に立てかけているのぼり、あの大きなのぼりがありますよね、関取の名前を書いた。ああいったのぼりを、昔風に言えば、祭り小屋とか、そういった小屋へどどんと立てていますよね。ああいったものというのを会場にどんと立てていれば、いかにもここが祭りの会場であるという、そういった印象があるのかなというふうに思うんですね。
  今回の相撲が中止になったというようなことで、せっかくつくっている業者さんが、せっかくつくって納入できないと、立ててもらえないのが悲しいということがテレビで放送になっていました。そんなんだったら、南陽市の菊まつりにどんと使ってもらってもいいのかなと、ちょっと発想をそんなことで思ったものですから、そういったことも一つの策として考えてみてもいいのかなと思いますが、そういったことについては、どんな今言ったことに感想をお持ちでしょうか。
○議長  商工観光課長。
○商工観光課長  中央花公園のほうに会場を移す、そういうふうになりますと、そこでやはりお祭りが行われているという、目で見て明らかに菊まつり、秋まつり、そういったものがあるという、そういったいわゆる会場のつくり、その辺については今回新たに移るわけですから、今までとは違った視点で実行委員会の中で検討させていただくことになります。ただいまいただきました御意見については、十分に参考にさせていただきいと思います。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  同じような質問で申しわけございませんけれども、市長、そののぼりの件とか、目立ちたいというか、目立たせようという気持ちはおありでしょうか、お伺いをいたします。
○議長  市長。
○市長  なかなかおもしろいアイデアで、いいんじゃないかと思いました。特に市道、あるいは県道沿いに、だあっとやっぱりのぼりをすれば、相当それだけでもPR効果があって、何かやっているのかなと、あの辺を通った人も何%かは回ってくれるのではないかというような思いを持ったところでありますので、ぜひ実行委員会等に諮って、当然予算がかかると思いますので、1本どのぐらいするかわかりませんが、その辺の財政的なことも考えながら対応させていただきたいと、こんなふうに思っております。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  ぜひ、実行委員会のほうにもお諮りをいただきながら、また行政としても、南陽市の菊まつりという99回、100回目に向けて銘打って行うわけですから、予算的にも今までどおりとしないで、ちょっと予算を組んでいただきながらやっていってもらいたいなと思います。
  では、続きまして観光資源についての質問の中で、私は結城豊太郎記念館、また臨雲文庫等に一応何度かちょっと訪れたことがございました。その中で、立派な南陽市の宝といいますか、そういった文献等々いろいろありますけれども、漢文といいますか漢詩といいますか、あれがどんと飾られていますけれども、何が書かれているか、ちょっとわからないということがございます。あれ読めないんです。
  そういった中で、やっぱり訪れる方が、これはどういうことを書いているのかなということを、何かこういうことを書いているんだよということをちょっと添えていただければ、ああ、なるほどなと思えることがあるのかなと思います。そんな中で、発見して、ああ、こういうことを書いてあるんだ、さすがだなと思える感動をやっぱり理解していただきたいということで、そういった添え書きといいますか、そういったことをしてほしいんですが、そういった件は課長、どうですか。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  観光では、やはりいろいろな施設を訪問しながら、その地域の自然、あるいは文化、遺産、そういったものに触れる、そこから生まれる感動、そういったものがいわゆる観光の総合産業たるゆえんだというふうに思っております。
  ただいまありました、いわゆる施設の中にあります漢文の表記、そういったものについては、ぜひ結城記念館のほうとも協議をしながら、観光パンフレットの中で生かしていく方法があるのか、施設にそれぞれ具体的に表示をする方法があるのか、検討させていただきたいというふうに思います。
  なお、現在、おいでになった結城記念館のほうについては、館長さんが丁寧に御説明をしていただいている状況でありますので、大変喜んでいるところではございます。
  以上でございます。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  館長さんにも、何て書いてあるんですかとちょっとお聞きしたんでが、私もわかりませんというようなことだったんで、そういったことでちょっと若干聞いてみたところでございまして、そんなところであれですが、ぜひパンフでも何でもいいんですが、表記していただければありがたいなと思います。
  続いて、観光案内のボランティアの件ですが、現在14名いらっしゃるという御答弁でございました。その観光ボランティアをされている方は主にどういった方がなされておりますか、お聞きをいたします。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  南陽えくぼの里案内人というふうなことで、観光ボランティアをお願いをしております。市内の各地域に、それぞれ宮内、赤湯というふうに偏ってはおらずに、全域から御希望の方にお入りをいただいておりまして、会長にはNPOの森のほうの織田さんが会長を務めていただいておりまして、年間さまざまな形で研修もしながらしていると。職業的にはばらばらでありますし、当然OBの方ですとか、年齢的には少し上というふうに思っておりますけれども、皆さん一生懸命に取り組んでいただいている状況にございます。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  NPOの方がまず主となってやっておられるということでございますが、普通の方が例えばこちらに旅行に来て、どこか見たいなと、こういうところどうなんだろうなと言われた場合、そういった手続、ボランティアをお願いしたいという手続についてはどういう経緯でなされるのか。
  また、ぱっと来た方がどうすればいいのかなとやっぱり迷うときがあるかと思うんですが、そういった対応といいますか、どういう経緯でなされているのか、申し込みはどうなのかということをちょっとお聞きをいたします。
○議長  商工観光課長。
○商工観光課長  先ほどの答弁の中でも申し上げましたが、基本的には長期に開催をされております桜まつり、菊まつり、そういったところにはいわゆるイベントに常駐をしているというふうなことになります。
  それ以外に、いわゆる観光客の中で個人観光客で動くというふうな場合には、観光協会、あるいは旅館協同組合のからころ館、こちらのほうに御予約をいただければ御案内ができるという状態になっております。
○議長  ちょっと暫時休憩します。
午前11時45分  休憩
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午前11時51分  再開
○議長  再開いたします。
  商工観光課長。
○商工観光課長  南陽えくぼの里の案内人がいわゆる個人観光客等へ随時対応ができるのかというふうな御質問かというふうに思いますが、現在、菊まつり、あるいは桜まつりといった長期のイベントで対応しているというふうなところが精いっぱいなところでございます。
  当然、えくぼの里案内人だけではなくて、夕鶴の里にあります語り部の皆さんにも、その一翼を担っていただいているわけでありますけれども、今後やはり例えば観光案内は当然ですけれども、いわゆる入浴相談というふうなお湯の活用の仕方とか、そういった部分についても、やはりそれを案内できる職員、案内できる、していただける、常時お手伝いをいただけるボランティアの育成、こういったものがやはり今後の課題だろうというふうに認識をしておりますので、今後そういった部分については積極的に力を入れてながら、養成をしてまいりたいというふうに思っているところであります。
  以上でございます。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  何でこういったことをちょっとお聞きしたかということは、たまたままちで観光客らしい方があっち行ったりこっち行ったりしておったものですから、赤湯のまちの部分では、何を見たいのかちょっとわかりませんでしたけれども、何かだれか声をかけて、どこへ行きたいんですかということを聞いていければよかったのかなというようなことをちょっと思いましたものですから、こういった質問をさせていただきました。
  次に、からころ館についてちょっとお伺いをいたします。本市の情報発信基地として、華々しくからころ館がまずオープンしたという状況でありますが、先日ちょっとからころ館の中、時々中を見るんですが、館内回って、南陽市をPRするようなもの、例えば物産品は置かれてはおりますが、南陽市というのはこういうところだというようなパンフレットとか、そういったものは、ただ案内板は確かにあるかと思いますが、そういったことを発信できるというのにはちょっと欠けているんではないかなということをちょっと感じをしたところでした。
  売店の方でも、やっぱり南陽市をアピールするんだということを何か声がけでもしていただければ、同じ地元ではあったにしても、こういうところがありますよとか一言言ってくれればありがたいのかなと思いますが、やっぱりちょっと人に任せているという部分もあって、余り口を出さないのかわかりませんけれども、情報発信基地としての役割を、ちょっとオーバーな言い方をしますと、大々的にやっていただきたいなと思ってはいるんですが、そういった状況については課長はどういう状況をとらえていますか。
○議長  商工観光課長。
○商工観光課長  ゆーなびからころ館の赤湯温泉観光センター、ただいま御意見を、御指摘をいただいた部分について、新年度からになりますけれども、条例規定の許す範囲の中で、今現在いわゆる4つある休憩室については、基本的に公民館の使用と同じで、利用申請書を出して、それで利用するというふうな、通常、観光センターですと、観光客がフリーの状態でお入りになると、いわゆる休憩室に上がれないというふうな今は状況になっております。
  そういったことがあって、4月からは条例規定の許せる範囲の中で、ほとんどそこを、御指摘のとおり、使われていない状況にありますから、その部分については無料の開放をしていきたいというのが1つあります。
  それに伴いまして、今現在、入り口だけになっておりますいわゆる物産の販売コーナーについても、上の上段のいろりのある板間、そういったものも広く活用しながら、もう少し施設設置本来の目的に沿って、本当に温泉街を歩くお客さんがからんころんとおいでいただけるような、そういった観光情報発信のもともとの施設の設置目的に沿うような形で、再度トライをしてみたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  やっぱり情報発信基地ということでオープンしたわけですから、ぜひ、そのような形で対応していただきたいなと思います。
  たまたま先日、絵はがきだか絵手紙だかちょっとわからなかったですけれども、最終日にちょっと、ああ、2階でやっているなということで上ってみました。そうしたら、今日までだよねと思いながら上がったところが、何も展示になっていなかったといったこともございましたので、あら、1日前に終わったのかなと、今日までだよねと思いながら行ったら、なかったという状況もあったものですから、ちょっとなというようなことも疑問符がついたところでございます。そういったことで、しっかりやっていただきたいなと思います。
  次に、観光スポットの件でちょっとお聞きをいたします。
  今、国内各自治体において、海外の観光客等誘致が盛んに行われております。特に中国、台湾、韓国と、アジア諸国等々の観光客が日本の各名所を訪れ、日本のよさを満喫しながら、購買力も相当なものだと、よくテレビで見ることがあります。やはり外国の方に施設などを理解してもらうには、外国語での記述は必要と思います。
  先ほど、施設はあるよと、赤湯駅とからころ館にはあるというような御返答でございましたが、ここで赤湯地区のそういった2つの看板は先ほどの御答弁でわかりました。宮内地区でも結構、名所とかそういった施設がございます。ましてや、ウサギの「もっちー」がいるという宮内駅や、そういった観光施設、また烏帽子山とか双松公園などに、やっぱりそういった景観施設にもそういった表示、掲示板等、必要じゃないかと思いますが、その点いかがですか。
○議長  齋藤商工観光課長。
○商工観光課長  御指摘のとおり、いわゆる国際観光、日本を訪日していただける観光客、これについては国のほうでもいわゆる観光庁を設置しながら、平成25年度までには、今の倍になる1,500万人というふうな目標数値も掲げながら、国・県、あるいは私どもも含めて対応しているところであります。
  観光立国の推進基本計画というふうなことが示されておりますし、市のほうといたしましても観光基本計画を策定しておりまして、インバウンド対策については極めてこれから重要な課題だろうというふうに思っておりますし、随時できるところから、その看板等についても今、設置をしているところであります。
  23年度は、とりあえず置賜さくら回廊関係で、烏帽子山公園、また駅、そういったことで、この南陽、白鷹、長井、そういったところでの大型の看板も南陽市内には2カ所ほど、全体で6カ所、いわゆるインバウンドも当然視野に入れてというふうなことで整備をする予定ではありますので、この後、案内表示、看板等だけではなくてパンフレットも含めて、インバウンド対策の充実は図ってまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  これからも随時、そういった看板の設置を考えているというお話でございました。ぜひ、そういった方向でやっていただきたいと思います。
  また、少子高齢化や人口減少が本市においても進む中ではございますけれども、やはり本市を訪れる交流人口の増加を図っていかなければならないのかなと思います。また、消費を促して市の活性化につなげていくよう、そういった仕掛けも必要なのではないかなと思いますので、ぜひ、ひとつよろしくお願いを申し上げます。
  続きまして、これからの姉妹都市や友好都市などの提携計画はないかということでございまして、現在、中国河南省の南陽市ということで提携を結んでいるということではございますが、今後の計画はまだ白紙だと。青年海外の協力隊派遣とか、そういったことは確かに必要なことかもしれませんけれども、中国南陽市との交流の中で得たもの、またメリットについてどういったメリットがあったのか、ちょっと私ぴんとこないんですが、その点どういったメリットがあったでしょうか。ひとつ教えていただきたい。
○議長  松田企画財政課長。
○企画財政課長  このことにつきましては、平成21年12月の板垣議員の質問にもお答えしていることでございます。中国南陽市との交流、数多くあるわけでございますし、国の仕組みそのものも違いますし、規模も今では中国南陽市1,000万人規模にもなっておるというようなことで、なかなか環境も違うというようなことがございます。
  最初のほうにつきましては、交流初めのころにつきましては、お互いに研修生を受け入れたり、こちらから訪問するなり、いろいろ意義があったわけでございますが、今はそんなに、こう言っていいのかどうかわかりませんけれども、規模が大きくなった分だけ薄くなったのかなと思ってもおります。
  ただ、平成19年にこちらから訪問団を派遣しておりますし、今回も2月16日から23日まで、民間交流として卓球協会、あとは農業委員会、一部OBの方もいらっしゃいますが、11名の方、訪問をしていただいて、いろんなスポーツ、農業関係の交流をしたということで、それなりに、報告をお聞きしますと、効果があったと、成果があったというようにお伺いしております。
  以上です。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  規模も違うわけで、こちらの南陽市とはまた比べるわけにはいかないとは思いますが、それはそれで交流をやっているということで理解をいたしました。
  また、海外だけが友好都市とか姉妹都市ということに限らず、やっぱり国内には南陽市と似たような、また南陽市が手本になるような市や町が結構あるわけですね。そういった中で、やはりそういった地域を利用するといいますか、そういった自然の恵みといいますか、そういったことを利用した交流があってもいいのかなと思いますね。
  例えば、ありきたりではございますけれども、雪の降らないところから交流をとって、沖縄とかそういったところから交流を図るとか、その中で、いろんなかまくらだ雪だるまだと、そういったつくって楽しんでいただく、そういったこともあるでしょうし、都会からの若者を集めて田植え、稲刈り、農作物の収穫等々、そういった計画をして地域の若者との交流を図る、そんな中での婚活等にも一役買うんじゃないかなということもございますので、一連の体験型交流といいますか、そういったことも必要じゃないかなと私は思うんですね。
  そういった観点から、やっぱり海外というだけじゃなくて、国内全般を見渡した中での交流といいますか、そういった姉妹都市の提携をひとつ考えていただきたいなと思います。
  時間もありませんので、ちょっと進めさせていただきます。
  観光のほうはこれぐらいでちょっとやめておきまして、地方における建設業の実態ということで、先ほども御答弁がございましたけれども、地元業者が国・県から直接受注する機会が以前より増えていると市長の御答弁がありました。国・県から工事を受注している業者というのは、本当にランク分けになっていまして、その中でも、市内からしてみればごく一部かなということを感じておるわけでございます。
  業者のレベル等もございますので、一概にできるとは思いませんけれども、そういった受注できる体制、まず競争入札の原理を侵す気はございませんけれども、市の建設行政として、市発注工事については地元の中小業者も少し広く門戸をあけていただきたいと思いますが、その点についていかがお考えでしょうか。
○議長  土屋建設課長。
○建設課長  国・県の発注工事におきましては、指名参加登録、これをされている方であれば、地元業者が有利に受注できるような機会があるというふうなことでお聞きしていますし、また市の発注工事におきましても、できるだけ登録業者に対しては均等な指名に配慮をしてきているところでございます。
  また、指名登録をされていない小規模の業者の方々につきましては、今年度より新たに、小規模工事等契約希望登録者制度というふうな制度を新たに設けまして、50万円未満の軽微な修繕工事等については、これを活用していただくというふうなことで、受注機会の拡大に努めているというふうなところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  ぜひ、そういった市の業者をやっぱり大切に、大切というか、いろんなタイプ、またいろんな企業もございますけれども、そういった先ほども、小規模50万円以下というようなこともございますが、工事量をとにかく増やしていただきたいなと。細かくても、そういうのをちょっとお願いしたいなと思います。それはどうしてかというと、やっぱり各地域から要望が多々出てくるとは思いますが、そういった小さい工事に対してできるだけ配慮していただきたい、そういう気持ちからでございます。
  続いて、ちょっと時間も残り少ないんですが、地域の安全・安心についてお伺いをいたします。
  世界的に地殻変動があるということで、先ほどもちょっと地震がございましたが、地元の建設業者の衰退というのは、今後このような大雪、今回かなりの大雪でございましたが、そういった除雪体制の崩壊や除雪機械の老朽化、さらにはオペレーターの高齢化、また後継者の不足といった事態が予測をされるところです。また、宅地造成に伴う生活路線の拡大に、除雪が追いついていかない状況になることは目に見えていると思うんですが、その件につきまして、今後どういった対策をとられていくか、お聞きをいたします。
○議長  土屋建設課長。
○建設課長  除雪につきましては、現在、歩道も含めまして991路線、約313キロの実施をしているわけでありますけれども、これは10年前に比べますと104路線、28キロほど増えているというふうなこともありまして、除雪機械については、それ以降7台ほど増強しているというふうな状況にございます。
  公共事業が減少する中で、高価な除雪機械を購入する余力がないというふうな業者も増えているということは確かでございますので、まだというふうなことも事実であると思っておりますし、また高齢化しているオペレーターの後継者の育成ということも重要な課題になっているなというふうに認識をしているところであります。
  今後は、除雪に実際に従事されている方、除雪組合等あるわけでありますが、これらの方々の意見も十分にお聞きいたしまして、これからの除雪体制、今後どうあるべきか、どう維持していくべきか、さまざまな角度から検討を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上です。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  やっぱりここ二、三年、また四、五年となってくれば、それは本当に顕著にあらわれてくるのかなと思います。そんな中で、建設業が今後、除雪機械等、また整備、また更新、買いかえなど、そういったことが難しくなっていく状況については、将来的に建設業者の負担を減らすため、対策として市が直接そういった除雪機械を業者にリースさせるという考えも出てくるのかなと思いますが、そういった今後の機械に関しての考えといいますか、最後の質問にはなりますけれども、そういったことでひとつお聞きをしたいと思います。
○議長  土屋建設課長。
○建設課長  過日、NHKの番組の中で、全国的な傾向にある除雪の体制存続の危機についてというふうな特別番組を放映されておりました。その中では、県の、ある県でありますけれども、一般事務職員も実際にオペレーターの運転手として従事しなければならなくなった実態、あるいは御指摘のような、除雪機械をリース会社から、大量に借り受けまして対応しているというふうな事例等も紹介されておりました。
  これらは最終的な選択として、そういうふうな方法もあるのかなというふうに思ったところでありますけれども、本市におきましては、今後いろいろな角度で環境づくりというふうなものを進めまして、何とか除雪をどうかやらせてくださいと、今だとどうかやってくださいというお願いをしているわけですが、どうかやらせてくださいというふうな環境づくりというふうなものも真剣にもう考えていかなければならない時期に来ているのかなというふうに思っているところであります。
  以上です。
○議長  白鳥議員。
○白鳥雅巳議員  わかりました。そういった中で、やっぱり市民の安心・安全を守るために、いろんな考え方、アイデア、そういったことでやっていっていただきたい。また、市内の業者を守っていくという観点を、守っていくという気持ちを私は持っていていただきたいなと思います。
  そんなことで、いろいろお聞きをいたしましたが、これで最後の質問といたします。本日はありがとうございました。終わります。
○議長  以上で1番白鳥雅巳議員の一般質問は終了いたしました。大変御苦労さまでございました。
  ここで、暫時休憩といたします。
  再開を午後1時といたします。
午後 0時13分  休憩
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