平成23年9月7日(水)午前10時00分開議

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議事日程第2号
平成23年9月7日(水)午前10時開議

 日程第1 一般質問

   散会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ


出欠席議員氏名

◎出席議員(19名)
 1番 白鳥  雅巳  議員   2番 片平  志朗  議員
 3番 吉田  美枝  議員   4番 梅川  信治  議員
 5番 川合   猛   議員   6番 髙橋   弘   議員
 7番 板垣 致江子   議員   8番 髙橋   篤   議員
 9番 田中  貞一  議員  10番 遠藤  栄吉  議員
11番 松木  新一  議員  12番 漆山  鏗一  議員
13番 桑原   仁   議員  14番 小野 健一郎   議員
15番 佐藤   明   議員  16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員  18番 小林  啓市  議員
19番 渡部   敬   議員
◎欠席議員(0名)

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説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄     市長                   安達 正司       副市長

松田 直二     総務課長             板垣 俊一      政策主幹

伊藤 賢一     企画財政課長       中條 晴雄      税務課長

堀  啓治      危機管理課長       鈴木 隆一      市民課長

大沼 豊広     福祉課長             鈴木  聰       保健課長

大坂 剛司     農林課長             高梨 敏彦      商工観光課長

粟野  清      南陽ブランド         新野 甚吉      建設課長
                       推進課長補佐

髙橋 秀雄     上下水道課長      濱田 俊明       会計管理者

門間 利行     消防長                鈴木 秀一      消防課長

山口  清      消防署長             猪野  忠       教育長

樋口 一志     教育次長             淀野 秀樹      学校教育課長
                        (兼)管理課長

山田 俊彦     社会教育課長       尾形 真人      スポーツ文化課長

星  弘文     選挙管理委員会     伊藤 圭一      農業委員会
                        事務局長(併)                                 事務局長
                       監査委員事務局長

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事務局職員出席者

斉藤 彰助     事務局長        板垣 幸広      議事係長

安部 真由美    庶務係長        長沢 俊博      書記

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開議
○議長(伊藤俊美議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴者の方も御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は8名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部ともに簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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松木 新一 議員 質問
○議長  最初に、11番松木新一議員。
〔11番 松木新一議員 登壇〕
○松木新一議員  おはようございます。
  11番松木新一です。
  去る8月20日、土屋喜重前建設課長の突然の訃報に接し、お目にかかるまでは信じることができませんでした。まだ御活躍いただかなければならない方でしたのに、余りにも短い人生でまことに残念のきわみであります。
  あなたは、昭和49年、本市に技術職として採用になり、水道課、農林課、土木課等で御活躍され、農林課では農免農道整備を担当し、用地交渉など昼夜を問わずの業務対応、土木課では除雪業務の責任者とし早朝から深夜までの業務、近年は、農林課では梨郷地区湛水防除事業の事業採択推進、吉野石膏の森づくり事業に着手し、この事業がもとになり、その後の日鉱里山龍樹の森づくり事業をはじめ、森づくり事業が大きく前進しました。
  そして、平成21年度からは建設課長として東北中央自動車道の設計協議確認書調印、国道13号上山・中川バイパスの開通、国道113号梨郷道路の推進、国道113号梨郷歩道の推進、最上川梨郷堤防、県道改修の完成、赤湯停車場線事業の推進など、国・県・地域との窓口、調整役をはじめ、住まいづくり資金サポート事業、子育て応援定住交付金事業の新設など、豊富な経験と卓越した行政手腕を遺憾なく発揮され、その御功績は多大なるものがあります。御生前の御功績をしのび、謹んで哀悼の意を表します。
  それでは、さきに通告しています3点について質問をいたします。
  1点目、一般国道113号梨郷道路についてお伺いいたします。
  私から申し上げるまでもなく、梨郷道路は長井市今泉を起点に南陽市竹原を終点とする延長7.2キロメートル、2車線区間2.4キロメートル、4車線区間4.8キロメートルの道路です。高次医療施設、公立置賜総合病院への利便性向上、工場立地の促進、物流支援などの地域活力の向上、国道13号線の渋滞緩和、交通事故の減少を目的とした自動車専用道路です。これまでも環境調査報告書縦覧説明会、測量地質調査説明会、設計説明会を国と市が連携して行ってきましたが、梨郷道路のスケジュールについて伺います。
  次に、国道113号は既に新潟、山形、仙台の都市圏を結ぶ最短ルートとして活用され、このたびの東日本大震災における物流支援ルートとして改めて重要性を認識しました。新潟山形南部連絡道路整備により、安全で安定したルートが確保され、経済活動を一層支援すること、通年にわたり安定した環境を確保することが可能となる。広域道路網の充実は、国土全体の防災ネットワーク形成に欠かせない。新潟山形南部連絡道はこのネットワーク充実に寄与することができる。
  そこで、梨郷道路の整備促進について伺います。
  次に、梨郷道路計画路線上の南陽市地域内には、米沢平野土地改良区と梨郷改良区の区域がありますが、側道、道水路の取りつけ、道路の排水などについてこれまでにも協議されてこられたと思いますが、梨郷道路関係土地改良区との協議状況と課題について伺います。
  2点目、まちづくりに関する自治基本条例の制定について伺います。
  近年、各地の自治体において自治基本条例、まちづくり基本条例、市民参加条例などの名称による自治基本条例を制定する動きが広がっております。
  そこで、まちづくりに関する自治基本条例の制定については、大阪府箕面市まちづくり理念条例、平成9年4月1日施行をはじめ、近隣の市町村では、白鷹町協働のまちづくり条例、平成16年4月1日施行、川西町まちづくり基本条例、平成16年5月23日施行、長井市、まちづくり基本条例、平成18年4月1日施行など、全国の多くの自治体で制定されております。条例の制定の状況はどうか伺います。
  全国の自治体の制定の状況は、県内の自治体の制定の状況は、どのようになっているか伺います。
  次に、平成17年3月議会で、協働のまちづくり条例の制定について提案しましたが、考えていないとの答弁でしたが、当時とは状況が違い、多くの自治体が制定してきましたが、本市ではその後どのように検討されてきましたか、伺います。
  次に、平成23年3月に第5次南陽市総合計画が策定され、目指す都市像を「確かな未来へ夢はぐくむまち南陽」とし、教育、産業、健康のまちづくりを発展構想と定めています。条例の整備を図り、まちづくりを推し進めていくべきと思います。
  そこで、本市の自治基本条例の制定についてどのように考えているか。また、制定する考えはないのかどうか伺います。
  3点目、開かれた議会の発信のための予算措置について伺います。
  議会は、本会議はもとより常任委員会、特別委員会を含め会議を公開し、定例会ごとの年4回の議会報の発行を行い、開かれた議会運営を推進しております。
  また、ケーブルテレビで市内の一部のエリアを除き、本会議を中継録画で放送されています。
  現在、市内には光ケーブルが張りめぐり、インターネットの高速化が図られ、利用者が増えている状況にあります。
  平成22年12月の全員協議会において、インターネットで議会を配信できる設備を23年度予算に計上していただきたく、6月定例会から配信できるようにしてくださいと要望を申し上げたところでしたが、実現を見ることができませんでした。
  そこで、さらに開かれた議会の発信のために、近隣の米沢市議会、高畠町議会、川西町議会では既に実施しています議会開催中のインターネット配信について、本市でも行うための予算措置をするべきと思うが、どうか伺います。
  また、市役所へ事務手続や会議等で訪れた方々に待ち時間等のひとときでも議会の一端を知っていただき、関心を持っていただくためにも、市役所を訪れた方のために議会開会中をロビーでのテレビ中継放送をすべきと思うが、どうか伺います。
  以上、当局の誠意ある御答弁をお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  それでは、11番松木新一議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、一般国道113号梨郷道路についての1点目、スケジュールについてでございますが、今年度は調査設計と用地買収が予定されており、平成28年度以降の完成を目指し、今後の予算措置の状況を勘案しながら、工事を進めるとお聞きをいたしておるところであります。
  2点目の整備促進についてでございますが、梨郷道路は新潟山形南部連絡道路の一部として日本海沿岸東北自動車道と、東北中央自動車道を連絡し、環日本海経済圏と太平洋経済圏のかけ橋の役割を担う極めて重要な動脈路線であります。
  本市では、この梨郷道路の事業促進を市の重要要望事業の1つに掲げ、国等の関係機関に対し、その早期完成を要望しているところであります。
  また、新潟山形南部連絡道路の沿線自治体で組織する新潟山形南部連絡道路建設促進期成同盟会においても、重要要望事項の1つとして事業の促進を掲げ、運動を進めているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
  3点目の道路関係土地改良区との協議状況と課題についてでございますが、本道路予定地は、米沢平野土地改良区及び梨郷土地改良区の受益地となっており、これまで梨郷道路の設計協議と並行し、各土地改良区との協議等を行ってまいりました。
  梨郷道路の建設は、地元の生活面においても、さまざまな恩恵をもたらすものと確信しておりますが、道路の建設には多くの農地が必要でありますことから、農家の皆様が将来にわたって安心して農業経営ができますように、国に対して側道の設置等を含め、道路設計や工事に十分配慮されるよう要望してまいります。
  次に、まちづくりに関する自治基本条例の制定についての1点目、全国の自治体の制定の状況についてでございますが、統計がある平成22年3月31日現在、182の自治体で制定され、率にいたしますと全体の10.4%であります。
  また、県内自治体の制定の状況でございますが、現時点において御指摘のとおり白鷹町、川西町及び長井市の3市町で、率にして全体の8.6%であります。
  2点目の自治基本条例の検討経過についてでございますが、平成17年3月定例会において当時の市長がお答え申し上げましたとおり、とりたてて市民の義務、あるいは行政の義務といった定型的な協働を植えつけるよりは「安全で安心なうるおいのあるまちづくり条例」を範と示すなど、市民憲章に基づき、自主・自発的な市民参画に期待を寄せるものであり、現在も同じ考えでございます。
  3点目の条例設置の考えについてでございますが、今年度から第5次総合計画がスタートし、教育、産業、健康のまちづくりを戦略に描きながら市政運営に当たっております。その中で、青年教育の活性化や各公民館単位でのまちづくり団体、あるいはNPO法人やボランティア組織が成長するなど、協働の芽出しは着実に進んでいるものと認識をいたしております。
  したがいまして、当面は条例の是非を論ずるよりもその精神を理念とし、また、市民憲章に求める市民像をもとに、なお一層の協働のまちづくりを推進してまいる所存でありますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、開かれた議会の発信のための予算措置についてでございますが、議員御承知のとおり、現在、ケーブルテレビにより議会の本会議及び一般質問を録画中継でごらんいただいております。
  近年、インターネットは多くの方々が利用するようになり、情報伝達の有効な手段と認識しておりますが、議会開会中のインターネット配信及び市庁舎ロビーでのテレビ中継につきましては、今後も議会の皆様方の御意見をお伺いしながら検討してまいりたいと考えております。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  11番松木新一議員。
○松木新一議員  まず初めに、梨郷道路のスケジュールの関係ですが、今年度は調査設計そして用地買収、さらには平成28年度完成を目指して事業を進めていくというお話でございました。本年度は3月11日の東日本大震災、そして、つい先日の台風12号による和歌山県周辺、三重県そしてその周辺の県、また、北海道のほうでも大雨が降って豪雨になっているという中で、やはりそういうほうの予算、そちらのほうにいってしまうのではないのかなというようなことで、その辺で今後、第3次補正も国会のほうでは審議されるわけですが、その辺のところで全体的な流れとして、こちらのほうの道路関係、野田総理も震災の復旧・復興がまず最優先とおっしゃっているわけですが、その辺の今後の予算的なめどといいますか、そういうものはまず国のことでございますが、わかる範囲で結構ですので、お願いいたします。
○議長  市長。
○市長  基本的にはわかりませんが、この第3次補正においては、このたびの3月11日の大震災によりまして、道路の重要性が再認識されたというふうに認識をしておりますし、先般、東北地方整備局の局長あるいは道路部長、こういった方々と懇談をいたしましたが、やはり113号の重要性は極めて大事だというような認識で、いずれも共通認識をしていると、こういうふうなことでありましたので、特に道路については、やっぱり縦軸、横軸いずれも、しっかりとつながっていることが重要だと。単に物資のみならず、物流だけではなくて命の道路としても道路があれば救えた命もあったのではないかと、こういうようなこともあって、太平洋側あるいは日本海側それに付随しての横軸、こういったものもできるだけ早期に整備をしていきたいと。国会でも従来のようなB/Cとかあるいは投資的効果、こういったものが優先されるような議論は少なくなっていると、こういうふうなことでございました。
  ただ、のど元過ぎればという言葉がありまして、この震災も半年、1年となりますと、その道路の重要性もだんだんと忘れられるのではないかと、こういうようなことが心配されるので、地元関係者並びに議会の皆様方も、引き続き力強い支援、働きかけ、こういったものが重要ではないかと、こう思っております。
  予算についても、現在は5%ほど保留というようなことで進んでいるわけでありますが、この第3次の補正については、大きな期待を寄せておるところでございますので、議員の皆様方からも特段の御支援をいただきたいと、こんなふうに思っているところであります。
  なお、このたびの台風12号の被害、各地で起きているわけでありますが、これも従来余りなかったような大きな被害でありますので、この辺についても全く影響がないというようなことは言い切れないのではないかと、こんなふうに心配をしているところであります。
  以上であります。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  答弁ありがとうございます。
  先ほど前段で私も申し上げましたとおり、113号につきましては、仙台、山形そして新潟を結ぶルートとしてやはり重要な災害時等の物流の路線かと思います。今後、梨郷道路だけでなくて、新潟山形南部連絡道路全体の整備が図られれば、やはり観光やら、あともっと広く広域高速のネットワークとしての迂回といいますか、下の高速、磐越ですか、そちらのほうの迂回といいますか、そういうことにもなろうかと思いますので、今後とも先ほど御答弁いただきました、まず新潟山形南部連絡道路建設の期成同盟会やその他のところで、ぜひとも重要な路線というようなことで、要望活動を今後とも継続していただくようお願いしたいと思います。
  あと、それらについて、要望活動については、やはり行政のみならず地域も一体となって今後ともやっていかなければならないなと私も思っているところでございます。そんなことで、まず建設促進期成同盟会のほうの要望のみならず、やはり市のほうの県に対する重要事業の要望事項の中に継続して、まず事業完了まで継続して乗せていってくださるようお願いいたします。
  あと、(3)の関係土地改良区との協議ということで、今までも協議をしてきてくださったというようなことで、まず側道の関係、そのほか設計協議というようなことがあったかと思います。先ほども申し上げましたけれども、最近の豪雨、集中的なゲリラ豪雨、そして時間的な雨量が非常に多いものがあります。そういう中で、道路が整備になるとそこからの排水、特に排水関係が非常に危惧されるわけですが、その辺についても十分な協議をなされているのかどうかお伺いいたします。
○議長  市長。
○市長  設計協議に私自身が入っているわけではありませんが、報告によればまだ完全に決定したわけではないので、今進行中でありますので、必要な要件を地元から聞きながら国のほうにお願いをしていると。国のほうでも丁寧に聞き取り調査をしながら、そういった心配のないように対応をしたいと。しかも赤バイでさまざまな経験をしているので、その経験に基づいて、さらに農家の皆さん方の御理解を得られるような方法を検討していると、こういうことでございましたので、御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  排水路の件はわかりました。あと、特に道路の関係ですが、米沢平野のほうは広いわけですが、片方の梨郷土地改良区というのは、御承知のとおり県内でも一番小さいのではないかという34ヘクタール弱の受益の土地改良区という中で、その土地改良区の真ん中を東西に高速道路が計画になっているわけで、北と南に分断されてしまうというようなことで、今は非常に、昔やった区画なものですから、道路も小さい、道路も狭い。そして、1枚当たりの区画も小さいというようなところでございます。
  そういう中で、現道のままの道路を通過するカルバートのものであるとちょっと小さいと、もう一度つくっていただければ、あとは大きくすることは不可能だと思いますので、その辺のカルバートの大きさなども、今後とも設計協議を続けていくということでございますので、その辺なども十分に市のほうでも間に入っていただいて御検討をしていただきたいと思いますので、その辺どうでしょうか。
○議長  市長。
○市長  先ほど申し上げましたように、地元の皆様方に御迷惑をかけないように鋭意検討、さらには喜んでもらえるような道路にしたいと、こういうふうな国のお話でありますし、引き続き後任の担当者にもその辺を十分伝えて、議員納得のいくようなものにしたいと、こう思っておりますが、先般、県のほうでも湛水防除も完成しまして、非常に立派な能力の高い設備が完成しましたので、そういった従来のような不安は解消されているのではないかと、こんなふうに思いますので、その辺を勘案しながら、双方にメリットがあるように対応していきたいと、このように思っておりますので、よろしく御理解いただきたいというふうに思います。
  余り過度な注文をつけますと、物事が進まないということもありますので、その辺は十分認識しながら、上手にお願いしていくという手法をとっていただきたいなと、こんなふうに思っているところであります。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  それでは、1番の梨郷道路のほうにつきまして、そのようなことで、まずわかりました。
  あと、先ほど申し上げました小さな土地改良区は、残されたところが南と北に分断されてしまうというようなことでございますので、今後、課が違うかと思いますが、圃場整備なり地域でやって、30町歩ばかりの地区ですので集約して、やはり後継者が少なくなっているので、どのような農業経営をしていくかということも問題かと思いますので、その辺については、ご指導のほうよろしくお願いしたいし、また、新しい新建設課長におかれましては、前任者同様よろしくお願いしたいと思いますので、御活躍、御尽力のほうよろしくお願いいたします。
  次に、まちづくりの自治基本条例の制定の状況についてということで、全国ではやはり182というようなことで、10.4%というようなことで、全国では約1割が条例が制定になっているというようなことでございます。
  そういう中で、県内では特にこちらのほうの先ほど申しましたとおり、白鷹、川西、長井ですか、置賜の3地区が施行していらっしゃるという中で、状況はそのとおりということでわかりました。
  そういう中で、2番のほうの今までそれらのことについて検討してくださったのでしょうかと申し上げましたところ、前回の答弁の内容と同じで、そのまま検討されていなくて、私は当時も申し上げたわけですが、安全安心条例と自治基本条例とは全然違う別個のものだとこの前も申し上げたわけですが、その辺は前回も平行線をたどったわけですけれども、やはり同じような答弁をいただいたので、ちょっとそこは残念だったなと思っています。
  やはり当時よりも非常に経過して、全国でも約10%というところで制定しているということでございますので、やはり何らかそういうことも目を向けて検討してくださるような場はないのでしょうか。
○議長  市長。
○市長  先ほども申し上げましたように、新たにさまざまな義務制度をつくるというのは市民にとっていかがなものかなというふうに私は思っているわけであります。今既にある自主的に自発的にまちづくりを進めていこうとする安全・安心この中で十分網羅できるのではないかと、このように思っております。
  改めてというか、わざわざ殊さらに厳しい条例をつくって市民にそれを押しつけるということは、必ずしも私のものの考え方からすれば褒めた方法ではなくて、あくまでも市民の自主的な自発的な行動を期待することが真のまちづくりにつながっていくし、生きがいであるとか、有意義なまちづくりになるのではないかなと、こんなふうに思っておりますので、御理解をいただきたいなというふうに思っているところであります。
  今現在のそうした条例の中で、あるいは新たな5総の中にもいろいろと組み入れておりますが、こうしたものの考え方の中で、これをしっかり実践していけば十分間に合うというような考えでありますので、御理解いただきたい。むしろ一緒に今掲げているものを実践していただけるように御協力をいただきたいと、このように思っているところであります。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  5次総の中にもやはり協働というようなことで、いろいろあったりもしていますが、やはりそれらの関係でも、5次総のそういうものを進めていく上での逆に条例等の整理も必要かなと私は思っていたところでございます。
  なお、市長はそういうのは必要はないとおっしゃるわけですけれども、やはり全国の近隣とかいろいろな条例、今は便利でインターネットとかでもわかるわけですので、そういうところで研究をしていただきたいなと、その件だけは御要望を申し上げたいなと思います。
  あと3番のインターネット配信の予算措置の件ですが、有効な方法でありますが、議会のほうにと、げたを預けられたような逆にそういう感じでありましたけれども、やはり今、先ほど申し上げましたとおり、光ファイバーが市長が頑張ってくださって市内全域に網羅されたわけです。そういう中で、インターネットの配信が非常に素早く通じるということと、年配の方もインターネットをやっていらっしゃる方もいらっしゃるとは思いますが、やはり若い人がたくさんインターネットはやっていらっしゃると思うんです。そういう中で、1人でも南陽市議会の状況等に興味を持っていただくためにも、やはりインターネットを利用することも一つの手段ではないかなと思いますが、どうでしょうか。
○議長  市長。
○市長  現在のやっぱり情報社会においては極めて有効な手段であるということについては、全く私は否定するものではございませんし、大いに推進していくべきだろうというふうに思っておりますが、こと議会の内部については、十分議会の中で御検討いただきながら議会としてそういう要望があれば、行政としてはそれは何ら否定するものではございませんので、随時財政の範疇の中で対応していきたいと、こういうことでありますので、単に松木議員1人だけではなくて議会の総意としてぜひやっていただけないでしょうかというような内容のことでありますので、御理解いただきたいなというふうに思うところであります。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  私個人のあれというようなことでなくて、先ほども私申し上げましたとおり、全員協議会で申し上げまして、それで議会の中で申し上げて、そして要望をお願いいたしますというお話をいたしました。その中で、それでは昨年度、23年度の予算要求の折に議会のほうからそういう要望が出ていなかったのでしょうか。
○議長  松田総務課長。
○総務課長  市庁舎の管理という立場から、総務課のほうでお答えを申し上げます。
  議会のほうから要望があって、予算要求については、総務課のほうで要求するというような流れになっておりますので、議会のほうからはインターネット関係の予算は要求がございました。そのほかは議場のマイク関係がございました。
  以上です。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  議会のほうでは総務のほうに要求してくださったということで、私は安心いたしました。予算の査定の中で削られたということだと思いますので、ぜひ今年度も要求していただいて、やはり今、後段もおっしゃったこの議会のマイク設備等も含めながら整備をお願いしたいなと思いまので、よろしくお願いします。
  あと、そのインターネットとあわせまして、今市役所のロビーにはテレビがございます。常にテレビが流れているわけですけれども、やはり議会開会中においては、そのテレビに議会の状況を中継で流せるような施設をしていただきたいなと思いますが、その辺どうでしょうか。
○議長  市長。
○市長  先ほどから申し上げていますように、それは結構なことではないのかと、こういうことでありますが、それをどなたがどういうふうな方法でやるのかとか、さまざまこれから詰めなければならないし、そういったことについては、議会のほうでこうこうこういう方法で議会の予算としてやるというのか、それとも行政でだれかカメラマンを手配をしてやれということなのか、それとも業者に委託をするのか、さまざまな方法があると思いますけれども、そんなことも議会で少し検討をいただいて、総意として対応していただければやりやすいのではないかと、こういうことでありますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  松木議員。
○松木新一議員  やはりインターネットの配信と連動するものだと思いますので、ぜひその辺につきましては、市長は議会のほうで検討して上げてきてくださいということでございますので、議会のほうで十分検討して予算要求をぜひともしていただきたいと要望を申し上げまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長  以上で、11番松木新一議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
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