平成23年9月15日(木)午前10時00分開会
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松木 新一 委員長
片平 志朗 副委員長
出欠席委員氏名
◎出席議員(18名)
1番 白鳥 雅巳 委員 2番 片平 志朗 委員
3番 吉田 美枝 委員 4番 梅川 信治 委員
5番 川合 猛 委員 6番 髙橋 弘 委員
7番 板垣 致江子 委員 8番 髙橋 篤 委員
9番 田中 貞一 委員 10番 遠藤 栄吉 委員
11番 松木 新一 委員 12番 漆山 鏗一 委員
13番 桑原 仁 委員 14番 小野 健一郎 委員
15番 佐藤 明 委員 17番 殿岡 和郎 委員
18番 小林 啓市 委員 19番 渡部 敬 委員
◎欠席議員(0名)
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説明のため出席した者の職氏名
塩田 秀雄 市長 安 達 正 司
副市長
松田 直二 総務課長 板垣 俊一
政策主幹
伊藤 賢一 企画財政課長
中條 晴雄 税務課長
堀 啓治 危機管理課長 鈴木 隆一
市民課長
大沼 豊広 福祉課長 鈴木 聰
保健課長
大坂 剛司 農林課長
高梨 敏彦 商工観光課長
粟野 清 南陽ブランド 新野 甚吉 建設課長
推進課長補佐
髙橋 秀雄 上下水道課長 濱田 俊明 会計管理者
門間 利行 消防長 鈴木 秀一 消防課長
山口 清 消防署長 猪野 忠 教育長
樋口 一志 教育次長 淀野 秀樹 学校教育課長
(兼)管理課長
山田 俊彦 社会教育課長 尾形 真人 スポーツ文化課長
星 弘文 選挙管理委員会事務局長 伊藤 圭一 農業委員会事務局長
(併)監査委員事務局長
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事務局職員出席者
斉藤 彰助 事務局長 板垣 幸広
議事係長
安部 真由美 庶務係長 長沢 俊博
書記
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本日の会議に付した事件
議第42号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第4号)
議第43号 平成23年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第44号 平成23年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)
議第45号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議第46号 平成23年度南陽市出産祝事業特別会計補正予算(第1号)
議第47号 平成23年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議第48号 平成23年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)
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開会
○委員長(松木新一委員) 御起立願います。
おはようございます。
御着席願います。
これより予算特別委員会を開会いたします。
ただいま出席されている委員は18名全員であります。
これより予算の審査に入ります。
本委員会に付託されました案件は、平成23年度補正予算7件であります。
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議第42号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第4号)
○委員長 初めに、議第42号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第4号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。伊藤賢一企画財政課長。
〔企画財政課長 伊藤賢一 登壇〕
○企画財政課長 〔平成23年9月定例会 予算に関する説明書により 議第42号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長 この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
これより質疑に入ります。
補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
最初に、歳入全般について、14ページから23ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 次に、歳出に入ります。
第2款総務費から第6款農林水産業費の24ページから37ページまでについて質疑ございませんか。
7番板垣委員。
○板垣致江子委員 24ページ、総務費ですが、市民課で春先に毎年、アメシロの防除の薬剤補助ということで、衛生組合長さんに補助金の申請ということで出ていると思うんですが、今ごろになって各地区でアメシロの被害がひどいということがいろいろ入ってきているんですが、今、市内でどのような状況でしょうか。
○委員長 鈴木市民課長。
○市民課長 今年度につきましては、春先というか、初夏よりも今現在、大分市民の方からアメシロの発生について相談というか、苦情、または紹介をいただいております。
その中身につきましては、自宅に発生しているので、どういう対応をしたらいいかとか、または隣のところで発生しているので、どのような対応をしたらいいかとか、そういう形でいろいろお話を受けております。基本的には、所有者の方、原因者の方の管理、または所有者の管理というようなことで、基本的にはそれぞれの方に管理をしていただくようなお願いをしているところでございます。
ただ、衛生組合の方が共同で面として取り組んでいただく方の場合につきましては、薬剤の補助をさせていただいているというような状況でございます。
以上です。
○委員長 7番板垣委員。
○板垣致江子委員 個人の所有の敷地だと、市のほうは対処できないということで、そういうお返事があったということをいろいろ聞いているんですが、その状況のときに、衛生組合長さんのほうに相談したりという方が、なかなかいらっしゃらないようで、もう木が丸々と一本なくなってから、周りに全部幼虫が落ちて、はい出してから周りが騒いでいるという状況なんですね。そういうことを考えると、この先まだまだひどい状況が出てくるのではないかなというところで、衛生組合長さんのほうに、もう一度、隣組の方たちに確認していただきながら、少しでも被害を食いとめていかないと、もう幼虫が全部広がってからでは、この先もう一度ふ化したときに、市内がひどい状況になるのではないかという心配があります。
私が相談を受けたところでは、ちょっと農業関係の方もいて、農業委員会のほうで対応していただいたというところもあるんですが、そこからまた広がると、これはもう市民の個人の敷地に広がっているわけですので、個人対応ということになるので、ただ個人ではなかなかできない、そういうところのほうが多いと思いますので、衛生組合長さんのほうに再度、町内の状況を確認いただくということはできるのでしょうか。
○委員長 鈴木市民課長。
○市民課長 今回、衛生組合のほうの総会の中でもあったんですが、この薬剤補助に関して、大分、衛生組合の総会の中でも賛否両論ありました。基本的に個人の財産の部分に何で支援をするのかという部分と、やはり面的な広がりという部分を考えれば、助成というのは必要ではないかという両論があって、基本的には従来どおり今年度に関しては薬剤助成というようなことで予算を総会で通していただいたというか、そういう経過があるわけでございますが、基本的に、時期的には8月下旬から9月にかけて発生するというようなところでございますけれども、今大分、これからおさまる時期に入るのかどうかなんですが、それぞれ確認いただくことは可能だと思いますので、状況に応じて、そのようなお話はさせていただきたいと思います。
○委員長 7番板垣委員。
○板垣致江子委員 いろいろな状況で、個人に補助みたいな形になるのではないかということもわかりますが、そこをほうっておけば、周りの市民が全部迷惑するということで、薬剤をまきたくないという方も、またいらっしゃるとは思うんですが、駆除できるときにしておかないとだめだということで、市民の皆さんにも、今こういう地区的に広がっているところがあります。お庭をちょっと見ていただくとか、それを隣組長さんに言っていただいて、衛生組合長さんが確認するとか、そういう手段は必要だと思いますので、ぜひいろいろな方面に声がけしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長 ほかにはありませんか。
2番片平委員。
○片平志朗委員 36ページの6款農林水産業費の林業費に絡むのですけれども、私のほうからナラ枯れ被害についてですけれども、あたりの山々がかなり赤茶けて、今年もナラ枯れ被害が目立ってきております。昨年度は山形県で民有地で11万4,000本余りですか、南陽市では前年度6倍の4,700本が被害を受けたわけですけれども、今年も猛暑で、大変ナラ枯れが拡大されているような感じを受けますけれども、その辺の被害の状況はどうなっているんでしょうか。
○委員長 大坂農林課長。
○農林課長 9月に入りまして、大分山が赤くなってまいりました。そのようなことで、9月の上旬から現地のほうの調査をやってございます。それで現在まで、調査の結果はまだ総括になってございませんが、南陽市内全体を見まして、ほぼ昨年と同様ぐらいの被害が発生しているのではないかというふうに見られております。置賜全体でも、昨年は大分増えたわけですけれども、ほぼ横ばいのような状況のようだという話は聞いておりますが、まだ結果的には、最終的な報告は受けてございません。今、取りまとめ中でございます。
○委員長 2番片平委員。
○片平志朗委員 今、調査中だということですけれども、やはり年々、置賜管内でも増えてきておりますし、そしてまた県境を越えて、今、宮城県まで行っているわけです。これを何とか食いとめる手だてということで、一昨年も質問させていただきましたけれども、なかなか薬注にしろ伐採にしろ有効な手だてがないということで、苦慮されているわけですけれども、山形県で開発した合成フェロモンによる実証実験ですか、龍樹の森でやっているということで、そのときは返答をいただきましたけれども、その後の結果なんかがわかれば教えていただきたいと思います。
○委員長 大坂農林課長。
○農林課長 実証実験等もやってございます。ただ、この実証実験も、誘因する範囲がそんなに広くないということで、相当数を設置しないと効果が発揮できないと。確かに設置した場所は誘因できるんですけれども、そのような報告も聞いております。ただ、まだ実証実験の段階だということで御理解をいただきたいと思います。
○委員長 2番片平委員。
○片平志朗委員 やはり木を使わないことが最大の原因だというふうに言われているわけですけれども、これを放置しておくと、やがてはこれは立ち枯れになって、三、四年で倒木するわけですけれども、そうすると道路をふさいだり電線にかかったり、また先だっての台風12号のようにとんでもない大雨が降れば、流木となって流れてくるおそれが想定外ではないわけですね。十分考えられるわけですから、これについては、本当に真剣に取り組んでいただきたいなと思います。伐採するにしても、今度その伐採の仕方、どうやってそれを活用するのか、いろいろな方法はあると思いますけれども、今の時点で農林課としては、伐採をまたした場合、それの方法について、有効活用は何か考えてございますか。
○委員長 大坂農林課長。
○農林課長 今、有効活用という話がございました。ただ、現地を見ていただきましてもわかりますように、被害木というのはまとまってぼんとあるわけではなくて、点在しているということで、一本一本伐採して搬出というのは、なかなか不可能な状況なわけでございます。重点地域につきましては、被害木を伐採しまして、ビニール等で覆って、そのままそこで薫蒸処理するということを今実際やってございますけれども、最終的にはやはり森の若返りというか、被害を受けにくい森林づくりというようなことでございますが、今現在この被害を受けている森林は、50年、60年ということで老齢化した森林がほとんどというような状況でございます。やはり皆さんに被害を受ける前に御利用いただくと。広葉樹林、昔ですと燃料なり暖房なり利用していたわけでございますけれども、今そういう時代ではなくなったということで、伐採が進まないということで、このような被害が出ております。何とか森の若返りですか、皆さんに御利用いただくというふうなことを考えていかざるを得ないのかなと思っているところでございます。
○委員長 2番片平委員。
○片平志朗委員 やはり単にお金を出して大変な思いをして伐採して、それを山で腐らせるということでは、これは行政的な手腕を本当に発揮しているのかなというような感じがするわけです。その木を利用して、少しでも雇用に結びつくとか、また森林の活性化に結びつくような方向で何とか考えていただきたいというふうに私は思いますけれども、どうですか。
○委員長 大坂農林課長。
○農林課長 有効活用できるのであれば、全くそのとおりかと思います。ただ、先ほど申し上げましたように経費が莫大にかかるということも御理解をいただきたいと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 次に、第7款商工費から第12款公債費の36ページから49ページまでについて質疑ございませんか。
15番佐藤委員。
○佐藤 明委員 では、何点かお尋ねいたします。
最初に、8款の土木費の住宅リフォームの件と、それから市長にお尋ねしたいんですが、小・中学校の整備事業が、大体、漆山小学校を除いてほとんど終わったと、こういうふうなお話でありますが、大体総額が73億数千万円と、こういうふうにお聞きしているわけですけれども、その経済効果が一体あるのかないのか、その辺どうなんでしょうね。
住宅リフォームについては、南陽市ではいち早く立ち上げて、地元の零細社に対して大変喜ばれている状況だというふうに思います。
それで、今回も県の補助等も含めて提案されているわけですけれども、今までの経過等も含めて、現在どのように利活用されているか、その辺どうでしょうか。
○委員長 市長。
○市長 リフォームのほうの現在の利活用については担当課から、なお経済効果については、県で計算できない部分については、市独自の部分で計算しているということで、非常に経済効果が大きいというふうに聞いておりますし、業界関係でも大変期待をしているようであります。その関係で数も増えていると、このように認識をしております。
それから、学校でありますが、学校関係についても、莫大な予算を費やして、大体、耐震関係、あるいはリフォーム、大規模改修、あるいはグラウンド関係も、残っているのは宮内の中学校の工事ぐらいかなというふうに思っております。
なお、漆山小学校については、これからやるわけですけれども、いずれにしても相当の経済効果があったし、基本的には大半が地元の企業が請負をしたと。ただ、残念ながら下請の小さな部分、あるいは技術屋、職人、こういったものについては、数が相当制限されて、他の市や町からも応援をいただいているというようなことは聞いておりますが、いずれにしても相当の経済効果があったと。私が考えるには、優に倍は見込めたのではないかと、こんなふうに見ております。
○委員長 新野建設課長。
○建設課長 持家住宅の助成金制度の利用状況についてお答えをさせていただきます。
当事業は、21年度から開始して、今年度で3年目というようなことになります。
21年度の実績でありますが、207件の御利用がございました。助成金額については、2,250万5,000円ということになっておりますが、これに対する総工事費、御提出をいただいた工事費の総額につきましては、11億4,200万円ほどでございますので、相当の金額となってございます。
また、平成22年度でありますが、187件の御利用をいただいてございます。助成金額は2,100万円余りでありますが、総工事費、御提出いただいた計画工事費については、9億9,100万円ほどとなってございます。
また、今年度から新たに県の助成をいただきながら新たなスタートをしておるわけでありますが、現時点では、8月末でありますが、107件の御利用をいただいている状況であります。申請されている総工事費は6億2,700万円ほどとなっておりまして、助成金額については、1,400万円ほどというようなことになっている状況であります。
以上であります。
○委員長 15番佐藤委員。
○佐藤 明委員 住宅リフォームについては、引き続き、相当、要望・要求があると思うんですけれども、これからも引き続き、声のある限り、ぜひ実現方をずっと続けていただきたいというふうに思います。
さっきの市長の学校関係の経済効果の問題でありますが、学校を建てるときに、全協等でも経済効果は大分あるんだと、こういうお話でありました。それで当初の計画では、六十二、三億円と、こういうお話があったわけですけれども、大体予定では20数億、経済効果があるのかなと、こういうお話であったわけでありますが、業者の方々にいろいろお話を聞いてみると、どうですかねと、こう言うわけですね。確かに下請の下請なんていうのもあるかと思うんですが、人夫賃だけで、日当だけで終わってしまうとか、そういうふうな傾向もあるわけですけれども、全体として市内では、果たしてそういう20数億の経済効果があったのかどうか、非常に疑問なわけですね。そういう点で20数億となれば相当あるわけですから、目に見えないと、こういうふうに思うわけですが、その辺、一体どうなっているのかお尋ねしたいと思います。
○委員長 市長。
○市長 南陽市の場合は世界経済を脅かしたリーマンショック以来、いち早くこういった取り決めをして、経済対策に取り組んだわけであります。そういう関係からすると、著しく他の市や町のように落ち込む前に手を打っているということで、そう皆さん方、気づかないのかもしれませんが、これをしなかったら、では果たしてどうなっているのかというような状況であります。だから、しなかったらというのは比較にならないわけですから、ないわけですから計算できませんが、少なくともこれだけの投資をした、結果的に学校がこのぐらいできた、市内の業者がほとんど工事にかかわったということでありますから、人件費だけではなくて、さまざまな資材やらを提供した地元の製造業、こういったものも含めれば、相当範囲に波及したであろうというか、実際そのことで助かっている、あるいは企業動向調査を見ても、当時、著しく建設業初めさまざまな業界が大きく伸びたというような事例があったわけでありますし、今日においても銀行等、金融業の関係者の皆さんから話をお聞きすると、あれで大変助かったと、こういうふうなことを現に言っておられますので、相当数の成果、効果があったというふうに私は理解をしておるところであります。
○委員長 15番佐藤委員。
○佐藤 明委員 市長はそういうふうな、相当経済効果があったんだと、こういうふうな理解をしているようですけれども、ならば例えば法人税とか、あるいは個人税の所得ですね、これは税務課だと思うんですけれども、税務課の担当課として、その辺、課長はどういうように認識をされているのかお尋ねしたいんですが、いかがですか。
○委員長 中條税務課長。
○税務課長 23年度と前年度22年度の8月までの比較をしますと、個人市民税については、やはり厳しい状況になっておりますけれども、全体的には前年とほぼ同額になっているようでありますので、市民税関係については、次年度になるかと思いますので、1年おくれの課税ということになりますので、今後どのようになるかわかりませんけれども、今のところは調定上は前年とほぼ同じようになっている状況であります。
以上です。
○委員長 15番佐藤委員。
○佐藤 明委員 ちょっと聞きにくかったんですが、いずれにしても経済効果があるというふうな市長の見解でありますから、これは来年、それから再来年というふうな経過の状況を見ながら、いずれその時点に立って、いろいろと御議論をしたいものだなと、このように思っております。
以上で終わりますが、もう1点だけお尋ねしたいんですが、教育長にお尋ねしたいと思います。
先だっての一般質問でも、福島から原発の問題で、市内の幼・保、あるいは小・中学校に通っている子供たち、生徒たちが56名いるというふうなお話であります。それで、今いろいろ状況を聞いてみますと、各自治体の受け入れ体制の問題でありますが、きのうの高畠町の一般質問の中でも出てきているようでありますが、今、南陽市では避難者が大体320数名いるわけですね。それはちょっと前の資料ですけれども、恐らく今、徐々に増えているというふうなお話であります。ですから、子供たちや児童たちも増えると、こういうふうに県の担当課でも見ているようであります。そのことによって、増えるわけですけれども、増えた場合、教室の問題とか、あるいは先生方の体制というのは、どのように今後とられるのか、その辺どうでしょうか。
○委員長 猪野教育長。
○教育長 では、お答え申し上げます。
大きく56人、21人受け入れて合計56人で、一気に100人を突破ということはないと思います。緩やかな中で避難児童・生徒の数が増加していくというような見通しを持っています。
それで、教室の問題、そしてそれに付随する教師の問題、あるわけでございますけれども、これについては、あくまでも学級編制にかかわる標準法、あと教員定数の問題、そして県のほうで今進めている避難児童の子供たちの教育保障ですね、進度が違っていたり、また教科書も違っていたりしています。そういうことに対応し、また心のケアを図るために、加配の教職員の配置などもやっています。ですから、これは県と密接に連絡をとりながら、支障がないように、子供たちが南陽市に来てよかったなというような体制でやっていきたい。特段、南陽市ならではの配慮をしていきたいと思っています。
南陽市ならではの配慮となったときに、極端に市独自に先生の数を増やすだとか、非常に学習環境をいいものにしていくだとか、そういうことではなくて、あくまでも一人一人の子供の理解を十分やっていけるような、そういうソフト面での教育の充実を図ってまいりたい。
そして、南陽市につきましては、先ほどの御質問でありましたけれども、73億円をかけているということは、経済効果のほかに他市町村にない教育環境の整備をやっておりますので、そこを生かして、まだ具体的にプランは今即答できませんけれども、そういう施設設備の活用も図りながらやってまいりたいと、こう思っております。
以上です。
○委員長 15番佐藤委員。
○佐藤 明委員 今の答弁ですと、増えた場合は加配の関係とか、あるいは県との協議も進めながら基本的には対応していくというようなお話でありますが、教室というのは、現在、各学校でほとんど新しく、あるいは耐震などでかなり整備されて、子供たちの学ぶ場所は非常にいい環境になってきているということ、これは当然でありますが、それだけでなくて、受け入れ体制の問題として、やはりきちっと受け入れ、もし子供たちが遊び、学び、そして将来に向かって体制をとれるような、こういうふうなのが教職員の仕事だと思うんですが、そういうふうになっていれば問題ないと思うんですが、これは先の話は見えないわけですけれども、来るか来ないかもわからないわけですけれども、今、傾向として、そういう方向で今ずっと各自治体で取り組んでいるようでありますが、隣の高畠町では、もう500名、今の倍の受け入れ体制を、いつ来てもいいようにというような体制をとっておるようでありますが、この南陽市では、そういう受け入れ体制というのは、今の倍になっても大丈夫なんでしょうかね。その辺どうですか、市長。
○委員長 市長。
○市長 南陽市の場合は、受け入れする学校もさることながら、一般の住宅、民間の施設含めて、公共施設も含めて、今満杯になっています。したがって、これ以上受け入れるということになりますと、さらなる手法を考えなければならないというような状況にありますので、簡単に増えるというような状況にはないというふうに思っております。
ただ、学校の受け入れについては、先ほど教育長が申し上げましたように、さまざまなこれからの状況に応じて対応しますが、必ずしも1カ所だけではなくて、学校は全体的に空き部屋が多いし、定数も非常に余裕があるというのが、1クラスの定数が非常に少ないのが、これはちょっと今厳しいのが赤湯だけですね、あとは全体的に余裕があり過ぎるぐらいありますので、その辺をどういうふうに上手に整合性をとることができるかどうかを含めて対応していきたい。バスもありますし、さまざまな準備、具体的にそうなったときには、いろいろな方法があると思いますので、今の段階でそんなに心配しなくてもいいのではないかなと、こんなふうに思っているところであります。
○委員長 15番佐藤委員。
○佐藤 明委員 学校関係については、受け入れ体制は万全だと私も思います。しかし、一般の避難者等については、さっき高畠町の例を出しましたが、果たして今の倍になれば、さっき市長も答弁したように、これは受け入れは困難だと、これははっきりおっしゃったわけですけれども、そうした場合、それは拒否することもできるわけですか。どうですか、市長。
○委員長 市長。
○市長 これは来る人が一方的にではなくて、受け入れる状況、今個々に県のほうが指導しながら、どこに住めるのか、住宅ですね、それを把握しているようであります。それがなければ向こうも、あくまでも自主避難ですから、強制的にこの場所をあけて、これを受け入れなさいということではございませんので、その辺については、柔軟な対応もあるのではないかなというふうに思っております。
○委員長 佐藤委員。
○佐藤 明委員 そうすると、南陽市では今320数名ですけれども、大体あとどのくらい受け入れできるんですか。
○委員長 危機管理課長。
○危機管理課長 ただいまの件につきましては、住宅等につきましては、県のほうで把握しておりますので、市内の業者の方、不動産の関係の方はそこに登録をしているわけですが、現在わかっている範囲内では、50世帯ぐらい入る予定になっておりますので、大体平均すると150人ぐらいは増えますが、果たして子供たち、小学校・中学校の生徒が増えているのかとなると、先ほど教育長のお話がありましたように、急激に増えるようなことでなく、小さなお子様、特に就学前の子供たちが心配で来ているという方が多いわけでありますので、そちらのほうが増えるかもしれませんけれども、今の時点では学校については、徐々に少しずつ増えているような現在でありますので、今後、南陽市のアパート等につきまして、空き家が出れば当然それに入ってくるというような方法もあると思いますが、今入っている状況では、そんなような状況になっております。
(「わかりました」の声あり)
○委員長 ほかにありませんか。
7番板垣委員。
○板垣致江子委員 36ページの商工費、商工振興費についてお伺いいたします。
ちょっと2点ほどお伺いしたいんですが、南陽産品ブランドの推進ということで、市長も海外のほうに商談に出かけたりとあるんですが、南陽市の観光パンフレット、これやはり中国語とか英語とか、そういう外国人向けのは取り組んでいらっしゃるのでしょうか。
○委員長 高梨商工観光課長。
○商工観光課長 県の関係での広域的な部分で、一部そういうものはございますけれども、市独自で現在のところパンフレットとしての部分で準備したものは特にございませんが、ただ案内看板の部分で、赤湯駅のところへの看板、そしてからころ館の入り口南側のほうに、日本語を含めまして4カ国語の表示で地図を表しての看板を準備させていただいているのが、今のところの現状でございます。
以上でございます。
○委員長 7番板垣委員。
○板垣致江子委員 これから先、また海外のほうに商談に行ったりとか、あと交流があったときに、やはり日本語の南陽市の観光パンフをもらっても、向こうの方たちはもう全然わからないわけですので、やはりぜひこれを自分たちがわかるようなパンフが欲しいという要望も出てきているという話がありますので、その辺、取り組んでいただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
○委員長 市長。
○市長 その段階になっているのかどうかは今調査中でありますし、私はみずから現地を見ながら実態調査をしておりますが、必要な段階において、そう時間はかかりませんので、文字を変えるだけですから、そのときに対応は十分間に合うのではないかなと、こんなふうに思っておりますし、そうなるように頑張っていきたいというふうに思っております。
○委員長 7番板垣委員。
○板垣致江子委員 ぜひ早目に取り組んでいただければと思います。
もう1点なんですが、交流プラザ蔵楽の駐車場を完備していただきました。今のところ駐車場として使わせていただいていて、やはりちょっと駐車場の線引きがないと、なかなか使い勝手が悪いというところがあるんですが、今後、線引きをなさるつもりはございますでしょうか。
○委員長 高梨商工観光課長。
○商工観光課長 蔵楽の部分につきましては、近隣の地権者の方の御協力・御理解がありまして、ああいう形で整備をさせていただきましたが、今後の利活用等々も含めまして、まだ明確になっていない部分もございますので、今のところはああいう形での利用ということを考えさせていただきたいと思います。
また、利用に当たって、団体のほうで駐車場としての区画線等々のお話があるとするならば、そのときについては、お話し合いの中で白線か何かの臨時的な対応でしていただけないものかを相談してまいりたいなと考えているところでございます。
以上でございます。
○委員長 7番板垣委員。
○板垣致江子委員 石畳の部分については、ぜひ車を入れないでくださいという指導が、昨年の秋ぐらいからありました。でも、市民の方は、向こう側を今まで駐車場として使っていた状況なので、あそこも全部一緒の駐車場だと思っていらっしゃるんです。やはり人がついて入れないとだめだということで、駐車場のきちんとした確保ということで新しくつくっていただいたわけなので、その辺をぜひきちんとしていただければと思います。
また、交流プラザ蔵楽の場所が、他市町村からいらっしゃった方がわかりにくいということで、ぜひあそこを、今度、真っすぐ入ってこれるわけですので、まるひろさんのわきからちょうど駐車場への入り口という形になりましたので、その辺の案内もしていただければと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。これは要望で。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 次に、その他附属資料、50ページから51ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第42号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。よって、議第42号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
ここで暫時休憩といたします。
再開を11時10分といたします。
午前10時54分 休憩
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午前11時10分 再開
○委員長 再開いたします。
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議第43号 平成23年度南陽市国民健康保 険特別会計補正予算(第2号)
○委員長 次に、議第43号 平成23年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。伊藤企画財政課長。
〔企画財政課長 伊藤賢一 登壇〕
○企画財政課長 〔平成23年9月定例会 予算に関する説明書により 議第43号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
歳入歳出全般、62ページから69ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第43号 平成23年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。よって、議第43号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第44号 平成23年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)
○委員長 次に、議第44号 平成23年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。伊藤企画財政課長。
〔企画財政課長 伊藤賢一 登壇〕
○企画財政課長 〔平成23年9月定例会 予算に関する説明書により 議第44号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
歳入歳出全般、80ページから83ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第44号 平成23年度南陽市財産区特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。よって、議第44号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第45号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)
○委員長 次に、議第45号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。伊藤企画財政課長。
〔企画財政課長 伊藤賢一 登壇〕
○企画財政課長 〔平成23年9月定例会 予算に関する説明書により 議第45号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
歳入歳出全般、94ページから97ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第45号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。よって、議第45号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第46号 平成23年度南陽市出産祝事業特別会計補正予算(第1号)
○委員長 次に、議第46号 平成23年度南陽市出産祝事業特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。伊藤企画財政課長。
〔企画財政課長 伊藤賢一 登壇〕
○企画財政課長 〔平成23年9月定例会 予算に関する説明書により 議第46号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
歳入歳出全般、108ページから111ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第46号 平成23年度南陽市出産祝事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。よって、議第46号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第47号 平成23年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○委員長 次に、議第47号 平成23年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。伊藤企画財政課長。
〔企画財政課長 伊藤賢一 登壇〕
○企画財政課長 〔平成23年9月定例会 予算に関する説明書により 議第47号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
歳入歳出全般、122ページから125ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第47号 平成23年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。よって、議第47号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第48号 平成23年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)
○委員長 次に、議第48号 平成23年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。髙橋秀雄上下水道課長。
〔上下水道課長 髙橋秀雄 登壇〕
○上下水道課長 〔平成23年9月定例会 予算に関する説明書により 議第48号について説明〕省略 別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
収益的収支及び資本的収支全般、130ページから137ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第48号 平成23年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。よって、議第48号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、本委員会に付託されました補正予算7件の審査は終了いたしました。慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。
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閉会
○委員長 これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
御起立願います。どうも御苦労さまでした。
午前11時29分 閉会
予算特別委員長 松木 新一