平成24年9月6日(木)午前10時00分開議

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議事日程第2号
平成24年9月6日(木)午前10時開議

 日程第1 一般質問

   散会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ

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出欠席議員氏名

◎出席議員(17名)
 1番 白岩  孝夫  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合   猛   議員     10番 髙橋   弘   議員
11番 板垣 致江子   議員     12番 髙橋   篤   議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤   明   議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員

◎欠席議員(0名)

説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長           安達 正司 副市長

板垣 俊一 総務課長        伊藤 賢一 政策主幹

大坂 剛司 企画財政課長     山田 俊彦 税務課長

堀  啓治 危機管理課長      鈴木 隆一 市民課長

大沼 豊広 福祉課長        小野田 新一 保健課長

大友 直秀 農林課長        髙梨 敏彦  商工観光ブランド課長

新野 甚吉 建設課長        髙橋 秀雄  上下水道課長

濱田 俊明 会計管理者       猪野  忠  教育長

樋口 一志 教育次長        安部 史生  管理課長

淀野 秀樹 学校教育課長     尾形 真人 社会教育課長

江口 和浩 スポーツ文化課長  星  弘文   選挙管理委員会事務局長(併)
                                     監査委員事務局長

伊藤 圭一 農業委員会
                    事務局長

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事務局職員出席者

中條 晴雄 事務局長        板垣 幸広 局長補佐

安部 真由美 庶務係長


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開議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴者の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告があった議員は6名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部とも簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして市民の負託にこたえられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
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高橋 一郎 議員 質問
○議長  最初に、2番高橋一郎議員。
〔2番 高橋一郎議員 登壇〕
○高橋一郎議員  おはようございます。
  2番真風会の高橋一郎です。
  新しくなった放送設備を使用して、インターネット中継の初舞台にトップバッターで立たせていただき、多くの傍聴の皆さんの前で一般質問ができることに感謝申し上げたいと思います。
  まずもって、市長をはじめ、当局の皆さんの前向きで活発な市政運営につきまして敬意を表したいと思います。
  ただ、残念なことに、この7月に市職員が現職で亡くなられました。謹んで御冥福をお祈り申し上げます。前途有望な人を失った嘆き、悲しみは、御家族はもちろんのこと、職場の方々にとっても大きな穴があいたとお察し申し上げます。
  さて、一般質問は私2回目です。私は、「市政を身近に大胆に」をスローガンにして活動しておりますけれども、大胆な政策論争をしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  それでは、通告している3つのことについて質問いたしますので、誠意ある答弁をお願いします。
  最初に、クロスする大動脈道路完成後の南陽市のグランドデザインについてです。
  発想は、先般の小・中学生議会であったユニークな発言に刺激された面もあるかもしれません。私は世の中を変えるのは、若者、ばか者、よそ者だというふうに思っております。そのような観点で、真摯な議論を求めます。
  東日本大震災は、岩手から千葉に至る縦軸の道路と鉄道が寸断され、横軸の国道の重要性が見直されました。いわゆるリダンダンシー(代替道路の確保)です。早ければ、平成29年度に縦軸の大動脈東北中央自動車道と横軸の国道113号バイパスが完成する運びになります。申すまでもなく、南陽市は今も交通の要衝ですが、日本海と太平洋を結ぶ、いわば山形のサザンクロスとも言える大動脈が交わる立地は、南陽市しかありません。
  道路は、人と物と金と情報と幸せを運びます。南陽市発展の大きなチャンスだととらえています。と同時に、何もしなければ、ただの通過点のまちにしかなりません。真剣に南陽市のグランドデザインを考えるときが、今をおいてほかにないというふうに思います。
  第5次南陽市総合計画では、この視点での具体的なアプローチは見出せません。「おもしゃい南陽市、行ってみたい南陽市、住んでみたい南陽市」と言われるような、ちょっと謎めいてわくわくする、魅力あるまちづくりにはストーリーが必要だというふうに思います。
  東から南から西から南陽市に入ってくるインターチェンジからは、十分一山と白竜湖が目の前に見えます。人が交流し、物が行き来する拠点となる道の駅のような施設が求められます。加えて、施設のみならず、本市の自然、景観、建物がまるで生き物と化す演出、ストーリーが必要ではないでしょうか。
  例えば、こんなことを提案します。「龍と獅子のすむミステリアス南陽市」とか「昇龍とまごころの郷。南陽市」と称して、インターチェンジから白竜湖、十分一山、中川、吉野、宮内、沖郷、漆山、そして梨郷地区の龍樹山まで、南陽市全域を自然博物館として俯瞰し、新文化会館などを拠点とした市まるごとまちづくりを行う。新たな龍伝説をつくって、南陽市のイメージアップ戦略とするのです。
  それが効を奏すれば、例えば高尾山の天狗を生かしたブランド品のように、農産品や商品開発に龍のネーミング、例えば南陽ワインが龍のしずくであったり、オカヒジキが龍のひげであったり、南蛮が龍のつめだったり、どらまんが龍の卵などのように活用できます。また、各種スポーツ・文化大会などに白龍カップなどと称して大会名に用いることもできます。
  なお、ここで言う龍とは、伝説ではありますけれども、ブータンの王子が言われたことを参考にすれば、南陽市民の純粋な向上心そのものを例えていいと思います。とにかく、グランドデザインやブランド化に龍を使用して、今後のまちおこしをする、その議論のきっかけにしてほしいと思います。
  もう一つ、交流・物流のまちに欠かせないのは、もてなしの真心です。よその人を温かく迎える広い心を市民全員が持つように、市民憲章に加えていくことも検討に値するのではないでしょうか。
  そして、グランドデザインを考えていく上では、お金で買えない自然を生かすことが必要条件になりますが、さきに話したように、南陽市の玄関とも言える白竜湖と十分一山の景観と、上昇気流のある自然を生かさない手はありません。
  スカイスポーツのメッカでもある南陽スカイパークは、単にスポーツ施設としての位置づけだけでなく、南陽ブランドの最たるものだと思います。眺めもとてもよくて、朝霧から晴れ渡るところや夜景もすばらしいものです。オートキャンプ場として整備しても魅力あると思います。
  しかし、その割には水道もありません。ランディングパークも水につかる、観覧席もないというのが現状です。昨年度の日本選手権では、ランディングパークが水浸しになり、場所を急遽変えざるを得ない状況でした。せっかく人が来てくれるのに、この状況ではいかがなものでしょうか。人が来れば、食べたり、飲んだり、買ったりしてお金を落としてくれます。南陽スカイパークの整備について、通告の内容について、予算措置を含め、市長の見解をお伺いします。
  次に、スポーツ施設の充実による交流と誘客の施策についてです。
  第5次南陽市教育振興計画では、新たに提唱した「社学融合」という教育理念をもとに、今後10年間の本市の教育を市民の主体的な学びの推進や地域ぐるみの人づくりを進め、教育日本一のまちづくりの具現化を目指すとあります。大変すばらしいことです。しかし、それを語る以前の問題として、現実とではかなりのギャップがあるのも事実です。
  先日、緑陰学級の一員として、魚つかみの行事で、こばと保育園と赤湯幼稚園にボランティア訪問してびっくりしました。居室や職員室に冷房設備がないのです。以前、髙橋篤議員からの指摘があって改善はしたとのことですが、私立の保育園には完備してある冷房施設が、市立にはない。お隣の高畠町や川西町には職員室プラス1室に冷房設備があります。日本一の教育のまちづくりを標榜する前に、足元を見つめ、せめて近隣市町に劣ることのないようにするべきです。早急な解決を望みたいと思います。
  次に、「おもしゃい南陽市、行ってみたい南陽市」と言われるような観光とのコラボ、それに見合う施設の整備と充実の視点から市長にお伺いします。
  私はサッカーに携わっていますが、サッカーは今はメジャーになりましたけれども、社会人のサッカー人口も増えているんですが、他の球技団体の施設の現状から見れば、まだまだ未整備です。
  おかげさまで、中央花公園多目的運動広場に人工芝の整備をしていただきました。人工芝はとても活気づいています。地元の小・中学生はもとより、宮城県や福島県からも女子サッカーチームなどが来ています。ただ、残念ながら規定のサイズには足りませんが、シニアとか女子には人気の場所です。ナイターも使用しています。現在の照明は、移動式のもので、設置と戻しの時間がかかるばかりでなく、照度も明るさも足りません。もちろん、照明設備は使用料を支払う受益者負担ですから相応の収入が入ります。設備には、人工芝でも活用したToToの補助を申請できると思いますので、ぜひ、前向きの回答をお願いしたいと思います。
  次に、スポーツ施設の中長期の計画についてです。
  多目的屋内競技場は、特に冬期間の競技スポーツをする上で欠くことができません。冬場の野球やソフト、サッカー練習は、スポ少からシニアまで冬期間の練習の結果が春先の大会の結果に直結するだけに、長年望んでいるスポーツ施設です。
  現状は、小学校のピロティーを借りて練習しているのですが、あくまでもピロティーですので、使用上の制限が課せられます。サッカーで言えば、自由にサッカーボールをけったりできない。主に社会人は、米沢市や高畠町へ行ってフットサルをしているのが現状です。
  雨天でもできる多目的屋内競技場は、フットサルのリーグ戦で使用できるので、社会人にとっても、今すぐでも欲しい魅力ある施設ですし、観光客誘致にも活用できると思います。
  また、人工芝については、花公園の人工芝がミニサイズであることから、本格的な人工芝サッカー場の建設を望みます。梨郷の総合運動公園の活用も含めて、検討いただきたいと思います。
  次に、やりたい種目ができる環境づくりですが、沖郷中学校にサッカー部の創設を望みます。
  本来は、学校と保護者との話し合いで、学校長が判断するべき問題だとは思いますけれども、あえて一般質問させてもらうのは、どうしてもネックになるのが担当顧問の配置であり、教育委員会のかかわりが強いからです。
  沖郷サッカースポーツ少年団、現在は南陽ウエストFCと言っていますけれども、来年20周年を迎えます。沖郷中学校にサッカー部がなく、少年団を卒団して部活動として毎日好きなサッカーに打ち込めないまま20年が過ぎました。団員も現在50名を超え、来年こそサッカー部をつくってほしいと保護者会が燃えていますし、何よりも子供たちが願っています。前向きな検討をお願いいたします。
  次に、イベント大会情報の事前キャッチと宿泊誘致についてです。
  情報を発信して人を呼ぶだけでなく、置賜管内のイベントや大会情報を事前にキャッチして、宿泊客として迎えるしたたかなシステムの構築と戦略が必要と考えます。それには、観光協会などが置賜管内で開催されるイベントを事前にキャッチして、主催者側とコンタクトをとり、旅館組合と連携して宿泊誘客する方法が考えられます。御見解をお伺いいたします。
  最後に、市職員の労働安全衛生対策についてですが、安全衛生委員会の開催状況と、その内容、それから時間外勤務の実態についてもお伺いします。
  以上、壇上からの質問といたしますが、市民の目線に立ち建設的な議論をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  それでは、2番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  なお、スポーツ施設の充実による交流と誘客の施策についての3点目、沖郷中学校にサッカー部の創設については、教育長から答弁いたさせますので、御了承願います。
  初めに、クロスする大動脈道路完成後の南陽市のグランドデザインについての1点目、新文化会館を観光文化の交流拠点として活用についてでございますが、南陽ブランドの情報発信を行う中、御提案の内容は極めて重要であると理解しており、当然、にぎわいの創出であり、交流拡大はキーワードになるものと心得ておるものであります。
  市内外から多くの御利用をいただくには、一定程度の収容人員の確保やコンベンション機能、さらには施設のコンセプト・イメージ戦略が必要でありますので、基本設計を仕上げる際の課題として、南陽オリジナルの物語が描けるよう努めてまいりたいと、このように考えているところであります。
  2点目の南陽スカイパークの整備についてでございますが、南陽スカイパークエリアにつきましては、南陽市スカイレジャー振興協議会に管理運営をお願いしているところでございます。
  安全なフライトの指導やエリア整備、各種大会の誘致や、春や秋に開催されますスカイフェスティバルなどを行っており、年間を通して全国からスカイスポーツの愛好者や観光客が大勢訪れております。
  また、この御質問のタンデムフライトにつきましては、協議会が主催しているスカイフェスティバルのイベントの一つとしてチャリティーフライトを実施しており、参加収益金を義援金としてお渡しをしている状況にあります。
  イベント期間中は、市内に避難されている方々にも無料で体験していただき、南陽の大空を満喫していただいたところであります。
  今後とも、小・中学・高校生を含め、市民の皆様も気軽にその体験ができる場の提供を、協議会と相談しながら進めてまいりたいと考えているものであります。
  上水道設備の新設でございますが、上水道設備につきましては、国道の横断や勾配もあり、ポンプ場の設置が必要となることから、現状では非常に困難な状況にあります。
  また、下水道設備の新設につきましても、公共下水道の計画区域外となっておりますので、これまで同様、浄化槽などで対応してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  ランディングエリアにつきましては、雨天時や大雨の後にはエリアが利用できなくなる場合があり、土盛り等を行うと土の荷重により全体が沈下し、周辺の水田もあわせて沈下する状況であり、整備に大変苦慮しております。そのため、協議会の指定管理の中で排水処理や病害虫の発生等を防ぐため、年間を通してエリア周辺の草刈りの環境整備、バーンの整備等を行い、安全なランディングの整備に努めているところであります。
  今後とも、エリア周辺農家や地区の皆様の御理解をいただきながら、国内有数のフライトエリアの確保に努めてまいりたいと考えているところであります。
  次に、スポーツ施設の充実による交流と誘客の施策についての1点目、スポーツ施設の充実についてでございますが、中央花公園の多目的運動広場人工芝グラウンドにおける照明施設は、現在、平成20年度に整備した移動式投光器6基がございます。これは、多目的運動広場の夜間の利用に供するためのものでございますが、不足とあれば、他目的運動広場の利用状況等を勘案し、検討を進めてまいりたいと考えておりますので、当面は現有設備の有効活用をお願いしたいと思っているところであります。
  また、東側フェンスのかさ上げと南側の調整池前のフェンス設置についてでございますが、施設東側を走る市道上野中央線は、大型自動車等の通行量が多いことから、交通の安全を確保するために施設の現状及び利用状況を考察し、整備について検討を進めてまいりたいと考えております。
  また、南側へのフェンスの設置については、調整池と一体となった日本庭園として整備している経過がございますので、固定フェンス等の設置は難しいのではないかと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
  また、石灯籠の撤去についてでございますが、石灯籠は先ほど説明させていただきましたとおり、日本庭園のアクセントとして設置されたものであり、東日本大震災後、石灯籠の状況を確認しましたが、亀裂等は確認されておらず、特に危険な状態ではないと考えておりますので、撤去の必要は考えていないところであります。
  2点目のスポーツ施設整備の中長期計画についてでございますが、人工芝サッカー場の建設については、平成23年度、ToTo助成により多目的運動広場としてサッカー競技もできる人工芝グラウンドの整備を行ったところであり、正式なサッカー競技場としての規格より狭くはなりますが、当面多目的運動広場を有効に御活用いただきたいと思います。
  また、多目的室内競技場の建設については、種目によっては冬期間も利用できる多目的室内競技場の確保が必要であることは十分認識しておりますが、将来的な課題として市民ニーズ等を検証しながら検討を進めてまいりますので、御理解を賜りたいと思います。
  4点目のイベント大会情報の事前キャッチと宿泊誘致についてでございますが、スポーツ大会の赤湯温泉宿泊誘客につきましては、県内旅館で統一価格を設け、誘客に努めております。また、教育旅行の誘致及び宿泊に関しても、置賜地域の旅館や観光関係団体と協力し、隣県や関東方面から農業体験や歴史文化に触れ合う旅行として誘客を図っており、年々増加傾向にあります。
  御質問のありました各種イベントのリサーチ及び宿泊誘客の御提案につきましては、現実的対応が可能かどうか、観光協会、旅館組合へ話しかけてまいりたいと、このように考えているところであります。
  次に、市職員の労働安全衛生対策についてでございますが、初めに、本年7月に職員の現職死亡が発生したことはまことに残念なことであり、心から哀悼の意を表するものであります。
  市役所の労働安全衛生委員会は、職員労働安全衛生管理規程に基づき、職員の安全と健康の確保、快適な職場環境の形成を推進するため、安全管理体制の整備に必要な事項について協議しております。昨年度は、委員会を4回開催し、職員及び嘱託職員の健康診断の実施やインフルエンザ予防接種推進事業、たばこに関する健康講和などを実施して、職員がその能力を十分発揮できるよう職場環境の充実に努めてまいりました。
  なお、委員会の構成は、副市長を総括安全衛生管理者とし、公立置賜南陽病院長に非常勤の産業医の職を担っていただいております。委員には、所属長と職員組合から選出された6人の職員が任について事業推進に当たっているところであります。
  また、時間外勤務の事前命令行為の実態でございますが、時間外勤務取扱要綱に基づきまして、所属長の事前命令のもと、適正に運用されているものと考えております。
  私からは以上であります。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  2番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  沖郷中学校にサッカー部の創設についてでございますが、部活動の意義は、異学年同好の志を持った生徒が、自主的、自発的に活動に取り組むことにより、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであることにあります。
  平成22年の統合中学校のスタートに当たり、部活動の設置につきましては、それまでの中学校の歴史並びに各校の教育大綱をもとに検討が行われております。その際、統合となるそれぞれの中学校に設置されていた部活動の設置を中心に、現在に至っております。
  平成24年度、沖郷中学校には、男女バスケットボール、野球、男女バレーボール、柔道、剣道、ソフトボール、男女卓球、吹奏楽、美術及び総合運動部といった部活動が設置されており、生徒はいずれかの部活動に所属し、活動を行うことになっております。
  特に、サッカー部活動の設置については、4年前にサッカースポ少代表者との話し合いを持ち、当時、美術部に所属していた生徒たちが、その後総合運動部に所属しながら、校外活動としてサッカー競技を続けることのできる対応を図っております。
  また、少子化の折、生徒数の減少から部活動改廃についても検討を必要とする旨の意見が校内で出されている段階であるということでありました。部活動の設置や改廃については、教職員の指導者の有無、部活動場所の状況などを検討し、保護者や教職員の意見も踏まえ、各学校で判断することになっておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  私からは以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  御答弁ありがとうございました。
  1点目の、いわゆるグランドデザインのことなんですけれども、私が申し上げたいのは、前文に書かれているイメージアップ戦略として何かしらやはり、私は龍伝説にしたんですけれども、そこがないと、南陽市って何だべと、南陽市というのは、えっというと思い浮かべるものは何だべというふうなところからやっぱりスタートしなきゃならないのかなというふうに思っているんです。
  それには、やはり一つ一つの例えばブランド品ならブランド品があったとしても、じゃ、山形県一のものかというと、なかなかそうでもない、そこからやっぱりスタートを現実を直視しながらしていく必要があるんだろうと。そういったところに付加価値を高めるには、つけるには、やはりそういったストーリーが必要だろうというふうに思います。
  3羽のウサギのこともありましたけれども、そういう何というんですか、表現は余りよくないかもしれませんが、一過性のものじゃなくて、やはり長続きするようなブランド戦略ということを考えていく、そういった今タイミングなんだろうというふうに思います。
  それこそ、インターチェンジが深沼あたりに出て、そこからやっぱり見える景色というのはさま変わりするんじゃないかなというふうに思っておりますし、そういうときに、じゃやっぱり南陽市に行ってみたいと、何だかあの龍がいるみたいだぞとか、例えば本当おぼこくさいような話なんですけれども、それがやっぱりちょっとひねったところが非常に受けるというふうなところもございますので、その辺について市長に再度質問したいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  確かに、イメージ戦略というのは非常に大事なことでありますので、これまでもそのイメージづくり、特に高橋議員がおっしゃられている全体のグランドデザイン、これが必要で、おのおのにやってはなかなか南陽市全体を売り込むことができないと、こういうことでございますので、この機会にぜひさらなるグランドデザインの構築に努めたいと、こう思っておりますが、計画やデザインはできても、具体的な中身、俗に言う行動を起こすことができる戦術、戦略・戦術がなければなかなか社会に打って出るということが難しいことをここ数年で学びましたので、確実に一つ一つ、その裏づけとなるような施設も含めて環境づくりに努めていきたいというふうに思っております。
  今、高橋議員が恐らく想像しておられる深沼、あの高速道路の高台から正面をずっと見れば、あそこは白竜湖あるいは十分一山、非常に南陽市の景観としては特に自慢の景観、農村景観100景にも選ばれたところでありますから、ただ、あそこも残念ながら少し荒廃しているということもあって、あれをひとつ具体的には整備していきたということで、今、手をかけているところでありますので、そういったことも含めながら、新たな話題づくりに努めていきたいと、こういうふうに思っておりますので、今後ともぜひ高橋議員のその奇抜な、なおかつ大胆な発想と想像力をぜひ提案という形で提示していただければなと、こんなふうに思っております。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  積極的なとらえ方というふうに理解させていただきたいと思います。
  質問内容の新文化会館に観光の拠点というふうな発想もあるんだよということについても一定の理解がなされたというふうに思っていますし、それから、スカイパークに関しても理解があったとは思うんですが、ただ、私がここで言いたいのは、スポーツというふうなことだけじゃなくて、それこそ南陽のブランドとして非常に自然を生かしてやれるというのは、本当にお金で買えないものですから、そこについて市のほうでもっと前向きに積極的にかかわっていってもらいたいということなんです。
  例えば、市の行事として、さわやかマラソンなんかも一生懸命やっているわけですけれども、そういうふうな位置づけにして、例えば小・中学生については無料にしていく、それから一般の方についてもやっぱり地元が盛り上がっていないとなかなか難しいですので、半額で補助をしてやっていく。だとしても、例えば7,000円かかったとしても3,500円の、例えば20人にしたってそれこそ7万円くらいです。そんな金でできるわけですので、ぜひ、そこについてはよろしくお願いしたいと思います。
  それから、上下水道のことについては非常に難しいというふうなことですが、これは難しいということで片づけるのじゃなくて、やはり高いところにある施設もありますので、いろいろな研究をしながら、ぜひ実現に向けてやっていただきたいと思います。
  今、水なんかはやっぱり毎日指定管理者の金井さんが運んでいるわけです。そういったことを考えてみると、お客さんにとっては、何で上水道もないのかよというふうなことがあるわけです。そこをやはりもっと突っ込んでいただきたいなというふうに思います。
  ランディングパークの盛り土については、そのとおりでございますので、やっぱり土とか砂利を敷いてというのは難しいと思うんですが、ウッドチップを敷いて、その上に土をかけて、例えばイタリアンライグラスみたいな草を、牧草みたいなものを植えて整備するという方法もあるというふうに聞いておりますので、その辺もぜひ調査していただいて、整備に向けてお願いしたいと思います。
  その点について、もう一度お伺いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  いろいろ御提言あったわけでありますが、いずれも南陽市にとっては大事なことでございますので、鋭意検討しますが、特に新文化会館の建設によっての新たな南陽市のイメージづくり、特に産業にどうやって結びつけていくかということの点についてなどは、今後いろいろな組織をつくって検討していきますが、私としてはできれば単に南陽市の施設ということではなくて、置賜の中核都市を目指す南陽市として、置賜全体あるいは村山の一部も網羅できるようなしっかりした施設をつくって、常に一流のアーチストが南陽市へ来て、いろいろな本物の技術を披露することができる、それを求めて内外から、単に南陽市の市民ということではなくて、近隣はもちろんでありますが、県外からも大勢のお客さんが来ると、しかも赤湯温泉に泊まりがけでと、こういうふうなことになれば、新たな戦略が描けるのではないかなと、こんなふうに思っておりますので、ぜひ御理解をいただきたい。
  それから、ハングのスカイパークの整備でありますが、私も設備する当時から気にしていますから状況はよくわかるんですが、あそこにいわば水源があれば、今の技術をもってすれば浄化作用というのはそう難しくございませんので対応できるんですが、下から揚げるというのは莫大な金がかかりますので、今の方法で運ぶのが一番経済的だということになります。水源が確保できれば新たな方法を考えたいと、こう思っておるところであります。
  それから、またランディングの整備、これについても議員御承知のとおりなかなか難しい場所につくっていただきました、私から言わせればね。ウッドチップもいいんですが、いずれにしてもなかなか長続きしないし、維持管理も大変ということでありますので、今ですと発泡のようなもので浮かせると、余り自重のないものでというふうな方法もあるかもしれませんが、非常に金がかかると、こういうことなどもあるので、もう少し利用者などが多ければそういったことにもつながっていけるのかなと、こう思っております。
  ただ、全国的にこういうスカイパークの施設で見ますと、南陽市の施設は非常に整備されているほうではなかろうかと、こう思っておりますが、先ほど答弁申し上げましたように、今後とも指定管理者といろいろ協議しながら、よりよい利用できるような整備を図っていきたいと、こう思っておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  この問題は、特に南陽スカイパークに関しては、気持ちの入れ方というか、そこが違うとやはりそういうふうなことの答弁にしかならないのかなというふうに実は思っているんです。例えば、整備はなっているというふうなことでしょうけれども、そこはちょっと認識が違うというふうに思います。
  じゃ、抜本的にどうすればいいのかと。やはりあそこの財産というのは、本当にほかにはないわけです。山形市内でもやっぱりない。そういったことを大事にしていく、そういったことを本当にもっと積極的にやっていただければなというふうに思います。
  これだけ言っても、時間がありませんので次に進みたいと思いますが、その前に通告の中では入れなかったんですけれども、いわゆるもてなしの心、当然誘客をする、交流をするというときにもてなしの心が必ず必要です。そこが非常に大事だと思いますので、そこについて市長にちょっとお考えをいただきたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  これは、単にその観光行政に携わっている方々のみならず、市民挙げてそういう姿勢は大事だと、こう思っておりますので、そういうような指導あるいは直接かかわっております旅館組合や観光協会等とも協議をしながら、議員の希望にこたえられる体制づくりを進めていきたいと、こう考えております。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ありがとうございます。そのようなことで進めていただければというふうに思います。
  次に、スポーツ施設整備のことですけれども、最初に花公園の人工芝については、照明については現有施設のままでまず当面やってくれというふうな話でした。やはり、今回米沢市に11月の3、4、5あたりにこけら落としをやりますけれども、人工芝の大人が2面できる大変立派な施設ができます。そこと比較するというわけじゃないんですけれども、実際にやってみると、移動の投光器を運んで、それから返すというふうなところに非常に時間もかかります。照明としてしっかりあれば、当然私が話しているとおり使用料収入も出てくるわけですので、それに見合った収入見返りというか、そういったこともできると思いますので、これは当面ということよりも、本当に今使用しておりますので、ぜひこれも前向きにお願いしたいというふうに思います。
  それから、フェンスに関しては、かさ上げのところ、東側については検討するということで、南側についてはできないというふうなことでした。ちょっと考え方が違うのかなというのは、あそこは日本庭園なんでしょうか。私は日本庭園という意識はする必要はないと思います。もうまるっきりあそこは、遊水池というか、防水池というんですか、そういった形のものであって、今はドリームランドから含めて考えてみた場合には、もう要らない施設だというふうに思っています。逆に危ないんです。そういったことをやはり見直ししていくというふうな観点から私はお話ししておりますので、ぜひそれについてもお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  照明器具については、確かに御苦労があると思いますが、当初あのように大勢の方々が使う状況ではなかったんですが、一部多目的広場を利用される方々からぜひという強い声があって、とりあえずいろいろなところに使える、場合によっては災害時でも、あるいはお祭りでもどこでも移動ができるということで準備をしました。
  その後、先ほど申し上げましたようにToToの資金を活用させていただきまして、とにかく天然芝では常々びじゃびじゃでなかなか利用できないということで、人工芝にして、サッカーもできるようということで整備をしたんです。
  そういういきさつがさまざまあって、最近は私が想像した以上に、市内はもちろんだけれども、地区外なのか県外なのかよくわかりませんが、私も知らない子供たちがあそこに随分います。そういうふうな状況になっていますので、少なくとも安全確保の面から、東側のほうにはかさ上げが必要だと、こういうふうに判断しておりますが、そもそもあそこは花公園ということだったんで、さらには災害時の調整池なんですね、あそこは。水が一気に出たときに調整する調整池、そういう機能も同時に含んでおりますので、なかなか難しいところもあります。
  花公園ということで、日本庭園として整備をした経緯もあるんで、その辺の考え方を、高橋議員が言うように検討し直せということになれば、検討して、あそこの庭園を全部取っ払うということになればまた状況は変わってくるかなと、こういうふうに思いますけれども、今のところまだそこまでいっていませんので、そういうふうに機が熟すまで、もう少しの間、我慢をしていただいてもいいのかなと。
  なお、照明器具等については、補正ではなかなか難しいので、当初でいろいろと検討するように指示はしますので、ぜひ高橋議員には相当の収穫を得た一般質問だったということで我慢をいただきたいと、こういうふうに思います。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  満額に受け取っていいのかちょっとわかりませんが、ぜひ現状が変わっているということをやっぱり認識していただいて、いい方向に、いい方向に、私は交流人口が増えていく、そういった中でやはりみっともない施設では困るというふうなこともありますので、そこについては十分御認識いただければというふうに思います。
  それから、中長期計画についてですけれども、ここは中長期計画ですので、今ここで真剣に議論するというふうなことではないんですけれども、やはり南陽市民の構成というか、見るとやはりサラリーマンが多いのかなというふうに思っています。
  その中で、サラリーマンがスポーツをするのはやっぱり土曜、日曜、それからナイターなわけです。当然、今まで例えば野球、向山に関してでも非常に整備をされております。
  ただ、そういった中で勤労者というんですか、サラリーマンがとにかく屋外スポーツでありながら屋内競技場を求めているということなんですけれども、そこについてはやはりサラリーマンの方に見返りがあるような形で考えていただきたいなと思います。
  1つ、例えば個人県民税、個人市民税の業種別の課税状況なんかを見ても、例えば個人市民税の納税義務者は1万3,000人余り、給与所得者は1万800人います。つまり、8割方が勤労サラリーマンというふうな形になりますし、所得割額でも10億9,000万円の中で9億3,000万円、率にして85%を超えております。そういう方々が望んでいるのはやっぱりスポーツ施設あるいは文化施設というふうなことになると思いますので、ぜひその点についても、重々御存じだとは思うんですけれども、ひとつ見返りのあるようなものを中長期的に考えていただきたいというふうに思います。
  次に、沖郷中学校のことは後で話したいと思います、イベント大会情報の事前キャッチに関してですけれども、やはりリサーチをしていく、情報発信だけじゃなくて情報をキャッチするというふうなことで、それを誘客にしていくというのがやっぱり大切なんだろうというふうに思います。
  例えば高畠のまほらであるとか、川西のフレンドリーとか、そういうところで今何をやっているか、団体客が来るのか、あと、先ほど申し上げたとおりに米沢市では人工芝ができて、大会等もやれば、当然学生も含めいろいろ方たちが来ます。そこをやっぱりキャッチをしていく、そういったところがまだまだ今のところ足りないんじゃないかというふうに思いますので、ぜひそこについても前向きに御検討いただきたいと思います。
  ちなみに、産業建設の常任委員会で視察として行った岡山県の真庭市なんですけれども、そこは真庭の観光連盟というものが、言ってみればツアーガイドを有料でやっています。そういうふうなところも含めて、何かそう方策がないのか。南陽でいえば、例えば市長が大好きな駅伝とか、例えばお祭りとか、そういったものを例えばツアーをさせて、観光協会なり観光連盟が独自にやっていくと、そういうふうなことも一つの発想が中にあるのかなというふうに思いますので、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。
  それから、今の情報をキャッチしていくと、それについてお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  なかなかユニークなといいますか、考えようによっては現実的な発想かなと、こう思っております。特に、中長期的な展望としての施設の整備、先ほどの話では多目的室内競技場というふうなことになりますと、俗に言うドーム的なものであります。私はスポーツ大好きな人間ですから、議員の言われていることを全部やってあげたいと、こう実は思っているんです。
  ただ、議会の皆さん方も執拗に採算性、バランスシートはどうなっていると、維持管理はどうするんだと、こういうふうなこと、そのことだけで毎日頭が痛くなるほど苦労しているわけでございますが、むしろそれよりも、その採算性よりも、そのことで市民の健康が確保できる、あるいは生きがいが図られる、さらには交流人口が一定程度見込めて経済活動につながる、そういったほうが大きいんですが、市民の健康もさることながら、まずは財政だ、あるいは採算性だと、こうなりますとなかなか高橋議員の御期待にこたえることが難しくなると、こういうふうなことで、何とか早い時期にそういった展望をと、こう思っておりますが、まずは目先の市民文化会館、これを何とかしなきゃならんと、こう思っていますので、これと交流人口の増、何とか図れるような内容にしていきたいと、こう思っていますので御理解いただきたいなと思っていますし、それと同時にいろいろな大会、特に今度米沢へできる人工芝は、本県には天童にあります県の施設と南陽市の施設くらいしかないわけですから、今度米沢に初めて立派な本格的な大会ができる施設ができるということになれば、相当の大きな大会イベントが組まれるだろうと、そうなれば宿泊地の一つとして南陽市もその候補になるのかなと、こう思っていまして、そんなことも含めながら、あるいは各地域の施設の興業状況、こういったものを事前に把握をしながら、そういった期待にこたえることができるように、観光協会並びに旅館組合あるいは市の商工観光課、こういったところでしっかりキャッチをできるように対応していきたいと、このように思いますし、また、独自のツアー、特にスポーツ観戦ツアーといいますか、南陽市で全国にも通用するような大きなスポーツ大会を誘致することができれば、そういったスポーツツアーで、またガイドで、有料でということも関連になるのかなと、こんなふうに思っております。
  今、南陽市では、スポーツのまち、あるいは駅伝のまち南陽と、こういうことで頑張っておりますので、ぜひ御協力をいただきますようにお願いをいたします。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  多目的屋内の競技場については、私はドームというイメージまでは持っていませんので、そんなことしたら南陽市はもうパンクしてしまいますので、そんなことは思っていません。ただ、米沢市の多目的な屋内競技場、あんな形で本当にみんなが楽しめるような、そういったものが必要だというふうに思っています。そういったことの認識ですので、そこについては御理解いただきたいと思います。
  次に、時間もなくなりましたので、沖郷中学校のサッカー部のことなんですけれども、教育長から答弁をいただきました。好きなものをやっぱりするという時代の流れにのっとっていく、そういうふうなことはやはり必要なんだろうというふうに思っています。
  ここでどうのこうの言うことではございませんので、これからやっぱり保護者会、それからPTA、そういった中で意見を言い、要望をしていきたいというふうに思いますので、どうぞ前向きに真摯によろしくお願いしたいと思います。
  最後になりますけれども、市職員の労働安全衛生対策についてですけれども、私はここで申し上げたいのは、いわゆる時間外勤務取扱要綱の本当の十分なる徹底というんですか、そこを申し上げたいというふうに思っております。
  私も県職員時代にいろいろな労働安全衛生について携わってきましたけれども、やはりこの中で特に労働管理ということは、要するに所属長、あるいは管理者、それのマネジメント能力にもかかってくるというふうに思っています。特にタイムマネジメントですね。そこがやっぱり必要かなというふうに思っているんです。
  時間外勤務取扱要綱に基づいてやっているというふうな答弁でしたけれども、それは当然のことなんですが、例えば時間外勤務命令の取扱要綱の5番では、原則として、当然ですけれども事前に行わなければならない、そこをやっぱり徹底してもらいたいなというふうに、ここは意識を改革して、所属長が例えば5時前に、きょう残業する人、私はこういうところをしたい、いや、それはあしたでいいじゃないかという、例えばそういうふうな方法もあるんだろうと。
  いわゆる時間外が、実績じゃなくて、本当に命令をして、1時間で終わりました、3時間命令したけれども1時間で終わりました、あるいは1時間命令したんだけれども2時間かかりました、これはやっぱり変更命令かけるべきですので、そういうふうな徹底したタイムマネジメントというんですか、管理者の方も、それから職員も意識を改革していく、その中で、よりよい労働環境、それからよりよい公共サービスができるんだろうというふうに思っていますので、その点についてお伺いしたいと思います。
○議長  板垣総務課長。
○総務課長  まず、職員の衛生管理につきまして御心配賜りましてありがとうございます。
  今、議員から御指摘ございました時間外の勤務命令につきましては、当然ながら取扱要綱によって進めてはございまして、適正に運用しているという状況でございます。
  なお、今後につきましても引き続き適正な対応を行ってまいりますし、今、議員から御指摘をいただきましたようなことにつきましても、検討して、そのような状況にあるのかどうか、善処してまいりたいと思います。
  なお、議員も御承知のとおりだと思いますが、業務につきましては突発的にしなければならないとか、そんなふうな業務もございますので、その辺につきましては御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ありがとうございます。
  ごもっともな回答なんですけれども、私としては本当にまじめに取り組んでもらいたいということなんです。まじめにという表現がちょっといいかどうかなんですが。というのは、時間外勤務が常例となっているような職員、要するに業務量とのアンバランスが例えばあったとします。そのときに、じゃどういうふうにしていくか、業務量を減らすのか、あるいは時間外をさせるのか、あるいは人を配置するのか、そんなことをいろいろ考えなきゃならないと思うんです。
  そこをやはりしっかりと管理者の方が把握をしていく、そして、よりよいパフォーマンスで市民の方の行政サービスにこたえていくというふうなことがやはり大事なんだろうと。もちろん、労働者ですから健康管理が大事なこともあります。その二面性というか、両面からしっかりとして、本当に今回この労働安全衛生委員会の中でもやっていただきたいなというふうに思います。
  これは副市長が総括安全管理者ですので、副市長にそこをお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  安達副市長。
○副市長  御答弁を申し上げます。
  今お話しのとおり、私が総括安全衛生管理者としてこの会を一応取り仕切らせていただいております。その中で、当然ながら一番大事なことは職員の健康であります。職員が健康でなければ、まさに良質な行政サービスはできないということでございますので、この点についてはかなり気を使っているところでございます。
  今御指摘の時間外命令の関係についても、この委員会の中でも議論がございまして、当然ながら私からも事前命令の徹底、そして今お話しのとおり、変更があれば変更命令ができるわけですから、事前命令をして、その実績はどうだったのかをちゃんとチェックをし、その実績が違っているんであれば事前命令を変更すると、こういった手続をしなさいということで、私からもお話を申し上げているところであります。
  今、議員からお話のあったとおり、私どもも誠心誠意そういう形で職員の安全衛生というものを念頭に置きつつ、業務を遂行してまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。
  以上でございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ありがとうございます。
  今のような形で徹底になっていれば、それはそれでよろしいかと思いますが、本当に職員のほうがどうしても遠慮していく、今までのやっぱりただ単に、表現いいかどうかわかりませんが、ずるずるとやっているというようなことはなしにしてもらって、非常にめりはりのつけたそういったことを職員も、それから管理者も本当に意識をしていく、そこがやっぱり大事なんだろうというふうに思いますので、さらなる取り組みについて徹底をよろしくお願いしたいと思います。
  そこで、副市長にお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  安達副市長。
○副市長  すべてを私自身も把握しているわけではございませんので、総務課長が申し上げましたとおり、私も総務課長を通して、ないしは委員会を通して、管理者の方々には特にそういった点についてはしっかりするようにということを申し上げております。
  なお、再度、少し内部でもその辺の事情をもう少し把握をしながら、もし足りないところであれば改善をしてまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  これからいろいろな、菊まつりのイベントとか、いろいろあります。そういったときには集中してやらなきゃならないときはならないと思うんです。ただ、それにしてもやはりいろいろなことを業務をバランスよくやっていくとか、そんな配慮をしていただいて、ぜひ職員の健康管理、それから公共サービスにぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。
  私の持ち時間は終わりますので、いろいろと御答弁いただきましてありがとうございました。
○議長  2番高橋一郎議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時10分といたします。
午前11時02分  休憩
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