平成24年4月20日(金)午前10時00分開会・開議

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議事日程第1号
平成24年4月20日(金)午前10時開議

 議会報告  議会運営委員長報告

 日程第1 会議録署名議員の指名

 日程第2 会期の決定

 日程第3 諸般の報告

 日程第4 承第2号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第8号)についての専決処分の承認を求めることについて

 日程第5 承第3号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)についての専決処分の承認を求めることについて

 日程第6 報第1号 平成23年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について

 日程第7 報第2号 平成23年度南陽市介護保険特別会計予算繰越明許費の繰越額報告について

 日程第8 議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第9 議第40号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第10 議第41号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第11 発議第2号 新文化会館建設検討特別委員会の設置について

 日程第12 新文化会館建設検討特別委員会委員の選任について

   閉会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第1号に同じ

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出欠席議員氏名

◎出席議員(17名)
 1番 白岩  孝夫  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合   猛  議員      10番 髙橋   弘   議員
11番 板垣 致江子  議員       12番 髙橋   篤  議員
13番 田中  貞一   議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤   明   議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員

◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長                             安達 正司 副市長

板垣 俊一 総務課長                       伊藤 賢一 政策主幹

大坂 剛司 企画財政課長                 山田 俊彦 税務課長

堀  啓治 危機管理課長                  鈴木 隆一 市民課長

大沼 豊広 福祉課長                       小野田 新一 保健課長

大友 直秀 農林課長                       髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長

新野 甚吉 建設課長                       髙橋 秀雄 上下水道課長

濱田 俊明 会計管理者                    猪野  忠 教育長

樋口 一志 教育次長                       安部 史生 管理課長

淀野 秀樹 学校教育課長                 尾形 真人 社会教育課長

江口 和浩 スポーツ文化課長            青木  勲 代表監査委員

星  弘文 選挙管理委員会               伊藤 圭一 農業委員会事務局長
事務局長(併)監査委員事務局長

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事務局職員出席者
中條 晴雄 事務局長                       板垣 幸広 局長補佐

安部 真由美 庶務係長                      髙橋 宏治 書記



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開会
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  去る4月13日告示になりました平成24年南陽市議会第2回臨時会を開会いたします。

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開議
○議長  ただいま出席されている議員は17名であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第1号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本臨時会の運営等について、議会運営委員会委員長より報告を願います。
  委員長 髙橋 篤議員。
〔議会運営委員長 髙橋 篤議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  私から議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本日招集されました平成24年第2回臨時会の運営について、去る4月17日午後4時より議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。
  最初に、会期について申し上げます。
  本臨時会に提案されます議案は、承認案2件、報告2件、条例案3件、発議案1件の計8件であります。
  当局より総務課長、政策主幹及び企画財政課長の出席を求め提出議案の説明を受け、協議をいたしました結果、本臨時会の会期を本日1日とすることに決しました。
  次に、議案の審査について申し上げます。
  まず、承認案2件については、一括議題とし、提案理由説明、委員会付託省略、1件ずつ質疑、討論、表決を行うことといたしました。
  報告2件については、1件ずつ説明を求め、質疑、了承の順に行うことといたしました。
  次に、条例案3件についてでありますが、一括議題とし、提案理由説明、総括質疑の後、総務常任委員会に付託し、本会議休憩中、委員会を開催し、審査、審査終了後、委員長報告、質疑、討論、表決の順で行うことといたしました。
  最後に、発議案1件については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で行うことといたしました。
  以上、本臨時会の運営について議会運営委員会において協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。

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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長が指名いたします。
  会議録署名議員は、1番白岩孝夫議員、10番髙橋 弘議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

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日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。本臨時会の会期については、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日より1日としたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決しました。

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日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
  本臨時会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議員派遣の報告は別紙のとおりでございますので、御了承願います。

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日程第4 承第2号から
日程第5 承第3号まで計2件
○議長  日程第4 承第2号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第8号)についての専決処分の承認を求めることについて及び日程第5 承第3号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)についての専決処分の承認を求めることについての承認案2件を議事の都合により一括議題といたします。
  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  ただいま上程されました承第2号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第8号)についての専決処分の承認を求めることについて及び承第3号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)についての専決処分の承認を求めることについての承認案2件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。
  初めに、承第2号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第8号)についての専決処分の承認を求めることについて申し上げます。
  本案は、小学校耐震補強事業交付金の交付決定を受けて、事業費の財源更正を行うほか、国の補正予算により措置された学校再編整備事業費などの繰越明許費の設定、債務負担行為の廃止、地方債の補正について、補正予算の専決処分をいたしたものでございます。
  次に、承第3号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)についての専決処分の承認を求めることについて申し上げます。
  本案は、国の補正予算により措置された介護保険会計一般管理費の繰越明許費の設定について、補正予算の専決処分をいたしたものでございます。
  以上、承認案2件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げましたが、御審議の上、御承認くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
  以上であります。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております承第2号及び承第3号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第2号及び承第3号は、委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。
  最初に、承第2号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第8号)についての専決処分の承認を求めることについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。承第2号 平成23年度南陽市一般会計補正予算(第8号)についての専決処分の承認を求めることについて、これを承認したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第2号は承認することに決しました。
  次に、承第3号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)についての専決処分の承認を求めることについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。承第3号 平成23年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)についての専決処分の承認を求めることについて、これを承認したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、承第3号は承認することに決しました。

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日程第6 報第1号 平成23年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について
○議長  日程第6 報第1号 平成23年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告についてであります。
  この際、市長より説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました報第1号 平成23年度南陽市一般会計予算繰越明許費の繰越額報告について申し上げます。
  本案は、平成23年度予算に計上しました事業のうち、地籍調査事業、小学校地震補強等整備事業、中学校一般管理費校用備品購入、学校再編整備事業につきまして、年度内に事業完了が困難であることから、繰越明許費として平成24年度に繰り越したため、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、御報告いたすものでございます。
  繰越額につきましては、繰越計算書を御高覧いただきたいと存じます。
  以上、御報告を申し上げます。
○議長  ただいまの報告に対して、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。報第1号は、これを了承したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、報第1号は了承することに決しました。

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日程第7 報第2号 平成23年度南陽市介護保険特別会計予算繰越明許費の繰越額報告について
○議長  日程第7 報第2号 平成23年度南陽市介護保険特別会計予算繰越明許費の繰越額報告についてであります。
  この際、市長より説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました報第2号 平成23年度南陽市介護保険特別会計予算繰越明許費の繰越額報告について申し上げます。
  本案は、平成23年度予算に計上しました介護保険会計一般管理費、介護保険システム改修委託料につきまして、年度内に事業完了が困難であることから、繰越明許費として平成24年度に繰り越したため、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、御報告いたすものでございます。
  繰越額につきましては、繰越計算書を御高覧いただきたいと存じます。
  以上、御報告を申し上げます。
○議長  ただいまの報告に対して、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。報第2号は、これを了承したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、報第2号は了承することに決しました。

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日程第 8 議第39号から
日程第10 議第41号まで計3件
○議長  日程第8 議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第10 議第41号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案3件を、議事の都合により一括して議題といたします。
  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定についてから議第41号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案3件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。
  初めに、議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法等の一部改正に伴い、東日本大震災に関連し、地方公共団体が緊急に実施する防災施策の財源確保、納税者の負担軽減等を図るため条例の一部を改正するものでございます。
  次に、議第40号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法等の一部改正に伴い、住宅用地の特例措置廃止及び土地の負担調整措置を継続するため、条例の一部を改正するものでございます。
  次に、議第41号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法等の一部改正に伴い、東日本大震災に関連し、特別措置の期間延長による納税者の負担軽減を図るため、条例の一部を改正するものでございます。
  以上、議案3件につきまして一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいま議題となっております議案3件について、総括して質疑ございませんか。
  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  議第39号について、市長にお尋ねいたします。
  ただいま提案の中で、東日本大震災からの復興と、それで財源の確保のための課税というふうになると思うわけですけれども、これをいろいろ聞いてみますと、市民税が500円、県民税が500円、合わせて1,000円の負担になると、こういうことになっておるわけですが、市ではどの程度の負担になるのか、まず1点お尋ねをしたいと思います。
  それから、私は、常々申し上げているんでありますが、税制の基本は応能負担と、こういうふうに思うわけであります。そういう点からも、上位法であるわけですけれども、それにもかかわらず復興となれば、そこに大震災のために使うのならばわかるんですが、そうでないというお話でありますが、一体どういうふうなところに使うのか、お尋ねをしたいというふうに思います。
  それから、もう一点でありますが、国はさまざま市民の皆さんに負担を求めるわけでございますが、来年度から法人税が下がると、減税になるというお話を聞いているんですが、その辺の状況も踏まえて御答弁願いたいと思います。
  以上です。
○議長  答弁を求めます。
  山田税務課長。
○税務課長  それでは、御質問をいただきました部分でお答えを申し上げます。
  まず、市民税のほうの均等割を500円上げるというふうなことがあるんだが、その税額はどのぐらいになるんだというふうな、今1点目のお話かと思います。
  そちらについては、大体現在、均等割で納税していただいている方は1万5,000人ほどいらっしゃいます。そういった中で500円の加算というふうになりますと、750万円ほど増収になるのかというふうには見ているところでございます。
  あと、2点目でございますが、防災関係というふうなことでございますけれども、やはり実際に防災の、例えば南陽市にも公共施設がございますけれども、そういった中での耐震とか、あと防災用品、そういったものに充当すると、今回の東日本大震災に関しての防災関係の税額の増収を目指しているというふうになっております。
  あと、法人税関係でございますけれども、実際に今回、減収というふうなことの、常任委員会でも詳しく御説明させていただく予定でございましたけれども、今回、法人税のほうを実効税率というものが5%引き下げるというふうなことになって、これは景気対策と言われているようでございますけれども、そちらのほうで県と市の税額、当然合わせて減収となる予定でございます。
  そういった中で、私ども市も減収、ただ、県については課税ベースの拡大というふうなことになりまして、そちらにおいては、その分の補てん増収になるという予定でございます。
  そうしますと、法人市民税だけが下がるというふうになります。その分を補うために、たばこ税のほうから補てんをするというふうな今、考え方でございます。そちらのほう、たばこ税については、約14%の引き上げになります。そういった中で、本年のたばこ税の実績が2億3,000万円でございます。私ども、そういった中では、14%といいますと、3,200万円ほど加算というふうに見ておりますが、ただ、法人市民税のほうが減額いたしますので、そちらのほうが2,500万円ほど減額をするというふうになっているところでございますので、若干たばこ税で負担が軽減されるのかなと考えているところでございます。
  以上でございます。
○議長  佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  今、答弁いただいたわけですけれども、それにしても解せないというのが私の意見です。というのは、東日本大震災で岩手、宮城、福島と、それに加えて原発、こういう状況の中で、本来ならば、国が復旧・復興に対して負担をしなければならないというような大原則があるわけですけれども、それを地方の均等割に出して、そしてやるなんていうのは、本来あってはならないと私は思うんです。
  これは上位法ですから、市は国の言いなりになるしかないわけですけれども、それしても、やはり国に大いに意見を言うということが私は大事だと思うんですが、そういう立場から、こういった方策をとるというのは、決して正しいことではないと私は思うんですけれども、先ほども申しましたが、やはり税制は基本的には応能負担と、これが大原則だと思うんですが、市長にお尋ねしたいんですが、この辺のことについて、責任者としてどうお考えでしょうか。
  それから、先ほど課長がおっしゃったように、たばこ税等々で帳じりを合わせると、こういうお話でありましたが、たばこもしょっちゅう上がっているわけですね。庶民のささやかな憩いの一服を奪うと、こう言わざるを得ないわけですが、本来これもあってはならないと私は思うんです。ですから、復興・復旧は、国がすべてやるというのが原則ではないでしょうか。その辺どうですか。
○議長  市長。
○市長  さまざまな考えがあってしかるべきというふうに思っておりますが、基本的には国民の命を守るのが国だと、こういうことを私は以前からお話をしているとおりであります。
  しかし、国といえども、財源がなければそれを賄うことができないと、こういうことでありますので、基本は基本でありますが、こういった法律上の制度ができれば、私たちとしては何ともいたし方ないと、法にのっとって粛々と事を進める以外に方法はないわけで、気持ちとしては、佐藤議員といつも同じなんですが、立場が立場でありますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  最後ですけれども、佐藤議員とは常に同じ意見ですというふうなお話でありますが、同じならば、やはり声を大にして国に対して市の御意見を申し上げると、これが私は大事だと思うんです。
  常に市長も声高らかに、市民の声を市長会あるいは県に陳情に行ったときに言っているというふうなお話でありますが、ならば、全国の市長会あるいは公共六団体等でこの問題等について、やはり復旧・復興は基本的には東電と国でやるというのが私は基本であります。そういう点で、そういう立場から、ぜひとも市長から、これからいろいろ上京されるとき、あるいは県の会議等で指摘していっていただきたいと、このように思いますが、いかがでしょうか。
○議長  市長。
○市長  先ほども申し上げましたように、国には国の事情というものもあるだろうし、考え方もさまざま。しかし、先立つものはやはり財源ということになりますので、その辺を十分勘案しながら、今、行政として、あるいは地方として何を発言すべきかをしっかり踏まえて対応していきたい、こんなふうに思っております。
○議長  山田税務課長。
○税務課長  先ほど、たばこ税の引き上げというふうなところで、ちょっと舌足らずでございましたので、補足をさせていただきます。
  税額の全体が上がるというふうなことではございません。当然、たばこ税の中には県と市とございまして、そちらのほうの県が別なほうで増収になるものですから、その分を県のたばこ税のほうから市のほうにいただくというふうな考え方ですので、実際に今、たばこを愛煙していらっしゃる方については、たばこが上がるというふうなことではございませんので、御説明させていただきます。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  ただいま議題となっております条例案3件は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付託表のとおり、所管の総務常任委員会に付託いたします。
○議長  なお、本議案の審査は、この後の休憩中に総務常任委員会を開催し、御審議願います。
  ここで暫時休憩いたします。
  再開は予鈴によりお知らせいたします。
午前10時33分  休憩
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午前11時22分  再開
○議長  再開いたします。

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 (総務常任委員長報告)
日程第8 議第39号から
日程第10 議第41号まで計3件
○議長  ただいま議題となっております、議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定についてから議第41号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案3件について、総務常任委員長の報告を求めます。
  総務常任委員長 吉田美枝議員。
〔総務常任委員長 吉田美枝議員 登壇〕
○総務常任委員長  私から総務常任委員会の報告を申し上げます。
  本臨時会において、当委員会に付託されました議案3件について、先ほど第2委員会室において、関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法の一部改正する法律等の施行に伴い、所要の改正を行うため、南陽市税条例の一部を改正するものであります。
  当局から、主な改正内容6点について説明を受けました。
  まず、第1点目の個人住民税における退職所得の10%税額控除の廃止については、算出された退職所得に係る税額から市民税6%、県民税4%、合わせて10%を特例として税額控除していたものを、平成25年1月1日以後に支払われる退職手当等から特例部分が廃止されること。
  委員から、増収額はどれくらいかとの質問があり、増収予定額は約108万円との説明がありました。
  2点目の個人市民税の均等割の税率の引き上げについては、平成26年度から平成35年度までに限り、均等割の税率を現行の3,000円から3,500円に引き上げるものであること。
  いずれも改正理由は、東日本大震災からの復興を図ることを目的として、地方自治体が実施する防災、減災等のための施策に要する経費の財源を確保するためであること。
  3点目の東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例については、東日本大震災被災者の税負担を軽減するため、特別控除の適用期限を現行3年から7年に延長することとなったための改正であること。
  4点目の市たばこ税の税率の引き上げについては、法人実効税率の5%引き下げに伴い、法人市民税が減収となる一方で、県においては課税ベースの拡大で法人事業税が増収となり、市の減収を調整するため、県たばこ税の一部が市たばこ税に移譲されるものであること。
  5点目の固定資産税の住宅用地に係る据置特例の廃止については、前年度課税標準額を据え置く特例措置が当初の目的はおおむね達成されたため、平成24年度、平成25年度の2年間の経過措置を経て、据置特例を平成26年度に廃止するものであること。
  6点目の固定資産税の特例措置の継続・延長については、土地に係る現行の負担調整措置を3年間継続するために、また、新築住宅等に係る固定資産税の減額措置の適用期限を2年間延長するために、所要の改正であるとの説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第40号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法の一部改正する法律等の施行に伴い、所要の改正を行うため、南陽市都市計画税条例の一部を改正するものであります。
  当局から、南陽市税条例の固定資産税改正と同様に、住宅用地に係る据置特例の廃止と土地に係る特例措置を継続するために改正するものであるとの説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第41号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法の一部を改正する法律等の施行に伴い、所要の改正を行うため、南陽市国民健康保険税条例の一部を改正するものであります。
  当局から、改正内容は、南陽市税条例の改正と同様に、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡所得の延長の特例を、現行の3年から7年に延長するものとの説明を受けました。
  委員から、市内に該当者がいるのか質問があり、当局からは、該当者は宮城県からの1件であるとの説明がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの総務常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
  佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  この問題ですけれども、特に議第39号の市条例の改正ということでありますが、均等税率の引き上げの件ですけれども、先ほど議論しましたが、総務に付託されたということで、総務常任委員長にお尋ねしたいんですけれども、この税率の引き上げ等について、どういう議論をされたでしょうか。
○議長  総務常任委員長 吉田美枝議員。
○総務常任委員長  税率の引き上げに関しましては、東日本大震災からの復興財源に充てるというような目的から、これはいたし方ないのではないかというようなことに終始いたしました。
  以上です。
○議長  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  いたし方ないというふうな委員長の御答弁でありましたが、私は、本来ならば、先ほど来、議論しましたが、やはり被災者を励ます意味からも、国と東電でやるべきだと再三指摘してまいりましたが、私は、この案件については反対の立場を表明したいと思います。
  以上です。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  ただいまの総務常任委員長報告に対し、15番佐藤 明議員より議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定について異議がありましたので、分割して採決を行います。
  まず初めに、議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定についての採決を行います。
  お諮りいたします。議第39号の採決は、起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。議第39号 南陽市税条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長  起立多数であります。よって、議第39号は総務常任委員長報告のとおり決しました。
  次に、お諮りいたします。議第39号を除く議案2件について、総務常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第39号を除く議案2件について、総務常任委員長報告のとおり決しました。

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日程第11 発議第2号 新文化会館建設検討特別委員会の設置について
○議長  日程第11 発議第2号 新文化会館建設検討特別委員会の設置についてを議題といたします。
  ここで、提案理由の説明を求めます。
  10番髙橋 弘議員。
〔10番 高橋 弘議員 登壇〕
○髙橋 弘議員  私から、発議第2号 新文化会館建設検討特別委員会の設置について、提案理由を申し上げます。
  新文化会館の建設につきましては、昨年10月の議員全員協議会において、市当局が設置した「(仮称)南陽市文化会館建設検討委員会」の中間報告の説明がなされ、その後、市内の諸団体を代表する方々で組織された有識者会議を受け、本年2月の議員全員協議会で検討委員会の報告書が示されております。
  また、3月定例会には、芸術文化の拠点施設整備事業費として、基本構想・基本設計費が計上され、可決されたところであります。
  現在の市民会館は、建築から43年が経過し、施設整備の老朽化や大きな地震による建物への影響も懸念される状況にあります。
  新文化会館建設は、芸術文化を創造する拠点づくりという本市の一大事業となるわけでありますので、議会といたしましても、さまざまな角度から調査・検討すべきと考え、ここに特別委員会の設置を御提案申し上げますので、議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げるものであります。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第2号は、会派会長全員の賛成を得て提案されたものであります。よって、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第2号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  ないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第2号 新文化会館建設検討特別委員会の設置については、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第2号は原案のとおり可決いたしました。

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日程第12 新文化会館建設検討特別委員会
      委員の選任について
○議長  日程第12 新文化会館建設検討特別委員会委員の選任についてを議題といたします。
  ただいま設置されました新文化会館建設検討特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において指名いたします。
  伊藤俊美議員、佐藤 明議員、板垣致江子議員、髙橋 弘議員、梅川信治議員、白鳥雅巳議員、以上6名を、新文化会館建設検討特別委員会委員に指名いたします。
  直ちに、新文化会館建設検討特別委員会を開催し、正副委員長の互選をお願いいたします。
  ここで暫時休憩いたします。
  再開は、予鈴をもってお知らせいたします。
午前11時41分  休憩
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午後0時00分  再開
○議長  再開いたします。
  休憩中に新文化会館建設検討特別委員会が開催され、正副委員長の互選が行われました。その結果が議長に届けられましたので、御報告いたします。
  委員長は伊藤俊美議員、副委員長は梅川信治議員の両名であります。
  ここで、委員長に就任いたしました伊藤俊美議員から、登壇の上、ごあいさつをいただきます。
  伊藤俊美議員。
〔新文化会館建設検討特別委員会委員長 伊藤俊美議員 登壇〕
○新文化会館建設検討特別委員会委員長  ただいま新文化会館建設特別委員長ということで御推薦をいただきました伊藤でございます。
  この案件につきましては、市民の方々からも大変な注目をされておるのが今の現状でございますので、当委員会としましても、十分な議論をしながら、よりよい建設に向けて、市民の方々が納得できるような状況に慎重に議論してまいりたいと、そのように思っておりますので、議員の皆様方初め、当局の方々も御了承いただいて、御指導のほどお願いをいたしたいと、そのように思っておりますので、皆さんの御協力をお願いいたします。よろしくお願い申し上げます。
○議長  どうもありがとうございました。
  次に、副委員長に就任いたしました梅川信治議員から自席よりごあいさつをいただきたいと思います。
  梅川信治議員。
○新文化会館建設検討特別委員会副委員長  御推薦をいただきました8番梅川でございます。
  先ほど委員長が言ったとおり、一生懸命やりたいというように思いますので、よろしくお願い申し上げます。
  以上です。
○議長  どうもありがとうございました。
  最後にお諮りいたします。本臨時会において議決されました議案の中で、整理を要するものにつきましては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任することに決しました。
  以上をもって、本臨時会に提案されました議案の審査はすべて終了いたしました。

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市長あいさつ
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  平成24年第2回臨時会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
  本臨時会におきまして御提案申し上げました議案につきましては、慎重に御審議を賜り、全議案とも原案のとおり御承認、御可決いただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。
  このたびの臨時会では、新文化会館建設検討特別委員会が設置されましたが、新文化会館建設につきましては、議会で請願が採択されてから十数年来の懸案事項でありますので、今後も皆様方の御意見を伺いながら、全力で取り組んでまいる所存でございますので、よろしく御指導のほどお願いを申し上げます。
  また、第5次総合計画がスタートし、2年目を迎えました。「確かな未来へ 夢はぐくむまち南陽」を目指して、引き続き、強い信念と情熱、スピード感を持って諸施策に取り組んでまいる所存でありますので、今後とも、なお一層の御指導、御協力を賜りますようにお願いを申し上げる次第であります。
  さて、13日に開幕いたしました「赤湯温泉桜まつり」でございますが、間もなく見ごろを迎える時期となるものと思っております。期間中は、多彩なイベントも予定されているようでございますので、ぜひ多くの方にごらんいただければと願っております。
  結びになりますが、議員各位におかれましては、時節柄御自愛をいただきまして、各般にわたり御健勝にて御活躍されますよう心からご祈念申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。
  本日はまことにありがとうございました。
  終わります。

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閉会
○議長  これをもちまして平成24年南陽市議会第2回臨時会を閉会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  御苦労さまでした。
午後 0時08分  閉会

南陽市議会議長 遠藤 榮吉
会議録署名議員 白岩 孝夫
同             髙橋  弘